JP3877633B2 - ドアウェザストリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のドアフレームの外周端面に沿って固定されるドアウェザストリップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示したように、自動車の各ドアフレームDFの外周端面に沿って固定される従来のドアウェザストリップ1は、例えばエチレンプロピレンゴム等のような合成ゴムから成る比較的低発泡(0.5〜0.8g/cm3)のスポンジゴム材を押出成形して成り、その代表的な構造は、前記ドアフレームDFの外周端面にリテーナRを介して固定される基底部2と、車内寄りの前記基底部2からボディパネルBPに向けて突設された中空状シール部3と、車外寄りの前記基底部2のから前記ボディパネルBPに向けて突設されたシールリップ部4と、必要に応じて更に、前記シールリップ部4の車外寄り側面に突設されたサブシールリップ部5とを一体的に押出成形して成っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のドアウェザストリップ1は、前記ドアの閉止時に前記ボディパネルBPによって圧縮され、弾性変形する前記中空状シール部3と前記シールリップ部4は、図5の丸印で示した各対向面の接触個所6で前述したように比較的低発泡のスポンジゴム材のために比較的硬い材料同士が接触して、可成り耳障りな接触音を発生させ易い欠点があった。
【0004】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、比較的コンパクトな構造を以って前記中空状シール部と前記シールリップ部の各対向面接触個所における耳障りな接触音の発生を抑制するドアウェザストリップを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、各ドアフレームの外周端面に沿って固定される基底部と、車内寄りの前記基底部からボディパネルに向けて突設された中空状シール部と、車外寄りの前記基底部のから前記ボディパネルに向けて突設されたシールリップ部とを一体的に押出成形して成り、自動車の各ドア周辺に装着されるドアウェザストリップであって、前記ドアの閉止時に当接する前記中空状シール部と前記シールリップ部との対向面に密度0.05〜0.4g/cm 3 の高発泡スポンジから成る高発泡スポンジ当接部材を配設してドア閉止時に前記中空状シール部と前記シールリップ部が当接して成ることを特徴とするドアウェザストリップによって達成される。
【0006】
前記高発泡スポンジ当接部材が前記中空状シール部に一体成形されて成ることを特徴とするドアウェザストリップによって達成される。
【0007】
前記高発泡スポンジ当接部材が前記シールリップ部に一体成形されて成ることを特徴とするドアウェザストリップによって達成される。
【0008】
前記高発泡スポンジ当接部材が前記中空状シール部と前記シールリップ部との間を架橋するように一体成形されて成ることを特徴とするドアウェザストリップによって達成される。
【0009】
【作用】
本発明のドアウェザストリップは、前記各ドアフレームの外周端面に沿って固定される前記基底部と、車内寄りの前記基底部から前記ボディパネルに向けて突設された前記中空状シール部と、車外寄りの前記基底部のから前記ボディパネルに向けて突設された前記シールリップ部とを一体的に押出成形して成り、前記自動車の前記各ドア周辺に装着される前記ドアウェザストリップであって、前記ドアの閉止時に当接する前記中空状シール部と前記シールリップ部との対向面に前記密度0.05〜0.4g/cm 3 の高発泡スポンジから成る高発泡スポンジ当接部材を、何れか一方の対向面あるいは両対向面に架橋させて配設して成るので、硬い材料同士の接触が避けられ、その結果、耳障りな接触音の発生が抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のドアウェザストリップの一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は本発明に基づくドアウェザストリップ10の装着状態にある要部を示す横断面図であり、図2〜図4は本発明に基づくドアウェザストリップ10の各実施態様の要部を示す横断面図である。
【0011】
図1及び図2から明らかなように、本発明に基づくドアウェザストリップ10において後述する高発泡スポンジ当接部材11,12,13を除く他の部材は、従来のドアウェザストリップ1と実質的に同等の構成と作用効果を有するので、同一の符号を引用して説明する。
【0012】
即ち、自動車の各ドアフレームDFの外周端面に沿って固定される本発明に基づくドアウェザストリップ10は、例えばエチレンプロピレンゴム等のような合成ゴムから成る比較的低発泡(0.5〜0.8g/cm3)のスポンジゴム材を押出成形して成り、その代表的な構造は、前記ドアフレームDFの外周端面にリテーナRを介して固定される基底部2と、車内寄りの前記基底部2からボディパネルBPに向けて突設された中空状シール部3と、車外寄りの前記基底部2のから前記ボディパネルBPに向けて突設されたシールリップ部4と、必要に応じて更に、前記シールリップ部4の車外寄り側面に突設されたサブシールリップ部5とを一体的に押出成形して成っている。
【0013】
更に、本発明に基づくドアウェザストリップ10は、前記ドアの閉止時に当接する前記中空状シール部3が前記シールリップ部4との対向面に前記高発泡スポンジ当接部材11を共押出成形で一体的に突設して成り、硬い材料同士の接触が避けられ、その結果、耳障りな接触音の発生が抑制される。
【0014】
また、本発明に基づくドアウェザストリップ10は、図3に示したように、前記シールリップ部4が前記中空状シール部3との対向面に高発泡スポンジ当接部材12を共押出成形で一体的に成形して、硬い材料同士の接触を避けるように変更することも可能である。
【0015】
更に、本発明に基づくドアウェザストリップ10は、図4に示したように、前記中空状シール部と前記シールリップ部との間を架橋するように高発泡スポンジ当接部材13を共押出成形で一体的に成形して、硬い材料同士の接触を避けるように変更することも可能である。又、基底部、中空状シール部、シールリップ部、サブシールリップ部の比較的低発泡スポンジとして適用可能な材質としては、ゴムの他では樹脂をあげる事ができる。
【0016】
更に、前記高発泡スポンジ当接部材11,12,13は、密度0.05〜0.4g/cm3の高発泡スポンジゴムから成ることが好ましい。高発泡スポンジとして適用可能な材質としては、ゴムと樹脂をあげる事ができる。また本発明の実施の形態例では、サッシュドア車に装着するウェザストリップについても同様に適用可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上、記述した本発明のドアウェザストリップは、次に記すような新規な効果を奏するものである。即ち、本発明のドアウェザストリップは、前記各ドアフレームの外周端面に沿って固定される前記基底部と、車内寄りの前記基底部から前記ボディパネルに向けて突設された前記中空状シール部と、車外寄りの前記基底部のから前記ボディパネルに向けて突設された前記シールリップ部とを一体的に押出成形して成り、前記自動車の前記各ドア周辺に装着される前記ドアウェザストリップであって、前記ドアの閉止時に当接する前記中空状シール部と前記シールリップ部との対向面に前記高発泡スポンジ当接部材を、何れか一方の対向面あるいは両対向面に架橋させて配設して成るので、硬い材料同士の接触が避けられ、その結果、耳障りな接触音の発生を抑制することが可能になった。
高発泡スポンジの密度は、0.05g/cm3未満では共押出成形製造する際に安定して製造する事が困難である。又、高発泡スポンジの密度は、0.4g/cm3を越えると、ドア閉時に、中空状シール部とシールリップ部が当接した際、接触音の発生を防止できない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくドアウェザストリップの装着状態にある要部を示す横断面図である。
【図2】本発明に基づくドアウェザストリップの一実施態様の要部を示す横断面図である。
【図3】本発明に基づくドアウェザストリップの他の実施態様の要部を示す横断面図である。
【図4】本発明に基づくドアウェザストリップの別の実施態様の要部を示す横断面図である。
【図5】従来のドアウェザストリップの装着状態にある要部を示す横断面図である。正常状態の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 従来のドアウェザストリップ
2 基底部
3 中空状シール部
4 シールリップ部
5 サブシールリップ部
10 本発明に基づくドアウェザストリップ
11 高発泡スポンジ当接部材
12 高発泡スポンジ当接部材
13 高発泡スポンジ当接部材
DF ドアフレーム
BP ボディパネル
R リテーナ
Claims (4)
- 各ドアフレーム(DF)の外周端面に沿って固定される基底部(2)と、車内寄りの前記基底部(2)からボディパネル(BP)に向けて突設された中空状シール部(3)と、車外寄りの前記基底部(2)のから前記ボディパネル(BP)に向けて突設されたシールリップ部(4)とを一体的に押出成形して成り、自動車の各ドア周辺に装着されるドアウェザストリップ(10)であって、前記ドアの閉止時に当接する前記中空状シール部(3)と前記シールリップ部(4)との対向面に密度0.05〜0.4g/cm 3 の高発泡スポンジから成る高発泡スポンジ当接部材(11,12,13)を配設してドア閉止時に前記中空状シール部(3)と前記シールリップ部(4)が当接して成ることを特徴とするドアウェザストリップ。
- 前記高発泡スポンジ当接部材(11)が前記中空状シール部(3)に一体成形されて成ることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザストリップ。
- 前記高発泡スポンジ当接部材(11)が前記シールリップ部(4)に一体成形されて成ることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザストリップ。
- 前記高発泡スポンジ当接部材(13)が前記中空状シール部(3)と前記シールリップ部(4)との間を架橋するように一体成形されて成ることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザストリップ。
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