JP2010137741A - ウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車用ウエザストリップ10は、トリム部20と、中空シール部40とを備える。トリム部20は、車外側側壁21、底壁23と車内側側壁22とからなる断面略コ字形をなし、トリム部20の内面からそれぞれフランジ保持リップ24、25、26,27を延設する。車外側側壁21、底壁23と車内側側壁22は、ゴム又は熱可塑性エラストマーの硬質材で形成される。車外側側壁21と車内側側壁22は、底壁23から略直角に延設され、車外側側壁21と底壁23及び車内側側壁22と底壁23のコーナー部21b、22bの角部の曲率半径が0.2mm〜2mmで形成され、車外側側壁21又は車内側側壁22は、屈曲部22cが形成され、屈曲部22cから先端側が反対側の側壁方向に近接するように形成される。
【選択図】図1
Description
これらのウエザストリップを車体開口部周縁に装着する場合は、ウエザストリップの断面略コ字形トリム部に車体開口部周縁のフランジを挿入させて装着している。
すなわち、ウエザストリップ110は、フランジ7に取付けられるトリム部120とトランクリッド2の裏面に当接してその間をシールする中空状の中空シール部140とを有し、この中空シール部140がトランクリッド2の裏面と当接することにより開口部がシールされる。
また、トリム部120の断面略コ字形の内部には、車外側側壁121と車内側側壁122の内面から車外側フランジ保持リップ124、125と車内側フランジ保持リップ126、127がそれぞれ断面ハ字形に、トリム部120の断面略コ字形の奥側(底壁123側)に向かって延設されている。
しかしながら、この場合には、金属製のインサートを埋設しないため、ウエザストリップの軽量化の目的は果たすことができるが、トリム部がフランジを把持する力が減少し、フランジからトリム部が外れ易くなる場合があった。なお、側壁等の肉厚を略一定とするのは、押出成形時の形状安定性をよくするためである。
しかしこの場合は、トリム部320の重量が増加して、自動車の軽量化ニーズに反することとなる。
トリム部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、断面略コ字形の内部には車外側側壁と車内側側壁の内面からそれぞれフランジ保持リップを延設し、車外側側壁、底壁と車内側側壁は、ゴム又は熱可塑性エラストマーでIRHD(国際ゴム硬度)が75度以上100度以下で見かけ比重が0.8以上の硬質材のみで形成されたウエザストリップにおいて、
底壁と車外側側壁のコーナー部、及び底壁と車内側側壁のコーナー部の外面は、90度以上100度以下の角度で形成されるとともに、その角部の曲率半径が0.2mm以上2mm以下で形成され、車外側側壁又は車内側側壁には、底壁の肉厚分よりも各側壁の先端側でかつ各側壁の中央よりも底壁側の位置に屈曲部が形成され、屈曲部から先端側が反対側の側壁方向に近接するように形成されたことを特徴とするウエザストリップである。
車外側側壁又は車内側側壁には、底壁から若干先端側の位置に屈曲部が形成され、屈曲部から先端側が、反対側の側壁方向に近接するように形成されたため、屈曲部から先端側が反対側の側壁方向に近接するように形成された側壁とフランジ保持リップがフランジを保持する力が大きくなり、コーナー部等でトリム部がフランジから抜けることを防止できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すものであり、ウエザストリップ10の断面図であり、図3のA−A線に沿った断面図である。図2は、本発明の第2の実施の形態を示すものであり、ウエザストリップ10の断面図である。図3は、自動車の左斜め上方から見た概略斜視図であり、リヤトランクにおける自動車の車体開口部周縁6とトランクリッド2の関係を示すものである。
本発明の第1の実施の形態をリヤトランクに装着されるウエザストリップ10を例にとり説明するが、本発明は、バックドアウエザストリップ、自動車のドア開口部、ルーフ開口部等の広く自動車の開口部をシールするウエザストリップに使用することができる。
トリム部20は、車外側側壁21と、車内側側壁22と、底壁23からなる断面略コ字形をなしている。車外側側壁21、車内側側壁22と、底壁23の壁の内部には、金属板等の骨片からなるインサートは埋設されていなく、ゴム又は熱可塑性エラストマーの硬質材で形成されている。
なお、本実施の形態では、車内側側壁22に車内側側壁屈曲部22cを形成したが、車外側側壁21の同様の位置に車外側側壁屈曲部を形成してもよい。
ボディーシールリップ28は、スポンジ材で形成されている。そのため、ボディーシールリップ28の柔軟性が増加して、車体開口部周縁6の凹凸や変形に追従してシール性を確保することができる。
サブボディーシールリップ29をスポンジ材で形成した場合は、柔軟性が向上して、フランジ7の根元の凹凸や変形に追従してシール性を確保することができる。
カバーシールリップ30をスポンジ材で形成した場合は、柔軟性が向上して、ガーニッシュ、パネル等との間の隙間の変化に追従してシール性を確保することができる。
そうすると、トリム部20の外面上部に一体的に形成された中空シール部40は、トランクリッド2の裏面に確実に当接して、トランクリッド2と車体開口部周縁6との間のシールをすることができる。
第2の実施の形態は、バックドアに使用されるウエザストリップ10である。
第2の実施の形態は、中空シール部40とカバーシールリップ30の形状が異なり、他の部分は同じであるため、同じ部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、車内側側壁22に車内側側壁屈曲部22cが形成されており、フランジ7の保持力を向上させている。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、冷却され固化される。
7 フランジ
10 ウエザストリップ
20 トリム部
21 車外側側壁
22 車内側側壁
22c 車内側側壁屈曲部
23 底壁
24 第1車外側フランジ保持リップ
25 第2車外側フランジ保持リップ
26 第1車内側フランジ保持リップ
27 第2車内側フランジ保持リップ
40 中空シール部
Claims (4)
- 車体開口部周縁のフランジに取付けられる断面略コ字状のトリム部と、該トリム部に一体的に形成されて車体開口部と対向する相手部材に当接して上記車体開口部周縁と相手部材との間をシールする中空シール部とを備え、
上記トリム部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、上記断面略コ字形の内部には上記車外側側壁と車内側側壁の内面からそれぞれフランジ保持リップを延設し、上記車外側側壁、底壁と車内側側壁は、ゴム又は熱可塑性エラストマーでIRHD(国際ゴム硬度)が75度以上100度以下で見かけ比重が0.8以上の硬質材のみで形成されたウエザストリップにおいて、
上記底壁と上記車外側側壁のコーナー部、及び上記底壁と上記車内側側壁のコーナー部の外面は、90度以上100度以下の角度で形成されるとともに、その角部の曲率半径が0.2mm以上2mm以下で形成され、上記車外側側壁又は車内側側壁には、上記底壁の肉厚分よりも各側壁の先端側でかつ各側壁の中央よりも上記底壁側の位置に屈曲部が形成され、該屈曲部から先端側が反対側の側壁方向に近接するように形成されたことを特徴とするウエザストリップ。 - 上記フランジ保持リップは、側壁と同じゴム又は熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成され、その硬度は、上記車外側側壁、底壁及び車内側側壁の硬度よりも低く、IRHD(国際ゴム硬度)65度以上75度未満の材料で形成された請求項1に記載のウエザストリップ。
- 上記フランジ保持リップは、上記車外側側壁の内面に上記トリム部の開口側である側壁の先端側から順に第1車外側フランジ保持リップと第2車外側フランジ保持リップが形成され、上記車内側側壁の内面に先端側から順に第1車内側フランジ保持リップと第2車内側フランジ保持リップが形成され、上記第2車外側フランジ保持リップの先端が上記第2車内側フランジ保持リップの先端よりも上記底壁側に位置し、上記第2車内側フランジ保持リップの先端は、上記第1車外側フランジ保持リップと第2車外側フランジ保持リップの先端の間に位置するように延設され、上記第1車外側フランジ保持リップの先端は、上記第1車内側フランジ保持リップと第2車内側フランジ保持リップの先端の間に位置するように延設されて形成された請求項1又は請求項2に記載のウエザストリップ。
- 上記ウエザストリップは、上記トリム部の底壁の上方に中空シール部が位置し、上記車体開口部周縁のフランジに対して上方から取付けられ、上記相手部材であるトランクリッド又はバックドアが上記中空シール部に対して上方から当接するトランクウエザストリップまたはバックドアウエザストリップである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
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