JP5175532B2 - シャッター装置用開閉体および該開閉体を用いたシャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置に用いられる開閉体および該開閉体を用いたシャッター装置に関し、特に防火防煙目的として利用するのに好適なシャッター装置用開閉体および該開閉体を用いたシャッター装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、可撓性シート状の部位に開口部(通過口11a)を有する開閉体本体(11)と、前記開口部を塞ぐようにして垂れ下げられた扉体(扉部材12)とを具備したシャッター装置用の開閉体がある。
このような扉体を有する開閉体によれば、火災発生等の非常時には、前記扉体が避難者等によって捲り上げられ、前記開口部が通過可能に開放される。
ところで、前記従来技術のように扉体を有するシート状の開閉体では、火災時の熱風により扉体が押圧されると、例えば、図7に示すように、扉体120の幅方向の中央側部分が、開閉体本体110の開口部110a内へ入り込むようにして、扉体120が横断面略弓型に撓む。そのため、扉体120の幅方向の端部には皺や撓みによる変形部120aが形成され、扉体120と開閉体本体110との間に隙間sが形成され、この隙間sによって扉体120の閉鎖性が低下し、例えば前記開口部110a及び前記隙間sに煙等を通過させてしまうおそれがある。
なお、図7に示す一例は、扉体120が略水平方向へわたる金属棒状の補強部材121を有する態様であり、この場合、上下に隣り合う補強部材121,121の間に前記変形部120aが形成される場合が多い。また、図示を省略するが、前記補強部材120を具備しない扉体においても、風圧を受けると前記同様の変形部が形成され、この変形部によって隙間を生じるおそれがある。
特開2005−139775号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、扉体の閉鎖性を向上することができるシャッター装置用開閉体及び該開閉体を用いたシャッター装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、可撓性シート状の部位に略矩形状の開口部を有する開閉体本体と、上端側部分を前記開閉体本体に止着して垂れ下げられ前記開口部を覆い塞ぐ略矩形状の扉体と、を具備したシャッター装置用開閉体において、前記扉体には、略水平方向へわたる補強部材が、上下方向に間隔を置いて複数固定され、前記扉体の裏面には、少なくとも上下に隣り合う前記補強部材の間にわたるとともに前記開口部の左右の内縁をそれぞれ跨ぐようにして、可撓性の遮蔽シートが設けられ、この遮蔽シートは、前記開口部の内側に対応する部分が前記左右の各内縁に沿って上下方向へわた前記扉体の裏面に止着されるとともに、前記開口部の外側に対応する部分が前記内縁に沿って上下方向へわた前記開閉体本体に接触して重なり合うように設けられ、前記扉体の中央側部分が熱風により開口部内側へ撓んだ際に、前記扉体の左右幅方向の端部側が、上下に隣り合う補強部材の間で前記開閉体本体の表面から離れるようにして変形部を形成し、前記遮蔽シートにおける前記開口部の外側に位置する面が前記開閉体本体の表面に重なり合って接触することで、前記扉体と前記開閉体本体との間に生じる前記変形部による隙間が前記開閉体本体を厚さ方向へ貫通するのを阻むようにしたことを特徴とする。
本発明を実施するための一形態では、可撓性シート状の部位に開口部を有する開閉体本体と、上端側部分を前記開閉体本体に止着して垂れ下げられ前記開口部を塞ぐ扉体と、を具備したシャッター装置用開閉体において、前記扉体の裏面には、前記開口部の内縁を跨ぐようにして、可撓性の遮蔽シートが設けられ、この遮蔽シートは、前記開口部の内側に対応する部分が前記内縁に沿う方向へわたって前記扉体の裏面に止着されるとともに、前記開口部の外側に対応する部分が前記内縁に沿う方向へわたって前記開閉体本体又は該開閉体本体と一体の部位に接触するように設けられていることを特徴とする。
この技術的手段によれば、扉体が風圧を受けて開口部の内側へ入り込むようにして変形した際、扉体の裏面に止着された遮蔽シートは、開口部の内縁を跨ぐとともに、開閉体本体(又は該開閉体本体と一体の部位)に接触する。したがって、この遮蔽シートによって、扉体の裏側に、開閉体を貫通する隙間が生じるのを阻むことができる。
更なる形態では、前記開閉体本体の開口部が上下方向へわたる内縁を有し、この内縁に沿って上下方向へわたるように前記遮蔽シートが配設されている。
更なる形態では、前記開口部が略矩形状に設けられるとともに、前記扉体が前記開口部を覆う略矩形状に設けられ、この開口部の左右の内縁にそれぞれ対応するようにして前記遮蔽シートが配設されている。
更なる形態では、前記扉体には、略水平方向へわたる補強部材が、上下方向に間隔を置いて複数固定され、前記遮蔽シートは、少なくとも上下に隣り合う前記補強部材の間にわたって設けられている。
更なる形態では、前記遮蔽シートは、前記内縁に沿う方向においてその内縁の略全長にわたるように設けられている。
更なる形態では、前記遮蔽シートは、前記内縁に沿う略長尺帯状に形成されている。
更なる形態のシャッター装置では、前記シャッター装置用開閉体をガイドレールに沿わせて開閉動作するようにした。
なお、前記シャッター装置には、開閉体を巻取軸に巻き取って収納するようにした態様や、開閉体を巻取軸に巻き取ることなくその開放方向側に収納するようにした態様(例えばオーバヘッドドア等)を含む。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
扉体が風圧を受けて開口部内側へ撓み、該扉体の端部側に皺を生じたとしても、該扉体の裏面に止着された遮蔽シートが、開閉体本体における開口部の外側の部分に接触して、開閉体を内外へ貫通する隙間が形成されるのを防ぐ。よって、扉体の閉鎖性を向上することができる
以下、上記形態の具体例を、図面に基づいて説明する。
本実施の形態の一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置であって、特に、火災などが発生した際に、火炎及び煙の拡散や蔓延を速やかに防止するのに好適な防火防煙シャッター装置、及び該シャッター装置に具備されるシャッター装置用開閉体について説明する。
シャッター装置Aは、空間を上下に仕切ったり開放したりする開閉体10と、該開閉体10をその左右両側で開閉方向へ導くガイドレール20と、該開閉体10を繰り出したり収納したりする収納部30とを備え(図1参照)、開閉体10の下部側に設けられた扉体12の閉鎖性を向上するように工夫されている。
開閉体10は、下部側に通過物(具体的には人や物等)を通過可能な開口部10aを有する開閉体本体11と、前記開口部10aを開閉可能に閉鎖する扉体12と、開閉体本体11の下端部に幅方向へわたって接続された座板部材13とを一体的に具備している。
開閉体本体11は、例えばシリカクロス等の耐火性及び可撓性を有する開閉体構成部材11aを、開閉体開閉方向に複数連設し、上下に隣り合う開閉体構成部材11a間の端部同士を縫い繋げることで構成されている。
なお、開閉体本体11の他例としては、複数開閉体構成部材11aを開閉体幅方向や斜め方向へ接続してなる態様や、一枚の開閉体構成部材11aから構成された態様等とすることも可能である。また、前記開閉体構成部材11aの材質の他例としては、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維製のシート材等とすることも可能である。
前記開閉体本体11の幅方向の両端部には、開閉体開閉方向へ間隔を置いて複数の抜止部材11cが設けられる。この抜止部材11cは、開閉体本体11の面から開閉体厚さ方向へ突出してガイドレール20内に係合することで、開閉体10がガイドレール20から抜けてしまうのを防ぐ。
また、開閉体本体11の下端側には、人や物等の通過物を通過可能な略矩形切欠状の開口部10aが形成され、該開口部10aは、開閉可能な扉体12によって閉鎖されている。
扉体12は、開口部10aを挟むようにして、開閉体本体11の表側と裏側にそれぞれ設けられる。各扉体12の上端側部分は、開閉体本体11における開口部10aの上側に縫い付ける等して止着される。この扉体12の下部側は、垂れ下げられて、開口部10aを覆うようにして塞ぐ。
各扉体12は、開閉体本体11と同様に可撓性シート材を複数接続することで、開口部10aを塞ぐ略矩形状に形成されている。
各扉体12の表面側には、開閉体幅方向へわたる補強部材12aが止着される。この補強部材12aは、耐火性を有する金属製の棒状部材であり、扉体12に対し、開閉体開閉方向に間隔置いて複数(図1によれば三つ)配設される。この補強部材12aは、扉体12の撓みを抑制するとともに錘体として作用することにより、扉体12の閉鎖性を良好にしている。
前記補強部材12aを扉体12に対し止着する手段は、例えば、扉体12に対し略帯状のシートを縫い付け、該帯状シートと扉体12との間に補強部材12aを介在させたり、扉体12の下端側を袋状に折畳んで止着し、その袋状部分に補強部材12aを介在させたり等すればよいが、他例としては、補強部材12aを扉体12に直接縫い付けたり接着したりしてもよい。
また、扉体12の裏面には、開閉体10の左右の内縁10a1,10a1にそれぞれ対応して、可撓性の遮蔽シート12bが設けられる。
各遮蔽シート12bは、前記内縁10a1に沿うとともに扉体12の上下方向の略全長にわたる略長尺矩形帯状に形成され、前記開口部10aにおける上下方向へわたる各内縁10a1に沿うとともに、同内縁10a1を略水平方向へ跨ぐようにして配置される。
そして、この遮蔽シート12bは、開口部10aの内側(図1の一例によれば左右の内縁10a1,10a1の間)に対応して位置する一辺側部分12b1を、扉体12の裏面に止着するとともに、前記開口部10aの外側に対応して位置する他辺側部分12b2を、開閉体本体11に接触させる(図1及び図2参照)。
換言すれば、遮蔽シート12bにおける開口部10aの内側に対応する部分が前記内縁10a1に沿う方向へわたって扉体12の裏面に止着されるとともに、同遮蔽シート12bにおける開口部10aの外側に対応する部分が前記開口部10aに沿う方向へわたって開閉体本体11に接触している。
遮蔽シート12bを扉体12裏面に止着する手段は、例えば、耐火性を有する糸による縫い付けとすればよいが、他例としては、ステンレス製のステープラ用つづり針や、ステンレス製のワイヤーロープによって、遮蔽シート12bを扉体12の裏面に止着するようにしてもよい。また、更に他例としては、遮蔽シート12bを、耐火性を有する接着剤によって扉体12の裏面に接着することも可能である。
扉体12に対する遮蔽シート12bの水平方向の止着位置12b3、開閉体本体11に対する遮蔽シート12bの重ね合わせ量x、遮蔽シート12bの幅寸法Xなどは、扉体12が開口部10a内側へ撓んだ際に、遮蔽シート12bの前記他辺側部分12b2が開閉体本体11表面に密接するように、適宜に設定されている。
また、座板部材13は、金属製の錘部材を複数組み合わせてなり、開閉体10における幅方向の略全長にわたって、開閉体本体11の閉鎖方向端部に接続され、開閉体10による閉鎖性を良好にするとともに、その自重により開閉体本体11を下方へ引っ張って、開閉体本体11に生じようとする撓みや皺等を抑制する。
また、ガイドレール20は、開閉体10の開閉体幅方向の端部を囲む断面略コ字状の部材であり、開閉体開閉方向へわたって長尺状に設けられている。
また、収納部30は、収納ケース32内で巻取軸31を回動させるように構成される。この収納部30は、前記巻取軸31により開閉体10を巻き取ったり巻き戻したりすることで、収納ケース32内へ開閉体10を収納したり、収納ケース32外へ開閉体10を繰り出したりする。
なお、この収納部30内の機構は、モータ等の電動駆動源により巻取り軸31を回動させる機構や、スプリング等の付勢部材の付勢力により巻取り軸31を回動させる機構、錘体や開閉体10の自重により巻取り軸31を回動させる機構、あるいはこれらの機構を組み合わせてなる機構等、何れの態様であってもよいが、災害等による停電の際でも、開閉体10を閉鎖できるように、少なくとも開閉体10を繰り出す際の動作が電動でない機構(例えば前記した付勢部材や、錘体、開閉体10の自重を利用して閉鎖動作する機構)を備えるのが好ましい。
また、収納部30の他例としては、収納ケース32を具備せずに、巻取軸31を露出した構成であってもよい。
次に、上述した実施の形態について、その特徴的な作用効果を説明する。
火災時の熱風等により、図3及び図4に例示するように、扉体12の中央側部分が開口部10a内へ入り込むようにして断面略弓状に撓むと、扉体12の幅方向の端部側において、特に上下に隣り合う補強部材12a,12aの間に対応する部分に、開閉体本体11の表面から離れるようにして断面略山型の皺や撓み等による変形部12cが形成される。
なお、図3及び図4は、本実施の形態による作用効果が理解し易いように、扉体12の変形箇所(例えば前記変形部12c等)を、極端に湾曲させて図示している。
この際、遮蔽シート12bは、扉体12裏面に対する止着位置12b3が、開閉体本体11に対し、面一近くに位置するとともに、開口部10a外に位置する上記他辺側部分12b2が、開閉体本体11の表面に接触する(図4参照)。
したがって、前記変形部12cにより、扉体12と開閉体本体11との間に隙間sが生じたとしても、その隙間sが開閉体10を厚さ方向へ貫通するのを、遮蔽シート12bによって阻むことになる。
よって、火災時の煙や炎等が、扉体12と開閉体本体11との隙間を通過するようなことを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態によれば、開口部10aにおける左右の内縁10a1,10a1にそれぞれ対応して遮蔽シート12bを設けたが、他例としては、図5に示すように、開口部10aにおける下の内縁10a1’(図示例によれば座板部材13の上端部)に対応して、遮蔽シート12b’を設けるようにしてもよい。
すなわち、図5に示すように、遮蔽シート12b’は、開口部10aにおける下内縁10a1’に沿う略長尺矩形帯状であって、前記下内縁10a1’を上下方向へ跨ぐようにして配置される。
そして、この遮蔽シート12b’の上辺部は、扉体12の裏面に止着され、同遮蔽シート12b’の下辺部は、開閉体本体11と一体の座板部材13の正面又は裏面における上部側に接触する。
よって、図5に示す態様においても、扉体12が風圧によって開口部10a内へ入り込んだ際や、内外圧の影響により扉体12下端側が開閉体本体11から若干離れようとした場合等に、遮蔽シート12b’の下端側と座板部材13との接触が維持されて、扉体12の裏側に空気を開閉体内外へ流通させる隙間が形成されるのを防ぐことができる。
なお、図5に示す態様は、扉体12に対し左右の遮蔽シート12b,12bと下端側の遮蔽シート12b’とを設けた態様としてもよいし、扉体12に対し下端側の遮蔽シート12b’のみを設けた態様としてもよい。
また、遮蔽シート12b(及び/又は12b’)は、開閉体10の表裏の扉体12,12に対し、その双方に設ける方が効果的であるが、一方のみに設けるようにすることも可能である。この場合、一方のみに設けられる遮蔽シート12b(及び/又は12b’)は、開閉体10の表裏側の内、火災の想定される場所に対向する面側に配設するのが好ましい。
また、遮蔽シート12b(及び/又は12b’)は、図示例によれば一箇所に対し一つ設けるようにしているが、他例としては、一箇所に対し複数重ね合わせて用いるようにしてもよい。この構成において、重ね合わせられた複数の遮蔽シート12b(及び/又は12b’)は、開閉体本体11に対する重ね合わせ量xや幅寸法Xが、互いに異なっていてもよいし同じであってもよい。
また、上記実施の形態によれば、扉体12に対し上下方向の略全長に遮蔽シート12bを設けるようにしたが、他例としては、扉体12の上下方向において部分的に遮蔽シート12bを設けることも可能であり、この場合には、上下に隣り合う補強部材12a,12a間に遮蔽シート12bを配置するのが効果的である。
また、上記実施の形態よれば、補強部材12aを具備した扉体12に対し遮蔽シート12b(及び/又は12b’)を設けた構成としているが、補強部材12aを具備しない扉体12に対し遮蔽シート12b(及び/又は12b’)を、上記同様にして設けるようにしてもよい。この場合も、扉体12の周囲側に皺や撓みによる変形部が発生した場合に、その変形部により空気を開閉体内外へ流通させる隙間が生じるのを、遮蔽シート12b(及び/又は12b’)によって防ぐことができる。
また、上記実施の形態によれば、開口部10aと扉体12を正面視略矩形状に形成したが、開口部10aを扉体12によって閉鎖可能であれば、その一方又は双方を矩形状以外の形状(例えば、三角形状やその他の多角形形状、円形状、楕円形状、左右非対称の形状等)とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、扉体12の上端部のみを開閉体本体11に止着したが、他例としては、扉体12の上端部と左右の何れかの端部とを開閉体本体11に止着し、その止着側の遮蔽シート12bを省くようにしてもよい。
また、上記実施の形態によれば遮蔽シート12b(及び/又は遮蔽シート12b’)を切れ目等のない矩形シート状に形成したが、他例としては、図6に示すように、遮蔽シート12b(及び/又は遮蔽シート12b’)に置換して、遮蔽シート12dを用いるようにしてもよい。
遮蔽シート12dは、上記遮蔽シート12bに対し、前記開口部10aの外側に対応して位置する他辺側部分12b2に、切れ目12d1を形成してなるものである。
切れ目12d1は、図示例によれば、補強部材12aの位置に対応して設けられ、該切れ目12d1の深さ寸法wは、扉体12が開閉体本体11に接触した際の閉鎖性(気密性等を含む)を損ねないように適宜に設定される。
前記構成によれば、前記切れ目12d1を境にした各部分が撓む際、同切れ目12d1を境にした他の部分の影響を受けにくいため、前記各部分における閉鎖性を良好にすることができる。
また、上記実施の形態によれば、開閉体本体11の略全域を可撓性シートによって構成したが、他例としては、開閉体本体11の一部を可撓性シートによって構成し、他の部分を剛性を有する部材(例えば、スラットや、パネル、パイプ材等)によって構成することも可能である。
また、本実施の形態のシャッター装置Aに用いた開閉体10、開閉体本体11、又は開閉体構成部材11aは、例えば、オーバーヘッドドアや、ロールスクリーン装置、オーニング装置、移動間仕切り装置(スライディングウォール装置)等に用いることも可能である。
また、本実施の形態のシャッター装置Aは、防火防煙以外の目的で利用することも可能であり、例えば、冷気等の流通を防止し、保温性の低下を極力抑える目的等のために、保冷庫などに配設されるシャッター装置としても利用可能である。
本発明に係わるシャッター装置用開閉体を用いたシャッター装置の一例を示す正面図であり、要部を切欠して示している。 同シャッター装置における扉部材の一例を示す背面図である。 同シャッター装置において扉部材が風圧を受けた状態を示す斜視図である。 図3における(IV)−(IV)線切断端面図である。 本発明に係わるシャッター装置用開閉体の他例を具備したシャッター装置を示す要部縦断面図である。 扉部材の他例を示す背面図である。 従来のシャッター装置用開閉体において扉部材が風圧を受けた状態を示す要部斜視図である。
10:開閉体 10a:開口部
10a1,10a1’:内縁 11:開閉体本体
12:扉体 12a:補強部材
12b,12b’:遮蔽シート 20:ガイドレール
30:収納部 A:シャッター装置

Claims (6)

  1. 可撓性シート状の部位に略矩形状の開口部を有する開閉体本体と、上端側部分を前記開閉体本体に止着して垂れ下げられ前記開口部を覆い塞ぐ略矩形状の扉体と、を具備したシャッター装置用開閉体において、
    前記扉体には、略水平方向へわたる補強部材が、上下方向に間隔を置いて複数固定され、
    前記扉体の裏面には、少なくとも上下に隣り合う前記補強部材の間にわたるとともに前記開口部の左右の内縁をそれぞれ跨ぐようにして、可撓性の遮蔽シートが設けられ、
    この遮蔽シートは、前記開口部の内側に対応する部分が前記左右の各内縁に沿って上下方向へわた前記扉体の裏面に止着されるとともに、前記開口部の外側に対応する部分が前記内縁に沿って上下方向へわた前記開閉体本体に接触して重なり合うように設けられ
    前記扉体の中央側部分が熱風により開口部内側へ撓んだ際に、前記扉体の左右幅方向の端部側が、上下に隣り合う補強部材の間で前記開閉体本体の表面から離れるようにして変形部を形成し、前記遮蔽シートにおける前記開口部の外側に位置する面が前記開閉体本体の表面に重なり合って接触することで、前記扉体と前記開閉体本体との間に生じる前記変形部による隙間が前記開閉体本体を厚さ方向へ貫通するのを阻むようにしたことを特徴とするシャッター装置用開閉体。
  2. 前記遮蔽シートは、前記補強部材と交差して上下方向へ連続する帯状に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシャッター装置用開閉体。
  3. 前記遮蔽シートは、前記補強部材と交差して上下方向へわたる帯状に設けられるとともに、前記開口部の外側であって且つ前記補強部材の位置に対応するように、切れ目を有することを特徴とする請求項1記載のシャッター装置用開閉体。
  4. 前記扉体及び前記遮蔽シートを、前記開閉体の表側と裏側にそれぞれ設け、これら表裏側の遮蔽シートによって、前記開口部の内縁を挟むようにしたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載のシャッター装置用開閉体。
  5. 前記遮蔽シートを第一の遮蔽シートとするとともに、前記開口部における下内縁を上下方向へ跨ぐように可撓性の第二の遮蔽シートを設け、
    この第二の遮蔽シートの上辺部が前記扉体の裏面に止着され、同第二の遮蔽シートの下辺部が、前記開閉体本体と一体の座板部材に接触するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のシャッター装置用開閉体。
  6. 前記シャッター装置用開閉体をガイドレールに沿わせて開閉動作するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載のシャッター装置用開閉体を用いたシャッター装置。
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