JP5243733B2 - 開閉装置 - Google Patents
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この従来の開閉装置によれば、閉鎖動作中の開閉体がその下方側の障害物に当接した場合であっても、可撓性シート部が撓むため、開閉体から前記障害物に伝わる押圧力を軽減することができる。
このような構造では、閉鎖動作中、剛体部110の下端部が、ストッパー部130によりうまく受け止められずに、ストッパー部130とガイドレール120内面との間に食い込み、可撓性シート部140に皺や撓みを生じ、ひいては、全閉時の閉鎖性を損ねてしまったり、前記食い込みにより開閉体の開放動作が不能になったり等するおそれがある。
更なる形態では、前記開閉体は、前記可撓性シート部の開閉体幅方向の寸法を、前記複数のスラットの開閉体幅方向の寸法よりも短くして、前記可撓性シート部の幅方向端部を、前記剛体部の幅方向端部に対し凹ませており、前記凸部は、前記凹み部分に位置するように、前記剛体部から閉鎖方向へ突出して設けられ、前記案内部は、前記凸部を受けるように配置された前記平坦面部に対し開閉体幅方向に並ぶ位置であって、且つ前記可撓性シート部に対し開閉体厚さ方向に重なり合う位置に配置されている。
更に、この開閉装置には、開閉体を巻取り軸に巻き取って収納するようにした態様や、開閉体を巻取り軸に巻き取ることなくその開放方向側に収納するようにした態様等を含む。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
閉鎖動作中の開閉体が全閉する際、可撓性シート部が案内部により開閉体厚さ方向へ逃がされて閉鎖方向へ導かれ、剛体部から閉鎖方向へ突出する凸部が、ストッパー部の平坦面部により受けられる。
したがって、剛体部の閉鎖方向端部がストッパー部とガイドレールとの間に食い込むようなことを防ぐことができる。
以下の開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であるが、特に好ましい態様として、火災等の非常時に自動閉鎖されて火炎や煙の蔓延を防ぐ防火シャッター装置に適用した一例について説明する。
この収納部10によれば、図示しない制御部が防災信号を受け、該制御部から開閉体20を閉鎖させるための指令が発せられると、開閉機13の出力軸及び巻取軸12が自由回転可能な状態となり、巻取軸12に巻かれた開閉体20が、自重によって下方へ繰り出され、閉鎖動作することになる。
なお、当該開閉装置1が防炎目的に使用されない場合等には、この可撓性シート部22の材質を、耐火性を有しない可撓性シート材、例えば、塩化ビニルやポリエステル樹脂や、木綿や絹等の天然素材等としてもよい。更に、可撓性シート部22の材質の他例としては、ワイヤーメッシュや、前記材料を適宜に組み合わせたもの等としてもよい。
この可撓性シート部22は、複数のシート材を縦方向や横方向、あるいは斜め方向等に接続して構成してもよいし、一枚のシート材により構成してもよい。
したがって、剛体部21と可撓性シート部22との境目には段部が形成され、可撓性シート部22の幅方向端部が、剛体部21の幅方向端部よりも、開閉体幅方向の中央寄りに凹んだ状態となる。そして、この凹み部分には、剛体部21下端の上記凸部21bが下方向きに配置されることになる。
前記止着部材21cは、断面柄杓状を呈する金属板材であり、その凹状部分をスラット21a下端のカール状部分に嵌め合わせて止着されることで、可撓性シート部22を固定している。
ガイド溝31は、断面略凹状に形成され、図示例によれば、ガイドレール30の上下方向の略全長にわたって開閉体厚さ方向の幅寸法が略一定に設定されている。
この場合、前記寸法の小さい部分は、ガイドレール30下端側のガイド溝31内にスペーサ等を設けることで構成してもよいし、ストッパー部40の下端側を下方へ延設した構成としてもよい。
このストッパー部40は、図4に特に詳細に示すように、その開閉体開放方向側(図示例によれば上側)の部分に、剛体部21下端の前記凸部21bを受ける平坦面部41と、可撓性シート部22を開閉体厚さ方向へ逃がして閉鎖方向へ導く上向きの凸曲面状の案内部42とを有する。
更に、このストッパー部40は、その開閉体閉鎖方向側(図示例によれば下側)の部分に、可撓性シート部22の開放動作を良好にするための下向きの凸曲面状の案内部43を有する。
そして、この案内部42の突端側(上端側)における可撓性シート部22に面する部分は、断面略R加工状(換言すれば断面略扇形状)の凸曲面に形成されている。
なお、案内部42の他例としては、上記凸曲面状の構成に代えて、テーパー面状の構成としてもよい。また、下端側の案内部43についても同様にテーパー面状とすることが可能である。
この構成によれば、案内部42の上端と剛体部21の下端との間に空間cが確保されるため、剛体部21の下端が案内部42とガイド溝31側面との間に食い込むようなことを効果的に防ぐことができる。
この案内部43の突端側(下端側)における可撓性シート部22に面する部分は、断面略R加工状(換言すれば断面略扇形状)の凸曲面に形成されている。
なお、ストッパー部40の材質、及び上記凸部21bの材質は、金属材料や硬質の合成樹脂材、木材など、剛体部21の重量および衝撃に耐えうる強度を有するものであればよい。
また、このストッパー部40は、その固定手段が特に限定されるものでなく、例えば、ガイドレール30内壁面に対し、ネジやボルト、リベット等の止着具によって止着された態様、あるいは、嵌合や、接着、溶接等により止着された態様等とすることが可能である。
同様に、凸部21bの固定手段も、例えば、スラット21a下端部や止着部材21cの下端に対し、ネジやボルト、リベット等の止着具によって止着された態様、あるいは、嵌合や、接着、溶接等により止着された態様等とすることが可能である。
開閉体20の閉鎖動作中、開閉体20の下端側が着座対象部位pに近づくと、可撓性シート部22がストッパー部40における上側の案内部42によって開閉体厚さ方向へ逃がされながら下方へ導かれる。
そして、開閉体20の最下端部(具体的には座板部材23)が着座対象部位pに当接して、開閉体20が略全閉状態になると、剛体部21から下方へ突出する凸部21bが、ストッパー部40の平坦面部41に受けられ、開閉体20の閉鎖動作が停止する。
よって、剛体部21の閉鎖方向端部(座板部材23)が、ストッパー部40とガイドレール30のガイド溝31側面との間に食い込むようなことを防ぐことができる。
すなわち、例えば、図5に示す開閉装置の一例では、全閉状態で収納ケース11のまぐさ部11a内に位置するスラット21aに対し、略直方体状の凸部21dを開閉体厚さ方向へ突出するように固定するとともに、まぐさ部11aの内面にストッパー部60を固定している。
図示例のストッパー部60は、凸部21dを受ける平坦面部61と、該平坦面部61に対し開閉体幅方向に並ぶ上向き凸曲面状またはテーパー状の案内部62(図5の二点鎖線部分参照)と、下向き凸曲面状またはテーパー状の案内部63とによって、上述したストッパー部40と同様の形状に構成されている。また、他例としては、前記ストッパー部60から前記案内部62を省いた態様とすることも可能である。
21:剛体部 21a:スラット
21b:凸部 22:可撓性シート部
30:ガイドレール 40:ストッパー部
41:平坦面部 42,43:案内部
p:着座対象部位
Claims (4)
- 収納部から繰り出されて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の幅方向の端部側を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、前記開閉体の開放方向側部分を剛体部により構成するとともに、同開閉体の閉鎖方向側部分を可撓性シート部により構成し、前記可撓性シート部が着座対象部位に当接して全閉した際に、前記剛体部を前記ガイドレールに固定されたストッパー部により受けて、前記開閉体の閉鎖動作を停止するようにした開閉装置において、
前記剛体部の幅方向端部側には、該剛体部から突出する凸部が設けられ、
前記ストッパー部の開閉体開放方向側の部分には、前記凸部を受ける平坦面部と、前記可撓性シート部を開閉体厚さ方向へ逃がして閉鎖方向へ導く凸曲面状またはテーパー状の案内部とが具備され、
前記剛体部は、開閉方向の両端部側にカール状部分を有するスラットを、開閉方向に隣接する該スラット間で回動するように複数連接してなり、
前記可撓性シート部は、最も閉鎖方向側の前記スラットと、該スラットの閉鎖方向側の前記カール状部分に対し開閉体厚さ方向側から凹状に嵌り合って止着される止着部材との間に、サンドイッチ状に挟まれて保持され、
前記開閉体は、前記可撓性シート部の開閉体幅方向の寸法を、前記複数のスラットの開閉体幅方向の寸法よりも短くして、前記可撓性シート部の幅方向端部を、前記剛体部の幅方向端部に対し凹ませており、
前記凸部は、前記凹み部分に位置し、且つ前記最も閉鎖方向側のスラットから閉鎖方向へ突出して設けられ、
前記案内部は、前記凸部を受けるように配置された前記平坦面部に対し開閉体幅方向に並ぶ位置であって、且つ前記可撓性シート部に対し開閉体厚さ方向に重なり合う位置に配置されていることを特徴とする開閉装置。 - 前記案内部を前記平坦面部よりも開放方向へ突出させるとともに、その突出寸法を、前記凸部の突出寸法よりも小さく設定し、
前記凸部を、最も閉鎖方向側の前記スラットにおける閉鎖方向側端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。 - 前記案内部を前記平坦面部よりも開放方向へ突出させるとともに、その突出寸法を、前記凸部の突出寸法よりも小さく設定し、
前記凸部を、前記止着部材における閉鎖方向側端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。 - 前記ストッパー部は、その開閉体閉鎖方向側の部分に、開放動作した際の前記可撓性シート部を案内するための凸曲面状又はテーパ―状の案内部を有することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
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