JP3785617B2 - 建築用シートシャッター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性のシャッターカーテンを有するシートシャッターに係り、特にシャッターカーテンが風圧等の圧力を受けて撓んだ場合でも、それによって垂体が持ち上がったりしてシャッターカーテンと床面間に隙間が生じないようにした建築用シートシャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート等の可撓性の材料でシャッターカーテンを構成し、最下端部に設けた垂体の重力でシャッターカーテンを緊張状態で上下昇降するようにした、いわゆるシートシャッターが存在し、また近年このようなシートシャッターのシャッターカーテンに難燃処理を施した防火用シートシャッターが用いられるようになり、火災発生時にはシート状のシャッターカーテンが火災側と非火災側との間に降下して火災側と非火災側とを区画することで火炎の延焼や煙の拡散を防ぐようになっている。
【0003】
ところが、このようなシートシャッターにおいてはシャッターカーテン面に強風や火災時の熱風等の圧力が作用するとシャッターカーテンが湾曲状に撓むことに伴ってその最下端に設けた垂体が床面から持ち上げられてしまいシャッターカーテン下端と床面間に間隙が生じてシートシャッター本来の機能を損なうこととなってしまうという問題がある。
このような事態を防止するために図9に示すようにシャッター全閉時に風圧等の圧力によるシャッターカーテンの撓み量を考慮してあらかじめシャッターカーテンに余長を持たせておき垂体が床面に着床した全閉時からさらに余長分だけ繰り出してシャッターカーテンを弛緩させておくことも考えられるが、この場合には弛緩部位においてシャッターカーテンの両端部と左右のガイドレール間に隙間(矢視A)が生じてしまい十分な気密性や防火・防煙性を確保できないばかりか該弛緩部位が床面に接触(矢視B)してシャッターカーテンが損傷を受けたり汚れてしまう可能性がある。
【0004】
そこで、例えば特開平10−328322号や特開2000−170460号公報に示すように全閉時に風圧等の圧力によるシャッターカータンの撓みを考慮してあらかじめ弛緩させておき、シャッターカーテン下端を垂体に対して上下動可能にしたり伸縮部材を介して垂体に接続したりして上記弛緩量(余長部)を吸収して、閉鎖完了時にシャッターカーテンを緊張状に保持する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来技術に示すものは、垂体を特殊な形状に形成したり伸縮部材等の特殊な部品や部材を必要とするものであって、部品点数の増加や構造が複雑化するばかりかその構造上シャッターカーテンの弛緩量(余長部)をあまり多く吸収することができないので、シャツーカーテンに作用する圧力が大きい場合には依然として垂体が持ち上げられてしまうという可能性がある。
本発明は、叙述の課題を解決するためになされたものであって、ことさら垂体を特殊な形状にしたり特殊な部品を設けることなく簡単な構造でシャッターカーテンの弛緩部位を整然と吸収することができ、風圧に応じた巾広い弛緩量(余長部)を設定できると共に弛緩部位の両端に隙間が生じることがない建築用シートシャッターを提供するものである。また、弛緩部位が床面に接触して損傷したり汚れてしまうことがないようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために採用した請求項1に係る発明は、下端部に垂体を有した可撓性シートから成るシャツターカーテンの幅方向両端部を開口部の左右に立設したガイドレールに案内して昇降し、前記垂体が床面に着床した全閉時から更に所定の長さを有する余長部だけシャツターカーテンを繰り出して弛緩させた閉鎖完了時にシャツターカーテンが風圧等の圧力を受けて湾曲状に撓んだ際、垂体の持ち上がりを防止するように構成した建築用シートシャツターであって、前記シャツターカーテンの下半部位には前記余長部に位置して、両端部が前記ガイドレールに上下移動自在に嵌挿された複数本の棒状体を垂体と略平行状に上下方向所定間隔を存して離間配設し、該棒状体同志が当接する閉鎖完了時には各棒状体間に余長部の湾曲膨出部が床面より上方に位置して形成されるように構成すると共に、前記シャツターカーテンの両端部上下方向に所定間隔を存してガイドレールからの抜け出しを規制する抜け出し防止手段を設け、該抜け出し防止手段はシャツターカーテンの下半部位では各棒状体間の略中間に位置して配設されていることを特徴とするものである。そして、ことさら垂体を特殊な形状にしたり特殊な部品を設けることなく簡単な構造でシャツターカーテンの湾曲膨出部(弛緩部位)が床面に着いて擦れて損傷したり汚れて外観を損なうことなく整然と吸収することができ、シャツターカーテンに作用する風圧等に応じた幅広い弛緩量(余長部)の設定が可能となって簡単な構造で垂体の持ち上がりを防止できるばかりか湾曲膨出部(弛緩部位)の両端とガイドレール間との隙間がほとんど発生することがないので気密性や防火・防煙性を確保し得てシャツター本来の機能を損なうことがなく開口部を確実に遮蔽することができるものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1において前記ガイドレール内の下半部位には、垂体の通過は許容するが特定の棒状体の通過を規制するストッパ手段が設けられていることを特徴とするものである。そして、この構成によりシャツターカーテンに十分な弛緩量(余長部)を持たせることができるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
尚、本明細書中、全閉時(状態)とは、シャッター開放位置からシャッターカーテンが降下し垂体が床面に着床した時点を指し、また閉鎖完了時(状態)とは上記全閉時(状態)からさらに所定の長さを有する余長部シャッターカーテンが繰り出されて降下が停止した時点(状態)を指すものとする。
図1は本発明に係る建築用シートシャッターの概略正面図およびその縦断面図であって、本シートシャッター1は難燃処理を施した可撓性のシートから構成されるシャッターカーテン2と、該シャッターカーテン2を巻装する巻き取り軸3と、開口部の左右に立設されシャッターカーテン2の左右両端を昇降案内するガイドレール4,4とで構成されており、常時はシャッターカーテン2が巻き取り軸3に巻き取られた状態で建物開口部を開放し、煙感知信号や火災信号等の非常信号を受けた火災時には巻き取り軸3の図示しないブレーキ開放に伴ってシャッターカーテン2がその下端に設けられた垂体5の重力を受けて降下し火災側と非火災側を区画して煙の拡散や延焼を防止するようになっている。なお、6は巻き取り軸3を回転駆動する電動モータであって、該電動モータ6の回転駆動によりシャッターカーテン2が巻き上げられて建物開口部を開放するようになっている。尚、垂体5は鋼板を断面略方形状に折曲形成されたものであってシャッターカーテン2の下端部に設けられており、その両端部は左右のガイドレール4,4に嵌挿された状態で昇降動自在に構成されている。
【0011】
8は抜け出し防止手段であって、該抜け出し防止手段は図2に示すようにボルト8aをシャッターカーテン2の左右両端部に上下方向所定間隔を存して穿設した取り付け孔を貫通して裏面側から袋ナット8bを締め付けることによつてシャッターカーテン2の内外面に突出するよう形成されている。
ガイドレール4は、前記抜け出し防止手段8より巾狭でシャッターカーテン2の端部側が挿通される巾狭部4cを有する断面略コ字状に形成されており、シャッターカーテン2が強風や火災時の熱風による圧力を受けて開口側に引っ張られても抜け出し防止手段8が巾狭部4cによって抜け出し規制されてシャッターカーテン2がガイドレール4から抜け出さないように構成されている。
ここで、巻き取り軸3に巻装されたシャッターカーテン2は降下して垂体5が床面に着地した後、さらに所定の長さを有する余長部だけシャッターカーテン2が繰り出されるように設定されているものであるが、この所定の長さを有する余長部はシャッターカーテン2に作用する圧力を考慮した撓み量に相当する長さに設定され、これによってシャッターカーテン2を弛緩させるように構成されている。
【0012】
また、シャッターカーテン2の下半部位には垂体5に対し略平行状に所定間隔を存してシャッターカーテン2と同素材から成る横細長のシート材の上下を巾方向に縫製して袋状の挿入部2´が複数形成され、該挿入部2´に棒状体7a,7b,7cが挿入されている。
棒状体7a,7b,7cは断面略方形状の鋼製で形成され、その両端部が左右のガイドレール4,4に嵌挿された状態でシャッターカーテン2と共に上下昇降可能に構成されており、さらにシャッターカーテン2の両端部にはこれら棒状体7a,7b,7c間の略中間に位置して抜け止め手段8が設けられている。
【0013】
棒状体7a,7b,7cは、垂体5と略平行状にシャッターカーテン2面の上下方向に所定間隔を存して配設されているものであるが、垂体5とその直上に位置する棒状体7aとの間隔は、シャッターカーテン2が巻き取り軸3から捲き出されて垂体5が床面に着地した全閉時からさらに所定の長さを有する余長部だけシャッターカーテン2が繰り出されて垂体5上に直上の棒状体7aが積層状に載置された際、これら垂体5と棒状体7a間に位置したシャッターカーテン2が弛緩することによって形成される湾曲膨出部9aが床面より上方に位置するような寸法に設定されている。また、棒状体7aと該棒状体7aの直上に位置する棒状体7bとの間隔においても上記同様の状態において、湾曲膨出部9bが床面より上方に位置するような寸法に設定されており、その上の棒状体7cも同様な関係となる寸法に設定されている。
【0014】
要するに、垂体5が床面に当接した全閉状態から該垂体5上に棒状体7a,7b,7cが次々と積層状に載置されたシャツターカーテン2の閉鎖完了状態でそれぞれの湾曲膨出部9a,9b,9cのいずれもが床面に接地しないように各棒状体7a,7b,7cが所定間隔を有するよう設定されていればよいものである。そして、これら各棒状体7a,7b,7cが垂体5上に積層状に載置された閉鎖完了時において最上段の棒状体7cより上方に位置するシャツターカーテン2の部位が略緊張状態でシャツターカーテン2の繰り出し動作が停止して閉鎖完了状態となるよう構成されている。
【0015】
このように構成したシートシャッターの動作を図3に基づいて説明する。
図示しない煙感知や火災感知の信号を受け、あるいは手動操作によつてブレーキ開放がなされると、開口部上方の巻き取り軸3に巻き取られていたシャッターカーテン2は、その下端に設けられた垂体5の重力を受けて左右に立設したガイドレール4,4にその両端側を案内されながら開口部を閉鎖すべく降下する。そして、垂体5が床面に着地した閉鎖時(図3(A))から更にあらかじめ設定された所定の長さ(シャッターカーテン2に作用する圧力を考慮した撓み量に相当する長さであって、これにより垂体5が持ち上げられることない)を有する余長部だけシャッターカーテン2を降下させると、垂体5の上に棒状体7a,7bが載置され、最後に棒状体7cが載置されるとシャッターカーテン2は巻き取り軸3からの繰り出しが完了して降下が停止し閉鎖完了状態(図3(B))となる。
この状態において、垂体5および各棒状体7a,7b,7c間のシャッターカーテン2を形成するシート材はガイドレール4から外方に湾曲状に膨出した湾曲膨出部9a,9b,9cが形成されるがこれらいずれの湾曲膨出部9a,9b,9cも床面に接地しないので損傷したり汚れたりすることはない。
しかも、シャッターカーテン2の両端側には抜け止め防止手段が設けられているので湾曲膨出部9a,9b,9cの両側もガイドレール4からシート材が抜け出すことなく塞がれており、従って隙間の発生も防止できる。また、最上段の棒状体7cより上部のシート材は略緊張状態となっているので余計な皺等の発生が無く意匠的にも好ましいものとなる。
【0016】
このように開口部を閉鎖した状態で強風や火災熱による圧力がシャッターカーテン2に作用すると図3(C)および図8に示すようにシャッターカーテン2全体が湾曲状に撓むこととなるが、その撓み量は上述した所定の弛緩量(余長部)の範囲であるので垂体5は上方に持ち上げられることはない。しかもシャッターカーテン2の両端側もガイドレール4から抜け出して隙間が発生することもなく遮蔽性能も高いものとなる。
【0017】
図4は本発明の第二の実施の形態を示すものであって、上述した第一の実施の形態では垂体5の上に全ての棒状体7a,7b,7cが積層状に載置されるように構成してシャッターカーテン2の全閉時には垂体5に近接して湾曲膨出部9a,9b,9cが形成されるものであるが本第二の実施の形態のものは、最下段の湾曲膨出部9aのみ垂体5に近接して形成されこれより上段の湾曲膨出部9cは湾曲膨出部9aと間隔を有して形成されるようになつている。
【0018】
つぎに、その具体的構成について図4を参照して説明する。尚、第一の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付してある。
10は、左右のガイトレール4の底壁面4aにそれぞれ設けられたストッパであって、該ストッパ10は取り付け辺10aと載置片10bとで略L字状に形成されており、載置片10bがガイドレール4の巾狭部4c側に向くよう取り付け辺10aを介して固定されている。
垂体5および最下段に位置する棒状体7aは、シャッターカーテン2が巻き取り軸3から巻き出された際には左右のストッパ10と干渉することなく昇降動自在となるよう長さ設定してあるが、棒状体7aの直上に位置する棒状体7b´は、その両端側がストッパ10の載置片10bに当接してそれ以上の降下が規制されるよう棒状体7aより若干長い延長部7Xが延設されている。
そして、図4(B)及び図5(B)に示すように垂体5に棒状体7aが載置されると棒状体7b´がストッパ10の載置片10bに当接して棒状体7aと棒状体7b´間のシャッターカーテンは略緊張状態となる位置にストッパ10が設けられている。
【0019】
尚、ストッパ10は図5に示すように取り付け片10aをガイドレールの側壁4bに固定して載置片10bがシャッターカーテン2側に向けて凸設するようにし、棒状体7b´の両端側先端部を載置片10b側に向けて折曲部7Yを折曲形成するようにしてもよく、このようにした場合にはシャッターカーテン2が昇降時にガイドレール4の底壁側に横振れした場合であってもシャッターカーテン2の端部が載置片10bに引っかかってしまうことも防止され、シャッターカーテン2の円滑な昇降動を確保することができるものである。
【0020】
次に、第二の実施の形態の動作を図4および図6を参照して説明する。
上述した第一の実施の形態と同様にシャッターカーテン2が降下して垂体5が床面に着地(図4(A)、)した後にさらに所定の長さを有する余長部だけシャッターカーテン2を降下させると棒状体7aは垂体5に載置されこの時点で棒状体7b´はその両端に延設された延長部7Xがガイドレール4内に凸設されたストツパ10の載置片10bによってそれ以降の降下が規制されその位置で停止することとなるが引き続きシャッターカーテン2は繰り出され棒状体7cが棒状体7b´に載置された段階でシャッターカーテン2の降下が停止することとなる(図5(B)、図7)。そして、棒状体7aと棒状体7b´間のシート材は略緊張状となっているが、また垂体5と棒状体7a間および棒状体7b´と棒状体7c間のシート材はガイドレール4から外方に湾曲状に膨出した湾曲膨出部9a,9cが形成され、これらいずれの湾曲膨出部9a,9cも床面に設置しないようになっており損傷したり汚れたりすることはない。
しかも、シャッターカーテン2の両端側には抜け止め規制手段が設けられているので湾曲膨出部9a,9cの両側もシート材が抜け出すことなく塞がれており隙間の発生も防止できる。シャッターカーテン2に圧力が作用した場合の状態は第一の実施の形態のものと同様であるので省略する。
そして、本実施の形態に示したものはシャッターカーテン2の下端より上方部位に湾曲膨出部が形成されるようにしたので弛緩量(余長部)を大きく設定することができて幅広い圧力に対応することができる。
【0021】
尚、上記の第二の実施の形態においては、棒状体7b´をストッパ10に当接させるものを示したがこれに限定されるものでなく他の棒状体を当接せるようにしてもよく、また抜け出し防止手段は所定間隔を存して配設したものを示したが、シャッターカーテンの上下方向に連続的に設けられるものであっても良く、棒状体もパイプ状のもの等特にその断面形状は問わないものである。
さらに、シートシャッター自体は防火・防煙用に限定されるものでないことは勿論であって例えば工場や倉庫の出入り口に設置される布や塩化ビニル製のシャッターカーテンを備えたものであっても良い。
【0022】
要するに、本発明は上記実施の形態に示すように上下方向に離間配設した棒状体間でシャッターカーテンの弛緩量(余長部)を吸収するようにしたものであればよく、弛緩量(余長部)の多少に応じて棒状体の本数とその間隔を適宜決定すればよいものである。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、下端部に垂体を有した可撓性シートから成るシャツターカーテンの幅方向両端部を開口部の左右に立設したガイドレールに案内して昇降し、前記垂体が床面に着床した全閉時から更に所定の長さを有する余長部だけシャツターカーテンを繰り出して弛緩させた閉鎖完了時にシャツターカーテンが風圧等の圧力を受けて湾曲状に撓んだ際、垂体の持ち上がりを防止するように構成した建築用シートシャツターであって、前記シャツターカーテンの下半部位には前記余長部に位置して、両端部が前記ガイドレールに上下移動自在に嵌挿された複数本の棒状体を垂体と略平行状に上下方向所定間隔を存して離間配設し、該棒状体同志が当接する閉鎖完了時には各棒状体間に余長部の湾曲膨出部が床面より上方に位置して形成されるように構成すると共に、前記シャツターカーテンの両端部上下方向に所定間隔を存してガイドレールからの抜け出しを規制する抜け出し防止手段を設け、該抜け出し防止手段はシャツターカーテンの下半部位では各棒状体間の略中間に位置して配設されているので、ことさら垂体を特殊な形状にしたり特殊な部品を設けることなく簡単な構造でシャツターカーテンの湾曲膨出部(弛緩部位)が床面に着いて擦れて損傷したり汚れて外観を損なうことなく整然と吸収することができ、シャツターカーテンに作用する風圧等に応じた幅広い弛緩量(余長部)の設定が可能となって簡単な構造で垂体の持ち上がりを防止できるばかりか湾曲膨出部(弛緩部位)の両端とガイドレール間との隙間がほとんど発生することがないので気密性や防火・防煙性を確保し得てシャツター本来の機能を損なうことがなく開口部を確実に遮蔽することができるものである。
【0025】
請求項2の発明によれば、前記ガイドレール内の下半部位には、垂体の通過は許容するが特定の棒状体の通過を規制するストッパ手段を設けたので、シャツターカーテンに十分な弛緩量(余長部)を持たせることができ、より広範な圧力巾にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)本発明に係る建築用シートシャッターの概略正面図である。
(B)同上の縦断面図である。
【図2】 (A)シャッターカーテンの要部を示す部分正面図である。
(B)同上の閉鎖完了状態図である。
【図3】 第一の実施の形態のシャッターカーテン動作状態を示す縦断面図であって、
(A)垂体が着床した全閉時を示す状態図である。
(B)閉鎖完了時を示す状態図である。
(C)圧力が作用した場合を示す状態図である。
【図4】 (A)第二の実施の形態を示す要部部分正面図である。
(B)同上の閉鎖完了状態図である。
【図5】 (A)ストッパの他の実施形態を示す図である。
(B)同上の閉鎖完了状態図である。
【図6】 (A)、(B)はそれぞれ図5(A)、(B)の部分拡大図である。
【図7】 第二の実施の形態の閉鎖完了状態を示す縦断面図である。
【図8】 シャッターカーテンの撓み状態を示す全体斜視図である。
【図9】 従来例を示すシートシャッターの全体斜視図である。
【符号の説明】
1 建築用シートシャッター
2 シャッターカーテン
2´ 挿入部
3 巻き取り軸
4 ガイドレール
5 垂体
6 電動モータ
7 棒状体
8 抜け出し防止手段
9 湾曲膨出部
10 ストッパ

Claims (2)

  1. 下端部に垂体を有した可撓性シートから成るシャツターカーテンの幅方向両端部を開口部の左右に立設したガイドレールに案内して昇降し、前記垂体が床面に着床した全閉時から更に所定の長さを有する余長部だけシャツターカーテンを繰り出して弛緩させた閉鎖完了時にシャツターカーテンが風圧等の圧力を受けて湾曲状に撓んだ際、垂体の持ち上がりを防止するように構成した建築用シートシャツターであって、前記シャツターカーテンの下半部位には前記余長部に位置して、両端部が前記ガイドレールに上下移動自在に嵌挿された複数本の棒状体を垂体と略平行状に上下方向所定間隔を存して離間配設し、該棒状体同志が当接する閉鎖完了時には各棒状体間に余長部の湾曲膨出部が床面より上方に位置して形成されるように構成すると共に、前記シャツターカーテンの両端部上下方向に所定間隔を存してガイドレールからの抜け出しを規制する抜け出し防止手段を設け、該抜け出し防止手段はシャツターカーテンの下半部位では各棒状体間の略中間に位置して配設されていることを特徴とする建築用シートシャツター。
  2. 前記ガイドレール内の下半部位には、垂体の通過は許容するが特定の棒状体の通過を規制するストッパ手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建築用シートシャツター。
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