JP2006162924A - プロジェクタシステム、プロジェクタのリモコン装置、プロジェクタ、プロジェクタシステムによる投写映像の調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステム、プロジェクタのリモコン装置、プロジェクタ、プロジェクタシステムによる投写映像の調整方法を提供すること。
【解決手段】 リモコン102は、プロジェクタ101を起動するための操作がなされると、プロジェクタを起動させるトリガとなる起動信号と、リモコン102により設定されたプロジェクタ101が投写する映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調を調整するための構成要素ごとの調整内容の設定情報とを、無線によりプロジェクタ101に送信し、プロジェクタ101は、リモコン102からの起動信号および設定情報を受信すると、起動信号により起動し、投写する映像に設定情報に応じた映像構成要素ごとの調整を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 リモコン102は、プロジェクタ101を起動するための操作がなされると、プロジェクタを起動させるトリガとなる起動信号と、リモコン102により設定されたプロジェクタ101が投写する映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調を調整するための構成要素ごとの調整内容の設定情報とを、無線によりプロジェクタ101に送信し、プロジェクタ101は、リモコン102からの起動信号および設定情報を受信すると、起動信号により起動し、投写する映像に設定情報に応じた映像構成要素ごとの調整を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ランプなどの光源部が発する光を、映像を表す映像信号に応じて変調し、映像を投写するプロジェクタシステム、プロジェクタのリモコン装置、プロジェクタ、プロジェクタシステムによる投写映像の調整方法に関する。
図10は、従来のプロジェクタ200の使用概要を表す図である。図10に示すように、プロジェクタ200は、会議室などに設置されたスクリーンSCにDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ201からの映像信号による映像を投写するために設置されている。プロジェクタ200が鮮明な映像を投写するためには、プロジェクタ200からスクリーンSCまでの距離や、スクリーンSCの大きさ、設置角度、色調などに応じて、プロジェクタ200の投写する映像の大きさ、焦点、形状、色調などの映像の構成要素について調整する必要がある。
例えば、映像の大きさと焦点を調整する場合、映像を投写する投写レンズに設けられた投写映像の大きさ、および焦点を調整するための調整レバーLなどを使用者が操作することにより行われるが、投写映像を確認しながらの作業となり、煩わしいものであった。また、映像の形状および色調についても、使用者の視覚に基づいて調整されていた。
例えば、映像の大きさと焦点を調整する場合、映像を投写する投写レンズに設けられた投写映像の大きさ、および焦点を調整するための調整レバーLなどを使用者が操作することにより行われるが、投写映像を確認しながらの作業となり、煩わしいものであった。また、映像の形状および色調についても、使用者の視覚に基づいて調整されていた。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1のプロジェクタは、設置されたスクリーンに様々なテストパターンを投写し、投写映像の輝度などを検出することにより、投写映像の大きさおよび焦点の調整を人手を煩わせることなく行うことができる。
特許文献2には、投写映像の大きさと、焦点に加えて、形状も補正することが可能なプロジェクタが開示されている。これは、全白の映像を投写して、その映像の対向辺の長さを比較して、対向辺の長さが同じになるように投写映像の形状を補正するというものである。
特許文献3のプロジェクタは、スクリーンの投写面の色調を検出し、投写する映像の色調に、検出した色調に応じた色補正を掛けることにより、スクリーンの投写面が特定の色であったとしても、映像信号に規定された本来の色調に近い色合いの映像を鑑賞できるというものである。
これらの技術を応用したプロジェクタは、投写映像の全ての構成要素の調整が、自動調整に設定されている場合、起動すると、設置環境におけるスクリーンSCの状況を検出し、投写映像の大きさ、焦点、形状、色調などをスクリーンSCの状況に合わせて調整し、人手を煩わすことなく、映像の投写を行う。
特許文献2には、投写映像の大きさと、焦点に加えて、形状も補正することが可能なプロジェクタが開示されている。これは、全白の映像を投写して、その映像の対向辺の長さを比較して、対向辺の長さが同じになるように投写映像の形状を補正するというものである。
特許文献3のプロジェクタは、スクリーンの投写面の色調を検出し、投写する映像の色調に、検出した色調に応じた色補正を掛けることにより、スクリーンの投写面が特定の色であったとしても、映像信号に規定された本来の色調に近い色合いの映像を鑑賞できるというものである。
これらの技術を応用したプロジェクタは、投写映像の全ての構成要素の調整が、自動調整に設定されている場合、起動すると、設置環境におけるスクリーンSCの状況を検出し、投写映像の大きさ、焦点、形状、色調などをスクリーンSCの状況に合わせて調整し、人手を煩わすことなく、映像の投写を行う。
しかしながら、起動時におけるプロジェクタの投写映像の調整が、どのように設定されているかについては、プロジェクタを起動し投写映像に設定状態を表示してみないと解らなかった。また、調整内容の設定および変更もプロジェクタが起動してからでないと困難であった。このため、例えば、プロジェクタが会議室などの使用者が特定されない共用場所に設置されており、投写映像の調整が全構成要素について自動調整による設定となっていた場合、使用者が、プロジェクタを起動した際に、使用者にとって必要のない調整が行なわれることがあり、時間を無駄に費やされてしまうことがあった。
このような問題を解決するために、本発明では、起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステム、プロジェクタのリモコン装置、プロジェクタ、プロジェクタシステムによる投写映像の調整方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のプロジェクタシステムは、映像を投写するプロジェクタと、プロジェクタを遠隔操作するためのリモコン装置とから構成されるプロジェクタシステムであって、リモコン装置は、プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を設定可能に設けられ、プロジェクタを起動するための操作がなされると、プロジェクタを起動させるトリガとなる起動信号と、設定された調整内容を含む設定情報とを前記プロジェクタに送信し、プロジェクタは、リモコン装置からの起動信号および設定情報を受信すると、リモコン装置からの起動信号により起動し、投写する映像に設定情報に応じた映像構成要素ごとの調整を行うことを特徴とする。
この構成によれば、リモコン装置は、プロジェクタを起動するための操作がなされると、プロジェクタを起動させるトリガとなる起動信号と、映像構成要素ごとの調整内容を含んだ設定情報とをプロジェクタに送信することから、起動して映像を投写してからでないと、投写映像の調整内容の設定が困難であった従来のプロジェクタと異なり、プロジェクタが起動する前に、リモコン装置により投写映像の調整内容の設定がなされている。
さらに、プロジェクタは、リモコン装置からの起動信号により起動し、投写する映像に設定情報に応じた映像構成要素ごとの調整を行うことから、設定情報に応じて調整された映像を投写する。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタが設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
さらに、プロジェクタは、リモコン装置からの起動信号により起動し、投写する映像に設定情報に応じた映像構成要素ごとの調整を行うことから、設定情報に応じて調整された映像を投写する。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタが設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
本発明に係るプロジェクタシステムによれば、映像構成要素ごとの調整内容は、プロジェクタが起動したときに行なわれる自動調整の実行または不実行の切り替えを含むことが好ましい。
この構成によれば、映像構成要素ごとの調整内容には、プロジェクタが起動したときに行なわれる自動調整の実行または不実行の切り替えが含まれることから、投写映像の調整が自動調整による設定となっていた場合、プロジェクタを起動した際に、必要のない調整が実行されてしまうことがあった従来のプロジェクタと異なり、必要のない調整は実行しないで済む。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタが設定された調整内容に応じて起動することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタが設定された調整内容に応じて起動することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
本発明に係るプロジェクタシステムによれば、映像構成要素ごとの調整内容は、前記映像構成要素の設定値を含むことが好ましい。
この構成によれば、映像構成要素ごとの調整内容には、映像構成要素の設定値が含まれる。よって、映像構成要素の設定値を、プロジェクタが起動する前に、リモコン装置によって設定することができる。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容の設定値を設定することが可能で、プロジェクタが設定された調整内容の設定値に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容の設定値を設定することが可能で、プロジェクタが設定された調整内容の設定値に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
本発明に係るプロジェクタのリモコン装置は、映像を投写するプロジェクタを遠隔操作するためのリモコン装置であって、プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を含む設定情報を記憶する記憶部と、少なくとも調整内容の設定についての選択肢および選択状態を表示する表示部と、少なくとも調整内容を設定するための操作を受け付ける操作部と、少なくともプロジェクタを操作するための信号を送信する通信部と、表示部に表示される調整内容の選択肢の中から、操作部により調整内容が設定されると、設定された調整内容を含む設定情報を記憶部に記憶させる制御部と、を備え、制御部は、操作部にプロジェクタを起動させる操作がなされると、設定情報を記憶部から読み出し、プロジェクタを起動させるための起動信号とともに、通信部からプロジェクタに送信することを特徴とする。
この構成によれば、リモコン装置の表示部は、調整内容の設定についての選択肢および選択状態を表示する。また、リモコン装置の表示部に表示される調整内容の選択肢の中から、操作部により調整内容を設定することから、リモコン装置単体で設定が行える。
よって、プロジェクタを必要とせずに、リモコン装置によって、投写映像の調整内容の設定を簡便に行うことができる。
さらに、リモコン装置は、設定された調整内容を含む設定情報を記憶部から読み出し、プロジェクタへの起動信号とともに設定情報を無線送信する。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を設定することができるプロジェクタのリモコン装置を提供することができる。
よって、プロジェクタを必要とせずに、リモコン装置によって、投写映像の調整内容の設定を簡便に行うことができる。
さらに、リモコン装置は、設定された調整内容を含む設定情報を記憶部から読み出し、プロジェクタへの起動信号とともに設定情報を無線送信する。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を設定することができるプロジェクタのリモコン装置を提供することができる。
本発明に係るプロジェクタは、複数の操作用ボタンを備えたリモコン装置により遠隔操作されるプロジェクタであって、リモコン装置からの起動するためのトリガとしての起動信号と、プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を含んだ設定情報とを受信する通信部と、光を供給する光源部と、映像を規定する映像信号に映像信号にて表される映像の形状および色調を前記設定情報に沿って調整する処理を施す映像信号処理部と、光源部からの光を映像信号に応じて変調し変調光として射出する光学部と、変調光を拡大することにより映像信号に応じた映像を表す投写光を生成するとともに映像の大きさを調整し、さらに投写光による映像の焦点を調整する投写部と、設定情報と、映像構成要素ごとの調整内容との相関テーブルを記憶する記憶部と、少なくとも映像の投写を開始させる制御部と、を備え、制御部は、通信部がリモコン端末装置からの起動信号および設定情報を受信すると、起動信号により光源部の点灯動作を含む起動処理を開始し、記憶部の相関テーブルから設定情報に対応した映像構成要素ごとの調整内容を引き当て、引き当てた調整内容に沿って映像信号処理部および投写部に投写映像の調整を行わせることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクタは、リモコン装置からの起動信号および設定情報を受信すると、起動処理を開始し、記憶部の相関テーブルから設定情報に対応した映像構成要素ごとの調整内容を引き当て、映像信号処理部および投写部に投写映像の調整を行わせることから、プロジェクタは、設定情報に沿って調整された映像を投写する。
従って、リモコン装置により設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタを提供することができる。
従って、リモコン装置により設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタを提供することができる。
本発明に係るプロジェクタシステムによれば、プロジェクタシステムのリモコン装置は、プロジェクタの起動時における投写映像の映像構成要素ごとの調整内容の設定情報を要求する操作がなされると、プロジェクタに設定情報の送信を要求する映像調整モード要求信号を無線により送信し、プロジェクタは、リモコン装置からの映像調整モード要求信号を受信すると、投写映像の映像構成要素ごとの調整内容の設定情報を含むプロジェクタ設定情報を無線によりリモコン装置に送信し、リモコン装置は、プロジェクタからのプロジェクタ設定情報を受信し、少なくとも調整内容の設定内容を表示する表示部に受信した設定内容を表示することが好ましい。
この構成によれば、リモコン装置は、プロジェクタの起動時における投写映像の映像構成要素ごとの調整内容の設定情報を要求する操作がなされると、プロジェクタに映像調整モード要求信号を送信し、プロジェクタからのプロジェクタ設定情報を受信し、表示部に受信した設定内容を表示することから、プロジェクタが起動する前であっても、リモコン装置によりプロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を把握することができる。
よって、受信した設定内容を使用者の所望の設定内容に変更することが可能なので、必要のない映像調整が行われてしまうことによる無駄な時間を低減することができる。
従って、プロジェクタの起動前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なプロジェクタシステムを提供することができる。
よって、受信した設定内容を使用者の所望の設定内容に変更することが可能なので、必要のない映像調整が行われてしまうことによる無駄な時間を低減することができる。
従って、プロジェクタの起動前であっても、プロジェクタの起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なプロジェクタシステムを提供することができる。
本発明に係るリモコン装置によれば、通信部は、プロジェクタからの無線信号を受信可能に設けられ、制御部は、操作部にプロジェクタへのプロジェクタの起動時の映像構成要素ごとの調整内容の設定情報の送信を要求する操作がなされると、プロジェクタに設定情報の送信を要求する映像調整モード要求信号を前記通信部から送信し、さらに、プロジェクタから送信されてくる投写映像の映像構成要素ごとの調整内容の設定状態を含むプロジェクタ設定情報を、通信部により受信し、前記表示部に受信した設定内容を表示することが好ましい。
この構成によれば、リモコン装置は、プロジェクタの起動時の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定情報の送信を要求する操作がなされると、プロジェクタに映像調整モード要求信号を送信し、さらに、プロジェクタからのプロジェクタ設定情報を受信すると表示部に受信した設定情報を表示することから、プロジェクタが起動する前であっても、リモコン装置により投写映像の調整内容を把握することができる。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なリモコン装置を提供することができる。
従って、プロジェクタが起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なリモコン装置を提供することができる。
本発明に係るプロジェクタによれば、通信部は、リモコン装置へ無線信号を送信可能に設けられ、制御部は、通信部が前記リモコン装置からの映像調整モード要求信号を受信すると、投写映像の映像構成要素ごとの調整内容の設定状態を含むプロジェクタ設定情報を記憶部から読み出し、通信部から前記リモコン装置に送信することが好ましい。
この構成によれば、プロジェクタは、リモコン装置からの映像調整モード要求信号を受信すると、プロジェクタ設定情報をリモコン装置に送信する。
従って、リモコン装置からの要求により、プロジェクタ設定情報を送信することが可能なプロジェクタを提供することができる。
従って、リモコン装置からの要求により、プロジェクタ設定情報を送信することが可能なプロジェクタを提供することができる。
本発明に係るプロジェクタシステムにおける投写映像の調整方法によれば、映像を投写するプロジェクタと、プロジェクタを遠隔操作するためのリモコン装置とから構成されるプロジェクタシステムにおける投写映像の調整方法であって、リモコン装置により、プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を設定する設定工程と、リモコン装置にプロジェクタを起動させる操作がなされると、プロジェクタを起動させるための起動信号とともに、設定工程にて設定された設定情報をリモコン装置がプロジェクタに送信する送信工程と、リモコン装置からの起動信号および設定情報をプロジェクタが受信する受信工程と、受信した起動信号によりプロジェクタが映像の投写を含む起動処理を開始する起動工程と、起動処理を開始するとともに、プロジェクタが、設定情報に対応した映像構成要素ごとの調整内容に沿って投写映像の調整を行う調整工程と、を含むことを特徴とする。
この投写映像の調整方法によれば、設定工程では、投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容をリモコン装置に設定し、送信工程により、起動信号とともに設定情報を送信することから、起動して映像を投写してからでないと、投写映像の調整内容の設定が困難であった従来のプロジェクタと異なり、プロジェクタが起動する前であってもリモコン装置により、投写映像の調整内容を設定することができる。
さらに、プロジェクタは、起動工程において起動すると、調整工程により設定情報に対応した映像構成要素ごとの調整内容に沿って投写映像の調整を行う。
従って、映像の投写をしていない状態であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能なプロジェクタシステムによる投写映像の調整方法を提供することができる。
さらに、プロジェクタは、起動工程において起動すると、調整工程により設定情報に対応した映像構成要素ごとの調整内容に沿って投写映像の調整を行う。
従って、映像の投写をしていない状態であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能なプロジェクタシステムによる投写映像の調整方法を提供することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
《プロジェクタ使用概要》
図1は、本発明の一実施形態におけるプロジェクタシステムの使用概要図である。プロジェクタシステム100は、プロジェクタ101と、プロジェクタ101を遠隔操作するためのリモコン装置としてのリモコン102とから構成されている。プロジェクタシステム100は、使用者が特定されない会議室などの公共場所に設置されており、映像信号供給装置1としての例えば、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤからの映画の映像を投写している。プロジェクタ101は、外装面に設けられたP操作部2か、リモコン102に設けられた複数の操作ボタンにより操作される。
(実施形態1)
《プロジェクタ使用概要》
図1は、本発明の一実施形態におけるプロジェクタシステムの使用概要図である。プロジェクタシステム100は、プロジェクタ101と、プロジェクタ101を遠隔操作するためのリモコン装置としてのリモコン102とから構成されている。プロジェクタシステム100は、使用者が特定されない会議室などの公共場所に設置されており、映像信号供給装置1としての例えば、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤからの映画の映像を投写している。プロジェクタ101は、外装面に設けられたP操作部2か、リモコン102に設けられた複数の操作ボタンにより操作される。
プロジェクタ101がスクリーンSCに鮮明な映像を投写するためには、プロジェクタ101からスクリーンSCまでの距離や、スクリーンSCの大きさ、設置角度、色調などに応じて、プロジェクタ101の投写する映像の大きさ、焦点、形状、色調などの映像の構成要素について調整する必要がある。
図1において、スクリーンSCに投写されている映像は、プロジェクタ101により起動時に全ての映像構成要素について自動調整された映像である。
プロジェクタ101は、映像構成要素としての映像の大きさ、焦点、形状、色調の各映像構成要素を自動で調整する機能を備えている。
以後、各映像構成要素の調整内容について、映像の大きさ調整を「ズーム調整」、焦点調整を「フォーカス調整」、形状調整を「台形補正」、色調調整を「スクリーン色補正」という言葉を交えて表す。また、映像構成要素ごとの調整内容の設定を、「映像調整モード設定」という言葉を用いて説明する。
各映像構成要素を自動で調整するための構成については後述するが、ここで映像構成要素ごとの自動調整の方法について説明する。
図1において、スクリーンSCに投写されている映像は、プロジェクタ101により起動時に全ての映像構成要素について自動調整された映像である。
プロジェクタ101は、映像構成要素としての映像の大きさ、焦点、形状、色調の各映像構成要素を自動で調整する機能を備えている。
以後、各映像構成要素の調整内容について、映像の大きさ調整を「ズーム調整」、焦点調整を「フォーカス調整」、形状調整を「台形補正」、色調調整を「スクリーン色補正」という言葉を交えて表す。また、映像構成要素ごとの調整内容の設定を、「映像調整モード設定」という言葉を用いて説明する。
各映像構成要素を自動で調整するための構成については後述するが、ここで映像構成要素ごとの自動調整の方法について説明する。
投写映像の大きさを調整するためには、例えば、スクリーンSCに投写映像の外枠部を示したテストパターンを投写し、テストパターンの大きさを変えながら投写されたテストパターンを撮像手段により撮像し、撮像したテストパターンがスクリーンSC内にあるときと、スクリーンSCからはみ出したときの輝度の差からスクリーンSCのサイズを検出し、最適な投写映像の大きさを導き出す。
投写映像の焦点調整については、例えば、白と黒の線が交互に繰り返し配置されたテストパターンを投写し、テストパターンの焦点距離を変化させながら投写されたテストパターンを撮像手段により撮像し、撮像したテストパターンの白部と、黒部の輝度の差であるコントラストが最大になる場所を最適な焦点距離として導き出す。
以降、このような方法により映像の大きさを調整することを「自動ズーム調整」、焦点調整については「自動フォーカス調整」として説明する。なお、特許文献1には、上述した自動ズーム調整および自動フォーカス調整について詳細に説明されている。
投写映像の焦点調整については、例えば、白と黒の線が交互に繰り返し配置されたテストパターンを投写し、テストパターンの焦点距離を変化させながら投写されたテストパターンを撮像手段により撮像し、撮像したテストパターンの白部と、黒部の輝度の差であるコントラストが最大になる場所を最適な焦点距離として導き出す。
以降、このような方法により映像の大きさを調整することを「自動ズーム調整」、焦点調整については「自動フォーカス調整」として説明する。なお、特許文献1には、上述した自動ズーム調整および自動フォーカス調整について詳細に説明されている。
投写映像が映像信号にて表される映像のアスペクト比に沿った矩形となるように形状調整するためには、例えば、スクリーンSCに、全白の映像を投写して、投写した映像を撮像手段により撮像し、撮像した映像の対向辺の長さを比較して、対向辺の長さが同じになるように投写映像の形状を補正する。
以降、このような方法により映像の形状を調整することを「自動台形補正」という。なお、特許文献2には、自動台形補正について詳細に説明されている。
以降、このような方法により映像の形状を調整することを「自動台形補正」という。なお、特許文献2には、自動台形補正について詳細に説明されている。
スクリーンSCの投写面が特定の色であった場合に、投写映像の色調が、映像信号に規定された本来の色調に近い色合いとなるように色調を調整するためには、例えば、光の3原色としての赤色、緑色、青色の各色による映像を投写して、投写した映像を撮像手段により撮像し、撮像した映像の輝度などを解析することによりスクリーンの投写面の色調を検出し、投写する映像の色調に、検出した色調に応じて色補正を掛ける。
以降、このような方法により映像の形状を調整することを「自動スクリーン色補正」という。なお、特許文献3には、自動スクリーン色補正について詳細に説明されている。
以降、このような方法により映像の形状を調整することを「自動スクリーン色補正」という。なお、特許文献3には、自動スクリーン色補正について詳細に説明されている。
図1の投写映像の左上には、「コンポーネント」という文字が表示されている。これは、映像信号供給装置1としてのDVDプレーヤからの映像信号としてのコンポーネント信号が映像ソースとして選択されていることを表している。このように、投写映像に文字や機能の選択メニューなどを重畳させることをOSD(On-Screen Display)という。プロジェクタ101は、このようなOSDを行うための機能を備えている。OSD機能を実現させるための構成については後述する。
《プロジェクタシステムの構成》
図2は、プロジェクタシステムの概略構成図である。図3は、リモコン102の外観図である。ここでは、図2と図3を用いて、プロジェクタシステムの構成について説明する。まず、リモコン102の構成について説明する。
リモコン102は、R電源部3、R通信部4、R操作部5、R操作受付け部6、R表示部7、R制御部8などから構成されている。リモコン102の各部の名称については、後述するプロジェクタ101の構成各部の名称と区別するため、先頭にR(Remote controllerの頭文字)を附して説明する。
図2は、プロジェクタシステムの概略構成図である。図3は、リモコン102の外観図である。ここでは、図2と図3を用いて、プロジェクタシステムの構成について説明する。まず、リモコン102の構成について説明する。
リモコン102は、R電源部3、R通信部4、R操作部5、R操作受付け部6、R表示部7、R制御部8などから構成されている。リモコン102の各部の名称については、後述するプロジェクタ101の構成各部の名称と区別するため、先頭にR(Remote controllerの頭文字)を附して説明する。
R電源部3は、電池であり、例えば、R03型の乾電池を2個直列に接続して3Vの直流電圧をリモコン102の各部に供給する。なお、乾電池に限らず、例えば、充電が可能なリチウムイオン型の蓄電池や、太陽電池と二次電池を組合せた電源であっても良い。
通信部としてのR通信部4は、例えば、赤外線を発するLED(Light Emitting Diode)による送信部と、プロジェクタ101からの赤外線による信号を受光するフォトダイオードによる受信部とにより構成されており、プロジェクタ101のP通信部16との間で通信を行う。
操作部としてのR操作部5は、複数の操作用ボタンなどから構成されている。複数の操作用ボタンの詳細については後述する。操作用ボタンの操作がなされると、操作された操作用ボタンに対応した、R操作受付け部6と接続する信号線の電位が変化する。
R操作受付け部6は、R通信部4または、R操作部5からの受光電流や信号線の電位の変化などを復調または検知し、操作された機能に対応した操作信号として、後述するR制御部8に送るインターフェイス回路である。
通信部としてのR通信部4は、例えば、赤外線を発するLED(Light Emitting Diode)による送信部と、プロジェクタ101からの赤外線による信号を受光するフォトダイオードによる受信部とにより構成されており、プロジェクタ101のP通信部16との間で通信を行う。
操作部としてのR操作部5は、複数の操作用ボタンなどから構成されている。複数の操作用ボタンの詳細については後述する。操作用ボタンの操作がなされると、操作された操作用ボタンに対応した、R操作受付け部6と接続する信号線の電位が変化する。
R操作受付け部6は、R通信部4または、R操作部5からの受光電流や信号線の電位の変化などを復調または検知し、操作された機能に対応した操作信号として、後述するR制御部8に送るインターフェイス回路である。
表示部としてのR表示部7は、例えば、DSTN(Dual-scan Super Twisted Nematic)型の液晶パネルであり、後述するR制御部8により制御された液晶ドライバ(図示せず)により操作選択情報などを表示する。
制御部としてのR制御部8は、例えば、MCU(Microcontoller Unit)であり、内部にR記憶部9を含んでいる。R制御部8は、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行い、また、R操作受付け部6からの操作信号などに応じて各部の動作を制御する。
R記憶部9は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。R記憶部9には、映像構成要素ごとの調整内容の設定を行うための調整設定テーブルや、選択された設定情報を、送信するための送信処理プログラムなどが記憶されている。
制御部としてのR制御部8は、例えば、MCU(Microcontoller Unit)であり、内部にR記憶部9を含んでいる。R制御部8は、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行い、また、R操作受付け部6からの操作信号などに応じて各部の動作を制御する。
R記憶部9は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。R記憶部9には、映像構成要素ごとの調整内容の設定を行うための調整設定テーブルや、選択された設定情報を、送信するための送信処理プログラムなどが記憶されている。
続いて、R操作部5の複数の操作ボタンについて、図3を用いて説明する。操作部5は、リモコン電源スイッチ31、映像調整モード選定ボタン32、映像調整モード受信ボタン33、映像モード選択ボタン34〜37、十字キー38、取消しボタン39、決定ボタン40、ズームボタン41、プロジェクタ電源ボタン42、メニューボタン43などの複数の操作ボタン、スイッチを有している。
リモコン電源スイッチ31は、リモコン102の電源の投入および切断をするときに用いられる。リモコン電源スイッチ31がオンになっているときに、リモコン102の操作が可能となる。
映像調整モード設定ボタン32は、映像構成要素ごとの調整内容を設定するときに用いられる。映像調整モード設定ボタン32を押すと、例えば、図3のR表示部7に示すような、「映像調整モード設定」画面が表示される。この設定画面により、映像調整モードの設定が行える。
映像調整モード受信ボタン33は、プロジェクタ101の映像調整モード設定状態の確認をするときに用いられる。映像調整モード受信ボタン33を押すと、プロジェクタ101の設定情報を要求するための要求信号が送信される。
リモコン電源スイッチ31は、リモコン102の電源の投入および切断をするときに用いられる。リモコン電源スイッチ31がオンになっているときに、リモコン102の操作が可能となる。
映像調整モード設定ボタン32は、映像構成要素ごとの調整内容を設定するときに用いられる。映像調整モード設定ボタン32を押すと、例えば、図3のR表示部7に示すような、「映像調整モード設定」画面が表示される。この設定画面により、映像調整モードの設定が行える。
映像調整モード受信ボタン33は、プロジェクタ101の映像調整モード設定状態の確認をするときに用いられる。映像調整モード受信ボタン33を押すと、プロジェクタ101の設定情報を要求するための要求信号が送信される。
映像モード選択ボタン34〜37は、映像ソースを選択するときに用いられる。例えば、図1のスクリーンに投写されている映像は、映像モード選択ボタン35の操作により、DVDプレーヤからのコンポーネント信号が選択されている。
十字キー38は、上下および左右方向に動作し、それぞれの方向に操作ボタンが内蔵されており、操作画面に表示されたメニューを選択するときに用いられる。
取消しボタン39は、操作した内容を取り消したいときに用いられる。但し、決定ボタン40による確定操作は取り消すことができない。
決定ボタン40は、例えば、十字キー38で選択した内容を決定または確定するときに用いられる。例えば、図3の「映像調整モード設定」画面の状態で、決定ボタン40を操作すると、設定の「終了」を確定する確定操作となり、設定した調整内容がR記憶部9に記憶される。
十字キー38は、上下および左右方向に動作し、それぞれの方向に操作ボタンが内蔵されており、操作画面に表示されたメニューを選択するときに用いられる。
取消しボタン39は、操作した内容を取り消したいときに用いられる。但し、決定ボタン40による確定操作は取り消すことができない。
決定ボタン40は、例えば、十字キー38で選択した内容を決定または確定するときに用いられる。例えば、図3の「映像調整モード設定」画面の状態で、決定ボタン40を操作すると、設定の「終了」を確定する確定操作となり、設定した調整内容がR記憶部9に記憶される。
ズームボタン41は、投写映像の大きさを調整するときに用いられる。ズームボタン41の「+」側を押すと、投写映像が大きくなり、「−」側を押すと投写映像が小さくなる。
プロジェクタ電源ボタン42は、プロジェクタ101の起動または電源を切るときに用いられる。リモコン102の初期設定では、プロジェクタ電源ボタン42の操作により、プロジェクタ101を起動させる場合は、映像調整の設定情報は送信されずに、プロジェクタ101を起動させるための起動信号のみが送信される設定となっている。
メニューボタン43は、リモコン102が持つ全ての機能の操作メニューを表示するときに用いられる。メニューボタン43を操作すると、操作回数に応じて、それぞれの機能の操作画面がサイクリックに表示される。使用者は、所望の操作画面を選択して操作を行う。メニューボタン43の操作により、「映像調整モード設定」および「映像調整モード受信」画面も選択することができる。
プロジェクタ電源ボタン42は、プロジェクタ101の起動または電源を切るときに用いられる。リモコン102の初期設定では、プロジェクタ電源ボタン42の操作により、プロジェクタ101を起動させる場合は、映像調整の設定情報は送信されずに、プロジェクタ101を起動させるための起動信号のみが送信される設定となっている。
メニューボタン43は、リモコン102が持つ全ての機能の操作メニューを表示するときに用いられる。メニューボタン43を操作すると、操作回数に応じて、それぞれの機能の操作画面がサイクリックに表示される。使用者は、所望の操作画面を選択して操作を行う。メニューボタン43の操作により、「映像調整モード設定」および「映像調整モード受信」画面も選択することができる。
図2に戻る。続いて、プロジェクタ101の構成について説明する。
プロジェクタ101は、光源部としてのランプ10が放射した光を、赤色光、青色光、緑色光の光の3原色成分に分離し、各色光毎に光変調素子としての各色光用の液晶ライトバルブ(図示せず)により映像信号に応じて変調し、再度合成してスクリーンSCに投写する、いわゆる「液晶3板式プロジェクタ」である。
プロジェクタ101は、光源部としてのランプ10が放射した光を、赤色光、青色光、緑色光の光の3原色成分に分離し、各色光毎に光変調素子としての各色光用の液晶ライトバルブ(図示せず)により映像信号に応じて変調し、再度合成してスクリーンSCに投写する、いわゆる「液晶3板式プロジェクタ」である。
プロジェクタ101は、前述したP操作部2に加えて、ランプ10、P電源部11、映像信号処理部12、映像補正部13、液晶パネル駆動部14、P操作受付け部15、P通信部16、P記憶部17、メインCPU18、バラスト19、光学部20、投写部21、CCD22、画像解析部23などから構成されている。プロジェクタ101の各部の名称については、リモコン102の構成各部の名称と区別するため、類似名称については先頭にP(Projectorの頭文字)を附して説明する。
P操作部2は、リモコン102のR操作部5と同様なプロジェクタ101を操作するための複数の操作用ボタンを備えている。操作用ボタンの操作がなされると、操作された操作用ボタンに対応した、P操作受付け部15と接続する信号線の電位が変化する。
ランプ10は、例えば、高圧水銀ランプや、メタルハライドランプ及びハロゲンランプなどの高輝度が得られる放電式ランプである。
P操作部2は、リモコン102のR操作部5と同様なプロジェクタ101を操作するための複数の操作用ボタンを備えている。操作用ボタンの操作がなされると、操作された操作用ボタンに対応した、P操作受付け部15と接続する信号線の電位が変化する。
ランプ10は、例えば、高圧水銀ランプや、メタルハライドランプ及びハロゲンランプなどの高輝度が得られる放電式ランプである。
P電源部11は、外部電源29からの交流電力をプラグから導き、内蔵するAC/DC変換部(いずれも図示せず)にて変圧、整流および平滑するなどの処理を施すことにより安定化させた直流電圧をプロジェクタ101の各部に供給する。P電源部11は、メイン電源部25と、サブ電源部26とから構成されている。
メイン電源部25は、ランプ10などの消費電力の大きい部位に電力を供給するため、大きな電力容量を有している。メイン電源部25は、起動操作待ちの待機時においては、省エネルギーのため、電源をオフしている。このため、メイン電源部25から電力の供給を受けるメインCPU18、ランプ10を点灯させるバラスト19なども、待機時は停止している。
メイン電源部25は、ランプ10などの消費電力の大きい部位に電力を供給するため、大きな電力容量を有している。メイン電源部25は、起動操作待ちの待機時においては、省エネルギーのため、電源をオフしている。このため、メイン電源部25から電力の供給を受けるメインCPU18、ランプ10を点灯させるバラスト19なども、待機時は停止している。
サブ電源部26は、制御部としてのサブCPU27を内蔵しており、プロジェクタ101を起動するための操作を受け付けるために、待機時に必要な最低限の電力をサブCPU27などに供給する。待機時にサブ電源部26から電力の供給を受け、動作状態にあるのは、サブCPU27、P操作受付け部15、P操作部2、P通信部16などの部位である。P操作受付け部15およびP通信部16については後述する。
サブCPU27は、例えば、MCUであり、内部にS記憶部28を含んでいる。サブCPU27は、バスラインBusを介して、待機時においては、後述するP操作受付け部15からの操作信号の入力を待ち、起動信号が入力すると、メイン電源部25およびメインCPU18などの主要各部を起動する。
S記憶部28は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。S記憶部28には、プロジェクタ101を起動させるための起動処理プログラムや、プロジェクタ101の映像構成要素ごとの調整内容の設定情報が記憶されている。
サブCPU27は、例えば、MCUであり、内部にS記憶部28を含んでいる。サブCPU27は、バスラインBusを介して、待機時においては、後述するP操作受付け部15からの操作信号の入力を待ち、起動信号が入力すると、メイン電源部25およびメインCPU18などの主要各部を起動する。
S記憶部28は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。S記憶部28には、プロジェクタ101を起動させるための起動処理プログラムや、プロジェクタ101の映像構成要素ごとの調整内容の設定情報が記憶されている。
映像信号処理部12は、映像信号供給装置1から供給されるアナログ映像信号Vinに後述する様々な映像信号処理を施すことができるように、映像信号Vinに、映像信号Vinをアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換処理などを施す映像コンバータ(図示せず)を含んでいる。映像信号処理部12は、デジタル信号に変換された映像信号を、光変調素子としての液晶ライトバルブで表示するのに適した信号とするために、映像データを映像メモリ(いずれも図示せず)に書き込み、所定の条件で読み出すなどの映像信号処理を行いデジタル映像信号Dscとして出力する。
映像信号処理には、映像信号にて表される映像を拡大および縮小することにより液晶ライトバルブの持つ解像度に合わせるスケーリング処理や、後述する画像解析部23により検出されたスクリーンSCの色調に応じて映像信号にて表される映像の色調を補正するスクリーン色補正処理や、同様に検出された投写映像の形状に応じて映像信号にて表される映像の形状を補正する台形補正処理などが含まれている。
映像信号処理には、映像信号にて表される映像を拡大および縮小することにより液晶ライトバルブの持つ解像度に合わせるスケーリング処理や、後述する画像解析部23により検出されたスクリーンSCの色調に応じて映像信号にて表される映像の色調を補正するスクリーン色補正処理や、同様に検出された投写映像の形状に応じて映像信号にて表される映像の形状を補正する台形補正処理などが含まれている。
映像補正部13は、映像信号処理部12からのデジタル映像信号Dscに、映像信号Dscの有する階調値を液晶ライトバルブで表示するのに適した階調値に変換するγ補正や、液晶ライトバルブに固有の輝度むらなどに起因する色むら補正処理を施し、映像信号Doutとして出力する。さらに映像補正部13は、OSD機能のための投写映像に重畳する「コンピュータ」などのOSD表示情報や、自動フォーカス調整などで必要となる各種テストパターンや、映像信号が入力されていないときの待ち受け画面などを記憶したOSDメモリ(図示せず)を内蔵している。
液晶パネル駆動部14は、液晶ライトバルブに映像補正部13から入力した映像信号Doutと、駆動電圧などを供給し、液晶ライトバルブに映像を写し出す。
液晶パネル駆動部14は、液晶ライトバルブに映像補正部13から入力した映像信号Doutと、駆動電圧などを供給し、液晶ライトバルブに映像を写し出す。
P操作受付け部15は、P操作部2または、P通信部16からの信号線の電位の変化や受光電流などを検知または復調し、操作された機能に対応した操作信号として、サブCPU27に送る、インターフェイス回路である。
通信部としてのP通信部16は、例えば、赤外線を発するLEDによる送信部と、リモコン102からの赤外線による信号を受光するフォトダイオードによる受信部とにより構成されており、リモコン102のR通信部4との間で通信を行う。
記憶部としてのP記憶部17は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。P記憶部17には、映像構成要素ごとの調整内容としての「自動ズーム調整」、「自動フォーカス調整」、「自動台形補正」、「自動スクリーン色補正」を実行するためのそれぞれの処理プログラムなどが記憶されている。
メインCPU18は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行い、また、P操作受付け部15からの操作信号などに沿って各部の動作を制御する。
通信部としてのP通信部16は、例えば、赤外線を発するLEDによる送信部と、リモコン102からの赤外線による信号を受光するフォトダイオードによる受信部とにより構成されており、リモコン102のR通信部4との間で通信を行う。
記憶部としてのP記憶部17は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。P記憶部17には、映像構成要素ごとの調整内容としての「自動ズーム調整」、「自動フォーカス調整」、「自動台形補正」、「自動スクリーン色補正」を実行するためのそれぞれの処理プログラムなどが記憶されている。
メインCPU18は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行い、また、P操作受付け部15からの操作信号などに沿って各部の動作を制御する。
バラスト19は、メイン電源部25から電力供給を受け、ランプ10を点灯するために高電圧を発生して放電経路を形成するイグナイタ回路と、点灯後の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路(いずれも図示せず)とを備えている。
光学部20は、ランプ10が放射する白色光を輝度分布の安定した略平行光に変換するインテグレータ光学系と、輝度分布の安定した白色光を光の3原色である赤色、緑色、青色の各色光成分に分離して各色光用の液晶ライトバルブに供給する分離光学系と、液晶ライトバルブにて各色光毎に映像信号Doutに応じて変調された各色光を、再度合成する合成光学系(いずれも図示せず)とを含んで構成され、合成された変調光を投写部21に射出する。
光学部20は、ランプ10が放射する白色光を輝度分布の安定した略平行光に変換するインテグレータ光学系と、輝度分布の安定した白色光を光の3原色である赤色、緑色、青色の各色光成分に分離して各色光用の液晶ライトバルブに供給する分離光学系と、液晶ライトバルブにて各色光毎に映像信号Doutに応じて変調された各色光を、再度合成する合成光学系(いずれも図示せず)とを含んで構成され、合成された変調光を投写部21に射出する。
投写部21は、複数の凹凸レンズなどから構成され光学部20からの変調光を拡大して投写光としてスクリーンSCに映像を投写する投写レンズと、投写レンズ全体を移動するため、または、投写レンズのレンズ間の距離などを調整するための、例えば複数の圧電モータを備えた調整部(いずれも図示せず)とから構成されている。後述する画像解析部23からの検出された輝度情報などに応じたメインCPU18からの駆動コマンドにより、調整部の複数の圧電モータが、変調光を射出する光学部20と投写レンズとの距離や、複数の凹凸レンズ間の距離を調整することにより、ズーム調整およびフォーカス調整が行われる。
CCD22は、投写されたテストパターンなどの映像を撮像する撮像手段としてのCCD(Charge Couple Device)である。
画像解析部23は、投写されているテストパターン映像を撮像したCCD22の撮像データの輝度、コントラスト、色調、形状について解析し、解析情報をメインCPU18に送る。
CCD22は、投写されたテストパターンなどの映像を撮像する撮像手段としてのCCD(Charge Couple Device)である。
画像解析部23は、投写されているテストパターン映像を撮像したCCD22の撮像データの輝度、コントラスト、色調、形状について解析し、解析情報をメインCPU18に送る。
《映像調整モード設定処理》
図4は、リモコン102による映像調整モード設定の処理の流れを示したフローチャートである。図5は、リモコン102のR表示部7に表示される画面を示した図である。ここでは、図4を中心に、図2、図3、図5を適宜交えて映像調整モード設定処理について説明する。
プロジェクタシステム100は、図1に示すような状況で使用されており、使用者は、ここでスクリーンSCの位置を後方に移動したため、「ズーム調整」、「フォーカス調整」、「台形補正」について自動調整をするための操作を行う。プロジェクタ101は、外部電源29からの交流電力が供給され、待機状態となっている。リモコン102は、初期設定のままであり、ここでリモコン電源スイッチ31が操作され、電源がオンされたものとする。
図4は、リモコン102による映像調整モード設定の処理の流れを示したフローチャートである。図5は、リモコン102のR表示部7に表示される画面を示した図である。ここでは、図4を中心に、図2、図3、図5を適宜交えて映像調整モード設定処理について説明する。
プロジェクタシステム100は、図1に示すような状況で使用されており、使用者は、ここでスクリーンSCの位置を後方に移動したため、「ズーム調整」、「フォーカス調整」、「台形補正」について自動調整をするための操作を行う。プロジェクタ101は、外部電源29からの交流電力が供給され、待機状態となっている。リモコン102は、初期設定のままであり、ここでリモコン電源スイッチ31が操作され、電源がオンされたものとする。
ステップS1では、R制御部8は、映像調整モード設定ボタン32の操作の有無を、R操作受付け部6からの操作信号により判断する。操作がないときには、引き続き操作を待ち受ける。ここでは、操作がなされたため、ステップS2へ進む。
ステップS2では、R制御部8は、映像調整モード設定ボタン32が操作されたことから、R表示部7に図3の表示部7に示されている設定画面を表示させる。ここでは、初期設定のままであるため、全ての調整項目について自動調整を行う選択となっている。
ステップS3では、映像構成要素ごとの調整内容の設定がなされる。ここでは、十字キー38と、決定ボタン40の操作がなされたことにより、図5の設定画面50に示すように、「スクリーン色補正」のみ自動調整しない設定が選択された状態で、この設定内容での確定操作を促すために「終了」表示が点滅した状態となっている。
ステップS2では、R制御部8は、映像調整モード設定ボタン32が操作されたことから、R表示部7に図3の表示部7に示されている設定画面を表示させる。ここでは、初期設定のままであるため、全ての調整項目について自動調整を行う選択となっている。
ステップS3では、映像構成要素ごとの調整内容の設定がなされる。ここでは、十字キー38と、決定ボタン40の操作がなされたことにより、図5の設定画面50に示すように、「スクリーン色補正」のみ自動調整しない設定が選択された状態で、この設定内容での確定操作を促すために「終了」表示が点滅した状態となっている。
ステップS4では、R制御部8は、「終了」表示が点滅した状態で決定ボタン40が操作され確定操作がなされたかどうかを、R操作受付け部6からの操作信号により判断する。決定キー40の操作がないか、「再設定」が選択されてから決定ボタン40が操作された場合には再度、ステップS3の映像調整モード設定に戻る。また、十字キー38の操作によっても、映像調整モード設定に戻ることができる。ここでは、決定ボタン40による設定内容の確定操作がなされたため、ステップS5へ進む。
ステップS5では、R制御部8は、確定した映像構成要素ごとの調整内容の設定情報をR記憶部9に記憶し、R表示部7に、ここでプロジェクタ101を設定情報に沿って起動するかどうか確認する選択画面51を表示させる。
ステップS5では、R制御部8は、確定した映像構成要素ごとの調整内容の設定情報をR記憶部9に記憶し、R表示部7に、ここでプロジェクタ101を設定情報に沿って起動するかどうか確認する選択画面51を表示させる。
ステップS6では、R制御部8は、選択画面51の状態での決定ボタン40の操作がなされたかを、R操作受付け部6からの操作信号により判断する。操作がなされない場合は、引き続き操作を待ち受ける。ここでは、決定ボタン40によるプロジェクタ101を起動する確定操作がなされたため、ステップS7へ進む。
ステップS7では、R制御部8は、プロジェクタ101を起動するための起動操作がなされたことから、プロジェクタ101を起動させるための起動信号とともに、R記憶部9から読み出した設定情報を、P通信部16から送信する。
ステップS7では、R制御部8は、プロジェクタ101を起動するための起動操作がなされたことから、プロジェクタ101を起動させるための起動信号とともに、R記憶部9から読み出した設定情報を、P通信部16から送信する。
図6は、プロジェクタ101の起動フローチャートである。ここでは、図6を中心に、図2を適宜交えて、リモコン102による操作によりプロジェクタ101が起動し、映像を調整し投写するまでの処理について説明する。
ステップS10では、サブCPU27は、P操作部2、またはリモコン102からの起動操作の有無を、P操作受付け部15からの操作信号により判断する。操作がないときには、待機状態を継続し引き続き操作を待ち受ける。ここでは、リモコン102からの起動信号を受信したため、ステップS11へ進む。
ステップS11では、サブCPU27は、リモコン102からの起動信号とともに、映像調整モードの設定内容が送られてきているかどうか設定情報の有無により判断する。設定情報がない場合には、ステップS13へ進む。ここでは、設定情報が有ったためステップS12へ進む。
ステップS10では、サブCPU27は、P操作部2、またはリモコン102からの起動操作の有無を、P操作受付け部15からの操作信号により判断する。操作がないときには、待機状態を継続し引き続き操作を待ち受ける。ここでは、リモコン102からの起動信号を受信したため、ステップS11へ進む。
ステップS11では、サブCPU27は、リモコン102からの起動信号とともに、映像調整モードの設定内容が送られてきているかどうか設定情報の有無により判断する。設定情報がない場合には、ステップS13へ進む。ここでは、設定情報が有ったためステップS12へ進む。
ステップS12では、サブCPU27は、S記憶部28に記憶されている設定情報を、送られてきた設定情報に更新する。
ステップS13では、サブCPU27は、S記憶部28に記憶されている起動プログラムを実行し、プロジェクタ101の起動処理を開始する。
ステップS14では、サブCPU27は、S記憶部28から設定情報を読み出し、P記憶部17に記憶させる。この段階で、メインCPU18を含めたプロジェクタ101の主要各部は動作状態となっている。
ステップS15では、サブCPU27は、P記憶部17の設定情報に沿って、映像信号処理部12、投写部21、画像解析部23、CCD22などにより、「自動ズーム調整」、「自動フォーカス調整」、「自動台形補正」の各処理プログラムを実行し、後方に移動したスクリーンSCに投写する映像の大きさ、焦点、形状が合致するように投写映像の調整を行う。
ステップS13では、サブCPU27は、S記憶部28に記憶されている起動プログラムを実行し、プロジェクタ101の起動処理を開始する。
ステップS14では、サブCPU27は、S記憶部28から設定情報を読み出し、P記憶部17に記憶させる。この段階で、メインCPU18を含めたプロジェクタ101の主要各部は動作状態となっている。
ステップS15では、サブCPU27は、P記憶部17の設定情報に沿って、映像信号処理部12、投写部21、画像解析部23、CCD22などにより、「自動ズーム調整」、「自動フォーカス調整」、「自動台形補正」の各処理プログラムを実行し、後方に移動したスクリーンSCに投写する映像の大きさ、焦点、形状が合致するように投写映像の調整を行う。
ステップS16では、サブCPU27は、プロジェクタ101の各部により、ステップS15で調整がなされた映像を投写させる。ここで、図1のDVDプレーヤからの映像ソースを映像ソース選択ボタン35で選択すると、例えば、再生されている映画の映像が、スクリーンSCに投写される。
前述した図4および図6による映像調整モード設定処理では、「自動スクリーン色補正」は行わない設定となっていたが、自動スクリーン色補正を行う設定となっていた場合、ステップS15においてサブCPU27は、P記憶部17の設定情報に沿って、映像信号処理部12、画像解析部23、CCD22などにより、「自動スクリーン色補正」の処理プログラムを実行し、スクリーンSCの投写面の色調を検出し、スクリーンSCに投写される映像の色調が、映像信号に規定された本来の色調に近い色合いとなるように映像信号を補正する。
また、ステップS15およびS16において、映像調整などを行う関係各部を制御する制御主体はサブCPU27として説明したが、この段階ではメインCPU18も動作状態となっているため、制御主体をメインCPU18としても良い。
また、ステップS15およびS16において、映像調整などを行う関係各部を制御する制御主体はサブCPU27として説明したが、この段階ではメインCPU18も動作状態となっているため、制御主体をメインCPU18としても良い。
なお、リモコン102は、図4の映像調整モード設定フローチャートのステップS6における、図5の選択画面51において、選択した設定内容でプロジェクタを起動「しない」を選択した場合、または、映像調整モード設定を行わずに、プロジェクタ電源ボタン42を操作したときには、起動信号のみを送信し、設定情報を送らない設定となっている。このようにしてプロジェクタ101が起動した場合には、プロジェクタ101は、起動時にS記憶部28に記憶されていた設定情報に基づいて、投写映像の調整を行う。
上述した通り、本実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)リモコン102のR表示部7は、図5の画面50のように調整内容の設定についての選択肢および選択状態を表示し、さらに、表示された調整内容の選択肢の中から、操作部5の十字キーおよび決定ボタン40により調整内容を設定することが可能である。
よって、プロジェクタを必要とせずに、リモコン102単体により、投写映像の調整内容の設定を簡便に行うことができる。
さらに、リモコン102は、設定された調整内容を含む設定情報をR記憶部9から読み出し、プロジェクタ101への起動信号とともに設定情報を無線送信する。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、プロジェクタ101の起動時における投写映像の調整内容を設定することができるリモコン102を提供することができる。
よって、プロジェクタを必要とせずに、リモコン102単体により、投写映像の調整内容の設定を簡便に行うことができる。
さらに、リモコン102は、設定された調整内容を含む設定情報をR記憶部9から読み出し、プロジェクタ101への起動信号とともに設定情報を無線送信する。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、プロジェクタ101の起動時における投写映像の調整内容を設定することができるリモコン102を提供することができる。
(2)プロジェクタ101は、リモコン102からの起動信号および設定情報を受信すると、起動処理を開始し、P記憶部17の相関テーブルから設定情報に対応した映像構成要素ごとの調整内容を引き当て、映像信号処理部12および投写部21に投写映像の調整を行わせることから、プロジェクタ101は、設定情報に沿って調整された映像を投写する。
従って、リモコン102により設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタ101を提供することができる。
従って、リモコン102により設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタ101を提供することができる。
(3)プロジェクタシステム100は、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定が可能なリモコン102と、リモコン102により設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタ101とから構成されている。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタ101が設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステム100を提供することができる。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタ101が設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステム100を提供することができる。
(4)リモコン装置102のR表示部7に表示される図5の画面50における調整内容の選択肢は、プロジェクタが起動したときに行なわれる映像構成要素ごとの自動調整の実行または不実行の切り替えであることから、必要のない調整は実行しないで済む。
よって、プロジェクタ101は、起動時に選択された必要な調整のみ実行することから、不要な調整が行われることによる時間の無駄をなくすことができる。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタ101が設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステム100を提供することができる。
(実施形態2)
よって、プロジェクタ101は、起動時に選択された必要な調整のみ実行することから、不要な調整が行われることによる時間の無駄をなくすことができる。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することが可能で、プロジェクタ101が設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタシステム100を提供することができる。
(実施形態2)
《プロジェクタの設定情報受信》
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。実施形態2におけるプロジェクタ100は、実施形態1で説明したプロジェクタ101とリモコン102とからなる構成および映像調整モード設定機能など、実施形態1と同様の構成および機能を備えている。
図7は、プロジェクタシステム100において、リモコン102の操作により、プロジェクタ101の映像調整モードの設定内容を確認するための設定情報確認フローチャートである。図7を中心に、適宜図2および図5を交えて説明する。なお、図7において、リモコン装置としてのリモコン102と、プロジェクタ101とは、それぞれが独立して処理を行うが、通信タイミングを明確にする都合上、双方の機器をまたがって通信の流れに沿ってステップ番号を附して説明する。
プロジェクタ101は、外部電源29からの交流電力が供給され、待機状態となっている。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。実施形態2におけるプロジェクタ100は、実施形態1で説明したプロジェクタ101とリモコン102とからなる構成および映像調整モード設定機能など、実施形態1と同様の構成および機能を備えている。
図7は、プロジェクタシステム100において、リモコン102の操作により、プロジェクタ101の映像調整モードの設定内容を確認するための設定情報確認フローチャートである。図7を中心に、適宜図2および図5を交えて説明する。なお、図7において、リモコン装置としてのリモコン102と、プロジェクタ101とは、それぞれが独立して処理を行うが、通信タイミングを明確にする都合上、双方の機器をまたがって通信の流れに沿ってステップ番号を附して説明する。
プロジェクタ101は、外部電源29からの交流電力が供給され、待機状態となっている。
ステップS20では、R制御部8は、映像調整モード受信ボタン33の操作の有無を、R操作受付け部6からの操作信号により判断する。操作がない場合は、引き続き操作を待ち受ける。ここでは、映像調整モード受信ボタン33が操作されたため、ステップS21へ進む。
ステップS21では、R制御部8は、映像調整モード受信ボタン33の操作により、プロジェクタ設定情報としてのプロジェクタ101の映像調整内容の設定情報を要求するための要求信号を、R通信部4からプロジェクタ101に送信する。このとき、R表示部7には、例えば「映像調整モード情報を要求します」という文字が表示される。
ステップS22では、サブCPU27は、リモコン102からの要求信号の受信の有無を、P操作受付け部15からの受信信号の有無により判断する。受信しない場合には、引き続き要求信号を待ち受ける。ここでは、要求信号が受信されたためステップS23へ進む。
ステップS21では、R制御部8は、映像調整モード受信ボタン33の操作により、プロジェクタ設定情報としてのプロジェクタ101の映像調整内容の設定情報を要求するための要求信号を、R通信部4からプロジェクタ101に送信する。このとき、R表示部7には、例えば「映像調整モード情報を要求します」という文字が表示される。
ステップS22では、サブCPU27は、リモコン102からの要求信号の受信の有無を、P操作受付け部15からの受信信号の有無により判断する。受信しない場合には、引き続き要求信号を待ち受ける。ここでは、要求信号が受信されたためステップS23へ進む。
ステップS23では、サブCPU27は、要求信号に応じて、S記憶部28から記憶されている設定情報を読み取る。
ステップS24では、サブCPU27は、読み取った設定情報を、P通信部16から、リモコン102へ送信する。
ステップS25では、R制御部8は、プロジェクタ101からのプロジェクタ設定情報の受信の有無を、R操作受付け部6からの受信信号により判断する。受信しない場合には、ステップS27へ進む。ここでは、設定情報を受信したため、ステップS26へ進む。
ステップS24では、サブCPU27は、読み取った設定情報を、P通信部16から、リモコン102へ送信する。
ステップS25では、R制御部8は、プロジェクタ101からのプロジェクタ設定情報の受信の有無を、R操作受付け部6からの受信信号により判断する。受信しない場合には、ステップS27へ進む。ここでは、設定情報を受信したため、ステップS26へ進む。
ステップS26では、R制御部8は、受信したプロジェクタ設定情報をR表示部7に図5の画面52に示すように表示する。なお、画面52に表示された「このまま起動する」が十字キーで選択され、決定ボタン40が押された場合、R制御部8は、受信したプロジェクタ設定情報をR記憶部9に記憶し、起動信号のみをR通信部4からプロジェクタ101に送信する。また、同様に「設定を変更する」が選択確定された場合には、図5の画面50の映像調整モード設定画面の形態に移り、受信したプロジェクタ設定情報による調整内容の変更が可能となる。
上述した通り、実施形態2によれば実施形態1の効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)リモコン102は、プロジェクタ101の起動時の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定情報の送信を要求する操作がなされると、プロジェクタ101に映像調整モード要求信号を送信し、さらにプロジェクタ101からのプロジェクタ設定情報を受信すると、R表示部7に受信した設定内容を表示することから、プロジェクタ101が起動する前であっても、リモコン102により投写映像の調整内容を把握することができる。
よって、受信した設定内容を使用者の所望の設定内容に変更することが可能なので、必要のない映像調整が行われてしまうことによる無駄な時間を低減することができる。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、プロジェクタ101の起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なプロジェクタシステム100のリモコン102を提供することができる。
よって、受信した設定内容を使用者の所望の設定内容に変更することが可能なので、必要のない映像調整が行われてしまうことによる無駄な時間を低減することができる。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、プロジェクタ101の起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なプロジェクタシステム100のリモコン102を提供することができる。
(2)プロジェクタ101は、リモコン102からの映像調整モード要求信号を受信すると、プロジェクタ設定情報をリモコン102に送信する。
従って、リモコン102からの要求により、プロジェクタ設定情報を送信することが可能なプロジェクタシステム100のプロジェクタ101を提供することができる。
従って、リモコン102からの要求により、プロジェクタ設定情報を送信することが可能なプロジェクタシステム100のプロジェクタ101を提供することができる。
(3)プロジェクタシステム100は、プロジェクタ101が起動する前であっても、プロジェクタ100の起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なリモコン102と、リモコン102からの要求により、プロジェクタ設定情報を送信することが可能なプロジェクタ101とから構成されている。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なプロジェクタシステム100を提供することができる。
従って、プロジェクタ101が起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を確認することができるとともに、必要に応じて投写映像の調整内容の設定を変更することが可能なプロジェクタシステム100を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
図8は、変形例1に係るプロジェクタの外観図である。前記各実施形態において、プロジェクタシステム100は、プロジェクタ101と、リモコン102というそれぞれが独立した装置として構成されていたが、例えば、図8に示すようにリモコン102の機能を、プロジェクタ本体に包括して一体にして構成することとしても良い。
図8のプロジェクタ110は、映像を投写するプロジェクタ本体111と、プロジェクタ本体111に付属し、プロジェクタ本体111を操作するためのコントローラ部112とから構成されている。
プロジェクタ本体111は、図2で示すプロジェクタ101と同様の構成および機能を備えている。
図8は、変形例1に係るプロジェクタの外観図である。前記各実施形態において、プロジェクタシステム100は、プロジェクタ101と、リモコン102というそれぞれが独立した装置として構成されていたが、例えば、図8に示すようにリモコン102の機能を、プロジェクタ本体に包括して一体にして構成することとしても良い。
図8のプロジェクタ110は、映像を投写するプロジェクタ本体111と、プロジェクタ本体111に付属し、プロジェクタ本体111を操作するためのコントローラ部112とから構成されている。
プロジェクタ本体111は、図2で示すプロジェクタ101と同様の構成および機能を備えている。
コントローラ部112は、複数の操作用ボタンを備えた操作部115と、表示部117とを含んで構成され、プロジェクタ本体111と、電気配線にて接合されている。コントローラ部112は、無線機能を除いてリモコン102と同様の機能を備えており、プロジェクタ本体111のサブ電源部26に相当する部分から電力供給を受けているため、プロジェクタ本体111が起動する前であっても、映像調整モード設定が可能である。
表示部117は、R表示部7と同様の液晶パネルであり、図5に示したような映像調整モード設定画面などを表示することかできる。
操作部115は、図3の操作部5と同様の複数の操作ボタンおよびスイッチを備えており、映像調整モード設定やプロジェクタの起動操作を受付ける。
表示部117は、R表示部7と同様の液晶パネルであり、図5に示したような映像調整モード設定画面などを表示することかできる。
操作部115は、図3の操作部5と同様の複数の操作ボタンおよびスイッチを備えており、映像調整モード設定やプロジェクタの起動操作を受付ける。
従って、プロジェクタ110は、無線機能を除いてプロジェクタシステム100と同様の機能を備えていることから、前記各実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、コントローラ部112が、プロジェクタ本体に付属しているため、コントローラ部112を紛失してしまう心配がなく、単体で全ての操作および設定を行うことが可能なプロジェクタ110を提供することができる。
(変形例2)
図9は変形例2に係るリモコン102のR表示部7に表示される画面を示した図である。前記実施形態1において、リモコン102により設定可能な調整内容は、映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調に関するものであったが、例えば、明るさや、コントラストなどの他の映像構成要素や、映像構成要素の設定値であっても良い。
例えば、図9の画面55には、映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調に加えて、明るさ、コントラスト、色合いという構成要素が追加されている。図56は、画面55に表示されている「色合い」を十字キー38で選択し、決定ボタン40で決定した「色合い設定」の調整画面である。「色合い設定」の調整画面では、映像構成要素の設定値としての投写映像の色調を構成する光の3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)ごとの色合いの強弱の割合を、十字キー38で選択することができる。
これらの機能は、図2のR記憶部9に、明るさ、コントラスト、色合いに関する調整選定テーブルを追加し、S記憶部28には、明るさ、コントラスト、色合いに関する設定情報を追加し、P記憶部17には、明るさ、コントラスト、色合いに関する設定情報に対応した調整内容としてのそれぞれの処理プログラムなどを追加することにより達成される。
図9は変形例2に係るリモコン102のR表示部7に表示される画面を示した図である。前記実施形態1において、リモコン102により設定可能な調整内容は、映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調に関するものであったが、例えば、明るさや、コントラストなどの他の映像構成要素や、映像構成要素の設定値であっても良い。
例えば、図9の画面55には、映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調に加えて、明るさ、コントラスト、色合いという構成要素が追加されている。図56は、画面55に表示されている「色合い」を十字キー38で選択し、決定ボタン40で決定した「色合い設定」の調整画面である。「色合い設定」の調整画面では、映像構成要素の設定値としての投写映像の色調を構成する光の3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)ごとの色合いの強弱の割合を、十字キー38で選択することができる。
これらの機能は、図2のR記憶部9に、明るさ、コントラスト、色合いに関する調整選定テーブルを追加し、S記憶部28には、明るさ、コントラスト、色合いに関する設定情報を追加し、P記憶部17には、明るさ、コントラスト、色合いに関する設定情報に対応した調整内容としてのそれぞれの処理プログラムなどを追加することにより達成される。
この構成によれば、映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調に加えて、明るさ、コントラスト、色合いなどの構成要素や、構成要素の設定値についても、リモコン装置により調整内容の設定を行うことが可能なプロジェクタシステムを提供することができる。
(変形例3)
実施形態1または変形例2において、リモコン102にて設定した設定情報に、個別の番号を附して、他の設定情報と区分けすることとしても良い。
図9の画面55において、設定された設定情報には、「ユーザー登録映像NO.02」という個別の番号が附されている。この番号は、R記憶部9に記憶されており、例えば、映像調整モード設定ボタン32を2回連続して操作することにより、ユーザー登録映像のリストが表示され、十字キー38および、決定ボタン40で選択することが可能となっている。この機能は、図2のR記憶部9に、例えば、ユーザー登録映像の設定情報を登録順に附番し記憶させる映像登録処理プログラムを追加することにより達成される。
実施形態1または変形例2において、リモコン102にて設定した設定情報に、個別の番号を附して、他の設定情報と区分けすることとしても良い。
図9の画面55において、設定された設定情報には、「ユーザー登録映像NO.02」という個別の番号が附されている。この番号は、R記憶部9に記憶されており、例えば、映像調整モード設定ボタン32を2回連続して操作することにより、ユーザー登録映像のリストが表示され、十字キー38および、決定ボタン40で選択することが可能となっている。この機能は、図2のR記憶部9に、例えば、ユーザー登録映像の設定情報を登録順に附番し記憶させる映像登録処理プログラムを追加することにより達成される。
この構成によれば、所望の映像調整の設定内容をあらかじめ登録しておくことにより、都度の設定作業を不要とし、所望の登録映像を簡便に選択および再現することができるプロジェクタシステムを提供することができる。
(変形例4)
前記各実施形態および各変形例において、プロジェクタ101およびプロジェクタ110は、光変調素子として赤色光、青色光、緑色光の各色光用の3つの液晶ライトバルブ(図示せず)を備えるものとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、プロジェクタ100の光変調素子は、赤、青、緑色のカラーフィルタが規則的に格子状に配置された各色光用の解像度と同数の液晶セルを備える単板の液晶ライトバルブを用いる構成であっても良い。また、反射型液晶表示装置や、ティルトミラーデバイスを用いる構成としても良い。これらの構成であっても、前記各実施形態および各変形例と同様の効果を得ることができる。
前記各実施形態および各変形例において、プロジェクタ101およびプロジェクタ110は、光変調素子として赤色光、青色光、緑色光の各色光用の3つの液晶ライトバルブ(図示せず)を備えるものとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、プロジェクタ100の光変調素子は、赤、青、緑色のカラーフィルタが規則的に格子状に配置された各色光用の解像度と同数の液晶セルを備える単板の液晶ライトバルブを用いる構成であっても良い。また、反射型液晶表示装置や、ティルトミラーデバイスを用いる構成としても良い。これらの構成であっても、前記各実施形態および各変形例と同様の効果を得ることができる。
前記実施形態および各変形例から把握できる請求項に記載されている内容以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
映像を投写するプロジェクタ本体と、前記プロジェクタ本体に付属し、前記プロジェクタ本体を操作するためのコントローラ部とから構成されるプロジェクタであって、前記コントローラ部は、前記プロジェクタ本体の起動前に、前記プロジェクタ本体が投写する映像の映像構成要素としての大きさ、焦点、形状、色調のうち、少なくとも大きさおよび焦点を調整するための構成要素ごとの調整内容を設定可能に設けられ、前記プロジェクタ本体を起動するための操作がなされると、前記プロジェクタ本体を起動させる処理を開始させるとともに、設定された調整内容の設定情報に沿って、前記プロジェクタ本体が投写する映像を調整することを特徴とするプロジェクタ。
この構成によれば、コントローラ部は、プロジェクタ本体を起動するための操作がなされると、プロジェクタ本体を起動させる処理を開始させるとともに、設定された調整内容の設定情報に沿って、プロジェクタ本体が投写する映像を調整することから、プロジェクタ本体は、設定された調整内容に沿って調整された映像を投写する。
従って、起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することができ、設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタを提供することができる。
従って、起動する前であっても、起動時における投写映像の調整内容を設定することができ、設定された調整内容に応じて調整された映像を投写するように起動することができるプロジェクタを提供することができる。
映像信号供給装置としてのDVDプレーヤ…1、P操作部…2、通信部としてのR通信部…4、操作部としてのR操作部…5、R操作受付け部…6、表示部としてのR表示部7、制御部としてのR制御部…8、記憶部としてのR記憶部…9、光源部としてのランプ…10、映像信号処理部…12、映像補正部…13、P操作受付け部…15、通信部としてのP通信部…16、記憶部としてのP記憶部…17、制御部としてのメインCPU…18、光学部…20、投写部…21、CCD…22、画像解析部…23、サブ電源部…26、制御部としてのサブCPU…27、記憶部としてのS記憶部…28、プロジェクタシステム…100、プロジェクタ…101、リモコン装置としてのリモコン…102、スクリーン…SC。
Claims (9)
- 映像を投写するプロジェクタと、前記プロジェクタを遠隔操作するためのリモコン装置とから構成されるプロジェクタシステムであって、
前記リモコン装置は、前記プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を設定可能に設けられ、前記プロジェクタを起動するための操作がなされると、前記プロジェクタを起動させるトリガとなる起動信号と、設定された前記調整内容を含む設定情報とを前記プロジェクタに送信し、
前記プロジェクタは、前記リモコン装置からの前記起動信号および設定情報を受信すると、前記リモコン装置からの起動信号により起動し、投写する映像に前記設定情報に応じた前記映像構成要素ごとの調整を行うことを特徴とするプロジェクタシステム。 - 前記映像構成要素ごとの調整内容は、前記プロジェクタが起動したときに行なわれる自動調整の実行または不実行の切り替えを含むことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタシステム。
- 前記映像構成要素ごとの調整内容は、前記映像構成要素の設定値を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタシステム。
- 映像を投写するプロジェクタを遠隔操作するためのリモコン装置であって、
前記プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を含む設定情報を記憶する記憶部と、
少なくとも前記調整内容の設定についての選択肢および選択状態を表示する表示部と、
少なくとも前記調整内容を設定するための操作を受け付ける操作部と、
少なくとも前記プロジェクタを操作するための信号を送信する通信部と、
前記表示部に表示される前記調整内容の選択肢の中から、前記操作部により前記調整内容が設定されると、設定された前記調整内容を含む設定情報を前記記憶部に記憶させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記操作部に前記プロジェクタを起動させる操作がなされると、前記設定情報を前記記憶部から読み出し、プロジェクタを起動させるための起動信号とともに、前記通信部から前記プロジェクタに送信することを特徴とするプロジェクタのリモコン装置。 - 複数の操作用ボタンを備えたリモコン装置により遠隔操作されるプロジェクタであって、
前記リモコン装置からの起動するためのトリガとしての起動信号と、プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を含んだ設定情報とを受信する通信部と、
光を供給する光源部と、
映像を規定する映像信号に映像信号にて表される映像の形状および色調を前記設定情報に沿って調整する処理を施す映像信号処理部と、
前記光源部からの光を前記映像信号に応じて変調し変調光として射出する光学部と、
前記変調光を拡大することにより前記映像信号に応じた映像を表す投写光を生成するとともに映像の大きさを調整し、さらに前記投写光による映像の焦点を調整する投写部と、
前記設定情報と、前記映像構成要素ごとの調整内容との相関テーブルを記憶する記憶部と、
少なくとも映像の投写を開始させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記通信部が前記リモコン端末装置からの起動信号および設定情報を受信すると、前記起動信号により前記光源部の点灯動作を含む起動処理を開始し、前記記憶部の相関テーブルから前記設定情報に対応した前記映像構成要素ごとの調整内容を引き当て、引き当てた前記調整内容に沿って前記映像信号処理部および前記投写部に投写映像の調整を行わせることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタシステムであって、
前記リモコン装置は、前記プロジェクタに設定されている投写映像の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定情報を要求する操作がなされると、起動する前の前記プロジェクタに前記設定情報の送信を要求する映像調整モード要求信号を送信し、
前記プロジェクタは、前記リモコン装置からの前記映像調整モード要求信号を受信すると、投写映像の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定情報を含むプロジェクタ設定情報を前記リモコン装置に送信し、
前記リモコン装置は、前記プロジェクタからのプロジェクタ設定情報を受信し、少なくとも前記調整内容の設定内容を表示する表示部に受信した設定内容を表示することを特徴とするプロジェクタシステム。 - 請求項4に記載のプロジェクタのリモコン装置であって、
前記通信部は、前記プロジェクタからの信号を受信可能に設けられ、
前記制御部は、前記操作部に前記プロジェクタへの前記プロジェクタの起動時の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定情報の送信を要求する操作がなされると、前記プロジェクタに前記設定情報の送信を要求する映像調整モード要求信号を前記通信部から送信し、
さらに、前記プロジェクタから送信されてくる投写映像の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定状態を含むプロジェクタ設定情報を、前記通信部により受信し、前記表示部に受信した設定内容を表示することを特徴とするプロジェクタのリモコン装置。 - 請求項5に記載のプロジェクタであって、
前記通信部は、前記リモコン装置へ信号を送信可能に設けられ、
前記制御部は、前記通信部が前記リモコン装置からの前記映像調整モード要求信号を受信すると、投写映像の前記映像構成要素ごとの調整内容の設定状態を含むプロジェクタ設定情報を前記記憶部から読み出し、前記通信部から前記リモコン装置に送信することを特徴とするプロジェクタ。 - 映像を投写するプロジェクタと、前記プロジェクタを遠隔操作するためのリモコン装置とから構成されるプロジェクタシステムにおける投写映像の調整方法であって、
前記リモコン装置により、前記プロジェクタが投写する映像の映像構成要素ごとの調整内容を設定する設定工程と、
前記リモコン装置に前記プロジェクタを起動させる操作がなされると、前記プロジェクタを起動させるための起動信号とともに、前記設定工程にて設定された設定情報を前記リモコン装置が前記プロジェクタに送信する送信工程と、
前記リモコン装置からの起動信号および設定情報を前記プロジェクタが受信する受信工程と、
受信した前記起動信号により前記プロジェクタが映像の投写を含む起動処理を開始する起動工程と、
前記起動処理を開始するとともに、前記プロジェクタが、設定情報に対応した前記映像構成要素ごとの調整内容に沿って投写映像の調整を行う調整工程と、
を含むことを特徴とするプロジェクタシステムにおける投写映像の調整方法。
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