JP2575927Y2 - 自動車のドアウエストシ−ル構造 - Google Patents

自動車のドアウエストシ−ル構造

Info

Publication number
JP2575927Y2
JP2575927Y2 JP1991094632U JP9463291U JP2575927Y2 JP 2575927 Y2 JP2575927 Y2 JP 2575927Y2 JP 1991094632 U JP1991094632 U JP 1991094632U JP 9463291 U JP9463291 U JP 9463291U JP 2575927 Y2 JP2575927 Y2 JP 2575927Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
lip
waist seal
glass
spring plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991094632U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0535422U (ja
Inventor
信雄 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP1991094632U priority Critical patent/JP2575927Y2/ja
Publication of JPH0535422U publication Critical patent/JPH0535422U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575927Y2 publication Critical patent/JP2575927Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のドアに装備す
るウエストシ−ル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアのウエストシ−ルは車内へ
のほこり、音の浸入を防ぎ気密性を確保すると共に、ド
アガラスの汚れを落とす作用をなす。ドアウエストシ−
ルはドアガラスを境にして車の外側に位置するドアアウ
トサイドシ−ルと車内に位置するドアインサイドシ−ル
とよりなる。
【0003】ウエストシ−ルのドアガラスに接触するリ
ップ部は金属インサ−トと共に押出し成形され、その素
材は塩化ビニ−ルや軟質オレフイン系、および一部では
押出し連続加硫可能なゴム等で形成されている。しか
し、ドアガラスは締切り時、外方向へのウインドレギュ
レ−タの反力により常に外側(アウトサイドシ−ル)を
押圧しているので、ドアアウトサイドのウエストシ−ル
のリップ部の材質は経時的に疲労し、ヘタリが発生し、
ドアガラスの昇降時に、リップ部がガラスの動きに追従
できなくなってしまった。ドアアウトサイドシ−ルのリ
ップ部はドアガラスの上下昇降操作によりガラス面の雨
水を払拭する。しかし、ドアミラ−付の車体の場合、乗
員はガラスの前部分のコ−ナ−部分(図4に示す矢印A
の部分)からミラ−を見るのであるが、ウエストシ−ル
のガラス面への接触具合により、ドアの前部のミラ−の
視界部分がガラスを上下に移動しても、ガラス面に接触
しない部分が拭き残しとなってしまい、鮮明なミラ−部
分の視界が確保できず、乗員が降車してガラス面を拭か
ざるをえなかった。
【0004】そこで、図5に示すように、リップ部10
を備えたウエストシ−ル15をトリム17にフロ−テイ
ング状態で取付け、さらに、インナパネル19とウエス
トシ−ル15間にバネ部材(コイルバネあるいは板バ
ネ)20を介在させて、ウエストシ−ル15のリップ部
10をリップ部の素材の弾性力とバネ部材20の弾性力
との二重の弾性力により、ドアガラス5の内面にリップ
部10を常時圧接するよう構成したドアインサイドシ−
ルが特開昭57−175426号公報に開示されてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、開示されてい
るウエストシ−ルの構造は、トリム17にウエストシ−
ル全体をフロ−テイング状態に保持し、バネ部材20で
ウエストシ−ル全体をドアガラス5方向に押しつける構
成となっているので、構造が複雑で部品点数が多く、組
付け作業が困難であった。また、ドアガラス5とリップ
部10はバネ部材20の押圧で密着されるが、トリム1
7とウエストシ−ル15との間は気密性の維持が確保さ
れないという不具合が生じた。そこで、この考案は簡単
な構成で組立ての作業効率がよく、確実に必要個所のド
アガラスの払拭を達成するドアアウトサイドシ−ルのウ
エストシ−ル構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車のドアウ
エストシール構造を構成するドアウエストシールは、ド
アパネルの上縁部に装着されるとともに、鋭角度の傾斜
角度でドアガラス側へ突設される2段のリップ部と、各
リップ部に設けられてリップ部をドアガラス側へ付勢す
る押圧補助部材であるバネ板を有する。そして、バネ板
は、リップ部の幅とほぼ同寸法を有する長尺板であっ
て、リップ部の根本に適宜間隔で穿孔される横長の差し
込み孔に差し込まれる取付足と、取付足に対してリップ
部の傾斜角度より大きな角度で折り曲げられてリップ部
をガラスに向けて付勢するバネ板部を備える。さらに、
取付足は先端部分を突出させて幅を広くした抜け止め部
を備えるものである。
【0007】
【作用】押圧補助部材の取付足をウエストシ−ルの差し
込み孔に挿入してバネ板をリップ部に載置すると、バネ
板はリップ部をドアガラス面方向に押圧する。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図1は図4に示す自動車1の前部の斜視図の線B−Bの
断面図(ドアインナサイドシ−ルを省略している)、図
2はリップ部の拡大説明図である。ドアインナ52とド
アアウタ54とよりなるアウタドア50の上端縁にはア
ウタウエストシ−ル60が装着されている。アウタウエ
ストシ−ル60は金属インサ−ト62を中心に押出し成
形により塩化ビニ−ル等の軟質合成樹脂を一体成形して
いる。アウタウエストシ−ル60はドアインナ52側に
リップ部70を突設する。リップ部70はアウタウエス
トシ−ル60に対して角度αの傾斜角度で突設する。こ
の実施例ではリップ部70は上下に2段設けているが、
必要に応じて複数段としても良い。突設したリップ部7
0の根本部分には横長の差し込み孔75を適宜間隔に複
数個穿孔する。この差し込み孔75には押圧補助部材で
あるバネ板80の取付足85を差し込む。バネ板80は
リップ部70の幅とほぼ同寸法の幅寸法を有する長尺板
であって、リップ部70の差し込み孔75の間隔と同一
の間隔に取付足85を延設する(図3参照)。取付足8
5はその先端部分を突出させて幅を広くした抜け止め部
87を形成する。バネ板80と取付足85とはほぼ角度
βの傾斜角度をもたせて設ける。角度βと角度αの関係
は角度βは角度αより僅かに大きい角度としている。
【0009】このように構成する押圧補助部材のバネ板
80をアウタウエストシ−ル60に装着する方法を説明
する。バネ板80の取付足85をリップ部80の差し込
み孔75に挿入し、バネ板80をリップ部70の傾斜面
の上部に載置する。すると、バネ板80の傾斜角度βは
リップ部70の傾斜角度αより僅かに大きいので、バネ
板80がリップ部70を矢印C方向に押圧する。アウタ
ドア50の上端縁に装着したアウタウエストシ−ル60
のリップ部70はドアガラス5の外側面に圧接している
が、リップ部70にバネ板80を取り付けていると、バ
ネ板80がリップ部70をガラス5方向、図1の矢印C
方向に常時押圧しているので、リップ部70の先端は確
実にガラス5の外側面に接触する。そして、ドアガラス
5を昇降させることによって、ガラス5の外面に圧接し
ているリップ部70が、ガラス5の外側表面に付着する
雨水を払拭する。
【0010】押圧補助部材であるバネ板80をガラス5
が図4の矢印Aで示す部分を昇降する範囲(図4の矢印
Aで示す範囲)のアウタドア50の上縁に装着すること
により、矢印Aで示す範囲の雨水を完全に払拭する。ま
た、バネ板80は取付足85の先端の抜け止め部87に
より、挿入された取付足85は差し込み孔75から脱出
することがない。
【0011】
【考案の効果】本考案のドアウエストシ−ル構造は既存
のウエストシ−ルに押圧補助部材を装着するのみの部品
点数の少ない簡単な構成で確実なドアガラス面のシ−ル
を達成する。また、シ−ル部はシ−ル部の上面に載置し
たバネ板により常時適当な押圧を受け、従来のウエスト
シ−ルのような経時疲労によるヘタリを生ずることがな
く、ドアガラスの昇降に追従、摺接し、ガラス面に付着
する雨水を確実に払拭する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4の線B−Bの断面図。
【図2】ウエストシ−ルの斜視図。
【図3】押圧補助部材の斜視図。
【図4】自動車の前部を示す斜視図。
【図5】従来のウエストシ−ルの断面図。
【符号の説明】
1 車体 5 ドアガラス 50 ドア 60 アウタウエストシ−ル 70 リップ部 75 差し込み孔 80 バネ板 85 取付足

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアパネルに装着されてドアガ
    ラスとの間をシールするドアウエストシール構造であっ
    て、 ドアウエストシールは、ドアパネルの上縁部に装着され
    るとともに、鋭角度の傾斜角度でドアガラス側へ突設さ
    れる2段のリップ部と、各リップ部に設けられてリップ
    部をドアガラス側へ付勢する押圧補助部材であるバネ板
    を有し、 バネ板は、リップ部の幅とほぼ同寸法を有する長尺板で
    あって、リップ部の根本に適宜間隔で穿孔される横長の
    差し込み孔に差し込まれる取付足と、取付足に対してリ
    ップ部の傾斜角度より大きな角度で折り曲げられてリッ
    プ部をガラスに向けて付勢するバネ板部を備え、 取付足は先端部分を突出させて幅を広くした抜け止め部
    を備える自動車のドアウエストシール構造。
JP1991094632U 1991-10-23 1991-10-23 自動車のドアウエストシ−ル構造 Expired - Fee Related JP2575927Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991094632U JP2575927Y2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 自動車のドアウエストシ−ル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991094632U JP2575927Y2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 自動車のドアウエストシ−ル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0535422U JPH0535422U (ja) 1993-05-14
JP2575927Y2 true JP2575927Y2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=14115644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991094632U Expired - Fee Related JP2575927Y2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 自動車のドアウエストシ−ル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575927Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100980629B1 (ko) * 2004-12-13 2010-09-07 현대자동차주식회사 자동차용 도어벨트몰딩구조

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316093U (ja) * 1976-07-21 1978-02-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0535422U (ja) 1993-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SK285880B6 (sk) Tesnenie na sklá vozidiel
JPS6234812A (ja) 自動車用窓フレ−ムの雨よけシ−ル
JPH0610017U (ja) 自動車用ドアガラスウエザストリップ
JP3717877B2 (ja) 車両用インナーベルトモール、及びその取付構造
JP2575927Y2 (ja) 自動車のドアウエストシ−ル構造
JP2001253245A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2002362161A (ja) 車両用シール部品
JP3178325B2 (ja) ドアガラスウエザストリップの取付構造
JP3191501B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0640496Y2 (ja) 自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造
JPH05301547A (ja) シール部材の取付構造
JP2001315531A (ja) ドアパネルとウエザーストリップの組合せ構造
JP2873400B2 (ja) 自動車ドアのベルトライン構造
JP2564810Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップの取付構造
JPS6236646Y2 (ja)
JP4585112B2 (ja) ダブルシール付き自動車用サイドバイザー
JP2567935Y2 (ja) ドアウエザストリップの取付構造
JPS6239932Y2 (ja)
JP2880174B2 (ja) サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造
JPH08172Y2 (ja) 自動車のドアトリム構造
JPH0232500Y2 (ja)
JPH0618810Y2 (ja) 自動車用ドアトリムにおけるウエザーストリップの取付構造
JPS6143610Y2 (ja)
JPH0632140U (ja) ドアトリム
JP2592262Y2 (ja) 自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees