JP5739032B1 - 車両用ウェザーストリップ - Google Patents
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Description
これについて説明すれば、図3に示す車両1のインナーパネル6のコーナー部C近傍や、ベルトラインBL近傍におけるリテーナ終端部に生じる板金段差を、図4に示す高発泡スポンジゴム層3によって吸収する。そして図4に示すドアウェザストリップ4は、図3の矢視A−A線方向から見た断面で示してあり、ドアインナーパネル6に組み付けられるタイプのものであって、組付孔5を備えたドアインナーパネル6に、クリップ7によって組み付けられている。従来のものと同様に、中空状シール部8が車両1の車体パネル2とドアインナーパネル6との間をシールすると共に、止水部10がドアインナーパネル6を伝って流れてくる水をせき止めている。
そして、ベース部9が、ドアインナーパネル6との接触面の全域にわたって、軟質材からなる部分である高発泡スポンジゴム層3を備えている。この高発泡スポンジゴム層3は、共押出によって他の部分と一体的に成形されている。ベース部9がドアインナーパネル6との接触面の全域にわたって、高発泡スポンジゴム層3を備えているので、ドアインナーパネル6の段差やうねり等をこの高発泡スポンジゴム層3によって吸収する。ドアウェザストリップ4とドアインナーパネル6との接触面における隙間の発生が防止され、ドアウェザストリップ4のシール性能が確保されるという技術である。
すなわち、従来の技術の例によれば、先ずドアインナーパネル6がドアウェザーストリップ4の外面に衝当を繰り返すと、ベース部9にストレスが掛り高発泡スポンジゴム層3に屈曲力が印加されて、ベース部9の下面に歪みが発生し止水性に欠けるという問題点があった。この止水性を確保するためにクリップ7を大型化する必要があり及び該クリップ7を多数個設置しなければならないという問題点及び施工工数や設置工数が増大するという問題点があった。また、別異に高発泡スポンジゴム層3を製作しなければならないと共に部品点数が増大し車体パネル2とドアインナーパネル6との間の気密性や止水性若しくは品質性に於いて信頼に欠けるという問題点が存在した。また、ドアインナーパネル6を閉止した際、車体パネル2との衝撃で異音や騒音が発生するという問題点があった。
本発明は解決しようとする課題で述べた問題点を解決することにある。
このような構成としたので、車両ドアの開口部に於いて、ドアインナーパネルに設置する車両用ウェザーストリップを施工工数や設置工数を大幅に削減すると共に前記基体部の底面であって右方側及び左端側に山形状の小突片でなる第3シールリップ部と、前記右方側の小突片に隣接して形成された柔軟性リップ部と、前記基体部の左端から立上げた壁部の上端に形成した小突片とを有した配設・形成することにより車両ドア、具体的にはドアインナーパネルを閉止した際、異音や騒音を低減して、前記基体部を、つまりドアインナーパネルと直接に密着した構造とし、気密性や止水性を高めて部品点数を削減して高品質であってかつ簡単な構造を有した車両用ウェザーストリップを提供できるという効果がある。また、車両用ウェザーストリップの基体部とドアインナーパネルとの密着性を更に高めると共に止水性を更に向上させるという効果があり、また、車両用ウェザーストリップの構成を簡素化しクリップの設置個数を削減し、車両への施工工数や設置工数をさらに大幅に削減すると共に、車両のドアを閉止すれば車両、自動車のドア周りを完全に密閉できるうえ異音や騒音を完全に防止できるという効果がある。さらに、伸縮自在な柔軟性リップ部を設けたので車両用ウェザーストリップが車両の開口部に於けるドアインナーパネルと車体パネルとの間に安定状態に設置でき、車両用ウェザーストリップの品質性や止水性を更に向上できるという構造を有した車両用ウェザーストリップを提供できるという効果がある。
前記第2シールリップ部13は車両用ウェザーストリップ11の基体部15と一体形成されてなり側面が略L字状に形成されてあって、基体部15から右方向への延在部分15cから突出しその先端部分の幅長が1〜2(mm)程度の先細り形状に形成している。尚図中20はペイントシーラであり可動部材16の内側に固定されている。
ドアインナーパネルとしての可動部材16が車両用ウェザーストリップ11を押込んだ際、前記第1シールリップ部12や前記第2シールリップ部13は図1に示す仮想線のように変形する。該第2シールリップ部13の内面の屈曲点Pを基点として仮想線のように変形する。このとき、第1中空部12a及び第2中空部12eを変形し第1シールリップ部12の頂点部分に形成した側面が略山形状の突起12h、第2シールリップ部13及び前記柔軟性リップ部19を仮想線で示すように押し潰すこととなる。ここで第2シールリップ部13は凹部13aを形成したので折曲作用が容易となり固定部材17とのシール性を向上させる。
本実施例は当該車両用ウェザーストリップ11,11が相互に接合・連結し、1本で構成されかつ無端状である場合の構成例である。特に車両のサンルーフ側のシール範囲W1内に該車両用ウェザーストリップ11を適用しかつ車両のロア側のシール範囲W2内に車両用ウェザーストリップ11を適用する。而してドアインナーパネルとしての可動部材16を車体パネルとしての固定部材17に閉止、すなわち車両のドアを閉止すれば車両、自動車のドア周りを完全に密閉でき止水性を向上させると共に異音や騒音を完全に防止できる。
該車両用ウェザーストリップ11の細部の構成や作用効果は上述した実施例の形態の項のものと略同一であり、詳しく説明しておりその説明を省略する。
12 第1シールリップ部
12a 第1中空部
12b 本体部(外殻)
12c 壁部
12d 壁部
12e 第2中空部
12f 壁部
12g 小突片
12h 突起
13 第2シールリップ部
13a 凹部
14 第3シールリップ部
14a 小突片
14b 小突片
15 基体部
15a 内面
15b 円弧部分
15c 延在部分
16 可動部材(ドアインナーパネル)
17 固定部材(車体パネル)
18 クリップ
18a 翼片
18b 軸部
18c 止め部
19 柔軟性リップ部
20 ペイントシーラ
Claims (1)
- 車両に於けるドアインナーパネルと車体パネルとの間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアインナーパネルに設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両用ウェザーストリップであって、前記車両用ウェザーストリップは第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成し、かつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記基体部と前記第1シールリップ部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなり、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって単一で構成すると共に前記車体パネルの開口部に弾接し前記基体部から延在して連結し、前記第3シールリップ部は前記基体部の左端から立上げた壁部の上端に形成した小突片と、前記基体部の底面の右方側の小突片と、該基体部の底面の左端側の小突片とでなり、前記基体部の底面の右方側の小突片と前記基体部の底面の左端側の小突片との間にクリップを係止・固定しかつ無端状であって単一で構成された車両用ウェザーストリップに於いて、前記第2シールリップ部に連らなりかつ前記ドアインナーパネルの開口部に弾接すると共に合成樹脂の高発泡スポンジ又は比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂ゴムで形成された柔軟性リップ部を有したことを特徴とする車両用ウェザーストリップ。
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