JP2010215149A - ウェザーストリップ - Google Patents

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Osamu Kanehara
統 金原
Hiroshi Hamada
洋 濱田
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Abstract

【課題】ウェザーストリップの軽量化の要求を満たすことができると共に取付部の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できるようにする。
【解決手段】取付部17の外側部のうちの各側壁部20,21の先端側を除いた部分をスポンジゴム材料P3 で形成することで、取付部17の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止する。また、取付部17の外側部や内側部の一部を比重が小さいスポンジゴム材料P3 で形成して取付部17を軽量化すると共に、芯材19に突条を形成して剛性を確保しながら芯材19の板厚を薄くして芯材19を軽量化することで、ウェザーストリップ14を軽量化する。更に、取付部17の内側部のうちの保持リップ23部及びその周辺部を高剛性ゴム材料P4 で形成することで、保持リップ23及びその周辺部の剛性を適度に確保して、保持リップ23によるフランジ13の保持力を確保する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体の開口部の周縁と蓋体との間をシールする長尺なウェザーストリップに関する発明である。
一般に、自動車等の車両のドア開口部やトランク開口部等の開口部の周縁に沿って設けられたフランジには、ウェザーストリップが装着され、このウェザーストリップによって開口部の周縁と該開口部を閉塞するドアやトランクリッド等の蓋体との間をシールするようにしている。
このようなウェザーストリップとしては、例えば、特許文献1(特開2001−341590号公報)に示すように、横断面U字形状の取付部(本体部)と中空状のシール部とを一体的に形成し、その横断面U字形状の取付部でフランジを両側から挟むことでフランジに固定するようにしたものがある。このようなウェザーストリップは、取付部に横断面U字形状の芯材(例えば冷間圧延鋼板等の金属板)を埋設して一体化することで、取付部を芯材で補強してフランジに取付部を安定して固定できるようにしている。
また、車両の開口部の周縁のフランジは、長手方向で二次元的又は三次元的に曲がっているため、ウェザーストリップは、押出成形で略直線状に成形されたものがフランジの曲がり形状に合わせて曲げられて装着される。このため、ウェザーストリップに埋設される芯材は、ウェザーストリップの曲がりに追随して自在に曲げられるように、長手方向に所定間隔で複数の空間部が形成された芯材(魚骨芯材や竜骨芯材ということもある)が用いられる。
特開2001−341590号公報(第3頁、図2等)
近年、自動車等の車両に用いる部品においては、更なる軽量化が求められているが、上記特許文献1の技術では、ウェザーストリップの取付部(本体部)を比重が大きいソリッドゴムで形成しているため、ウェザーストリップの軽量化の要求を満たすことができないという欠点がある。
また、ウェザーストリップの取付部に芯材を埋設する場合、芯材を被覆するポリマー材料のうちの芯材の空間部に相当する部分(芯材が存在しない部分)は、芯材が存在する部分に比べて、ポリマー材料の厚さ寸法が大きくなるため、その分、ポリマー材料の成形収縮量が大きくなる。このため、取付部の表面のうちの芯材の空間部に相当する部分が凹んで取付部の表面に凹凸が発生することがあり、特に取付部の外表面に凹凸が発生すると、ウェザーストリップの外観性が悪くなるという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、軽量化の要求を満たすことができると共に取付部の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できるウェザーストリップを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車体の開口部の周縁に沿って設けられたフランジに取り付けられるように車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する底壁部とを有する横断面U字形状に形成されると共に各側壁部の内側面から突出してフランジに当接可能な少なくとも一つの保持部を有するポリマー材料製の取付部と、該取付部に一体的に設けられて開口部を閉塞する蓋体に当接可能なポリマー材料製のシール部と、取付部を形成するポリマー材料よりも硬度及び剛性が高い材料で横断面U字形状に形成されて取付部に埋設された芯材とを備え、開口部の周縁と蓋体との間に配置されて開口部の周縁と蓋体との間をシールする長尺なウェザーストリップであって、芯材は、長手方向に所定間隔で複数の空間部を形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられ、取付部は、芯材の内側面を覆う内側部の少なくとも一部がシール部を形成するポリマー材料よりも高い剛性を有する高剛性ポリマー材料で形成され、芯材の外側面を覆う外側部の少なくとも一部が高剛性ポリマー材料よりも柔軟な発泡ポリマー材料で形成されている構成としたものである。
この構成では、取付部の外側部の少なくとも一部を比重が小さい発泡ポリマー材料で形成するため、その分、ウェザーストリップを軽量化することができる。しかも、取付部の内側部の少なくとも一部を高剛性ポリマー材料で形成するため、取付部の内側部の剛性を適度に確保してウェザーストリップがフランジに保持される力(以下「保持力」という)を確保することができる。また、取付部の外側部の少なくとも一部を発泡ポリマー材料で形成するため、この発泡ポリマー材料で形成した部分では、芯材の空間部に相当する部分(芯材が存在しない部分)と芯材片部に相当する部分(芯材が存在する部分)との間の発泡ポリマー材料の厚さ寸法の差による成形収縮量の差が取付部の外表面に現れ難くなって、取付部の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できる。
この場合、請求項2のように、取付部は、内側部のうちの少なくとも一つの保持部及びその周辺部を高剛性ポリマー材料で形成するようにすると良い。このようにすれば、取付部の内側部のうちの保持部及びその周辺部の剛性を適度に確保して保持部によるフランジの保持力を確保することができる。
更に、請求項3のように、取付部は、保持部と側壁部との間に曲線部が形成され、保持部の周辺部のうちの少なくとも曲線部を含む範囲まで高剛性ポリマー材料で形成するようにしても良い。このようにすれば、保持部及びその周辺部の剛性を確実に確保することができる。
また、請求項4のように、取付部は、芯材の先端を覆う先端部と内側部の先端側と外側部の先端側とを連続して高剛性ポリマー材料で形成するようにしても良い。このようにすれば、取付部の先端部及びその周辺部(内側部の先端側と外側部の先端側)の剛性を確保することができ、フランジに取付部を取り付ける際に、フランジに当接して弾性変形する保持部と一体的に取付部の先端部が変形してしまうことを防止できる。
更に、請求項5のように、芯材の長手方向に芯材片部を連結する連結部が設けられ、取付部の車外側側壁部と車内側側壁部のうちの少なくとも一方に芯材の連結部が埋設されている場合、内側部と外側部をそれぞれ先端部から連結部を越える範囲まで高剛性ポリマー材料で形成するようにしても良い。このようにすれば、取付部の先端部及びその周辺部を形成する高剛性ポリマー材料で芯材の連結部を取り囲んで、取付部の先端部及びその周辺部を芯材の連結部に固定することができ、取付部の先端部及びその周辺部の剛性を確実に確保することができる。
また、請求項6のように、取付部の車外側側壁部と車内側側壁部のうちの少なくとも一方に複数の保持部が設けられている場合、内側部のうちの複数の保持部の間を高剛性ポリマー材料で形成するようにしても良い。このようにすれば、複数の保持部を高剛性ポリマー材料で連結した状態になって、複数の保持部を安定支持することができる。
また、請求項7のように、シール部を形成するポリマー材料と高剛性ポリマー材料(取付部の内側部の少なくとも一部を形成するポリマー材料)と発泡ポリマー材料(取付部の外側部の少なくとも一部を形成するポリマー材料)は、それぞれ比重の異なるゴム材料(例えばEPDM等)を用いるようにすると良い。このようにすれば、本発明のウェザーストリップを容易に実現することができる。
この場合、請求項8のように、シール部を形成するポリマー材料は比重が0.5〜0.7のスポンジゴム材料を用い、発泡ポリマー材料は比重が0.65〜0.85のスポンジゴム材料を用い、高剛性ポリマー材料は比重が0.7〜1.15のスポンジゴム材料又はソリッドゴム材料を用いるようにすると良い。更に好ましくは、請求項9のように、シール部を形成するポリマー材料は比重が0.55〜0.6のスポンジゴム材料を用い、発泡ポリマー材料は比重が0.7〜0.8のスポンジゴム材料を用い、高剛性ポリマー材料は比重が0.9〜1.0のスポンジゴム材料又はソリッドゴム材料を用いるようにすると良い。このようにすれば、シール部を形成するポリマー材料よりも高剛性ポリマー材料(取付部の内側部の少なくとも一部を形成するポリマー材料)の剛性を高くすることができ、高剛性ポリマー材料よりも発泡ポリマー材料(取付部の外側部の少なくとも一部を形成するポリマー材料)を柔軟にすることができる。
また、請求項10,13のように、芯材は、芯材片部に該芯材の幅方向に延びる突条を形成するようにしても良い。このようにすれば、芯材片部に形成した突条によって芯材の剛性を確保しながら、芯材の板厚を薄くしてウェザーストリップを軽量化することができる。しかも、芯材片部に突条を形成すると、芯材の空間部に相当する部分と芯材片部に相当する部分との間のポリマー材料の厚さ寸法の差が大きくなるが、取付部の外側部の少なくとも一部を発泡ポリマー材料で形成するため、この発泡ポリマー材料で形成した部分では、芯材の空間部に相当する部分と芯材片部に相当する部分との間の発泡ポリマー材料の厚さ寸法の差による成形収縮量の差が取付部の外表面に現れ難くなって、取付部の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できる。
この場合、請求項11のように、芯材は、突条が取付部の外側に向けて突出するように形成すると良い。このようにすれば、芯材がウェザーストリップに埋設される前又は埋設された後に、芯材を横断面U字形状に曲げ加工する場合に、突条が横断面U字形状の外周側に突出するように曲げ加工することになり、芯材を容易に横断面U字形状に曲げ加工することができる。
また、請求項12のように、芯材は、芯材片部が該芯材の長手方向に湾曲した形状に形成しても良い。このようにすれば、芯材片部を湾曲した形状にすることによって芯材の剛性を確保しながら、芯材の板厚を薄くしてウェザーストリップを軽量化することができる。しかも、芯材片部を湾曲した形状にすると、芯材の空間部に相当する部分と芯材片部に相当する部分との間のポリマー材料の厚さ寸法の差が大きくなるが、取付部の外側部の少なくとも一部を発泡ポリマー材料で形成するため、この発泡ポリマー材料で形成した部分では、芯材の空間部に相当する部分と芯材片部に相当する部分との間の発泡ポリマー材料の厚さ寸法の差による成形収縮量の差が取付部の外表面に現れ難くなって、取付部の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できる。
図1は本発明の実施例1におけるウェザーストリップをバックドア開口部の周縁に沿って装着した車両の斜視図である。 図2はウェザーストリップの正面図である。 図3は図2のA−A断面図である。 図4はウェザーストリップの車外側側壁部の拡大図である。 図5は芯材の斜視図である。 図6は図4のB−B断面図である。 図7は実施例2のウェザーストリップの断面図である。 図8は他の実施例(その1)のウェザーストリップの側壁部の断面図である。 図9は他の実施例(その2)のウェザーストリップの側壁部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、自動車の車体パネル11は、ルーフパネルやサイドパネル等によって形成されている。この車体パネル11のバックドア開口部12の周縁に沿って設けられたフランジ13(図3参照)には、ポリマー材料製の長尺なウェザーストリップ14が装着され、このウェザーストリップ14によってバックドア開口部12の周縁と該バックドア開口部12を閉塞する開閉可能なバックドア15(蓋体)との間をシールするようになっている。
次に、図2乃至図6を用いてウェザーストリップ14の構成について説明する。
図2に示すように、バックドア開口部12の周縁のフランジ13に装着されるウェザーストリップ14は、押出成形により略直線状に成形された1本のウェザーストリップ押出成形品の端末同士を接続することで環状に形成されている。ここで、ウェザーストリップ14の接続方法は、例えば、ウェザーストリップ押出成形品の端末同士を接続する接続部16を射出成形して接続する。或は、ウェザーストリップ押出成形品の端末同士を接合シート部材で接続するようにしても良い。尚、ウェザーストリップ14は、1本のウェザーストリップ押出成形品の端末同士を接続せずに突き合わせるだけにしても良い。
図3に示すように、ウェザーストリップ14は、ゴム又は熱可塑性合成樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)等の弾性ポリマー材料の押出成形により、横断面U字形状の取付部17と、スポンジ材料製の筒状中空シール部18とが一体的に形成され、取付部17には、冷間圧延鋼板等の金属板で形成された芯材19がインサート押出成形(複合押出成形ともいう)により埋設されている。
取付部17は、車外側側壁部20と車内側側壁部21と両側壁部20,21を連結する底壁部22とを有し、この底壁部22に、筒状中空シール部18が一体的に設けられている。車外側側壁部20の内側面と車内側側壁部21の内側面には、それぞれ互いに対向する方向に向けて突出する複数の保持リップ23(保持部)が一体的に形成されている。本実施例1では、車外側側壁部20と車内側側壁部21に、それぞれ2つの保持リップ23が形成され、車外側側壁部20の先端側の保持リップ23の一部(又は全部)がスポンジ材料で形成されている。取付部17に埋設される芯材19は、両側壁部20,21の先端付近(先端側の保持リップ23が形成されている辺り)まで延びており、この芯材19で取付部17を補強することでフランジ13に取付部17を安定して固定できるようにしている。
バックドア開口部12の周縁のフランジ13にウェザーストリップ14の取付部17を被せて取り付けたときに、各保持リップ23がフランジ13に当接して弾性変形してフランジ13を車内側と車外側の両側から挟むことで、フランジ13にウェザーストリップ14が装着される。そして、バックドア15の閉鎖時にバックドア15が筒状中空シール部18に当接して筒状中空シール部18を弾性変形させることで、バックドア15と車体パネル11(ルーフパネルやサイドパネル等)のフランジ13との間が筒状中空シール部18でシールされるようになっている。
また、取付部17の車外側側壁部20の外側面には、車外側に向けて突出するスポンジ材料製の第1のシールリップ24が一体的に形成され、取付部17の車外側側壁部20の先端部には、車内側に向けて突出するスポンジ材料製の第2のシールリップ25が一体的に形成されている。フランジ13にウェザーストリップ14が装着されたときに、第1のシールリップ24が車体パネル11に当接して弾性変形すると共に、第2のシールリップ25が車体パネル11に当接して弾性変形することで、取付部17の車外側側壁部20と車体パネル11との間がシールリップ24,25でシールされるようになっている。
一方、取付部17の車内側側壁部21の先端部には、車内側に向けて突出するスポンジ材料製の装飾リップ26が一体的に形成され、フランジ13にウェザーストリップ14が装着されたときに、車内の内装部材(図示せず)の端末が装飾リップ26で覆われるようになっている。
更に、取付部17の底壁部22の内側面には、スポンジ材料製の止水部27が一体的に形成され、フランジ13にウェザーストリップ14が装着されたときに、止水部27がフランジ13の先端に当接して弾性変形(圧縮変形)することで、取付部17とフランジ13の先端との間が止水部27でシールされるようになっている。
取付部17は、止水部27がEPDMスポンジ材料等の第1のスポンジゴム材料P1 で形成されている。この第1のスポンジゴム材料P1 は、例えば比重が0.25〜0.45(好ましくは0.35)で柔軟性に富み段差に追従できるスポンジゴム材料が用いられている。
更に、筒状中空シール部18と取付部17のシールリップ24,25及び装飾リップ26が、第1のスポンジゴム材料P1 よりも比重が大きいEPDMスポンジ材料等の第2のスポンジゴム材料P2 で形成されている。この第2のスポンジゴム材料P2 は、例えば比重が0.5〜0.7(好ましくは0.55〜0.6)で柔軟性に富み段差に追従できるスポンジゴム材料が用いられている。
また、取付部17は、芯材19の内側面を覆う内側部の少なくとも一部(例えば剛性を必要とする部分)が、第2のスポンジゴム材料P2 よりも比重が大きくて第2のスポンジゴム材料P2 よりも高い剛性を有するEPDMソリッド材料又はEPDMスポンジ材料等の高剛性ゴム材料P4 (特許請求の範囲でいう高剛性ポリマー材料)で形成されている。この高剛性ゴム材料P4 は、例えば比重が0.7〜1.15(好ましくは0.9〜1.0)でフランジ13に対する反力や変形に対する強度(剛性)を確保できるソリッドゴム材料又はスポンジゴム材料が用いられている。
具体的には、取付部17は、芯材19の内側面を覆う内側部のうちの保持リップ23及びその周辺部(保持リップ23と各側壁部20,21の内側部のうちの底壁側を除いた部分)が高剛性ゴム材料P4 で形成されている。尚、車外側側壁部20の先端側の保持リップ23の一部(又は全部)は第2のスポンジゴム材料P2 で形成されている。更に、芯材19の先端を覆う先端部と、芯材19の内側面を覆う内側部の先端側と、芯材19の外側面を覆う外側部の先端側とが連続して高剛性ゴム材料P4 で形成されている(つまり各側壁部20,21の先端側全体が高剛性ゴム材料P4 で形成されている)。
更に、取付部17は、芯材19の外側面を覆う外側部の少なくとも一部(例えば外部から視認し易い部分)が、第2のスポンジゴム材料P2 よりも比重が大きく且つ高剛性ゴム材料P4 よりも比重が小さくて高剛性ゴム材料P4 よりも柔軟なEPDMスポンジ材料等の第3のスポンジゴム材料P3 (特許請求の範囲でいう発泡ポリマー材料)で形成されている。スポンジゴム材料は、比重が小さ過ぎると、表面肌が粗くなる傾向があるため、第3のスポンジゴム材料P3 は、例えば比重が0.65〜0.85(好ましくは0.7〜0.8)で良好な外観を確保できる程度に発泡するスポンジゴム材料が用いられている。
具体的には、取付部17は、芯材19の外側面を覆う外側部のうちの各側壁部20,21の先端側を除いた部分(つまり底壁部22の外側部と各側壁部20,21の外側部のうちの先端側を除いた部分)が第3のスポンジゴム材料P3 で形成されている。更に、芯材19の内側面を覆う内側部のうちの底壁部22と各側壁部20,21の底壁側の部分(つまり底壁部22の内側部と各側壁部20,21の内側部のうちの底壁側の部分)も第3のスポンジゴム材料P3 で形成されている。
また、取付部17は、芯材19の内側面を覆う内側部のうちの各側壁部20,21の2つの保持リップ23の間が連続して高剛性ゴム材料P4 で形成されている。これにより、各側壁部20,21の2つの保持リップ23を高剛性ゴム材料で連結した状態になって、各側壁部20,21の保持リップ23を安定支持できるようになっている。
更に、図4に示すように、取付部17は、各側壁部20,21の底壁側の保持リップ23と側壁部20,21との間に曲線部28が形成され、各側壁部20,21の底壁側の保持リップ23の周辺部のうちの少なくとも曲線部28を含む範囲まで高剛性ゴム材料P4 で形成されている(つまり各側壁部20,21の内側部が曲線部28を越える範囲まで高剛性ゴム材料P4 で形成されている)。これにより、各側壁部20,21の底壁側の保持リップ23及びその周辺部の剛性を確実に確保できるようにしている。
図5に示すように、取付部17に埋設される芯材19は、帯板状の芯材素材(例えば、冷間圧延鋼板、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板等の金属板)を打ち抜き加工(プレス加工)することにより、長手方向に所定間隔で複数の空間部29を形成して隣り合う空間部29の間に芯材片部30を残すことで、長手方向に芯材片部30と空間部29とが交互に設けられると共に、芯材片部30が連結部31で長手方向に連結されている。
或は、帯板状の芯材素材にスリット加工を施すことにより、芯材素材のうちの連結部31になる部分を残すように幅方向に延びる複数のスリットを長手方向に所定間隔で形成して隣り合うスリットの間に芯材片部30を形成した後、芯材素材に圧延加工を施すことにより、芯材素材のうちの連結部31になる部分(幅方向でスリットが形成されていない部分)を長手方向に圧延してスリットを長手方向に拡大して空間部29を形成することで、長手方向に芯材片部30と空間部29とが交互に設けられると共に、芯材片部30が連結部31で長手方向に連結されている。
本実施例1では、芯材片部30を連結する連結部31が長手方向に沿って2列に設けられ、隣り合う芯材片部30の間の空間部29が2列の連結部31によって3つの領域に分割されている。尚、連結部31を1列又は3列以上に設けるようにしても良い。
更に、芯材19は、芯材片部30に該芯材19の幅方向に延びる突条32が形成されている。この突条32によって芯材19(芯材片部30)の剛性を確保しながら、芯材19の板厚を例えば0.35mm程度まで薄くしてウェザーストリップ14を軽量化するようにしている。
この芯材19は、突条32が取付部17の外側に向けて突出するように形成されている。これにより、芯材19がウェザーストリップ14に埋設される前又は埋設された後に、芯材19を横断面U字形状に曲げ加工する場合に、突条32が横断面U字形状の外周側に突出するように曲げ加工することになり、芯材19を容易に横断面U字形状に曲げ加工することができる。
図6に示すように、芯材19の芯材片部30に突条32を形成すると、ウェザーストリップ14の取付部17(側壁部20,21や底壁部22)において、芯材19の空間部29に相当する部分のポリマー材料の厚さ寸法t1 と、芯材片部30の突条32に相当する部分のポリマー材料の厚さ寸法t2 との差(t1 −t2 )が大きくなるが、本実施例1では、取付部17の外側部のうちの各側壁部20,21の先端側を除いた部分を全てスポンジゴム材料P3 (発泡ポリマー材料)で形成するようにしたので、このスポンジゴム材料P3 で形成した部分では、芯材19の空間部29に相当する部分と芯材片部30に相当する部分との間のポリマー材料の厚さ寸法の差による成形収縮量の差が取付部17の外表面に現れ難くなって、取付部17の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できる。
また、本実施例1では、取付部17の外側部のうちの各側壁部20,21の先端側を除いた部分や、取付部17の内側部のうちの底壁部22と各側壁部20,21の底壁側の部分を比重が小さいスポンジゴム材料P3 で形成することで、取付部17を軽量化することができると共に、芯材19に形成した突条32によって芯材19(芯材片部30)の剛性を確保しながら、芯材19の板厚を薄くすることで、芯材19を軽量化することができるため、ウェザーストリップ14を軽量化することができる。
ところで、バックドア開口部12の周縁のフランジ13にウェザーストリップ14の取付部17を被せて取り付ける際には、取付部17の各保持リップ23がフランジ13に当接して弾性変形するが、保持リップ23やその周辺部が変形し易い材料で形成されていると、保持リップ23やその周辺部が過度に変形して、保持リップ23がフランジ13に広い面積で当接して取付作業の妨げになったり、保持リップ23によるフランジ13の保持力を確保できなくなったりする可能性がある。
その点、本実施例1では、取付部17の内側部のうちの保持リップ23部及びその周辺部を高剛性ゴム材料P4 で形成するようにしたので、保持リップ23及びその周辺部の剛性を適度に確保することができ、フランジ13に取付部17を取り付ける際に、保持リップ23やその周辺部が過度に変形することを防止して、保持リップ23がフランジ13に広い面積で当接して取付作業の妨げになることを回避することができると共に、保持リップ23によるフランジ13の保持力を確保することができる。
また、フランジ13に取付部17を取り付ける際に、フランジ13に当接して弾性変形する保持リップ23と一体的に取付部17の先端部(側壁部20,21の先端部)が取付部17の内側方向に変形すると、それに伴ってシールリップ24,25や装飾リップ26が取付部17の内側方向に巻き込まれてしまう可能性があるが、本実施例1では、取付部17の先端部と、取付部17の内側部の先端側と、取付部17の外側部の先端側とを連続して高剛性ゴム材料P4 で形成するようにしたので、取付部17の先端部及びその周辺部(内側部の先端側と外側部の先端側)の剛性を確保することができ、フランジ13に取付部17を取り付ける際に、フランジ13に当接して弾性変形する保持リップ23と一体的に取付部17の先端部が取付部17の内側方向に変形することを防止して、シールリップ24,25や装飾リップ26が取付部17の内側方向に巻き込まれてしまうことを回避できる。
尚、上記実施例1では、止水部27を取付部17と一体的に押出成形により形成するようにしたが、取付部17の押出成形後に粘着性のシーラントを注入して止水部27を形成するようにしても良い。
次に、図7を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
図7に示すように、本実施例2では、ウェザーストリップ33の取付部34は、車外側側壁部35と車内側側壁部36と両側壁部35,36を連結する底壁部37とを有し、車外側側壁部35に、筒状中空シール部38が一体的に設けられ、この筒状中空シール部38の外周側に、ソリッド被膜39が形成されている。
また、車外側側壁部35の内側面には、複数(例えば3つ)の位置決め用の保持突部40(保持部)が一体的に形成され、車内側側壁部36の内側面には、1つの保持リップ41(保持部)が一体的に形成されている。更に、取付部34の底壁部37の外側面には、車内側に向けて突出すると共にその先端が取付部34側に湾曲した装飾リップ42が一体的に形成されている。車外側側壁部35と車内側側壁部36には、それぞれ芯材19の連結部31が埋設されている。
本実施例2では、筒状中空シール部38の本体部38aが第2のスポンジゴム材料P2 で形成され、筒状中空シール部38の根元部38bが高剛性ゴム材料P4 又は後述する高剛性ゴム材料P5 で形成されている。更に、ソリッド被膜39が高剛性ゴム材料P4 よりも比重が大きくて高剛性ゴム材料P4 よりも高い剛性を有するEPDMソリッド材料等の高剛性ゴム材料P5 で形成されている。この高剛性ゴム材料P5 は、例えば比重が1.2〜1.4(好ましくは1.3)のソリッドゴム材料が用いられている。
また、取付部34は、芯材19の内側面を覆う内側部のうちの保持リップ41及びその周辺部(保持リップ41と車内側側壁部36の内側部のうちの先端側の部分)が高剛性ゴム材料P4 で形成されている。更に、車内側側壁部36のうちの芯材19の先端を覆う先端部と、芯材19の内側面を覆う内側部の先端側と、芯材19の外側面を覆う外側部の先端側とが連続して高剛性ゴム材料P4 で形成されている(つまり車内側側壁部36の先端側全体が高剛性ゴム材料P4 で形成されている)。この場合、車内側側壁部36の内側部と外側部が、それぞれ先端部から芯材19の連結部31を越える範囲まで高剛性ゴム材料P4 で形成することで、車内側側壁部36の先端部及びその周辺部を形成する高剛性ゴム材料P4 で芯材19の連結部31を取り囲むようにしている。
更に、取付部34は、芯材19の外側面を覆う外側部のうちの車内側側壁部36の先端側を除いた部分(つまり車内側側壁部36の外側部のうちの先端側を除いた部分と車外側側壁部35の外側部と底壁部37の外側部と装飾リップ42)が第3のスポンジゴム材料P3 で形成されている。更に、芯材19の内側面を覆う内側部のうちの車内側側壁部36の先端側を除いた部分(つまり車内側側壁部36の内側部のうちの先端側を除いた部分と車外側側壁部35の内側部と底壁部37の内側部と保持突部40)も第3のスポンジゴム材料P3 で形成されている。
以上説明した本実施例2では、取付部34の外側部のうちの車内側側壁部36の先端側を除いた部分を全てスポンジゴム材料P3 (発泡ポリマー材料)で形成するようにしたので、このスポンジゴム材料P3 で形成した部分では、芯材19の空間部29に相当する部分と芯材片部30に相当する部分との間のポリマー材料の厚さ寸法の差による成形収縮量の差が取付部34の外表面に現れ難くなって、取付部34の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できる。
また、本実施例2では、取付部34の外側部のうちの車内側側壁部36の先端側を除いた部分や、取付部34の内側部のうちの車内側側壁部36の先端側を除いた部分をスポンジゴム材料P3 で形成することで、取付部34を軽量化することができると共に、芯材19に形成した突条32によって芯材19(芯材片部30)の剛性を確保しながら、芯材19の板厚を薄くすることで、芯材19を軽量化することができるため、ウェザーストリップ33を軽量化することができる。
更に、本実施例2では、車内側側壁部36の内側部のうちの保持リップ41及びその周辺部を高剛性ゴム材料P4 で形成するようにしたので、保持リップ41及びその周辺部の剛性を適度に確保することができ、保持リップ41によるフランジ13の保持力を確保することができる。
しかも、本実施例2では、車内側側壁部36の先端部と、車内側側壁部36の内側部の先端側と、車内側側壁部36の外側部の先端側とを連続して高剛性ゴム材料P4 で形成すると共に、車内側側壁部36の内側部と外側部を、それぞれ先端部から芯材19の連結部31を越える範囲まで高剛性ゴム材料P4 で形成するようにしたので、車内側側壁部36の先端部及びその周辺部を形成する高剛性ゴム材料P4 で芯材19の連結部31を取り囲んで、車内側側壁部36の先端部及びその周辺部を芯材19の連結部31に機械的に係合して固定することができ、車内側側壁部36の先端部及びその周辺部の剛性を確実に確保することができる。
尚、上記各実施例1,2では、芯材19は、突条32を取付部17の外側に向けて突出するように形成したが、図8に示すように、芯材19は、突条32を取付部17の内側に向けて突出するように形成しても良い。
また、図9に示すように、芯材19は、芯材片部30が該芯材19の長手方向に湾曲した形状(取付部17の外側に向けて凸となるように湾曲した形状)に形成しても良い。このようにしても、芯材片部30を湾曲した形状にすることによって芯材19の剛性を確保しながら、芯材19の板厚を薄くしてウェザーストリップを軽量化することができる。しかも、芯材片部30を湾曲した形状にすると、芯材19の空間部29に相当する部分と芯材片部30に相当する部分との間のポリマー材料の厚さ寸法の差が大きくなるが、取付部の外側部の少なくとも一部をスポンジゴム材料P3 (発泡ポリマー材料)で形成するため、このスポンジゴム材料P3 で形成した部分では、芯材19の空間部29に相当する部分と芯材片部30に相当する部分との間のポリマー材料の厚さ寸法の差による成形収縮量の差が取付部の外表面に現れ難くなって、取付部の外表面に外観性を損なうような凹凸が発生することを防止できる。尚、芯材19は、芯材片部30が取付部17の内側に向けて凸となるように湾曲した形状に形成しても良い。
しかしながら、本発明の適用範囲は、芯材片部に突条を設けた芯材や、芯材片部を長手方向に湾曲させた芯材を用いたウェザーストリップに限定されず、平板状の芯材片部を単に横断面U字形状に曲げ加工した芯材を用いたウェザーストリップに本発明を適用しても良い。
また、上記各実施例1,2では、ウェザーストリップを押出成形して取付部に芯材を埋設した後も連結部により芯材片部が長手方向に連結されているが、ウェザーストリップを押出成形して取付部に芯材を埋設した後に連結部を破断して芯材片部を長手方向に分離するようにしても良い。更に、芯材は、金属板に限定されず、高強度樹脂等で芯材を形成するようにしても良い。
また、スポンジゴム材料P3 と高剛性ゴム材料P4 は外観が異なるため、装飾上の観点からはスポンジゴム材料P3 と高剛性ゴム材料P4 との境界は、取付部をフランジに取り付けた状態で視認されない部分に設定することが好ましい。例えば、車室内の内装部品の端を覆うリップが車内側側壁部に形成されているのであれば、このリップから車内側側壁部の先端部との間に、スポンジゴム材料P3 と高剛性ゴム材料P4 との境界を設定することが好ましい。
その他、本発明は、ウェザーストリップの外表面に、複数の突条を形成したり、別の材料で被覆層を形成しても良く、ウェザーストリップの各部の形状や材料を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。
また、本発明の適用範囲は、車体のバックドア開口部の周縁に装着されるウェザーストリップに限定されず、例えば、車体のフロントドア開口部、リアドア開口部、トランク開口部等、車体の種々の開口部の周縁に装着されるウェザーストリップに本発明を適用しても良い。
11…車体パネル、12…バックドア開口部、13…フランジ、14…ウェザーストリップ、15…バックドア(蓋体)、17…取付部、18…筒状中空シール部、19…芯材、20…車外側側壁部、21…車内側側壁部、22…底壁部、23…保持リップ(保持部)、28…曲線部、29…空間部、30…芯材片部、31…連結部、32…突条、33…ウェザーストリップ、34…取付部、35…車外側側壁部、36…車内側側壁部、37…底壁部、38…筒状中空シール部、40…保持突部(保持部)、41…保持リップ(保持部)

Claims (13)

  1. 車体の開口部の周縁に沿って設けられたフランジに取り付けられるように車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する底壁部とを有する横断面U字形状に形成されると共に各側壁部の内側面から突出して前記フランジに当接可能な少なくとも一つの保持部を有するポリマー材料製の取付部と、該取付部に一体的に設けられて前記開口部を閉塞する蓋体に当接可能なポリマー材料製のシール部と、前記取付部を形成するポリマー材料よりも硬度及び剛性が高い材料で横断面U字形状に形成されて前記取付部に埋設された芯材とを備え、前記開口部の周縁と前記蓋体との間に配置されて前記開口部の周縁と前記蓋体との間をシールする長尺なウェザーストリップであって、
    前記芯材は、長手方向に所定間隔で複数の空間部を形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられ、
    前記取付部は、前記芯材の内側面を覆う内側部の少なくとも一部が前記シール部を形成するポリマー材料よりも高い剛性を有する高剛性ポリマー材料で形成され、前記芯材の外側面を覆う外側部の少なくとも一部が前記高剛性ポリマー材料よりも柔軟な発泡ポリマー材料で形成されていることを特徴とするウェザーストリップ。
  2. 前記取付部は、前記内側部のうちの少なくとも一つの前記保持部及びその周辺部が前記高剛性ポリマー材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のウェザーストリップ。
  3. 前記取付部は、前記保持部と前記側壁部との間に曲線部が形成され、前記保持部の周辺部のうちの少なくとも前記曲線部を含む範囲まで前記高剛性ポリマー材料で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のウェザーストリップ。
  4. 前記取付部は、前記芯材の先端を覆う先端部と前記内側部の先端側と前記外側部の先端側とが連続して前記高剛性ポリマー材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  5. 前記芯材は、長手方向に前記芯材片部を連結する連結部が設けられ、
    前記取付部は、前記車外側側壁部と前記車内側側壁部のうちの少なくとも一方に前記芯材の連結部が埋設され、前記内側部と前記外側部がそれぞれ前記先端部から前記連結部を越える範囲まで前記高剛性ポリマー材料で形成されていることを特徴とする請求項4に記載のウェザーストリップ。
  6. 前記取付部は、前記車外側側壁部と前記車内側側壁部のうちの少なくとも一方に複数の保持部が設けられ、前記内側部のうちの前記複数の保持部の間が前記高剛性ポリマー材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  7. 前記シール部を形成するポリマー材料と前記高剛性ポリマー材料と前記発泡ポリマー材料は、それぞれ比重の異なるゴム材料であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  8. 前記シール部を形成するポリマー材料は比重が0.5〜0.7のスポンジゴム材料であり、前記発泡ポリマー材料は比重が0.65〜0.85のスポンジゴム材料であり、前記高剛性ポリマー材料は比重が0.7〜1.15のスポンジゴム材料又はソリッドゴム材料であることを特徴とする請求項7に記載のウェザーストリップ。
  9. 前記シール部を形成するポリマー材料は比重が0.55〜0.6のスポンジゴム材料であり、前記発泡ポリマー材料は比重が0.7〜0.8のスポンジゴム材料であり、前記高剛性ポリマー材料は比重が0.9〜1.0のスポンジゴム材料又はソリッドゴム材料であることを特徴とする請求項8に記載のウェザーストリップ。
  10. 前記芯材は、前記芯材片部に該芯材の幅方向に延びる突条が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  11. 前記芯材は、前記突条が前記取付部の外側に向けて突出するように形成されていることを特徴とする請求項10に記載のウェザーストリップ。
  12. 前記芯材は、前記芯材片部が該芯材の長手方向に湾曲した形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  13. 車体の開口部の周縁に沿って設けられたフランジに取り付けられるように車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する底壁部とを有する横断面U字形状に形成されると共に各側壁部の内側面から突出して前記フランジに当接可能な保持部を有するポリマー材料製の取付部と、該取付部に一体的に設けられて前記開口部を閉塞する蓋体に当接可能なポリマー材料製のシール部と、前記取付部を形成するポリマー材料よりも硬度及び剛性が高い材料で横断面U字形状に形成されて前記取付部に埋設された芯材とを備え、前記開口部の周縁と前記蓋体との間に配置されて前記開口部の周縁と前記蓋体との間をシールする長尺なウェザーストリップであって、
    前記芯材は、長手方向に所定間隔で複数の空間部を形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられていると共に、前記芯材片部に該芯材の幅方向に延びる突条が形成され、
    前記取付部は、前記芯材の内側面を覆う内側部の少なくとも一部が前記シール部を形成するポリマー材料よりも高い剛性を有する高剛性ポリマー材料で形成され、前記芯材の外側面を覆う外側部の少なくとも一部が前記高剛性ポリマー材料よりも柔軟な発泡ポリマー材料で形成されていることを特徴とするウェザーストリップ。
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