JP5321901B2 - ウエザストリップ - Google Patents
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Description
これらのウエザストリップを車体開口部周縁に装着する場合は、ウエザストリップの断面略コ字形のトリム部に車体開口部周縁のフランジを挿入させて装着している。
すなわち、ウエザストリップ110は、フランジ7に取付けられるトリム部120とトランクリッド2の裏面に当接してその間をシールする中空状の中空シール部140とを有し、この中空シール部140がトランクリッド2の裏面と当接することにより開口部がシールされる。
また、トリム部120の断面略コ字形の内部には、車外側側壁121と車内側側壁122の内面から車外側フランジ保持リップ124、125と車内側フランジ保持リップ126、127がそれぞれ断面ハ字形に、トリム部120の内部の底壁123側に向かって延設されている。
トリム部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、断面略コ字形の内部には車外側側壁と車内側側壁の内面からそれぞれフランジ保持リップを延設して形成されたウエザストリップにおいて、
車外側側壁又は車内側側壁には、底壁の肉厚分よりも各側壁の先端側でかつ各側壁の中央よりも底壁側の位置に屈曲部が形成され、屈曲部から先端側が屈曲部よりも肉厚に形成されるとともに反対側の側壁方向に近接するように形成され、
車外側側壁又は車内側側壁の一方の内面に、トリム部の開口側に位置する第1フランジ保持リップを形成し、同じ一方の内面に、底壁側に位置する第2フランジ保持リップを形成するとともに、第1フランジ保持リップと上記第2フランジ保持リップの間の同じ一方の内面にフランジシールリップを形成し、フランジシールリップの根元側はトリム部と同じ材料で形成され、先端側は比重が0.15〜0.4のスポンジ材で形成され、
第1フランジ保持リップと第2フランジ保持リップの間に、車外側側壁又は車内側側壁の他方の内面から延設する対向フランジ保持リップを形成し、
第1フランジ保持リップと、第1フランジ保持リップと対向する対向フランジ保持リップの先端は幅方向において相互に接触又は近接して形成されたことを特徴とするウエザストリップである。
スポンジ材の比重が0.15〜0.4であるため、充分な柔軟性を有するとともに、ウエザストリップの重量を低減することができ、自動車の軽量化ニーズに貢献することができる。
なお、比重が0.15よりも小さいスポンジ材の場合は、独立気泡に形成することが難しく、気泡がつながって、大きな気泡又は連泡となり、シール性が低下する恐れがある。また、比重が0,4より大きいスポンジ材の場合は、その剛性が高くなり、フランジ保持リップとの力のバランスや、フランジ挿入時の挿入力増加につながる悪影響が生じるため好ましくない。
車外側側壁又は車内側側壁には、底壁の肉厚分よりも各側壁の先端側でかつ各側壁の中央よりも底壁側の位置に屈曲部が形成され、屈曲部から先端側が屈曲部よりも肉厚に形成されるとともに反対側の側壁方向に近接するように形成されたため、屈曲部から先端側がの側壁の剛性が高くなり、フランジ保持リップがフランジを保持する力が大きくなり、コーナー部等でトリム部がフランジから抜け出ることを防止できる。
フランジ保持リップは、IRHD(国際ゴム硬度)50度〜75度相当の硬度を有するソリッド材又は微発泡材で形成されているため、柔軟性があり、フランジに挿入するときの挿入力が大きくなりすぎず、充分なフランジ保持力を有することができる。
車外側側壁又は車内側側壁には、底壁の肉厚分よりも各側壁の先端側でかつ各側壁の中央よりも底壁側の位置に屈曲部が形成され、屈曲部から先端側が屈曲部よりも肉厚に形成されるとともに反対側の側壁方向に近接するように形成されたため、屈曲部から先端側がの側壁の剛性が高くなり、フランジ保持リップがフランジを保持する力が大きくなり、コーナー部等でトリム部がフランジから抜け出ることを防止できる。
第1フランジ保持リップと、第1フランジ保持リップと対向する対向フランジ保持リップの先端は相互に近接して形成されたため、トリム部にフランジを挿入するときに、第1フランジ保持リップの先端と対向フランジ保持リップの先端との間にフランジの先端を挿入しやすい。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すものであり、ウエザストリップ10の断面図である。図2は、同様に本発明の第2の実施の形態を示すものである。
本発明の第1の実施の形態をリヤトランクに装着されるウエザストリップ10を例にとり説明するが、本発明は、バックドアウエザストリップ、自動車のドア開口部、ルーフ開口部、エンジンルーム周りのボンネットシール等の広く自動車の開口部をシールするウエザストリップに使用することができる。
トリム部20は、車外側側壁21と、車内側側壁22と、底壁23からなる断面略コ字形をなしている。車外側側壁21、車内側側壁22と、底壁23の壁の内部には、金属板等の骨片からなるインサートは埋設されていなく、ゴム又は熱可塑性エラストマーの硬質材はIRHD(国際ゴム硬度)80度〜95度相当の硬度を有する材料でソリッド材又は微発泡材で形成されている。なお、本実施の形態では、IRHD(国際ゴム硬度)90度のEPDMソリッドゴム材である。また、硬質材は、IRHD(国際ゴム硬度)80度〜95度相当の硬度を有する材料を用いることが好ましく、80度未満では剛性に乏しく、95度より硬い場合には、ウエザストリップ10を湾曲させて装着させるさせる場合に湾曲させ難くなる。
車内側側壁22の内面には、第1車外側フランジ保持リップ24と第2車外側フランジ保持リップ25にそれぞれ対向する2本の対向フランジ保持リップである、第1車内側フランジ保持リップ26を開口側に形成し、第2車内側フランジ保持リップ27を底壁23側に形成した。
第1車外側フランジ保持リップ24の先端と第2車外側フランジ保持リップ25の先端の間に、第1車内側フランジ保持リップ26の先端と第2車内側フランジ保持リップ27の先端が位置するように形成した。
なお、本実施の形態では、根元側80bはIRHD90度のEPDMソリッド材でフランジシールリップ80の全長のうち、1/2の長さで形成され、先端側80aは残りの1/2の長さで比重0.2のスポンジ材で形成されている。
なお、側壁21、22は約8度傾けられているので、垂直方向に対するリップの突出角度は、それぞれ約66度と約52度である。
サブボディーシールリップ29はスポンジ材で形成されているので、柔軟性が向上して、フランジ7の根元の凹凸や変形に追従してシール性を確保することができる。
カバーシールリップ30をスポンジ材で形成した場合は、柔軟性が向上して、ガーニッシュ、パネル等との間の隙間の変化に追従してシール性を確保することができる。
そうすると、トリム部20の外面上部に一体的に形成された中空シール部40は、トランクリッド2の裏面に確実に当接して、トランクリッド2と車体開口部周縁6との間のシールをすることができる。
第2の実施の形態は、バックドアに使用されるウエザストリップ10であり、フランジ7に取付けるトリム部20とバックドアに当接してシールする中空シール部40から形成される。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、中空シール部40の形状が異なり、他の部分はほとんど同じであるため、同じ部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
カバーシールリップ30をスポンジ材で形成した場合は、柔軟性が向上して、ガーニッシュ、パネル等との間の隙間の変化に追従してシール性を確保することができる。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、冷却され固化される。
7 フランジ
10 ウエザストリップ
20 トリム部
21 車外側側壁
22 車内側側壁
23 底壁
24 第1車外側フランジ保持リップ
25 第2車外側フランジ保持リップ
26 第1車内側フランジ保持リップ
27 第2車内側フランジ保持リップ
40 中空シール部
80 フランジシールリップ
Claims (7)
- 車体開口部周縁のフランジに取付けられる断面略コ字形のソリッド材又は微発泡材で形成されたトリム部と、該トリム部に一体的に形成されて車体開口部と対向する相手部材に当接して上記車体開口部周縁と相手部材との間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、
上記トリム部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、上記断面略コ字形の内部には上記車外側側壁と車内側側壁の内面からそれぞれフランジ保持リップを延設して形成されたウエザストリップにおいて、
上記車外側側壁又は車内側側壁には、上記底壁の肉厚分よりも各側壁の先端側でかつ各側壁の中央よりも上記底壁側の位置に屈曲部が形成され、該屈曲部から先端側が屈曲部よりも肉厚に形成されるとともに反対側の側壁方向に近接するように形成され、
上記車外側側壁又は車内側側壁の一方の内面に、上記トリム部の開口側に位置する第1フランジ保持リップを形成し、同じ一方の内面に、底壁側に位置する第2フランジ保持リップを形成するとともに、上記第1フランジ保持リップと上記第2フランジ保持リップの間の同じ一方の内面にフランジシールリップを形成し、該フランジシールリップの根元側は上記トリム部と同じ材料で形成され、先端側は比重が0.15〜0.4のスポンジ材で形成され、
上記第1フランジ保持リップと上記第2フランジ保持リップの間に、上記車外側側壁又は車内側側壁の他方の内面から延設する対向フランジ保持リップを形成し、
上記第1フランジ保持リップと、上記第1フランジ保持リップと対向する対向フランジ保持リップの先端は幅方向において相互に接触又は近接して形成されたことを特徴とするウエザストリップ。 - 上記第2フランジ保持リップは、上記第1フランジ保持リップよりも上記車外側側壁又は車内側側壁からの延出角度が小さく形成されるとともに、上記第2フランジ保持リップと対向する対向フランジ保持リップは、上記第1フランジ保持リップと対向する対向フランジ保持リップよりも上記車外側側壁又は車内側側壁からの延出角度が小さく形成された請求項1に記載のウエザストリップ。
- 上記第2フランジ保持リップの先端と、上記第2フランジ保持リップと対向する対向フランジ保持リップの先端は、相互に他方の先端よりも、相手側の側壁方向に長く延設された請求項1又は請求項2に記載されたウエザストリップ。
- 上記第1フランジ保持リップ、第2フランジ保持リップ及び対向フランジ保持リップのそれぞれの先端は、上記トリム部の内部の底壁側方向に屈曲して形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
- 上記第1フランジ保持リップ、第2フランジ保持リップ及び対向フランジ保持リップは、側壁と同じ種類のゴム又は熱可塑性エラストマーのソリッド材又は微発泡材で形成され、その硬度は、上記車外側側壁、底壁及び車内側側壁の硬度よりも低い材料で形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
- 上記トリム部は、国際ゴム硬度(IRHD)80度〜95度相当の硬度を有するソリッド材又は微発泡材で形成され、上記フランジ保持リップは、国際ゴム硬度(IRHD)50度〜75度相当の硬度を有するソリッド材又は微発泡材で形成された請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載されたウエザストリップ。
- 上記フランジシールリップにおける根元側のソリッド材又は微発泡材の形成範囲は、上記フランジシールリップの長さの1/4〜2/3に設定されている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載されたウエザストリップ。
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