JP2003293674A - シャッタ装置 - Google Patents
シャッタ装置Info
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- JP2003293674A JP2003293674A JP2002095370A JP2002095370A JP2003293674A JP 2003293674 A JP2003293674 A JP 2003293674A JP 2002095370 A JP2002095370 A JP 2002095370A JP 2002095370 A JP2002095370 A JP 2002095370A JP 2003293674 A JP2003293674 A JP 2003293674A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スペース的な余裕のない状況でも大きな開口部
を開閉するシャッタ装置の設置を可能とする。 【解決手段】屋内の間仕切りの開口部3の上辺に沿って
巻取りシャフトを設け、該巻取りシャフトに巻設したス
クリーンシャッタカーテン12により前記開口部を開閉
可能とした。
を開閉するシャッタ装置の設置を可能とする。 【解決手段】屋内の間仕切りの開口部3の上辺に沿って
巻取りシャフトを設け、該巻取りシャフトに巻設したス
クリーンシャッタカーテン12により前記開口部を開閉
可能とした。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建屋開口部等に設け
られるシャッタ装置に関し、例えば屋内の間仕切り開口
部等に設けられ、小さな設置スペースで大きな開口部を
開閉可能なシャッタ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年の高齢化に対し、一般住宅でも屋内
で車椅子による移動を可能とする建築様式が要求されて
おり、間仕切りの開口部も車椅子による通行を可能とす
る大きさが望まれている。 【0003】一般に屋内の間仕切りの開口部の開閉装置
としては、引戸或はヒンジに回転可能に支持された扉等
が設けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、開口部に前
記引戸を設ける場合は、開放時に引戸を収納する為開口
面積と同等の引戸収納スペースが必要であり、又開口部
に扉を設ける場合は扉が回転できるだけのスペースを必
要とする。特に、車椅子等が通過できる様な大きな開口
部とするには引戸、扉のいずれを設ける場合でも、大き
な設置スペースを必要としていた。この為、一般住宅等
の場合は、間仕切りに大きな開口部の開閉装置を設ける
のが困難であった。 【0005】本発明は斯かる実情に鑑み、スペース的な
余裕のない状況でも大きな開口部を開閉するシャッタ装
置の設置を可能とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、屋内の間仕切
りの開口部の上辺に沿って巻取りシャフトを設け、該巻
取りシャフトに巻設したスクリーンシャッタカーテンに
より前記開口部を開閉可能としたシャッタ装置に係るも
のである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。 【0008】図1は屋内の一画がパネル1,2によって
間仕切りされ、間仕切りの開口部3にスクリーン巻取り
式のシャッタ装置4が設けられた状態を示している。 【0009】図2、図3により該シャッタ装置4につい
て説明する。 【0010】建屋の壁面5,6とそれぞれ平行なパネル
1,2が鉤状に設けられ、前記パネル1には前記開口部
3が形成されている。前記パネル1,2により小部屋7
が画成され、該小部屋7は例えばシャワー室、トイレ等
に利用される。 【0011】前記開口部3の上辺に沿って巻取り部8が
設けられる。該巻取り部8には中空の巻取りシャフト9
が回転自在に設けられ、該巻取りシャフト9内部には図
示しない開閉モータが設けられ、該開閉モータにより前
記巻取りシャフト9が回転される様になっている。尚、
巻取りシャフトは、開口部の内側上辺に設けても、開口
部の外側で間仕切りの表面側又は裏面側の何れかの面側
の開口部上辺近傍に設けることも可能である。 【0012】前記開閉モータの操作は前記パネル1に設
けられた開閉ボタン31によって行われる。 【0013】前記開口部3の両側辺に沿ってガイドレー
ルユニット11,11が取付けられている。前記巻取り
シャフト9には屈撓自在な布製又は合成樹脂製のシート
状ののスクリーンシャッタカーテン12が巻設され、前
記巻取りシャフト9から繰出された前記スクリーンシャ
ッタカーテン12は、両側部を前記ガイドレールユニッ
ト11に案内され昇降する様になっている。前記スクリ
ーンシャッタカーテン12の下端には該スクリーンシャ
ッタカーテン12の全幅に亘ってカーテン下端部13が
設けられ、該カーテン下端部13の下面には全幅に亘っ
て封止部材14が設けられている。 【0014】前記スクリーンシャッタカーテン12は厚
みが薄く又屈撓自在であるので巻取った場合の巻径が小
さく、該スクリーンシャッタカーテン12の収納部は例
えば厚みが壁の厚み程度であり、設置する場合に必要と
される空間が小さく、場所的に余裕のない一般住宅にも
充分に設けることができるものである。 【0015】前記カーテン下端部13は適宜な重量を有
し、前記スクリーンシャッタカーテン12に所定の張力
を与える。又、前記封止部材14はゴム等弾性部材から
成る中空体であり、前記スクリーンシャッタカーテン1
2が完全に降下した状態で、床面に密着し、気密や防水
機能を発揮する。 【0016】図4に於いて前記ガイドレールユニット1
1について説明する。 【0017】該ガイドレールユニット11はアルミの押
出し成型、又は引抜き成型で形成された一対のガイドレ
ール片15a,15b及び該ガイドレール片15a,1
5bを連結する合成樹脂製の連結部材16a,16b及
び前記ガイドレールユニット11内に収納される合成樹
脂製のインナレール17によって構成されている。尚、
前記ガイドレール片15a,15b、連結部材16a,
16b、インナレール17はいずれも押出し成型、或は
引抜き成型されたものであり、図4で示す断面を有して
いる。 【0018】前記ガイドレール片15aと対峙するガイ
ドレール片15bとは同一断面を有し、対称的に配置さ
れている。以下はガイドレール片15aについて説明す
る。 【0019】該ガイドレール片15aは一端部(図4中
右端部)がコの字状に折返され、折返し片20に対向し
て突条18が突設されている。又、前記ガイドレール片
15aの他端部には一面が鋸歯状となっている突片19
が突設され、該突片19と前記突条18との間に前記突
片19とは対称の突片21が突設されている。該突片2
1と前記突片19との間にビスホールを形成する突条部
22,22が一対相対して形成されている。 【0020】前記連結部材16a,16bは一方のガイ
ドレール片15aと他方のガイドレール片15bを連結
するものであり、同一断面形状を有し対称に配置され
る。 【0021】以下前記連結部材16aについて説明す
る。 【0022】該連結部材16aは適宜な弾性を有する合
成樹脂であり、両端部が2股フォーク部23,23とな
っており、両2股フォーク部23,23は前記ガイドレ
ール片15a及びガイドレール片15bの前記突片1
9,19に嵌合する。又、前記2股フォーク部23の前
記突片19の鋸歯面に対峙する面は鋸歯状となってお
り、該突片19と2股フォーク部23とが嵌合すると該
2股フォーク部23が弾性力で前記突片19を挾持する
噛合状態となり、該突片19を前記2股フォーク部23
から抜脱するには嵌合する場合より大きな力が必要とな
る。 【0023】前記連結部材16bの2股フォーク部2
3,23も同様に前記ガイドレール片15a及びガイド
レール片15bの前記突片21,21に嵌合する。 【0024】尚、前記連結部材16a,16bは少なく
とも一部、即ち例えば2股フォーク部23の部分を合成
樹脂製としてもよい。 【0025】前記インナレール17は前記ガイドレール
片15aの前記突片21と突条18との間及び前記ガイ
ドレール片15bの前記突片21と突条18との間に収
納され、中央部に凸字状の溝24が形成され、両端部に
は前記突条18に向って突出するフック形状の緩衝部2
5が一体形成されている。前記インナレール17は硬質
の合成樹脂で成型され、前記緩衝部25の部分のみ弾性
の比較的軟質の合成樹脂で成型されている。 【0026】図5に於いて前記ガイドレールユニット1
1の取付け状態を説明する。 【0027】前記パネル1に前記連結部材16aを螺子
等の固定手段にて固定し、該連結部材16aの2股フォ
ーク部23に前記ガイドレール片15aを前記突片19
を介して嵌込み、又前記連結部材16bの2股フォーク
部23を前記ガイドレール片15aの突片21に嵌合
し、該突片21と前記突条18との間に前記インナレー
ル17を配置した状態で、前記ガイドレール片15bの
前記突片19及び前記突片21を前記連結部材16a,
16bにそれぞれ嵌合させる。 【0028】而して、前記ガイドレールユニット11が
構成され、前記ガイドレール片15aの前記折返し片2
0と前記ガイドレール片15bの前記折返し片20との
間にはガイド溝26が形成される。 【0029】前記スクリーンシャッタカーテン12の両
側端部は前記ガイド溝26に嵌合する凸部27が形成さ
れ、該凸部27には更に係合部である係合ピン28が設
けられている。該係合ピン28は先端にフランジ部が形
成され、所定ピッチで前記スクリーンシャッタカーテン
12の全長に亘り設けられて、前記溝24に摺動可能に
嵌合する様になっている。又、前記係合ピン28先端の
フランジ部は前記溝24に対して抜止めとなっている。 【0030】前記係合ピン28が前記溝24に嵌合した
状態では前記緩衝部25は前記突条18に当接してい
る。前記緩衝部25の弾性力により前記スクリーンシャ
ッタカーテン12の幅方向の位置決めがなされ、又該ス
クリーンシャッタカーテン12に過度の力が作用した場
合に、前記緩衝部25が撓んで前記スクリーンシャッタ
カーテン12に掛る負荷を減少させ、該スクリーンシャ
ッタカーテン12或は前記係合ピン28とインナレール
17との係合部分が破損することを防止する。 【0031】前記ガイドレールユニット11の少なくと
も一方のガイドレール片15、好ましくは室外側のガイ
ドレール片15、図5では前記ガイドレール片15bの
上端、下端の少なくとも一箇所にフック29が設けられ
る。該フック29はピン等を介して枢着され、折畳み可
能としてもよい。前記スクリーンシャッタカーテン12
の開閉は、開閉ボタン31(図1参照)を操作して行わ
れる。 【0032】次に、作動を説明する。 【0033】前記開閉ボタン31を操作して、前記スク
リーンシャッタカーテン12の開閉を行う。例えば、前
記開口部3を閉じる場合は、前記開閉ボタン31の閉ボ
タンを押し、図示しない開閉モータを駆動し、前記巻取
りシャフト9を図2中反時計方向に回転させ、前記スク
リーンシャッタカーテン12を繰出す。該スクリーンシ
ャッタカーテン12下端のカーテン下端部13により前
記スクリーンシャッタカーテン12が引出される。前記
封止部材14が床面に達し、所要量圧縮された位置で、
前記巻取りシャフト9内に設けられたリミットスイッチ
が作動し、開閉モータが停止する。 【0034】前記開口部3を開く場合は、開ボタンを押
すことで、前記開閉モータが駆動され、前記巻取りシャ
フト9が時計方向に回転されて前記スクリーンシャッタ
カーテン12が巻取られる。 【0035】前記スクリーンシャッタカーテン12が前
記開口部3を閉鎖した状態で、停電等で前記スクリーン
シャッタカーテン12を開くことができなくなった場合
で、緊急に前記小部屋7内に出入りする必要が生じた場
合、例えば該小部屋7に在室している者が体の不調を訴
えた場合等、室外者が前記フック29を持ちガイドレー
ル片15bを引剥がす。該ガイドレール片15bを保持
しているのは前記突片19、前記突片21が嵌合してい
る前記2股フォーク部23の弾性力による保持力のみで
あるので、保持力以上の大きな抜脱力を掛けることで、
前記ガイドレール片15bを傷つけることなく、該ガイ
ドレール片15bを抜去できる。尚、前記2股フォーク
部23の保持力は合成樹脂の弾性力であり、前記ガイド
レール片15bは一般の人で充分に引剥がすことが可能
である。 【0036】在室者が車椅子を使用している場合は、両
側のガイドレールユニット11のガイドレール片15b
を引剥がし、そうでない場合は一方のガイドレール片1
5bのみを引剥がす。該ガイドレール片15bを取外す
ことで、前記ガイドレールユニット11による前記スク
リーンシャッタカーテン12のガイド状態が解除され、
該スクリーンシャッタカーテン12は端部にインナレー
ル17が取付けられた状態で大きくめくることができ、
在室者を室外に連出すことができる。 【0037】緊急時の対応が完了し、前記シャッタ装置
4を元の状態に復旧する場合には、単に前記ガイドレー
ル片15bを前記インナレール17と共に前記連結部材
16a,16bに填戻すだけでよい。 【0038】該連結部材16a,16bは弾性部材であ
るので、前記ガイドレール片15bを繰返し着脱しても
該ガイドレール片15bの保持力は損われない。 【0039】前記ガイドレールユニット11の取付け方
法としては、該ガイドレールユニット11を前記パネル
1の端面でなく、表面又は裏面に設けることができる。
例えば、前記ガイドレールユニット11を前記パネル1
の表面に取付ける場合は、前記ガイドレール片15aを
前記パネル1の表面に螺子等の固定手段により固定す
る。この場合、引剥がすのはガイドレール片15bに限
定される。 【0040】上記した様に、前記ガイドレールユニット
11を分割構造とし、前記スクリーンシャッタカーテン
12を前記ガイドレールユニット11から外すことを可
能としたが、分割構造としては種々考えられ、例えば図
6〜図8に示すものがある。尚、図6〜図8中、図4中
で示したものと同等のものには同符号を付し、突条部2
2については省略して示している。 【0041】図6に示すガイドレールユニット11で
は、ガイドレール片15aの突片21とガイドレール片
15bの突片21との連結は連結部材16bで行ってい
る。又前記ガイドレール片15a、ガイドレール片15
bの端部には突片19の代りに端片19a,19bを形
成している。該端片19aは斜めに立上がるヒンジ腕部
32、該ヒンジ腕部32の先端に形成された半円筒部3
3を有している。 【0042】又、前記端片19bは斜めに立上がるヒン
ジ腕部34、該ヒンジ腕部34の先端に形成され前記半
円筒部33と回転自在に嵌合する円柱部35を有してい
る。 【0043】尚、前記ガイドレール片15a、ガイドレ
ール片15b間の回転によりガイド溝26が開放される
ので、前記ガイドレール片15a、又は前記ガイドレー
ル片15bのいずれかがパネル1表面又は壁面に取付け
られる。 【0044】緊急時、前記スクリーンシャッタカーテン
12を取外す場合は、固定されていない方のガイドレー
ル片15を引剥がすことで、前記連結部材16bより前
記突片21が抜脱され、前記半円筒部33、前記円柱部
35を中心に前記ガイドレール片15が回転し、前記ガ
イド溝26が大きく開かれ、前記スクリーンシャッタカ
ーテン12を取外すことができる。 【0045】図7は剥離可能な接合部材40を使用した
場合を示している。 【0046】端片19aの先端に雌嵌合部36を形成
し、端片19bの先端に前記雌嵌合部36と嵌合する雄
嵌合部37を形成する。突片21aの先端にフランジ部
38を形成し、突片21bの先端にフランジ部39を形
成し、前記フランジ部38と前記フランジ部39間に前
記接合部材40を設け、該接合部材40により前記フラ
ンジ部38と前記フランジ部39とを接合する。 【0047】前記接合部材40は例えば、一対のテープ
材から構成され、一方のテープ材の接合面には屈撓自在
なループ線材が密集して植設され、他方のテープ材の接
合面には硬質線材の鉤片が密集して植設され、両テープ
材を押圧すると前記鉤片とループ線材が係合して接合力
を発揮するものである。 【0048】又、前記接合部材40は両面テープであっ
てもよく、この場合、適宜な接合力と、適宜な引剥がし
力となる様、接着面積、即ち前記フランジ部38,39
の幅寸法を選択する。 【0049】図8に示すガイドレールユニット11では
部材自体の嵌合力を利用してガイドレール片15aとガ
イドレール片15bとを合体させている。 【0050】前記端片19aの先端に前記雌嵌合部36
を形成し、前記端片19bの先端に前記雌嵌合部36に
圧入される前記雄嵌合部37を形成する。又、前記突片
21aの先端に雌嵌合部41を形成し、前記突片21b
の先端に前記雌嵌合部41に圧入される雄嵌合部42を
形成する。 【0051】前記ガイドレール片15aと前記ガイドレ
ール片15bの合体は前記雌嵌合部36に前記雄嵌合部
37を、及び前記雌嵌合部41に前記雄嵌合部42をそ
れぞれ圧入することで嵌合力が発生し、前記ガイドレー
ル片15aと前記ガイドレール片15bが合体し、又該
ガイドレール片15a、ガイドレール片15bの一方を
引剥がすことで、前記ガイド溝26を開放することがで
きる。 【0052】尚、前記ガイドレール片15a、ガイドレ
ール片15bが分解、分離できる構造としては上記した
構造以外にも種々考えられることは勿論であり、該ガイ
ドレール片15aとガイドレール片15bが同一形状で
ある必要もない。 【0053】上記実施の形態では緊急時に、前記ガイド
レールユニット11を開放して前記スクリーンシャッタ
カーテン12が外れる様にしたが、該スクリーンシャッ
タカーテン12の一部がチャック等により接合され、該
チャック等によりスクリーンシャッタカーテン12自体
を開放可能としてもよい。 【0054】又、小部屋7の内部の様子を把握できる様
にし、緊急時に迅速に対応できる様にすることもでき
る。 【0055】前記スクリーンシャッタカーテン12の材
質を半透明性のものを使用することで、該スクリーンシ
ャッタカーテン12を通して前記小部屋7に在室してい
る者のシルエットを窺うことができ、在室者に異常があ
った場合に直ちに対応することができる。 【0056】尚、半透明のスクリーンシャッタカーテン
12の材質としては、ガラス繊維のメッシュ生地に透明
又は半透明のビニールをコーティングしたもの等が挙げ
られ、強度が高く、屈撓性に優れ、伸縮性が少なく該ス
クリーンシャッタカーテン12の材質としては適してい
る。又、スクリーンシャッタカーテンは、合成樹脂を主
材としたものでも使用可能である。 【0057】又、スクリーンシャッタカーテン12の一
部を半透明性にしてもよい。この場合上記した半透明の
スクリーンシャッタカーテン12に一部を残して不透明
のビニールをコーティングする等の処理をすればよい。 【0058】更に、前記スクリーンシャッタカーテン1
2としては布製又は合成樹脂製のシート状のものではな
く、合成樹脂製のスラットや金属製のスラットを屈撓自
在に連結して構成した巻取り式のシャッタ装置、或はス
クリーンシャッタカーテン12にパネルを屈撓自在に連
結して構成したパネルシャッタにも実施可能である。
又、ガイドレールユニットの構造は任意であり、図4、
図5で示したインナレール17、該インナレール17と
係合する係合部である係合ピン28は省略することがで
きる。又巻取り式でなく、折畳み式、送込み式、分離重
合式等のシャッタ装置にも実施可能である。 【0059】図9は本発明に係るシャッタ装置4の設置
例を示している。 【0060】該設置例では小部屋7aと小部屋7bがパ
ネル1a,1b及びパネル44とで画成され、前記小部
屋7a,7bが前記パネル44を介して連設された場合
であり、開口部3a及び開口部3bを開閉する為にシャ
ッタ装置4a、シャッタ装置4bが設けられている。 【0061】前記開口部3aを形成する前記パネル1a
の端面にガイドレールユニット11aが設けられ、前記
開口部3bを形成する前記パネル1bの端面にガイドレ
ールユニット11bが設けられている。 【0062】前記パネル44の端面にはガイドレール4
5が設けられている。該ガイドレール45は両端面にガ
イド溝を有する略H形状をしており、該ガイドレール4
5は前記シャッタ装置4aとシャッタ装置4bによって
共用されており、前記ガイドレールユニット11aとガ
イドレール45との間にスクリーンシャッタカーテン1
2aが設けられ、前記ガイドレール11bと前記ガイド
レール45間にスクリーンシャッタカーテン12bが設
けられている。前記ガイドレール45が両シャッタ装置
4a,4bの共通のガイドレールとすることで、前記開
口部3aと開口部3b間にパネルを設ける必要がなく、
前記開口部3aと開口部3bの開口面積を大きくとれ
る。 【0063】尚、上記実施の形態は電動式のシャッタ装
置を説明したが、手動式のシャッタ装置等で実施するこ
とも可能である。手動で開閉を行うものでは例えばスク
リーンシャッタカーテンがバランススプリングにより開
方向に付勢されており、又スクリーンシャッタカーテン
を引下ろした場合には任意の位置でスクリーンシャッタ
カーテンが保持される機構を具備しているものでよい。
又、手動で開閉を行うものでは完全に閉鎖した状態で施
錠が可能となっているものがある。 【0064】尚、上記各実施の形態に於いて、少なくと
も一方のガイドレールユニットがガイド溝を開放できる
様になっていればよい。 【0065】 【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、屋内の
間仕切りの開口部の上辺に沿って巻取りシャフトを設
け、該巻取りシャフトに巻設したスクリーンシャッタカ
ーテンにより前記開口部を開閉可能としたので、巻取り
シャフトの巻径が小さく、又スクリーンシャッタカーテ
ン収納部は開口部の上部に設置して空間が有効に利用で
き、又開閉の為のスペースが必要なく、スペース的な余
裕のない状況でも大きな開口部を開閉するシャッタ装置
の設置を可能とするという優れた効果を発揮する。
られるシャッタ装置に関し、例えば屋内の間仕切り開口
部等に設けられ、小さな設置スペースで大きな開口部を
開閉可能なシャッタ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年の高齢化に対し、一般住宅でも屋内
で車椅子による移動を可能とする建築様式が要求されて
おり、間仕切りの開口部も車椅子による通行を可能とす
る大きさが望まれている。 【0003】一般に屋内の間仕切りの開口部の開閉装置
としては、引戸或はヒンジに回転可能に支持された扉等
が設けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、開口部に前
記引戸を設ける場合は、開放時に引戸を収納する為開口
面積と同等の引戸収納スペースが必要であり、又開口部
に扉を設ける場合は扉が回転できるだけのスペースを必
要とする。特に、車椅子等が通過できる様な大きな開口
部とするには引戸、扉のいずれを設ける場合でも、大き
な設置スペースを必要としていた。この為、一般住宅等
の場合は、間仕切りに大きな開口部の開閉装置を設ける
のが困難であった。 【0005】本発明は斯かる実情に鑑み、スペース的な
余裕のない状況でも大きな開口部を開閉するシャッタ装
置の設置を可能とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、屋内の間仕切
りの開口部の上辺に沿って巻取りシャフトを設け、該巻
取りシャフトに巻設したスクリーンシャッタカーテンに
より前記開口部を開閉可能としたシャッタ装置に係るも
のである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。 【0008】図1は屋内の一画がパネル1,2によって
間仕切りされ、間仕切りの開口部3にスクリーン巻取り
式のシャッタ装置4が設けられた状態を示している。 【0009】図2、図3により該シャッタ装置4につい
て説明する。 【0010】建屋の壁面5,6とそれぞれ平行なパネル
1,2が鉤状に設けられ、前記パネル1には前記開口部
3が形成されている。前記パネル1,2により小部屋7
が画成され、該小部屋7は例えばシャワー室、トイレ等
に利用される。 【0011】前記開口部3の上辺に沿って巻取り部8が
設けられる。該巻取り部8には中空の巻取りシャフト9
が回転自在に設けられ、該巻取りシャフト9内部には図
示しない開閉モータが設けられ、該開閉モータにより前
記巻取りシャフト9が回転される様になっている。尚、
巻取りシャフトは、開口部の内側上辺に設けても、開口
部の外側で間仕切りの表面側又は裏面側の何れかの面側
の開口部上辺近傍に設けることも可能である。 【0012】前記開閉モータの操作は前記パネル1に設
けられた開閉ボタン31によって行われる。 【0013】前記開口部3の両側辺に沿ってガイドレー
ルユニット11,11が取付けられている。前記巻取り
シャフト9には屈撓自在な布製又は合成樹脂製のシート
状ののスクリーンシャッタカーテン12が巻設され、前
記巻取りシャフト9から繰出された前記スクリーンシャ
ッタカーテン12は、両側部を前記ガイドレールユニッ
ト11に案内され昇降する様になっている。前記スクリ
ーンシャッタカーテン12の下端には該スクリーンシャ
ッタカーテン12の全幅に亘ってカーテン下端部13が
設けられ、該カーテン下端部13の下面には全幅に亘っ
て封止部材14が設けられている。 【0014】前記スクリーンシャッタカーテン12は厚
みが薄く又屈撓自在であるので巻取った場合の巻径が小
さく、該スクリーンシャッタカーテン12の収納部は例
えば厚みが壁の厚み程度であり、設置する場合に必要と
される空間が小さく、場所的に余裕のない一般住宅にも
充分に設けることができるものである。 【0015】前記カーテン下端部13は適宜な重量を有
し、前記スクリーンシャッタカーテン12に所定の張力
を与える。又、前記封止部材14はゴム等弾性部材から
成る中空体であり、前記スクリーンシャッタカーテン1
2が完全に降下した状態で、床面に密着し、気密や防水
機能を発揮する。 【0016】図4に於いて前記ガイドレールユニット1
1について説明する。 【0017】該ガイドレールユニット11はアルミの押
出し成型、又は引抜き成型で形成された一対のガイドレ
ール片15a,15b及び該ガイドレール片15a,1
5bを連結する合成樹脂製の連結部材16a,16b及
び前記ガイドレールユニット11内に収納される合成樹
脂製のインナレール17によって構成されている。尚、
前記ガイドレール片15a,15b、連結部材16a,
16b、インナレール17はいずれも押出し成型、或は
引抜き成型されたものであり、図4で示す断面を有して
いる。 【0018】前記ガイドレール片15aと対峙するガイ
ドレール片15bとは同一断面を有し、対称的に配置さ
れている。以下はガイドレール片15aについて説明す
る。 【0019】該ガイドレール片15aは一端部(図4中
右端部)がコの字状に折返され、折返し片20に対向し
て突条18が突設されている。又、前記ガイドレール片
15aの他端部には一面が鋸歯状となっている突片19
が突設され、該突片19と前記突条18との間に前記突
片19とは対称の突片21が突設されている。該突片2
1と前記突片19との間にビスホールを形成する突条部
22,22が一対相対して形成されている。 【0020】前記連結部材16a,16bは一方のガイ
ドレール片15aと他方のガイドレール片15bを連結
するものであり、同一断面形状を有し対称に配置され
る。 【0021】以下前記連結部材16aについて説明す
る。 【0022】該連結部材16aは適宜な弾性を有する合
成樹脂であり、両端部が2股フォーク部23,23とな
っており、両2股フォーク部23,23は前記ガイドレ
ール片15a及びガイドレール片15bの前記突片1
9,19に嵌合する。又、前記2股フォーク部23の前
記突片19の鋸歯面に対峙する面は鋸歯状となってお
り、該突片19と2股フォーク部23とが嵌合すると該
2股フォーク部23が弾性力で前記突片19を挾持する
噛合状態となり、該突片19を前記2股フォーク部23
から抜脱するには嵌合する場合より大きな力が必要とな
る。 【0023】前記連結部材16bの2股フォーク部2
3,23も同様に前記ガイドレール片15a及びガイド
レール片15bの前記突片21,21に嵌合する。 【0024】尚、前記連結部材16a,16bは少なく
とも一部、即ち例えば2股フォーク部23の部分を合成
樹脂製としてもよい。 【0025】前記インナレール17は前記ガイドレール
片15aの前記突片21と突条18との間及び前記ガイ
ドレール片15bの前記突片21と突条18との間に収
納され、中央部に凸字状の溝24が形成され、両端部に
は前記突条18に向って突出するフック形状の緩衝部2
5が一体形成されている。前記インナレール17は硬質
の合成樹脂で成型され、前記緩衝部25の部分のみ弾性
の比較的軟質の合成樹脂で成型されている。 【0026】図5に於いて前記ガイドレールユニット1
1の取付け状態を説明する。 【0027】前記パネル1に前記連結部材16aを螺子
等の固定手段にて固定し、該連結部材16aの2股フォ
ーク部23に前記ガイドレール片15aを前記突片19
を介して嵌込み、又前記連結部材16bの2股フォーク
部23を前記ガイドレール片15aの突片21に嵌合
し、該突片21と前記突条18との間に前記インナレー
ル17を配置した状態で、前記ガイドレール片15bの
前記突片19及び前記突片21を前記連結部材16a,
16bにそれぞれ嵌合させる。 【0028】而して、前記ガイドレールユニット11が
構成され、前記ガイドレール片15aの前記折返し片2
0と前記ガイドレール片15bの前記折返し片20との
間にはガイド溝26が形成される。 【0029】前記スクリーンシャッタカーテン12の両
側端部は前記ガイド溝26に嵌合する凸部27が形成さ
れ、該凸部27には更に係合部である係合ピン28が設
けられている。該係合ピン28は先端にフランジ部が形
成され、所定ピッチで前記スクリーンシャッタカーテン
12の全長に亘り設けられて、前記溝24に摺動可能に
嵌合する様になっている。又、前記係合ピン28先端の
フランジ部は前記溝24に対して抜止めとなっている。 【0030】前記係合ピン28が前記溝24に嵌合した
状態では前記緩衝部25は前記突条18に当接してい
る。前記緩衝部25の弾性力により前記スクリーンシャ
ッタカーテン12の幅方向の位置決めがなされ、又該ス
クリーンシャッタカーテン12に過度の力が作用した場
合に、前記緩衝部25が撓んで前記スクリーンシャッタ
カーテン12に掛る負荷を減少させ、該スクリーンシャ
ッタカーテン12或は前記係合ピン28とインナレール
17との係合部分が破損することを防止する。 【0031】前記ガイドレールユニット11の少なくと
も一方のガイドレール片15、好ましくは室外側のガイ
ドレール片15、図5では前記ガイドレール片15bの
上端、下端の少なくとも一箇所にフック29が設けられ
る。該フック29はピン等を介して枢着され、折畳み可
能としてもよい。前記スクリーンシャッタカーテン12
の開閉は、開閉ボタン31(図1参照)を操作して行わ
れる。 【0032】次に、作動を説明する。 【0033】前記開閉ボタン31を操作して、前記スク
リーンシャッタカーテン12の開閉を行う。例えば、前
記開口部3を閉じる場合は、前記開閉ボタン31の閉ボ
タンを押し、図示しない開閉モータを駆動し、前記巻取
りシャフト9を図2中反時計方向に回転させ、前記スク
リーンシャッタカーテン12を繰出す。該スクリーンシ
ャッタカーテン12下端のカーテン下端部13により前
記スクリーンシャッタカーテン12が引出される。前記
封止部材14が床面に達し、所要量圧縮された位置で、
前記巻取りシャフト9内に設けられたリミットスイッチ
が作動し、開閉モータが停止する。 【0034】前記開口部3を開く場合は、開ボタンを押
すことで、前記開閉モータが駆動され、前記巻取りシャ
フト9が時計方向に回転されて前記スクリーンシャッタ
カーテン12が巻取られる。 【0035】前記スクリーンシャッタカーテン12が前
記開口部3を閉鎖した状態で、停電等で前記スクリーン
シャッタカーテン12を開くことができなくなった場合
で、緊急に前記小部屋7内に出入りする必要が生じた場
合、例えば該小部屋7に在室している者が体の不調を訴
えた場合等、室外者が前記フック29を持ちガイドレー
ル片15bを引剥がす。該ガイドレール片15bを保持
しているのは前記突片19、前記突片21が嵌合してい
る前記2股フォーク部23の弾性力による保持力のみで
あるので、保持力以上の大きな抜脱力を掛けることで、
前記ガイドレール片15bを傷つけることなく、該ガイ
ドレール片15bを抜去できる。尚、前記2股フォーク
部23の保持力は合成樹脂の弾性力であり、前記ガイド
レール片15bは一般の人で充分に引剥がすことが可能
である。 【0036】在室者が車椅子を使用している場合は、両
側のガイドレールユニット11のガイドレール片15b
を引剥がし、そうでない場合は一方のガイドレール片1
5bのみを引剥がす。該ガイドレール片15bを取外す
ことで、前記ガイドレールユニット11による前記スク
リーンシャッタカーテン12のガイド状態が解除され、
該スクリーンシャッタカーテン12は端部にインナレー
ル17が取付けられた状態で大きくめくることができ、
在室者を室外に連出すことができる。 【0037】緊急時の対応が完了し、前記シャッタ装置
4を元の状態に復旧する場合には、単に前記ガイドレー
ル片15bを前記インナレール17と共に前記連結部材
16a,16bに填戻すだけでよい。 【0038】該連結部材16a,16bは弾性部材であ
るので、前記ガイドレール片15bを繰返し着脱しても
該ガイドレール片15bの保持力は損われない。 【0039】前記ガイドレールユニット11の取付け方
法としては、該ガイドレールユニット11を前記パネル
1の端面でなく、表面又は裏面に設けることができる。
例えば、前記ガイドレールユニット11を前記パネル1
の表面に取付ける場合は、前記ガイドレール片15aを
前記パネル1の表面に螺子等の固定手段により固定す
る。この場合、引剥がすのはガイドレール片15bに限
定される。 【0040】上記した様に、前記ガイドレールユニット
11を分割構造とし、前記スクリーンシャッタカーテン
12を前記ガイドレールユニット11から外すことを可
能としたが、分割構造としては種々考えられ、例えば図
6〜図8に示すものがある。尚、図6〜図8中、図4中
で示したものと同等のものには同符号を付し、突条部2
2については省略して示している。 【0041】図6に示すガイドレールユニット11で
は、ガイドレール片15aの突片21とガイドレール片
15bの突片21との連結は連結部材16bで行ってい
る。又前記ガイドレール片15a、ガイドレール片15
bの端部には突片19の代りに端片19a,19bを形
成している。該端片19aは斜めに立上がるヒンジ腕部
32、該ヒンジ腕部32の先端に形成された半円筒部3
3を有している。 【0042】又、前記端片19bは斜めに立上がるヒン
ジ腕部34、該ヒンジ腕部34の先端に形成され前記半
円筒部33と回転自在に嵌合する円柱部35を有してい
る。 【0043】尚、前記ガイドレール片15a、ガイドレ
ール片15b間の回転によりガイド溝26が開放される
ので、前記ガイドレール片15a、又は前記ガイドレー
ル片15bのいずれかがパネル1表面又は壁面に取付け
られる。 【0044】緊急時、前記スクリーンシャッタカーテン
12を取外す場合は、固定されていない方のガイドレー
ル片15を引剥がすことで、前記連結部材16bより前
記突片21が抜脱され、前記半円筒部33、前記円柱部
35を中心に前記ガイドレール片15が回転し、前記ガ
イド溝26が大きく開かれ、前記スクリーンシャッタカ
ーテン12を取外すことができる。 【0045】図7は剥離可能な接合部材40を使用した
場合を示している。 【0046】端片19aの先端に雌嵌合部36を形成
し、端片19bの先端に前記雌嵌合部36と嵌合する雄
嵌合部37を形成する。突片21aの先端にフランジ部
38を形成し、突片21bの先端にフランジ部39を形
成し、前記フランジ部38と前記フランジ部39間に前
記接合部材40を設け、該接合部材40により前記フラ
ンジ部38と前記フランジ部39とを接合する。 【0047】前記接合部材40は例えば、一対のテープ
材から構成され、一方のテープ材の接合面には屈撓自在
なループ線材が密集して植設され、他方のテープ材の接
合面には硬質線材の鉤片が密集して植設され、両テープ
材を押圧すると前記鉤片とループ線材が係合して接合力
を発揮するものである。 【0048】又、前記接合部材40は両面テープであっ
てもよく、この場合、適宜な接合力と、適宜な引剥がし
力となる様、接着面積、即ち前記フランジ部38,39
の幅寸法を選択する。 【0049】図8に示すガイドレールユニット11では
部材自体の嵌合力を利用してガイドレール片15aとガ
イドレール片15bとを合体させている。 【0050】前記端片19aの先端に前記雌嵌合部36
を形成し、前記端片19bの先端に前記雌嵌合部36に
圧入される前記雄嵌合部37を形成する。又、前記突片
21aの先端に雌嵌合部41を形成し、前記突片21b
の先端に前記雌嵌合部41に圧入される雄嵌合部42を
形成する。 【0051】前記ガイドレール片15aと前記ガイドレ
ール片15bの合体は前記雌嵌合部36に前記雄嵌合部
37を、及び前記雌嵌合部41に前記雄嵌合部42をそ
れぞれ圧入することで嵌合力が発生し、前記ガイドレー
ル片15aと前記ガイドレール片15bが合体し、又該
ガイドレール片15a、ガイドレール片15bの一方を
引剥がすことで、前記ガイド溝26を開放することがで
きる。 【0052】尚、前記ガイドレール片15a、ガイドレ
ール片15bが分解、分離できる構造としては上記した
構造以外にも種々考えられることは勿論であり、該ガイ
ドレール片15aとガイドレール片15bが同一形状で
ある必要もない。 【0053】上記実施の形態では緊急時に、前記ガイド
レールユニット11を開放して前記スクリーンシャッタ
カーテン12が外れる様にしたが、該スクリーンシャッ
タカーテン12の一部がチャック等により接合され、該
チャック等によりスクリーンシャッタカーテン12自体
を開放可能としてもよい。 【0054】又、小部屋7の内部の様子を把握できる様
にし、緊急時に迅速に対応できる様にすることもでき
る。 【0055】前記スクリーンシャッタカーテン12の材
質を半透明性のものを使用することで、該スクリーンシ
ャッタカーテン12を通して前記小部屋7に在室してい
る者のシルエットを窺うことができ、在室者に異常があ
った場合に直ちに対応することができる。 【0056】尚、半透明のスクリーンシャッタカーテン
12の材質としては、ガラス繊維のメッシュ生地に透明
又は半透明のビニールをコーティングしたもの等が挙げ
られ、強度が高く、屈撓性に優れ、伸縮性が少なく該ス
クリーンシャッタカーテン12の材質としては適してい
る。又、スクリーンシャッタカーテンは、合成樹脂を主
材としたものでも使用可能である。 【0057】又、スクリーンシャッタカーテン12の一
部を半透明性にしてもよい。この場合上記した半透明の
スクリーンシャッタカーテン12に一部を残して不透明
のビニールをコーティングする等の処理をすればよい。 【0058】更に、前記スクリーンシャッタカーテン1
2としては布製又は合成樹脂製のシート状のものではな
く、合成樹脂製のスラットや金属製のスラットを屈撓自
在に連結して構成した巻取り式のシャッタ装置、或はス
クリーンシャッタカーテン12にパネルを屈撓自在に連
結して構成したパネルシャッタにも実施可能である。
又、ガイドレールユニットの構造は任意であり、図4、
図5で示したインナレール17、該インナレール17と
係合する係合部である係合ピン28は省略することがで
きる。又巻取り式でなく、折畳み式、送込み式、分離重
合式等のシャッタ装置にも実施可能である。 【0059】図9は本発明に係るシャッタ装置4の設置
例を示している。 【0060】該設置例では小部屋7aと小部屋7bがパ
ネル1a,1b及びパネル44とで画成され、前記小部
屋7a,7bが前記パネル44を介して連設された場合
であり、開口部3a及び開口部3bを開閉する為にシャ
ッタ装置4a、シャッタ装置4bが設けられている。 【0061】前記開口部3aを形成する前記パネル1a
の端面にガイドレールユニット11aが設けられ、前記
開口部3bを形成する前記パネル1bの端面にガイドレ
ールユニット11bが設けられている。 【0062】前記パネル44の端面にはガイドレール4
5が設けられている。該ガイドレール45は両端面にガ
イド溝を有する略H形状をしており、該ガイドレール4
5は前記シャッタ装置4aとシャッタ装置4bによって
共用されており、前記ガイドレールユニット11aとガ
イドレール45との間にスクリーンシャッタカーテン1
2aが設けられ、前記ガイドレール11bと前記ガイド
レール45間にスクリーンシャッタカーテン12bが設
けられている。前記ガイドレール45が両シャッタ装置
4a,4bの共通のガイドレールとすることで、前記開
口部3aと開口部3b間にパネルを設ける必要がなく、
前記開口部3aと開口部3bの開口面積を大きくとれ
る。 【0063】尚、上記実施の形態は電動式のシャッタ装
置を説明したが、手動式のシャッタ装置等で実施するこ
とも可能である。手動で開閉を行うものでは例えばスク
リーンシャッタカーテンがバランススプリングにより開
方向に付勢されており、又スクリーンシャッタカーテン
を引下ろした場合には任意の位置でスクリーンシャッタ
カーテンが保持される機構を具備しているものでよい。
又、手動で開閉を行うものでは完全に閉鎖した状態で施
錠が可能となっているものがある。 【0064】尚、上記各実施の形態に於いて、少なくと
も一方のガイドレールユニットがガイド溝を開放できる
様になっていればよい。 【0065】 【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、屋内の
間仕切りの開口部の上辺に沿って巻取りシャフトを設
け、該巻取りシャフトに巻設したスクリーンシャッタカ
ーテンにより前記開口部を開閉可能としたので、巻取り
シャフトの巻径が小さく、又スクリーンシャッタカーテ
ン収納部は開口部の上部に設置して空間が有効に利用で
き、又開閉の為のスペースが必要なく、スペース的な余
裕のない状況でも大きな開口部を開閉するシャッタ装置
の設置を可能とするという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体を示す斜視図であ
る。 【図2】図1のA−A矢視図である。 【図3】図1のB−B矢視図である。 【図4】本発明の実施の形態で使用されたガイドレール
ユニットの分解図である。 【図5】該ガイドレールユニットとスクリーンシャッタ
カーテンとの関係を示す部分断面図である。 【図6】ガイドレールユニットの他の例を示す断面図で
ある。 【図7】ガイドレールユニットの更に他の例を示す断面
図である。 【図8】ガイドレールユニットの更に他の例を示す断面
図である。 【図9】本発明に係るシャッタ装置の他の実施の形態を
示す説明図である。 【符号の説明】 3 開口部 4 シャッタ装置 11 ガイドレールユニット 12 スクリーンシャッタカーテン 15 ガイドレール片 16 連結部材 17 インナレール 19 突片 21 突片 26 ガイド溝 36 雌嵌合部 37 雄嵌合部 40 接合部材 41 雌嵌合部 42 雄嵌合部
る。 【図2】図1のA−A矢視図である。 【図3】図1のB−B矢視図である。 【図4】本発明の実施の形態で使用されたガイドレール
ユニットの分解図である。 【図5】該ガイドレールユニットとスクリーンシャッタ
カーテンとの関係を示す部分断面図である。 【図6】ガイドレールユニットの他の例を示す断面図で
ある。 【図7】ガイドレールユニットの更に他の例を示す断面
図である。 【図8】ガイドレールユニットの更に他の例を示す断面
図である。 【図9】本発明に係るシャッタ装置の他の実施の形態を
示す説明図である。 【符号の説明】 3 開口部 4 シャッタ装置 11 ガイドレールユニット 12 スクリーンシャッタカーテン 15 ガイドレール片 16 連結部材 17 インナレール 19 突片 21 突片 26 ガイド溝 36 雌嵌合部 37 雄嵌合部 40 接合部材 41 雌嵌合部 42 雄嵌合部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 竹下 真和
東京都板橋区板橋一丁目53番2号 文化シ
ヤッター株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 屋内の間仕切りの開口部の上辺に沿って
巻取りシャフトを設け、該巻取りシャフトに巻設したス
クリーンシャッタカーテンにより前記開口部を開閉可能
としたことを特徴とするシャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002095370A JP2003293674A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002095370A JP2003293674A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | シャッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003293674A true JP2003293674A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29238896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002095370A Pending JP2003293674A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | シャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003293674A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186950A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Sanwa Shutter Corp | 上部ガイドの構造 |
DE102010022078A1 (de) | 2009-06-16 | 2011-02-24 | Renson, Paul | Jalousie- oder Rolladeneinrichtung |
JP2011058195A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Mari Ito | 出入口用扉装置 |
JP2013087495A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Bunka Shutter Co Ltd | ガイドレールの構造 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002095370A patent/JP2003293674A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186950A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Sanwa Shutter Corp | 上部ガイドの構造 |
DE102010022078A1 (de) | 2009-06-16 | 2011-02-24 | Renson, Paul | Jalousie- oder Rolladeneinrichtung |
JP2011058195A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Mari Ito | 出入口用扉装置 |
JP2013087495A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Bunka Shutter Co Ltd | ガイドレールの構造 |
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