JP5316790B2 - ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法 - Google Patents

ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法 Download PDF

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Description

本発明は、ドアインナーパネルに取付けられ、ドアとボディパネルのドア開口縁との間をシールするドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法に関するものである。
図5及び図6に示すように、自動車のベルトラインより下部のロア側の位置において、ドアインナーパネル2とドアアウターパネル3とよりなるドアDのドアインナーパネル2に取付けられ、ドアDとボディパネル1のドア開口縁との間をシールするドアウェザーストリップ10が知られている。
ドアウェザーストリップ10は、ドアインナーパネル2に形成された段部2aの車内側に取付けられる取付基部11と、取付基部11の車内側に一体成形され、ドアDの閉時にはボディパネル1のドア開口縁に弾接する中空シール部12を備えている。
そして、ドアインナーパネル2に対するドアウェザーストリップ10の組付けとして、図6(a)に示すように、ドアインナーパネル2の車内側においてドアインナーパネル2の段部2a側に延びるドアトリム4の端部4aで、ドアウェザーストリップ10の取付基部11の端縁をドアインナーパネル2に押さえ込んで固定するものや、図6(b)に示すように、ドアインナーパネル2の段部2aにクリップ5で、ドアウェザーストリップ10の取付基部11を所定の間隔をおいて固定するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−117473号公報
また、ドアインナーパネル2に対するドアウェザーストリップ20の組付けとして、図7に示すように、ドアインナーパネル2とドアトリム4との間にドアウェザーストリップ20に形成された中空部21を差し込んで固定するものも考えられる。なお、ドアウェザーストリップ20には、ボディパネル1に弾接する中空シール部22やドアインナーパネル2に弾接するリップ部23及び中空シール部24が形成されている。
しかしながら、従来例で示したドアウェザーストリップ10,20の組付けの場合、ドアウェザーストリップ10,20とドアトリム4あるいはクリップ5とは別体品であり、自動車メーカーの組立てラインにおいてそれぞれ個別に組付ける必要があるので組付作業が煩雑で時間がかかるといった問題があった。
これに対して、本出願人は、図8に示すように、予めドアトリム40の先端部を略L字状にしてその部位41の折曲部41aを、ドアウェザーストリップ30のドア側シール部33,34とボディ側シール部32との間の基部31に形成された嵌合部35に嵌合して一体化部品にした後、ドアインナーパネル2に対して一体化部品を、ドアウェザーストリップ30のドア側シール部33,34をドアインナーパネル2に押し付けるようにして組付けることを考えた。なお、ドアトリム40の先端部は嵌合部35に設けられた複数の保持リップ37によって強固に保持されている。また、ボディパネル1のドア開口縁車内側に形成されたフランジFには、取付基部51と中空シール部52が一体成形されたボディ側ウェザーストリップ50が取付けられ、取付基部51とフランジFはピラーガーニッシュ55によって覆われている。
しかし、ドアウェザーストリップ30に対するドアトリム40の嵌合が不十分であると一体化部品をドアインナーパネル2に組付ける際にドアトリム40に対してドアウェザーストリップ30がぐらついたり、最悪の場合にはドアウェザーストリップ30からドアトリム40が外れる場合がある。
よって、ドアウェザーストリップ30において嵌合部35が形成される基部31には、通常、ソリッド材が使用され、嵌合力を高めるようにしている。
その反面、ドアウェザーストリップ30のボディ側シール部32やドア側シール部33,34にはシール性を考慮して、通常、スポンジ材が使用される。
このように、ドアウェザーストップ30をドアトリム40を介してドアインナーパネル2に押し付けて組付ける構造においては、ドアウェザーストップ30を構成する材質は、ソリッド材とスポンジ材による二層構造になるので、単層の構造のものと比較して押出工法が複雑化してその分、コスト高になるという問題があった。
一方、単層構造,二層構造にかかわらず、ドアウェザーストップ30に対するドアトリム40の嵌合力を向上させたいという要望もある。
そこで、本発明の目的とするところは、ドアウェザーストップに対するドアトリムの嵌合力を向上させるドアウェザーストリップの組付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ドアインナーパネル(2)と、該ドアインナーパネル(2)に向かって延びるドアトリム(40)との間に取付けられ、前記ドアインナーパネル(2)に弾接するドア側シール部(63)とボディパネル(1)のドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部(62)を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップ(60)の組付構造であって、
前記ドアトリム(40)の先端には、前記ドアウェザーストリップ(60)の取付基部(61)に形成された凸条部(65)が差し込まれる凹部(71)を備えたホルダー部(70)が設けられ、前記ドア側シール部(63)は、前記ドアインナーパネル(2)において、前記ホルダー部(70)に形成された前記凹部(71)が延びる方向と交わる位置に弾接することを特徴とする。
なお、ここに示すホルダー部(70)については、ドアトリム(40)と一体的に形成され、ドアトリム(40)の先端部をホルダー部(70)とする場合でも、ドアトリム(40)の先端部に別体のホルダー部(70)を装着する場合であってもよいことを意味する。
また、請求項2に係る発明は、前記ホルダー部(70)は、二又形状に形成され、前記凹部(71)は、前記二又形状の対向する壁(70a,70b)の間に形成された溝であることを特徴とする。、
さらに、請求項3に係る発明は、前記凸条部(65)には前記凹部(71)を形成する内壁に弾接するリップ部(66)が形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記凸条部(65)には芯材(67)が埋設されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記ドアウェザーストリップ(60)全体の材質を単層ゴム材としたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記単層ゴム材をスポンジゴム材としたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、ドアインナーパネル(2)と、該ドアインナーパネル(2)に向かって延びるドアトリム(40)との間に取付けられ、前記ドアインナーパネル(2)に弾接するドア側シール部(63)とボディパネル(1)のドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部(62)を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップ(60)で、
前記ドアトリム(40)の先端には、前記ドアウェザーストリップ(60)の取付基部(61)に形成された凸条部(65)が差し込まれる凹部(71)を備えたホルダー部(70)が設けられ、しかも前記ドア側シール部(63)は、前記ドアインナーパネル(2)において、前記ホルダー部(70)に形成された前記凹部(71)が延びる方向と交わる位置に弾接するドアウェザーストリップの組付方法であって、
予め前記ドアウェザーストリップ(60)の凸条部(65)を前記ホルダー部(70)に差し込み嵌合した一体化部品を設け、該一体化部品のドアウェザーストリップ(60)のドア側シール部(63)を前記ドアインナーパネル(2)に押し付けるようにして組付けることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、前記一体化部品を、前記ドアウェザーストリップ(60)を前記ドアインナーパネル(2)に組付ける組立工程のラインに納入した後、前記組立工程で、前記一体化部品を前記ドアインナーパネル(2)に組付けることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアトリムの先端には、ドアウェザーストリップを保持する専用のホルダー部が一体としてあるいは別体として設けられ、ホルダー部が備える凹部によってドアウェザーストリップを保持することができるので、ドアウェザーストリップの取付基部が弾性変形してもぐらついたり、外れることを抑制することができる。よって、ドアウェザーストップに対するドアトリムの嵌合力は大きく向上し、強固に組付けられる。
これによれば、ドアトリムからドアウェザーストリップが容易に外れることはなく安定して組付けられる。
したがって、請求項1に係る発明によれば、請求項5や請求項6に係る発明のように、ドアウェザーストリップ全体の材質をスポンジゴム材などの単層ゴム材としてもドアウェザーストリップはドアトリムに強固に保持される。
これによれば、ドア開閉時にドアトリムに対してドアウェザーストリップがぐらつくことはないので、ドア側シール部によってドアインナーパネルとドアウェザーストリップ間のシール性を確保することができるとともに、ボディ側シール部によってボディパネルのドア開口縁車外側とドアウェザーストリップ間のシール性についても確保することができる。
またドア側シール部は、ドアインナーパネルにおいて、ホルダー部に形成された前記凹部が延びる方向と交わる位置に弾接するので、ドア側シール部がドアインナーパネルに弾接したときの反力が、ホルダー部の凹部にドアウェザーストリップの取付基部に形成された凸条部を差し込む方向に作用する。
これによって、ドアウェザーストリップからドアトリムが容易に外れることは一層防止される。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の作用効果に加え、ホルダー部は、二又形状に形成され、凹部は、二又形状の対向する壁の間に形成された溝で、ドアウェザーストリップの取付基部に形成された凸条部が差し込まれるので、ドアトリムに対してドアウェザーストリップを取付けやすく、しかも一旦取付けられると容易に外れ難い。特に、凹部を連続した溝とすることによって、溝の延びる方向に沿って連続して凸条部と凹部を嵌合させることができるので、例えば、凹部を孔形状とした場合と比較して嵌合力が向上する。
さらに、請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の作用効果に加え、凸条部には凹部を形成する内壁に弾接するリップ部が形成されているので、リップ部の保持力によってドアウェザーストリップからドアトリムが容易に外れることは防止される。
また、請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至3に係る発明の作用効果に加え、凸条部には芯材が埋設されているので剛性が向上し外れ難い。
また、請求項7に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様の作用効果が得られるとともに、ドアインナーパネルに対して、ドアウェザーストリップとドアトリムを予め一体化した部品を組付けるので、別々に組付ける場合と比較して組付けを容易にしかも早く行うことができる。
また、請求項8に係る発明によれば、例えば、部品メーカーなどで予めドアトリムとドアウェザーストリップを一体化した後、例えば、自動車メーカーにおける組立工程のラインに納入して一体化部品をドアインナーパネルに組付けるので、ドアトリムとドアウェザーストリップとを別体でそれぞれドアインナーパネルに取付けるものと比較して、部品点数が減り、組立工程における取付作業性が飛躍的に向上するとともに、部品管理も容易になる。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図である。 図1に示すドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る別のドアウェザーストリップの組付構造を示し、(a)はドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図であり、(b)はドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。 図3に示す芯材の拡大斜視図である。 自動車の側面図である。 従来例に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図であり、(a)はドアトリムを利用して組付けた場合、(b)はクリップを利用して組付けた場合を示す。 従来例に係る別のドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図である。 本出願人が先に考えたドアウェザーストリップを示し、(a)はそのドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図であり、(b)はドアウェザーストリップが組けられた状態の要部を示す断面図である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造及びドアウェザーストリップの組付方法について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図である。図2は、図1に示すドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付方法は、ドアインナーパネル2に形成されたコーナー部内側と、先端部にホルダー部70を有するドアトリム40との間に、車内外をシールするドアウェザーストリップ60を組付ける方法である。
図1に示すように、自動車のボディパネル1のドア開口縁とドアDのドアインナーパネル2に形成されたコーナー部内側との間にドアウェザーストリップ60が設けられ、車内外をシールしている。
ドアインナーパネル2のコーナー部は、ドアDの閉時にドアインナーパネル2の車内側から車外側(図1の紙面においては下側から上側)に延びる第一面2Aとその第一面2Aの車外側に連設して略垂直(図1の紙面において左側から右側)に延びる第二面2Bとの間に形成され、その内側、すなわち車内側にドアウェザーストリップ60はドアトリム40を介して組付けられる。
ドアウェザーストリップ60は、取付基部61と、ドアDの閉時にはボディパネル1のドア開口縁車外側に弾接する中空状のボディ側シール部62と、ドアDに対する組付け時にはドアインナーパネル2に弾接するドア側シール部63を備えている。
ドアウェザーストリップ60の取付基部61は、ドアトリム40側、すなわち下側に向けて開口部を有する略「m」字形であり、車外側壁61aと車内側壁61bとの間に凸条部65が形成されている。凸条部65の先端には凸条部65よりも厚肉のリップ部66が形成されている。
ドアウェザーストリップ60のボディ側シール部62は、取付基部61の車内側壁61bから車内側に向けて膨出湾曲するように一体成形され、ドアDの閉時にボディパネル1のドア開口縁車外側に弾接する中空状シール部である。
なお、ボディ側シール部62の上側には、ドアインナーパネル2の第二面2Bに弾接するリップ片62aが形成されている。
また、ドアウェザーストリップ60のドア側シール部63は、ドアウェザーストリップ60の取付基部61の上面に一体成形され、ドアインナーパネル2の第二面2B側に延び、第二面2Bに弾接する中空状シール部である。
ここでは、ドアウェザーストリップ60の取付基部61をソリッドゴム材で構成し、ボディ側シール部62及びドア側シール部63をスポンジゴム材で構成している。ソリッドゴム材及びスポンジゴム材としては、加工の容易性からEPDMソリッド及びEPDMスポンジなどがあげられるが特に限定されるものではない。
ドアトリム40は、ドアインナーパネル2の表面を車内側から覆って、外観上見栄えよくしている。
ドアトリム40の周端部は、ドアインナーパネル2の第一面2Aに略平行で第二面2Bに向かって延びている。そして、ドアトリム40の先端部には、車外側壁部70aと車内側壁部70bに分かれた二又形状のホルダー部70が設けられ、車外側壁部70aと車内側壁部70bの間に凹部71が形成されている。凹部71は、ドアインナーパネル2の第一面2Aに略平行で第二面2B側に延び、その延びる方向(図1では直線Lとして示した)とドアインナーパネル2の第二面2Bが交わる位置Pに、ドア側シール部63が弾接するように凹部71の位置を定めている。ホルダー部70はドアトリム40と一体成形されている。
またドアトリム40は、装飾部材として機能するものであり、多種多様の色やデザインを施すことができ、材質についても樹脂製,ゴム製など多種多様である。
ドアトリム4は、ドアウェザーストリップ60よりも硬質な材質から形成されている。
そして、ドアトリム40の先端に設けられたホルダー部70の凹部71に、ドアウェザーストリップ60の取付基部61に形成された凸条部65が差し込まれることによってドアウェザーストリップ60はドアトリム40によって保持される。凸条部65に形成したリップ部66の肉厚は凹部71の溝幅よりも大きく、ホルダー部70の凹部71に凸条部65を差し込んだ際、リップ部66は凹部71を形成する車外側壁部70aと車内側壁部70bの内壁側に弾接するようにしている。
このとき、ドアウェザーストリップ60の取付基部61を構成する車外側壁61aは、ホルダー部70の車外側壁部70aを車外側から覆い、車内側壁61bは、ホルダー部70の車内側壁部70bを車内側から覆っている。すなわち、ホルダー部70の車外側壁部70aは、取付基部61の車外側部61aと凸条部65との間に挿入され、車外側壁部70aの先端は奥壁に当接し、またホルダー部70の車内側壁部70bは、取付基部61の凸条部65と車内側部61bとの間に挿入され、車内側壁部70bの先端は奥壁に当接している。
このように構成されたドアウェザーストリップ60をドアD、より具体的にはドアDのドアインナーパネル2に組付けるには、自動車メーカーにおける組立てラインに納入する前に、部品メーカーにおいて予めドアトリム40の先端部に形成されたホルダー部70にドアウェザーストリップ60の取付基部61に形成した凸条部65を差し込み、そしてホルダー部70の車外側壁部70aを取付基部61の車外側部61aと凸条部65との間に挿入し、ホルダー部70の車内側壁部70bを取付基部61の凸条部65と車内側部61bとの間に挿入することにより嵌合して一体化部品とする。
このとき、ホルダー部70に差し込まれた取付基部61の凸条部65に設けられたリップ部66によってドアトリム40に対してドアウェザーストリップ60は強固に保持され、その状態で仮止めされる。
次に、ドアトリム40とドアウェザーストリップ60が一体化したものをサブアッシーとして自動車メーカーの組立てラインに納入する。
そして、自動車メーカーにおける組立工程で、ドアインナーパネル2に対して、サブアッシー化された一体化部品のドアウェザーストリップ60のドア側シール部63をドアインナーパネル2の第二面2Bに押し付けるようにして、ドアウェザーストリップ60をドアインナーパネル2のコーナー部内側に組付けるとともに、一体化部品のドアトリム40をドアインナーパネル2に組付ける。なお、ドアインナーパネル2に対するドアウェザーストリップ60の押付けは、図2に示すように、ドアインナーパネル2の第二面2Bに垂直なX方向に向かって行われる。
以上説明したような本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアトリム40の先端には、ドアウェザーストリップ60の取付基部61に形成された凸条部65が差し込まれ、ドアウェザーストリップ60を保持する凹部71を備える専用のホルダー部70が一体的に設けられているので、ドアウェザーストップ60に対するドアトリム40の嵌合力は大きく向上し、強固に組付けられる。よって、ドアウェザーストリップ60の取付基部61が弾性変形してもぐらついたり、外れることを抑制することができる。
これによれば、ドアウェザーストリップ60からドアトリム40が容易に外れることはなく安定して組付けられる。
また、ドアトリム4は、ドアウェザーストリップ60よりも硬質な材質から形成されているので、ドアウェザーストリップ60が弾性変形しても、より硬質なドアトリム40に設けた凹部71でドアウェザーストリップ60を確実に保持することができる。
その結果、ドアD開閉時にドアトリム40に対してドアウェザーストリップ60がぐらつくことはないので、ドア側シール部63の弾接によってドアインナーパネル2の第二面2Bとドアウェザーストリップ60間のシール性を確保することができるとともに、ボディ側シール部62の弾接によってボディパネル1のドア開口縁車外側とドアウェザーストリップ60間のシール性についても確保することができる。
特に、ホルダー部70は、ドアウェザーストリップ60の取付基部61に形成された凸条部65が差し込まれる凹部71が形成された二又形状であり、凸条部65には凹部71を形成する内壁に弾接するリップ部66が形成されているので、リップ部66の保持力によってドアウェザーストリップ60からドアトリム40が容易に外れることはない。
また、凹部71は、二又形状の対向する壁70a,70bの間に形成された溝で、ドアウェザーストリップ60の取付基部に形成された凸条部65が差し込まれるので、ドアトリム40に対してドアウェザーストリップ60を取付けやすく、しかも一旦取付けられると容易に外れ難い。特に、凹部71を溝とすることによって、溝の延びる方向に沿って連続して凸条部65と凹部71を嵌合させることができるので、例えば、凹部71を孔形状とした場合と比較して嵌合力が向上する。
さらに、ドア側シール部63は、ドアインナーパネル2の第二面2Bにおいて、ホルダー部70に形成された凹部71が延びる方向(直線L)と交わる位置Pに弾接するので、ドア側シール部63がドアインナーパネル2の第二面2Bに弾接したときに第二面2Bからの反力が、ホルダー部70の凹部71にドアウェザーストリップ60の取付基部61に形成された凸条部65を差し込む方向に作用する。
これによって、ドアウェザーストリップ60からドアトリム40が容易に外れることは一層防止される。
また、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付方法によれば、ドアウェザーストップ60とドアトリム40とが組立てラインに納入される前段階、例えば、部品メーカーにおいて一体化された後、サブアッシー化された状態で組立てラインに納入され、そこでドアインナーパネル2に一体化部品として同時に組付けられるので、ドアウェザーストリップ60とドアトリム40とを別体でそれぞれドアインナーパネル2に取付けるものと比較して、部品点数が減り、組立工程における取付作業性が飛躍的に向上するとともに、部品管理も容易になる。
また、組立ラインにおける組立工程においても、ドアウェザーストリップ60は、その基部61に形成された嵌合部65に嵌合されたドアトリム40の先端部のホルダー部70の二又形状に成形された車外側壁部70aと車内側壁部70bの2つの先端を利用して、ドアウェザーストリップ60の車外側をドアインナーパネル2の第二面2Bに向けて2つの先端によって押し付けるようにして組付けられるので、ドアウェザーストリップ60はドアインナーパネル2に対して強固に組付けられる。
なお、図3に示すように、ドアウェザーストリップ60の取付基部61に、図4に示すような、芯材67を埋設して、ドアトリム40にドアウェザーストリップ60の取付基部61を嵌合したときの保持力を向上させるようにしてもよい。
ここでは、所定間隔でスリット67aが形成された断面略U字形状の芯材67を、取付基部61の凸条部65と車内側壁61bとそれらを連結する部位に設けたが、凸条部65に芯材を埋設しうるものであればよく、その形状は断面略U字形状のものに限定されるものではない。よって、取付基部61の車外側壁61aにも芯材を埋設することもできる。また、断面略I字形状の芯材を凸条部65に埋設したり、凸条部65と車外側壁61aに断面略U字形状の芯材を埋設してもよい。
また本発明の実施形態では、ドアウェザーストリップ60の取付基部61と中空状のシール部(ボディ側シール部62とドア側シール部63)を別々の材質による二層構造としたが、ドアトリム40に設けたホルダー部70はドアウェザーストリップ60を安定して保持するので、ドアウェザーストリップ60全体の材質をスポンジゴム材などの単層ゴム材としてもよい。
また本発明の実施形態では、ドアトリム40の先端にホルダー部70を一体成形したが、別体のホルダー部をドアトリム40の先端に装着するようにしてもよい。
また、ホルダー部70の形状について本発明の実施形態では二又形状にしたが、ドアウェザーストリップ60の取付基部61に形成された凸条部65を受ける凹部71が形成されたものであれば特に形状は限定されるものではなく、例えば単純な孔形状であってもよい。凹部71は連続していてもよく、又は所定間隔をおいて形成されていてもよい。
さらにドア側シール部63について中空形状にしたが、これにかえてリップ形状のものにしてもよい。
1 ボディパネル
2 ドアインナーパネル
2a 段部
2A 第一面
2B 第二面
3 ドアアウターパネル
4 ドアトリム
4a 端部
5 クリップ
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
20 ドアウェザーストリップ
21 中空部
22 中空シール部
23 シール部
24 中空シール部
30 ドアウェザーストリップ
31 基部
32 ボディ側シール部
33 ドア側リップ部
34 ドア側中空シール部
35 嵌合部
37 保持リップ
40 ドアトリム
41 略L字状をした部位
41a 折曲部
50 ボディ側ウェザーストリップ
51 取付基部
52 中空シール部
55 ピラーガーニッシュ
60 ドアウェザーストリップ
61 取付基部
61a 車外側壁
61b 車内側壁
62 ボディ側シール部
62a リップ片
63 ドア側シール部
65 凸条部
66 リップ部
67 芯材
67a スリット
70 ホルダー部
70a 車外側壁部
70b 車内側壁部
71 凹部
D ドア
F フランジ
P ドア側シール部の弾接位置

Claims (8)

  1. ドアインナーパネルと、該ドアインナーパネルに向かって延びるドアトリムとの間に取付けられ、前記ドアインナーパネルに弾接するドア側シール部とボディパネルのドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップの組付構造であって、
    前記ドアトリムの先端には、前記ドアウェザーストリップの取付基部に形成された凸条部が差し込まれる凹部を備えたホルダー部が設けられ、前記ドア側シール部は、前記ドアインナーパネルにおいて、前記ホルダー部に形成された前記凹部が延びる方向と交わる位置に弾接することを特徴とするドアウェザーストリップの組付構造。
  2. 前記ホルダー部は、二又形状に形成され、前記凹部は、前記二又形状の対向する壁の間に形成された溝であることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  3. 前記凸条部には前記凹部を形成する内壁に弾接するリップ部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  4. 前記凸条部には芯材が埋設されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  5. 前記ドアウェザーストリップ全体の材質を単層ゴム材としたことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  6. 前記単層ゴム材をスポンジゴム材としたことを特徴とする請求項5に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  7. ドアインナーパネルと、該ドアインナーパネルに向かって延びるドアトリムとの間に取付けられ、前記ドアインナーパネルに弾接するドア側シール部とボディパネルのドア開口縁車 外側に弾接するボディ側シール部を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップで、
    前記ドアトリムの先端には、前記ドアウェザーストリップの取付基部に形成された凸条部が差し込まれる凹部を備えたホルダー部が設けられ、しかも前記ドア側シール部は、前記ドアインナーパネルにおいて、前記ホルダー部に形成された前記凹部が延びる方向と交わる位置に弾接するドアウェザーストリップの組付方法であって、
    予め前記ドアウェザーストリップの凸条部を前記ホルダー部に差し込み嵌合した一体化部品を設け、該一体化部品のドアウェザーストリップのドア側シール部を前記ドアインナーパネルに押し付けるようにして組付けることを特徴とするドアウェザーストリップの組付方法
  8. 前記一体化部品を、前記ドアウェザーストリップを前記ドアインナーパネルに組付ける組立工程のラインに納入した後、前記組立工程で、前記一体化部品を前記ドアインナーパネルに組付けることを特徴とする請求項7に記載のドアウェザーストリップの組付方法。
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