JP2003034147A - ウエザーストリップ - Google Patents

ウエザーストリップ

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JP2003034147A
JP2003034147A JP2001220306A JP2001220306A JP2003034147A JP 2003034147 A JP2003034147 A JP 2003034147A JP 2001220306 A JP2001220306 A JP 2001220306A JP 2001220306 A JP2001220306 A JP 2001220306A JP 2003034147 A JP2003034147 A JP 2003034147A
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seal
seal portion
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peripheral edge
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JP2001220306A
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Akira Ito
彰 伊藤
Hisaaki Isobe
久章 磯部
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車内側への水の漏れ出しを防止することの可能
なウエザーストリップを提供する。 【解決手段】ウエザーストリップ3は、自動車のサイド
ウインド開口部周縁の全周にわたって取付けられ、サイ
ドウインドのウインドガラス4の車内側面周縁部と当接
した状態となっている。ウエザーストリップ3は、基本
的には押出成形法によって成形され、ボディのフランジ
13に保持されるトリム部5及び中空状のシール部6を
備える。このシール部6によって、ウインドガラス4と
ボディとの間がシールされる。また、シール部6には、
シール部6のうち最も外周側に位置する部分付近から突
出するサブシールリップ17が一体的に形成されてい
る。そして、サブシールリップ17によって、シール部
6のシール面よりも外周側において、ウインドガラス4
とボディとの間がシールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の窓部の開口
部周縁に沿って取付けられるウエザーストリップに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、自動車のサイドウイ
ンド開口部周縁にはウエザーストリップ41が設けられ
る。ウエザーストリップ41は、サイドウインド開口部
周縁のフランジ50に保持されるトリム部42と、トリ
ム部42の車外側の側壁から突出して設けられた中空状
のシール部43とを備えている。
【0003】また、開口部を塞ぐようにしてウインドガ
ラス51が取付けられた状態では、ウインドガラス51
の周縁部の車内側面と前記シール部43とが当接し、シ
ール部43が潰れ変形することによって、ウインドガラ
ス51と自動車のボディ52との間がシールされる。こ
れにより、雨水等の車内への侵入防止が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サイドウイ
ンドの上縁部などでは、例えば自動車が雨水に長時間さ
らされたりすると、ウインドガラス51とボディ52と
の隙間から侵入した雨水Wがシール部43とウインドガ
ラス51の側面によって形成された溝に溜まってしまう
ことがある。
【0005】この場合、溝に溜まった雨水Wがそのシー
ル面を通ってにじみ出し、ウインドガラス51とシール
部43とのシール面から車内側へ漏れ出してしまうとい
った不具合の生じるおそれがあった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、車内側への水の漏れ出
しを防止することの可能なウエザーストリップを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】以下、上
記目的を解決するのに適した各手段につき項分けして説
明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用
効果等を付記する。
【0008】手段1.車両の窓部の開口部周縁に沿って
取付けられるウエザーストリップであって、前記開口部
周縁のフランジに保持されるトリム部と、前記トリム部
の車外側の側壁から突出して設けられ、かつ、前記窓部
に取付けられるウインドガラスの周縁部の車内側面に押
付けられる中空状の第1シール部とを備え、前記第1シ
ール部の押付位置よりも前記ウインドガラスの周縁端部
側の位置において、前記ウインドガラスの車内側面に押
付けられる第2シール部が少なくとも前記窓部の上縁部
に対応する部位に設けられていることを特徴とするウエ
ザーストリップ。
【0009】上記手段1によれば、ウエザーストリップ
は、そのトリム部によって窓部の開口部周縁のフランジ
に保持される。トリム部の車外側の側壁から突出して設
けられた中空状の第1シール部が、窓部に取付けられた
ウインドガラスの周縁部の車内側面に押付けられること
でボディとウインドガラスとの間のシールが図られる。
さて、本手段では、第1シール部の押付位置よりもウイ
ンドガラスの周縁端部側の位置において、前記ウインド
ガラスの車内側面に押付けられる第2シール部が少なく
とも窓部の上縁部に対応する部位に設けられ、別途シー
ルが図られている。このため、窓部の上縁部において、
ウインドガラスの周縁端部と車両本体との隙間から雨水
等が侵入した場合でも、第2シール部が設けられている
ので、雨水等は第2シール部のシール面を通って第1シ
ール部側へ侵入しにくくなる。その結果、第1シール部
の押付部分(シール面)と第1シール部本体によって形
成される溝に雨水等が溜まることなく、第1シール部の
シール面から雨水等がにじみ出し車内側へ漏れ出すとい
った不具合を防止することができる。また仮に、第2シ
ール部のシール面から第1シール部側へ雨水等が侵入し
てしまったとしても、その量をごく少量に抑えることが
でき、上述した溝に雨水等が溜まることはない。そのた
め、上述したような不具合(にじみ出し)は非常に起こ
りにくい。なお、上述したようなメリットは、例えばウ
インドガラスの車内側面のうち第1シール部及び第2シ
ール部が押付けられる部分にセラミック塗装が施され、
ガラス面の撥水作用が小さくなったり、ウインドガラス
の表面粗度がガラス面よりも大きくなっている場合によ
り効果的に奏される。
【0010】手段2.前記第2シール部は舌片状のシー
ルリップによって構成され、前記第2シール部の先端の
ウインドガラスへの押付位置が前記第2シール部の基部
よりも前記ウインドガラスの周縁端部側の位置になるよ
うに構成されていることを特徴とする手段1記載のウエ
ザーストリップ。
【0011】上記手段2によれば、第2シール部は、舌
片状のシールリップであり、その先端のウインドガラス
への押付位置がその基部よりもウインドガラスの周縁端
部側の位置になるように構成されている。つまり、窓部
の上縁部においては、第2シール部の押付位置(シール
面)が第2シール部の基部よりも高い位置となる。この
ため、窓部の上縁部においてウインドガラスの周縁端部
と車両本体との隙間から雨水等が侵入した場合でも、雨
水等は第2シール部の基部側へ流れ、シール面側に水が
残ることはない。従って、第2シール部のシール面を通
って第1シール部側へ雨水等が漏れ出すことはない。仮
に若干の雨水等が漏れたとしても、その水がさらに、第
1シール部のシール面からにじみ出し車内側へ漏れ出す
ということを確実に防止することができる。
【0012】手段3.前記第2シール部は、その先端が
前記ウインドガラスの周縁端部側に向いた状態で前記ウ
インドガラスに押付けられるよう構成されていることを
特徴とする手段2記載のウエザーストリップ。
【0013】上記手段3によれば、第2シール部は、そ
の先端がウインドガラスの周縁端部側に向いた状態でウ
インドガラスに押付けられるため、第2シール部とウイ
ンドガラスとの間に雨水等が溜まるような比較的大きな
溝が形成されにくい。その結果、第2シール部のシール
面から第1シール部側へ雨水等が漏れ出してしまうこと
が一層起こりにくくなり、さらに、その水が第1シール
部のシール面からにじみ出し車内側へ漏れ出してしまう
ということをより確実に防止することができる。
【0014】手段4.前記第2シール部の先端の押付位
置が、前記第1シール部の前記ウインドガラスの周縁端
部側における最端部より、周縁端部側の位置になるよう
に構成されていることを特徴とする手段1乃至手段3の
いずれかに記載のウエザーストリップ。
【0015】上記手段4によれば、第2シール部の先端
の押付位置が、第1シール部のウインドガラスの周縁端
部側における最端部より、周縁端部側の位置になるよう
に構成されている。つまり、窓部の上縁部においては、
第2シール部の押付位置(シール面)が第1シール部の
最上部よりも高い位置となる。このため、窓部の上縁部
において上述の隙間から雨水等が侵入した場合でも、そ
の雨水等は第2シール部によって優先的に案内されやす
くなっており、第2シール部のシール面を通過して第1
シール部側へ漏れ出すことはない。その結果、さらにそ
の水が第1シール部のシール面からにじみ出し車内側へ
漏れ出すということをより確実に防止することができ
る。
【0016】手段5.前記第2シール部は、前記第1シ
ール部と一体的に形成されていることを特徴とする手段
1乃至手段4のいずれかに記載のウエザーストリップ。
【0017】ここで、第2シール部が設けられることに
よって、ウインドガラスに対する弾性反発力が増大する
ことが考えられるが、本手段5のように、第2シール部
が第1シール部と一体的に形成されることで、反発力
を、中空状の第1シール部の潰れ変形によってある程度
吸収させることができる。
【0018】手段6.前記第1シール部は、第1シール
部の一部から前記ウインドガラスの周縁端部側に突出す
るシールリップが設けられ、かつ、断面略菱形状のパン
タグラフタイプであることを特徴とする手段1乃至手段
5のいずれかに記載のウエザーストリップ。
【0019】上記手段6によれば、第1シール部は、そ
の一部からウインドガラスの周縁端部側に突出するシー
ルリップが設けられ、かつ、断面略菱形状のパンタグラ
フタイプである。このため、第1シール部がウインドガ
ラスに対し面接触することでシール性を確保することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、一実施の形態について図
面を参照しつつ説明する。
【0021】図1乃至図3に示すように、車両としての
自動車1の窓部としてのサイドウインド2の開口部周縁
にはウエザーストリップ3が設けられている。本実施の
形態のウエザーストリップ3は、基本的に押出成形法に
よって成形されており、前記開口部周縁の全周にわたっ
て取付けられている。
【0022】サイドウインド2には自動車1の車外側か
らウインドガラス4が図示しない固定手段により固定さ
れており、ウインドガラス4の車内側面の周縁部はウエ
ザーストリップ3と当接した状態となっている。なお、
ウインドガラス4の車内側面の周縁部には、従来と同様
に、目隠しのためのセラミック塗装が施されている。
【0023】ウエザーストリップ3は、トリム部5と第
1シール部としてのシール部6とを備えている。トリム
部5は、一対の側壁7,8及び両側壁7,8を連結する
連結部9を備えており、全体として断面略U字形となっ
ている。両側壁7,8の相対向する面には、それぞれ内
側に向かって突出する所定数の保持リップ10が一体的
に形成されている。
【0024】また、サイドウインド2の開口部周縁に
は、ボディのアウターパネル11及びインナーパネル1
2の各延出部が接合されることによってフランジ13が
形成されており、このフランジ13にウエザーストリッ
プ3が取付けられる。ウエザーストリップ3は、フラン
ジ13の先端がトリム部5の凹部内に挿入された状態で
保持リップ10によって保持されている。ここで、トリ
ム部5の側壁8の先端部はアウターパネル11の一部に
当接しており、雨水等がトリム部5を介して車内側(図
1の左側)へ侵入するのを防止している。本実施の形態
では、トリム部5は、EPDM(エチレン−プロピレン
−ジエン共重合)ソリッドゴムによって構成され、その
内部には金属製のインサート14が埋設されている。
尚、インサート14は省略されてもよい。また、軽量化
のために若干発泡させた微発泡EPDMゴムを用いても
よい。
【0025】一方、本実施の形態において、シール部6
は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合)
スポンジゴムによって形成されており、側壁8の車外側
(図1の右側)においてトリム部5と一体的に設けられ
ている。シール部6は、断面略菱形状の中空部15を備
えたパンタグラフタイプである。
【0026】シール部6には、その車外側(図1の右
側)において、周縁端部側であるボディ側(図1の上
側)に向かって突出したシールリップ16が一体的に形
成されている。シールリップ16は、その一側面がシー
ル部6のガラス当接面6aから延出するように構成され
ている。そして、ウインドガラス4が取付けられた状態
では、シール部6のうちシールリップ16を含むガラス
当接面6aがウインドガラス4に当接してシール部6が
潰れ変形し、これによりウインドガラス4とボディとの
間がシールされるようになっている。
【0027】また、シール部6には、シール部6のうち
最もボディ側(外周側)に位置する部分付近から、シー
ルリップ16と並行するように突出する第2シール部と
してのサブシールリップ17が一体的に形成されてい
る。そして、ウインドガラス4が取付けられた状態で
は、サブシールリップ17の先端がシールリップ16よ
りもボディ側(図1の上側)でウインドガラス4の車内
側面の周縁部に当接している。つまり、シールリップ1
6がシールする位置よりもボディ側(外周側)におい
て、サブシールリップ17によってウインドガラス4と
ボディとの間がシールされるようになっている。
【0028】サブシールリップ17は、その先端が少な
くともシール部6のうち最もボディ側(外周側)に位置
する部分よりもボディ側(外周側)に延びるように構成
されている。従って、サイドウインド2の上縁部におい
ては、サブシールリップ17のウインドガラス4と当接
する位置(シール面)がシール部6の最上部よりも高い
位置となっている。
【0029】なお、シールリップ16及びサブシールリ
ップ17は、当接するウインドガラス4に均一に荷重が
かかるように、その基部から先端まで略一定の厚みとな
るよう形成され、その先端は丸みを帯びた形状となって
いる。また、シールリップ16及びサブシールリップ1
7の長さは、当接するウインドガラス4に均一に荷重が
かかり、各リップ16,17の先端が反転しない適度な
長さに設定されている。
【0030】次に、上記のように構成されてなるウエザ
ーストリップ3に関する作用効果について説明する。
【0031】本実施の形態では、サブシールリップ17
が、シールリップ16のシール面よりもボディ側(図1
の上側)でウインドガラス4とボディとの間をシールし
ている。これにより、サイドウインド2の上縁部におい
て、ウインドガラス4とアウターパネル11との隙間か
ら雨水等が侵入した場合でも、雨水等はトリム部5側へ
流れ、サブシールリップ17のシール面を通ってシール
リップ16側へ侵入しにくくなる。その結果、シールリ
ップ16のシール面とシール部6とによって形成される
溝に雨水等が溜まるようなことはなく、結果として、シ
ールリップ16のシール面からさらに雨水等がにじみ出
し、車内へ漏れ出すという不具合を防止することができ
る。また、仮に、サブシールリップ17のシール面を通
ってシールリップ16側へ雨水等が侵入したとしても、
その量をごく少量に抑えることができる。そのため、上
述したような不具合は非常に起こりにくい。
【0032】さらに、サイドウインド2の上縁部におい
ては、サブシールリップ17のシール面がシール部6の
最上部よりも高い位置となっている。このため、ウイン
ドガラス4とアウターパネル11との隙間から雨水等が
侵入した場合でも、雨水等はシール部6とトリム部5に
よって形成される溝へ流れる。従って、サブシールリッ
プ17のシール面を通ってシールリップ16側へ雨水等
が漏れ出すことはない。
【0033】なお、上述したようなメリットは、例えば
ウインドガラス4の内側面のうちシール部6によってシ
ールされる部分にセラミック塗装等が施され、ウインド
ガラス4の表面粗度がガラス面よりも大きくなっている
場合により効果的に奏される。
【0034】なお、サブシールリップ17が形成された
ことによって、ウインドガラス4に対する弾性反発力が
増大することが考えられるが、本実施の形態では、サブ
シールリップ17が中空部15に形成されているため、
反発力を中空部15の潰れ変形によって吸収させること
ができる。
【0035】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下にお
いて例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0036】(a)上記実施の形態では、ウインドガラ
ス4が固定手段によりサイドウインド2に固定されてい
るが、これに限らず、ウインドガラス4が可動部材等に
より開閉可能となるようにしてもよい。このようにして
も、上述した実施の形態と同等の作用効果が奏される。
【0037】(b)上記実施の形態では、サブシールリ
ップ17を設けたウエザーストリップが、サイドウイン
ド2の開口部周縁に取着されるウエザーストリップ3に
具体化されている。これに限らず、自動車1の他のウイ
ンド、ルーフ、ドア等の開口部周縁に取着されるウエザ
ーストリップに具体化してもよい。他のウインド、ルー
フ、ドア等に具体化した場合においても、上述した実施
の形態と同等の作用効果が奏される。
【0038】(c)上記実施の形態では、ウエザースト
リップ3がサイドウインド2の周縁全周にわたって取付
けられているが、サブシールリップ17は必ずしもウエ
ザーストリップ3の全周に設けられなくてもよく、少な
くともサイドウインド2の上縁部に相当する部分に設け
られればよい。サイドウインド2の他の部分(下縁部、
左右縁部等)では、雨水等がウインドガラス4とボディ
11の隙間から侵入した場合に下方へ流れていくため、
一カ所に溜まるようなことはない。このため、サブシー
ルリップ17は少なくともサイドウインド2の上縁部に
相当する部分に設けられていれば、上述した実施の形態
と同等の作用効果を得ることができる。
【0039】(d)上記実施の形態では、サブシールリ
ップ17はシール部6に形成されているが、サブシール
リップ17の形成される部位はこれに限られるものでは
ない。例えば、図4に示すようなウエザーストリップ2
1にも具体化できる。すなわち、ウエザーストリップ2
1は、トリム部22とシール部23とを備えている。ト
リム部22には、シール部23が設けられた側におい
て、サブシールリップ24が形成されている。そして、
ウインドガラス4がサイドウインド2に取付けられた状
態では、シール部23が潰れ変形することで、ウインド
ガラス4とボディ(アウターパネル11)との間がシー
ルされるようになっている。このとき、サブシールリッ
プ24がシール部23よりもボディ側(外周側)におい
てウインドガラス4の周縁端部内面に当接し、ウインド
ガラス4とボディとの間がシールされる。このように構
成しても、上述した実施の形態と同等の作用効果が奏さ
れる。
【0040】(e)上記実施の形態では、シール部6
は、その中空部15の断面形状が略菱形状のパンタグラ
フタイプで、その一部にシールリップ16とサブシール
リップ17とが設けられた構成となっているが、シール
部6の構成はこれに限られるものではない。例えば、図
5に示すようなトリム部32と断面略円形状のシール部
33とを備えたウエザーストリップ31にも具体化でき
る。
【0041】(f)上記実施の形態では、シールリップ
16及びサブシールリップ17の形状は、基部から先端
まで略一定の厚みとなるよう形成され、各リップ16,
17の先端は丸みを帯びた形状となっている。各リップ
16,17の形状はこれに限られるものではなく、先細
りした形状であってもよい。こうすることによって、リ
ップの丸みを帯びた先端とウインドガラス4とによって
形成されるような小さな溝が形成されにくくなる。
【0042】(g)上記実施の形態ではウエザーストリ
ップ3を構成する素材としてEPDMを例示している
が、IR(イソプレンゴム)、CR(クロロプレンゴ
ム)等の他のゴム材料を用いてもよい。また、オレフィ
ン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポ
リ塩化ビニル等のゴム状弾性を有する他の弾性材料によ
り構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態においてウエザーストリップの取
付構造等を示す部分断面図である。
【図2】サイドウインドを中心とした自動車を示す部分
側面図である。
【図3】ウインドガラスが取付けられていない状態での
ウエザーストリップの取付構造等を示す部分断面図であ
る。
【図4】別の実施の形態におけるウエザーストリップの
取付構造等を示す部分断面図である。
【図5】別の実施の形態におけるウエザーストリップの
取付構造等を示す部分断面図である。
【図6】従来のウエザーストリップの取付構造等を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1…車両としての自動車、2…窓部としてのサイドウイ
ンド、3,21,31…ウエザーストリップ、4…ウイ
ンドガラス、5,22,32…トリム部、6,23,3
3…第1シール部としてのシール部、11…アウターパ
ネル、12…インナーパネル、13…フランジ、15…
中空部、16…シールリップ、17,24…第2シール
部としてのサブシールリップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D201 AA01 CA17 CB04 DA10 DA34 EA01D EA05D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の窓部の開口部周縁に沿って取付け
    られるウエザーストリップであって、 前記開口部周縁のフランジに保持されるトリム部と、 前記トリム部の車外側の側壁から突出して設けられ、か
    つ、前記窓部に取付けられるウインドガラスの周縁部の
    車内側面に押付けられる中空状の第1シール部とを備
    え、 前記第1シール部の押付位置よりも前記ウインドガラス
    の周縁端部側の位置において、前記ウインドガラスの車
    内側面に押付けられる第2シール部が少なくとも前記窓
    部の上縁部に対応する部位に設けられていることを特徴
    とするウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 前記第2シール部は舌片状のシールリッ
    プによって構成され、前記第2シール部の先端のウイン
    ドガラスへの押付位置が前記第2シール部の基部よりも
    前記ウインドガラスの周縁端部側の位置になるように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載のウエザー
    ストリップ。
  3. 【請求項3】 前記第2シール部は、その先端が前記ウ
    インドガラスの周縁端部側に向いた状態で前記ウインド
    ガラスに押付けられるよう構成されていることを特徴と
    する請求項2記載のウエザーストリップ。
  4. 【請求項4】 前記第2シール部の先端の押付位置が、
    前記第1シール部の前記ウインドガラスの周縁端部側に
    おける最端部より、周縁端部側の位置になるように構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のウエザーストリップ。
  5. 【請求項5】 前記第2シール部は、前記第1シール部
    と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載のウエザーストリップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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