JP5095271B2 - 開閉装置 - Google Patents

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本発明は、閉鎖方向側部分に可撓性シート部を有する開閉体によって空間を仕切るようにした開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、上部側に位置する剛体部(鋼製シャッター3)と下部側に位置する可撓性シート部(耐火シート4)とを連結して開閉体(扉体1)を構成し、この開閉体をガイドレールのガイド溝に嵌め合わせて開閉動作させるようにした開閉装置がある。
この従来の開閉装置によれば、閉鎖動作中の開閉体がその下方側の障害物に当接した場合であっても、可撓性シート部が撓むため、開閉体から前記障害物に伝わる押圧力を軽減することができる。
ところで、上記従来技術では、閉鎖動作中の開閉体を全閉位置で停止する際、前記剛体部の最下端部を、ガイドレールに固定されたストッパー(特許文献1の符号19参照)により受けるとともに、可撓性シート部を前記ストッパーの開閉体厚さ方向側に逃がして下方へ導くようにしている。
このような構造によれば、開閉体の閉鎖動作中、可撓性シート部の下端が、開閉体厚さ方向側へうまく逃げず、前記ストッパーに引っ掛かったり、ストッパーとスラットの間に挟まって、閉鎖動作性を損ねてしまうおそれがある。
特開平11−313901号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、可撓性シート部とストッパーとの干渉により開閉体の閉鎖動作性が損なわれてしまうのを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、収納部から繰り出されて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の幅方向の端部側を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、前記開閉体の開放方向側部分を剛体部により構成するとともに、同開閉体の閉鎖方向側部分を可撓性シート部により構成している開閉装置において、前記剛体部を開閉体開閉方向へ連接された複数のスラットから構成するとともに、この剛体部に、最も下側のスラットよりも上側のスラットから開閉体幅方向へ突出するように凸部を設け、前記ガイドレールには、前記開閉体が着座対象部位に当接して全閉した際に、前記剛体部の閉鎖動作を停止するストッパー部が設けられ、このストッパー部は、前記可撓性シート部に対し開閉体幅方向へ離れた位置で、前記凸部を受けるように配設され、前記可撓性シート部は、前記開閉体における前記剛体部よりも下側の部分において上下方向へわたる可撓性シート材であり、該可撓性シート部の上端部側は最下端側のスラットに固定され、可撓性シート部の下端側には全閉時に着座対象部位に当接させるための座板部材が接続され、前記可撓性シート部における幅方向の端部側には、前記可撓性シート部よりも高い剛性を有する棒状部材が、前記可撓性シート部の表部及び/又は裏部に沿って開閉体幅方向へ連続するとともに前記ガイドレールのガイド溝へ挿入されるように固定され、前記開閉体の全閉時には、前記ストッパー部の上端よりも下側に、前記剛体部と前記可撓性シート部との境界部分が位置し、前記境界部分よりも下側に、前記棒状部材が位置し、前記棒状部材よりも更に下側に、前記座板部材が位置するようにしたことを特徴とする
本発明を実施するための一形態では、収納部から繰り出されて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の幅方向の端部側を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、前記開閉体の開放方向側部分を剛体部により構成するとともに、同開閉体の閉鎖方向側部分を可撓性シート部により構成している開閉装置において、前記剛体部に、開閉体幅方向へ突出する凸部を設け、前記ガイドレールには、前記開閉体が着座対象部位に当接して全閉した際に、前記剛体部の閉鎖動作を停止するストッパー部が設けられ、このストッパー部は、前記可撓性シート部に対し開閉体幅方向へ離れた位置で、前記凸部を受けるように配設されている。
更なる形態では、前記剛体部は、開閉体開閉方向へ連接された複数のスラットからなり、前記凸部は、最も閉鎖方向側に位置するスラット以外のスラットに配設されている。
更なる形態では、前記ストッパー部をガイドレールの溝底部から突出するように設け、前記凸部の突出寸法を、前記ストッパー部の突出寸法よりも大きくした。
更なる形態では、前記剛体部及び/又は前記可撓性シート部の両側に、前記ガイドレールの開口側の端部に当接することで、前記剛体部及び/又は前記可撓性シート部の幅方向の移動を規制する規制部を設けた。
更なる形態では、前記可撓性シート部における幅方向の端部側には、前記可撓性シート部よりも高い剛性を有する棒状部材が、前記可撓性シート部の表部及び/又は裏部に沿うとともに前記ガイド溝へ挿入されるように、固定されている。
なお、上記形態に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
更に、この開閉装置には、開閉体を巻取り軸に巻き取って収納するようにした態様や、開閉体を巻取り軸に巻き取ることなくその開放方向側に収納するようにした態様等を含む。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
スラットから開閉体幅方向へ突出する凸部を、可撓性シート部に対し開閉体幅方向へ離れたストッパー部によって受けるようにしているため、可撓性シート部とストッパーとの干渉により開閉体の閉鎖動作性が損なわれてしまうのを防ぐことができる
次に、上記形態をより具体化した開閉装置について、図面に基づいて説明する。
この開閉装置1は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であるが、特に好ましい態様として、火災等の非常時に自動閉鎖されて火炎や煙の蔓延を防ぐ防火シャッター装置に適用した一例について説明する。
この開閉装置1は、収納部10から繰り出されて閉鎖動作する開閉体20と、該開閉体20の幅方向の端部側をガイド溝31(図3及び5参照)に嵌め合わせて閉鎖方向へ案内するガイドレール30とを備え、前記開閉体20の閉鎖方向側部分を可撓性シート部22により形成している。
収納部10は、下部側に開閉体20を出没させるための開口部を有する収納ケース11内に、開閉体20を巻き取ったり繰出したりする巻取軸12と、該巻取軸12をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段(図示せず)を介して電動で巻き取る開閉機13と、該開閉機13の出力軸を防災信号に応じて自由回転可能にする自動閉鎖装置(図示せず)とが具備されている。
この収納部10によれば、図示しない制御部が防災信号を受け、該制御部から開閉体20を閉鎖させるための指令が発せられると、開閉機13の出力軸及び巻取軸12が自由回転可能な状態となり、巻取軸12に巻かれた開閉体20が、自重によって下方へ繰り出され、閉鎖動作することになる。
なお、収納部10の他例としては、前記収納ケース11を備えずに巻取軸12を露出している態様や、開閉体20を巻き取ることなく開放方向側へ収納する態様等とすることも可能である。
また、開閉体20は、その開放方向側の部分を構成する剛体部21と、該剛体部21よりも閉鎖方向側の部分を構成する可撓性シート部22と、該可撓性シート部22における最も閉鎖方向側の端部(図示例によれば最下端部)に接続された座板部材23とから構成され、剛体部21の開放方向側の端部(図示例によれば上端部)を巻取軸12の外周面に止着している。
剛体部21は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラット21aを、上下に隣接する該スラット21a,21a間で回動するように複数連接してなり、これら複数のスラット21aの内の一部のスラット21aの両端側には、それぞれ開閉体幅方向へ突出するように凸部21bが固定されている。
前記凸部21bは、図示例によれば、スラット21a裏面側の凹状部分に嵌り込まれた略直方体状の部材であり、その開閉体幅方向の端部側を、スラット21aの幅方向端部からガイドレール30底部へ向かって突出させた状態で、最下端のスラット21aから2番目のスラット21aに対し固定されている。この固定手段は、図示例によればボルトとナット等の締結具とされ、他例としては、ネジ止めや、溶接、接着、嵌合等とすることが可能である。
そして、図3に示すように、凸部21bがスラット21aの開閉体幅方向端部から突出する寸法aは、後述するストッパー部40がガイドレール30の溝底部30bから突出する寸法bよりも大きく設定されている。
この構成によれば、凸部21bを有するスラット21aが開閉体幅方向へ微動した場合に、凸部21bの突端が溝底部30bに当接するため、スラット21aとストッパー部40との干渉、可撓性シート部22とストッパー部40との干渉、および座板部材23とストッパー部40との干渉等を、効果的に防ぐことができる。
また、可撓性シート部22は、耐火性を有するとともに比較的軽量なシリカクロスからなる。なお、この可撓性シート部22の材質の他例としては、ガラスクロスや、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等とすることも可能である。
また、当該開閉装置1が防炎目的に使用されない場合等には、この可撓性シート部22の材質を、耐火性を有しない可撓性シート材、例えば、塩化ビニルやポリエステル樹脂や、木綿や絹等の天然素材等としてもよい。更に、可撓性シート部22の材質の他例としては、ワイヤーメッシュや、前記材料を適宜に組み合わせたもの等としてもよい。
この可撓性シート部22は、複数のシート材を縦方向や横方向、あるいは斜め方向等に接続して構成してもよいし、一枚のシート材により構成してもよい。
そして、可撓性シート部22は、その上端部側が、最下端側のスラット21aと、該スラット21aの裏面側に止着される止着部材21cとの間にサンドイッチ状に挟まれている(図7参照)。
前記止着部材21cは、断面柄杓状を呈する金属板材であり、その凹状部分をスラット21a下端のカール状部分に嵌め合わせ止着されることで、可撓性シート部22を固定している。
前記構成の可撓性シート部22における幅方向の端部側には、棒状部材22aが固定されている。
この棒状部材22aは、可撓性シート部22における幅方向の両端部側にそれぞれ部分的に配設され、可撓性シート部22の表部又は裏部に沿うとともに、ガイドレール30のガイド溝31の外側から内側へ挿入されている。
この棒状部材22aの材質は、少なくとも可撓性シート部22よりも高い剛性を有するものであればよく、例えば、金属材料、セラミック、合成樹脂材料、ゴム材料、木材等とすることが可能である。
この棒状部材22aは、特に耐火性を良好にする観点からは金属材料やセラミックであることが好ましく、更に図示した好ましい一例では、コスト低減等の観点から金属材料(例えばステンレス材料)としている。
また、可撓性シート部22が万が一閉鎖方向側の物体に当接した際に、その物体に対する押圧力を軽減する観点からは、ゴム材料や弾性合成樹脂材料等の弾性材料としたり、軽量な合成樹脂材料や木材等とするのが好ましい。
また、この棒状部材22aの断面形状は、円形状、楕円形状、四角形状、多角形状等とすることが可能であり、特に可撓性シート部22を損傷させないようにする観点より、角部(エッジ)のない断面形状が好ましく、図示例では断面円形状としている。
この棒状部材22aは、図示例によれば、後述するガイドレール30のガイド溝31における開口端部30aから溝底部30bまでの寸法cの2〜5倍の長さを有し、可撓性シート部22の上下方向の略中央部に、略水平状に配設されて、その端部側を前記寸法cの1/2以上の深さであって、ガイド溝31の溝底部30bに接触しない深さまで、ガイド溝31下側の幅狭部分内(両側部31a,31a間)に挿入させている。この挿入部分の寸法は、図4に寸法dとして示す。
また、この棒状部材22aを可撓性シート部22に固定する手段は、図示例によれば、可撓性シート部22の表面または裏面に、可撓性の帯状シート22bを縫い付け、この帯状シート22bと前記可撓性シート部22との間に棒状部材22aが収納されるようにしている。
より詳細に説明すれば、帯状シート22bは、図2に示すように、その上辺部と、下辺部と、左側辺部の下側と、右側辺部の下側とが、可撓性シート部22に対し縫い付けられることで、左側辺部の上側と右側辺部の上側のそれぞれに、棒状部材22aを挿入するための挿入口22b1,22b1を形成している。
したがって、棒状部材22aは、前記何れかの挿入口22b1からその内部に挿入され、帯状シート22bと可撓性シート部22との間に保持される。
なお、何れか一方の挿入口22b1を閉鎖した構成とすることも可能である。
また、他の固定手段としては、棒状部材22aを縫い糸により直接的に可撓性シート部22に縫い付けるようにした態様、棒状部材22aの長手方向の単数もしくは複数の個所を、縫い糸や帯状部材により可撓性シート部22に対し止着するようにした態様、棒状部材22aを可撓性シート部22に対し接着するようにした態様、可撓性シート部22に対し開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに複数の切込みを形成し、これら複数の切り込みに棒状部材22aを挿通させて保持するようにした態様等とすることも可能である。
そして、上記構成の可撓性シート部22の下端側には、全閉時に着座対象部位p(例えば床面や地面、枠部材等)に当接させるための座板部材23が接続されている。
また、ガイドレール30は、着座対象部位pと収納部10との間にわたる長尺状に設けられる部材であり、開閉体20の横幅方向の端部を囲むガイド溝31を有する。
ガイド溝31は、断面略凹状に形成され、断面略L字状等のスペーサ32を介することで、可撓性シート部22に対応する下側部分の開閉体厚さ方向の幅を、その上側部分の幅よりも狭くしている。
そして、ガイド溝31の前記幅狭の部分は、棒状部材22aにおけるガイド溝31に内在する部分の全部に対し、その開閉体厚さ方向の両側から側部31a,31aを近接させている。
また、前記ガイド溝31内の下端側には、前記開閉体20の座板部材23が着座対象部位pに当接して全閉した際に、剛体部21の閉鎖動作を停止するストッパー部40が固定されている。
このストッパー部40は、可撓性シート部22に対し開閉体幅方向へ離れた位置で、剛体部21の凸部21bを、その下方側から受けるように配設されている。
このストッパー部40の材質は、金属材料や硬質の合成樹脂材、木材など、剛体部21の重量および衝撃に耐えうる強度を有するものであればよい。
このストッパー部40は、図示例によれば、開閉体開閉方向へわたる長尺直方体状に形成され、ガイドレール30の溝底部30bから開閉体幅方向へ突出するように設けられる。
このストッパー部40は、その固定手段が特に限定されるものでなく、例えば、ガイドレール30内壁面(より好ましくは溝底部)に対し、ネジやボルト、リベット等の止着具によって止着された態様、あるいは、嵌合や、接着、溶接等により止着された態様等とすることが可能である。
次に、上記構成の開閉装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
図5に示すように、閉鎖動作中の開閉体20の閉鎖方向端部(詳細には座板部材23)が障害物xに当接すると、可撓性シート部22が上下方向に圧縮されて撓むため、障害物xに加わる押圧力を軽減することができる。この際、可撓性シート部22の幅方向の端部に止着された棒状部材22aが、ガイドレール30のガイド溝31内外にわたって挿通されているため、可撓性シート部22の幅方向端部がガイド溝31からはみ出してしまうようなことを防ぐことができる。
この作用効果についてより詳細に説明すれば、可撓性シート部22は、前記のようにして上下方向から圧縮されると、図6の断面図に示すように、開閉体厚さ方向(例えば図6における上方)へ膨出するようにして撓もうとする。
この際、棒状部材22aの最先端部側が、可撓性シート部22を介して、ガイド溝31の両側部31a,31aの一方(図6によれば下側の側部31a)に当接するとともに、同棒状部材22aの端部側の中途箇所が、可撓性シート部22を介して、他方の側部31a(図6によれば上側の側部31a)における開口端部に当接する。
そのため、棒状部材22aを内在する可撓性シート部22は、両側部31a,31aに対する前記した2箇所の当接により、ガイド溝31からはみ出る方向(図6によれば左方向)への移動を抑制される。
よって、可撓性シート部22の幅方向端部がガイド溝31からはみ出てしまうのを防ぐことができる。
その上、障害物xが除去された後には、棒状部材22aの重量により、皺や撓み等を伸ばす作用もある。
しかも、棒状部材22aがガイド溝31下側の幅狭部分(図4に示す側部31a,31aの間)に対し遊挿される構成、すなわち棒状部材22aの開閉体厚さ方向の寸法が前記幅狭部分の幅よりも小さいため、例えば抜止用の係止部材がガイド溝の上端に引っかかったりガイド溝内に食い込んだり等するような従来技術(特許文献2参照)の課題を低減することができる。
また、開閉体20の閉鎖動作中においては、可撓性シート部22に対し開閉体幅方向へ離れた位置で剛体部21の凸部21bがストッパー部40に受けられる構造であるため、座板部材23や可撓性シート部22がストッパー部40に干渉してしまうようなことを防ぐことができ、ひいては開閉体20の開閉動作を良好にすることができる。
なお、上記開閉装置1によれば、棒状部材22aを可撓性シート部22の幅方向端部側に部分的に設けることで、可撓性シート部22の幅方向中央側の変形や撓みを容易にして、開閉体20の下端が万が一障害物xに当接した際における障害物xへの押圧力を低減するようにしているが、他例としては、可撓性シート部22の幅方向端部側がガイドレール30からはみ出るのをより効果的に防ぐ観点から、単数の棒状部材22aを開閉体幅方向の略全長にわたるように設けてもよい。
また、上記開閉装置1によれば、特に効果的な態様として、棒状部材22aを可撓性シート部22の開閉体開閉方向の略中央又は中央近傍に配置する構成としたが、他例としては、棒状部材22aを可撓性シート部22の上端側や下端側に設けた態様等とすることも可能である。
更に他例としては、左右の棒状部材22a,22aが開閉体幅方向の中央寄りで重なり合うようにした態様や、開閉体幅方向へわたって3以上の棒状部材22aを配設するようにした態様、棒状部材22aを開閉体開閉方向へ複数設けた態様等としたり、これら態様の棒状部材22aを適宜に組み合わせた構成等とすることも可能である。
また、開閉装置1によれば、特に好ましい態様として、棒状部材22aが開閉体幅方向(図示例によれば略水平方向)へわたる構成としたが、他例としては、棒状部材22aを開閉体幅方向に対し傾斜させて配設することも可能である。
また、開閉装置1によれば、棒状部材22aを可撓性シート部22の表部と裏部との内の一方のみに設けたが、棒状部材22aを可撓性シート部22の表裏両部に設けるようにしてもよい。
また、上記開閉装置1では、凸部21bを最下端のスラット21aから2番目のスラット21aに設けたが、他例としては、最下端のスラット21aに配設した態様や、最下端のスラット21aから3番目以降のスラット21aに配設した態様、あるいは、開閉体20における開閉方向の中央寄りのスラット21aに配置した態様、全閉状態で上方寄りに位置するスラット21aに配設した態様、全閉状態で収納ケース11内に位置するスラット21aに配設した態様等とすることが可能である。
しかしながら、凸部21bは最も閉鎖方向側(最下端側)に位置するスラット21a以外のスラット21aに配置されるのが好ましく、この構成によれば、全閉時に剛体部21と可撓性シート部22との境界部分が、後述するストッパー部40の上端よりもに位置するため、万が一可撓性シート部22がストッパー部40の上端に引っ掛かった場合であっても、可撓性シート部22下端側に加わる座板部材23の重量等によって、前記引っ掛かりを外せる可能性が高まる。
また、上記凸部21bは、開閉体20が巻取軸12に巻かれた際の巻径を極力小さくする観点より、スラット21aの開閉体厚さ方向の最大寸法(すなわちカール部を含む寸法)と略同寸法の厚み、又は前記最大寸法よりも小さい寸法の厚みとするのが好ましい。
また、上記凸部21bは、各スラット21aの上下のカール部に接触しない程度の上下寸法に形成されるのが好ましい。この凸部21bは、隣接する上下のスラット21a,21a間の回動を妨げることがないように、好ましくは、一方のスラット21aに固定された状態で、他方のスラット21aのカール部に接触しないように設けられる。
また、上記凸部21bは、図示例によれば、剛体部21における幅方向の端部側に部分的に設けているが、他例としては、剛体部21に対し、スラット21aの幅方向寸法よりも長い横棒状部材を設け、この横棒状部材の端部側を、剛体部21の幅方向端部からガイドレール30底部へ向かって突出させて、上記凸部としてもよい。
また、開閉装置1によれば、凸部21bをスラット21aとは別体の部材としたが、この凸部21bの他例としては、複数のスラット21aの内の一部のスラット21aを他のスラット21aよりも長く形成し、該一部のスラット21aの開閉体幅方向の端部が、他のスラット21aよりも突出するようにした態様等とすることが可能である。
また、開閉装置1によれば、ストッパー部40を着座対象部位pから上方へ延設された長尺状に構成したが、このストッパー部40の他例としては、全閉時に凸部21bを受ける位置に、部分的に設けてもよい。
また、開閉装置1では、凸部21bおよびストッパー部40を、全閉状態の開閉体20の下端寄りに配置したが、他例としては、凸部21bおよびストッパー部40を全閉状態の開閉体20の上端寄りに配置することも可能である。
この構成によれば、開閉体20の閉鎖動作中、可撓性シート部22及び座板部材23を、開放方向側の比較的幅方向の振れが小さい内にストッパー部40下方へ移動させることができるため、可撓性シート部22及び座板部材23とストッパー部40との干渉を効果的に防ぐことができる。
更に、他例としては、凸部21bおよびストッパー部40を、全閉状態の開閉体20の上端側における収納ケース11内に配置するとともに、開閉体20が全開状態の際に可撓性シート部22がストッパー部40上端よりも下方に位置するようにしてもよい。
この構成によれば、全開状態で可撓性シート部22が予めストッパー部40上端よりも下方に位置するため、閉鎖動作中に可撓性シート部22や座板部材23がストッパー部40上端に干渉するようなことを防ぐことができる。
また、上記開閉装置1では、棒状部材22aによって可撓性シート部22がガイドレール30外へはみ出すのを防いでいるが、このはみ出しをより防ぐために、開閉体20の幅方向端部にガイドレール30内に係止される抜止部材を設けることも可能である。この場合、前記抜止部材と棒状部材22aとの高さ位置を略同程度にすれば、抜止部材がガイド溝31の幅狭部分に引っ掛かったり食い込んだりするのを防ぐことができ、ひいては、これら抜止部材と棒状部材22aとの相乗効果によって、前記はみ出しを効果的に防ぐことができる。
また、上記開閉装置1に付加する構成として、剛体部21及び/又は可撓性シート部22の両側に、ガイドレール30における開閉体幅方向の開口側の端部に当接することで、剛体部21及び/又は可撓性シート部22の幅方向の移動を規制する規制部50を設けるようにしてもよい。
より具体的に説明すれば、図8に示す一例では、剛体部21を構成するスラット21aの幅方向の両端側各々に、ガイドレール30の開口側の端部に接触または近接するように規制部50が設けられている。この規制部50は、スラット21aに対し回動するように軸支され、ガイドレール30開口側端部の上下方向に沿って転動するように配設されたローラである。
而して、図8に示す構成によれば、開閉体20の閉鎖動作中に剛体部21が開閉体幅方向へ振れるのを防ぐことができ、ひいては、剛体部21の下側に設けられる剛体部21が開閉体幅方向へ振れて、ストッパー部40に干渉するのを防ぐことができる。
なお、図8に示す好ましい一例では、規制部50を、凸部21bを有するスラット21aに設けることで、凸部21bとストッパー部40との当接が良好に行われるようにしているが、他例としては、規制部50を凸部21bのない他のスラット21aに設けることも可能である。
更に、他例としては、規制部50を可撓性シート部22又は座板部材23の幅方向の端部側に設け、この規制部50をガイドレール30の開口側の端部に接触または近接させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態に付加する構成として、開閉体20の閉鎖方向端部が障害物に当接したことをセンサーにより感知し、その感知信号に応じて開閉体20の閉鎖動作を停止するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、上記剛体部21は、開閉体20において開放方向側の剛性を有する部位であればよく、その一例として複数のスラット21aを連接してなる態様を示したが、他例としては、剛体部21を、単数もしくは複数のパネルまたはパイプや、これらの組み合わせ等によって構成することも可能である。
また、上記実施の形態では、ガイドレール30を、断面略矩形枠状に形成されるとともに断面略凹状のガイド溝31を備えて外部に露出して用いられる態様としたが、このガイドレール30を、断面略凹状のガイド溝31のみから構成して壁面等に埋め込まれて用いられる態様としてもよい。
また、上記実施の形態では、開閉機13の駆動によって開閉体20を開閉動作させる自動駆動式としているが、開閉体20を自重や手動によって開閉動作させる非自動駆動式の態様や、あるいは開放動作と閉鎖動作との内の一方の動作を自動駆動式とするとともに他方の動作を非自動駆動式とした態様などとすることも可能である。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図であり、要部を切欠して示している。 同開閉装置の要部拡大正面図であり、要部を切欠して示している。 図1における(III)-(III)線断面図であり、座板部材を省略して示している。 図1における(IV)-(IV)線断面図であり、座板部材を省略して示している。 同開閉装置について、閉鎖動作中の開閉体が障害物に当接した状態を示す要部斜視図である。 可撓性シート部に撓みを生じた際の状態を示す横断面図である。 開閉体の一例を示す側面図である。 他の開閉装置の一例を示す要部横断面図である。 従来の開閉装置について、閉鎖動作中の開閉体が障害物に当接した状態を示す要部斜視図である。
10:収納部 20:開閉体
21:剛体部 21a:スラット
21b:凸部 22:可撓性シート部
22a:棒状部材 23:座板部材
30:ガイドレール 30b:溝底部
31:ガイド溝 31a:側部
40:ストッパー部 50:規制部
p:着座対象部位 x:障害物

Claims (8)

  1. 収納部から繰り出されて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の幅方向の端部側を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、前記開閉体の開放方向側部分を剛体部により構成するとともに、同開閉体の閉鎖方向側部分を可撓性シート部により構成している開閉装置において、
    前記剛体部を開閉体開閉方向へ連接された複数のスラットから構成するとともに、この
    剛体部に、最も下側のスラットよりも上側のスラットから開閉体幅方向へ突出するように凸部を設け、
    前記ガイドレールには、前記開閉体が着座対象部位に当接して全閉した際に、前記剛体部の閉鎖動作を停止するストッパー部が設けられ、
    このストッパー部は、前記可撓性シート部に対し開閉体幅方向へ離れた位置で、前記凸部を受けるように配設され
    前記可撓性シート部は、前記開閉体における前記剛体部よりも下側の部分において上下方向へわたる可撓性シート材であり、該可撓性シート部の上端部側は最下端側のスラットに固定され、可撓性シート部の下端側には全閉時に着座対象部位に当接させるための座板部材が接続され、
    前記可撓性シート部における幅方向の端部側には、前記可撓性シート部よりも高い剛性を有する棒状部材が、前記可撓性シート部の表部及び/又は裏部に沿って開閉体幅方向へ連続するとともに前記ガイドレールのガイド溝へ挿入されるように固定され、
    前記開閉体の全閉時には、前記ストッパー部の上端よりも下側に、前記剛体部と前記可撓性シート部との境界部分が位置し、前記境界部分よりも下側に、前記棒状部材が位置し、前記棒状部材よりも更に下側に、前記座板部材が位置するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記棒状部材は、前記可撓性シート部における幅方向の端部側に部分的に設けられ、且つ、該棒状部材の一端部が前記ガイド溝内に位置するとともにその他端部が前記ガイド溝外に位置するように開閉体幅方向へ連続していることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記可撓性シート部における幅方向の中央側に、前記棒状部材を有さない領域を設けたことを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
  4. 前記可撓性シート部が上下方向から圧縮され撓んだ際に、前記棒状部材の最先端部側を、前記ガイド溝の一方の側部に当接させるとともに、同棒状部材の中途箇所を、前記ガイド溝の他方の側部における開口端部に当接させ、これら2箇所の当接により、前記棒状部材及び前記可撓性シート部が前記ガイド溝からはみ出る方向への移動を、抑制するようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の開閉装置。
  5. 前記可撓性シート部は、最下端側のスラットと、該スラットに止着された止着部材との間にサンドイッチ状に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 前記凸部は、前記スラット裏面側の凹状部分に嵌め込まれて固定されていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
  7. 前記止着部材も、前記スラットに対し、凹状部分を有する裏面側に固定されていることを特徴とする請求項6記載の開閉装置。
  8. 前記ガイド溝における、前記可撓性シート部に対応する下側部分の開閉体厚さ方向の幅を、その上側部分の幅よりも狭くし、このガイド溝の幅狭部分に対し、前記棒状部材が遊挿されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の開閉装置。
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