JP5316630B2 - 映像表示装置および探索支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像ソースの探索支援方法、当該探索支援方法を用いた映像表示装置、プロジェクタに関する。
映像表示装置としてのプロジェクタには、通常複数の映像ソース(PC、DVD、VTR、その他の映像機器、インターネット等)が接続可能である。図16は、従来のプロジェクタ500に複数の映像ソースが接続された様子を示す図である。
プロジェクタ500は、図16に示すように、複数の映像ソースPC1,PC2,VTR,DVDのうち所望の映像ソースに基づく画像光を生成してスクリーンS上に投写する。入出力インタフェースとしては、図16に示す入出力インタフェース(IComputer1、IComputer2、IVideo、IS-Video)に加えて最近ではLAN(無線又は有線)インターフェースも使用されるようになってきている。
ところで、このようなプロジェクタを使用する際には、使用可能な映像ソースから所望の映像ソースを選択して投写表示を行うため、複数の映像ソースのうちどの映像ソースが使用可能か、どのような表示が行われているか等を簡単に探索できれば便利である。
図17は、従来の映像ソースの探索支援方法を説明するために示す図である。
従来の映像ソースの探索支援方法は、図17に示すように、モードスイッチ又はリモコンより映像ソース切換命令が入力されると、RAMのフラグに現在選択されている映像ソースの次の映像ソースを記憶させ(ステップS940)、RAMに記憶させた映像ソース名をOSDで表示する(ステップS941)。続いて、切り換えられた映像ソースからの映像信号を出力させるための切換信号が入力切換装置へ出力される(ステップS942)。その後、タイマーのタイムアップ(ステップS943)後、OSDでの表示を消去する(ステップS944)というものである。映像ソースは、ビデオ1→ビデオ2→オプション→…というように、映像ソース切換命令が入力されるたびに切り換わる(例えば、特許文献1参照)。
このため、従来の映像ソースの探索支援方法によれば、使用者からの映像ソース切換命令によって映像ソースが順次切り替わり、どの映像ソースが使用可能であるか、どのような表示が行われているか等を確実に確認することができる。
しかしながら、従来の映像ソースの探索支援方法においては、使用不可の映像ソース(プロジェクタに接続されていない映像ソース、電源が入っていない映像ソース等)についても、映像ソースが使用可能かどうか等について確認しながら順次映像ソースを切り換えていく必要があるため、操作が煩雑で不便である。近年のように、プロジェクタに接続可能な映像ソースの数が多くなると、なおさらである。そこで、このような問題を解決するための従来の他の映像ソースの探索支援方法が提案されている。
図18は、従来の他の映像ソースの探索支援方法を説明するために示す図である。
従来の他の映像ソースの探索支援方法は、図18に示すように、映像信号の有無を検出することにより、映像ソースの探索中に使用不可の映像ソースがあればこれを飛び越して自動的に次の映像ソースを探索するというものである。このため、従来の他の映像ソースの探索支援方法によれば、探索対象の映像ソースに使用不可の映像ソースが含まれる場合であっても、その映像ソースは飛び越されて自動的に次の映像ソースが探索されるようになるため、映像ソースが使用可能であるかどうか等を確認しながら一々映像ソースを切り換えていく必要がなくなり、操作が容易になり利便性が向上する(例えば、非特許文献1参照)。
特開2000−081666号公報
ビジネスプロジェクタ総合カタログ((エプソン販売株式会社、セイコーエプソン株式会社)カタログコード:CLELSG16A(2004.12.15))(第3頁(映像信号自動検出の説明欄))
しかしながら、従来の他の映像ソースの探索支援方法においては、最初に選択される映像ソースをも含めてすべての映像ソースが使用不可である場合には、すべての映像ソースが飛び越されるため、画面には何も表示されないことになる。このため、使用者は、何故何も表示されないのかわからないため、戸惑ってしまい、その結果プロジェクタの使い勝手を悪くしてしまうという問題があった。
また、従来の他の映像ソースの探索支援方法においては、いわゆるスタンバイ状態の映像ソース(プロジェクタに接続され電源が入っているにもかかわらず映像信号をまだ発していない段階の映像ソース。以下、スタンバイ状態の映像ソースという)についても、使用不可の映像ソースの場合と同様に飛び越されてしまうため、使用者がこのようなスタンバイ状態の映像ソースを選択することができないという問題があった。
なお、これらの問題は、プロジェクタにおいて映像ソースを探索するときにだけ見られる問題ではなく、複数の映像ソースを接続することが可能な映像表示装置において映像ソースを探索するときにも同様に見られる問題である。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索できるとともに、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことが使用者に認識可能な映像ソースの探索支援方法を提供することを第1の目的とする。
また、スタンバイ状態の映像ソースを選択することが可能な映像ソースの探索支援方法を提供することを第2の目的とする。
また、前記探索支援方法を用いた映像表示装置およびプロジェクタを提供することを第3の目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の映像表示装置は、映像信号にて表される映像を表示部に表示する映像表示装置であって、複数の映像ソースから供給される映像信号を、映像信号ごとに入力するための複数の入力端子と、複数の入力端子から所定の入力端子を選択する入力セレクタと、入力セレクタにより選択された入力端子に、映像信号が入力されているか否か識別する識別部と、複数の入力端子ごとに映像信号が入力されているか否か探索するための探索操作を受け付ける操作部と各入力端子に対応する映像ソース名ごとの探索状態を示す探索画面を映像信号として生成する映像信号補正部と、操作部への探索操作に応じて、少なくとも表示部に探索画面を表す映像信号による映像を表示させる制御部と、を備え、制御部は、操作部へ探索操作がなされると、入力セレクタにより入力端子を順番に選択させるとともに、選択された入力端子ごとに識別部により映像信号の入力の有無を確認させ、確認した入力端子に映像信号が入力されていない場合、その旨を示す表示を映像信号補正部により探索画面に追加し、映像信号が入力された入力端子が確認された場合、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、映像信号の入力が確認された入力端子からの映像信号による映像を表示部に表示させることを特徴とする。
この構成によれば、制御部は、操作部へ探索操作がなされると、入力セレクタにより入力端子を順番に選択させるとともに、選択された入力端子ごとに識別部により映像信号の入力の有無を確認させ、確認した入力端子に映像信号が入力されていない場合、その旨を示す表示を映像信号補正部により探索画面に追加することから、映像表示装置の表示部には、探索された入力端子に対応する映像ソースから映像信号が入力されていないことを示す表示が、逐次探索画面に追加される。
よって、映像ソースごとの映像信号の供給状況を、リアルタイムで映像表示装置の使用者に視認させることができる。また、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを探索画面により視認させることができる。
さらに、制御部は、映像信号が入力された入力端子が確認された場合、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、映像信号の入力が確認された入力端子からの映像信号による映像を表示部に表示させることから、映像表示装置は、映像信号の入力が確認されると、探索画面を閉じて、当該入力端子に対応する映像ソースからの映像信号にて表される映像を表示部に表示する。
よって、映像表示装置は、映像ソースの探索が終了したことを使用者に視認させるとともに、映像信号を出力している映像ソースを効率良く探索することができる。
従って、本発明の映像表示装置は、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索できるとともに、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを使用者に認識させることができる。
本発明に係る映像表示装置によれば、映像信号が入力されている入力端子が一つも確認されなかった場合において、探索画面から操作部により映像ソースを選択する操作がなされると、制御部は、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、選択された映像ソースに対応する入力端子を入力セレクタに選択させることが好ましい。
この構成によれば、探索画面から映像ソースを選択する操作がなされると、制御部は、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、選択された映像ソースに対応する入力端子を入力セレクタに選択させることから、映像表示装置は、映像信号が入力されている入力端子が一つも確認されなかった場合であっても、探索画面から選択操作された映像ソースに対応する入力端子を選択する。
従って、本発明の映像表示装置によれば、スタンバイ状態の映像ソースを選択することができる。
本発明に係る映像表示装置によれば、さらに、探索操作がなされる前に入力セレクタが選択していた初期入力端子を記憶する記憶部を備え、映像信号が入力されている入力端子が一つも確認されず、さらに所定の時間内に操作部に映像ソースを選択する操作がなされなかった場合、制御部は、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、記憶部に記憶されている初期入力端子を入力セレクタにより選択させることが好ましい。
この構成によれば、映像信号が入力されている入力端子が一つも確認されず、さらに所定の時間内に操作部に映像ソースを選択する操作がなされなかった場合、制御部は、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、記憶部に記憶されている初期入力端子を入力セレクタにより選択させることから、映像表示装置は、探索動作が終了して、映像信号が全く確認されなかった場合、所定の時間が経過すると、自動的に初期設定の状態に戻る。
よって、映像表示装置は、探索画面を閉じること、および初期設定の状態に戻ることにより、探索動作が終了したことを明確に使用者に視認させることができる。また、この状態で、再度、探索操作を行った場合、同様に初期設定の状態に戻ることから、使用者に、映像を表示させるためには、映像ソースへの映像信号出力操作などの何らかの操作が必要であるという自覚を促すことができる。
本発明に係る映像表示装置によれば、探索操作がなされる前に入力セレクタが選択していた初期入力端子に映像信号が入力されていた場合、制御部は、操作部へ探索操作がなされると、各部による探索操作に応じた動作に先立って、映像信号補正部により初期入力端子に対応する映像ソース名と、映像信号の入力が有る旨の表示を含んだ探索画面を表す映像信号を生成させることが好ましい。
この構成によれば、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合、制御部は、操作部へ探索操作がなされると、各部による探索操作に応じた動作に先立って、映像信号補正部により初期入力端子に対応する映像ソース名と、映像信号の入力が有る旨の表示を含んだ探索画面を表す映像信号を生成させることから、映像表示装置は、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合であっても、その旨を探索画面に表示した上で、さらに映像信号を供給している他の映像ソースを探索する。
従って、本発明の映像表示装置によれば、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合であっても、その旨を探索画面に表示した上で、さらに映像信号を供給している他の映像ソースを探索することができる。
本発明に係る映像表示装置によれば、初期入力端子以外の入力端子に映像信号の入力がなかった場合、制御部は、入力セレクタにより初期入力端子を選択させるとともに、映像信号補正部により初期入力端子から入力される映像信号による映像より小さな探索画面を初期入力端子から入力する映像信号に所定の時間重畳させることが好ましい。
この構成によれば、初期入力端子以外の入力端子に映像信号の入力がなかった場合、制御部は、入力セレクタにより初期入力端子を選択させるとともに、映像信号補正部により初期入力端子から入力される映像信号による映像より小さな探索画面を初期入力端子から入力する映像信号に所定の時間重畳させることから、映像表示装置は、探索動作が終了し、初期入力端子から入力される映像信号による映像を背景として、その中に探索画面を所定の時間表示する。
よって、映像表示装置は、背景の入力端子からの映像信号による映像により、初期入力端子に対応する映像ソースから映像信号が入力されていることを使用者に視認させながら、探索画面を表示することができる。さらに所定の時間が経過すると、探索画面の重畳が終了するため、初期入力端子から入力される映像信号による映像のみを表示することができる。
本発明に係る映像表示装置は、映像信号にて表される映像を表示部に表示する映像表示装置であって、複数の映像ソースから供給される映像信号を、映像信号ごとに入力するための複数の入力端子と、複数の入力端子から所定の入力端子を選択する入力セレクタと、入力セレクタにより選択された入力端子に、映像信号が入力されているか否か識別する識別部と、複数の入力端子ごとに前記映像信号が入力されているか否か探索するための探索操作を受け付ける操作部と、各入力端子に対応する映像ソース名ごとの探索状態を示す探索画面を映像信号として生成する映像信号補正部と、操作部への探索操作に応じて、少なくとも表示部に探索画面を表す映像信号による表示をさせる制御部と、を備え、制御部は、操作部への探索操作がなされると、入力セレクタにより入力端子を順番に選択させるとともに、選択された入力端子ごとに識別部により映像信号の入力の有無を確認させ、確認した入力端子ごとの映像信号の有無を示す表示を映像信号補正部により探索画面に順次追加し、全ての入力端子における映像信号の有無を確認することを特徴とする。
この構成によれば、制御部は、操作部への探索操作がなされると、入力セレクタにより入力端子を順番に選択させるとともに、選択された入力端子ごとに識別部により映像信号の入力の有無を確認させ、確認した入力端子ごとの映像信号の有無を示す表示を映像信号補正部により探索画面に順次追加し、全ての入力端子における映像信号の有無を確認することから、映像表示装置は、入力端子ごとの映像信号の有無を逐次探索画面に追加表示しながら、全ての入力端子における映像信号の有無を確認し、探索画面に一覧表示する。
よって、映像表示装置は、使用者に対して映像信号の確認状況を映像ソースごとに逐次視認させることができ、さらに全ての入力端子における映像信号の有無を一覧表示した探索画面により、探索結果を効率的に知らしめることができる。また、全ての映像ソースにおける映像信号の有無が探索画面により一覧表示されるため、映像信号が有る映像ソースが複数確認された場合、使用者は、その中から所望の映像ソースを選択することができるので、当該映像表示装置は、利便性が高い。
従って、本発明の映像表示装置は、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索できるとともに、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを使用者に視認させることができる。
本発明に係る映像表示装置によれば、全ての入力端子における映像信号の有無確認を行った後、所定の時間内に操作部に映像ソースを選択する操作がなされなかった場合、制御部は、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、最初に映像信号が確認された入力端子を入力セレクタにより選択させることが好ましい。
この構成によれば、全ての入力端子における映像信号の有無確認を行った後、所定の時間内に操作部に映像ソースを選択する操作がなされなかった場合、制御部は、映像信号補正部により探索画面を閉じさせるとともに、最初に映像信号が確認された入力端子を入力セレクタにより選択させることから、映像表示装置は、探索画面を閉じるとともに、最初に映像信号が確認された入力端子に対応する映像ソースからの映像信号による映像を表示する。
従って、本発明の映像表示装置は、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索し、自動的に当該映像ソースからの映像信号による映像を表示することができる。
本発明に係る映像表示装置によれば、識別部による選択された入力端子ごとの映像信号の有無確認がなされている間、制御部は、映像信号補正部により探索画面に映像信号を探索中である旨の表示を重畳させることが好ましい。
この構成によれば、識別部による選択された入力端子ごとの映像信号の有無確認がなされている間、制御部は、映像信号補正部により探索画面に映像信号を探索中である旨の表示を重畳させることから、映像表示装置は、識別部により選択された入力端子ごとの映像信号の有無確認がなされている間、探索画面に映像信号を探索中である旨の表示を重畳させる。
従って、本発明の映像表示装置によれば、使用者に映像信号を探索中であることを視認させることができる。これにより、動作がフリーズしてしまったのではないかという不安を使用者に与えてしまうことを防止できる。
本発明に係る映像表示装置によれば、探索画面が閉じられ、探索操作に応じた各部の動作または、操作部への選択操作によって入力セレクタが選択した入力端子に、映像信号が入力されていない場合、制御部は、映像信号補正部により選択された映像ソース名と、映像信号が入力されていない旨を示す画面を表す映像信号を生成させ、表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、探索動作が終了した後に、入力セレクタが選択している入力端子に、映像信号が入力されていない場合、制御部は、映像信号補正部により選択された映像ソース名と、映像信号が入力されていない旨を示す画面を表す映像信号を生成させ、表示部に表示させることから、映像表示装置は、探索動作が終了し探索画面が閉じられた後、選択している映像ソースに映像信号が入力されていない旨を示す画面を表示する。
従って、本発明の映像表示装置は、探索動作が終わって入力端子が選択された後、当該入力端子に映像信号が入力されていないことを使用者に視認させることができる。これにより、使用者に、映像を表示させるためには、映像ソースへの映像信号出力操作などの何らかの操作が必要であるという自覚を促すことができる。
本発明に係るプロジェクタによれば、前記映像表示装置は、光源部が発する光を光変調素子により映像信号に応じた変調光に変調し、変調光を投写レンズにより拡大して投写するプロジェクタであることが好ましい。
プロジェクタは、投写レンズにより拡大された大きな映像が得られるため、PC(パーソナルコンピュータ)を用いたプレゼンテーションや、DVDによる映画鑑賞などに多用されている。このような用途において、プロジェクタに接続される映像ソースは、PCとDVDプレイヤのみというように、少数のことが多い。このため、プロジェクタの使用者から、「映像信号を供給している映像ソースを素早く選択したい。」、または、「映像ソースから映像信号が出力されているか確認したい。」というニーズがある。
よって、前記映像表示装置としてプロジェクタは、好適である。
従って、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索できるとともに、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを使用者に認識させることができるプロジェクタを提供することができる。
本発明の映像ソースの探索支援方法は、一の映像ソースに基づく表示がなされている場合に、使用者による映像ソース探索開始操作を受け付けて、当該映像表示装置で表示可能な映像ソースの一覧を含む探索画面(「映像ソース一覧画面」ともいう)を表示する第1ステップと、当該映像表示装置で表示可能な映像ソースのうち一の映像ソース以外の残りの映像ソースについて、映像信号が検出されるまで所定の順番で映像信号の有無を検出する手順を実行する第2ステップとを有する映像ソースの探索支援方法であって、第2ステップにおいては、映像信号が検出された場合には当該映像ソースに基づく表示を開始し、一度も映像信号が検出されなかった場合には映像信号が検出されなかった旨の情報を探索画面に表示することを特徴とする。
このため、本発明の映像ソースの探索支援方法によれば、すべての映像ソースが使用不可である場合には、一度も映像信号が検出されないため、映像信号が検出されなかった旨の情報が探索画面に表示されることになる。その結果、すべての映像ソースが使用不可である場合には、そのことが使用者に認識可能となり、本発明の第1の目的が達成される。
なお、本発明の映像ソースの探索支援方法においては、第1ステップで「一の映像ソースに基づく表示がなされている」場合には、一の映像ソースからの映像信号に基づく表示が行われている場合のほか、一の映像ソースから映像信号が入力されていないために「映像信号が入力されていません」などのようなメッセージ画面が表示されている場合も含む。
本発明の映像ソースの探索支援方法においては、映像信号の有無についての情報を記憶しておき、探索画面を表示する際には、映像信号の有無についての情報を映像ソース毎に表示することが好ましい。
このような方法とすることにより、探索中又は探索後を問わず、映像信号の有無についての情報が映像ソース毎に探索画面に表示されるようになるため、どの映像信号ソースから映像信号がきているのかについて確認できるようになり、利便性が高まる。
本発明の映像ソースの選択支援方法においては、前記第2ステップで一度も映像信号が検出されなかった場合に、使用者が探索画面から特定の映像ソースを選択した場合には、前記特定の映像ソースに基づく表示を開始することが好ましい。
このような方法とすることにより、探索画面から特定の映像ソースを選択することにより、スタンバイ状態の映像ソースを選択することが可能となり、本発明の第2の目的が達成される。
本発明の映像ソースの選択支援方法においては、前記第2ステップで一度も映像信号が検出されなかった場合に、使用者が退避操作を行った場合又は使用者が所定期間内に何も操作しなかった場合には、前記一の映像ソースに基づく表示を開始することが好ましい。
映像ソースの探索は、映像表示装置のスイッチを入れたときに又は映像表示装置で一の映像ソースを表示させているときに行うのが通常である。このため、後者の場合に、上記のような方法を行うことにより、使用者が退避操作を行ったり使用者が所定期間内に何も操作しなかったりした場合には、画面を初期画面に戻すことができるため、映像表示装置を使い勝手の良いものにすることができる。
本発明の映像ソースの探索支援方法においては、前記第2ステップで一度も映像信号が検出されなかった場合には、探索画面の背景に前記一の映像を表示することが好ましい。
上記したように、映像ソースの探索は、映像表示装置のスイッチを入れたときに又は映像表示装置で一の映像ソースを表示させているときに行うのが通常である。このため、後者の場合に、上記のような方法を行うことにより、第2ステップで一度も映像信号が検出されなかった場合には、探索画面の背景に初期画面が表示されるため、映像表示装置を使い勝手の良いものにすることができる。
本発明の映像ソースの探索支援方法においては、前記第2ステップで映像信号の有無を出している期間には、検出している映像ソースに関する情報及び映像信号の有無を検出中である旨の情報を探索画面に表示することが好ましい。
このような方法とすることにより、映像信号の有無の検出中には、検出している映像ソースに関する情報及び映像信号の有無を検出中である旨の情報が探索画面に表示されるため、使用者に探索中である旨の情報が確実に伝わり、映像表示装置を使い勝手の良いものにすることができる。
本発明の映像ソースの探索支援プログラムは、映像信号にて表される映像を表示する映像表示装置が行う映像ソースの探索支援プログラムであって、一の映像ソースに基づく表示がなされている場合に、使用者による映像ソース探索開始操作を受け付けて、当該映像表示装置で表示可能な映像ソースの一覧を含む探索画面を表示する第1ステップと、当該映像表示装置で表示可能な映像ソースのうち一の映像ソース以外の残りの映像ソースについて映像信号が検出されるまで所定の順番で映像信号の有無を検出する手順を実行するとともに、映像信号が検出された場合には当該映像ソースに基づく表示を開始し、一度も映像信号が検出されなかった場合には映像信号が検出されなかった旨の情報を探索画面に表示する第2ステップとを実行させる手順を有することを特徴とする。
このため、本発明の映像ソースの探索支援プログラムを映像表示装置に用いることとすれば、すべての映像ソースが使用不可である場合には、一度も映像信号が検出されないため、映像信号が検出されなかった旨の情報が探索画面に表示されるようになる。その結果、すべての映像ソースが使用不可である場合には、そのことが使用者に認識可能となる。
本発明の映像表示装置は、一の映像ソースに基づく表示がなされている場合に、使用者による映像ソース探索開始操作を受け付けて、当該映像表示装置で表示可能な映像ソースの一覧を含む探索画面を表示する第1機能と、当該映像表示装置で表示可能な映像ソースのうち前記一の映像ソース以外の残りの映像ソースについて映像信号が検出されるまで所定の順番で映像信号の有無を検出する手順を実行するとともに、映像信号が検出された場合には当該映像ソースに基づく表示を開始し、一度も映像信号が検出されなかった場合には映像信号が検出されなかった旨の情報を探索画面に表示する第2機能とを有することを特徴とする。
このため、本発明の映像表示装置によれば、すべての映像ソースが使用不可である場合には、一度も映像信号が検出されないため、映像信号が検出されなかった旨の情報が探索画面に表示されるようになる。その結果、すべての映像ソースが使用不可である場合には、そのことが使用者に認識可能となる。
実施形態1のプロジェクタの概略構成図。 実施形態1の映像ソースの探索支援方法を示したフローチャート。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 実施形態2における表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 表示画面の一例を示す図。 実施形態3の映像ソースの探索支援方法を示したフローチャート。 表示画面の一例を示す図。 従来のプロジェクタに複数の映像ソースが接続された様子を示す図。 従来の映像ソースの探索支援方法を説明するために示す図。 従来の他の映像ソースの探索支援方法を説明するために示す図。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
《プロジェクタの構成》
図1は、本発明の映像表示装置としてのプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。以下、プロジェクタ100の概略構成について、図1を用いて説明する。
プロジェクタ100は、光源としてのランプ51が放射した白色光を、赤色光、青色光、緑色光の光の3原色成分に分離し、各色光毎に表示部としての各色光用の液晶ライトバルブ52R,52G,52Bにより映像ソースから供給される映像信号に応じて変調し、再度合成したフルカラーの変調光を投写レンズ65によりスクリーンSCに拡大投写する、いわゆる「液晶3板式プロジェクタ」である。
なお、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bは、光変調素子であり、それぞれが赤色光、緑色光、青色光用として設けられ、光学部64の構成に含まれている。
プロジェクタ100は、ランプ51、操作部53、リモコン54、操作受付け部55、入力端子T1〜T4、入力セレクタ56、識別部57、映像コンバータ58、映像信号処理部59、フレームメモリ60、映像信号補正部61、OSDメモリ62、液晶パネル駆動部63、光学部64、投写レンズ65、制御部66、記憶部67、電源部68、ランプ駆動部69などから構成されている。
ランプ51は、例えば、高圧水銀ランプや、メタルハライドランプ及びハロゲンランプなどの高輝度が得られる放電式ランプである。
操作部53は、プロジェクタ100の本体上面に設けられており、プロジェクタ100を操作するための複数の操作用ボタンを備えている。複数の操作用ボタンには、プロジェクタ100を起動およびシャットダウンするための「電源ボタン」や、映像信号を供給している映像ソースを探索するための「映像探索ボタン」、所望の映像ソースを選択するための映像ソースごとの「ソース選択ボタン」(いずれも図示せず)などが含まれている。
操作部としてのリモコン54は、プロジェクタ100を遠隔操作するためのリモコンであり、操作部53と同様のプロジェクタ100を操作するための複数の操作用ボタンを備えている。
操作受付け部55は、操作部53あるいはリモコン54への操作がなされると、当該操作を受付け、制御部66へ各種動作のトリガとなる操作信号を送る。
入力端子T1〜T4は、複数の映像ソースとしての外部電子機器PC1,PC2,DV,VIから供給される映像信号を、映像信号ごとにプロジェクタ100に入力するための入力端子である。
入力端子T1,T2は、例えば、ミニD-sub15ピン端子であり、パーソナルコンピュータPC1,PC2から供給されるアナログRGB信号に対応している。また、ミニD-sub15ピン端子の持つ15ピンの信号線の使用割り当てを変えることにより、コンポーネント信号も入力することができる。
入力端子T3は、例えば、S端子であり、DVDプレイヤDVや、Sビデオプレイヤなどから供給されるS信号に対応している。
入力端子T4は、例えば、1RCA端子であり、ビデオプレイヤVIや、TVチューナなどから供給されるコンポジット信号に対応している。
プロジェクタ100の入力端子としては、上記の映像入力端子の他に、音声信号を入力するための、例えば、ステレオミニジャックなどの音声入力端子や、外部のPCとプロジェクタ100との間で各種の情報のやり取りを行うためのUSB端子、RS232C端子などが設けられているが、説明を簡単にするため図示を省略している。
以下、外部電子機器PC1,PC2,DV,VIのことを、映像ソース名での表現も交えながら説明する。
具体的には、パーソナルコンピュータPC1,PC2のことを、映像ソース名では、「Computer 1」,「Computer 2」と表現する。同様に、DVDプレイヤDVを「S-Video」、ビデオプレイヤVIを「Video」と表現する。
入力セレクタ56は、入力端子T1〜T4の選択スイッチであり、制御部66からの選択信号に従い、4つの入力端子の内、いずれか1つを選択する。これにより、選択された入力端子に対応する映像ソースが、映像信号Vinを供給している場合、プロジェクタ100は、当該映像信号Vinによる映像を投写する。
プロジェクタ100の出荷段階におけるデフォルトの映像ソースは、「Computer 1」となっている。プロジェクタ100が起動した後、例えば、リモコン54の「映像探索ボタン」を操作すると、入力セレクタ56は、入力端子T1〜T4を順番に選択することにより、映像ソースを、「Computer 1」,「Computer 2」,「S-Video」,「Video」の順番で切替える。
また、プロジェクタ100のシャットダウン時には、シャットダウンの時点で選択されていた映像ソース情報が記憶部67に記憶され、次回起動時において再現される。
識別部57は、例えば、コンパレータであり、入力セレクタ56により選択されている映像ソースから映像信号Vinが供給されているか否かを、映像信号Vinに含まれている同期信号の有無を確認することにより、識別し、映像信号Vinの入力の有無を伝える識別信号を制御部66に送る。
映像コンバータ58は、アナログ映像信号VinをA/D変換し、デジタル映像信号Dinとして出力する。これは、映像信号Vinに各種の映像信号処理を施すために行われる。また、デコーダを内蔵している。
具体的には、映像コンバータ58は、映像信号Vinが映像ソース「Computer 1」,「Computer 2」のアナログRGB信号の場合は、そのままA/D変換処理を含む映像信号処理を施す。映像信号Vinが映像ソース「S-Video」のS信号または、「Video」のコンポジット信号の場合は、内蔵するデコーダにより、コンポーネント信号に変換してからA/D変換処理を含む映像信号処理を施す。
映像信号処理部59は、映像信号Dinを、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bで表示するのに適した信号とするために、映像データをフレームメモリ60に書き込み、所定の条件で読み出すなどの映像信号処理を行う。映像信号処理には、映像信号Dinで表される映像を拡大および縮小することにより液晶ライトバルブ52R,52G,52Bの持つ解像度に合わせるスケーリング処理や、1秒間における描画更新回数を示すフレームレート変換などが含まれる。映像信号Dinは、このような映像信号処理が施され、デジタル映像信号Dscとして出力される。
映像信号補正部61は、映像信号Dscの有する階調値を液晶ライトバルブ52R,52G,52Bで表示するのに適した階調値に変換するγ補正や、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに固有の輝度むらなどに起因する色むら補正処理を施し、さらにD/A変換を施したアナログ映像信号Voutを出力する。
また、映像信号補正部61は、例えば、映像信号Vinにて表される映像に、映像ソース名を重畳させるというような、OSD(On-Screen Display)機能を司る。映像信号補正部61は、制御部66からのOSD信号に従い、OSDメモリ62から、例えば、「映像ソース名」や、映像ソースの「探索画面」を読み出し、映像信号Dscに重畳する。
映像信号補正部61は、映像信号Vinが入力されていない場合、例えば、青色ベタの画面に「映像ソース名」と、「映像信号が入力されていません」という文字が表された「スタンバイ画面」をOSDメモリ62から読み出し、「スタンバイ画面」を表す映像信号Voutを生成して出力する。
OSDメモリ62は、不揮発性のメモリであり、「映像ソース名」や、映像ソースの「探索画面」の各種態様、「スタンバイ画面」など、OSDに用いられるプロジェクタの操作状態を示す画面や各種文字パターンなどを記憶している。
液晶パネル駆動部63は、液晶ドライバであり、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに映像信号Voutと、駆動電圧などを供給し、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに映像を写し出す。
光学部64は、ランプ51が放射する白色光を輝度分布の安定した略平行光に変換するインテグレータ光学系と、輝度分布の安定した白色光を光の3原色である赤色、緑色、青色の各色光成分に分離して各色光用の液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに供給する分離光学系(いずれも図示せず)と、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bにて各色光毎に映像信号Voutに応じて変調された各色光を、再度合成する合成光学系とを含んで構成されている。
液晶ライトバルブ52R,52G,52Bからの各色光毎の変調光は、青色光を反射し緑色光を透過するダイクロイック膜71と、赤色光を反射し緑色光を透過するダイクロイック膜72と、を備える合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム73により合成され、映像信号Voutに応じて変調されたフルカラーで略平行光の変調光として射出される。
投写レンズ65は、凸レンズなどから構成されており、クロスダイクロイックプリズム73からの変調光を拡大して投写光とし、スクリーンSCに映像を投写する。投写レンズ65は、投写光の拡大率を調整するズーム機能や、投写光の焦点を調整するフォーカス機能を有している。
制御部66は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行い、また、操作受付け部55からの操作信号などに沿って各部の動作を制御する。
記憶部67は、例えば、フラッシュメモリなどデータの書き換えが可能な不揮発性のメモリにより構成されている。記憶部67には、プロジェクタ100の動作を指示および制御するための様々な制御プログラムや、ファームウェア、および付随するデータが記憶されている。
制御プログラムには、映像信号を供給している映像ソースを探索するための探索支援プログラムとしての「映像探索プログラム」が含まれている。付随するデータとしては、例えば、「映像探索プログラム」を実行するまえに入力セレクタが選択していた入力端子名などが含まれる。
電源部68は、外部電源80からの交流電力をプラグから導き、内蔵するAC/DC変換部(いずれも図示せず)にて変圧、整流および平滑するなどの処理を施すことにより安定化させた直流電圧をプロジェクタ100の各部に供給する。
ランプ駆動部69は、電源部68からの電力供給を受け、放電式ランプであるランプ51を点灯するために高電圧を発生して放電経路を形成するイグナイタ回路と、点灯後の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路(いずれも図示せず)を備えている。
《第1の映像ソース探索態様》
図2は、実施形態1に係る映像ソースの探索支援方法を示したフローチャートである。図3〜図10は、実施形態1における表示画面の一例を示す図である。
ここでは、図2を中心に、適宜図1、および図3〜図10を参照しながら、プロジェクタ100における映像ソースの探索の一態様について説明する。
実施形態1に係る映像ソースの探索支援方法は、プロジェクタ100を起動した後、映像ソースの探索を行う場合を想定した映像ソースの探索支援方法である。
なお、実施形態1に係る映像ソースの探索支援方法においては、プロジェクタ100の電源スイッチを入れたときには、入力端子T1に対応する映像ソース「Computer 1」に基づく表示が行われるものとする。また、このとき、映像ソース「Computer 1」からは映像信号が出力されていないものとする。
実施形態1に係る映像ソースの探索支援方法は、図2に示すように、第1ステップS10と第2ステップS20とを有している。
リモコン54の「電源ボタン」の操作がなされたため、操作受付け部55から制御部66へ操作信号が送られる。操作信号を受信した制御部66は、各部を起動させ、初期化を行う。制御部66は、入力セレクタ56により、デフォルトの入力端子である入力端子T1を選択させる。
ステップS11では、制御部66は、識別部57からの識別信号により、入力端子T1に対応する映像ソース「Computer 1」から映像信号が入力されていないことから、映像信号補正部61により、図3の「スタンバイ画面」を表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。「スタンバイ画面」には、「映像信号が入力されていませんという」メッセージが表示されている。
ステップS12では、制御部66は、リモコン54の「映像探索ボタン」の操作がなされたことによる操作受付け部55からの操作信号を受信し、記憶部67の「映像探索プログラム」を実行する。以下の各ステップにおける各部の動作は、「映像探索プログラム」に準じたものである。また、制御部66は、映像探索操作がなされた時点で、入力セレクタ56が選択している入力端子を、初期入力端子として記憶部67に記憶する。
ステップS13では、制御部66は、映像信号補正部61により、図4に示す「探索画面」を表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。図4の「探索画面」では、映像ソース「Computer 1」からは、映像信号が入力されていないことを示す「無し」というメッセージが表示されている。
以上説明した、ステップS11〜S13までが、第1ステップS10に相当する。
ステップS21では、制御部66は、入力セレクタ56が選択している入力端子の次の選択順番の入力端子を選択させる。入力端子の選択順番は、「入力端子T1」→「入力端子T2」→「入力端子T3」→「入力端子T4」→「入力端子T1」…というように循環する。
ステップS22では、制御部66は、ステップS21で選択された入力端子に対応する映像ソースからの映像信号の有無を識別部57により確認させる。映像信号の入力があった場合、ステップS27へ進む。映像信号の入力がなかった場合、ステップS23へ進む。
また、各ステップにおいて、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を探索状態に合わせて逐次更新させる。
図5の「探索画面」は、入力端子T2に対応する映像ソース「Computer 2」からの映像信号の有無を確認している画面である。当該画面には、「映像信号を探索中である旨」のメッセージが表示されている。また、図6の「探索画面」は、入力端子T4に対応する映像ソース「Video」からの映像信号の有無を確認している画面であり、図5と同様に、「映像信号を探索中である旨」のメッセージが表示されている。
ステップS23では、制御部66は、入力端子T1〜T4の全てについて、映像信号の探索を行ったか確認する。全ての入力端子についての探索が終わった場合、ステップS24へ進む。まだ探索していない入力端子がある場合、ステップS21へ戻る。
ステップS24では、制御部66は、映像信号補正部61により、図7の「探索画面」を表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。図7の「探索画面」は、全ての映像ソースから映像信号の入力が無かったことを表している。また、「映像信号が検出されなかったため、手動で映像ソースを選択して下さい」というメッセージが表示されている。
ステップS25では、制御部66は、所定の時間内に操作部53またはリモコン54の「ソース選択ボタン」の操作がなされたかどうか、操作受付け部55からの操作信号の有無により確認する。映像ソースを選択する操作信号があった場合、ステップS26へ進む。映像ソースを選択する操作信号が無かった場合、ステップS28へ進む。ちなみに、所定の時間は、約10秒間である。
ステップS26では、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を閉じさせるとともに、ステップS25で選択された映像ソースに対応する入力端子を、入力セレクタ56により選択する。
続いて、ステップS22で、映像信号の入力があった場合について説明する。
ステップS27では、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を閉じさせるとともに、ステップS22で映像信号の入力が確認された入力端子に入力する映像信号により映像を投写する。例えば、図8は、入力端子T2において映像信号が検出された場合の画面を表している。なお、映像ソース「Computer 2」による画面は、簡略のためにドット模様で表している。
続いて、ステップS25で、映像ソースを選択する操作が無かった場合について説明する。
ステップS28では、制御部66は、所定の時間内に映像ソースを選択する操作が無かったため、映像信号補正部61により「探索画面」を閉じさせるとともに、記憶部67から初期入力端子の情報を読み出し、入力セレクタ56により当該入力端子を選択させる。
図9は、この状態の画面を表しており、図3の「スタンバイ画面」と同様の画面が表示されている。なお、例えば、初期入力端子が入力端子4であった場合、図10に示すような画面が表示される。
以上説明した、ステップS22〜S28までが、第2ステップS20に相当する。
上述した通り、本実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)制御部66は、リモコン54へ探索操作がなされると、入力セレクタ56により入力端子T1〜T4を順番に選択させるとともに、識別部57により選択された入力端子ごとに映像信号の入力の有無を確認させ、確認した入力端子に映像信号が入力されていない場合、その旨を示す表示を映像信号補正部61により探索画面に追加することから、プロジェクタ100が投写する探索画面には、探索された入力端子ごとの映像信号の有無を表す表示が探索状況に応じて逐次追加される。
よって、映像ソースごとの映像信号の供給状況を、リアルタイムでプロジェクタ100の使用者に視認させることができる。また、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを探索画面により視認させることができる。
さらに、制御部66は、映像信号が入力された入力端子が確認された場合、映像信号補正部61により探索画面を閉じさせるとともに、映像信号の入力が確認された入力端子からの映像信号による映像を投写させることから、プロジェクタ100は、映像信号の入力が確認されると、探索画面を閉じて、当該入力端子に対応する映像ソースからの映像信号にて表される映像を投写する。
よって、プロジェクタ100は、映像ソースの探索が終了したことを使用者に視認させるとともに、映像信号を出力している映像ソースを効率良く探索することができる。
従って、プロジェクタ100は、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索できるとともに、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを使用者に認識させることができる。さらに、簡便な1回の探索操作により、映像ソースごとの映像信号の状態を表示し、さらに映像信号が確認されると自動的に対応する映像ソースに接続されるので、使い勝手が良いプロジェクタ100を提供することができる。
(2)探索画面から映像ソースを選択する操作がなされると、制御部66は、映像信号補正部61により探索画面を閉じさせるとともに、選択された映像ソースに対応する入力端子を入力セレクタ56に選択させることから、プロジェクタ100は、映像信号が入力されている入力端子が一つも確認されなかった場合であっても、探索画面から選択操作された映像ソースに対応する入力端子を選択する。
従って、プロジェクタ100は、スタンバイ状態の映像ソースを選択することができる。
(3)映像信号が入力されている入力端子が一つも確認されず、さらに所定の時間内に操作部に映像ソースを選択する操作がなされなかった場合、制御部66は、映像信号補正部61により探索画面を閉じさせるとともに、記憶部67に記憶されている初期入力端子を入力セレクタ56により選択させることから、プロジェクタ100は、探索動作が終了して、映像信号が全く確認されなかった場合、所定の時間が経過すると、自動的に初期設定の状態に戻る。
従って、プロジェクタ100は、探索画面を閉じること、および初期設定の状態に戻ることにより、探索動作が終了したことを明確に使用者に視認させることができる。また、この状態で、再度、探索操作を行った場合、同様に初期設定の状態に戻ることから、使用者に、映像を表示させるためには、映像ソースへの映像信号出力操作などの何らかの操作が必要であるという自覚を促すことができる。
(4)識別部57による選択された入力端子ごとの映像信号の有無確認がなされている間、制御部66は、映像信号補正部61により探索画面に映像信号を探索中である旨の表示を重畳させることから、プロジェクタ100は、識別部57により選択された入力端子ごとの映像信号の有無確認がなされている間、映像信号を探索中である旨の表示を含んだ探索画面を投写する。
従って、プロジェクタ100は、使用者に映像信号を探索中であることを視認させることができる。これにより、動作がフリーズしてしまったのではないかという不安を使用者に与えてしまうことを防止できる。
(5)探索動作が終了した後に、入力セレクタ56が選択している入力端子に、映像信号が入力されていない場合、制御部66は、映像信号補正部61により選択された映像ソース名と、映像信号が入力されていない旨を示す画面を表す映像信号を生成させることから、プロジェクタ100は、探索動作が終了し探索画面が閉じられた後、選択している映像ソースに映像信号が入力されていない旨を示す画面を表示する。
従って、プロジェクタ100は、探索動作が終わって入力端子が選択された後、当該入力端子に映像信号が入力されていないことを使用者に視認させることができる。これにより、使用者に、映像を表示させるためには、映像ソースへの映像信号出力操作などの何らかの操作が必要であるという自覚を促すことができる。
(6)第1ステップとしてのステップS10では、一の映像ソースに基づく表示がなされている場合に、使用者による映像ソース探索開始操作を受け付けて、プロジェクタ100で表示可能な映像ソースの一覧を含む探索画面を表示し、第2ステップとしてのステップS20では、プロジェクタ100で表示可能な映像ソースのうち、一の映像ソース以外の残りの映像ソースについて、映像信号が検出されるまで所定の順番で映像信号の有無を検出する手順を実行する。
さらに、第2ステップとしてのステップS20では、映像信号が検出された場合には当該映像ソースに基づく表示を開始し、一度も映像信号が検出されなかった場合には映像信号が検出されなかった旨の情報を探索画面に表示することから、プロジェクタ100が行う映像ソースの探索支援方法によれば、すべての映像ソースが使用不可である場合には、一度も映像信号が検出されないため、映像信号が検出されなかった旨の情報が探索画面に表示される。
よって、プロジェクタ100の映像ソースの探索支援方法によれば、すべての映像ソースが使用不可である場合には、その旨を使用者に視認させることができる。また、当該探索支援方法は、プロジェクタ100が、「映像探索プログラム」を実行することにより実現される。
従って、すべての映像ソースが使用不可である場合には、その旨を使用者に視認させることができる「映像探索プログラム」を提供することができる。
(実施形態2)
《第2の映像ソース探索態様》
図11〜図13は、実施形態2における表示画面の一例を示す図である。図11は実施形態1における図3に対応する図であり、図12は実施形態1における図7に対応する図であり、図13は実施形態1における図9に対応する図である。
実施形態2に係る映像ソースの探索支援方法は、プロジェクタ100を使用中に、使用中の映像ソースとは異なる他の映像ソースの探索を行うときを想定した映像ソースの探索支援方法である。
プロジェクタの構成および、記憶部66に記憶されている制御プログラムなどは、実施形態1のプロジェクタ100と同様である。
ここでは、図2を中心にして、適宜図1および、図11〜13などを用いて、実施形態1での説明との相違点についてのみ説明する。
ステップS11において、初期画面として映像ソース「Computer 1」からの映像信号による図11に示すような映像が表示されている。なお、映像ソース「Computer 1」による映像は、簡略のためにドット模様で表している。
ステップS13において、制御部66は、映像信号補正部61により初期入力端子に対応する映像ソース名と、映像信号の入力が有る旨の表示を含んだ探索画面表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。
ステップS24において、図12に示すように「探索画面」の背景に映像ソース「Computer 1」の映像が表示されている。「探索画面」は、映像ソース「Computer 1」からの映像信号により表される映像よりも小さく設定されている。
ステップS25において、所定の時間内に映像ソースの選択操作がなされなかった場合、図13に示すようにステップS28において、映像ソース「Computer 1」の画面が表示される。
実施形態2に係る映像ソースの探索支援方法は、上記以外の点については、実施形態1に係る映像ソースの探索支援方法の場合と同様である。
上述した通り、本実施形態によれば実施形態1の効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)初期入力端子に映像信号が入力されていた場合、制御部66は、リモコン54へ探索操作がなされると、各部による探索操作に応じた動作に先立って、映像信号補正部61により初期入力端子に対応する映像ソース名と、映像信号の入力が有る旨の表示を含んだ探索画面を表す映像信号を生成させることから、プロジェクタ100は、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合であっても、その旨を探索画面に表示した上で、さらに映像信号を供給している他の映像ソースを探索する。
従って、プロジェクタ100は、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合であっても、その旨を探索画面に表示した上で、さらに映像信号を供給している他の映像ソースを探索することができる。
(2)初期入力端子以外の入力端子に映像信号の入力がなかった場合、制御部66は、入力セレクタ56により初期入力端子を選択させるとともに、映像信号補正部61により初期入力端子から入力される映像信号による映像より小さな探索画面を初期入力端子から入力する映像信号に所定の時間重畳させることから、プロジェクタ100は、探索動作が終了し、初期入力端子から入力される映像信号による映像を背景として、その中に探索画面を所定の時間表示する。
よって、プロジェクタ100は、背景の入力端子からの映像信号による映像により、初期入力端子に対応する映像ソースから映像信号が入力されていることを使用者に視認させながら、探索画面を表示することができる。さらに所定の時間が経過すると、探索画面の重畳が終了するため、初期入力端子から入力される映像信号による映像のみを表示することができる。
(実施形態3)
《第3の映像ソース探索態様》
図14は、実施形態3に係る映像ソースの探索支援方法を示したフローチャートである。図15は、実施形態3における表示画面の一例を示す図である。
プロジェクタの構成は、実施形態1のプロジェクタ100と同様である。
実施形態3のプロジェクタ100は、記憶部66に記憶されている「映像探索プログラム」のみが、実施形態1と異なるプログラム構成となっている。
ここでは、図14を中心に、適宜図1、図15などを参照しながら、プロジェクタ100における映像ソースの探索の一態様について説明する。
リモコン54の「電源ボタン」の操作がなされたため、操作受付け部55から制御部66へ操作信号が送られる。操作信号を受信した制御部66は、各部を起動させ、初期化を行う。制御部66は、入力セレクタ56により、デフォルトの入力端子である入力端子T1を選択させる。このとき、映像ソース「Computer 1」からは映像信号が出力されていないものとする。
ステップS31では、制御部66は、識別部57からの識別信号により、入力端子T1に対応する映像ソース「Computer 1」から映像信号が入力されていないことから、映像信号補正部61により、図3の「スタンバイ画面」を表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。「スタンバイ画面」には、「映像信号が入力されていませんという」メッセージが表示されている。
ステップS32では、制御部66は、操作部53の「映像探索ボタン」の操作がなされたことによる操作受付け部55からの操作信号を受信し、記憶部67の「映像探索プログラム」を実行する。以下の各ステップにおける各部の動作は、「映像探索プログラム」に準じたものである。また、制御部66は、映像探索操作がなされた時点で、入力セレクタ56が選択している入力端子を、初期入力端子として記憶部67に記憶する。
ステップS33では、制御部66は、映像信号補正部61により、図4に示す「探索画面」を表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。図4の「探索画面」では、映像ソース「Computer 1」からは、映像信号が入力されていないことを示す「無し」というメッセージが表示されている。
ステップS34では、制御部66は、入力セレクタ56が選択している入力端子の次の選択順番の入力端子を選択させる。入力端子の選択順番は、「入力端子T1」→「入力端子T2」→「入力端子T3」→「入力端子T4」→「入力端子T1」…というように循環している。
ステップS35では、制御部66は、ステップS34で選択された入力端子に対応する映像ソースからの映像信号の有無を識別部57により確認させる。さらに、確認された映像ソースごとの映像信号の有無情報を、探索順番を含めて記憶部67に記憶させる。
また、各ステップにおいて、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を探索状態に合わせて逐次更新させる。図5の「探索画面」は、入力端子T2に対応する映像ソース「Computer 2」からの映像信号の有無を確認している画面である。当該画面には、「映像信号を探索中である旨」のメッセージが表示されている。
ステップS36では、制御部66は、入力端子T1〜T4の全てについて、映像信号の探索を行ったか確認する。全ての入力端子についての探索が終わった場合、ステップS37へ進む。まだ探索していない入力端子がある場合、ステップS34へ戻る。
ステップS37では、制御部66は、映像信号補正部61により、図15の「探索画面」を表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。図15の「探索画面」では、全ての映像ソースにおける映像信号の入力の有無が一覧表示されている。また、「手動で映像ソースを選択して下さい。」というメッセージが表示されている。
ステップS38では、制御部66は、操作部53またはリモコン54の「ソース選択ボタン」の操作がなされたかどうか、操作受付け部55からの操作信号の有無により確認する。映像ソースを選択する操作信号があった場合、ステップS41へ進む。映像ソースを選択する操作信号が無かった場合、ステップS39へ進む。
ステップS39では、制御部66は、ステップS37で図15の「探索画面」を表示させてから、所定の時間が経過したかどうか確認する。所定の時間が経過した場合は、ステップS40へ進む。所定の時間に達していない場合は、ステップS37へ戻り、「探索画面」の表示を継続する。ちなみに、所定の時間は、約10秒間である。
ステップS40では、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を閉じさせるとともに、記憶部67から「最初に映像信号が確認された映像ソースに対応する入力端子」を読み出し、入力セレクタ56により選択する。図15の「探索画面」の場合、最初に映像信号が確認された映像ソース「Computer 2」に対応する入力端子T2が選択される。これにより、図8に示すような「Computer 2」からの映像信号による映像が投写される。
また、ステップS37での探索結果が、図7に示すように全ての映像ソースにおいて映像信号が確認されなかった場合、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を閉じさせるとともに、記憶部67から初期入力端子の情報を読み出し、入力セレクタ56により当該入力端子を選択させる。
続いて、ステップS38で、映像ソースの選択操作があった場合について説明する。
ステップS41では、制御部66は、映像信号補正部61により「探索画面」を閉じさせるとともに、ステップS38で選択された映像ソースに対応する入力端子を、入力セレクタ56により選択する。
なお、プロジェクタ100は、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合も、同様な探索が可能である。初期入力端子に映像信号が入力されていた場合の探索動作について、上記説明と異なる部分についてのみ以下に説明する。
ステップS31において、初期画面として映像ソース「Computer 1」からの映像信号による図11に示すような映像が表示される。
ステップS33において、制御部66は、映像信号補正部61により初期入力端子に対応する映像ソース名と、映像信号の入力が有る旨の表示を含んだ探索画面表す映像信号を生成させ、当該映像を投写させる。
ステップS37において、「探索画面」の背景に映像ソース「Computer 1」の映像が表示される。
上述した通り、本実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)制御部66は、操作部53への探索操作がなされると、入力セレクタ56により入力端子を順番に選択させるとともに、識別部57により選択された入力端子ごとに映像信号の入力の有無を確認させ、確認した入力端子ごとの映像信号の有無を示す表示を映像信号補正部61により探索画面に順次追加し、全ての入力端子における映像信号の有無を確認することから、プロジェクタ100は、入力端子ごとの映像信号の有無を逐次探索画面に追加表示しながら、全ての入力端子における映像信号の有無を確認し、探索画面に一覧表示する。
よって、プロジェクタ100は、使用者に対して映像信号の確認状況を映像ソースごとに逐次視認させることができ、さらに全ての入力端子における映像信号の有無を一覧表示した探索画面により、探索結果を効率的に知らしめることができる。また、全ての映像ソースにおける映像信号の有無が探索画面により一覧表示されるため、映像信号が有る映像ソースが複数確認された場合、使用者は、その中から所望の映像ソースを選択することができるので、プロジェクタ100は、利便性が高い。
従って、プロジェクタ100は、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索できるとともに、全ての映像ソースから映像信号が入力されていない場合であっても、そのことを使用者に視認させることができる。
(2)全ての入力端子における映像信号の有無確認を行った後、所定の時間内に操作部53に映像ソースを選択する操作がなされなかった場合、制御部66は、映像信号補正部61により探索画面を閉じさせるとともに、最初に映像信号が確認された入力端子を入力セレクタ56により選択させることから、プロジェクタ100は、探索画面を閉じるとともに、最初に映像信号が確認された入力端子に対応する映像ソースからの映像信号による映像を表示する。
従って、プロジェクタ100は、映像信号を出力している映像ソースを効率的に探索し、自動的に当該映像ソースからの映像信号による映像を表示することができる。
(3)プロジェクタ100は、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合であっても、映像信号が入力されていない場合と同様に、探索動作を行うことが可能であり、初期入力端子に映像信号が入力されていた場合と同様な効果を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
図1を用いて説明する。前記各実施形態において、プロジェクタ100は、光変調素子として3枚の液晶ライトバルブ52R,52G,52Bを用いた液晶3板式の投写型プロジェクタとして説明したが、これに限定するものではない。
例えば、プロジェクタは、赤、緑、青色のカラーフィルタが規則的に格子状に配置され、1枚でフルカラーの変調光を射出することが可能な単板の液晶ライトバルブを用いる構成であっても良い。また、反射型液晶表示装置や、ティルトミラーデバイスを用いる構成としても良い。
これらの構成であっても、前記実施形態および変形例と同様の作用効果を得ることができる。
(変形例2)
図1を用いて説明する。前記実施形態および変形例において、本発明の映像ソースの探索支援方法をフロント型のプロジェクタ100に適用した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リア型のプロジェクションテレビ、液晶テレビ、プラズマテレビ、CRTテレビ、PCモニタ、有機ELディスプレイ、その他各種の映像表示装置に適用することができる。
(変形例3)
図1を用いて説明する。前記実施形態および変形例において、映像ソースとしては、「Computer 1」,「Computer 2」,「S-Video」,「Video」の4種類を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、さらに、映像ソースとして「コンポーネントビデオ」と、「デジタルビデオ」を加え、それぞれに対応する入力端子、ミニD-sub15ピン端子と、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)端子とを増設した構成であっても良い。
また、これら以外の映像ソースやインターネット等の通信手段による映像ソースを用いた場合であっても、前記実施形態および変形例と同様の作用および効果を得ることができる。
51…光源部としてのランプ、52R,52G,52B…表示部および光変調素子としての液晶ライトバルブ、53…操作部、54…操作部としてのリモコン、56…入力セレクタ、57…識別部、61…映像信号補正部、62…OSDメモリ、65…投写レンズ、66…制御部、67…記憶部、100…プロジェクタ、T1〜T4…入力端子、「Computer…1」,「Computer…2」,「S-Video」,「Video」…映像ソース、Vin…映像信号。

Claims (7)

  1. 映像信号にて表される映像を表示部に表示する映像表示装置であって、
    映像ソースから供給される前記映像信号を入力するための入力端子と、
    前記入力端子に前記映像信号が入力されているか否かを探索するための探索操作を受け付ける操作部と、
    前記入力端子を順番に選択する入力セレクタと、
    前記入力セレクタにより選択された入力端子に、前記映像信号が入力されているか否か識別する識別部と、
    前記探索操作によって前記映像信号が入力されている前記入力端子が1つも確認されなかった場合に、前記入力セレクタに選択させるための初期入力端子を記憶する記憶部と、
    前記操作部への前記探索操作に応じて、前記入力セレクタによって選択されている前記入力端子に対応する映像ソースの探索状態を示す探索画面を、前記表示部に表示させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記操作部へ探索操作がなされると、前記入力セレクタに前記入力端子を順番に選択させるとともに、前記識別部に前記選択された入力端子前記映像信号入力されているか否かを確認させ、映像信号が入力された入力端子が確認された場合、前記探索画面を閉じるとともに、前記映像信号の入力が確認された入力端子からの映像信号による映像を前記表示部に表示させ、前記映像信号が入力されている前記入力端子が一つも確認されなかった場合、前記探索画面を閉じるとともに、前記記憶部に記憶された前記初期入力端子を前記入力セレクタにより選択させることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記映像信号が入力されている前記入力端子が一つも確認されなかった場合において、記操作部により映像ソースを選択する操作がなされると、前記制御部は、前記探索画面を閉じるとともに、前記選択された映像ソースに対応する前記入力端子を前記入力セレクタに選択させることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記記憶部は、前記探索操作がなされる前に前記入力セレクタが選択していた入力端子を、前記初期入力端子として記憶していることを特徴とする請求項1または2に記載の映像表示装置。
  4. 前記識別部による前記選択された入力端子の前記映像信号の有無確認がなされている間、前記制御部は、前記探索画面に前記映像信号を探索中である旨の表示を重畳して前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  5. 前記探索画面が閉じられ、前記探索操作に応じた各部の動作または、前記操作部への選択操作によって前記入力セレクタが選択した前記入力端子に、前記映像信号が入力されていない場合、
    前記制御部は、前記選択された映像ソース名と、映像信号が入力されていない旨を示す画面を、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  6. 前記映像表示装置は、光源部が発する光を光変調素子により前記映像信号に応じた変調光に変調し、前記変調光を投写レンズにより拡大して投写するプロジェクタであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  7. 映像信号にて表される映像を表示部に表示する映像表示装置において、映像ソースから供給される前記映像信号の探索を支援する探索支援方法であって、
    前記映像ソースから供給される前記映像信号を入力するための入力端子に、前記映像信号が入力されているか否かを探索するための探索操作を受け付けるステップと、
    前記入力端子を順番に選択するステップと、
    選択された前記入力端子に、前記映像信号が入力されているか否かを識別するステップと、
    前記探索操作によって前記映像信号が入力されている前記入力端子が1つも確認されなかった場合に選択される、初期入力端子を記憶するステップと、
    前記探索操作に応じて、選択されている前記入力端子に対応する映像ソースの探索状態を示す探索画面を、前記表示部に表示させるステップと、を備え、
    前記探索操作を受け付けると、前記入力端子を順番に選択するとともに、前記選択された入力端子ごとに前記映像信号の入力の有無を確認し、
    映像信号が入力された入力端子が確認された場合、前記探索画面を閉じるとともに、前記映像信号の入力が確認された入力端子からの映像信号による映像を前記表示部に表示し、
    前記映像信号が入力されている前記入力端子が一つも確認されなかった場合、前記探索画面を閉じるとともに、記憶されている前記初期入力端子を選択することを特徴とする探索支援方法。
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