JP7203561B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
当該開閉装置は、構造物の開口を開閉する開閉体が、上下方向に延在して開口を閉鎖する閉鎖状態と、開口を隔てた一方の領域の天井側において当該天井に沿って延在して開口を開放する開放状態とに設定される。
上述した開閉体は、開閉体の移動方向に沿って並ぶように設けられた複数のパネルと、各パネルの左右の側縁より外方に突出するように設けられた被ガイド部としてのローラを備える。
開閉体の移動方向に沿って並ぶように設けられた複数のパネルは、互いに隣り合うパネルがヒンジを介して連結されている。
そして、ローラが転動可能に収容される断面凹形状に形成されたレールを備えたガイド部が、構造物における開口の左右の側部と一方の領域の天井側とに連続するように設けられる。
従って、開閉体は、各パネルに設けられたローラがガイド部によって移動方向にガイドされることによって、開閉動作を行うように構成されている。
例えば、図16に示すように、開閉体100を構成する各パネル101,101…の左右方向の端部には、軸受部102が設けられ、この軸受部102にはパネル101の左右の端縁より外側に突出する軸103が回転可能に取付けられ、当該軸103の先端側に被ガイド部としてのローラ105を備えている。
ガイド部110は、構造物111における開口112の左右の側部113,113に沿ってそれぞれ設置されている。
ガイド部110は、具体的には、断面が凹形状に形成されたレール120と、レール120を構造物111に固定するための取付部130とを備えている。
レール120は、ガイド部110の延長方向に沿って延長する凹部121を形成する長尺部材により構成され、凹部121の底面122を形成して取付部130に取付けられる底板部123と、底板部123の一方の領域側の側縁より延長する一方領域側側板部124と、底板部123の他方の領域側の側縁より延長する他方領域側側板部125とを備える。
そして、一方領域側側板部124の先端124tと他方領域側側板部125の先端125tとの間の間隔である、凹部121の開口を介してローラ105が凹部121内に挿入され、当該ローラ105が、一方領域側側板部124の内面124u、及び、他方領域側側板部125の内面125uを転動することにより、ローラ105がガイド部4の延長方向に沿って移動し、開閉体100が移動方向にガイドされる。
さらに、レールの一方領域側側板部を補強する補強手段を備え、補強手段は、取付部に取付けられる取付板部と、取付板部の他端より延長して対向平板部の一方領域側転動面を形成する板面とは反対側の板面と面接触する面接触板部と、当該面接触板部の延長端より先端側板部と平行に延長して当該先端側板部の凹部内面を形成する板面とは反対側の板面と面接触する先端側面接触板部とを備えたことを特徴とするので、補強手段を備えたことによって、転動体がレールの凹部から外側に抜けること防止できる抜け止め防止効果が向上する。
また、開口2を隔てた一方の領域6とは、構造物の屋内、又は、構造物の室内であり、例えば、住宅やビルの駐車場内、工場内、倉庫内等の領域である。
また、開口2を隔てた他方の領域は、構造物の屋外、又は、構造物の室外であり、例えば、住宅やビルの駐車場の外側、工場の外側、倉庫の外側等の領域である。
即ち、図1に示すように、閉鎖状態においては、上下方向に延在する開閉体3の一端(上端)3tが開口2の上方側に位置されるとともに、開閉体3の他端(下端)3uが床面、地面等の開口下端に接触した状態となって、開閉体3が開口2を閉鎖する状態に設定される。
また、図2に示すように、開放状態においては、開口2を隔てた一方の領域6の天井側において、開閉体3の一端3tが開口2より離れた天井側に位置されるとともに、開閉体3の他端3uが開口2の上方側に位置されることによって、開閉体3が、開口2の上方側から当該開口2より離れる方向に一方の領域6の天井に沿って延在して、開口2を開放する状態に設定される。
尚、図5乃至図7に示すように、パネル本体11は、断面形状が、例えば、上下方向に沿って連続する凹凸形状に形成される。即ち、パネル本体11は、一方の領域6側に突出して左右方向に延長する平面11aと、他方の領域側に突出して左右方向に延長する平面11bとを備えた凹凸パネルにより構成される。
このように、パネル本体11を、強度の高い凹凸パネルにより構成したことによって、各パネル10A,10B,10Cの耐風圧効果を向上させることができる。
従って、各パネル10A,10B,10Cは、開口2の左右方向(横幅方向)Wに沿って延長して開口2の横幅寸法に対応した長辺と開口2の上下方向(高さ方向)に沿って延長する短辺とを備えた左右方向に長い長尺な矩形状に形成される。
図5乃至図7に示すように、框補強部材13は、一方の領域6側に位置して上端側が上框15に連結されて下端側が下框16に連結される主板部13xと、当該主板部13xの一方の側縁から他方の領域側に延長する補強板部13aと、補強板部13aの延長端より延長してパネル本体11の平面11aと対向して当該平面11aに連結される連結板部13bとを備える。
即ち、複数の框補強部材13の主板部13xの上端側が上パネル10Aの上框15における一方の領域6側に位置する面15aに図外のリベット等の固定手段によって固定され、複数の框補強部材13の主板部13xの下端側が上パネル10Aの下框16における一方の領域6側に位置する面16aに図外のリベット等の固定手段によって固定され、さらに、複数の框補強部材13の連結板部13bがパネル本体11の一方の領域6側の平面11aに図外のリベット等の固定手段によって固定されている。
挟持部15bは、上面15cの他方の領域側に位置する長辺縁から下方に分岐する2つの挟持片により構成される。
図5に示すように、上パネル10Aの上框15の上面15cは、他方の領域側が上方に位置される上側平面に形成され、一方の領域6側が下方に位置される下側平面に形成され、上側平面の一方の領域6側の長辺縁と下側平面の他方の領域側の長辺縁とが傾斜面で繋がれて形成された凹凸係合面に構成されている。
また、図6,図7に示すように、中間パネル10C及び下パネル10Bの上框15の上面15cは、他方の領域側が下方に位置される下側平面に形成され、一方の領域6側が上方に位置される上側平面に形成され、下側平面の一方の領域6側の長辺縁と上側平面の他方の領域側の長辺縁とが傾斜面で繋がれて形成された凹凸係合面に構成されている。
挟持部16bは、下面16cの他方の領域側に位置する長辺縁から上方に分岐する2つの挟持片により構成される。
図5,図6に示すように、上パネル10A及び中間パネル10Cの下框16の下面16cは、他方の領域側が下方に位置される下側平面に形成され、一方の領域6側が上方に位置される上側平面に形成され、下側平面の一方の領域6側の長辺縁と上側平面の他方の領域側の長辺縁とが傾斜面で繋がれて形成された凹凸係合面に構成されている。
即ち、開閉体3の他端3uとなる下パネル10Bの下端は、下框16の下面16cに設けられた中空ゴム等による水切りシール25により構成され、開閉体3が閉鎖状態となった場合に、当該水切りシール25が床面、地面等の開口下端に密着した状態となって、開閉体3の他端3uと開口下端との水密性能、及び、気密性能が維持される。
例えば、図3乃至図5に示すように、上パネル10Aは、上パネル10Aの上框15における一方の領域6側に位置する面15aより上パネル10Aの左右方向W及び一方の領域6側に延長するように設けられて、一方の領域6側に延長する延長端側に、補強体倒れ防止手段60の被係合部が係合する係合部が設けられた上側補強体20と、上パネル10Aの下框16における一方の領域6側に位置する面16aより上パネル10Aの左右方向W及び一方の領域6側に延長するように設けられて、一方の領域6側に延長する延長端側に、補強体倒れ防止手段60の被係合部が係合する係合部が設けられた下側補強体21とを備える。
例えば、図3,図4,図6に示すように、中間パネル10Cは、中間パネル10Cのパネル本体11を囲む框12における下框16における一方の領域6側に位置する面16aより中間パネル10Cの左右方向W及び一方の領域6側に延長するように設けられて、一方の領域に延長する延長端側に、補強体倒れ防止手段60の被係合部が係合する係合部が設けられた下側補強体21を備える。
即ち、図3,図4,図7に示すように、下パネル10Bは、下パネル10Bのパネル本体11を囲む框12の下框16における一方の領域6側に位置する面16aより下パネル10Bの左右方向W及び一方の領域6に延長するように設けられた下側補強体22と、各框補強部材13の主板部13xに取付けられて下パネル10Bの左右方向W及び一方の領域6に延長するように設けられた中央側補強体23とを備える。
即ち、例えば閉鎖状態の開閉体3に、開口2を隔てた他方の領域側から風圧が加わった場合、図5において、上側補強体20が上框15との境界を回転中心として上パネル10Aの中心10Zから離れる方向に、及び、下側補強体21が下框16との境界を回転中心として上パネル10Aの中心10Zから離れる方向に倒れようとするが、この際、補強体が倒れようとする力が引掛板63の接触面63aで受け止められて、補強体が倒れようとする力に対して補強体倒れ防止手段60が抵抗するため、補強体の倒れを防止できる。
また、例えば閉鎖状態の開閉体3に、開口を隔てた一方の領域6側から風圧が加わった場合、図5において、上側補強体20が上框15との境界を回転中心として上パネル10Aの中心10Z側に向けて、及び、下側補強体21が下框16との境界を回転中心として上パネル10Aの中心10Z側に向けて倒れようとするが、この際、補強体が倒れようとする力が一方縁側補強板67及び他方縁側補強板69の接触面72,72で受け止められて、補強体が倒れようとする力に対して補強体倒れ防止手段60が抵抗するため、補強体の倒れを防止できる。
即ち、上側補強体20とパネルとを連結する場合においては、連結板70において他方縁側補強板69と対向する側の内面70uを框補強部材13の補強板部13aと接触させるとともに、傾斜板65の延長端縁65tと框補強部材13の主板部13xの板面とを対向させた状態としてから、連結板70を補強板部13aに取付ける。
また、下側補強体21とパネルとを連結する場合においては、連結板70において内面70uとは反対側の外面70fを框補強部材13の補強板部13aと接触させた状態としてから、連結板70を補強板部13aに取付ける。
図3に示すように、開閉体3の移動方向Sに沿って互いに隣り合うパネルは、左右方向の端部側がヒンジ32,32により連結され、さらに、左端部と右端部との間は、左右方向に沿って間隔を隔てた複数個所においてヒンジ31,31…により連結されていることにより、開閉体3の移動方向Sに沿って互いに隣り合う一方のパネルの一方の領域6側の面と他方のパネルの一方の領域6側の面とのなす角度が180度以下となることが可能なように構成されている。
上のパネルの左端部側に位置される左の縦框17における一方の領域6側の面の下端側と、下のパネルの左端部側に位置される左の縦框17における一方の領域6側の面の上端側とが、ヒンジ32によって連結されている。
上のパネルの右端部側に位置される右の縦框18における一方の領域6側の面の下端側と、下のパネルの左端部側に位置される右の縦框18における一方の領域6側の面の上端側とが、ヒンジ32によって連結されている。
上のパネルに設けられた下側補強体21の中空板部21aの下面と、下のパネルの一方の領域6側の面の左右方向に沿って所定の間隔を隔てて設けられた各框補強部材13,13…の上端側とが、パネルの左右方向に沿って所定の間隔を隔てて配置された複数のヒンジ31,31…によって連結されている。
また、中間パネル10Cの下框16の下面16cを形成する係合凹凸面と当該中間パネル10Cの下隣りに位置された中間パネル10Cの上框15の上面15cを形成する係合凹凸面とを互いに係合させた状態で、これら中間パネル10Cと中間パネル10Cとがヒンジ31,32により連結されている。
また、下パネル10Bの上框15の上面15cを形成する係合凹凸面と当該下パネル10Bの上隣りに位置された中間パネル10Cの下框16の下面16cを形成する係合凹凸面とを互いに係合させた状態で、これら下パネル10Bと中間パネル10Cとがヒンジ31,32により連結されている。
即ち、開閉体3が閉鎖状態の場合で説明すると、被ガイド部としてのローラ30は、各パネル10A,10B,10Cの左端縁の上端側より左側外方に突出するように設けられるとともに、各パネル10A,10B,10Cの右端縁の上端側より右側外方に突出するように設けられる。
従って、各パネル10A,10B,10Cに設けられた被ガイド部としてのローラ30がガイド部4によって移動方向Sにガイドされることによって、開閉体3が移動方向Sに移動可能に構成されている。
尚、ローラ30は、パネルの左右方向Wの端縁より外側に突出する固定軸の先端側に回転可能に設けられていてもよい。即ち、少なくとも、先端側にローラ30を備えた軸(回転軸)が軸受部33に回転可能に取付けられているか、又は、ローラ30が軸(固定軸)に回転可能に取付けられていることにより、当該ローラ30がガイド部4の凹部内の転動ガイド面を転動可能に構成されていればよい。
当該ローラ30と軸(回転軸34又は固定軸)とでガイドローラが構成される。
ガイド部4は、構造物における開口2の左右の側部に位置する躯体7に設置される垂直ガイド部4Aと、一方の領域6の天井側において開口2の上端側から開口2から離れる方向に延長するように設けられた上側ガイド部4Cと、垂直ガイド部4Aの上端と上側ガイド部4Cの開口2側の端とを連結する円弧状ガイド部4Bとを備えて構成される。
構造物における開口2の左右の側部及び一方の領域6側の天井側に設置された左右一対のガイド部4,4間に、開閉体3が開放方向又は閉鎖方向に移動自在に設けられ、開閉体3が垂直ガイド部4Aと上側ガイド部4Cとの間を移動することにより、開閉体3が開口2を開放又は閉鎖する。
尚、図10乃至図15においては、ガイド部4として、構造物における開口2の側部に位置される壁側の躯体7に取り付けられる垂直ガイド部4Aを図示している。
底板部43は、底面42aを形成する板面とは反対側の板面から突出するボルト46を備える。
被ガイド部抜け防止手段8は、他方領域側側板部45の他方領域側転動面45aを形成する板面とは反対側の板面と面接触する面接触板部81と、当該面接触板部81の一端81aより他方領域側側板部45の延長端縁45tを乗り越えて先端側傾斜面部44fに近付く方向に延長する抜け防止板部82と、面接触板部81の他端81bより抜け防止板部82の延長方向とは反対方向に延長して取付部41に取付けられる連結板部83とを備える。抜け防止板部82及び連結板部83は、面接触板部81の板面と直交する板面を有した平板により形成される。
連結板部83には、ボルト84を貫通させるボルト貫通孔83aが形成されている。
従って、ボルト貫通孔46aに通したレール40のボルト46にナット47を締結することにより、レール40が一方側固定板部41aに固定される。
また、被ガイド部抜け防止手段8のボルト貫通孔83a及び一方側固定板部41aのボルト貫通孔84aに通したボルト84にナット85を締結することにより、被ガイド部抜け防止手段8が一方側固定板部41aに固定される。
まず、構造物側取付部に図外の溶接やボルト及ナット等の固定手段を用いて取付部41の他方側固定板部41bを固定する。
次に、ボルト46及びナット47により、取付部41の一方側固定板部41aにレール40を固定する。
そして、このレール40の凹部42内にローラ30を挿入した後、ボルト84及びナット85により、取付部41の一方側固定板部41aに被ガイド部抜け防止手段8を取付ける。
即ち、被ガイド部抜け防止手段8の抜け防止板部82が、他方領域側側板部45の延長端縁45tを乗り越えて先端側傾斜面部44fに近付く方向に延長するように設けられるので、開閉体3に風圧が加わった場合等において、ローラ30が凹部42の開口を介して凹部42の外側に抜けようとしても、ローラ30が先端側傾斜面部44f及び抜け防止板部82に衝突するので、ローラ30が凹部42から外側に抜けないようになっている。
即ち、ガイド部4に被ガイド部抜け防止手段8が取付けられていない状態において、ローラ30をレール40の凹部42内に挿入した後に、被ガイド部抜け防止手段8をガイド部4に取付けることによって、抜け防止板部82及び先端側傾斜面部44fが邪魔になってローラ30が凹部42の外側に抜けることがないように構成されている。
そして、抜け防止板部82の先端82tと先端側傾斜面部44fの先端44tとの間の間隔dは、凹部42の開口となる他方領域側側板部45の延長端縁45tと先端側傾斜面部44fの先端44tとの間の間隔よりも小さい寸法に設定されるとともに、軸34の直径寸法よりも大きく設定されていて、ローラ30は、当該間隔dを介して凹部42内に挿入できず、また、当該間隔dを介して凹部42内から外側に外れることができないようになっている。
この軸除け部34Lを備えたことにより、閉鎖状態の開閉体3が上方に移動して互いに上下に隣接する上側のパネルがヒンジ31,32を介して回転して天井側に移動する際に、下側補強体21が軸34に接触してパネルの回転が妨げられてしまうことを防止でき、パネルの移動がスムーズに行われるようになる。
即ち、下框16と下側補強体21との境界の切除跡には、下框16における一方の領域6側に位置する面16aに境界切除跡隠しカバー21Xを固定して境界切除跡を隠すようにしている。
また、下框16の下側補強体21の両端の切除跡には、切除後の下側補強体21の左右の端部に端部切除跡隠しカバー21Yを固定して端部切除跡を隠すようにしている。
巻取ドラム52は、回転軸51とともに回転することにより、連結部材53を外周面上に巻き取ったり、連結部材53を外周面上から繰り出す部材である。より詳細には、巻取ドラム52は、開閉体3が開放動作する際に連結部材53を巻取り、開閉体3が閉鎖動作する際に連結部材53を繰出す。
当該ねじりばねは、連結部材53を巻き取る方向に回転軸51を付勢するように設けられている。
つまり、付勢部材54は、操作者による開閉体3の開放動作をアシストする機能を有するとともに、開閉体3を全開した状態において、上側ガイド部4C上に位置する開閉体3を上側ガイド部4C上で留置く機能を有する。
一方、開口2を閉鎖する際には、操作者が、下パネル10Bに取り付けられた図外の下げ紐等の操作部を下方に引張ることにより、開閉体3を垂直ガイド部4Aに沿って引き下げる閉鎖動作を行う。開閉体3を閉鎖動作させると上側ガイド部4C上の複数のパネルのうち、開口2側に位置するパネルから垂直ガイド部4Aに順次移動する。そして、閉鎖動作が継続することにより、開閉体3が垂直ガイド部4Aに移動し、最下部に位置する下パネル10Bの下端に設けられた水切りシール25が床面、地面等の開口下端と接触することにより開口2が全閉される。
また、補強体倒れ防止手段60は、上側補強体20とパネルとを連結する場合と下側補強体21とパネルとを連結する場合との両方に使用できるように構成したので、コスト削減を図ることができる。
即ち、閉鎖状態に設定された開閉体3の上端側の部分の耐風圧強度を大きくできる。
従って、他方の領域側からの風圧に対する耐風圧強度を向上させた開閉体3を備えた開閉装置1を提供できるようになる。
また、当該下パネル10Bは、中央側補強体23を備えたので、開閉体3の閉鎖時に下パネル10Bが地面に衝突した際にパネル本体の曲げ耐力が向上する。
また、図5,図6に示すように、下側補強体21は、下框16と一体に形成されたものであっても良いし、あるいは、下框16と別体に形成された後に下框16に連結される構成のものであってもよい。
図13乃至図15に示すように、レール40の一方領域側側板部44を補強する補強手段9を備えた構成とした。
尚、図13乃至図15において、図10乃至図12と同じ部分については同一符号を付して説明を省略する。
即ち、補強手段9は、取付部41の一方側固定板部41aにおけるレール40の底板部と面接触する板面とは反対側の板面と面接触して当該一方側固定板部41aに取付けられる取付板部91と、取付板部91の他端91tより一方側固定板部41aの延長端縁41tを乗り越えてパネル構成体10に近付く方向に延長して対向平板部44bの一方領域側転動面44aを形成する板面とは反対側の板面と面接触する面接触板部92と、当該面接触板部92の延長端92tより先端側傾斜面部44fと平行に延長して当該先端側傾斜面部44fの凹部内面を形成する板面とは反対側の板面と面接触する先端側面接触板部93とを備える。
取付板部91には、図15に示すように、ボルト46を貫通させるボルト貫通孔94が形成されている。
また、面接触板部92は、補強手段9の長手方向に沿って間欠的に設けられている。例えば、補強手段9は、図14;図15に示すように、補強手段9の長手方向に沿って、面接触板部92と切欠き部95とが交互に設けられた構成となっている。
実施形態1と同様に、取付部41の他方側固定板部41bを構造物側取付部に固定する。また、取付部41の一方側固定板部41aに、レール40を固定するとともに、補強手段9を固定する。即ち、レール40の底板部43に設けられたボルト46を、一方側固定板部41aに形成されたボルト貫通孔46a及び取付板部91に形成されたボルト貫通孔94に通した後、当該ボルト46にナット47を締結することによって、取付部41の一方側固定板部41aにレール40及び補強手段9が固定される。この場合、面接触板部92と対向平板部44bとを面接触させるとともに、先端側面接触板部93と先端側傾斜面部44fとを面接触させた状態で、ボルト46にナット47を締結して、取付部41の一方側固定板部41aにレール40及び補強手段9を固定する。
そして、レール40の凹部42内にローラ30を挿入した後、取付部41の一方側固定板部41aに被ガイド部抜け防止手段8を取付ける。
8 被ガイド部抜け防止手段、9 補強手段、10A 上パネル(パネル)、
10B 下パネル(パネル)、10C 中間パネル(パネル)、
30 ローラ(被ガイド部、転動体)、31,32 ヒンジ、40 レール、
41 取付部。
Claims (2)
- 構造物に形成された開口を開閉する開閉体と、
開閉体の左右の端縁より突出するように設けられた被ガイド部と、
構造物に固定されて被ガイド部をガイドするガイド部とを備え、
開閉体が、開閉体の移動方向に沿って並ぶように設けられた複数のパネルを備えて、互いに隣り合うパネルがヒンジを介して連結されて構成され、
当該開閉体が、開口を閉鎖する閉鎖状態と開口を開放する開放状態とに設定され、
閉鎖状態においては、開閉体が上下方向に延在して開口を閉鎖する状態に設定され、
開放状態においては、開閉体が開口を隔てた一方の領域の天井に沿って延在して開口を開放する状態に設定される開閉装置において、
被ガイド部のガイド部からの抜けを防止する被ガイド部抜け防止手段を備え、
被ガイド部は、ガイド部内を転動可能な転動体により構成され、
ガイド部は、断面が凹形状に形成されたレールと、レールを構造物に固定するための取付部とを備え、
レールは、ガイド部の延長方向に沿って延長する凹部を形成する長尺部材により構成されて、凹部の底面を形成して取付部に取付けられる底板部と、底板部の一方の領域側の側縁より延長する一方領域側側板部と、底板部の他方の領域側の側縁より延長する他方領域側側板部とを備え、
他方領域側側板部は、転動体の他方領域側転動面を形成する板面を有した平板により形成され、
一方領域側側板部は、他方領域側転動面と凹部を隔てて平行に対向する転動体の一方領域側転動面を形成する板面を有した対向平板部と、底板部の一方の領域側の側縁と対向平板部の一方の側縁とを連結する連結板部と、対向平板部の他方の側縁より他方領域側転動面に近付く方向に延長する先端側板部とを備えて構成され、
被ガイド部抜け防止手段は、他方領域側側板部の他方領域側転動面を形成する板面とは反対側の板面と面接触する面接触板部と、当該面接触板部の一端より他方領域側側板部の延長端縁を乗り越えて先端側板部に近付く方向に延長する抜け防止板部と、面接触板部の他端より抜け防止板部の延長方向とは反対方向に延長して取付部に取付けられる連結板部とを備え、
抜け防止板部が、転動体のレールからの抜けを防止することを特徴とする開閉装置。 - レールの一方領域側側板部を補強する補強手段を備え、
補強手段は、取付部に取付けられる取付板部と、取付板部の他端より延長して対向平板部の一方領域側転動面を形成する板面とは反対側の板面と面接触する面接触板部と、当該面接触板部の延長端より先端側板部と平行に延長して当該先端側板部の凹部内面を形成する板面とは反対側の板面と面接触する先端側面接触板部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
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