JP5311933B2 - 継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造 - Google Patents

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本発明は、配管相互を接続する継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造に関するものである。
従来、濾過膜モジュールの配管相互を接続する継手構造としては、特開2003−334429号公報(特許文献1)の図2に記載されたように、ヘッダ部品の枝管と濾過膜モジュールとを所定の自由度を有して柔軟に接続し得るフレキシブル伸縮継手により接続したものがある。
特開2003−334429号公報
しかしながら、前述の特許文献1のようなフレキシブル伸縮継手では、濾過膜モジュールを交換する際に濾過膜モジュール側の配管がフレキシブル伸縮継手の筒状本体から完全に引き抜けるまでヘッダ管の枝管の直線状の長さを確保しなければならず、その分、濾過膜モジュールを支持する架台高さが高くなり、濾過装置が大型化するという問題があった。
また、濾過膜モジュールを所定の高さ位置で支持するための支持部材が別途必要であり、通常は濾過膜モジュールの下部キャップの下面を別途用意した支持部材で支持する構造が必要であった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、ヘッダ管の枝管と濾過膜モジュールとを所定の自由度を有して柔軟に接続出来、濾過膜モジュールを支持する架台高さを低くすることが出来、これにより濾過装置を小型化することが出来る継手構造、更にはその継手構造を介して濾過膜モジュールを支持すると共に高さ調整も出来る濾過膜モジュールの設置構造を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本発明に係る継手構造の第1の構成は、第1の配管と第2の配管とを接続する継手構造であって、前記第1の配管に外装されると共に該第1の配管の外周面に設けられた突出部に当接して回転自在に係止される第1の袋ナットと、前記第1の配管の端面に第1のシール部材を介在させて一端面が当接され、前記第1の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部に螺合し得る雄ネジ部が外周面に設けられ、且つ前記第2の配管が他端部から挿入される継手部材と、前記継手部材の他端部及び前記第2の配管に外装されると共に該継手部材の他端部の外周面に設けられた雄ネジ部に螺合し得る雌ネジ部が内周面に設けられた第2の袋ナットと、前記第2の配管に外装されると共に前記第2の袋ナットの内部に収容され、前記第2の配管の外周面と前記継手部材の他端面に当接してシールする第2のシール部材とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る継手構造の第2の構成は、第1の配管と第2の配管とを接続する継手構造であって、前記第1の配管に外装されると共に該第1の配管の外周面に設けられた突出部に当接して回転自在に係止される袋ナットと、前記第1の配管の端面に第1のシール部材を介在させて一端面が当接され、前記袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部に螺合し得る雄ネジ部が外周面に設けられ、且つ前記第2の配管が他端部から挿入される継手部材と、前記継手部材の内周面と前記第2の配管の外周面とに当接してシールする第2のシール部材とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第1の構成は、濾過膜モジュールのキャップに設けられた前記第2の配管と、ヘッダ管から分岐した前記第1の配管とが前記第1、第2の継手構造により接続されたことを特徴とする。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第2の構成は、前記第1の構成において、水平に配置されたヘッダ管に、起立した濾過膜モジュールが取り付けられ、前記濾過膜モジュールのキャップが下部キャップであり、前記継手部材に固定または係止された台座部材に該台座部材と前記濾過膜モジュールの下部キャップとの間の離間距離を調整し得る高さ調整部材が設けられ、該高さ調整部材により前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第3の構成は、前記第2の構成において、前記高さ調整部材は前記台座部材に設けたネジ孔に螺合されたボルト部材により構成され、該ボルト部材の先端部を前記濾過膜モジュールの下部キャップの下面に当接させ、該ボルト部材の前記台座部材からの突出長さを変更して前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第4の構成は、前記第2の構成において、前記高さ調整部材は前記台座部材に設けた貫通孔に挿通されたボルト部材に螺合され該台座部材を支持するナットにより構成され、該ボルト部材の先端部を前記濾過膜モジュールの下部キャップの下面に当接させ、該ボルト部材の前記台座部材からの突出長さを変更して前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする。
本発明に係る継手構造の第1の構成によれば、第2の袋ナットと該第2の袋ナットの内部に収容された第2のシール部材とを第2の配管の外周面に嵌装すると共に、該第2の配管を継手部材内部に挿入し、該第2の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部を継手部材の第2の配管を挿入した側の外周面に設けられた雄ネジ部に螺合締結し、第2の袋ナットの内部に収容された第2のシール部材により第2の配管の外周面と継手部材の第2の配管を挿入した側の端面とに当接してシールすることが出来る。第2の袋ナットを緩めることで第2の配管は継手部材の内部をその軸方向に自在に移動できる。
第2の配管に接続された継手部材の先端面を第1のシール部材を介在させて第1の配管の端面に当接すると共に、第1の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部を継手部材の第1の配管側の外周面に設けられた雄ネジ部に螺合締結することで該継手部材を介して第1の配管と第2の配管とを接続することが出来る。
第1の袋ナットを緩めることで継手部材はその軸方向に移動することなく該軸方向と直交する方向に第1の配管から取り外すことが出来、第1の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部と継手部材の該第1の袋ナット側の外周面に設けられた雄ネジ部との螺合が解除出来る程度に軸方向に極短い直線状の長さを確保するだけで良く、取り付け取り外しのための余裕スペースが極めて小さく出来る。
本発明に係る継手構造の第2の構成によれば、第2のシール部材を第2の配管の外周面に装着すると共に、該第2の配管を継手部材内部に挿入して、該第2のシール部材を該継手部材の内周面と第2の配管の外周面とに当接してシールすることが出来る。第2のシール部材を介して第2の配管は継手部材の内部をその軸方向に自在に移動できる。
第2の配管に接続された継手部材の先端面を第1のシール部材を介在させて第1の配管の端面に当接すると共に、第1の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部を継手部材の第1の配管側の外周面に設けられた雄ネジ部に螺合締結することで該継手部材を介して第1の配管と第2の配管とを接続することが出来る。
継手部材はスリーブ構造であるため該継手部材内に挿入された第2の配管を軸方向に移動させることが出来、第2の配管が濾過膜モジュールの上部キャップに設けられた配管である場合には、濾過膜モジュールの長さ方向の製作誤差を吸収することが出来る。また、濾過膜モジュールの取り付け高さ位置が確定した後に、継手部材を固定軸にして袋ナットを手締めすることが出来る。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第1の構成によれば、濾過膜モジュールのキャップに設けられた第2の配管と、ヘッダ管から分岐した第1の配管とを前述の継手構造により接続することで、第2の袋ナットを緩めることで第2の配管は継手部材の内部をその軸方向に自在に移動でき、濾過膜モジュールを所望の高さに設定することが出来、第1の配管と第2の配管との間で軸心位置ずれや軸心角度のずれがあっても継手部材と第2のシール部材の協働により軸心位置ずれや軸心角度ずれを許容することが出来る。これにより、ヘッダ管の枝管と濾過膜モジュールとを所定の自由度を有して柔軟に接続出来る。
また、第1の袋ナットを緩めることで継手部材はその軸方向に移動することなく該軸方向と直交する方向(水平方向)に第1の配管から取り外すことが出来、第1の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部と継手部材の第2の配管を挿入した側の外周面に設けられた雄ネジ部との螺合が解除出来る程度に軸方向に極短い直線状の長さを確保するだけで良く、濾過膜モジュールの取り付け取り外しのための余裕スペースが極めて小さく出来、濾過膜モジュールを支持する架台高さを低くすることが出来、これにより濾過装置を小型化することが出来る。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第2の構成によれば、第1の配管の端面に継手部材の一端面が当接され、第1の袋ナットにより締結固定された該継手部材に台座部材が固定、或いは係止され、該台座部材に設けられた高さ調整部材により濾過膜モジュールが支持されて高さ調整を行うことで、従来は濾過膜モジュールの下部キャップを別途用意した支持部材で支持する構造が必要であったが、その支持部材を、第1の配管、継手部材、台座部材、高さ調整部材が兼ねることが出来、部品点数を削減して簡単な濾過膜モジュールの設置構造とすることが出来る。
また、第2の袋ナットを緩めることで第2の配管は継手部材の内部をその軸方向に自在に移動でき、高さ調整部材により台座部材と濾過膜モジュールの下部キャップとの間の離間距離を調整して該濾過膜モジュールを所望の高さに設定することが出来る。
また、本発明に係る濾過膜モジュールの設置構造の第3、第4の構成によれば、濾過膜モジュールの下部キャップの下面に先端部が当接するボルト部材の台座部材からの突出長さを変更して濾過膜モジュールの高さ調整を簡単な構成で容易に行うことが出来る。
図により本発明に係る継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る継手構造の第1実施形態の構成を示す五面図、図2及び図3は第1実施形態の継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の断面説明図及び分解説明図、図4は濾過膜モジュールの下部キャップを架台により受けて支持した構成を説明する図、図5及び図6は濾過膜モジュールの高さ調整部材の各構成を説明する図である。
先ず、図1〜図6を用いて本発明に係る継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の第1実施形態の構成について説明する。図1〜図6において、1は配管2,3を接続する継手構造であって、配管2に外装されると共に該配管2の外周面に設けられた突出部2aに当接して回転自在に係止される袋ナット4と、配管2の端面2bにシール部材となるOリング5を介在させて一端面6aが当接され、袋ナット4の内周面に設けられた雌ネジ部4aに螺合し得る雄ネジ部6bが外周面に設けられ、且つ配管3が他端部から挿入される継手部材6と、該継手部材6の他端部及び配管3に外装されると共に該継手部材6の他端部の外周面に設けられた雄ネジ部6cに螺合し得る雌ネジ部7aが内周面に設けられた袋ナット7と、配管3に外装されると共に袋ナット7の内部に収容され、配管3の外周面3aと継手部材6の他端面6dに当接してシールするシール部材8等を有して構成されている。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、濾過膜モジュール9の上部キャップ10に設けられた配管3と、図4〜図6に示すように、下部キャップ13に設けられた配管3と、各種ヘッダ管17から分岐した配管2との間をそれぞれ継手部材6を介して接続する継手構造1の一例を示したものである。尚、本実施形態では、図2及び図3に示すように、袋ナット7の内部には、配管3に外装される環状の滑り部材11、割りリング12及び環状のシール部材8が収容されている。
図4〜図6は濾過膜モジュール9の下部キャップ13に設けられた配管3と、水平に配置されたヘッダ管17から分岐した配管2とが継手部材6を介して接続される継手構造1およびそれを用いた濾過モジュールの設置構造の一例である。図4に示す実施形態では、ヘッダ管17に配管2を介して起立して取り付けられた濾過膜モジュール9の重量を下部キャップ13で架台18に預けて継手部材6を下部キャップ13に設けられた配管3と各種ヘッダ管17から分岐した配管2との間をそれぞれ継手部材6を介して接続する継手構造1およびそれを用いた濾過モジュールの設置構造の一例を示したものである。
図5に示す実施形態では、継手部材6の中央括れ部に一体的に固定された台座部材14に該台座部材14と濾過膜モジュール9の下部キャップ13との間の離間距離を調整し得る高さ調整部材15が設けられ、該高さ調整部材15により濾過膜モジュール9の高さ調整を行うことが出来るものである。図5(a),(b)は高さ調整部材15により濾過膜モジュール9の高さを変化させた様子を示す。
図5に示す高さ調整部材15は台座部材14に設けた貫通孔14aに挿通されたボルト部材15aに螺合され該台座部材14の両面を支持するナット16により構成され、該ボルト部材15aの先端部15bを濾過膜モジュール9の下部キャップ13の下面に当接させ、該ボルト部材15aの台座部材14からの突出長さLを変更して濾過膜モジュール9の高さ調整を行うことが出来る。
図6に示す実施形態では、継手部材6と一対の台座部材14とが別体で構成され、後付けする場合の構成の一例を示し、一対の台座部材14には継手部材6の中央括れ部に嵌装し得る切欠溝部14bが形成されており、それぞれの切欠溝部14bを互い違いにずれた位置に配置して重ね合わせ、図6(a)に示す上側の台座部材14に設けた貫通孔14aにボルト部材15aが挿通されると共に、下側の台座部材14に溶接して設けたナット部14cのネジ孔14c1に該ボルト部材15aが螺合されている。そして、ボルト部材15aの先端部15bを濾過膜モジュール9の下部キャップ13の下面に当接させ、該ボルト部材15aの台座部材14からの突出長さLを変更して濾過膜モジュール9の高さ調整を行うことが出来る。
尚、台座部材14に直接ネジ孔を形成し、該ネジ孔にボルト部材15aを螺合させてボルト部材15aの先端部15bを濾過膜モジュール9の下部キャップ13の下面に当接させ、該ボルト部材15aの台座部材14からの突出長さLを変更して濾過膜モジュール9の高さ調整を行うことでも良い。
上記構成によれば、袋ナット7と該袋ナット7の内部に収容されたシール部材8とを配管3の外周面3aに嵌装すると共に、該配管3を継手部材6内部に挿入し、該袋ナット7の内周面に設けられた雌ネジ部7aを継手部材6の配管3を挿入した側の外周面に設けられた雄ネジ部6cに螺合締結し、袋ナット7の内部に収容されたシール部材8により配管3の外周面3aと継手部材6の配管3を挿入した側の端面6dとに当接してシールすることが出来る。袋ナット7を緩めることで配管3は継手部材6の内部をその軸方向に自在に移動できる。
配管3に接続された継手部材6の先端面6aをOリング5を介在させて配管2の端面2bに当接すると共に、袋ナット4の内周面に設けられた雌ネジ部4aを継手部材6の配管2側の外周面に設けられた雄ネジ部6bに螺合締結することで該継手部材6を介して配管2と配管3とを接続することが出来る。
袋ナット4を緩めることで継手部材6はその軸方向に移動することなく該軸方向と直交する方向(水平方向)に配管2から取り外すことが出来、袋ナット4の内周面に設けられた雌ネジ部4aと継手部材6の該袋ナット4側の外周面に設けられた雄ネジ部6bとの螺合が解除出来る程度に軸方向に極短い直線状の長さを確保するだけで良く、取り付け取り外しのための余裕スペースが極めて小さく出来る。
また、濾過膜モジュール9の下部キャップ13に設けられた配管3と、ヘッダ管17から分岐した配管2とを継手構造1により接続することで、袋ナット7を緩めることで配管3は継手部材6の内部をその軸方向に自在に移動でき、濾過膜モジュール9を所望の高さに設定することが出来、配管2と配管3との間で軸心位置ずれや軸心角度のずれがあっても継手部材6とシール部材8との協働により軸心位置ずれや軸心角度ずれを許容することが出来る。これにより、ヘッダ管17の枝管となる配管2と濾過膜モジュール9とを所定の自由度を有して柔軟に接続出来る。
また、袋ナット4を緩めることで継手部材6はその軸方向に移動することなく該軸方向と直交する方向(水平方向)に配管2から取り外すことが出来、袋ナット4の内周面に設けられた雌ネジ部4aと継手部材6の配管2側の外周面に設けられた雄ネジ部6bとの螺合が解除出来る程度に軸方向に極短い直線状の長さを確保するだけで良く、濾過膜モジュール9の取り付け取り外しのための余裕スペースが極めて小さく出来、濾過膜モジュール9を支持する架台18の高さを低くすることが出来、これにより濾過装置を小型化することが出来る。
また、配管2の端面2bに継手部材6の一端面6aが当接され、袋ナット4により締結固定された該継手部材6に台座部材14が固定されるか、或いは係止され、該台座部材14に設けられた高さ調整部材15により濾過膜モジュール9が支持されて高さ調整を行うことで、従来は濾過膜モジュール9の下部キャップ13を別途用意した支持部材で支持する構造が必要であったが、その支持部材を、配管2、継手部材6、台座部材14、高さ調整部材15が兼ねることが出来、部品点数を削減して簡単な濾過膜モジュール9の設置構造とすることが出来る。
また、袋ナット7を緩めることで配管3は継手部材6の内部をその軸方向に自在に移動でき、高さ調整部材15により台座部材14と濾過膜モジュール9の下部キャップ13との間の離間距離を調整して該濾過膜モジュール9を所望の高さに設定することが出来る。
また、濾過膜モジュール9の下部キャップ13の下面に先端部が当接するボルト部材15aの台座部材14からの突出長さLを変更して濾過膜モジュール9の高さ調整を簡単な構成で容易に行うことが出来る。
次に、図7〜図9を用いて本発明に係る継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の第2実施形態の構成について説明する。図7は本発明に係る継手構造の第2実施形態の構成を示す五面図、図8及び図9は第2実施形態の継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の断面説明図及び分解説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
図7〜図9において、1は配管2,3を接続する継手構造であって、配管2に外装されると共に該配管2の外周面に設けられた突出部2aに当接して回転自在に係止される袋ナット4と、配管2の端面2bにシール部材となるOリング5を介在させて一端面6aが当接され、袋ナット4の内周面に設けられた雌ネジ部4aに螺合し得る雄ネジ部6bが外周面に設けられ、且つ配管3が他端部から挿入される継手部材6と、該継手部材6の内周面と配管3の外周面とに当接してシールするシール部材となるOリング19とを有して構成したものである。
上記構成によれば、第2のシール部材となるOリング19を配管3の外周面に設けた溝部3bに装着すると共に、該配管3を継手部材6内部に挿入して、該Oリング19を該継手部材6の内周面と配管3の外周面とに当接してシールすることが出来る。Oリング19を介して配管3は継手部材6の内部をその軸方向に自在に移動できる。
配管3に接続された継手部材6の先端面6aを第1のシール部材となるOリング5を介在させて配管2の端面2bに当接すると共に、袋ナット4の内周面に設けられた雌ネジ部4aを継手部材6の配管2側の外周面に設けられた雄ネジ部6bに螺合締結することで該継手部材6を介して配管2,3を接続することが出来る。
本実施形態の継手部材6はスリーブ構造であるため該継手部材6内に挿入された配管3を軸方向(図8の上下方向)に移動させることが出来、配管3が濾過膜モジュール9の上部キャップ10に設けられた配管3である場合には、該濾過膜モジュール9の長さ方向(図8の上下方向)の製作誤差を吸収することが出来る。また、濾過膜モジュール9の取り付け高さ位置が確定した後に、継手部材6を固定軸にして袋ナット4を手締めすることが出来る。
尚、前記各実施形態では、配管2がエルボ管の場合について説明したが、配管2は直管であっても良い。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
本発明の活用例として、配管相互を接続する継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造に適用出来る。
本発明に係る継手構造の第1実施形態の構成を示す五面図である。 第1実施形態の継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の断面説明図である。 第1実施形態の継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の分解説明図である。 濾過膜モジュールの下部キャップを架台により受けて支持した構成を説明する図である。 濾過膜モジュールの高さ調整部材の構成を説明する図である。 濾過膜モジュールの高さ調整部材の他の構成を説明する図である。 本発明に係る継手構造の第2実施形態の構成を示す五面図である。 第2実施形態の継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の断面説明図である。 第2実施形態の継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造の分解説明図である。
符号の説明
1…継手構造
2…配管
2a…突出部
2b…端面
3…配管
3a…外周面
3b…溝部
4…袋ナット
4a…雌ネジ部
5…Oリング
6…継手部材
6a…端面
6b,6c…雄ネジ部
6d…端面
7…袋ナット
7a…雌ネジ部
8…シール部材
9…濾過膜モジュール
10…上部キャップ
11…滑り部材
12…割りリング
13…下部キャップ
14…台座部材
14a…貫通孔
14b…切欠溝部
14c…ナット部
14c1…ネジ孔
15…高さ調整部材
15a…ボルト部材
15b…先端部
16…ナット
17…ヘッダ管
18…架台
19…Oリング

Claims (4)

  1. ヘッダ管から分岐した第1の配管と、
    濾過膜モジュールのキャップに設けられた第2の配管と、が
    継手構造により接続された濾過膜モジュールの設置構造であって、
    前記継手構造は、前記第1の配管に外装されると共に該第1の配管の外周面に設けられた突出部に当接して回転自在に係止される第1の袋ナットと、
    前記第1の配管の端面に第1のシール部材を介在させて一端面が当接され、前記第1の袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部に螺合し得る雄ネジ部が外周面に設けられ、且つ前記第2の配管が他端部から挿入される継手部材と、
    前記継手部材の他端部及び前記第2の配管に外装されると共に該継手部材の他端部の外周面に設けられた雄ネジ部に螺合し得る雌ネジ部が内周面に設けられた第2の袋ナットと、
    前記第2の配管に外装されると共に前記第2の袋ナットの内部に収容され、前記第2の配管の外周面と前記継手部材の他端面に当接してシールする第2のシール部材と、を有し、
    前記濾過膜モジュールは、水平に配置された前記ヘッダ管に起立した状態で取り付けられ、
    前記濾過膜モジュールのキャップが下部キャップであり、
    前記継手部材に固定または係止された台座部材に該台座部材と前記濾過膜モジュールの下部キャップとの間の離間距離を調整し得る高さ調整部材が設けられ、該高さ調整部材により前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする濾過膜モジュールの設置構造。
  2. ヘッダ管から分岐した第1の配管と、
    濾過膜モジュールのキャップに設けられた第2の配管と、が
    継手構造により接続された濾過膜モジュールの設置構造であって、
    前記継手構造は、前記第1の配管に外装されると共に該第1の配管の外周面に設けられた突出部に当接して回転自在に係止される袋ナットと、
    前記第1の配管の端面に第1のシール部材を介在させて一端面が当接され、前記袋ナットの内周面に設けられた雌ネジ部に螺合し得る雄ネジ部が外周面に設けられ、且つ前記第2の配管が他端部から挿入される継手部材と、
    前記継手部材の内周面と前記第2の配管の外周面とに当接してシールする第2のシール部材と、を有し、
    前記濾過膜モジュールは、水平に配置された前記ヘッダ管に起立した状態で取り付けられ、
    前記濾過膜モジュールのキャップが下部キャップであり、
    前記継手部材に固定または係止された台座部材に該台座部材と前記濾過膜モジュールの下部キャップとの間の離間距離を調整し得る高さ調整部材が設けられ、該高さ調整部材により前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする濾過膜モジュールの設置構造。
  3. 前記高さ調整部材は前記台座部材に設けたネジ孔に螺合されたボルト部材により構成され、該ボルト部材の先端部を前記濾過膜モジュールの下部キャップの下面に当接させ、該ボルト部材の前記台座部材からの突出長さを変更して前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の濾過膜モジュールの設置構造。
  4. 前記高さ調整部材は前記台座部材に設けた貫通孔に挿通されたボルト部材に螺合され、該台座部材を支持するナットにより構成され、該ボルト部材の先端部を前記濾過膜モジュールの下部キャップの下面に当接させ、該ボルト部材の前記台座部材からの突出長さを変更して前記濾過膜モジュールの高さ調整を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の濾過膜モジュールの設置構造。
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