JP2001315531A - ドアパネルとウエザーストリップの組合せ構造 - Google Patents

ドアパネルとウエザーストリップの組合せ構造

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JP2001315531A
JP2001315531A JP2000134420A JP2000134420A JP2001315531A JP 2001315531 A JP2001315531 A JP 2001315531A JP 2000134420 A JP2000134420 A JP 2000134420A JP 2000134420 A JP2000134420 A JP 2000134420A JP 2001315531 A JP2001315531 A JP 2001315531A
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weather strip
panel
door panel
weatherstrip
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JP2000134420A
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English (en)
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Hideshi Tsuchida
英志 土田
Akira Yoshioka
顕 吉岡
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエザーストリップ50をドアパネル10に
取付けるために、接着テープ52や高発泡スポンジゴム
53をクリップ30と並用するとウエザーストリップ5
0の位置決めが確実でなく、水を排出するドリップ機能
も十分でなくなる。 【解決手段】 ドアパネル10の周端でインナーパネル
11とアウターパネル12とが重合する部分における該
アウターパネル12の先端部を、室内側へ突出させてド
リップ機能を発揮する返り部13を形成すると共に、そ
の返り部13をウエザーストリップ20の車外側に形成
した圧入凹部21に圧入して、返り部13と支持部15
でウエザーストリップ20の凸部22を強固に挟持して
該ウエザーストリップ20の位置規制を行う。また、返
り部13の先端部分を上向部14として、ドリップ機能
を向上させ、ウエザーストリップ20の位置規制をより
確実とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動車のドアパ
ネルとそれに取付けられるウエザーストリップの組合せ
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1乃至図4を参照して説明する。従
来、自動車のプレスドアにおいては、当該ドアパネル1
0にウエザーストリップ50を固定するためにリテーナ
ー51を介して行っていた(図2参照)。しかし、最近
の傾向として、自動車の軽量化および生産コストの低減
化を図るためにリテーナー51に代えて、接着テープ5
2とクリップ30を並用してウエザーストリップ50を
ドアパネル10に固定する手段が採られるようになって
いる(図3参照)。また、近年開発された見掛け比重が
0.1〜0.3の高発泡スポンジゴム53とクリップ3
0を並用する手段も採用されるようになっている(図4
参照)。
【0003】これら接着テープ52あるいは高発泡スポ
ンジゴム53をクリップ30と並用する手段において
は、自動車の軽量化および生産コストの低減化を図るこ
とができるものの、リテーナー51を介する手段と比較
して、ウエザーストリップ50を固定する際の位置決め
が確実でなく、また、侵入してくる水を排出するいわゆ
るドリップ機能が十分でないといった新たな問題があ
る。
【0004】また図2〜図4に示す如く、アウターパネ
ル12の先端部17が角部となっており、露出している
と錆が発生しやすいので、先端部17が直接雨水等の水
にさらされない様にシーラー16を塗布している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、ウエザーストリップ50をドアパネル10に取付
けるためにリテーナー51を使用すると自動車の軽量化
および生産コストの低減化が図れず、また、接着テープ
52あるいは高発泡スポンジゴム53をクリップ30と
並用するとウエザーストリップ50の位置決めが確実で
なく、水を排出するドリップ機能も十分でないことであ
る。また、アウターパネル12の先端部17に、シーラ
ー16を塗布する手間を要することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 図1、図5および図6
を参照して説明する。本発明のドアパネルとウエザース
トリップの組合せ構造は、自動車のインナーパネル11
とアウターパネル12とで構成されるドアパネル10
と、その周端部に沿って取付けられるウエザーストリッ
プ20の組合せ構造において、ドアパネル10の周端で
インナーパネル11とアウターパネル12とが重合する
部分における該アウターパネル12の先端部を室内側へ
突出させてドリップ機能を発揮する返り部13を形成す
ると共に、該返り部13をウエザーストリップ20の車
外側に形成した圧入凹部21に圧入して、返り部13と
その直下に位置するインナーパネル11の支持部15で
ウエザーストリップ20の圧入凹部21の直下部分であ
る凸部22を強固に挟持して該ウエザーストリップ20
の位置規制を行い、かつ、ウエザーストリップ20の基
部23をインナーパネル11にクリップ30で固定して
ある。
【0007】なお、この発明において、返り部13の先
端部分を上向きに湾曲させた上向部14として、ドリッ
プ機能を向上させると共に、ウエザーストリップ20の
位置規制をより確実とすると良い。
【0008】
【発明の実施の形態】 本発明の実施形態を、図1、図
5および図6に示す。本発明は、自動車のインナーパネ
ル11とアウターパネル12とで構成されるドアパネル
(プレスドアパネル)10と、その周端部に沿って取付
けられるウエザーストリップ20の組合せ構造である。
そして、ドアパネル10の周端で、インナーパネル11
とアウターパネル12とが重合する部分における当該ア
ウターパネル12の先端部を室内側へ突出させて、ドリ
ップ機能を発揮する返り部13を形成している。
【0009】さらに、その返り部13をウエザーストリ
ップ20の車外側に形成した圧入凹部21に圧入して、
返り部13とその直下に位置するインナーパネル11の
支持部15でウエザーストリップ20の圧入凹部21の
直下部分である凸部22を強固に挟持して、当該ウエザ
ーストリップ20の位置規制を行っている。また、ウエ
ザーストリップ20の基部23をインナーパネル11に
クリップ30で固定している。またさらに、返り部13
の先端部分を上向きに湾曲させた上向部14として、ド
リップ機能を向上させると共に、ウエザーストリップ2
0の位置規制をより確実にしている(図6参照)。
【0010】このウエザーストリップ20は、基部23
の他にボディパネルに弾接する中空シール部24とシー
ルリップ部25、およびインナーパネル11に弾接する
小リップ部26を備えている。また、基部23とインナ
ーパネル11との間にシール材31を設けて、ウエザー
ストリップ20とインナーパネル11との間のシール性
をより高めている。ここで、シール材30としては、一
例として比重0.1〜0.3の高発泡スポンジゴムがあ
げられる。シール材30は、ウエザーストリップ20と
一体でも別体でもよいが、一体として同時押出成形した
方が製造コストが安くなるので望ましい。
【0011】なお、本実施形態においては、自動車のル
ーフ側部分の構造を示しているが、ピラー側やロア
(下)側にも同様の返り部13および圧入凹部21を設
けることができる。
【0012】本発明に係る構造の作用を説明する。本構
造におけるウエザーストリップ20は、一定間隔をあけ
て複数のクリップ30でドアパネル10に固定してい
る。従って、当該ウエザーストリップ20はドアパネル
10に強固に固定される。
【0013】ここで、クリップ30は一定間隔毎に設け
られるため、何らの手当てもしなければウエザーストリ
ップ20のクリップ30とクリップ30との間に位置す
る部分が強固に固定されず、基部23が浮いた状態とな
って位置ずれし易くなってしまう。しかし、本発明では
ドアパネル10に返り部13を設けると共に、その返り
部13にドアウエザーストリップ20の圧入凹部21を
密に圧入し、返り部13とその直下に位置するインナー
パネル11の支持部15でウエザーストリップ20の圧
入凹部21の直下部分である凸部22を強固に挟持して
いる。
【0014】これにより、クリップ30で固定している
部分のみならず、クリップ30とクリップ30との間部
分においてもウエザーストリップ20の基部23はドア
パネル10に強く押しつけられた状態となる。従って、
ウエザーストリップ20が位置ずれすることがない。
【0015】また、ドアパネル10に形成した返り部1
3はドリップ機能を発揮する。すなわち、ボディパネル
40とドアパネル10との間から侵入した雨水等は返り
部13の上面に沿って前後方向に導かれ、車外へ円滑に
排出される。
【0016】本実施形態にあっては、この返り部13の
先端部分に上向部14を形成したので、この上向部14
が側壁の役割を果たし、雨水等の室内への侵入がより確
実に阻止され、ドリップ機能がさらに向上する。また、
上向部14を形成したことによって、当該上向部14が
ウエザーストリップ20に係合し易くなり、ウエザース
トリップ20の室内側への位置ずれを、さらに確実に防
止することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、ドアパネル10に返り部13
を形成すると共に、ウエザーストリップ20に圧入凹部
21を設けて、当該圧入凹部21に返り部13を圧入
し、返り部13とインナーパネル11の支持部15でウ
エザーストリップ20の凸部22を強固に挟持している
ので、ウエザーストリップ20がその全長にわたってド
アパネル10に強固に押付けられた状態となる。従っ
て、ウエザーストリップ20がドアパネル10から位置
ずれして、シール性が低下したり見栄えが悪くなるとい
った問題が発生しない。
【0018】また、返り部13にはドリップ機能を持た
せているので、雨水等を円滑に車外に排出することがで
き、室内への侵入を未然に防止することができる。な
お、返り部13の先端部分に上向部14を形成すること
によって、ドリップ機能をさらに向上させることがで
き、雨水等の室内への侵入をさらに確実に防止すること
ができると共に、ウエザーストリップ20の室内側への
位置ずれをさらに確実に防止することができる。
【0019】従来ではアウターパネル12の先端部17
というのは角部であり、錆が発生しやすいため、シーラ
ー16が、先端部17が直接雨水等の水にさらされない
様に塗布される。本案では図5中における返り部13お
よび図6中における上向部14がアウターパネル12の
先端となるが、ウエザーストリップ20の圧入凹部21
によっておおわれているため、若干の水の浸入はあるも
のの従来の様に直接的な水のかかりはなく且つ錆を発生
促進させる酸化が起きにくい(空気に直接触れにくい)
ため、シーラー16を廃止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドアパネルとウエザーストリップが設けられ
ている自動車を示す側面図である。
【図2】 従来のリテーナーを使用したドアパネルとウ
エザーストリップの組合せ構造を示す図1におけるA−
A線断面図である。
【図3】 従来の接着テープを使用したドアパネルとウ
エザーストリップの組合せ構造を示す図1におけるA−
A線断面図である。
【図4】 従来の高発泡スポンジゴムを使用したドアパ
ネルとウエザーストリップの組合せ構造を示す図1にお
けるA−A線断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態を示す図1におけるA−
A線断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態におけるドアパネルを
示す図1におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 ドアパネル 11 インナーパネル 12 アウターパネル 13 返り部 14 上向部 15 支持部 16 シーラー 17 アウターパネル先端部 20 ウエザーストリップ 21 圧入凹部 22 凸部 23 基部 24 中空シール部 25 シールリップ部 26 小リップ部 30 クリップ 31 シール材 40 ボディパネル 50 ウエザーストリップ 51 リテーナー 52 接着テープ 53 高発泡スポンジゴム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインナーパネル(11)とアウ
    ターパネル(12)とで構成されるドアパネル(10)
    と、その周端部に沿って取付けられるウエザーストリッ
    プ(20)の組合せ構造において、ドアパネル(10)
    の周端でインナーパネル(11)とアウターパネル(1
    2)とが重合する部分における該アウターパネル(1
    2)の先端部を室内側へ突出させてドリップ機能を発揮
    する返り部(13)を形成すると共に、該返り部(1
    3)をウエザーストリップ(20)の車外側に形成した
    圧入凹部(21)に圧入して、返り部(13)とその直
    下に位置するインナーパネル(11)の支持部(15)
    でウエザーストリップ(20)の圧入凹部(21)の直
    下部分である凸部(22)を強固に挟持して該ウエザー
    ストリップ(20)の位置規制を行い、かつ、ウエザー
    ストリップ(20)の基部(23)をインナーパネル
    (11)にクリップ(30)で固定してなるドアパネル
    とウエザーストリップの組合せ構造。
  2. 【請求項2】 返り部(13)の先端部分を上向きに湾
    曲させた上向部(14)として、ドリップ機能を向上さ
    せると共に、ウエザーストリップ(20)の位置規制を
    より確実としてなる請求項1に記載のドアパネルとウエ
    ザーストリップの組合せ構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10304031A1 (de) * 2003-02-01 2004-08-05 Adam Opel Ag Dichtungssystem für eine verschließbare Karosserieöffnung eines Kraftfahrzeuges
JP2011088470A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用ウェザーストリップの取付構造及びその取付方法
CN105522902A (zh) * 2014-10-20 2016-04-27 本田技研工业株式会社 挡风雨条
CN111717296A (zh) * 2019-03-18 2020-09-29 晟通科技集团有限公司 具有密封功能的箱体箱门

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