JP5207305B2 - ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法 - Google Patents

ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5207305B2
JP5207305B2 JP2009013492A JP2009013492A JP5207305B2 JP 5207305 B2 JP5207305 B2 JP 5207305B2 JP 2009013492 A JP2009013492 A JP 2009013492A JP 2009013492 A JP2009013492 A JP 2009013492A JP 5207305 B2 JP5207305 B2 JP 5207305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
weather strip
inner panel
seal portion
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009013492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010167965A (ja
Inventor
英一 馬場
修司 来須
幸三 出口
圭伸 古瀬
旬 中村
純一 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009013492A priority Critical patent/JP5207305B2/ja
Publication of JP2010167965A publication Critical patent/JP2010167965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5207305B2 publication Critical patent/JP5207305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、ドアインナーパネルに取付けられ、ドアとボディパネルのドア開口縁との間をシールするドアウェザーストリップの組付構造及びドアウェザーストリップの組付方法に関するものである。
図5及び図6に示すように、自動車のベルトラインより下部のロア側の位置において、ドアインナーパネル2とドアアウターパネル3とよりなるドアDのドアインナーパネル2に取付けられ、ドアDとボディパネル1のドア開口縁との間をシールするドアウェザーストリップ10が知られている。
ドアウェザーストリップ10は、ドアインナーパネル2に形成された段部2aの車内側に取付けられる取付基部11と、取付基部11の車内側に一体成形され、ドアDの閉時にはボディパネル1のドア開口縁に弾接する中空シール部12を備えている。
そして、ドアインナーパネル2に対するドアウェザーストリップ10の組付けとして、図6(a)に示すように、ドアインナーパネル2の車内側においてドアインナーパネル2の段部2a側に延びるドアトリム4の端部4aで、ドアウェザーストリップ10の取付基部11の端縁をドアインナーパネル2に押さえ込んで固定するものや、図6(b)に示すように、ドアインナーパネル2の段部2aにクリップ5で、ドアウェザーストリップ10の取付基部11を所定の間隔をおいて固定するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−117473号公報
また、ドアインナーパネル2に対するドアウェザーストリップ20の組付けとして、図7に示すように、ドアインナーパネル2とドアトリム4との間にドアウェザーストリップ20に形成された中空部21を差し込んで固定するものも考えられる。なお、ドアウェザーストリップ20には、ボディパネル1に弾接する中空シール部22やドアインナーパネル2に弾接するリップ部23及び中空シール部24が形成されている。
しかしながら、従来例で示したドアウェザーストリップ10,20の組付けの場合、ドアウェザーストリップ10,20とドアトリム4あるいはクリップ5とは別体品であり、自動車メーカーの組立てラインにおいてそれぞれ個別に組付ける必要があるので組付作業が煩雑で時間がかかるといった問題があった。
これに対して、本出願人は、図8に示すように、予めドアトリム40の先端部を略L字状にしてその部位41の折曲部41aを、ドアウェザーストリップ30のドア側シール部33,34とボディ側シール部32との間の基部31に形成された嵌合部35に嵌合して一体化部品にした後、ドアインナーパネル2に対して一体化部品を、ドアウェザーストリップ30のドア側シール部33,34をドアインナーパネル2に押し付けるようにして組付けることを考えた。なお、ドアトリム40の先端部は嵌合部35に設けられた複数の保持リップ37によって強固に保持されている。また、ボディパネル1のドア開口縁車内側に形成されたフランジFには、取付基部51と中空シール部52が一体成形されたボディ側ウェザーストリップ50が取付けられ、取付基部51とフランジFはピラーガーニッシュ55によって覆われている。
しかし、ドアウェザーストリップ30に対するドアトリム40の嵌合が不十分であると一体化部品をドアインナーパネル2に組付ける際にドアトリム40に対してドアウェザーストリップ30がぐらついたり、最悪の場合にはドアウェザーストリップ30からドアトリム40が外れる場合がある。
よって、ドアウェザーストリップ30において嵌合部35が形成される基部31には、通常、ソリッド材が使用され、嵌合力を高めるようにしている。
その反面、ドアウェザーストリップ30のボディ側シール部32やドア側シール部33,34にはシール性を考慮して、通常、スポンジ材が使用される。
このように、ドアウェザーストップ30をドアトリム40を介してドアインナーパネル2に押し付けて組付ける構造においては、ドアウェザーストップ30を構成する材質は、ソリッド材とスポンジ材による二層構造になるので、単層の構造のものと比較して押出工法が複雑化してその分、コスト高になるという問題があった。
一方、単層構造,二層構造にかかわらず、ドアウェザーストップ30に対するドアトリム40の嵌合力を向上させたいという要望もある。
そこで、本発明の目的とするところは、ドアウェザーストップに対するドアトリムの嵌合力を向上させるドアウェザーストリップの組付構造及びドアウェザーストリップの組付方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ドア(D)閉時にドアインナーパネル(2)の車外側に延びる第一面(2A)とその第一面(2A)から略垂直に延びる第二面(2B)との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)側に延び先端部に前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)に略平行に折れる第一折曲部(41)を有するドアトリム(40)との間に取付けられ、前記ドアインナーパネル(2)に弾接するドア側シール部(63,64)とボディパネル(1)のドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部(62)を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップ(60)の組付構造であって、
前記ドアウェザーストリップ(60)には、前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)が差し込まれ、第一折曲部(41)の周囲を覆う嵌合部(65)が形成され、嵌合部(65)の入口車外側付近には車内側に延び前記第一折曲部(41)の付け根部側コーナー部(P)を車外側から弾接して覆う覆いリップ(68)が形成され、
前記ドア側シール部は、前記覆いリップ(68)の付け根部から前記ドアインナーパネル(2)の第一面(2A)側に延び、第一面(2A)との弾接による反力を前記覆いリップ(68)に作用させ前記覆いリップ(68)による弾接力を高める第一シール部(63)を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、ドア(D)閉時にドアインナーパネル(2)の車外側に延びる第一面(2A)とその第一面(2A)から略垂直に延びる第二面(2B)との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)側に延び先端部に前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)に略平行に折れる第一折曲部(41)を有するドアトリム(40)との間に取付けられ、前記ドアインナーパネル(2)に弾接するドア側シール部(63,64)とボディパネル(1)のドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部(62)を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップ(60)の組付構造であって、
前記ドアウェザーストリップ(60)には、前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)が差し込まれ、第一折曲部(41)の周囲を覆う嵌合部(65)が形成され、嵌合部(65)の内方には前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)に弾接して挟持する保持部材(67)が形成され、
前記ドア側シール部は、前記嵌合部(65)の車外側に位置する車外側壁面から前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)側に延び、第二面(2B)との弾接による反力を前記嵌合部(65)の車外側壁面に作用させ前記保持部材(67)による弾接力を高める第二シール部(64)を有することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記ドア側シール部の第一シール部(63)は、中空状であり、前記ドアインナーパネル(2)の第一面(2A)との弾接時には、車内側に倒れ、前記覆いリップ(68)との間隔を縮めることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記ドア側シール部の第一シール部(63)は、先端部(63a)が前記覆いリップ側(68)に向けて湾曲する断面略J字状であり、前記ドアインナーパネル(2)の第一面(2A)との弾接時には、車内側に倒れ、前記第一シール部(63)の先端部(63a)が前記覆いリップ(68)に弾接することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記ドア側シール部の第二シール部(64)は、中空状であり、前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)との弾接時には、前記ボディパネル(1)側に倒れ、前記嵌合部(65)の車外側に位置する車外側壁面との間隔を縮めることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記ドア側シール部の第二シール部(64)は、先端部(64a)が前記嵌合部(65)の車外側に位置する車外側壁面側に向けて湾曲する断面略J字状であり、前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)との弾接時には、前記ボディパネル(1)側に倒れ、前記第二シール部(64)の先端部(64a)が前記嵌合部(65)の車外側に位置する車外側壁面に弾接することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、前記ドアトリム(40)の先端部には、前記第一折曲部(41)の端部がさらに前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)に折れる第二折曲部(42)を有し、
前記嵌合部(65)は、前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)と第二折曲部(42)が差し込まれると共に、第一折曲部(41)と第二折曲部(42)の周囲を覆うことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、前記ボディ側シール部(62)を、前記ドアトリム(40)の先端部を覆う前記嵌合部(65)の前記ボディパネル(1)側に位置する壁面から前記ボディパネル(1)側に向けて設けたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、前記ドアウェザーストリップ(60)全体の材質を単層ゴム材としたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、前記単層ゴム材をスポンジゴム材としたことを特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、ドア(D)閉時にドアインナーパネル(2)の車外側に延びる第一面(2A)とその第一面(2A)から略垂直に延びる第二面(2B)との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)側に延び先端部に前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)に略平行に折れる第一折曲部(41)を有するドアトリム(40)との間に取付けられ、前記ドアインナーパネル(2)に弾接するドア側シール部(63,64)とボディパネル(1)のドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部(62)を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップ(60)で、
前記ドアウェザーストリップ(60)には、前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)が差し込まれ、第一折曲部(41)の周囲を覆う嵌合部(65)が形成され、嵌合部(65)の入口車外側付近には車内側に延び前記第一折曲部(41)の付け根部側コーナー部(P)を車外側から弾接して覆う覆いリップ(68)が形成され、
前記ドア側シール部は、前記覆いリップ(68)の付け根部から前記ドアインナーパネル(2)の第一面(2A)側に延び、第一面(2A)との弾接による反力を前記覆いリップ(68)に作用させ前記覆いリップ(68)による弾接力を高める第一シール部(63)を有するドアウェザーストリップ(60)の組付方法であって、
予め前記ドアトリム(40)の先端部を前記ドアウェザーストリップ(60)に形成された嵌合部(65)に嵌合した一体化部品を設け、該一体化部品のドアウェザーストリップ(60)のドア側シール部(63,64)を前記ドアインナーパネル(2)に押し付けるようにして組付けることを特徴とする。
また、請求項12に係る発明は、ドア(D)閉時にドアインナーパネル(2)の車外側に延びる第一面(2A)とその第一面(2A)から略垂直に延びる第二面(2B)との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)側に延び先端部に前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)に略平行に折れる第一折曲部(41)を有するドアトリム(40)との間に取付けられ、前記ドアインナーパネル(2)に弾接するドア側シール部(63,64)とボディパネル(1)のドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部(62)を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップ(60)で、
前記ドアウェザーストリップ(60)には、前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)が差し込まれ、第一折曲部(41)の周囲を覆う嵌合部(65)が形成され、嵌合部(65)の内方には前記ドアトリム(40)の第一折曲部(41)に弾接して挟持する保持部材(67)が形成され、
前記ドア側シール部は、前記嵌合部(65)の車外側に位置する車外側壁面から前記ドアインナーパネル(2)の第二面(2B)側に延び、第二面(2B)との弾接による反力を前記嵌合部(65)の車外側壁面に作用させ前記保持部材(67)による弾接力を高める第二シール部(64)を有するドアウェザーストリップ(60)の組付方法であって、
予め前記ドアトリム(40)の先端部を前記ドアウェザーストリップ(60)に形成された嵌合部(65)に嵌合した一体化部品を設け、該一体化部品のドアウェザーストリップ(60)のドア側シール部(63,64)を前記ドアインナーパネル(2)に押し付けるようにして組付けることを特徴とする。
また、請求項13に係る発明は、前記一体化部品を、前記ドアウェザーストリップ(60)を前記ドアインナーパネル(2)に組付ける組立工程のラインに納入した後、前記組立工程で、前記一体化部品を前記ドアインナーパネル(2)に組付けることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアウェザーストリップに形成された嵌合部に嵌合されたドアトリムの先端部の第一折曲部の面を利用して、ドアウェザーストリップの第一シール部を前記ドアインナーパネルの第一面に押し付けるようにして組付けられるので、ドアウェザーストリップはドアインナーパネルのコーナー部内側に対して強固に組付けられる。
それに加え、嵌合部の入口車外側付近には車内側に延び第一折曲部の付け根部側コーナー部を車外側から弾接して覆う覆いリップも形成されているので、ドアウェザーストリップの嵌合部に対するドアトリムの先端部の嵌合力は大きい。
そして、ドアウェザーストリップのドア側シール部として機能する第一シール部は、覆いリップの付け根部からドアインナーパネルの第一面側に延び、第一面との弾接による反力を覆いリップに作用させ覆いリップによる弾接力を高めるので、ドアウェザーストリップがドアインナーパネルのコーナー部内側に組付けられると第一シール部のはたらきによって、ドアウェザーストリップの嵌合部に対するドアトリムの先端部の嵌合力は一層大きくなり、ドアトリムがドアウェザーストリップから容易に外れることは益々ない。
また、本発明の請求項2に記載のドアウェザーストリップの組付構造によれば、ドアウェザーストリップの嵌合部には、ドアトリムの第一折曲部を保持するための保持部材が設けられているので、ドアウェザーストリップからドアトリムが容易に外れることはない。
また、ドアウェザーストリップに形成された嵌合部に嵌合されたドアトリムの先端部の第一折曲部の面を利用して、ドアウェザーストリップの車外側となる第二シール部をドアインナーパネルの第二面に向けて押し付けるようにして組付けられるので、ドアウェザーストリップはドアインナーパネルのコーナー部内側に対して強固に組付けられる。
そして、ドアウェザーストリップのドア側シール部として機能する第二シール部は、嵌合部の車外側に位置する車外側壁面からドアインナーパネルの第二面側に延び、第二面との弾接による反力を嵌合部の車外側壁面に作用させ保持部材による弾接力を高めるので、ドアウェザーストリップがドアインナーパネルのコーナー部内側に組付けられると第二シール部のはたらきによって、ドアウェザーストリップの嵌合部に対するドアトリムの先端部の嵌合力は一層大きくなり、ドアトリムがドアウェザーストリップから容易に外れることは益々ない。
したがって、請求項1及び請求項2に係る発明によれば、請求項9や請求項10に係る発明のように、ドアウェザーストリップ全体の材質をスポンジゴム材などの単層ゴム材としてもドアトリムはドアウェザーストリップに強固に保持される。
これによれば、ドア開閉時にドアトリムに対してドアウェザーストリップがぐらつくことはないので、特に請求項2に係る発明によれば、第二シール部によってドアインナーパネルの第二面とドアウェザーストリップ間のシール性を確保することができる。
また、請求項3に係る発明のように、ドア側シール部の第一シール部を、中空状としてドアインナーパネルの第一面との弾接時には、車内側に倒れ、覆いリップとの間隔を縮めて覆いリップによるドアトリムに対する保持力を向上させたり、あるいは、請求項4に係る発明のように、ドア側シール部の第一シール部を、先端部が覆いリップ側に向けて湾曲する断面略J字状として、ドアインナーパネルの第一面との弾接時には、車内側に倒れ、第一シール部の先端部が覆いリップに弾接して覆いリップによる保持力を向上させることができる。
また、請求項5に係る発明のように、ドア側シール部の第二シール部を、中空状としてドアインナーパネルの第二面との弾接時には、ボディパネル側に倒れ、嵌合部の車外側に位置する車外側壁面との間隔を縮めて保持部材によるドアトリムに対する保持力を向上させたり、あるいは、請求項6に係る発明のように、ドア側シール部の第二シール部を、先端部が嵌合部の車外側に位置する車外側壁面側に向けて湾曲する断面略J字状として、ドアインナーパネルの第二面との弾接時には、ボディパネル側に倒れ、第二シール部の先端部が嵌合部の車外側に位置する車外側壁面に弾接して保持部材による保持力を向上させることができる。
また、請求項7に係る発明によれば、ドアトリムの先端部には、第一折曲部の端部がさらにドアインナーパネルの第二面に折れる第二折曲部を有し、嵌合部には、ドアトリムの第一折曲部と第二折曲部が差し込まれると共に、第一折曲部と第二折曲部の周囲は嵌合部によって覆われるので、ドアウェザーストリップからドアトリムが容易に外れることはない。
また、請求項8に係る発明によれば、ボディ側シール部を、ドアトリムの先端部を覆う嵌合部のボディパネル側に位置する壁面からボディパネル側に向けて設けたので、第一シール部や第二シール部の弾性変形は、ボディ側シール部の変形に影響を与えない。
よって、ボディパネルに対してボディ側シール部は十分なシール機能を発揮する。
また、請求項11に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様の作用効果が得られるとともに、ドアインナーパネルに対して、ドアウェザーストリップとドアトリムを予め一体化した部品を組付けるので、別々に組付ける場合と比較して組付けを容易にしかも早く行うことができる。
また、請求項12に係る発明によれば、請求項2に係る発明と同様の作用効果が得られるとともに、ドアインナーパネルに対して、ドアウェザーストリップとドアトリムを予め一体化した部品を組付けるので、別々に組付ける場合と比較して組付けを容易にしかも早く行うことができる。
また、請求項13に係る発明によれば、例えば、部品メーカーなどで予めドアトリムとドアウェザーストリップを一体化した後、例えば、自動車メーカーにおける組立工程のラインに納入して一体化部品をドアインナーパネルに組付けるので、ドアトリムとドアウェザーストリップとを別体でそれぞれドアインナーパネルに取付けるものと比較して、部品点数が減り、組立工程における取付作業性が飛躍的に向上するとともに、部品管理も容易になる。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造及び組付方法について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図である。図2は、図1に示すドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付方法は、ドアインナーパネル2に形成されたコーナー部内側と、先端部に第一,第二折曲部41,42を有するドアトリム40との間に、車内外をシールするドアウェザーストリップ60を組付ける方法である。
図1に示すように、自動車のボディパネル1のドア開口縁とドアDのドアインナーパネル2に形成されたコーナー部内側との間にドアウェザーストリップ60が設けられ、車内外をシールしている。
ドアインナーパネル2のコーナー部は、ドアDの閉時にドアインナーパネル2の車内側から車外側(図1の紙面においては下側から上側)に延びる第一面2Aとその第一面2Aの車外側に連設して略垂直(図1の紙面において左側から右側)に延びる第二面2Bとの間に形成され、その内側、すなわち車内側にドアウェザーストリップ60はドアトリム40を介して組付けられる。
ドアウェザーストリップ60は、基部61と、ドアDの閉時にはボディパネル1のドア開口縁車外側に弾接する中空状のボディ側シール部62と、ドアDに対する組付け時にはドアインナーパネル2に弾接するドア側シール部63,64を備えている。
ドアウェザーストリップ60の基部61は、内部にドアトリム40の先端部に形成された第一折曲部41と第二折曲部42が差し込まれる嵌合部65が形成されている。その嵌合部65は、ドアウェザーストリップ60をドアDに組付けたときに、ドアインナーパネル2の第一面2A側から第二面2Bに略平行して延びさらに第二面2B側に向かって延びる断面略L字状であり、同じく断面略L字状をした、第一折曲部41と第二折曲部42が嵌合部65に沿って嵌合される。そして、嵌合部65の内方には複数の保持部材67が形成され、嵌合部65に嵌め込まれるドアトリム40の第一折曲部41と第二折曲部42の周囲を覆い包み込むように挟んで保持するようにしている。
ドアトリム40の第一折曲部41と第二折曲部42に弾接して挟持する複数の保持部材67は保持リップと保持凸部からなり、それらの数は特に限定されるものではないが、ここでは基部61の車外側壁面に2個(保持リップ67a,保持凸部67b),車内側壁面に2個(保持リップ67c,保持凸部67d),車外側壁面と車内側壁面との間に2個(保持リップ67e,保持リップ67f)形成した。
また嵌合部65の入口車外側付近には、車内側に延び、第一折曲部41の付け根部側(第二折曲部42が連設される側とは逆側)に位置するコーナー部Pを車外側から弾接して覆う断面略舌状の覆いリップ68が形成されている。
ドア側シール部は、ドアウェザーストリップ60の覆いリップ68の付け根部からドアインナーパネル2の第一面2A側(ボディパネル1側とは逆側)に延びる第一シール部63と、嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面からドアインナーパネル2の第二面2B側に延びる第二シール部64とからなる。
第一シール部63は、中空状であり、ドアインナーパネル2の第一面2Aとの弾接時には、車内側に倒れ、覆いリップ68との間隔を縮め、第一面2Aとの弾接による反力を覆いリップ68に作用させ覆いリップ68による弾接力を高める。なお、車内側に倒れた第一シール部63を覆いリップ68に重なるように覆いリップ68に弾接させるようにしてもよい。
また第二シール部64は、その先端部64aが嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面側に向けて湾曲する断面略J字状であり、ドアインナーパネル2の第二面2Bとの弾接時には、ボディパネル1側に倒れ、第二シール部64の先端部64aが嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面に弾接して、第二面2Bとの弾接による反力を嵌合部65の車外側壁面に作用させ保持部材67による弾接力を高める。このとき、嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面に弾接する第二シール部64の先端部64aの弾接位置は、嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面において、第二シール部64の付け根部の位置よりもボディ側シール部62側で、しかも嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面を介して、ドアトリム40の第二折曲部42の端部に対向する位置に設定している。
第一シール部63の付け根部と第二シール部64の付け根部とは、偏肉部Sを介在させることにより離間させた位置に設けられ、第一シール部63の弾性変形が第二シール部64の変形に影響を及ぼしたり、逆に第二シール部64の弾性変形が第一シール部63の変形に影響を及ぼしたりすることがないようにしている。
またドアウェザーストリップ60のボディ側シール部62は、ドアトリム40の第二折曲部42を覆う嵌合部65のボディパネル1側に位置する壁面からボディパネル1側に向けて膨出するように設けられている。ボディ側シール部62の車外側付け根部62aは、ドアトリム40の第二折曲部42を覆う嵌合部65のボディパネル1側に位置する壁面の車外側に接続され、ボディ側シール部62の車内側付け根部62bは、ドアトリム40の第二折曲部42を覆う嵌合部65のボディパネル1側に位置する壁面の車内側に接続されている。
このようにボディ側シール部62の車外側付け根部62aの位置は、第二シール部64の先端部64aが弾接する位置よりもボディパネル1側に離間されていて、第二シール部64の変形が、ボディ側シール部62がボディパネル1に弾接することによる変形に影響を与え難くい構造としている。
なお、ボディ側シール部62の車外側には、ドアインナーパネル2の第二面2Bに弾接するリップ片62cが形成されている。
ここでは、ドアウェザーストリップ60全体の材質を単層のスポンジゴム材で構成している。スポンジゴム材としては、加工の容易性からEPDMスポンジなどがあげられるが特に限定されるものではない。
ドアトリム40は、ドアインナーパネル2の表面を車内側から覆って、外観上見栄えよくしている。
ドアトリム40の周端部は、ドアインナーパネル2の第一面2Aに略平行で第二面2Bに向かって延びている。そして、ドアトリム40の先端部には、ドアインナーパネル2の第二面2Bに略平行に外周側に向かって、すなわちボディパネル1側に向かって折れる第一折曲部41とその第一折曲部41の端部からさらにドアインナーパネル2の第二面2B側に向かって折れる第二折曲部42が形成されている。
そして、ドアトリム40先端の第一折曲部41及び第二折曲部42の部位が、ドアウェザーストリップ60の基部61に形成された嵌合部65に嵌合し、ドアウェザーストリップ60と一体化されている。
またドアトリム40は、装飾部材として機能するものであり、多種多様の色やデザインを施すことができ、材質についても樹脂製,ゴム製など多種多様である。
このように構成されたドアウェザーストリップ60をドアD、より具体的にはドアDのドアインナーパネル2に組付けるには、自動車メーカーにおける組立てラインに納入する前に、部品メーカーにおいて予めドアトリム40の先端部に形成された第一折曲部41と第二折曲部42の部位をドアウェザーストリップ60の嵌合部65から差し込むことにより嵌合して一体化部品とする。このとき、嵌合部65に差し込まれたドアトリム40の断面略L字状となる第一折曲部41と第二折曲部42の部位は、嵌合部65内方に設けられた複数の保持部材(保持リップと保持凸部)67(67a〜67f)と覆いリップ68によって強固に保持され、これによってドアトリム40とドアウェザーストリップ60とは嵌合部65において仮止めされる。
次に、ドアトリム40とドアウェザーストリップ60が一体化したものをサブアッシーとして自動車メーカーの組立てラインに納入する。
そして、自動車メーカーにおける組立工程で、ドアインナーパネル2に対して、サブアッシー化された一体化部品のドアウェザーストリップ60のドア側シール部として機能する第一シール部63をドアインナーパネル2の第一面2Aに押し付けるとともに、第二シール部64をドアインナーパネル2の第二面2Bに押し付けるようにして、ドアウェザーストリップ60をドアインナーパネル2のコーナー部内側に組付けるとともに、一体化部品のドアトリム40をドアインナーパネル2に組付ける。なお、ドアインナーパネル2に対するドアウェザーストリップ60の押付けは、図2に示すように、第一シール部63がドアインナーパネル2の第一面2Aに押し付けられる位置で、第二面2Bに垂直なX方向に向かって行われる。これにかえて、コーナー部に向けて、すなわちX方向よりも若干、第一面2A側に傾く方向であってもよい。
このとき、ドアウェザーストリップ60は、嵌合部65に嵌合されたドアトリム40の平坦状の第一折曲部41から面としての押圧力を受け、ドアインナーパネル2のコーナー部内側に押し付けられる。
以上説明したような組付方法によれば、ドアドリム40の先端部にはドアトリム40から折れ曲がった第一折曲部41に加えてさらに折れ曲がった第二折曲部42が形成されるとともに、ドアウェザーストリップ60の嵌合部65には、ドアトリム40の第一折曲部41と第二折曲部42を保持するための複数の保持部材(保持リップと保持凸部)67が設けられているので、ドアウェザーストリップ60からドアトリム40が容易に外れることはない。それに加え、嵌合部65の入口車外側付近には車内側に延び第一折曲部41の付け根部側コーナー部Pを車外側から弾接して覆う覆いリップ68も形成されているので、ドアウェザーストリップ60の嵌合部65に対するドアトリム40の先端部の嵌合力は大きい。
そして、ドアウェザーストリップ60のドア側シール部として機能する第一シール部63は、覆いリップ68の付け根部からドアインナーパネル2の第一面2A側に延び、第一面2Aとの弾接による反力を覆いリップ68に作用させ覆いリップ68による弾接力を高めるとともに、同じくドア側シール部として機能する第二シール部64は、嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面からドアインナーパネル2の第二面2B側に延び、第二面2Bとの弾接による反力を嵌合部65の車外側壁面に作用させ保持部材67による弾接力を高めるので、ドアウェザーストリップ60がドアインナーパネル2のコーナー部内側に組付けられると第一シール部63,第二シール部64のはたらきによって、ドアウェザーストリップ60の嵌合部65に対するドアトリム40の先端部の嵌合力は一層大きくなり、ドアトリム40がドアウェザーストリップ60から容易に外れることは益々ない。
したがって、本発明の実施形態のように、ドアウェザーストリップ60全体を単層のスポンジ材で構成し、ドアウェザーストリップ60の基部に特に芯材を埋設しない構造であっても、ドアトリム40がドアウェザーストリップ60から容易に外れることはない。
また、このような組付方法によれば、ドアウェザーストップ60とドアトリム40とが組立てラインに納入される前段階、例えば、部品メーカーにおいて一体化された後、サブアッシー化された状態で組立てラインに納入され、そこでドアインナーパネル2に一体化部品として同時に組付けられるので、ドアウェザーストリップ60とドアトリム40とを別体でそれぞれドアインナーパネル2に取付けるものと比較して、部品点数が減り、組立工程における取付作業性が飛躍的に向上するとともに、部品管理も容易になる。
また、組立ラインにおける組立工程においても、ドアウェザーストリップ60は、その基部61に形成された嵌合部65に嵌合されたドアトリム40の先端部の平担状の第一折曲部41を利用して、ドアウェザーストリップ60の車外側をドアインナーパネル2の第二面2Bに向けて第一折曲部41の面によって押し付けるようにして組付けられるので、ドアウェザーストリップ60はドアインナーパネル2に対して強固に組付けられる。
なお、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの組付構造及び組付方法では、ドアウェザーストリップ60のドア側シール部として機能する第一シール部63を中空状とし、第二シール部64をその先端部64aが嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面側に向けて湾曲する断面略J字状にしたが、図3に示すように、第二シール部64を中空状にすることもできるし、それに加えて、図4に示すように、第一シール部63をその先端部63aが覆いリップ68側に向けて湾曲する断面略J字状にしてもよい。さらには、第一シール部63を図4に示すように、その先端部63aが覆いリップ68側に向けて湾曲する断面略J字状にして、第二シール部64についても、図1に示すように、その先端部64aが嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面側に向けて湾曲する断面略J字状にしてもよい。
図3に示す中空状の第二シール部64は、ドアインナーパネル2の第二面2Bとの弾接時には、ボディパネル1側に倒れ、嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面との間隔を縮め、第二面2Bとの弾接による反力をその嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面に作用させ保持部材67による弾接力を高める。なお、ボディパネル1側に倒れた第二シール部64を嵌合部65の車外側に位置する車外側壁面に重なるように覆い車外側壁面に弾接させるようにしてもよい。
また、図4に示す断面略J字状の第一シール部63は、ドアインナーパネル2の第一面2Aとの弾接時には、車内側に倒れ、第一シール部63の先端部63aが覆いリップ68に弾接して、第一面2Aとの弾接による反力を覆いリップ68に作用させ覆いリップ68による弾接力を高める。
また、本発明の実施形態では、ドアウェザーストリップ60全体を単層のスポンジ材で構成したが、嵌合部65が形成された基部61の材質としては、ソリッド材を使用し、ボディ側シール部62及びドア側シール部である第一シール部63,第二シール部64の材質としては、スポンジ材を使用するなど、二層構造にすることもできる。また、ドアウェザーストリップ60の基部61に芯材を埋設することも可述である。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図である。 図1に示すドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る別のドアウェザーストリップの組付構造を示し、(a)はドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図であり、(b)はドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のドアウェザーストリップの組付構造を示し、(a)はドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図であり、(b)はドアウェザーストリップの組付工程の様子を示す断面図である。 自動車の側面図である。 従来例に係るドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図であり、(a)はドアトリムを利用して組付けた場合、(b)はクリップを利用して組付けた場合を示す。 従来例に係る別のドアウェザーストリップが組付けられた状態の要部を示す断面図である。 本出願人が先に考えたドアウェザーストリップを示し、(a)はそのドアウェザーストリップが組付けられた状態を示す、図5のA−A線拡大断面図であり、(b)はドアウェザーストリップが組けられた状態の要部を示す断面図である。
1 ボディパネル
2 ドアインナーパネル
2a 段部
2A 第一面
2B 第二面
3 ドアアウターパネル
4 ドアトリム
4a 端部
5 クリップ
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
20 ドアウェザーストリップ
21 中空部
22 中空シール部
23 シール部
24 中空シール部
30 ドアウェザーストリップ
31 基部
32 ボディ側シール部
33 ドア側リップ部
34 ドア側中空シール部
35 嵌合部
37 保持リップ
40 ドアトリム
41 略L字状をした部位
41a 折曲部
50 ボディ側ウェザーストリップ
51 取付基部
52 中空シール部
55 ピラーガーニッシュ
60 ドアウェザーストリップ
61 基部
62 ボディ側シール部
62a 車外側付け根部
62b 車内側付け根部
62c リップ片
63 第一シール部(ドア側シール部)
64 第二シール部(ドア側シール部)
64a 先端部
65 嵌合部
67(67a〜67f) 保持部材
68 覆いリップ
D ドア
F フランジ
P 第一折曲部41の付け根部側コーナー部
S 偏肉部

Claims (13)

  1. ドア閉時にドアインナーパネルの車外側に延びる第一面とその第一面から略垂直に延びる第二面との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネルの第二面側に延び先端部に前記ドアインナーパネルの第二面に略平行に折れる第一折曲部を有するドアトリムとの間に取付けられ、前記ドアインナーパネルに弾接するドア側シール部とボディパネルのドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップの組付構造であって、
    前記ドアウェザーストリップには、前記ドアトリムの第一折曲部が差し込まれ、第一折曲部の周囲を覆う嵌合部が形成され、嵌合部の入口車外側付近には車内側に延び前記第一折曲部の付け根部側コーナー部を車外側から弾接して覆う覆いリップが形成され、
    前記ドア側シール部は、前記覆いリップの付け根部から前記ドアインナーパネルの第一面側に延び、第一面との弾接による反力を前記覆いリップに作用させ前記覆いリップによる弾接力を高める第一シール部を有することを特徴とするドアウェザーストリップの組付構造。
  2. ドア閉時にドアインナーパネルの車外側に延びる第一面とその第一面から略垂直に延びる第二面との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネルの第二面側に延び先端部に前記ドアインナーパネルの第二面に略平行に折れる第一折曲部を有するドアトリムとの間に取付けられ、前記ドアインナーパネルに弾接するドア側シール部とボディパネルのドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップの組付構造であって、
    前記ドアウェザーストリップには、前記ドアトリムの第一折曲部が差し込まれ、第一折曲部の周囲を覆う嵌合部が形成され、嵌合部の内方には前記ドアトリムの第一折曲部に弾接して挟持する保持部材が形成され、
    前記ドア側シール部は、前記嵌合部の車外側に位置する車外側壁面から前記ドアインナーパネルの第二面側に延び、第二面との弾接による反力を前記嵌合部の車外側壁面に作用させ前記保持部材による弾接力を高める第二シール部を有することを特徴とするドアウェザーストリップの組付構造。
  3. 前記ドア側シール部の第一シール部は、中空状であり、前記ドアインナーパネルの第一面との弾接時には、車内側に倒れ、前記覆いリップとの間隔を縮めることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  4. 前記ドア側シール部の第一シール部は、先端部が前記覆いリップ側に向けて湾曲する断面略J字状であり、前記ドアインナーパネルの第一面との弾接時には、車内側に倒れ、前記第一シール部の先端部が前記覆いリップに弾接することを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  5. 前記ドア側シール部の第二シール部は、中空状であり、前記ドアインナーパネルの第二面との弾接時には、前記ボディパネル側に倒れ、前記嵌合部の車外側に位置する車外側壁面との間隔を縮めることを特徴とする請求項2に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  6. 前記ドア側シール部の第二シール部は、先端部が前記嵌合部の車外側に位置する車外側壁面側に向けて湾曲する断面略J字状であり、前記ドアインナーパネルの第二面との弾接時には、前記ボディパネル側に倒れ、前記第二シール部の先端部が前記嵌合部の車外側に位置する車外側壁面に弾接することを特徴とする請求項2に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  7. 前記ドアトリムの先端部には、前記第一折曲部の端部がさらに前記ドアインナーパネルの第二面に折れる第二折曲部を有し、
    前記嵌合部は、前記ドアトリムの第一折曲部と第二折曲部が差し込まれると共に、第一折曲部と第二折曲部の周囲を覆うことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  8. 前記ボディ側シール部を、前記ドアトリムの先端部を覆う前記嵌合部の前記ボディパネル側に位置する壁面から前記ボディパネル側に向けて設けたことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  9. 前記ドアウェザーストリップ全体の材質を単層ゴム材としたことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  10. 前記単層ゴム材をスポンジゴム材としたことを特徴とする請求項9に記載のドアウェザーストリップの組付構造。
  11. ドア閉時にドアインナーパネルの車外側に延びる第一面とその第一面から略垂直に延びる第二面との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネルの第二面側に延び先端部に前記ドアインナーパネルの第二面に略平行に折れる第一折曲部を有するドアトリムとの間に取付けられ、前記ドアインナーパネルに弾接するドア側シール部とボディパネルのドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップで、
    前記ドアウェザーストリップには、前記ドアトリムの第一折曲部が差し込まれ、第一折曲部の周囲を覆う嵌合部が形成され、嵌合部の入口車外側付近には車内側に延び前記第一折曲部の付け根部側コーナー部を車外側から弾接して覆う覆いリップが形成され、
    前記ドア側シール部は、前記覆いリップの付け根部から前記ドアインナーパネルの第一面側に延び、第一面との弾接による反力を前記覆いリップに作用させ前記覆いリップによる弾接力を高める第一シール部を有するドアウェザーストリップの組付方法であって、
    予め前記ドアトリムの先端部を前記ドアウェザーストリップに形成された嵌合部に嵌合した一体化部品を設け、該一体化部品のドアウェザーストリップのドア側シール部を前記ドアインナーパネルに押し付けるようにして組付けることを特徴とするドアウェザーストリップの組付方法。
  12. ドア閉時にドアインナーパネルの車外側に延びる第一面とその第一面から略垂直に延びる第二面との間に形成されるコーナー部内側と、前記ドアインナーパネルの第二面側に延び先端部に前記ドアインナーパネルの第二面に略平行に折れる第一折曲部を有するドアトリムとの間に取付けられ、前記ドアインナーパネルに弾接するドア側シール部とボディパネルのドア開口縁車外側に弾接するボディ側シール部を有し、車内外をシールするドアウェザーストリップで、
    前記ドアウェザーストリップには、前記ドアトリムの第一折曲部が差し込まれ、第一折曲部の周囲を覆う嵌合部が形成され、嵌合部の内方には前記ドアトリムの第一折曲部に弾接して挟持する保持部材が形成され、
    前記ドア側シール部は、前記嵌合部の車外側に位置する車外側壁面から前記ドアインナーパネルの第二面側に延び、第二面との弾接による反力を前記嵌合部の車外側壁面に作用させ前記保持部材による弾接力を高める第二シール部を有するドアウェザーストリップの組付方法であって、
    予め前記ドアトリムの先端部を前記ドアウェザーストリップに形成された嵌合部に嵌合した一体化部品を設け、該一体化部品のドアウェザーストリップのドア側シール部を前記ドアインナーパネルに押し付けるようにして組付けることを特徴とするドアウェザーストリップの組付方法。
  13. 前記一体化部品を、前記ドアウェザーストリップを前記ドアインナーパネルに組付ける組立工程のラインに納入した後、前記組立工程で、前記一体化部品を前記ドアインナーパネルに組付けることを特徴とする請求項11又は12に記載のドアウェザーストリップの
    組付方法。
JP2009013492A 2009-01-23 2009-01-23 ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法 Active JP5207305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009013492A JP5207305B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009013492A JP5207305B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010167965A JP2010167965A (ja) 2010-08-05
JP5207305B2 true JP5207305B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=42700522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009013492A Active JP5207305B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5207305B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3054843B2 (ja) * 1994-02-10 2000-06-19 西川ゴム工業株式会社 ウエザーストリップの取付構造
JPH0872554A (ja) * 1994-09-01 1996-03-19 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドアガラスランのアッシー構造
US6205712B1 (en) * 1998-07-29 2001-03-27 Decoma Exterior Trim Inc. Decorative molding assembly for a vehicle door frame
JP2002002306A (ja) * 2000-06-27 2002-01-09 Nishikawa Rubber Co Ltd サブシールウエザーストリップの取付構造
JP2002121980A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd パーティングシールの取付構造
JP4722765B2 (ja) * 2006-05-12 2011-07-13 西川ゴム工業株式会社 自動車ドアのドア部品組付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010167965A (ja) 2010-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019116747A1 (ja) ウェザーストリップ及びその組付け構造
JP2011189880A (ja) オープニングトリムウエザストリップ
JP5447107B2 (ja) ウエザストリップ
JP2008254720A (ja) ウエザストリップ
JP5207305B2 (ja) ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法
JP4937829B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP5316790B2 (ja) ドアウェザーストリップの組付構造及びその組付方法
JP5316771B2 (ja) ドアウェザーストリップ及びその組付構造及び組付方法
JP2010030445A (ja) オープニングトリムウエザストリップ
JP5145025B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP2009107470A (ja) オープニングトリムウエザストリップ
JP4572765B2 (ja) ドアシール構造
JP5316770B2 (ja) ドアウェザーストリップの組付方法及びその組付構造
JP6652473B2 (ja) 自動車用ルーフサイドウエザストリップ
JP5475965B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP5085409B2 (ja) ウェザストリップの取付構造
JP6032434B2 (ja) ウエザストリップ
JP2007230279A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP5347423B2 (ja) ドアシール構造
JP2014196053A (ja) ウエザストリップ
JP6098204B2 (ja) 自動車用オープニングトリムウエザストリップ
JP5316772B2 (ja) ドアウェザーストリップの組付構造
JP6851187B2 (ja) 自動車用ルーフサイドウエザストリップ
JP5400438B2 (ja) ウェザーストリップの取付構造
JP2008007016A (ja) ガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111101

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5207305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250