JP6555094B2 - ウエザストリップ - Google Patents

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本発明は、自動車の車体開口部周縁と該車体開口部周縁を開閉する開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップに関するものである。
図4に示すように、自動車の開口部である車体開口部周縁2と、車体開口部周縁を開閉する開口部開閉部材であるリヤドア3の車体リヤ側の先端の間をシールするためにウエザストリップ110が取付けられている。
このようなウエザストリップ110は、例えば、図5に示すように、リヤドア3と車体開口部周縁2との間をシールするため、リヤドア3の先端部分に取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
このウエザストリップ110は、リヤドア3の先端部分のドア取付面3aに取付けられる取付基部111と、中空状の中空シール部112と、リップ状のシールリップ部113を有し、取付基部111が両面接着テープ114で接着されている。
このウエザストリップ110は、両面接着テープ114で取付けるときの位置決めが難しく、また、ドア取付面3aが湾曲していると、シールリップ部113が波を打って取付けられてしまう場合もあった。
このため、図6に示すように、リヤドア3と車体開口部周縁2との間をシールして、リヤドア3の先端部分のドアフランジ4に取付けられている取付の位置決めを容易にするウエザストリップ210がある(例えば、特許文献2参照。)。
このリヤドア3の先端は、図4に示すように、車体1のフェンダー部分に近い車体開口部周縁2に沿って、湾曲して形成されている。
図6に示すウエザストリップ210は、ドアフランジ4のドア取付面3aに取付けられる本体部211と、ウエザストリップ210をリヤドア3に取付けるときに使用され、取付完了後は切除される取付補助部212から構成される。本体部211は、ドアフランジ4に接着される基部214と、ドアフランジ4の先端に当接するリップ部215と、車体開口部周縁2に当接しシールするシールリップ部216を有している。
この構成のウエザストリップ210は、ドア取付面3aが湾曲した面であっても、両面接着テープ217の取付位置決めが容易であり、基部214を所定の位置に取付けることができる。しかしながら、車体構造によっては、リヤドア3のドア取付面3aからシールリップ部216までの距離が長く、ドア取付面3aの湾曲の影響が大きく、シールリップ部216が撓んだり波打ったりする場合がある。
特開2001−163062号公報 特開2008−265498号公報ほ
このため、車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付けられたときに、シールリップ部の波打ち現象を効果的に抑制することができるウエザストリップを得ることが望まれていた。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車の車体開口部周縁と車体開口部周縁を開閉する開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、開口部開閉部材又は車体開口部周縁に取付けられる取付基部と開口部開閉部材又は車体開口部周縁の先端に当接するリップ部からなる本体部と、シールリップ部から構成され、
リップ部は、取付状態において取付基部に対して屈曲した状態とされているとともに、リップ部のシールリップ部が形成される面と反対側の面には本体部の他の部分よりも剛性の高い材料で形成された変形抑制部を有し、変形抑制部と取付基部の間には、変形抑制部が形成されていないリップ部を有し、
シールリップ部は、リップ部の先端から取付基部の方向に離れた部分からリップ部の先端方向に斜めに延出して形成されたことを特徴とするウエザストリップである。
請求項1の本発明では、自動車の車体開口部周縁と車体開口部周縁を開閉する開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップにおいて、ウエザストリップは、開口部開閉部材又は車体開口部周縁に取付けられる取付基部と開口部開閉部材又は車体開口部周縁の先端に当接するリップ部からなる本体部と、シールリップ部から構成されている。このため、取付基部を車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付けると、シールリップ部が車体開口部周縁又は開口部開閉部材に当接して、車体開口部周縁と開口部開閉部材の間をシールすることができる。
リップ部は、取付状態において取付基部に対して屈曲した状態とされているため、取付基部が開口部開閉部材又は車体開口部周縁に取付けられると、リップ部は、開口部開閉部材又は車体開口部周縁の形状に沿って当接するとともに、シールリップ部を車体開口部周縁又は開口部開閉部材に押圧して、シール性を確保することができる。
リップ部のシールリップ部が形成される面と反対側の面には本体部の他の部分よりも剛性の高い材料で形成された変形抑制部を有している。このため、ウエザストリップを開口部開閉部材又は車体開口部周縁の湾曲した先端に取付けて、ウエザストリップを湾曲させても、剛性の高い材料で形成された変形抑制部の形成により、ウエザストリップの全体の変形の中立軸が変形抑制部の重心点付近に移動し、シールリップ部の先端方向に移動するため、シールリップ部の先端の波打ち現象を抑制することができる。従って、車体開口部周縁と開口部開閉部材の間のシール性を向上させることができる。
変形抑制部と取付基部の間には、変形抑制部が形成されていないリップ部を有しているため、リップ部を開口部開閉部材又は車体開口部周縁に取付けたときに、リップ部は、開口部開閉部材又は車体開口部周縁の形状に沿って容易に撓んで当接することができる。
シールリップ部は、リップ部の先端から取付基部の方向に離れた部分からリップ部の先端方向に斜めに延出して形成された。このため、開口部開閉部材を閉じたときに、リップ部に押圧されて、シールリップ部の先端が車体開口部周縁又は開口部開閉部材に確実に当接することができ、シール性を向上させることができる。
請求項2の本発明は、シールリップ部の先端部は、変形抑制部が形成された範囲内に位置するウエザストリップである。
請求項2の本発明では、シールリップ部の先端部は、変形抑制部が形成された範囲内に位置するため、変形抑制部の重心点付近にあるウエザストリップの変形の中立軸とシールリップの先端が近い位置にあることにより、ウエザストリップを湾曲して取付けても、変形抑制部により、確実にシールリップ部の先端の波打ち現象を抑制することができ、車体開口部周縁と開口部開閉部材の間のシール性を向上させることができる。
請求項3の本発明は、シールリップ部のリップ部から延出された根元部から先端部までの全体は、変形抑制部が形成された範囲内に位置するように形成されているウエザストリップである。
請求項3の本発明では、シールリップ部のリップ部から延出された根元部から先端部までの全体は、変形抑制部が形成された範囲内に位置するように形成されている。このため、変形抑制部の重心点付近にあるウエザストリップの変形の中立軸とシールリップの全体が近い位置にあることにより、ウエザストリップを湾曲して取付けても、シールリップ部の全体の歪を抑制することができ、確実にシールリップ部の先端の波打ち現象を抑制することができ、車体開口部周縁と開口部開閉部材の間のシール性を向上させることができる。
請求項4の本発明は、本体部の取付基部とリップ部の境界に溝部が形成されたウエザストリップである。
請求項4の本発明では、本体部の取付基部とリップ部の境界に溝部が形成されたため、ウエザストリップを開口部開閉部材又は車体開口部周縁に取付けたときに、開口部開閉部材又は車体開口部周縁の形状に沿って、取付基部とリップ部が変形することができ、安定してウエザストリップを取付けることができる。
請求項5の本発明は、リップ部は、先端側の断面形状が円弧状に湾曲して形成されたウエザストリップである。
請求項5の本発明では、リップ部は、先端側の断面形状が円弧状に湾曲して形成されたため、ウエザストリップが車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付けられたときに、リップ部の先端が車体開口部周縁又は開口部開閉部材の先端に形成されたフランジ部やシーラー等を覆うことができ、見栄えとシール性に優れている。また、リップ部が弾力的にシールリップ部を押圧することができ、シール性を向上させることができる。
請求項6の本発明は、リップ部に取付補助部が形成され、取付補助部は、ウエザストリップが車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付け後は、容易に切り離し可能に形成されたウエザストリップである。
請求項6の本発明では、リップ部に取付補助部が形成され、取付補助部は、ウエザストリップが車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付後は、容易に切り離し可能に形成された。このため、ウエザストリップを開口部開閉部材又は車体開口部周縁に取付けるときに、まず取付補助部を開口部開閉部材又は車体開口部周縁の先端に係合して取付基部を取付る位置を決めることができ、所定の位置に確実に取付基部を固定することができる。従って、シールリップ部も所定の位置に当接することができ、波打つ変形も少なく、シール性が向上する。また、取付補助部は、ウエザストリップが車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付後は、容易に切り離し可能に形成されているため、シールリップ部のシールの妨げとはならない。
請求項7の本発明は、取付基部は両面接着テープで車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付けられたウエザストリップである。
請求項7の本発明では、取付基部は両面接着テープで車体開口部周縁又は開口部開閉部材に取付けられた。このため、車体開口部周縁又は開口部開閉部材の形状に沿って、長手方向に安定して取り付けが容易であり、クリップ孔等を形成する必要も無く、シール性も確保することができる。
リップ部の一部には本体部の他の部分よりも剛性の高い材料で形成された変形抑制部を有しているため、剛性の高い材料で形成された変形抑制部の形成により、ウエザストリップの全体の変形の中立軸がシールリップ部の方向に移動するため、シールリップ部の先端の波打ち現象を抑制することができる。
シールリップ部は、リップ部の先端から離れた部分からリップ部の先端方向に斜めに延出して形成されたため、開口部開閉部材を閉じたときに、リップ部に押圧されて、シールリップ部の先端が車体開口部周縁又は開口部開閉部材に確実に当接することができる。
本発明の実施の形態のウエザストリップを取付補助部により自動車のドアの先端に取付けたときのドアと車体開口部周縁の部分の断面図であり、図4のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態のウエザストリップを自動車のドアの先端に取付けたときのドアと車体開口部周縁の部分の断面図であり、図4のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態のウエザストリップの全体の側面図である。 自動車の側面図である。 従来のウエザストリップを自動車のドアの先端に取付けたときのドアと車体開口部周縁の部分の断面図である。 従来の他のウエザストリップを自動車のドアの先端に取付けたときのドアと車体開口部周縁の部分の断面図である。
本発明の実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。本発明の実施の形態を、開口部開閉部材であるリヤドア3に取付けられて、車体1のリヤドア側の開口部の車体開口部周縁2との間をシールするウエザストリップ10を例にとり説明する。本発明は、リヤドア3に取付けられるウエザストリップ10以外にも、自動車のエンジンルーム内の側端のフロントのフェンダーパネルに設けて、フェンダープロテクターの上面に取付けられるウエザストリップ10や他の自動車の車体開口部周縁と車体開口部周縁を開閉する開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップについても使用することができる。
本発明の実施の形態の自動車用のウエザストリップ10について、まず図1に基づきリヤドア3に取り付けが完了する前の形状について説明し、取付完了後の形状について図2と、図3に基づき説明する。
取付前のウエザストリップ10は、図1に示すように、本体部11と、シールリップ部14と取付補助部20から形成されている。
ウエザストリップ10が取付けられるリヤドア3のリヤ側先端部分は、ドアインナーパネル5の先端をドアアウターパネル6の先端がヘヤピン状に屈曲して覆い、ドアフランジ4を形成している。屈曲したドアアウターパネル6の先端とドアインナーパネル5の接合部分には、シーラー7が塗布されて、防錆処置が施されている。ドアフランジ4から若干離れたドアインナーパネル5には、後述するウエザストリップ10の取付基部12が取付けられるドア取付面3aが形成されている。
ウエザストリップ10の本体部11は、取付基部12とリップ部13から形成されている。取付基部12は平板状に形成され、リヤドア3のドア取付面3aに当接する側には両面接着テープ17が取付けられている。取付基部12の先端には、両面接着テープ17の先端をカバーしてドアインナーパネル5のドア取付面3aに当接する取付基部先端突部12aが形成されている。
取付基部12とリップ部13の境界には溝部16が形成されている。取付基部12とリップ部13の境界に溝部16が形成されたため、ウエザストリップ10をリヤドア3のドア取付面3aに取付けたときに、ドア取付面3aの位置によりリヤドア3のドア取付面3aからドアフランジ4にかけての湾曲する曲率が変化するが、その変化した形状に沿って、取付基部12とリップ部13の間の溝部16が撓んで、安定してウエザストリップ10を取付けることができる。
リップ部13は、溝部16から先端方向に若干離れた部分のリップ部屈曲部13aで屈曲して形成されるとともに、先端側の部分はリヤドア3のドアフランジ4の側に凹んだ断面形状が円弧状に湾曲して形成されたリップ部湾曲部13bが形成されている。リップ部湾曲部13bの部分からシールリップ部14が延設されている。
このため、リップ部屈曲部13aによりシールリップ部14を車体開口部周縁2に当接しやすくするとともに、ウエザストリップ10がリヤドア3のドア取付面3aに取付けられたときに、リップ部湾曲部13bの先端がリヤドア3の先端に形成されたドアフランジ4やシーラー7等を覆って当接することができ、見栄えとシール性に優れている。また、シールリップ部14を弾力的に車体開口部周縁2に押圧して、シール性を向上させることができる。
リップ部13の後述するシールリップ部14が形成される面と反対側の面(ドアフランジ4と対向する面)には本体部11の他の部分よりも剛性の高い材料で形成された変形抑制部15が形成されている。変形抑制部15は、ソリッド材で形成され、変形抑制部15以外のリップ部13、取付基部12及び後述するシールリップ部14は同じ種類の材料でスポンジ材が使用される。
ウエザストリップ10の成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー(TPV)が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマー(TPV)では、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。
ウエザストリップ10は、変形抑制部15以外は、ゴム又は熱可塑性エラストマーのスポンジ材で全体が形成されているため、全体の重量を軽減することができ、車輌の軽量化に貢献することができる。また、ウエザストリップ10の柔軟性が向上し、リヤドア3の先端の形状に沿って取付けることができる。さらに、シールリップ部14が車体開口部周縁2に沿って当接し、変形することができ、シール性を向上させることができる。
ウエザストリップ10を車体1のリヤドア3の湾曲した先端に取付けて、ウエザストリップ10をリヤドア3のドア取付面3aに沿って湾曲させても、剛性の高い材料で形成された変形抑制部15の形成により、ウエザストリップ10の全体の変形の中立軸が後述するシールリップ部14の方向に移動するため、シールリップ部14の先端が引き伸ばされる程度が低くなり、シールリップ部14の先端の波打ち現象を抑制することができる。従って、リヤドア3と車体開口部周縁2の間のシール性を向上させることができる。
シールリップ部14は、リップ部13の先端から取付基部12方向に離れた部分、即ち、リップ部屈曲部13aからリップ部13の先端側に若干離れた部分のリップ部湾曲部13bからリップ部13の先端方向に斜め(図1における右斜め下方の方向)に延出して形成されている。シールリップ部14がリップ部13と接続する部分は、シールリップ部根元部14bを形成し、シールリップ部14の先端は、シールリップ部先端部14aを形成している。
シールリップ部先端部14aは、ウエザストリップ10がドア取付面3aに取付けられて、リヤドア3が閉じられたときに、ドアフランジ4に先端が当接したリップ部13に押圧されて、シールリップ部先端部14aが車体開口部周縁2に確実に当接することができ、シール性を向上させることができる。
シールリップ部先端部14aは、変形抑制部15が形成された範囲内に位置することが好ましい。変形抑制部15が形成された範囲内に位置するとは、シールリップ部先端部14aからリップ部湾曲部13bの面に垂直方向に投影した線が、変形抑制部15が形成された部分と対応するリップ部湾曲部13bの面の範囲に位置することである。この場合には、ウエザストリップ10を湾曲して取付けても、変形抑制部15により、確実にシールリップ部先端部14aの波打ち現象を抑制することができ、車体開口部周縁2とリヤドア3の間のシール性を向上させることができる。
さらに、シールリップ部根元部14bからシールリップ部先端部14aまでの全体が、変形抑制部15が形成された範囲内に位置するように形成されていることが好ましい。シールリップ部根元部14bからシールリップ部先端部14aまでの全体が、変形抑制部15が形成された範囲内に位置するとは、シールリップ部根元部14bとシールリップ部先端部14aからリップ部湾曲部13bの面に垂直方向に投影した線が、変形抑制部15が形成された部分と対応するリップ部湾曲部13bの面の範囲に位置することである。この場合には、より一層ウエザストリップを湾曲して取付けても、シールリップ部14の全体の歪を抑制することができ、確実にシールリップ部先端部14aの波打ち現象を抑制することができる。
次に、リップ部13に形成される取付補助部20について説明する。図1に示すように、取付補助部20はリップ部13と容易に切り離し可能に形成されている。即ち、取付補助部20は、本実施の形態では、リップ部13の変形抑制部15部分の2箇所で幅の狭い第1連結部22と第2連結部23で接続されている。第1連結部22と第2連結部23の幅は、1mm以下である。このため、ウエザストリップ10をリヤドア3に取付けた後に、取付補助部20は、リップ部13からは、手で引っ張ることにより容易に切り離すことができる。ウエザストリップ10をリヤドア3に取付ける方法については後述する。
取付補助部20の形状は、断面略U字形に形成され、断面略U字形の内部は取付補助部溝部21が形成されている。取付補助部溝部21の内部には、ドアフランジ4に塗布されるシーラー7を受け入れるシーラー溝部24が形成されている。取付補助部溝部21の内部にリヤドア3のドアフランジ4が挿入されることができる。取付補助部20の外面に第1連結部22と第2連結部23が形成されている。
次に、ウエザストリップ10をリヤドア3の先端に取付ける方法について説明する、
図1に示すようにまず、リヤドア3のドアフランジ4の先端にウエザストリップ10の取付補助部20の取付補助部溝部21を取付ける。取付補助部溝部21は、断面略U字形であるため、ドアフランジ4の先端を確実に安定して保持することができる。このとき、シーラー溝部24にドアフランジ4に塗布されたシーラー7が嵌め込まれる。
取付補助部20がドアフランジ4に取付けられると、取付基部12を取付ける位置を容易に決めることができる。取付基部12を取付ける位置が決まった後に、取付基部12の底面に取付けられた両面接着テープ17の離型紙を剥がし、両面接着テープ17をリヤドア3のドアインナーパネル5のドア取付面3aに押圧する。これにより、ウエザストリップ10の取付基部12をリヤドア3の所定の位置に取付けることができる。
次に、取付基部12をリヤドア3の所定の位置に取付けた後に、ウエザストリップ10の変形抑制部15又はリップ部13を持って引っ張るとリップ部13と変形抑制部15を第1連結部22と第2連結部23の部分で切り離すことができる。その後、変形抑制部15をリヤドア3のドアフランジ4から取り外すことができる。
ウエザストリップ10をリヤドア3に取付けた後に、リヤドア3を閉めると、図2に示すように、ウエザストリップ10のシールリップ部14は車体開口部周縁2に当接して、リヤドア3と車体開口部周縁2の間をシールすることができる。この時、リップ部13のリップ部湾曲部13bの先端がドアフランジ4の裏面に当接するため、その反力でシールリップ部先端部14aが車体開口部周縁2を押す力が大きくなり、車体開口部周縁2とウエザストリップ10の間のシール性を向上させることができる。
また、リップ部13の先端側のリップ部湾曲部13bは、断面形状が円弧状に湾曲して形成されたため、リヤドア3のドアフランジ4の先端のシーラー7を覆うとともに、ドアフランジ4の先端に当接して、ドアフランジ4の先端の見栄えとシール性を向上させることができる。また、リップ部湾曲部13bは、シールリップ部14を車体開口部周縁2に押圧するように撓むことができる。
次に、ウエザストリップ10の製造方法について説明する。
ウエザストリップ10は、まず、ウエザストリップ10を形成する未加硫の長尺物が、押出成形機のダイスからウエザストリップ10の断面形状に形成されて押出成形される。この時、取付補助部20もウエザストリップ10と一体的に押出成形される。
押出成形された長尺物は、次に、ゴムの場合は、高周波加熱炉と熱風加熱炉に送られて、加熱して加硫される。熱可塑性エラストマーの場合は、押出成形後に冷却される。
その後、長尺物は、引き取り機により引き取られて、裁断機により所定寸法に裁断される。そして、図3に示すように、先端部に型成形部30を形成するときは、型成形部30が接続される。型成形部30には、剛セ樹脂製のインサート部材やクリップを埋設することができる。
使用される材料は、通常の合成ゴムあるいは熱可塑性エラストマーを使用することができるが、ゴムの場合はEPDMゴムを使用し、熱可塑性エラストマーの場合は、オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用することが好ましい。
EPDMゴムを使用する場合には、充分な剛性と、柔軟性と弾力性を有し、耐候性に優れた安価な製品を得ることができる。
3 リヤドア
3a ドア取付面
10 ウエザストリップ
11 本体部
12 取付基部
13 リップ部
14 シールリップ部
15 変形抑制部
20 取付補助部

Claims (7)

  1. 自動車の車体開口部周縁と該車体開口部周縁を開閉する開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、上記開口部開閉部材又は上記車体開口部周縁に取付けられる取付基部と上記開口部開閉部材又は上記車体開口部周縁の先端に当接するリップ部からなる本体部と、シールリップ部から構成され、
    上記リップ部は、取付状態において上記取付基部に対して屈曲した状態とされているとともに、上記リップ部の上記シールリップ部が形成される面と反対側の面には上記本体部の他の部分よりも剛性の高い材料で形成された変形抑制部を有し、該変形抑制部と上記取付基部の間には、上記変形抑制部が形成されていない上記リップ部を有し、
    上記シールリップ部は、上記リップ部の先端から上記取付基部の方向に離れた部分から上記リップ部の先端方向に斜めに延出して形成されたことを特徴とするウエザストリップ。
  2. 上記シールリップ部の先端部は、上記変形抑制部が形成された範囲内に位置する請求項1 に記載のウエザストリップ。
  3. 上記シールリップ部の上記リップ部から延出された根元部から先端部までの全体は、上記変形抑制部が形成された範囲内に位置するように形成されている請求項1 又は請求項2 に記載のウエザストリップ。
  4. 上記本体部の上記取付基部と上記リップ部の境界に溝部が形成された請求項1 乃至請求項3 のいずれか1 項に記載のウエザストリップ。
  5. 上記リップ部は、先端側の断面形状が円弧状に湾曲して形成された請求項1 乃至請求項4 のいずれか1 項に記載のウエザストリップ。
  6. 上記リップ部に取付補助部が形成され、該取付補助部は、上記ウエザストリップが上記車体開口部周縁又は上記開口部開閉部材に取付後は、容易に切り離し可能に形成された請求項1 乃至請求項5 のいずれか1 項に記載のウエザストリップ。
  7. 上記取付基部は両面接着テープで上記車体開口部周縁又は上記開口部開閉部材に取付けられた請求項1 乃至請求項6 のいずれか1 項に記載のウエザストリップ。
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