JPH05301547A - シール部材の取付構造 - Google Patents

シール部材の取付構造

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Publication number
JPH05301547A
JPH05301547A JP10825292A JP10825292A JPH05301547A JP H05301547 A JPH05301547 A JP H05301547A JP 10825292 A JP10825292 A JP 10825292A JP 10825292 A JP10825292 A JP 10825292A JP H05301547 A JPH05301547 A JP H05301547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
engine hood
vehicle body
connecting portion
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10825292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nishiga
伸二 西賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP10825292A priority Critical patent/JPH05301547A/ja
Publication of JPH05301547A publication Critical patent/JPH05301547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部材を適正に位置決めしつつエンジン
フードの閉時におけるシール部材の弾性反力を小さくし
て閉操作の容易性と外観品質の向上を図る。 【構成】 閉時におけるエンジンフード4の前端縁4d
よりも前方のヘッドランプ3の前端縁に位置決め用突起
部12を設けている。また、シール部材10の連結部位
15を、突起部12の上面12c及び内端面12bに沿
って配置して、エンジンフード4の前端縁4d位置より
も前方に配置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体前端部と
エンジンフードの前端部との間に介装されたシール部材
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車のラジエータグリ
ルやヘッドランプ等が位置する車体前端部とエンジンフ
ードの前端部との間には、エンジンルームをシールする
シール部材が介装されており、このシール部材の取付構
造としては、従来から様々なものが提供されている。
【0003】図3及び図4は、従来のシール部材の取付
構造の一例を示している。即ち、図中2は車体1の前部
に形成されたエンジンルーム、3,3はエンジンルーム
2の左右両端部に設けられた横長のヘッドランプ、4は
エンジンルーム2を開閉するエンジンフードであって、
このエンジンフード4の前端部4aの内側に押出成形に
より長尺に形成されたシール部材5,5が設けられてい
る。このシール部材5は、帯状の基部6と、該基部6の
先端側上部に連結部位9を介して一体に設けられたシー
ルリップ8とからなり、基部6が、エンジンフード4の
前端部4aに形成された取付孔4bにクリップ7を介し
て車体巾方向に沿って取り付けられている。そして、エ
ンジンフード4の閉時には、前記連結部位9がエンジン
フード4の前端縁4dとヘッドランプ3,3の上面3
a,3aとの間に挾圧されるようになっている(実開平
3−64152号公報等参照)。
【0004】ところで、前記シール部材5は、該エンジ
ンフード4の閉時において、基部6とシールリップ8と
の連結部位9の外面9aがエンジンフード4のアウター
パネルの外面4cとヘッドランプ3のガラス面3bと連
続的な湾曲面となるように配置されており、また、該外
面9aの露出巾つまりエンジンフード前端縁4dとヘッ
ドランプ上面3a間の開き巾aが小さくなるようにその
前後方向の取付位置が設定されている。これによって、
車体前方向からの外観上の見映えの向上を図ると共に、
走行時の風切り音の発生や空気抵抗の増加を防止するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前述のよう
に、外観上の見映え向上等のためにエンジンフード前端
縁4dとヘッドランプ3上面3a間の開き巾aを可及的
に小さく設定すると、エンジンフード4の閉時において
シール部位5の連結部位9がエンジンフード前端縁4d
とヘッドランプ上面3aとの間で圧縮変形された形にな
る。したがって、該連結部位9の弾性反力が大きくな
り、エンジンフード4の閉操作が困難になる。特に、エ
ンジンフード4の前後方向の取付位置のはらつきにより
開き巾aがさらに小さくなっている場合は、エンジンフ
ード4の閉操作が一層困難になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、ヘッドランプやラジエ
ータグリル等が位置する車体前端部とエンジンフードの
前端部との間をシールするシール部材の取付構造であっ
て、閉時における前記エンジンフードの前端部より前方
に位置する車体前端部の前端縁に、上面が平坦状の位置
決め用の突起部を車体巾方向に沿って設けると共に、前
記シール部材の基部と該基部の前端縁から立ち上がった
シールリップとの連結部位を、前記突起部の上面及び内
端面に沿って設けて、閉時のエンジンフードの前端縁位
置よりも前方に配置したことを特徴としている。
【0007】
【作用】前記構成の本発明によれば、シール部材を車体
前端部に取り付ける際には、基部とシールリップの連結
部位を、突起部の上面及び内端面に当接させて位置決め
すると共に、基部下面を両面接着テープ等で車体前端部
上面に接着する。これにより、連結部位が、エンジンフ
ードの前端縁よりも前方に配置される。このため、エン
ジンフードの閉時において、連結部位の外端面が、エン
ジンフード前端面と車体前端部の前端面と略連続的な面
になると共に、エンジンフードの前端縁が連結部位では
なく、シールリップの先端側を押圧するため、該シール
リップは比較的容易に下方へ変形する。したがって、シ
ール部材の弾性反力が小さくなり、エンジンフードの閉
操作が容易になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0009】図1は本発明に係るシール部材の取付構造
の一実施例を示し、図中2はエンジンルーム、3は車体
前端部に位置する横長なヘッドランプ、4はエンジンフ
ード、10はヘッドランプ3の上面に取り付けられたシ
ール部材であって、前記ヘッドランプ3は、前端側に位
置する硬質なガラス部材11の平坦な上面11aの前端
縁に突起部12が車体巾方向に沿って一体に設けられて
いる。この突起部12は、略台形状に形成され、外端面
12aがガラス部材11の湾曲状前面11bと連続的な
湾曲面状に形成されている一方、内端面12bは、垂直
状に形成されている。また、上面12cは、平坦状に形
成されて、ガラス部材11の上面11aに対して平行段
差状になっている。また、この突起部12は、閉時にお
けるエンジンフード4の前端縁4d位置よりも前方に配
置されている。
【0010】前記シール部材10は、押出成形によって
スポンジゴム材で横断面L字形状に形成され、平板状の
基部13と、該基部13の前端縁に連結されたシールリ
ップ14と、該基部13の前端縁とシールリップ14の
下端縁間の連結部位15とから構成されている。前記シ
ールリップ14は、連結部位15から立ち上がって内方
に湾曲状に折曲形成されている。また、前記連結部位1
5は、外端部に前記突起部12の内端面12bと上面1
2cとに嵌合状態に当接する横断面略逆L字形の切欠面
15aが形成されている。また、この連結部位15は、
エンジンフード4の前端縁4dよりも前方に配置される
ようになっている。つまり、該連結部位15の湾曲状内
端部15bと閉時におけるエンジンフード4の前端縁4
dのと間には、図1及び図2に示すように一定巾のクリ
アランスCが形成されている。
【0011】したがって、この実施例によれば、シール
部材10をヘッドランプ3の上面に取り付けるには、予
めガラス部材11の上面11aの前端位置に突起部12
に沿って位置決めしつつ両面接着テープ16を車体巾方
向に接着しておく。次に、シール部材10の連結部位1
5の切欠面15aを突起部12の上面12c及び内端面
12bに当接させて位置決めを行いつつ基部13下面を
両面接着テープ16の上面に接着する。これによって、
シール部材10は、前後方向に位置ずれが生じることな
く突起部12に沿って適正な位置に簡単かつ確実に固定
される。
【0012】また、エンジンフード4の閉時には、図2
に示すようにエンジンフード4の前端部4aがシールリ
ップ14の先端部14a上面をオーバーストローク状態
で押圧すると、該シールリップ14はクリアランスCを
介して連結部位15よりも先端側の部位14bを中心と
して下方へ容易に湾曲変形する。このため、該連結部位
15による大きな弾性反力の発生が防止されて、エンジ
ンフード4の閉操作が容易になる。
【0013】そして、斯かるエンジンフード4を閉塞す
ると、突起部12とシールリップ14の各外端面12
a,14c及びエンジンフード4のアウターパネルの前
端部4a外面4cが連続的な湾曲面となるため、見映え
が良好となり、外観品質の向上が図れる。
【0014】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、突起部12をヘッドランプ3の上面ばかりでな
く、ラジエータグリルの上面に車体巾方向に設けること
も可能である。また、シール部材10を、両面接着テー
プではなくクリップ等によって取り付けることも実施に
応じて任意である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るシール部材の取付構造によれば、シール部材を突起
部に沿って位置決めしながら車体前端部に取り付けるよ
うにしため、前後方向の位置ずれが発生することなく、
適正な位置に簡単かつ確実に取り付けることができる。
【0016】しかも、基部とシールリップの連結部位
を、閉時におけるエンジンフードの前端縁よりも前方位
置に配置したため、エンジンフードの前端縁が前記連結
部位に当接することなくシールリップの先端側に当接す
るため、シール部材の弾性反力を可及的に小さくするこ
とができ、エンジンフードの閉操作が容易になる。この
結果、前記適正な位置決め作用と相俟って突起部とシー
ル部材及びエンジンフードの各外端面を連続的な湾曲面
とすることができ、見映えが良好となり外観品質の向上
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシール部材の取付構造の一実施例
を示す要部断面図。
【図2】本実施例の作用を示す要部断面図。
【図3】従来のシール部材の取付構造が適用された車両
の前端部を示す斜視図。
【図4】従来のシール部材の取付構造を示す図3のA−
A線断面図。
【符号の説明】
1…車体、3…ヘッドランプ、4…エンジンフード、4
a…前端部、4d…前端縁、10…シール部材、11…
ガラス部材、12…突起部、12b…内端面、12c…
上面、13…基部、14…シールリップ、15…連結部
位。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドランプやラジエータグリル等が位
    置する車体前端部とエンジンフードの前端部との間をシ
    ールするシール部材の取付構造であって、閉時における
    前記エンジンフードの前端部より前方に位置する車体前
    端部の前端縁に、上面が平坦状の位置決め用の突起部を
    車体巾方向に沿って設けると共に、前記シール部材の基
    部と該基部の前端縁から立ち上がったシールリップとの
    連結部位を、前記突起部の上面及び内端面に沿って設け
    て、閉時のエンジンフードの前端縁位置よりも前方に配
    置したことを特徴とするシール部材の取付構造。
JP10825292A 1992-04-28 1992-04-28 シール部材の取付構造 Pending JPH05301547A (ja)

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JP (1) JPH05301547A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7344133B2 (en) * 2000-05-29 2008-03-18 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding method and device and image forming apparatus using the device
JP2009234497A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toyoda Gosei Co Ltd ウエザストリップ
JP2016182864A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車のフードシール取付構造
WO2023090041A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 Ihi運搬機械株式会社 船積み用雨除け装置

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