JP5316772B2 - ドアウェザーストリップの組付構造 - Google Patents

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本発明は、ドアサッシュに取付けられ、ドアサッシュとボディパネルのドア開口縁との間をシールするドアウェザーストリップの組付構造に関するものである。
図5及び図6に示すように、自動車のボディパネル1のドア開口縁とドアDのドアサッシュ3との間には、内装材(ガーニッシュ)41に組付けるタイプのドアウェザーストリップ20が設けられ車内外をシールしている。
ドアウェザーストリップ20は、取付基部21に中空シール部22が一体成形されたものであり、ドアサッシュ3の車内側突出部3Aを覆う内装材41をドアウェザーストリップ20側に延長し、その延長した内装材41の端部41aをドアウェザーストリップ20の取付基部21に形成した嵌合部に嵌合させ、ドアウェザーストリップ20と内装材41を一体化することによってドアサッシュ3に対する取付けを簡略化したものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−223437号公報
図6(特許文献1)に示すような取付構造によれば、延長した内装材41の端部41aによってドアウェザーストリップ20の取付基部21をドアサッシュ3との間に挟持することによってドアウェザーストリップ20をドアサッシュ3に取付けるので、ドアウェザーストリップ20をドアサッシュ3に固定するためのリテーナや突出片を設ける必要はなく、コストダウンが図れる。
しかし、ドアウェザーストリップ20の取付基部21が内装材41とドアサッシュ3に挟持される構造であるので、ドアウェザーストリップ20は図6に示す矢印Xの方向(車内側突出部3Aの一端に連設して車外側に延びるドアサッシュ3の外周部位3Bに垂直な内周側の方向)に向って押付けられ、その結果、組付け時のバラツキ等によってドアウェザーストリップ20の車外側とドアサッシュ3の車外側の立設壁3Cとの間の部位Pから水が浸入するといった問題が発生するおそれがあった。
そこで、本出願人は、内装材組付けタイプのドアウェザーストリップとして、図7で示すような、ドアウェザーストリップの組付構造を考えた。
ドアウェザーストリップ50は、ドアサッシュ3の外周側に取付けられる取付基部51と、取付基部51の車内側と車外側に一体成形され、ドアDの閉時にはボディパネル1のドア開口縁車外側に弾接する中空状のメインシール部52とリップ状のサブシール部53を備えている。なお、ドアサッシュ3の内周側には、昇降するドアガラス4の車内側及び車外側に摺接する車内側リップ部及び車外側リップ部を備えるグラスラン(図示省略)が取付けられている。
そして、予め取付基部51に形成された嵌合部54に、ドアサッシュ3の外周部位3Bから車外側に延設した内装材60の一端部61を嵌め込んで一体化し、その一体化部品を、ドアサッシュ3に対して、一体化部品のドアウェザーストリップ50をドアサッシュ3の外周部位3Bに沿わせて車外側に押圧し、ドアウェザーストリップ50の車外側をドアサッシュ3の車外側に立設された立設壁3Cに押し付けるようにして組付けるとともに、一体化部品の内装材60をドアサッシュ3の車内側突出部3Aの表面を覆うようにして組付けたものである。
これによれば、ドアウェザーストリップ50をドアサッシュ3の外周部位3Bに沿わせて車外側に押圧し、ドアウェザーストリップ50の車外側をドアサッシュ3の車外側に立設された立設壁3C側に押し付けるようにして、ドアウェザーストリップ50をドアサッシュ3に組付けるので、ドアウェザーストリップ50の車外側とドアサッシュ3の車外側の立設壁3Cとの間の部位は十分シールされる。
しかしながら、図7に示すように、内装材60の一端部61がドアウェザーストリップ50の取付基部51に形成された嵌合部54に嵌め込まれるドアウェザーストリップ50においては、図8に示すように、ドアDの閉時にメインシール部52の外周側(ボディパネル1側)52Aがボディパネル1に弾接すると、メインシール部52の内周側52B(内装材60側)が外周側(ボディパネル1側)に向けて膨出するように弓なりに撓み、メインシール部52の車内側先端底部52Cが内装材60の表面に弾接する。
このようにメインシール部52が撓むとその反力がドアウェザーストリップ50の取付基部51に伝わり、取付基部51の嵌合部54が、図8の矢印Yで示すように、内装材60から浮き上がるようになるため、ドアウェザーストリップ50が内装材60から外れるおそれがある。
なお、図6で示したドアウェザーストリップ20についても、内装材41の端部41aがドアウェザーストリップ20の嵌合部に嵌め込まれている。ドア閉時に、中空シール部22がボディパネル1に弾接すると、その反力が取付基部21に伝わり、内装材41からドアウェザーストリップ20が浮き上がり外れるおそれがあるが、取付基部21が中空シール部22まで延長されているため、抜け難い。しかし、取付基部21が巨大化し、取付作業の煩わしさが発生する。
そこで、本発明の目的とするところは、内装材からの浮き上がりを防止しうるドアウェザーストリップの組付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、表面が内装材(60)で覆われるドアサッシュ(3)の車内側突出部(3A)の一端に連設して車外側に延びる前記ドアサッシュ(3)の外周部位(3B)の外周側に取付基部(51)が取付けられ、取付基部(51)の車内側に一体成形された中空状のメインシール部(52)を、ドア(D)閉時にボディパネル(1)のドア開口縁に弾接させて車内外をシールするドアウェザーストリップ(50)で、しかも、前記取付基部(51)に形成された嵌合部(54)に、前記ドアサッシュ(3)の車外側に延設した内装材(60)の一端部(61)を嵌め込み、ドア(D)閉時には、前記メインシール部(52)を、前記ボディパネル(1)と前記内装材(60)との間に位置させてなるドアウェザーストリップの組付構造であって、
前記メインシール部(52)の車内側先端底部(52C)と前記取付基部(51)の嵌合部(54)との間に位置する、前記メインシール部(52)の前記内装材(60)側の部位から、前記取付基部(51)の嵌合部(54)に接続された前記メインシール部(52)の付け根部(52D)の部位までを前記メインシール部(52)の他の部位と比較して厚肉の厚肉部(72)となるように形成するとともに、ドア(D)閉時には、前記内装材(60)に面一に接するように前記内装材(60)側に膨出する前記厚肉部(72)の前記内装材(60)側を、前記メインシール部(52)の前記内装材(60)側の部位から、前記取付基部(51)の嵌合部(54)に接続された前記メインシール部(52)の付け根部(52D)の部位まで連続して平坦にしたことを特徴とする。
また請求項2に係る発明は、前記内装材(60)の一端部(61)を前記ドアウェザーストリップ(50)の取付基部(51)に形成された嵌合部(54)に嵌め込み、前記内装材(60)と前記ドアウェザーストリップ(50)とを予め一体化し、その一体化部品を、前記ドアサッシュ(3)に対して、前記一体化部品のドアウェザーストリップ(50)を前記ドアサッシュ(3)の外周部位(3B)に沿わせて車外側に押圧し、前記ドアウェザーストリップ(50)の車外側を前記ドアサッシュ(3)の車外側に立設された立設壁(3C)に押し付けるようにして組付けるとともに、前記一体化部品の内装材(60)を前記ドアサッシュ(3)の車内側突出部(3A)の表面を覆うようにして組付けることを特徴とする。
また請求項3に係る発明は、前記ドアウェザーストリップ(50)は、前記ドアサッシュ(3)の外周部位(3B)に沿う方向において、前記立設壁(3C)のみに押し付けられることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアウェザーストリップの中空状のメインシール部の車内側先端底部と取付基部の嵌合部との間に位置する、メインシール部の内装材側の部位から、取付基部の嵌合部に接続されたメインシール部の付け根部の部位までをメインシール部の他の部位と比較して厚肉の厚肉部を形成するとともに内装材に面一に接するように内装材側に膨出する厚肉部の内装材側を平坦にしたので、メインシール部が撓み、それにともなう反力は、形成した厚肉部から面一に接する内装材に伝わり、ドアウェザーストリップの取付基部に直接伝わることが防止される。
よって、ドアウェザーストリップの取付基部の嵌合部が、内装材から浮き上がることがないので、ドアウェザーストリップが内装材から外れる心配はない。
また本発明の請求項2に記載のドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアウェザーストリップは、その取付基部に嵌合された内装材の一端部を利用して、ドアウェザーストリップの取付基部をドアサッシュの車内側から外周部位に沿わせて車外側に押圧し、ドアウェザーストリップの車外側をドアサッシュの車外側に立設された立設壁側に向けて、押し付けるようにして組付けられるので、ドアウェザーストリップの車外側とドアサッシュの車外側の立設壁との間の部位は十分シールされる。
よって、組付け時のバラツキ等によってドアウェザーストリップの車外側とドアサッシュの車外側の立設壁との間の部位から水が浸入するといった心配はない。
また、ドアサッシュに対して、ドアウェザーストリップと内装材を予め一体化した部品を組付けるので、別々に組付ける場合と比較して組付けを容易にしかも早く行うことができる。
また本発明の請求項3に記載のドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアウェザーストリップは、ドアサッシュの外周部位に沿う方向において、立設壁のみに押し付けられる構成であるので、ドアサッシュの形状を加工する作業が簡易になる。
(第一実施形態)
図1及び図2を参照して、本発明の第一実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図であり、図2は、図1に示すドアウェザーストリップがボディパネルに弾接した状態を示している。従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の第一実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造は、ボディパネル1のドアDの開口縁車外側に弾接して車内外をシールするドアウェザーストリップ50を、ドアサッシュ3の車内側突出部3Aを覆う内装材60の一端部61に組付けるタイプのものであり、特にドアウェザーストリップ50のメインシール部52に凸部71を形成したものである。
ドアウェザーストリップ50は、ドアサッシュ3の車内側突出部3Aの一端に連設して車外側に延びるドアサッシュ3の外周部位3Bの外周側に取付けられる取付基部51と、取付基部51の車内側と車外側に一体成形され、ドアDの閉時にはボディパネル1のドア開口縁車外側に弾接する中空状のメインシール部52と、そのメインシール部52よりも車外側に設けられたリップ状のサブシール部53を備えている。ドアDの閉時には、サブシール部53は、ボディパネル1のドア開口縁車外側に弾接して車内外をシールし、メインシール部52は、ボディパネル1のドア開口縁車外側であるが、サブシール部53より車内側に弾接して車内外をシールするようになっている。
取付基部51は断面略U字状で開口部を車内側に向けてドアサッシュ3の外周部位3Bに取付けられる。取付基部51の内側には、内装材60の一端部61が差し込まれる嵌合部54が形成されている。取付基部51のボディパネル側の側面壁には、差し込まれた内装材60の一端部61に弾接して保持する2つの保持リップ55,55が形成され、取付基部51のドアサッシュ3の外周部位3B側の側面壁には、内装部60の第一折曲部61aと第二折曲部61bの接続部に弾接して保持する保持リップ56が形成されている。また、取付基部51の開口端部は、内装材60の第一折曲部61aの付け根部を挟持するように弾接する。
メインシール部52は、その付け根部52Dが、取付基部51のボディパネル1側の側面壁の端部に取付けられ、内装材60側からボディパネル1側に向けて斜めに設けられ、ドアDの閉時には、ボディパネル1と内装材60との間に位置するようにしている。また、サブシール部53は、その付け根部が、取付基部51のボディパネル1側のコーナー部に取付けられ、車内側からボディパネル1側に向けて斜めに設けられている。また、取付基部51のドアサッシュ3側のコーナー部には、ドアサッシュ3の外周部位3Bに弾接するリップ部57が設けられるとともに、取付基部51の両側面壁を結ぶ奥壁には、ドアサッシュ3の立設壁3Cに押し付けられて弾接するリップ部58が設けられている。
なお、ドアサッシュ3の内周側には、図示を省略したが、昇降するドアガラス4の車内側及び車外側に摺接する車内側リップ部及び車外側リップ部を備えるグラスランが取付けられている。
内装材60は、断面略J字状のガーニッシュであり、ドアサッシュ3の車内側突出部3Aとその車内側突出部3Aの一端に連設して車外側に延びる外周部位3Bの表面を一体的に覆うようにして取付けられるもので、これにより外観上見栄えよくしている。
つまり、内装材60の一端部61は、ドアウェザーストリップ50側に向けて延長され、ドアサッシュ3の車内側突出部3Aの一端に連設して、一旦、車内側へ膨出して車外側に断面略直線的に延びる外周部位3Bの表面を一体的に覆うとともに、ドアウェザーストリップ50の取付基部51の車内側に形成された嵌合部54に嵌合し、ドアウェザーストリップ50と一体化されている。内装材60の一端部61には、ドアサッシュ3の外周部位3Bの表面に沿って車外側に延びる部分からボディパネル1側に向かって折れる第一折曲部61aとその第一折曲部61aの端部からさらに車外側に向かって折れる第二折曲部61bが形成されている。そして、内装材60の一端部61の第一折曲部61aと第二折曲部61bの部位が、ドアウェザーストリップ50の取付基部51に形成された嵌合部54に嵌合し、ドアウェザーストリップ50と一体化されている。一方、内装材60の他端部62は、グラスランを取付ける側まで延びている。
内装材60はドアサッシュ3に接着剤によって固定されているがクリップを介してドアサッシュ3に部分的に固定することもできる。
また内装材60は、装飾部材として機能するものであり、多種多様の色やデザインを施すことができ、材質についても多種多様である。例えば、硬度JISA90以上の樹脂又はゴム材料が使用される。
ドアサッシュ3は、車内側に突出する車内側突出部3Aを有し、その車内側突出部3Aの一端に連設して車外側に延びる外周部位3Bは断面略直線的、すなわち、平担状である。
ドアサッシュ3の最も車外側の外周側には、ドアウェザーストリップ50の取付基部51に形成したリップ部58が弾接する立設壁3Cが、ドアサッシュ3の外周部位3Bが車内側から車外側に延びる方向に対して垂直な方向に立設されている。
また、ドアサッシュ3において、ドアサッシュ3の立設壁3Cより車内側、すなわち、立設壁3Cを除いて、外周部位3Bからそれに連設した車内側突出部3Aにかけては、ドアウェザーストリップ50を固定するための突出片は一切形成されていない。
そして、メインシール部52の内周側52Bにおいて、内装材60側の部位に向かって突出する凸部71を形成している。凸部71の形成位置は、メインシール部52の車内側先端底部52Cと、取付基部51の嵌合部54との間であり、ドアDの閉時には、図2に示すように、凸部71を内装材60に弾接させるようにしている。
本実施形態では、凸部71の位置は、メインシール部52の車内側先端底部52Cと、取付基部51の嵌合部54とを結ぶ距離の略中央としている。なお、凸部71の形成位置を、メインシール部52の車内側先端底部52Cと、取付基部51の嵌合部54に接続されたメインシール部52の付け根部52Dの部位との略中央よりもメインシール部52の付け根部52Dの部位側に配置して、ドアウェザーストリップ50の取付基部51の嵌合部54が、内装材60から浮き上がることをより一層防止するようにしてもよい。
また、突出する凸部71の肉厚Tは、メインシール部52の付け根部52Cを除く他の部位(外周側52A及び内周側52B)の肉厚よりも厚い。
なお、本実施形態では、ドアDの閉時には、メインシール部52の車内側先端底部52Cも内装材60に弾接するようにしているが、車内側先端底部52Cよりも凸部71の方が先に内装材60の表面に弾接するようにしている。
このように構成されたドアウェザーストリップ50をドアサッシュ3に組付けるには、自動車メーカーにおける組立てラインに納入する前に、部品メーカーにおいて予め内装材60の一端部61をドアウェザーストリップ50の車内側に嵌合して一体化部品とする。このとき、内装材60とドアウェザーストリップ50とは嵌合部54において仮止めされている。
次に、内装材60とドアウェザーストリップ50が一体化したものをサブアッシーとして自動車メーカーの組立てラインに納入する。
そして、自動車メーカーにおける組立工程で、ドアサッシュ3に対して、サブアッシー化された一体化部品のドアウェザーストリップ50の取付基部51をドアサッシュ3の車内側から外周部位3Bに沿わせて車外側に押圧し、ドアウェザーストリップ50の車外側をドアサッシュ3の車外側に立設された立設壁3Cに、つまり、図1に示すZ方向に向けて、押し付けるようにして組付けるとともに、一体化部品の内装材60をドアサッシュ3の車内側突出部3Aを覆うようにして組付ける。このとき、ドアウェザーストリップ50は、ドアサッシュ3の外周部位3Bに沿う方向において、立設壁3Cのみに押し付けられる。
以上のとおり説明したような組付構造によれば、ドアウェザーストリップ50の中空状のメインシール部52の内周側52Bから内装材60側に向けて突出する凸部71を、メインシール部52の車内側先端底部52Cと、取付基部51の嵌合部54との間の位置に設け、ドアDの閉時には、形成した凸部71から内装材60に弾接させるようにしたので、メインシール部52が撓むことによる反力は、形成した凸部71に伝わり、ドアウェザーストリップ50の取付基部51に直接伝わることが防止される。
その結果、取付基部51の嵌合部54が、図8の矢印Yで示すように、内装材60から浮き上がることがないので、ドアウェザーストリップ50が内装材60から外れる心配はない。
またドアサッシュ3の車内側突出部3Aとそれから車外側に延びる外周部位3Bが内装材60によって一体的に覆われるので、露出部分はなくなり外観上見栄えは良好である。
ドアウェザーストップ50と内装材60とが組立てラインに納入される前段階、例えば、部品メーカーにおいて一体化された後、サブアッシー化された状態で組立てラインに納入され、そこでドアサッシュ3に一体化部品として同時に組付けられるので、ドアウェザーストリップ50と内装材60とを別体でそれぞれドアサッシュ3に取付けるものと比較して、部品点数が減り、組立工程における取付作業性が飛躍的に向上するとともに、部品管理も容易になる。
また、組立ラインにおける組立工程においても、ドアウェザーストリップ50は、その取付基部51に嵌合された内装材60の一端部61を利用して、ドアウェザーストリップ50の取付基部51をドアサッシュ3の車内側から外周部位3Bに沿わせて車外側に押圧し、ドアウェザーストリップ50の車外側となるリップ部58をドアサッシュ3の車外側に立設された立設壁3C側に向けて、押し付けるようにして組付けられるので、ドアウェザーストリップ50の車外側とドアサッシュ3の車外側の立設壁3Cとの間の部位は十分シールされる。
よって、組付け時のバラツキ等によってドアウェザーストリップ50の車外側とドアサッシュ3の車外側の立設壁3Cとの間の部位から水が浸入するといった心配はない。
また、ドアウェザーストリップ50はドアサッシュ3の車外側に押圧されることによって固定されるため、ドアサッシュ3の外周部位3B上に嵌合用の突出片が形成されることがないので、ドアサッシュ3の形状を加工する作業が簡易になる。
(第二実施形態)
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第二実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造について説明する。図3は、本発明の第二実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図であり、図4は、図3に示すドアウェザーストリップがボディパネルに弾接した状態を示している。第一実施形態で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の第一実施形態では、ドアウェザーストリップ50のメインシール部52に内装材60に向けて突出する凸部71を形成することによって、内装材60からドアウェザーストリップ50が浮き上がり外れることを防止したが、本発明の第二実施形態では、ドアウェザーストリップ50のメインシール部52の内周側52Bに厚肉部72を形成するとともに、その厚肉部72の内装材60側を平担として、ドアDの閉時には、内装材60の表面に厚肉部72を面一に接するように弾接させたものである。厚肉部72は、内装材60側へ膨出するとともに、メインシール部52の車内側先端底部52Cと取付基部51の嵌合部54との間に位置し、メインシール部52の内装材60側の車内側の任意の部位から、取付基部51の嵌合部54に接続されたメインシール部52の付け根部52Dの部位までをメインシール部52の他の部位と比較して厚肉としたものである。
本発明の第二実施形態では、車内側先端底部52Cと付け根部52Dとを結ぶ距離の略半分を厚肉としている。
また、図3では、ドアウェザーストリップ50のメインシール部52がボディパネル1に弾接する前状態では、メインシール部52の車内側先端底部52Cを内装材60から所定距離L分、離して、図4に示すように、ドアDの閉時には、メインシール部52の車内側先端底部52Cが内装材60に弾接しないように、内装材60に対して隙間Mが生じるように設定したものである。
その他の取付構造は、第一実施形態のものと同様であるので説明を省略する。
これによれば、ドアDの閉時に、ドアウェザーストリップ50のメインシール部52がボディパネル1に弾接すると、メインシール部52が撓み、それにともなう反力は、形成した厚肉部72から面一に接する内装材60に伝わるので、ドアウェザーストリップ50の取付基部51に直接伝わることが防止される。
その結果、取付基部51の嵌合部54が、図8の矢印Yで示すように、内装材60から浮き上がることがないので、ドアウェザーストリップ50が内装材60から外れる心配はない。
また、メインシール部52の車内側先端底部52Cを内装材60から離して、ドアDの閉時には、メインシール部52の車内側先端底部52Cが内装材60に弾接しないようにしたので、さらにドアウェザーストリップ50が内装材60から浮き上がることが防止される。
なお、本発明の第一実施形態においても、第二実施形態のように、ドアウェザーストリップ50のメインシール部52の車内側先端底部52Cがドア閉時に内装材60に弾接しないようにしてもよい。また、第一実施形態のように、ドアウェザーストリップ50のメインシール部52の車内側先端底部52Cがドア閉時に内装材60に弾接するようにし、凸部71にかえて、第二実施形態のように厚肉部72を設けるようにしてもよい。
本発明の第一実施形態及び第二実施形態では、内装材60の一端部61に第一折曲部61a及び第二折曲部61bを形成して折り曲げるようにしたが、特に折り曲げ部を形成することなく、真っ直ぐ延びた内装材60の端部を、ドアウェザーストリップ50の取付基部51に形成した嵌合部に差し込むようにしてもよい。
また、本発明の第一実施形態及び第二実施形態では、内装材60とドアウェザーストリップ50とを予め一体化してドアサッシュ3に組付けるようにしたが、予め一体化部品とするものでなくても、中空状のメインシール部52の車内側先端底部52Cと、内装材60の端部61が差し込まれる取付基部51の嵌合部54との間の位置で、しかも、メインシール部52の内周側から内装材60に向けて突出する凸部71等を形成することによって、内装材60からドアウェザーストリップ50が浮き上がり外れることを防止することができる。
さらに、本発明の第一実施形態及び第二実施形態では、内装材60の一端部61をドアウェザーストリップ50の取付基部51に形成した嵌合部に差し込み、ドアサッシュ3に対する組付け時には、ドアウェザーストリップ50の車外側をドアサッシュ3に形成した立設壁3Cに押し付けるようにしたが、図6で示した従来例のように、ドアウェザーストリップ20の取付基部21が内装材41とドアサッシュ3に挟持される構造で、ドアウェザーストリップ20が図6の矢印Xの方向(車内側突出部3Aの一端に連設して車外側に延びるドアサッシュ3の外周部位3Bに垂直な内周側の方向)に向って押付けられる構造のドアウェザーストップ20であっても、中空状のメインシール部22の車内側先端底部と、内装材41の端部41aが差し込まれる取付基部21の嵌合部との間の位置で、しかも、メインシール部22の内周側から内装材41に向けて突出する凸部(図1に記載の凸部71に相当するもの)を形成することによって、内装材41からドアウェザーストリップ20が浮き上がり外れることを防止することができる。
本発明の第一実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 図1に示すドアウェザーストリップがボディパネルに弾接した状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 図3に示すドアウェザーストリップがボディパネルに弾接した状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 自動車の側面図である。 従来例に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 本出願人が先に考えたドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 図7に示すドアウェザーストリップがボディパネルに弾接した状態を示す、図5のA−A線拡大断面図である。
1 ボディパネル
2 フランジ
3 ドアサッシュ
3A 車内側突出部
3B 外周部位
3C 立設壁
4 ドアガラス
20 ドアウェザーストリップ
21 取付基部
22 メインシール部
41 内装材
41a 端部
50 ドアウェザーストリップ
51 取付基部
52 メインシール部
52A メインシール部の外周側
52B メインシール部の内周側
52C 車内側先端底部
52D 付け根部
53 サブシール部
54 嵌合部
55 保持リップ
56 保持リップ
57 リップ部
58 リップ部
60 内装材
61 一端部
61a 第一折曲部
61b 第二折曲部
62 他端部
71 凸部
72 厚肉部
D ドア
L 所定距離
M 隙間
S 肉厚
T 肉厚

Claims (3)

  1. 表面が内装材で覆われるドアサッシュの車内側突出部の一端に連設して車外側に延びる前記ドアサッシュの外周部位の外周側に取付基部が取付けられ、取付基部の車内側に一体成形された中空状のメインシール部を、ドア閉時にボディパネルのドア開口縁に弾接させて車内外をシールするドアウェザーストリップで、しかも、前記取付基部に形成された嵌合部に、前記ドアサッシュの車外側に延設した内装材の一端部を嵌め込み、ドア閉時には、前記メインシール部を、前記ボディパネルと前記内装材との間に位置させてなるドアウェザーストリップの組付構造であって、
    前記メインシール部の車内側先端底部と前記取付基部の嵌合部との間に位置する、前記メインシール部の前記内装材側の部位から、前記取付基部の嵌合部に接続された前記メインシール部の付け根部の部位までを前記メインシール部の他の部位と比較して厚肉の厚肉部となるように形成するとともに、ドア閉時には、前記内装材に面一に接するように前記内装材側に膨出する前記厚肉部の前記内装材側を、前記メインシール部の前記内装材側の部位から、前記取付基部の嵌合部に接続された前記メインシール部の付け根部の部位まで連続して平坦にしたことを特徴とするドアウェザーストリップの組付構造。
  2. 前記内装材の一端部を前記ドアウェザーストリップの取付基部に形成された嵌合部に嵌め込み、前記内装材と前記ドアウェザーストリップとを予め一体化し、その一体化部品を、前記ドアサッシュに対して、前記一体化部品のドアウェザーストリップを前記ドアサッシュの外周部位に沿わせて車外側に押圧し、前記ドアウェザーストリップの車外側を前記ドアサッシュの車外側に立設された立設壁に押し付けるようにして組付けるとともに、前記一体化部品の内装材を前記ドアサッシュの車内側突出部の表面を覆うようにして組付けることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  3. 前記ドアウェザーストリップは、前記ドアサッシュの外周部位に沿う方向において、前記立設壁のみに押し付けられることを特徴とする請求項2に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
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