JPH0620662Y2 - 自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造 - Google Patents

自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造

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JPH0620662Y2
JPH0620662Y2 JP1986056891U JP5689186U JPH0620662Y2 JP H0620662 Y2 JPH0620662 Y2 JP H0620662Y2 JP 1986056891 U JP1986056891 U JP 1986056891U JP 5689186 U JP5689186 U JP 5689186U JP H0620662 Y2 JPH0620662 Y2 JP H0620662Y2
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JP
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weather strip
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door trim
bent
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JPS62167721U (ja
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知明 下平
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、自動車用ドアトリムにおけるウェザースト
リップの取付構造の改良に関する。
《従来技術とその問題点》 従来のウェザーストリップの取付構造を第5図を例示し
て説明する。
まず、ウェザーストリップ1は内部に保形性を備えた芯
金2を埋設して一体に成形されており、このウェザース
トリップ1の一側両側には、図示しないウィンドガラス
と摺接する舌片3が条設されているとともに、他方側面
には芯金2を切起こして、適宜箇所に係止爪4が突設形
成されている。
このウェザーストリップ1はドアトリム上縁に位置する
ガーニッシュ5の折曲端側面5aに装着されるが、この
折曲端側面5aに取付孔6が適宜設けられ、この取付孔
6内に前述の係止爪4を挿入し、折曲固定することによ
り、ウェザーストリップ1をガーニッシュ5に取り付け
るようにしている。
しかしながら、自動車室内においては、日中,夜間の温
度差が相当あり、かつ経年変化等により上述のようなウ
ェザーストリップの取付構造にあっては、ガーニッシュ
5の樹脂芯材7と、ウェザーストリップ1の芯金2とで
は熱収縮率に大きな開きがあることから、芯金2に対し
て芯材7が収縮し、その結果、芯金2に形成した係止爪
4が起こされ、取付部が緩み、ウェザーストリップ1が
ガタつくか、場合によってはこの樹脂芯材7が変形する
こともある。
そのためウィンドガラス昇降操作のたびにウェザースト
リップがガタつき、円滑な昇降操作が期待できないばか
りか、見栄えも悪く、シール機能も低下する等種々の不
具合が指摘されていた。
《考案の目的》 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、この
考案の目的とするところは、ウェザーストリップの芯金
と、ドアトリム側ガーニッシュとの間の熱伸縮率の差異
による変形歪が生じたとしても、ウェザーストリップの
取付が不安定になることがなく、確実かつ堅固にドアト
リムに取り付けられるウェザーストリップの取付構造を
提供することにある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために本考案は、可撓性を備えたウ
ェザーストリップ本体と、この本体内に埋設されるか、
もしくは背面側に取着され、ウェザーストリップ本体を
保持する芯金とから構成されるウェザーストリップであ
って、 前記芯金の適宜箇所を後方に切り起こすことにより形成
され係止爪を、ドアトリム上縁のガーニッシュに前記係
止爪と対応して穿設された取付孔に折曲固定してなるウ
ェザーストリップの取付構造において、 前記複数の取付孔のうち、少なくとも1箇所以上に、長
手方向に沿った長孔が選択的に開放されこの長孔に係止
される係止爪が、上記芯金から上下方向に切り起こさ
れ、かつ、長孔の上下いずれかの側に折曲固定されるこ
とにより、 長孔内で係止爪が摺動可能となり、ウェザーストリップ
がガーニッシュに対して、摺動自在に取着されたことを
特徴とする。
すなわち、前記構成によれば、日中,夜間の温度変化あ
るいは経年変化等によりドアトリム上縁に位置するガー
ニッシュとウェザーストリップの芯金との間で、両者の
熱伸縮率の差異があった場合、芯金に切り起こした係止
爪がガーニッシュ長孔内に上下方向に折曲固定され、こ
の係止爪が長孔内で摺動可能となっているため、ウェザ
ーストリップがガーニッシュに対してスライドすること
で上記熱伸縮率の差異による変形歪を吸収することがで
き、ウェザーストリップの取付が不安定になったり、ガ
ーニッシュが変形するという不具合を有効に解決するこ
とができる。
従って、本願は、ウィンドガラスの円滑な昇降操作が期
待できるとともに、見栄えの低下も防ぎ、かつ確実なシ
ール機能を長期に亘り維持することができる等の利点を
有する。
《実施例の説明》 以下、本考案に係るウェザーストリップの取付構造の一
実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図はウェザーストリップをガーニッシュに取り付け
る状態を示す分解斜視図、第2図は同取付状態を示す断
面図である。
図面において、ウェザーストリップ10は、一方側面に
シール舌片11aを形成した軟質塩ビ樹脂,ゴム等の弾
性体からなるウェザーストリップ本体11と、このウェ
ザーストリップ本体11の背面に取着される金属製の芯
金12とからなっている。
なお、この芯金12には、所定ピッチ毎に係止爪13が
切り起こされ、ウェザーストリップ10の背面側に突設
形成されているが、本願では2種の係止爪13a,13
bがそれぞれ形成されている。すなわち従来と同様に長
手方向に折曲するタイプの係止爪13aと、係止爪13
の折曲方向を相違させ、上下方向に折曲される係止爪1
3bとからなる。
なお、これらウェザーストリップ本体11と芯金12と
は押出し成形機により一体的に押出し成形されている。
一方、ガーニッシュ20は、湾曲状に成形された複合樹
脂製芯材21と、この芯材21の表面にウレタンフォー
ム等の緩衝材22を介してPVCシート等の表皮材23
で被覆することにより構成されており、ガーニッシュ2
0の形状は、複合樹脂芯材21の先端縁を折曲し、この
折曲端21a面は、ウェザーストリップ10を安定して
取り付けるため、フラット面に形成されているととも
に、所定ピッチ毎に前述した係止爪13を挿入固定する
ための取付孔24が設けられている。
そしてこの取付孔24は、長手方向に折曲する係止爪1
3aには従来同様の取付孔24aが開設され、上下方向
に折曲する係止爪13bに対応する箇所には、ガーニッ
シュの長手方向に延在する長孔24bが設けられてい
る。
次に、このように構成されたガーニッシュ20に対し
て、ウェザーストリップ10を取り付けるには、ウェザ
ーストリップ10をガーニッシュ20に対して位置決め
した後、係止爪13aを取付孔24a内に挿入し、側方
に折曲固定し、さらに係止爪13bは長孔24b内に挿
入した後、下側に折曲固定するようにする。
従って、第2図に示すように長孔24b内に折曲固定さ
れた係止爪13bは第2図中矢印方向に移動可能であ
り、ガーニッシュ20の芯材21とウェザーストリップ
10の芯金12との間に熱伸縮率の差異により、芯材2
1が収縮した場合、この係止爪13bが長孔24b内を
スライドすることによりこの収縮歪を吸収することがで
きる。
第3図,第4図において本願考案に係るウェザーストリ
ップの取付構造の作用について説明する。例えば第3図
の場合従来の係止構造すなわち係止爪13aを取付孔2
4a内に挿入した後、側方側に折曲固定する係止構造が
大部分であり、一方端部にのみ長孔24bを1か所開設
し、この長孔24bに係止爪13bを下側に折曲固定す
る。従って、係止爪13bが長孔24b内でスライド可
能であるため、ウェザーストリップの芯金12とガーニ
ッシュ20の芯材21との熱伸縮率の差異により、芯材
21に収縮が起こった場合、係止爪13bが長孔24b
内でスライドできるため、第3図中Aで示す部分の変形
歪を吸収することができ、このA部分において、ウェザ
ーストリップ10は確実に取着されている。
第4図のものは、ガーニッシュ20の複数箇所に長孔2
4bを設け、この長孔24b内に係止爪13bを折曲固
定した場合を示し、第4図中Bで示す部分において、ガ
ーニッシュ20の芯材21とウェザーストリップ芯金1
2との間の熱伸縮率の差異による変形歪を吸収すること
ができる。
このように本願に係るウェザーストリップの取付構造に
あっては、ウェザーストリップの芯金とガーニッシュの
芯材との間の熱伸縮率の差異による変形歪を、芯金に切
り起こした係止爪がガーニッシュの取付孔内で長手方向
に移動することにより、これらの歪を吸収するようにし
たもので、従来の係止爪による係止構造と本願の如く長
手方向に沿つて係止爪が移動可能にした係止構造とを組
合せることにより、ウェザーストリップを安定的に取り
付けることができ、かつガーニッシュの変形等が防止で
きる等極めて実用的価値の高い考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るウェザーストリップをガーニッ
シュに取り付ける状態を説明する分解斜視図、第2図は
同ウェザーストリップをガーニッシュに取り付けた状態
を示す一部破断斜視図、第3図,第4図は本考案に係る
ウェザーストリップの取付構造の作用を示す説明図、第
5図は従来のウェザーストリップの取付構造を示す全体
斜視図である。 10…ウェザーストリップ 11…ウェザーストリップ本体 12…芯金 13…係止爪 20…ガーニッシュ 21…芯材 22…取付孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を備えたウェザーストリップ本体
    と、この本体内に埋設されるか、もしくは背面側に取着
    され、ウェザーストリップ本体を保持する芯金とから構
    成されるウェザーストリップであって、 前記芯金の適宜箇所を後方に切り起こすことにより形成
    された係止爪を、ドアトリム上縁のガーニッシュに前記
    係止爪と対応して穿設された取付孔に折曲固定してなる
    ウェザーストリップの取付構造において、 前記複数の取付孔のうち、少なくとも1箇所以上に、長
    手方向に沿った長孔が選択的に開放されこの長孔に係止
    される係止爪が、上記芯金から上下方向に切り起こさ
    れ、かつ、長孔の上下いずれかの側に折曲固定されるこ
    とにより、 長孔内で係止爪が摺動可能となり、ウェザーストリップ
    がガーニッシュに対して、摺動自在に取着されたことを
    特徴とする自動車用ドアトリムにおけるウェザーストリ
    ップの取付構造。
JP1986056891U 1986-04-16 1986-04-16 自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造 Expired - Lifetime JPH0620662Y2 (ja)

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JPS62167721U JPS62167721U (ja) 1987-10-24
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