JPH09240388A - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents
自動車用ウエザーストリップInfo
- Publication number
- JPH09240388A JPH09240388A JP8078351A JP7835196A JPH09240388A JP H09240388 A JPH09240388 A JP H09240388A JP 8078351 A JP8078351 A JP 8078351A JP 7835196 A JP7835196 A JP 7835196A JP H09240388 A JPH09240388 A JP H09240388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- weather strip
- holding
- vehicle
- sponge layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 トリム部の保持リップのフランジ段差部への
追従性を良くしてシール性の向上を図った自動車用ウエ
ザーストリップを提供することを目的とする。 【構成】 車両のフランジFを挟持する断面U字状のト
リム部2の室内外側の両側壁2a、2bの内面に各々、
保持リップ4a、4bを突設した自動車用ウエザースト
リップ1において、上記室外側側壁2aの複数個の保持
リップ4aのうち少なくとも1個につきフランジFに当
接する側部分を、フランジF段差t量より肉厚でかつ低
比重のスポンジ層5に形成し、該スポンジ層5のフラン
ジFとの非当接側部分に薄肉のソリッド層6を形成して
成る。
追従性を良くしてシール性の向上を図った自動車用ウエ
ザーストリップを提供することを目的とする。 【構成】 車両のフランジFを挟持する断面U字状のト
リム部2の室内外側の両側壁2a、2bの内面に各々、
保持リップ4a、4bを突設した自動車用ウエザースト
リップ1において、上記室外側側壁2aの複数個の保持
リップ4aのうち少なくとも1個につきフランジFに当
接する側部分を、フランジF段差t量より肉厚でかつ低
比重のスポンジ層5に形成し、該スポンジ層5のフラン
ジFとの非当接側部分に薄肉のソリッド層6を形成して
成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ウエザースト
リップに関し、詳しくは車両のフランジに装着されるト
リム部の構造に関するものである。
リップに関し、詳しくは車両のフランジに装着されるト
リム部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に示す如く、車両のトラン
クやバックドアDの車体開口部周縁のフランジFにウエ
ザーストリップ11が、そのトリム部12の両側壁12
a、12aの内面に各々突設した保持リップ14を介し
て挟持されている。閉止時、バックドアDがウエザース
トリップ11の中空シール部13に密接すると共に、ト
リム部12内面に突設された保持リップ14及び不乾性
シーラー材9又は防錆スポンジ材10がフランジFに密
接して車室内への水密性が図られてる。
クやバックドアDの車体開口部周縁のフランジFにウエ
ザーストリップ11が、そのトリム部12の両側壁12
a、12aの内面に各々突設した保持リップ14を介し
て挟持されている。閉止時、バックドアDがウエザース
トリップ11の中空シール部13に密接すると共に、ト
リム部12内面に突設された保持リップ14及び不乾性
シーラー材9又は防錆スポンジ材10がフランジFに密
接して車室内への水密性が図られてる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トリム部1
2の保持リップ14は全体がソリッドゴム剛性の小さい
スポンジゴムであるため、図3に示すフランジFの合わ
せ接続部Jの段差では、図8及び図9に示す如く挟持し
た保持リップ14との間に隙間Sを生じここから水が浸
入し易く水密性が不十分となる。また、トリム部12内
面にシール性の良い不乾性シーラー材9を設けた場合
は、浸水は防げるがシーラー塗布のばらつきや塗布工数
が多い等でコスト高になる。また、シーラー塗布の代用
として、図7に示す如くトリム部12の内面のフランジ
Fの先端が当たる位置に、防錆スポンジ材10を設けた
場合はシール性が損なわれるという問題があった。そこ
で、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、トリム部の保
持リップのフランジ段差部への追従性を向上してシール
性の向上を図った自動車用ウエザーストリップを提供す
ることを目的とする。
2の保持リップ14は全体がソリッドゴム剛性の小さい
スポンジゴムであるため、図3に示すフランジFの合わ
せ接続部Jの段差では、図8及び図9に示す如く挟持し
た保持リップ14との間に隙間Sを生じここから水が浸
入し易く水密性が不十分となる。また、トリム部12内
面にシール性の良い不乾性シーラー材9を設けた場合
は、浸水は防げるがシーラー塗布のばらつきや塗布工数
が多い等でコスト高になる。また、シーラー塗布の代用
として、図7に示す如くトリム部12の内面のフランジ
Fの先端が当たる位置に、防錆スポンジ材10を設けた
場合はシール性が損なわれるという問題があった。そこ
で、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、トリム部の保
持リップのフランジ段差部への追従性を向上してシール
性の向上を図った自動車用ウエザーストリップを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の構成は、図1に示すように、車両のフラン
ジFを挟持する断面U字状のトリム部2の室内外側の両
側壁2a、2bの内面に各々、保持リップ4a、4bを
突設した自動車用ウエザーストリップ1において、上記
室外側側壁の複数個の保持リップ4aのうち少なくとも
1個につき上記フランジFに当接する側部分を、フラン
ジF段差t量より厚肉でかつ低比重のスポンジ層5に形
成し、該スポンジ層5のフランジFとの非当接側部分に
薄肉のソリッド層6を形成して成るものである。
めに本発明の構成は、図1に示すように、車両のフラン
ジFを挟持する断面U字状のトリム部2の室内外側の両
側壁2a、2bの内面に各々、保持リップ4a、4bを
突設した自動車用ウエザーストリップ1において、上記
室外側側壁の複数個の保持リップ4aのうち少なくとも
1個につき上記フランジFに当接する側部分を、フラン
ジF段差t量より厚肉でかつ低比重のスポンジ層5に形
成し、該スポンジ層5のフランジFとの非当接側部分に
薄肉のソリッド層6を形成して成るものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1及び図2において、1は自動車用ウエザ
ーストリップで、図3に示す車両のトランクやバックド
アの車体開口部周縁のフランジFを挟持する断面U字状
のトリム部2及び閉時蓋に弾接するスポンジゴムの中空
シール部3を形成している。上記トリム部2の室内外側
の両側壁2a、2bの内面に各々、複数の保持リップ4
a、4bを突設している。上記室外側の複数の保持リッ
プ4aのうち少なくとも1つは、フランジFに当接する
側を、厚肉で上記中空シール部3のスポンジゴムより低
比重のスポンジ層5を形成し、該低比重スポンジ層5の
フランジFとの非当接側に薄肉のソリッド層6を一体に
した2層構造をなしている。なお、上記トリム部2には
芯金8が埋設されている。
説明する。図1及び図2において、1は自動車用ウエザ
ーストリップで、図3に示す車両のトランクやバックド
アの車体開口部周縁のフランジFを挟持する断面U字状
のトリム部2及び閉時蓋に弾接するスポンジゴムの中空
シール部3を形成している。上記トリム部2の室内外側
の両側壁2a、2bの内面に各々、複数の保持リップ4
a、4bを突設している。上記室外側の複数の保持リッ
プ4aのうち少なくとも1つは、フランジFに当接する
側を、厚肉で上記中空シール部3のスポンジゴムより低
比重のスポンジ層5を形成し、該低比重スポンジ層5の
フランジFとの非当接側に薄肉のソリッド層6を一体に
した2層構造をなしている。なお、上記トリム部2には
芯金8が埋設されている。
【0006】上記保持リップ4の低比重スポンジ層5
は、肉厚HがフランジFの接合部Jの段差tよりも厚い
EPDM等の見かけ比重が0.15〜0.4g/cm3
のゴム発泡材であり、また上記ソリッド層6は薄肉で剛
性の大きい硬質材から成っている。従って、上記トリム
部2がフランジFに挟持されたとき、接合部Jでは図4
(図3のA−A線断面)及び図5(図3のB−B線断
面)に示す如く、保持リップ4が段差t部分に厚肉の低
比重スポンジ層5を、剛性の大きい薄肉のソリッド層6
により押圧して密接させるため、スポンジ層5が段差
t’に生じる隙間を埋め込み、従来のように隙間を通っ
て水が浸入することがない。なお、上記スポンジ層5の
比重が0.40より大きいと段差吸収能力が小さくなり
結果的に水密性が低下し、一方比重が0.15より小さ
いと製造不良率が高くなる。また、従来使用していたシ
ーラーや防錆スポンジを、上記リップ部4の低比重スポ
ンジ層5と同じ材料にすれば押出しによる連続成形が可
能となりコスト的に有利となる。
は、肉厚HがフランジFの接合部Jの段差tよりも厚い
EPDM等の見かけ比重が0.15〜0.4g/cm3
のゴム発泡材であり、また上記ソリッド層6は薄肉で剛
性の大きい硬質材から成っている。従って、上記トリム
部2がフランジFに挟持されたとき、接合部Jでは図4
(図3のA−A線断面)及び図5(図3のB−B線断
面)に示す如く、保持リップ4が段差t部分に厚肉の低
比重スポンジ層5を、剛性の大きい薄肉のソリッド層6
により押圧して密接させるため、スポンジ層5が段差
t’に生じる隙間を埋め込み、従来のように隙間を通っ
て水が浸入することがない。なお、上記スポンジ層5の
比重が0.40より大きいと段差吸収能力が小さくなり
結果的に水密性が低下し、一方比重が0.15より小さ
いと製造不良率が高くなる。また、従来使用していたシ
ーラーや防錆スポンジを、上記リップ部4の低比重スポ
ンジ層5と同じ材料にすれば押出しによる連続成形が可
能となりコスト的に有利となる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動車用ウ
エザーストリップは、トリム部の保持リップが、フラン
ジに当接する側に厚肉の低比重スポンジ層を形成し、該
スポンジ層に剛性の大きい薄肉のソリッド層が一体成形
されて2層構造をなしているため、フランジにトリム部
が挟持したとき、接合部の段差に生じる隙間が低比重ス
ポンジ層により確実に埋められ、従来のように段差に隙
間を生じないので浸水による不具合を生じないという特
長がある。
エザーストリップは、トリム部の保持リップが、フラン
ジに当接する側に厚肉の低比重スポンジ層を形成し、該
スポンジ層に剛性の大きい薄肉のソリッド層が一体成形
されて2層構造をなしているため、フランジにトリム部
が挟持したとき、接合部の段差に生じる隙間が低比重ス
ポンジ層により確実に埋められ、従来のように段差に隙
間を生じないので浸水による不具合を生じないという特
長がある。
【図1】本発明の自動車用ウエザーストリップの断面図
である。
である。
【図2】同上保持リップ部分の拡大断面図である。
【図3】同上自動車用ウエザーストリップが組み付けら
れるフランジの斜視図である。
れるフランジの斜視図である。
【図4】同上自動車用ウエザーストリップの保持リップ
がフランジに密接した状態の図3のA−A線に沿う断面
図である。
がフランジに密接した状態の図3のA−A線に沿う断面
図である。
【図5】同上の図3のB−B線に沿う断面図である。
【図6】自動車のバックドアを示す斜視図である。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図で、従来の自動車
用ウエザーストリップがフランジに装着した状態を示す
図である。
用ウエザーストリップがフランジに装着した状態を示す
図である。
【図8】従来の自動車用ウエザーストリップの保持リッ
プがフランジに密接した状態の図3のB−B線に沿う断
面図である。
プがフランジに密接した状態の図3のB−B線に沿う断
面図である。
【図9】従来の自動車用ウエザーストリップの保持リッ
プがフランジに密接した状態の図3のA−A線に沿う断
面図である。
プがフランジに密接した状態の図3のA−A線に沿う断
面図である。
1 自動車用ウエザーストリップ 2 トリム部 2a 室外側側壁 2b 室内側側壁 4a 保持リップ 4b 保持リップ 5 低比重スポンジ層 6 ソリッド層 F フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のフランジを挟持する断面U字状の
トリム部の室内外側の両側壁の内面に各々、保持リップ
を突設した自動車用ウエザーストリップにおいて、上記
室外側側壁の複数個の保持リップのうち少なくとも1個
につき上記フランジに当接する側部分を、フランジ段差
量より厚肉でかつ低比重のスポンジ層に形成し、該スポ
ンジ層のフランジとの非当接側部分に薄肉のソリッド層
を形成して成ることを特徴とする自動車用ウエザースト
リップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078351A JPH09240388A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 自動車用ウエザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078351A JPH09240388A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 自動車用ウエザーストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240388A true JPH09240388A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13659575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8078351A Pending JPH09240388A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 自動車用ウエザーストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09240388A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213228A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップと、その製造方法 |
JP2011031680A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP8078351A patent/JPH09240388A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213228A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップと、その製造方法 |
JP2011031680A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ |
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