JP5425275B2 - 開口部に於けるクッション材の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば建築構造物や車両等の開口部に於いてその可動部材と固定部材間に介設するものであって、内外の気密性や水密性等を高めるための開口部に於けるクッション材の構造に関するものである。
この種の開口部に於けるクッション材の構造を示す従来の技術の第1の例としては、特開2005−23605号公開特許公報に開示された技術がある。
これについて説明すれば、図7に示すように、建物のドア開口部のラッチ側に取り付けたドア枠1には可動部材としてのドア2の閉時に該ドア2を受けるための通常の戸当り3を設け、固定部材としてのこの戸当り3にはクッション材3aを設けて構成したものである。このクッション材3aは、戸当り3の一方の面に垂直方向に取り付けられている。当該クッション材3aは例えば断面略円筒状体で形成され、ゴム・軟質樹脂で形成されている。そして該クッション材3aは閉じられたドア2に当接する当たり面3bを形成している。また、この戸当り3のドア枠1側となる底面3c、3dから2本の突起4a、4bを突設し、この2本の突起4a、4bをドア枠1に形成した二つの取付部5a、5bすなわち凹溝に嵌入している。この突起4a、4bは、戸当り3の底面の全長にわたって設けており、取付部5a、5bもそれに対応してドア枠1の全長にわたって形成している。
次に、この種の従来の技術の第2の例としては特開平5−287966号公開特許公報に開示された窓等の建物開口部の水密装置に係る技術がある。これについて説明すれば、図8に示すように、6はアルミニウムサッシ製の窓枠の下枠部であって、当該アルミニウムサッシ製の窓枠には、建物の内外方向に揺動開閉自在にした例えば、障子構造のサッシ窓7が揺動自在に設けられており、サッシ窓7には、例えばパッキン材8を介して可動部材としての框枠材9に支持固定されるガラス材10が装着されている。また、このサッシ窓7の框枠材9下部には、この框枠材9の下側縁に付設した連結材11を介してゴムパッキン材製のタイト材12が配設されている。ここでこのタイト材12下縁面は、窓枠の下枠部6の上面に隙間がない状態で、固定部材13と弾接的な状態で当接させてある。また、タイト材12は、図9に示すように、サッシ窓7の内外方向で、中央部が上方に窪んでいることで内外部分が下方に突出する断面で円弧状を呈する圧接シール部12aを形成している。この圧接シール部12a下面が固定部材13の上面に圧接することで、固定部材13の上面と框枠材9の下面との間隙を閉塞しており、また、固定部材13の上面との圧止時では、前後の圧接シール部12aによって一定容量を有する空隙部14を形成している。
そして強い風雨が外方から框枠材9にかかった場合、雨水は、サッシ窓7下面と下枠部6の上面との間のみならず、框枠材9下部に開穿した外気導入孔15からも外気と共に框枠材9の下部の空洞部内に浸入することとなる。ただこの場合、外気導入孔15からの強い風によって、雨水は、雨水落下孔16、空隙部14を介してサッシ窓7下方の雨水貯留室17に落下し、更にこの雨水貯留室17から、雨水排水室18内に導びかれ、底部の雨水排水孔19を経て下枠部6の外部下方に排水される。これは、サッシ窓7に直接風雨が当たった場合、外気導入孔15には風が正面から吹きつけるものの、サッシ窓7の下面である雨水排水室18の底部に開穿した雨水排水孔19には直接風が吹きつけないこととなる。
特開2005−23605号公開特許公報 特開平5−287960号公開特許公報
従来の技術は、叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
すなわち、従来の技術の第1の例によれば、先ずドア2がクッション材3aの当たり面3bに衝当を繰り返すと、戸当り3の2本の突起4a、4bにせん断力及び屈曲力が印加されて、突起4a、4bが取付部5a、5bから離脱するという問題点があった。そして、この離脱現象を防止するために突起4a、4bの材質硬度を上げて突起4a、4bの変形量を少なくして取付部5a、5bに強固に固定しようとすると、突起4a、4bが取付部5a、5bに挿入することが困難になり施工工数や設置工数が増大するという問題点があった。次に可動部材としてのドア2の開閉動作を繰り返すことによりクッション材3aが単一構造であって同一材質を形成してあり変形したままの状態になるばかりか固定部材としての戸当り3から脱落し戸当り3とドア2との間の気密性や水密性若しくは品質性に於いて信頼に欠けるという問題点が存在した。また、ドア2を閉止した際、クッション材3aとの衝撃で異音が発生するという問題点があった。
また、従来の技術の第2の例によれば、可動部材としての框枠材9の繰り返し動作により該框枠材9と固定部材13との間に配置したタイト材12が単一構造であって同一材質を形成してあり変形したままの状態になる等前述した第1の例と同様に種々の問題点があった。さらに、建物外部から内部への雨水の浸入を防止すべく、框枠材9に外気導入孔15を形成し雨水は一旦外部から固定部材13の内部に流送して建物外部に排出する技術であり、該固定部材13の内部構造つまり、雨水貯留室17、雨水排水室18を形成する必要がありその構成が複雑になると共に内部の構成部品が腐蝕現象を呈する等の問題点があった。また、タイト材12が固定部材13の衝当した際、異音が発生するという問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、背景技術で述べた問題点を解決することにある。
本発明に係る開口部に於けるクッション材の構造は、例えば建築構造物に於けるアルミサッシュを用いたドアの開口部や車両等のドアの開口部に於いて、可動部材や固定部材に設置するクッション材を施工工数や設置工数を大幅に削減すると共に該クッション材がその底面に複数のシールリップをその側面にシールリップ又は柔軟質の高発泡スポンジをそれぞれ配設・形成することのよりドアを閉止した際、異音を防止してなりさらに該取付部から離脱し難い構造とし、気密性・水密性や防水性を高め高品質であってかつ簡単な構造を有した開口部に於けるクッション材の構造を提供することを目的としたものであり、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、建物又は家屋に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状のクッション材であって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなるクッション材に於いて、
前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部
を有したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建物又は家屋に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状のクッション材であって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなるクッション材に於いて、
前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
を有したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、車両に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両のウェザーストリップであって、前記車両のウェザーストリップは第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなる車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部
を有したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、車両に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両のウェザーストリップであって、前記ウェザーストリップは第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなる車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
を有したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、車両に於けるドアパネル等と車体等との間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアパネル等又は該車体等のいずれか一方に設置・固定されてなる無端状の単一のウェザーストリップであって、前記単一のウェザーストリップの一部分は車両のサンルーフ側に装着されてありかつ第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなる単一の車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部とでなり、
車両に於けるドアパネル等と車体等との間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアパネル等又は該車体等のいずれか一方に設置・固定されてなる無端状の単一のウェザーストリップであって、前記単一のウェザーストリップの他の部分は車両のロア側に装着されてありかつ第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなる単一の車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
でなることを特徴とする。
本発明に係る開口部に於けるクッション材の構造は、叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、建物又は家屋に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状のクッション材であって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなるクッション材に於いて、
前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部
を有したことを特徴とする開口部に於けるクッション材の構造を提供する。
このような構成としたので、家屋や建物のドアの開口部に於いて、可動部材や固定部材に設置するクッション材を施工工数や設置工数を大幅に削減すると共に該クッション材がその底面に複数のシールリップをその側面にシールリップ又は柔軟質の高発泡スポンジをそれぞれ配設・形成することによりドアを閉止した際、異音を防止してなりさらに該取付部から離脱し難い構造とし、特に前記クッション材の底面に山形突起、小突起、短形の第1突片及び長形の第2突片を形成したので固定部材との間の気密性・水密性や防水性を高め高品質のクッション材を提供できる効果がある。加えて第3シールリップの外壁面と前記第2突片の外面との交点に凹部を形成したので該第2突片が撓み易く更にシール性を向上させるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、建物又は家屋に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状のクッション材であって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなるクッション材に於いて、前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
を有したことを特徴とする開口部に於けるクッション材の構造を提供する。
このような構成としたので、家屋や建物のドアの開口部に於いて、可動部材や固定部材に設置するクッション材を施工工数や設置工数を大幅に削減すると共に基体部の底面の左端に垂下させて形成した側面が山形状の山形突起、その底面の中央に形成した側面が山形状の小突起、及びその底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成しかつ側面が略台形状の台形突起であって、該台形突起の外形状は該台形突起の下方が山形状部及び上方が円弧状部を配設・形成することによりドアを閉止した際、異音を防止してなりさらに該取付部から離脱し難い構造とし、特にクッション材の基体部の底面に山形突起、小突起、台形突起の下方部の山形状部、及び同上方部の円弧状部とを形成したので固定部材との間の気密性・水密性や防水性を高め高品質のクッション材を提供という効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、車両に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両のウェザーストリップであって、前記車両のウェザーストリップは第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなる車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部
を有したことを特徴とする車両のウェザーストリップの構造を提供する。
このような構成としたので、車両のドアの開口部に於いて、可動部材や固定部材に設置する車両のウェザーストリップを施工工数や設置工数を大幅に削減すると共に該車両のウェザーストリップがその底面に複数のシールリップをその側面にシールリップ又は柔軟質の高発泡スポンジをそれぞれ配設・形成することによりドアを閉止した際、異音を防止してなりさらに該取付部から離脱し難い構造とし、特に前記車両のウェザーストリップの底面に山形突起、小突起、短形の第1突片及び長形の第2突片を形成したので固定部材との間の気密性・水密性や防水性を高め高品質の車両のウェザーストリップを提供できる効果がある。加えて第3シールリップの外壁面と前記第2突片の外面との交点に凹部を形成したので該第2突片が撓み易く更にシール性を向上させるという効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、車両に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両のウェザーストリップであって、前記ウェザーストリップは第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなる車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
を有したことを特徴とする車両のウェザーストリップの構造を提供する。
このような構成としたので、車両のドアの開口部に於いて、可動部材や固定部材に設置する車両のウェザーストリップを施工工数や設置工数を大幅に削減すると共に基体部の底面の左端に垂下させて形成した側面が山形状の山形突起、その底面の中央に形成した側面が山形状の小突起、及びその底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成しかつ側面が略台形状の台形突起であって、該台形突起の外形状は該台形突起の下方が山形状部及び上方が円弧状部を配設・形成することによりドアを閉止した際、異音を防止してなりさらに該取付部から離脱し難い構造とし、特に車両のウェザーストリップの基体部の底面に山形突起、小突起、台形突起の下方部の山形状部、及び同上方部の円弧状部とを形成したので固定部材との間の気密性・水密性や防水性を高め高品質の車両のウェザーストリップを提供という効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、車両に於けるドアパネル等と車体等との間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアパネル等又は該車体等のいずれか一方に設置・固定されてなる無端状の単一のウェザーストリップであって、前記単一のウェザーストリップの一部分は車両のサンルーフ側に装着されてありかつ第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなる単一の車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部とでなり、
車両に於けるドアパネル等と車体等との間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアパネル等又は該車体等のいずれか一方に設置・固定されてなる無端状の単一のウェザーストリップであって、前記単一のウェザーストリップの他の部分は車両のロア側に装着されてありかつ第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなる単一の車両のウェザーストリップに於いて、
前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
でなることを特徴とする車両のウェザーストリップの構造を提供する。
このような構成としたので、無端状の一つのウェザーストリップで2種の形状・構成を併有させドアを閉止した際、異音を防止してなりさらに該取付部から離脱し難い構造とし、自動車の車体パネル等の固定部材との間の気密性・水密性や防水性を高め高品質の車両のウェザーストリップを提供できるという効果があり、また単一のウェザーストリップで構成し、その一部分を車両のサンルーフ側のシール範囲W1に及びその他の部分を車両のロア側のシール範囲W2に適用でき、車両のドアを閉止すると車両のドア周りを完全に密閉できると共に異音や騒音を完全に防止できるという効果がある。
本発明に係る建物や家屋の開口部に於けるクッション材の構造を示す一つの実施の形態の図面であって、垂直方向に断面した図である。 本発明に係る建物や家屋の開口部に於けるクッション材の構造を示す他の実施の形態の図面であって、垂直方向に断面した図である。 本発明に係る建物や家屋の開口部に於けるクッション材を建物や家屋に装着した形態を示す斜視図である。 本発明に係る開口部に於けるクッション材の構造の実施例1を示す図面であって、当該クッション材を自動車のウェザーストリップに採用した垂直方向の断面図である。 本発明に係る開口部に於けるクッション材の構造の実施例2を示す図面であって、当該クッション材を自動車のウェザーストリップに採用した垂直方向の断面図である。 本発明に係る開口部に於けるクッション材の構造の実施例3を示す図面であって、当該クッション材が無端状であり車両殊に自動車のウェザーストリップに採用したその全体構成を示す正面図である。 従来の技術に於ける第1の例としての開口部に於けるクッション材の構成を示す斜視図である。 従来の技術に於ける第2の例としての開口部に於けるクッション材の構成を示す垂直拡大断面図である。
以下、本発明に係る開口部に於けるクッション材の構造について図1及び図2に基づき実施の形態を説明する。
20は本発明に係るクッション材であって、一つの実施形態を示すものであり、図1は長尺状又は定尺状のクッション材20を垂直方向に断面した図を示すものである。図1に示すように大概して第1シールリップ部20Aと、第2シールリップ部20Bと、第3シールリップ部20Cと、基体部20Dとで構成されている。該クッション材20は例えば図3に示すように可動部材21と固定部材22との間に介装されかつ開口部Wを閉止する該可動部材21又は固定部材22のいずれか一方に設置・固定されてなる。固定方法としては例えばいずれか一方に長さ方向に所定間隔毎にクリップ(図示せず)やその他の接着手段で固定する。該可動部材21としては建物のドア、框枠材又は家屋の扉等であり開口部Wに隣接して設置されている。また該固定部材22としては建物や家屋の戸当り又は下枠部、開口枠、開口枠溝等である。図3に於いてクッション材20は固定部材22の左・右
の凹陥22a、22aに嵌入しているがいずれか一方でも目的は達成できる。
尚、21aは可動部材21に固定した開閉用ノブである。
前記第1ないし第3シールリップ部20A、20B、20C及び基体部20Dは柔軟性の樹脂(EPDM)例えば、ゴム又は合成樹脂のスポンジであって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、すなわちエチレン・プロピレンゴムのスポンジ材で成形されている。例えば、比重がSg0.4ないし0.7であって、横長が20ないし24(mm)、縦長が23ないし25(mm)程度に設定される。そして該第1シールリップ部20Aは外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部20bを貫通形成している。該第1シールリップ部20Aの本体部20aつまり外殻の肉厚tは1.5(mm)ないし3(mm)である。第2シールリップ部20Bは第1シールリップ部20Aの本体部20aの図1から見ての右側から肉厚tが1.5(mm)ないし2(mm)の壁部20cを介して連結している。前記第3シールリップ部20Cの外方突出部分20fには柔軟性リップ部23を接合・配置している。該柔軟性リップ部23は例えば比重がSg0.1ないし0.4でなる極めて柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成されており第3シールリップ部20Cの中間位置に円錐状の突起体で形成し外方突出部分20fに接合・配置し可動部材21を押込んだ際、該柔軟性リップ部23が固定部材22に押し潰され固定部材22の壁面に密着する。
前記基体部20Dと前記壁部20cとの間には長さ方向に貫通しかつ側面が略四角形状の第2中空部20dを穿孔している。ここで、該第2中空部20dに於いて前記第1シールリップ部20Aの図1から見て右側本体部20aの外面20gと基体部20Dの内面20hとで形成した第1角θは30°ないし45°に設定する。また該第2中空部20dの該第1角θに対向する第2角θは40°ないし85°に設定する。該基体部20Dは肉厚tが2.0(mm)ないし2.5(mm)であってその底面には右方側に位置し側面が山形状であって、幅長1(mm)程度の短形の第1突片24、該短形の第1突片24の右横方向の位置に列設した側面が山形状であって高さ3(mm)程度の長形の第2突片25を形成している。前記基体部20Dの底面の略中央部分には側面が山形状の小突起26をクッション材20の長手方向に形成している。また、前記基体部20Dの底面には左方向側の位置に第1突片24と略同形状の山形突起27を形成している。前記第3シールリップ部20Cの外壁面20iと第2突片25の外面20jとの交点には例えば半円状の凹部20kを形成している。ここで前記小突起26は例えば本発明に係るクッション材20を建物の戸当り等固定部材22に所定長さ毎に長さ方向にクリップ等の係止部品で固定する際、該係止部品の係合孔(図示せず)を穿孔するときの設定位置が確定でき、クッション材20の固定施工が簡便となり該クッション材20が固定部材22から離脱することがない。尚、クリップに代えて他の接着手段を使用してもよい。
20eは第1シールリップ部20Aの本体部20aの左側部分の外殻の下方位置に穿孔した空気逃げ孔である。該空気逃げ孔20eは直径が略3(mm)程度の真円孔で形成し、可動部材21がクッション材20を押込んだ際、該第1シールリップ部20Aが図1の破線で示すように変形し易くするために第1中空部20b内の空気を空気逃げ孔20eを流過させて外部に放出する機能を有する。
前記第2シールリップ部20Bは第3シールリップ部20Cの上方部と一体形成されてな
り側面が略L字状に形成されてあって、上方部28はその先端部分の幅長tが1(m
m)程度の先細り形状で下方部が第3シールリップ部20Cと一体に成形されかつ幅長t
が3(mm)程度の幅広に形成している。可動部材21がクッション材20を押込んだ
際、該第2シールリップ20Bの外面の屈曲点Pを基点として破線のように変形する。該
屈曲点Pは第2シールリップ部20Bと第3シールリップ部20Cの外面で形成した9
0°ないし120°程度の第3角θを形成し可動部材21の閉止・開放に伴い屈曲・反
転を繰り返す。このとき、第2中空部20dを変形し第1シールリップ部20Aの頂点部
分に形成した側面が略山形状の突起29、第2シールリップ部20B及び前記柔軟性リッ
プ部23を破線で示すように押し潰すこととなる。ここで第2突片25は凹部20kを形
成したので折曲作用が容易となり固定部材22とのシール性を向上させる
上述したクッション材20の一つの実施の形態によれば、可動部材21側では突起29、
第2シールリップ部20Bの上方部28によりまた固定部材22側では左側の本体部20
aの側面つまり外殻や短形の第1突片24、長形の第2突片25、小突起26及び山形突
起27、さらに柔軟性リップ部23により可動部材21及び固定部材22間すなわち開口
部Wを完全な密封性にすると共に固定部材との間の気密性・水密性や防水性を高め、雨水等の浸入を防止しシール性の向上を図れる。さらに可動部材21を固定部材22に閉止した際、騒音や異音を吸収することができ静粛性を高めることができた。
次に図2に基づき本発明に係るクッション材の他の実施形態を説明する。
30は本発明に係るクッション材であって、他の実施形態を示すものである。図2は長尺状又は定尺状のクッション材30を垂直方向に断面した図を示すものである。図2に示すように大概して第1シールリップ部30Aと、第2シールリップ部30Bと、基体部30Cとで構成されている。該クッション材30は例えば可動部材21と固定部材22との間に介装されかつ開口部Wを閉止する該可動部材21又は固定部材22のいずれか一方に設置・固定されてなる。該可動部材21としては建物のドア、框枠材又は家屋の扉等であり開口部Wに隣接して設置されている。また該固定部材22としては建物や家屋の戸当り又は下枠部、開口枠、開口枠溝等である。
前記第1ないし第2シールリップ部30A、30B、及び基体部30Cは柔軟性の樹脂(EPDM)例えば、ゴム又は合成樹脂のスポンジであって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、すなわちエチレン・プロピレンゴムのスポンジ材で成形されている。例えば、比重がSg0.4ないし0.8であって、横長が20ないし24(mm)、縦長が17ないし20(mm)程度に設定される。そして該第1シールリップ部30Aは全体の外側面が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部30bを貫通形成している。
前記第1シールリップ部30Aの本体部30aつまり外殻の右側には第2シールリップ部30Bを形成している。該第2シールリップ部30Bは本体部30aの右側の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設している。該第1シールリップ部30Aの底壁部30cは左端部Lと、該左端部Lから右側の中間位置L、右端部Lに於けるそれぞれの幅長t、t及びtはそれぞれ2(mm)、1(mm)、2(mm)に設定すると共に中間位置Lに於ける該底壁部30cの内表面部分の形成角度θは120°ないし150°に設定する。そして該底壁部30cは中間位置Lから右端部Lまでやや幅広に形成し該中間位置L部分を屈曲し易く形成している。前記基体部30Cと前記底壁部30cとの間には長さ方向に貫通形成しかつ側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部30dを穿孔している。ここで、該第2中空部30dに於いて前記第1シールリップ部30Aの底壁部30cの左端部L部分に於ける内面30gと基体部30Cの内面30hとで形成した形成角θは30°ないし45°に設定する。また該第2中空部30dの前記形成角θに対向する形成角θは40°ないし90°に設定する。前記クッション材30は例えば比重0.4ないし0.8程度のエチレン・プロピレンゴム(EPDM)で製作されてあり、固定部材22側に配置される基体部30Cと、この基体部30Cの上方に形成されかつ側面が略四角形の貫通孔でなる第2中空部30dと、さらに該第2中空部30dの上方に形成され側面が略半楕円形の貫通孔でなる第1中空部30bとを有する。
そして、該第1中空部30bの上方内壁面つまり本体部30aの内壁面には側面が略半円状の開孔30fを長手方向に貫通形成している。可動部材21を閉止すると、前記第1シールリップ部30A、第1中空部30b、第2中空部30d、長さが5〜6(mm)程度の長形の第2シールリップ部30Bを破線で示すように変形・屈曲させると共に基体部30Cとその底面の左端に垂下させて形成した側面が山形状の山形突起32、その底面の中央に形成した側面が山形状の小突起33、その底面の右端に斜め下方つまり水平方向に対し略45°の傾斜角θで突出形成しかつ側面が略台形状の台形突起31をそれぞれ破線で示すように変形・屈曲させてなる。そして、該台形突起31の外形状は該台形突起31の下方が山形状部31a及び上方が円弧状部31bにそれぞれ形成してあり、可動部材21を閉止した際、かかる山形状部31a及び円弧状部31bが固定部材22の屈折部分に吸着する。これにより可動部材21を閉止するとクッション材30は固定部材22に吸着し防水機能を有すると共に可動部材21の閉止に伴う異音の発生を防止する。ここで上述したように第2中空部30d内に形成角θ及びそれに対向する形成角θをそれぞれ30°ないし45°及び40°ないし90°に設定したこと、さらに第1シールリップ部30Aの底壁部30cは左端部Lと、該左端部Lから右側の中間位置L、右端部Lに於けるそれぞれの幅長t、t及びtはそれぞれ2(mm)、1(mm)、2(mm)に設定したので可動部材21が第1シールリップ部30Aを押付け又は開放した際、クッション材30を破線で示すように円滑に変形しかつ実線で示すように復元することが判明した。そして高品質で耐久性の高いクッション材を提供できた。
尚、30eは第1シールリップ部30Aの本体部30aの左側部分の下方位置に穿孔した空気逃げ孔である。該空気逃げ孔30eは直径が略3(mm)程度の真円孔で形成し、可動部材21がクッション材30を押込んだ際、該第1シールリップ部30Aが図2の破線で示すように変形し易くするために第1中空部30b内の空気を空気逃げ孔30eを流過させて外部に放出する機能を有する。
本発明に係るクッション材20、30を汎用車両、建機や特殊車両等、例えば自動車のウェザーストリップに適用した場合について図4ないし図6に示す実施例に基づき詳細に説明する。
201は本発明に係るクッション材であって、本実施例1では車両、殊に自動車のウェザーストリップを適用する。図4は長尺状又は定尺状のクッション材201を垂直方向に断面した図を示すものであって、図1に示すクッション材20と同一構成であり細部の説明は図1を適用し、図4に於いては省略する。図4に代えて図1に基づき説明する。クッション材201は大概して第1シールリップ部20Aと、第2シールリップ部20Bと、第3シールリップ部20Cと、基体部20Dとで構成されている。該クッション材201は例えば可動部材21Aと固定部材22Aとの間に介装されかつ開口部Wを閉止する該可動部材21A又は固定部材22Aのいずれか一方に設置・固定されてなる。該可動部材21Aとしては自動車のドアパネル、サッシュドア、窓枠部又はリテーナ等であり開口部Wに隣接して設置されている。また該固定部材22Aとしては車体パネル、車体開口縁部、車体周壁部等である。
前記第1ないし第3シールリップ部20A、20B、20C及び基体部20Dは柔軟性の樹脂(EPDM)例えば、ゴム又は合成樹脂のスポンジであって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、すなわちエチレン・プロピレンゴムのスポンジ材で成形されている。例えば、比重がSg0.4ないし0.7であって、横長が20ないし24(mm)、縦長が23ないし25(mm)程度に設定される。そして該第1シールリップ部20Aは外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部20bを貫通形成している。該第1シールリップ部20Aの本体部20aつまり外殻の肉厚t1は1.5(mm)ないし3(mm)である。第2シールリップ部20Bは第1シールリップ部20Aの本体部20aの図1から見て右側から肉厚t2が1.5(mm)ないし2(mm)の壁部20cを介して連結している。前記第3シールリップ部20Cの外方突出部分20fには柔軟性リップ部23を接合・配置している。該柔軟性リップ部23は例えば比重がSg0.1ないし0.4でなる極めて柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成されており第3シールリップ部20Cの中間位置に円錐状の突起体で形成し外方突出部分20fに接合・配置し可動部材21Aを押込んだ際、該柔軟性リップ部23が固定部材22Aに押し潰され固定部材22Aの壁面に密着する。
前記基体部20Dと前記壁部20cとの間には長さ方向に貫通しかつ側面が略四角形状の第2中空部20dを穿孔している。ここで、該第2中空部20dに於いて前記第1シールリップ部20Aの図1から見て右側本体部20aの外面20gと基体部20Dの内面20hとで形成した第1角θ1は30°ないし45°に設定する。また該第2中空部20dの該第1角θ1に対向する第2角θ2は40°ないし85°に設定する。該基体部20Dは肉厚t3が2.0(mm)ないし2.5(mm)であってその底面には右方側に位置し側面が山形状であって、幅長1(mm)程度の短形の第1突片24、該短形の第1突片24の右横方向の位置に列設した側面が山形状であって高さ3(mm)程度の長形の第2突片25を形成している。前記基体部20Dの底面の略中央部分には側面が山形状の小突起26をクッション材201の長手方向に形成している。また、前記基体部20Dの底面には左方向側の位置に第1突片24と略同形状の山形突起27を形成している。前記第3シールリップ部20Cの外壁面20iと第2突片25の外面20jとの交点には例えば半円状の凹部20kを形成している。ここで前記小突起26は例えば本発明に係るクッション材201を車体パネル等固定部材22Aに所定長さ毎に長さ方向にクリップ等の係止部品で固定する際、該係止部品の係合孔(図示せず)を穿孔するときの設定位置が確定でき、クッション材201の固定施工が簡便となり該クッション材201が固定部材22Aから離脱することがない。尚、クリップに代えて他の接着手段を使用してもよい。
20eは第1シールリップ部20Aの本体部20aの左側部分の下方位置に穿孔した空気逃げ孔である。該空気逃げ孔20eは直径が略3(mm)程度の真円孔で形成し、可動部材21がクッション材20を押込んだ際、該第1シールリップ部20Aが図1の破線で示すように変形し易くするために第1中空部20b内の空気を空気逃げ孔20eを流過させて外部に放出する機能を有する。
前記第2シールリップ部20Bは第3シールリップ部20Cの上方部と一体形成されてな
り側面が略L字状に形成されてあって、上方部28はその先端部分の幅長tが1(mm)
程度の先細り形状で下方部が第3シールリップ部20Cと一体に成形されかつ幅長t
3(mm)程度の幅広に形成している。可動部材21がクッション材201を押込んだ際、
第2シールリップ部20Bの外面の屈曲点Pを基点として破線のように変形する。該屈曲
点Pは第2シールリップ部20Bと第3シールリップ部20Cの外面で形成した90°
ないし120°程度の第3角θ3を形成し可動部材21Aの閉止・開放に伴い屈曲・反転
を繰り返す。このとき、第2中空部20dを変形し第1シールリップ部20Aの頂点部分
に形成した側面が略山形状の突起29、第2シールリップ部20B及び前記柔軟性リップ
部23を破線で示すように押し潰すこととなる。ここで第2突片25は凹部20kを形成
したので折曲作用が容易となり固定部材つまり車体パネル等との間のシール性を向上させる
上述したクッション材201の実施例1によれば、可動部材21A側では突起29、第2
シールリップ部20Bの上方部28によりまた固定部材22側では左側の本体部20aの
側面、短形の第1突片24、長形の第2突片25、小突起26及び山形突起27、さらに
柔軟性リップ部23により可動部材21A及び固定部材22A間すなわち開口部Wを完全な密封性にすると共に雨水等の浸入を防止しシール性の向上を図れる。さらに可動部材21Aを固定部材22Aに閉止した際、騒音や異音を吸収することができ静粛性を高めることができた。
尚、上述した実施例1で説明したクッション材201はその構成が図1のものと同一であり図4に於いて符号、番号は省略した。実施例1に於けるクッション材201のほかの構成・作用は略同一であり本発明の実施の形態の項で説明したのでその説明を省略した。
次に図5に基づき本発明に係るクッション材301の実施例2を説明する。実施例2では自動車のウェザーストリップを適用する。そして細部の説明は図2を適用し図5に於いては省略する。
301は本発明に係るクッション材であって、図5は長尺状又は定尺状のクッション材301を垂直方向に断面した図を示すものである。図5に示すように大概して第1シールリップ部30Aと、第2シールリップ部30Bと、基体部30Cとで構成されている。該クッション材301は例えば可動部材21Aと固定部材22Aとの間に介装されかつ開口部Wを閉止する該可動部材21A又は固定部材22Aのいずれか一方に設置・固定されてなる。該可動部材21Aとしては自動車のドアパネル、サッシュドア、窓枠部又はリテーナ等であり開口部Wに隣接して設置されている。また該固定部材22Aとしては車体パネル、車体開口縁部、車体周壁部等である。
前記第1ないし第2シールリップ部30A、30B、及び基体部30Cは柔軟性の樹脂(EPDM)例えば、ゴム又は合成樹脂のスポンジであって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、すなわちエチレン・プロピレンゴムのスポンジ材で成形されている。例えば、比重がSg0.4ないし0.8であって、横長が20ないし24(mm)、縦長が17ないし20(mm)程度に設定される。そして該第1シールリップ部30Aは全体の外側面が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部30bを貫通形成している。
前記第1シールリップ部30Aの本体部30aつまり外殻には第2シールリップ部30Bを形成している。該第2シールリップ部30Bは本体部30aの右側の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設している。該第1シールリップ部30Aの底壁部30cは左端部L1と、該左端部L1から右側の中間位置L2、右端部L3に於けるそれぞれの幅長t5、t6及びt7はそれぞれ2(mm)、1(mm)、2(mm)に設定すると共に中間位置L2に於ける該底壁部30cの内表面部分の形成角度θ4は120°ないし150°に設定する。そして該底壁部30cは中間位置L2から右端部L3までやや幅広に形成し該中間位置L2部分を屈曲し易く形成している。前記基体部30Cと前記底壁部30cとの間には側面が長さ方向に貫通しかつ略四角形状の貫通孔でなる第2中空部30dを穿孔している。ここで、該第2中空部30dに於いて前記第1シールリップ部30Aの底壁部30cの左端部L1
部分に於ける内面30gと基体部30Cの内面30hとで形成した形成角θ5は30°ないし45°に設定する。また該第2中空部30dの前記形成角θ5に対向する形成角θ6は40°ないし90°に設定する。前記クッション材301は例えば比重0.4ないし0.8程度のエチレン・プロピレンゴム(EPDM)で製作されてあり、固定部材22側に配置される基体部30Cと、この基体部30Cの上方に形成されかつ側面が略四角形の貫通孔でなる第2中空部30dと、さらに該第2中空部30dの上方に形成され側面が略半楕円形の貫通孔でなる第1中空部30bとを有する。
そして、該第1中空部30bの上方内壁面つまり本体部30aの内壁面には側面が略半円状の開孔30fを長手方向に貫通形成している。可動部材21Aを閉止すると、前記第1シールリップ部30A、第1中空部30b、第2中空部30d、長さが5〜6(mm)程度の長形の第2シールリップ部30Bを破線で示すように変形・屈曲させると共に基体部30Cとその底面の左端に垂下させて形成した側面が山形状の山形突起32、その底面の中央に形成した側面が山形状の小突起33、その底面の右端に斜め下方つまり水平方向に対し略45°の傾斜角θ7で突出形成しかつ側面が略台形状の台形突起31をそれぞれ破線で示すように変形・屈曲させてなる。そして、該台形突起31の外形状は該台形突起31の下方が山形状部31a及び上方が円弧状部31bにそれぞれ形成してあり、可動部材21Aを閉止した際、かかる山形状部31a及び円弧状部31bが固定部材22Aの屈折部分に吸着する。これにより可動部材21Aを閉止するとクッション材301は固定部材22に吸着し防水機能を有すると共に可動部材21Aの閉止に伴う異音の発生を防止する。ここで上述したように第2中空部30d内に形成角θ5及びそれに対向する形成角θ6をそれぞれ30°ないし45°及び40°ないし90°に設定したこと、さらに第1シールリップ部30Aの底壁部30cは左端部L1と、該左端部L1から右側の中間位置L2、右端部L3に於けるそれぞれの幅長t5、t6及びt7はそれぞれ2(mm)、1(mm)、2(mm)に設定したので可動部材21Aが第1シールリップ部30Aを押付け又は開放した際、クッション材30を破線で示すように円滑に変形しかつ実線で示すように復元することが判明した。そして高品質で耐久性の高いクッション材を提供できた。
尚、30eは第1シールリップ部30Aの本体部30aの左側部分の下方位置に穿孔した空気逃げ孔である。該空気逃げ孔30eは直径が略3(mm)程度の真円孔で形成し、可動部材21がクッション材30を押込んだ際、該第1シールリップ部30Aが図2の破線で示すように変形し易くするために第1中空部30b内の空気を空気逃げ孔30eを流過させて外部に放出する機能を有する。
実施例2に於けるクッション材301のほかの構成・作用は略同一であり本発明の実施の形態の項で説明したのでその説明を省略した。
実施例3は本発明に係るクッション材201、301を車両、殊に自動車のウェザーストリップに適用した例を示すものであって、図6で明らかとなる。
本実施例は当該クッション材201、301が相互に接合・連結し、1本で構成されかつ無端状であって、一つのクッション材に図4及び図5に示すクッション材201、301を区分けして併有する構成例である。特に車両のサンルーフ側のシール範囲W1内に該クッション材201を適用しかつ車両のロア側のシール範囲W2内にクッション材301を適用する。而して可動部材21Aを固定部材22Aに閉止、すなわち車両のドアを閉止すれば車両、自動車のドア周りを完全に密閉できると共に異音や騒音を完全に防止できる。
該クッション材201及び301のそれぞれの細部の構成は上述した実施例2、3に詳しく説明しておりその説明を省略する。
建物のドア、框枠材や車両のドア又はフード、フードパネル等の可動部材の開口部に設置や又は、建物の戸当り若しくは下枠部や車両の車体、シール保持部、カウルトップカバー、カウルトップパネル等の固定部材に設置することができる。
20 クッション材
201 クッション材
20A 第1シールリップ部
20B 第2シールリップ部
20C 第3シールリップ部
20D 基体部
20a 本体部
20b 第1中空部
20c 壁部
20d 第2中空部
20e 空気逃げ孔
20f 外方突出部分
20g 外面
20h 内面
20i 外壁面
20j 外面
20k 凹部
21 可動部材
21A 可動部材
22 固定部材
22a 凹陥
22A 固定部材
23 柔軟性リップ部
24 短形の第1突片
25 長形の第2突片
26 小突起
27 山形突起
28 上方部
29 突起
30 クッション材
301 クッション材
30A 第1シールリップ部
30B 第2シールリップ部
30C 基体部
30a 本体部
30b 第1中空部
30c 底壁部
30d 第2中空部
30e 空気逃げ孔
30f 開孔
30g 内面
30h 内面
31 台形突起
31a 山形状部
31b 円弧状部
32 山形突起
33 小突起
θ1 第1角
θ2 第2角
θ3 第3角
θ4 形成角
θ5 形成角
θ6 傾斜角
θ7 傾斜角
底壁面の左端部
2 底壁面の中間位置
3 底壁面の右端部
左端の幅長
中間位置の幅長
右端の幅長












Claims (5)

  1. 建物又は家屋に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状のクッション材であって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなるクッション材に於いて、
    前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
    前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
    前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
    前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
    前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部
    を有したことを特徴とする開口部に於けるクッション材の構造。
  2. 建物又は家屋に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状のクッション材であって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなるクッション材に於いて、前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
    前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
    前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
    前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
    を有したことを特徴とする開口部に於けるクッション材の構造。
  3. 車両に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両のウェザーストリップであって、前記車両のウェザーストリップは第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなる車両のウェザーストリップに於いて、
    前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
    前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
    前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
    前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
    前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部
    を有したことを特徴とする車両のウェザーストリップの構造。
  4. 車両に於ける可動部材と固定部材との間に介装されかつ開口部を閉止する該可動部材又は該固定部材のいずれか一方に設置・固定されてなる長尺状又は定尺状の車両のウェザーストリップであって、前記クッション材は第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなる車両のウェザーストリップに於いて、
    前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
    前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
    前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
    前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
    を有したことを特徴とする車両のウェザーストリップの構造。
  5. 車両に於けるドアパネル等と車体等との間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアパネル等又は該車体等のいずれか一方に設置・固定されてなる無端状の単一のウェザーストリップであって、
    前記単一のウェザーストリップの一部分は車両のサンルーフ側に装着されてありかつ第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、第3シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1ないし第3シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略楕円形であって長さ方向に側面形状が略楕円状の第1中空部を貫通形成すると共に下方位置に穿孔した空気逃げ孔を設けかつ頂点部分に側面が略山形状の突起を形成し、前記第2シールリップ部は側面が略L字状であって第1シールリップ部の本体部の右側から壁部を介して第1シールリップ部に連結し、前記第3シールリップ部の外方突出部分には円錐状の突起体で形成すると共に比重がSg0.1ないし0.4でなる柔軟性の樹脂(EPDM)ゴム又は合成樹脂の高発泡スポンジで形成された柔軟性リップ部を接合・配置し、前記基体部と前記壁部との間には側面が略四角形状の第2中空部を穿孔してなる単一の車両のウェザーストリップに於いて、
    前記基体部の底面の右方側に山形状に形成した短形の第1突片
    前記短形の第1突片の右横に山形状に形成した長形の第2突片
    前記基体部の底面の略中央部分に山形状に形成した小突起
    前記基体部の底面左方向側に前記第1突片と略同形状に形成した山形突起
    前記第3シールリップ部の外壁面と前記第2突片の外面との交点に半円状に形成した凹部とでなり、
    車両に於けるドアパネル等と車体等との間に介装されかつ開口部を閉止する該ドアパネル等又は該車体等のいずれか一方に設置・固定されてなる無端状の単一のウェザーストリップであって、
    前記単一のウェザーストリップの他の部分は車両のロア側に装着されてありかつ第1シールリップ部と、第2シールリップ部と、基体部とで構成され、前記第1、第2シールリップ部及び基体部は比重がSg0.4ないし0.8の柔軟性の樹脂(EPDM)であって、EPDMゴム又は熱可塑性樹脂で成形され、前記第1シールリップ部は外側面全体形状が略半楕円形であって長さ方向に側面形状が略半楕円状の第1中空部を貫通形成し、前記第2シールリップ部は右側の本体部の外面基端から略水平方向又はやや上方に傾斜させて突設し、前記基体部と前記底壁部との間には側面が略四角形状の貫通孔でなる第2中空部を穿孔し、第1中空部の本体部の内壁面に側面が略半円状の開孔を長手方向に形成してなる単一の車両のウェザーストリップに於いて、
    前記基体部の底面の左端に垂下させて山形状に形成した山形突起
    前記基体部の底面の中央に山形状に形成した小突起
    前記基体部の底面の右端に水平方向に対し略45°の傾斜角で突出形成した略台形状でなる台形突起の下方部に突出形成した山形状部
    前記台形突起の上方部に突出形成した円弧状部
    でなることを特徴とする車両のウェザーストリップの構造。
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