JPH0228972Y2 - - Google Patents

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JPH0228972Y2
JPH0228972Y2 JP1984189028U JP18902884U JPH0228972Y2 JP H0228972 Y2 JPH0228972 Y2 JP H0228972Y2 JP 1984189028 U JP1984189028 U JP 1984189028U JP 18902884 U JP18902884 U JP 18902884U JP H0228972 Y2 JPH0228972 Y2 JP H0228972Y2
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JP
Japan
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opening
door
hollow seal
weather strip
seal portion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両のドア開口部やテールゲートや
トランク室などの開閉部の開口側縁や、この開閉
部を開閉するドアの周縁に対しドアの密閉状態を
保持するために添装されるウエザーストリツプの
構造に関する。
(従来の技術) 従来の自動車用ウエザーストリツプは所定の弾
性率をもつゴム状弾性材で成形され、弾接力や弾
性回復力や硬軟度が断面方向において均等化され
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) したがつて、例えば被シール面との密着効果を
良化するために低弾性率をもつ弾性材を選定した
場合にはウエザーストリツプが全体的に柔軟化
し、弾接力や弾性回復力が低下したり、被シール
面との摺接音が発生したり、被シール面の塗料が
剥離する等の不具合が起生し、また、ドアに対す
る高速走行時の吸出し現象や、車両間のバラツキ
等に起因するドアとボデイパネルとの間〓の変動
に追随してウエザーストリツプが的確に弾性変形
しえないため、シール性能が低下して風切音が発
生したり、水や騒音が車室内に侵入する問題点が
あつた。
本考案の目的は上記問題点を回避して弾接力や
弾性回復力を確保し、しかも、被シール面に対す
るシール効果を高めうる自動車用ウエザーストリ
ツプを提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、自動車の車体に開口された開閉部の
開口側縁、若しくは、この開口側縁を開閉するド
アの周縁に取付けるための取付基部と、弾性率が
低減した低モデユラス域を有し、弾性変形可能で
中空状に形成された中空シール部とが断面方向に
連設されたウエザーストリツプにおいて、前記中
空シール部の低モデユラス域が、ドアの開閉方向
とほぼ直角な被シール面に弾接して弾性変形する
可撓壁の中央部付近に露出されて長手方向に沿つ
て形成されているウエザーストリツプを要旨とす
るものである。
(作用) 弾性率が局部的に低減するように中空シール部
の可撓壁の中央部付近に露出されて長手方向に沿
つて形成された低モデユラス域を、ドアの開閉方
向と直角な被シール面に弾接させ、中空シール部
全体の弾性的性能を保持して被シール面と前記可
撓壁との密接状態を良化する。
(実施例) 続いて、本考案の第1実施例を図面にしたがつ
て説明すると、図中、1は車体に開口されたドア
開口部等の開閉部2に周設されたボデイパネルの
開口側縁、3は開閉部2を開閉するためのドア、
4はドア3の端縁に添着されたドアサツシ、5は
開口側縁1とドア3との間隙13をドア2の閉止
時にシールするためにドア2の周縁に添装された
ウエザーストリツプであつて、合成ゴム等の長尺
弾性材を無端状に接合して形成され、ドアサツシ
4等に取付けられる取付基部6と、開口側縁1に
弾接させるために弾性圧縮変形可能で空洞部8が
縦貫状に穿孔された中空状の中空シール部7とが
断面方向に連設されている。そして、無端状に接
合されたウエザーストリツプ5の接合部で端末が
連通若しくは封止される空洞部8内には例えば第
5図に示すように空洞部8の一部に連通されて図
示しないエア供給源に接続された中空チユーブ9
を通じて導入される加圧エアが封入されていて、
ウエザーストリツプ5は中空シール部7自体の弾
撥力と、中空シール部7の圧縮変形に伴つて断面
が変形する空洞部8内のエア圧とを複合した接圧
で被シール面Sとなるボデイパネル1の表面に圧
接される。
11は中空シール部7の断面方向の外端付近に
対しドア3の開閉方向とほぼ直角な被シール面S
に弾接して弾性変形するように配設された可撓
壁、10はこの可撓壁11の中央部付近に露出さ
れて長手方向に沿つて形成された低モデユラス域
であつて、この低モデユラス域10の弾性率はこ
の低モデユラス域10を除く中空シール部7の他
部位に形出された高モデユラス域12、および、
取付基部6の弾性率以下に低減され、中空シール
部7が被シール面Sに弾接して圧縮変形したとき
に低モデユラス域10が空洞部8内のエア圧で断
面方向へ弾性伸張して被シール面Sに粘接するよ
うに設定されていて、中空シール部7は断面方向
において低弾性率をもつ低モデユラス域10と、
低モデユラス域10の弾性率値以上の弾性率をも
つ高モデユラス域12とに区分される。
なお、低モデユラス域10を成形するために好
適な成形材料の具体的配合を以下に例示する。
合成ゴム(例えばEPDM) 100部 プロセス油 100〜300部 カーボンブラツクを含む充填剤 30〜150部 加工助剤 3〜20部 加硫剤 1〜10部 加硫促進剤 1〜5部 発泡剤 0乃至1〜5部 また、低モデユラス域10と高モデユラス域1
2とはウエザーストリツプ5の成形時に弾性率が
相違する2種の成形材料を同時に押出成形して断
面方向で接合する等の手段によつて形成される。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効
果を説明する。
本例では自動車の車体に開口された開閉部2の
開口側縁を開閉するドア3の周縁に取付けるため
の取付基部6と、弾性率が低減した低モデユラス
域10を有し、弾性変形可能で中空状に形成され
た中空シール部7とが断面方向に連接されたウエ
ザーストリツプ5において、前記中空シール部7
の低モデユラス域10が、ドア3の開閉方向とほ
ぼ直角な被シール面Sに弾接して弾性変形する可
撓壁11の中央部付近に露出されて長手方向に沿
つて形成されている。
このため、ドア3の閉止時に中空シール部7が
開口側縁1に弾接して圧縮変形したときに高モデ
ユラス域12が非伸張状態で弾性撓曲しかつ低モ
デユラス域10が平坦化して伸張状態で被シール
面Sに粘接する結果、ドア3の閉止時のシール性
能を低モデユラス域10の柔軟化に伴う被シール
面Sとの密着効果によつて確保しうるとともに、
高モデユラス域12の弾撥力によつて中空シール
部7の圧縮変形状態からの弾性回復性能を確保
し、また、ドア3と開口側縁1との間隙13が拡
縮したときに高モデユラス域12の弾性的追従挙
動によつて低モデユラス域10と被シール面Sと
の弾接状態を間隙13の大小に拘らず確保するこ
とができる。
したがつて、ドア3の開閉時の中空シール部7
と被シール面Sとの摺接音の発生や被シール面S
の塗装剥離を防止しうるとともに、高速走行時の
吹出し現象でドア3が外側へ変位したり(第4図
鎖線位置参照)、車両間のバラツキでドア3と開
口側縁1との間隙13が変動しても、この変動を
中空シール部7の弾性的追従挙動によつて的確に
吸収して間隙13を安定にシールすることがで
き、ウエザーストリツプ5のシール性能を定常的
に高めて風切音の発生や、騒音,水等の車室内へ
の侵入を確実に防止しうる効果がある。
次に第6図に示す本考案の第2実施例について
説明すると、本例ではウエザーストリツプ5Aの
中空シール部7Aにおいて、低モデユラス域10
Aは断面がほぼ環状に形成され、かつその一部が
被シール面との対接可能に露出されていて、空洞
部8Aは低モデユラス域10Aで包囲されてい
る。
また、第7図に示す本考案の第3実施例ではウ
エザーストリツプ5Bの取付基部6Bはドア側に
代えて、ボデイパネル側の開口側縁1Bに装着す
るために金属芯材14を埋設した断面ほぼU型状
に形成され、また、中空シール部7Bは第1実施
例の中空シール部7とほぼ同様の断面構成にして
ある。
なお、第2実施例および第3実施例の作用と効
果については第1実施例とほぼ同様であるため、
その説明を省略する。
(考案の効果) 本考案は前記したように構成してあるので、被
シール面に対するシール効果を高め得ると同時
に、中空シール部全体の弾性的性能を確保しうる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示すも
ので、第1図はウエザーストリツプの断面図、第
2図は自動車の略体側面図、第3図は第2図のA
−A線拡大断面図、第4図は中空シール部の変形
状態を説明する縦断面図、第5図はウエザースト
リツプの側面図、第6図は第2実施例のウエザー
ストリツプの断面図、第7図は第3実施例のウエ
ザーストリツプの断面図である。 1,1B……開口側縁、2……開閉部、3……
ドア、5,5A,5B……ウエザーストリツプ、
7,7A,7B……中空シール部、10,10
A,10B……低モデユラス域、11,11A,
11B……可撓壁、S……被シール面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車体に開口された開閉部の開口側縁、
    若しくは、この開口側縁を開閉するドアの周縁に
    取付けるための取付基部と、弾性率が低減した低
    モデユラス域を有し、弾性変形可能で中空状に形
    成された中空シール部とが断面方向に連設された
    ウエザーストリツプにおいて、前記中空シール部
    の低モデユラス域が、ドアの開閉方向とほぼ直角
    な被シール面に弾接して弾性変形する可撓壁の中
    央部付近に露出されて長手方向に沿つて形成され
    ていることを特徴とする自動車用ウエザーストリ
    ツプ。
JP1984189028U 1984-12-12 1984-12-12 Expired JPH0228972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984189028U JPH0228972Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

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JPS61103257U (ja) 1986-07-01

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