JPH0640496Y2 - 自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造 - Google Patents

自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造

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JPH0640496Y2
JPH0640496Y2 JP1986094339U JP9433986U JPH0640496Y2 JP H0640496 Y2 JPH0640496 Y2 JP H0640496Y2 JP 1986094339 U JP1986094339 U JP 1986094339U JP 9433986 U JP9433986 U JP 9433986U JP H0640496 Y2 JPH0640496 Y2 JP H0640496Y2
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JP
Japan
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weather strip
pad material
garnish
locking claw
door trim
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昭一 伊藤
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、自動車用ドアトリムにおけるウェザースト
リップの取付構造の改良に関する。
《従来技術とその問題点》 従来のウェザーストリップの取付構造を第3図を例示し
て説明する。
まず、ウェザーストリップ1は、ゴム,軟質樹脂等の弾
性体の内部に保形性を備えた芯金2を埋設して一体に成
形されており、このウェザーストリップ1の一側面側に
は、図示しないウィンドガラスと摺接する舌片3が条設
されているとともに、他方側面には芯金2を切起こし
て、適宜箇所に係止爪4が突設形成されている。
このウェザーストリップ1は、ドアトリム上縁に位置す
るガーニッシュ5の折曲端側面5aに装着されるが、この
折曲端側面5aに取付孔6が適宜設けられ、この取付孔6
内に前述の係止爪4を挿入し、折曲固定することによ
り、ウェザーストリップ1をガーニッシュ5に取り付け
るようにしている。
ところで、ガーニッシュ5の表面に、パッド材7,表皮材
8が、通常被覆されているが、最近では組立工数の簡略
化から、パッド材7と表皮材8とを一体化した積層シー
トが多用される傾向にある。そして、上述したようにウ
ェザーストリップ1を、ドアトリムのガーニッシュ5に
取り付ける際、パッド材7が厚い場合、ウェザーストリ
ップ1を強固に取り付けるには、取付孔6近傍のパッド
材を極度に圧縮させた形で係止爪4を折曲固定しなけれ
ばならず、そうした場合パッド材7の反発力により、ウ
ェザーストリップ1の長尺方向に沿って蛇行が発生し、
極めて体裁の悪いものになるとともに、ウィドガラスの
円滑な昇降操作が期待できないばかりかそのシール機能
も低下してしまう。
この対策として、ガーニッシュ5の折曲端側面5aに位置
するパッド材7を削りとり、パッド材7の悪影響を排除
するようにしているが、この場合パッド材7を削りとる
工数が多くかかり、コストアップにならざるを得ず、実
用的な対策ではなかった。
《考案の目的》 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、この
考案の目的とするところは、パッド材付表皮材を用い、
ガーニッシュの折曲端側面にパッド材が積層される場合
でも、このパッド材を削りとる作業を廃止し、しかも簡
単な構成で確実にウェザーストリップを固定することが
でき、ウェザーストリップの蛇行を確実に防止するよう
にしたウェザーストリップの取付構造を提供することに
ある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案は、可撓性を備えた
ウェザーストリップ本体と、この本体内に埋設される
か、もしくは背面側に取着され、ウェザーストリップ本
体を保持する芯金とから構成されるウェザーストリップ
であって、 前記芯金の適宜箇所を後方に切り起こすことにより形成
された係止爪を、ドアトリム上縁に位置し、かつパッド
材付表皮材により被覆されたガーニッシュにに前記係止
爪と対応して穿設された取付孔に折曲固定してなるウェ
ザーストリップの取付構造において、 前記係止爪の基部には、パッド材の厚みと略同一の高さ
寸法をもち、かつ、取付孔の上下寸法よりも巾広の段部
を備え、この段部をスペーサとして、パッド材内部に介
在させるとともに、係止爪先端をガーニッシュ裏面側に
折曲固定するようにしたことを特徴とする。
すなわち、前記構成によれば、ウェザーストリップの芯
金に切りおこされる係止爪の基部には、パッド材の厚み
と略同一の高さ寸法をもち、かつ取付孔の上下寸法より
も巾広の段部を備えるようにしたものであるから、この
段部がパッド材内部でスペーサとして作用し、係止爪の
先端のみが、ガーニッシュ裏面側に折曲固定されるた
め、取付孔近傍のパッド材が無理に圧縮されることがな
いので、ウェザーストリップはその長尺方向に沿って蛇
行が発生することなく、最適な取付けが期待できる。
従って、本願はパッド材付表皮材を使用するタイプのド
アトリムにおいて、パッド材を削りとる作業を不要と
し、コストダウンを図るとともに、この排除作業をする
ことなしに、ウィンドガラスの円滑な昇降操作が期待で
きるとともに、見栄えの低下を防ぎ、かつ確実なシール
機能を長期に亘り維持することができる等種々の利点を
有する。
《実施例の説明》 以下、本考案に係るウェザーストリップの取付構造の一
実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図はウェザーストリップをガーニッシュに取り付け
る状態を示す分解斜視図、第2図は同取付状態を示す断
面図である。
図面において、ウェザーストリップ10は、一方側面にシ
ール舌片11aを形成した軟質塩ビ樹脂,ゴム等の弾性体
からなるウェザーストリップ本体11と、このウェザース
トリップ本体11の背面に取着される金属製の芯金12とか
ら構成されている。
なお、この芯金12には、所定ピッチ毎に係止爪13が切り
起こされ、ウェザーストリップ10の背面側に突設形成さ
れるが、この係止爪13の形状は、図面に示すように、基
部に段部14を備え、この段部14より幅狭の折曲部15を後
述する取付けによりドアトリムのガーニッシュに取り付
けるようにしている。
なお、これらウェザーストリップ本体11と芯金12とは、
押出し成形機により一体的に押出し成形される。
一方、ガーニッシュ20は、湾曲状に成形された複合樹脂
製芯材で構成され、ガーニッシュ20の表面にPVCシート,
ABSシート等の表皮材21が被覆されている。そして、ガ
ーニッシュ20に緩衝性を与えるため、表皮材21の裏面に
は、予めPPF,PEF等のパッド材22がラミネートされてい
る。
そして、ガーニッシュ20の形状は、先端縁を折曲し、こ
の折曲端20a面は、ウェザーストリップ10を安定して取
着するため、フラット面に形成されているとともに、所
定ピッチ毎に前述した係止爪13を挿入固定するための取
付孔23が設けられ、かつこの取付孔23に対応した表皮材
21,パッド材22にはスリット24が開設されている。
次に、このように構成されたガーニッシュ20に対して、
ウェザーストリップ10を取り付けるには、ウェザースト
リップ10をガーニッシュ20に対して位置決めした後、係
止爪13を上述したスリット24を通して取付孔23内に挿入
した後、係止爪13の折曲部15のみを左右いずれかの方向
に折曲固定する。
従って、ウェザーストリップ10をガーニッシュ20に取り
付けた状態では、第2図に示すように、係止爪13の段部
14が、パッド材22内部でスペーサとして機能し、ウェザ
ーストリップ10の取着に際して、パッド材22が圧縮され
ることがないので、パッド材22の反発力も作用せず、ウ
ェザーストリップ10は、ガーニッシュ20の折曲端と20a
面から係止爪13の段部14のクリアランスをもって平行に
取り付けられるため、長尺方向に沿う蛇行等の不具合が
有効に解決される。
なお、上記係止爪13の段部14の寸法は、パッド材22の厚
みにほぼ相当するように設定されていれば良く、パッド
材22の多少の厚みの誤差は吸収できるものである。そし
て、ウェザーストリップ10の取付作業において、係止爪
13の段部14と折曲部15との境界に撓曲が容易な折曲溝
(図示せず)を形成しておけば、折曲作業は容易とな
る。また、スリット24をパッド材22に開設するのを止め
て、係止爪13の挿入時に切欠いて取着するようにしても
良い。
このように本願に係るウェザーストリップの取付構造に
あっては、最近多用されているパッド材付表皮材を用い
たドアトリムにおいて、ウェザーストリップ取付面に位
置するパッド材を削りとる作業を不要とし、コストダウ
ンを図るとともに、ウェザーストリップの長尺方向に沿
って蛇行が生じることなく、適正位置にウェザーストリ
ップを取付固定することができるため、ウィドガラスの
円滑な昇降操作が期待でき、見栄えも良く、シール機能
も向上する等、極めて実用的な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウェザーストリップの取付構造の
一実施例を示す全体斜視図、第2図は同ウェザーストリ
ップを取り付けた状態を示す縦断面図、第3図は従来の
ウェザーストリップの取付構造を示す全体斜視図であ
る。 10……ウェザーストリップ 11……ウェザーストリップ本体 12……芯金 13……係止爪 14……段部 15……折曲部 20……ガーニッシュ 21……表皮材 22……パッド材 23……取付孔 24……スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を備えたウェザーストリップ本体
    と、この本体内に埋設されるか、もしくは背面側に取着
    され、ウェザーストリップ本体を保持する芯金とから構
    成されるウェザーストリップであって、 前記芯金の適宜箇所を後方に切り起こすことににより形
    成された係止爪を、ドアトリム上縁に位置し、かつパッ
    ド材付表皮材により被覆されたガーニッシュにに前記係
    止爪と対応して穿設された取付孔に折曲固定してなるウ
    ェザーストリップの取付構造において、 前記係止爪の基部には、パッド材の厚みと略同一の高さ
    寸法をもち、かつ、取付孔の上下寸法よりも巾広の段部
    を備え、この段部をスペーサとして、パッド材内部に介
    在させるとともに、係止爪先端をガーニッシュ裏面側に
    折曲固定するようにしたことを特徴とする自動車用ドア
    トリムにおけるウェザーストリップの取付構造。
JP1986094339U 1986-06-20 1986-06-20 自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造 Expired - Lifetime JPH0640496Y2 (ja)

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JPS6318U JPS6318U (ja) 1988-01-05
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JPS6318U (ja) 1988-01-05

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