JPH11309348A - ダミーケースの取付構造 - Google Patents

ダミーケースの取付構造

Info

Publication number
JPH11309348A
JPH11309348A JP11896698A JP11896698A JPH11309348A JP H11309348 A JPH11309348 A JP H11309348A JP 11896698 A JP11896698 A JP 11896698A JP 11896698 A JP11896698 A JP 11896698A JP H11309348 A JPH11309348 A JP H11309348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
header
dummy case
dummy
pipe
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11896698A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Monkaki
龍男 捫垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11896698A priority Critical patent/JPH11309348A/ja
Publication of JPH11309348A publication Critical patent/JPH11309348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、単純形状管からなるダミーケース
を使用することで該ダミーケースの製造コストが安価に
なり、構造が簡単で部品点数及び組み付け工数を削減し
てコストダウンを図ると共に組み付け作業を容易にする
ことが出来るダミーケースの取付構造を提供することを
可能にすることを目的としている。 【解決手段】 ダミーケース1の下端面1hを原液供給
ヘッダ2の原液枝管2aに設けられた鍔部2b上にOリ
ング15を介在して載置して袋ナット5をキャップ1gの
ネジ溝1iに螺合締着し、ダミーケース1の上部に設け
られた直管1b,1dと濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3
a及び原液戻りヘッダ4の原液戻り枝管4aとを夫々継
手部材Aにより嵌挿圧接して接続して固定するように構
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濾過膜モジュールの
配管系統の試運転や洗浄時等に該濾過膜モジュールの代
わりに使用されるダミーケースをヘッダに取り付ける際
の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川水、湖沼水、地下水或いは海水等を
原液として精密濾過、限外濾過装置により大量に浄化す
る水処理を行う濾過装置では複数の濾過膜モジュールを
ヘッダと称する主配管に夫々並列に接続して配置される
ようになっており、濾過膜モジュールの配管系統の試運
転や洗浄時等には該濾過膜モジュールの代わりに内部に
中空糸状膜を収納しないダミーケースをヘッダに取り付
けて使用し、原液の流通を容易にして試運転時間や洗浄
時間等を短縮するのが一般である。
【0003】従来のダミーケースの取付構造について図
10を用いて説明する。図10において、濾過膜モジュール
と同じ形状を有する複数のダミーケース50が原液供給ヘ
ッダ2、濾液排出ヘッダ3及び原液戻りヘッダ4から分
岐した夫々の原液枝管2a、濾液枝管3a、原液戻り枝
管4aに後述する各接続部材を介して接続されて起立し
た状態で並列に配置されている。
【0004】ダミーケース50の下部に配置された原液供
給ヘッダ2と該ダミーケース50との間の接続部の構成は
ダミーケース50の重量を受けて支持するために原液枝管
2aの端部に相フランジ51が固着されており、一方、ダ
ミーケース50には該ダミーケース50の外周端部に形成さ
れたネジ溝に螺合締着された袋ナット5により該ダミー
ケース50に固定された相フランジ52が取り付けられてい
る。
【0005】そして、相フランジ51,52の間にOリング
53を介在させ、該相フランジ51,52をVバンド54により
抱き合わせて接続することによりダミーケース50の下部
が原液供給ヘッダ2に接続される。
【0006】また、ダミーケース50の上部に配置された
濾液排出ヘッダ3と該ダミーケース50との間の接続部の
構成は前述と同様にダミーケース50の外周端部に形成さ
れたネジ溝に螺合締着された袋ナット5により該ダミー
ケース50に相フランジ52が取り付けられており、該相フ
ランジ52に対応する相フランジ部材55がOリング53を介
してVバンド54により抱き合わせて接続されている。
【0007】更に、濾液排出ヘッダ3から分岐して垂下
した濾液枝管3aと相フランジ部材55に設けられた管55
aとは該濾液枝管3aと管55aの夫々の外周に嵌挿圧接
する継手部材Aにより接続することによりダミーケース
50の上部が濾液排出ヘッダ3に接続される。
【0008】また、ダミーケース50の上部に濾液排出ヘ
ッダ3と略並行して配置された原液戻りヘッダ4と該ダ
ミーケース50との間の接続部の構成はダミーケース50の
端部側面に形成された通路50aの外周端部に形成された
ネジ溝に螺合締着された袋ナット59により平パッキン60
を介してエルボ61が接続されている。
【0009】一方、原液戻りヘッダ4の原液戻り枝管4
aとエルボ61とはフレキシブルチューブ56により接続さ
れており、原液戻り枝管4aとフレキシブルチューブ56
とはユニオン57により接続され、エルボ61とフレキシブ
ルチューブ56とはエルボ61の外周端部に形成されたネジ
溝に螺合締着した袋ナット58により接続されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、ダミーケース50を原液供給ヘッダ2及び濾
液排出ヘッダ3に取り付けるための部品点数が多いた
め、組み付け工数及び部品コストが増大してコストアッ
プとなり、各部品間の接続箇所の液漏れを防止するため
にOリング53を複数設ける等の必要があるため各接合部
の接続作業が面倒であり、組み付け精度が要求されるた
め組み付け作業に手間がかかるという問題があった。
【0011】また、上記多数の各接続部材を用いて接続
されることからダミーケース50の形状が必然的に濾過膜
モジュールと同じ形状でなけばならないという制約が発
生し、該ダミーケース50の製造コストが高価となってコ
ストアップになっていた。
【0012】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、単純形状管からなるダミーケ
ースを使用することで該ダミーケースの製造コストが安
価になり、構造が簡単で部品点数及び組み付け工数を削
減してコストダウンを図ると共に組み付け作業を容易に
することが出来るダミーケースの取付構造を提供せんと
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るダミーケースの取付構造は、濾過膜モジ
ュールの配管系統の試運転や洗浄時等に該濾過膜モジュ
ールの代わりに使用されるダミーケースをヘッダに取り
付けるための取付構造において、ダミーケースである第
1の管の一端と、前記ヘッダから分岐した第2の管とを
前記第1、第2の管の夫々の外周に嵌挿圧接して接続す
る継手部材により前記ダミーケースを前記ヘッダに取り
付けたことを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、ダミーケースである第
1の管とヘッダから分岐した第2の管とを継手部材によ
り接続してダミーケースをヘッダに取り付けたことで取
付構造が簡単で部品点数及び組み付け工数を削減してコ
ストダウンを図ると共に組み付け作業を容易にすること
が出来る。
【0015】また、本発明に係るダミーケースの取付構
造の他の構成は、濾過膜モジュールの配管系統の試運転
や洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用される
ダミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造にお
いて、ダミーケースである第1の管の下端部に該第1の
管に連通して一体的に形成されたキャップの下端面に当
接して該ダミーケースを支持する鍔部を一端部に有し、
他端部が前記ヘッダに連通して固着され、前記第1の管
に連通し得る第2の管と、前記第2の管の前記鍔部と前
記ヘッダとの間に嵌挿され、前記キャップの外周下端部
に形成されたネジ溝と螺合締着し得る袋ナットとを有
し、前記第2の管の一端部に設けられた鍔部に前記キャ
ップの下端面を当接して前記ダミーケースを支持させる
と共に、前記第2の管の前記鍔部と前記ヘッダとの間に
嵌挿された袋ナットを前記キャップの外周下端部に形成
されたネジ溝と螺合締着して固定することにより前記ダ
ミーケースを前記ヘッダに取り付けたことを特徴とす
る。
【0016】上記構成によれば、ヘッダに連通して固着
された第2の管の鍔部上にダミーケースの下端部に一体
的に形成されたキャップを載置して支持させ、該鍔部と
ヘッダとの間で該第2の管の外周上に嵌挿された袋ナッ
トをキャップの外周下端部に形成されたネジ溝に螺合締
着して固定することによりダミーケースをヘッダに取り
付けたことで取付構造が簡単で且つダミーケースを安定
して支持出来、部品点数及び組み付け工数を削減してコ
ストダウンを図ると共に組み付け作業を容易にすること
が出来る。
【0017】また、本発明に係るダミーケースの取付構
造の他の構成は、濾過膜モジュールの配管系統の試運転
や洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用される
ダミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造にお
いて、ダミーケースである第1の管の下端部に該第1の
管に連通して一体的に形成された第1の鍔部に当接して
該ダミーケースを支持する第2の鍔部を一端部に有し、
他端部が前記ヘッダに連通して固着され、前記第1の管
に連通し得る第2の管と、前記第1の管の第1の鍔部と
前記第2の管の第2の鍔部とを抱き合わせて接続する接
続部材とを有し、前記第2の管の一端部に設けられた第
2の鍔部に前記第1の管の下端部に設けられた第1の鍔
部を当接して前記ダミーケースを支持させると共に前記
接続部材により該第1の鍔部と第2の鍔部とを抱き合わ
せて接続することにより前記ダミーケースを前記ヘッダ
に取り付けたことを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、ヘッダに連通して固着
された第2の管の第2の鍔部上にダミーケースの下端部
に一体的に形成された第1の鍔部をOリング等を介して
載置して支持させ、Vバンド等の接続部材により該第1
の鍔部と第2の鍔部とを抱き合わせて接続することによ
りダミーケースをヘッダに取り付けたことで取付構造が
簡単で且つダミーケースを安定して支持出来、部品点数
及び組み付け工数を削減してコストダウンを図ると共に
組み付け作業を容易にすることが出来る。
【0019】また、本発明に係るダミーケースの取付構
造の他の構成は、濾過膜モジュールの配管系統の試運転
や洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用される
ダミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造にお
いて、一端部に設けられた継手部材によりダミーケース
である第1の管の下端部の外周に嵌挿圧接して該ダミー
ケースを支持して接続すると共に他端部が前記ヘッダに
連通して固着され、前記第1の管に連通し得る第2の管
を有し、前記第2の管の一端部に設けられた継手部材に
より前記第1の管の下端部を接続して前記ダミーケース
を支持して固定することにより前記ダミーケースを前記
ヘッダに取り付けたことを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、ヘッダに連通して固着
された第2の管の端部に設けられた継手部材によりダミ
ーケースの下端部を接続して支持させて固定することに
よりダミーケースをヘッダに取り付けたことで取付構造
が簡単で且つダミーケースを安定して支持出来、部品点
数及び組み付け工数を削減してコストダウンを図ると共
に組み付け作業を容易にすることが出来る。
【0021】また、前記ダミーケースを単純形状管によ
り構成した場合には市販された管を用いてダミーケスを
容易に且つ安価に作成することが出来、該ダミーケース
の製造コストを低減することが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るダミーケー
スの取付構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は
本発明に係るダミーケースの取付構造の第1実施形態を
示す正面図、図2は継手部材の構成を示す組立部品図、
図3は第1実施形態においてダミーケースを取り外して
濾過膜モジュールを各ヘッダに取り付ける様子を示す
図、図4は本発明に係るダミーケースの取付構造の第2
実施形態を示す正面図、図5は第2実施形態においてダ
ミーケースを取り外して濾過膜モジュールを各ヘッダに
取り付ける様子を示す図、図6は本発明に係るダミーケ
ースの取付構造の第3実施形態を示す正面図、図7は第
3実施形態においてダミーケースを取り外して濾過膜モ
ジュールを各ヘッダに取り付ける様子を示す図、図8は
本発明に係るダミーケースの取付構造の第4実施形態を
示す正面図、図9は第4実施形態においてダミーケース
を取り外して濾過膜モジュールを各ヘッダに取り付ける
様子を示す図である。
【0023】本発明に係るダミーケースの取付構造は、
例えば、河川水、湖沼水、地下水或いは海水等の原液を
循環しながら濾過を行うクロスフロー型の精密或いは限
外濾過装置において、濾過膜モジュールの配管系統の試
運転や洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに内部に
中空糸状膜を収納しないダミーケースを各ヘッダに取り
付けることで原液の流通を容易にして試運転時間や洗浄
時間等を短縮することが出来るものであり、特に単純形
状管からなるダミーケースを使用することで該ダミーケ
ースの製造コストが安価に出来、更には取付構造が簡単
で部品点数及び組み付け工数を削減してコストダウンを
図ると共に組み付け作業を容易にすることが出来るもの
である。
【0024】先ず、図1〜図3を用いて本発明に係るダ
ミーケースの取付構造の第1実施形態について説明す
る。図1に示すように、1は市販されたPVC(ポリ塩
化ビニル)パイプ等の単純形状管からなるダミーケース
であり、原液供給ヘッダ2の原液枝管2aに対応する直
管1aと、濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3aに対応する
直管1bとがT形ジョイント1cの直線部の両端部に接
続され、原液戻りヘッダ4の原液戻り枝管4aに対応す
る直管1dがエルボ1e、直管1fを介して前記T形ジ
ョイント1cの他の一端部に接続されている。また、直
管1aの下端部には該直管1aに連通して一体的に形成
されたキャップ1gが設けられている。
【0025】そして、複数のダミーケース1を起立して
配置し、該ダミーケース1の下部に配管された原液を供
給するための原液供給ヘッダ2と該ダミーケース1の上
部に配管された濾液を排出する濾液排出ヘッダ3と該ダ
ミーケース1の上部で濾液排出ヘッダ3に略並行して配
置された原液戻りヘッダ4とに簡単な構成で容易に取付
が出来るように構成したものである。
【0026】複数のダミーケース1は等間隔で起立して
配置されており、各ダミーケース1は詳しくは後述する
接続部材により該ダミーケース1の下部で水平方向に配
置された原液供給ヘッダ2から分岐して起立した原液枝
管2aと、該ダミーケース1の上部で水平方向に配置さ
れた濾液排出ヘッダ3から分岐して垂下した濾液枝管3
aと、該ダミーケース1の上部で濾液排出ヘッダ3に略
並行して水平方向に配置された原液戻りヘッダ4から分
岐して垂下した原液戻り枝管4aとに夫々接続されて各
ヘッダ2,3,4に連通している。
【0027】図1に示すように、ダミーケース1の下部
を原液供給ヘッダ2の原液枝管2aに取り付けるための
接続部の構成は、原液供給ヘッダ2の原液枝管2aの端
部にダミーケース1を構成する直管1aの下部に一体的
に設けられたキャップ1gの下端面1hに当接して該ダ
ミーケース1の重量を受けて支持する鍔部2bが形成さ
れ、該鍔部2bと原液供給ヘッダ2との間で原液枝管2
aの外周上には該原液枝管2aの軸方向に移動自在な袋
ナット5が嵌挿して設けられている。
【0028】前記袋ナット5は直管1aの下部に設けら
れたキャップ1gの外周下端部に形成されたネジ溝1i
と螺合締着し得るようになっており、原液枝管2aの端
部に設けられた鍔部2b上に直管1aの下部に設けられ
たキャップ1gの下端面1hをOリング15を介在させて
当接して該ダミーケース1の重量を受けて支持させると
共に原液枝管2aに嵌挿された袋ナット5をキャップ1
gの外周下端部に形成されたネジ溝1iに螺合締着して
固定することによりダミーケース1の下部を原液供給ヘ
ッダ2の原液枝管2aに取り付ける。
【0029】上記構成によれば、原液供給ヘッダ2に連
通して固着された原液枝管2aの鍔部2b上にダミーケ
ース1を載置して支持させ、該鍔部2bと原液供給ヘッ
ダ2との間で原液枝管2aの外周上に嵌挿された袋ナッ
ト5をダミーケース1を構成する直管1aの下部に設け
たキャップ1gの外周下端部に形成されたネジ溝1iに
螺合締着して固定することによりダミーケース1の下部
を原液供給ヘッダ2に取り付けたことで、図10に示して
前述した従来例と比較して取付構造が簡単で且つダミー
ケース1を安定して支持出来、部品点数及び組み付け工
数を削減してコストダウンを図ると共に組み付け作業を
容易にすることが出来る。
【0030】また、ダミーケース1の上部を濾液排出ヘ
ッダ3の濾液枝管3aに取り付けるための接続部の構成
は、ダミーケース1を構成する直管1bと濾液排出ヘッ
ダ3から分岐して垂下した濾液枝管3aとを図2に示す
継手部材Aにより直管1bと濾液枝管3aとの夫々の外
周に嵌挿圧接して接続することによりダミーケース1の
上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3aに取り付ける。
【0031】前記継手部材Aは図2に示すように、両端
部にネジ溝6a,6bが形成された筒状本体6とパッキ
ン7及びパッキンカバー8を介して前記ネジ溝6a,6
bに螺合締着し得る袋ナット9a,9bを有して構成さ
れている。
【0032】前記筒状本体6、パッキン7、パッキンカ
バー8及び袋ナット9a,9bからなる継手部材Aは濾
液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及びダミーケース1の直
管1bに嵌挿して該濾液枝管3a及び直管1bの外周上
を軸方向に移動自在に構成されている。
【0033】そして、図2に示す組み付け配置順序でパ
ッキン7及びパッキンカバー8を介在させて袋ナット9
a,9bを筒状本体6のネジ溝6a,6bに軽く螺合し
て一体化した継手部材Aを濾液枝管3aまたは直管1b
の一方に嵌入した状態でダミーケース1の上部と濾液排
出ヘッダ3の濾液枝管3aとの位置合わせを行った後、
継手部材Aを濾液枝管3a及び直管1bの外周上を軸方
向に移動して該濾液枝管3aと直管1bとの略中間部に
合わせ、袋ナット9a,9bをネジ溝6a,6bに螺合
締着することでパッキンカバー8がパッキン7を内径方
向に押圧して該パッキン7が濾液枝管3a及び直管1b
の外周面に圧接し、液密性を保持して接続固定される。
【0034】上記構成によれば、ダミーケース1の上部
に設けた直管1bと、濾液排出ヘッダ3から分岐して垂
下した濾液枝管3aとを継手部材Aにより接続してダミ
ーケース1の上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3aに
取り付けたことで、図10に示して前述した従来例の構成
と比較して取付構造が簡単で部品点数及び組み付け工数
を削減してコストダウンを図ると共に組み付け作業を容
易にすることが出来る。
【0035】また、ダミーケース1の上部に濾液排出ヘ
ッダ3と略並行して配置された原液戻りヘッダ4と該ダ
ミーケース1との間の接続部の構成は、ダミーケース1
の直管1dと原液戻りヘッダ4から分岐して垂下した原
液戻り枝管4aとが前述したと同様に継手部材Aにより
接続されている。
【0036】上述したように、ダミーケース1を単純形
状管である直管1a,1b,1f,1d及びT形ジョイ
ント1c、エルボ1e及びキャップ1gを接続して構成
したことで市販された管を用いてダミーケス1を容易に
且つ安価に作成することが出来、該ダミーケース1の製
造コストを低減することが出来るものである。
【0037】上記のように各ヘッダ2,3,4に取り付
けられたダミーケース1を用いて濾過膜モジュールの配
管系統の試運転や洗浄を行う場合には、図示しない原液
タンクからポンプにより供給された原液が原液供給ヘッ
ダ2を流通して該原液供給ヘッダ2に接続された原液枝
管2aを介してダミーケース1内に流通する。
【0038】ダミーケース1内は完全な空洞となってお
り、濾過膜モジュールのように中空糸状膜が収納されて
いないため原液が容易に流通出来、キャップ1g、直管
1aを流通した原液はT形ジョイント1cにて直管1b
及び直管1fに分岐して直管1b及びエルボ1eを介し
て直管1dから夫々の継手部材Aを介して濾液枝管3a
から濾液排出ヘッダ3或いは原液戻り枝管4aから原液
戻りヘッダ4に導かれて図示しないタンクに夫々貯蔵さ
れる。
【0039】これにより、濾過膜モジュールの配管系統
の試運転や洗浄時等には該濾過膜モジュールの代わりに
内部に中空糸状膜を収納しないダミーケース1を各ヘッ
ダ2,3,4に取り付けて使用し、原液の流通を容易に
して試運転時間や洗浄時間等を短縮することが出来る。
【0040】次に図3を用いて第1実施形態においてダ
ミーケース1を取り外して濾過膜モジュール10を取り付
ける様子について説明する。先ず、図1に示す袋ナット
5をキャップ1gのネジ溝1iから取り外すと共に直管
1b,1dと濾液枝管3a、原液戻り枝管4aとの間の
継手部材Aを夫々取り外してダミーケース1を取り外
す。
【0041】そして、図3に示すように、内部に中空糸
状膜を収納した複数の濾過膜モジュール10を等間隔で起
立して配置し、原液枝管2aの端部に設けられた鍔部2
b上に濾過膜モジュール10の下端面10cをOリング15を
介在させて当接して該濾過膜モジュール10の重量を受け
て支持させると共に、原液枝管2aに嵌挿された袋ナッ
ト5を濾過膜モジュール10のケース10aの外周下端部に
形成されたネジ溝10dに螺合締着して固定することによ
り濾過膜モジュール10の下部を原液供給ヘッダ2の原液
枝管2aに取り付ける。
【0042】また、濾過膜モジュール10のケース10aの
外周上端部に形成されたネジ溝と螺合締着し得る袋ナッ
ト11aにより固定されたキャップ11に設けられた管11b
と、濾液排出ヘッダ3から分岐して垂下した濾液枝管3
aとを前述と同様に継手部材Aにより接続することによ
り濾過膜モジュール10の上部を濾液排出ヘッダ3の濾液
枝管3aに取り付ける。
【0043】また、濾過膜モジュール10の上部に濾液排
出ヘッダ3と略並行して配置された原液戻りヘッダ4と
該濾過膜モジュール10との間の接続部の構成は、濾過膜
モジュール10の端部側面に形成された通路10bの外周端
部に形成されたネジ溝に螺合締着された袋ナット12によ
り平パッキン13を介してエルボ14が接続されており、原
液戻りヘッダ4から分岐して垂下した原液戻り枝管4a
とエルボ14の起立した他端部とを前記継手部材Aにより
同様に接続する。
【0044】上記構成において、図示しない原液タンク
からポンプにより供給された原液は、原液供給ヘッダ2
を流通して該原液供給ヘッダ2に接続された原液枝管2
aを介して濾過膜モジュール10内に設けられた中空糸状
膜の外側から内側に透過して濾過された濾液の一部がキ
ャップ11、継手部材Aを介して濾液枝管3aから濾液排
出ヘッダ3に導かれて図示しない濾液タンクに貯蔵され
る。
【0045】一方、原液枝管2aを介して濾過膜モジュ
ール10に供給された原液の一部は循環戻り原液として濾
過膜モジュール10の中空糸状膜の外側を流通して通路10
bからエルボ14、継手部材Aを介して原液戻り枝管4a
を経て原液戻りヘッダ4に導かれ、図示しない原液タン
クに戻るようになっている。
【0046】次に図4及び図5を用いて本発明に係るダ
ミーケースの取付構造の第2実施形態について説明す
る。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一
の符号を付して説明を省略する。本実施形態においてダ
ミーケース1の下部を原液供給ヘッダ2の原液枝管2a
に取り付けるための接続部の構成は、図4に示すように
ダミーケース1の直管1aの下端部に該直管1aに連通
して一体的に形成された鍔部1jが設けられており、該
鍔部1jがOリング15を介在して原液供給ヘッダ2の原
液枝管2aの端部に形成された鍔部2bに当接して該ダ
ミーケース1を支持するようになっている。
【0047】直管1aの端部に設けられた鍔部1jと原
液枝管2aの端部に設けられた鍔部2bとはOリング15
を介在させた状態で接続部材となるVバンド21により抱
き合わせて接続するようになっており、原液枝管2aの
端部に設けられた鍔部2b上に直管1aの下端部に設け
られた鍔部1jをOリング15を介在させて当接して該ダ
ミーケース1の重量を受けて支持させると共にVバンド
21により該両鍔部1j,2bを抱き合わせて接続するこ
とによりダミーケース1の下部を原液供給ヘッダ2の原
液枝管2aに取り付ける。
【0048】上記構成によれば、原液供給ヘッダ2に連
通して固着された原液枝管2aの鍔部2b上にダミーケ
ース1の下端部に一体的に形成された鍔部1jをOリン
グ15を介して載置して支持させ、Vバンド21により該鍔
部1j,2bを抱き合わせて接続することによりダミー
ケース1の下部を原液供給ヘッダ2に取り付けたこと
で、図10に示して前述した従来例と比較して取付構造が
簡単で且つダミーケース1を安定して支持出来、部品点
数及び組み付け工数を削減してコストダウンを図ると共
に組み付け作業を容易にすることが出来る。
【0049】尚、本実施形態においてダミーケース1の
上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及び原液戻りヘ
ッダ4の原液戻り枝管4aに取り付けるための接続部の
構成等は前記第1実施形態と同様に構成され同様な効果
を得ることが出来る。
【0050】次に図5を用いて第2実施形態においてダ
ミーケース1を取り外して濾過膜モジュール10を取り付
ける様子について説明する。先ず、図4に示すVバンド
21を取り外すと共に直管1b,1dと濾液枝管3a、原
液戻り枝管4aとの間の継手部材Aを夫々取り外してダ
ミーケース1を取り外す。
【0051】一方、濾過膜モジュール10の下端部には、
図5に示すように、ケース10aの下端面10cにOリング
15を介して下端部に鍔部22aを有する鍔部材22が当接さ
れ、袋ナット11aをケース10aの外周下端部に形成され
たネジ溝10dに螺合締着して該鍔部材22が濾過膜モジュ
ール10の下端部に固定される。
【0052】そして、図5に示すように、内部に中空糸
状膜を収納した複数の濾過膜モジュール10を等間隔で起
立して配置し、原液枝管2aの端部に設けられた鍔部2
b上に濾過膜モジュール10の下端部に固定した鍔部材22
の鍔部22aをOリング15を介在させて当接して該濾過膜
モジュール10の重量を受けて支持させると共に、Vバン
ド21により該両鍔部22a,2bを抱き合わせて接続する
ことにより濾過膜モジュール10の下部を原液供給ヘッダ
2の原液枝管2aに取り付ける。
【0053】尚、本実施形態において濾過膜モジュール
10の上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及び原液戻
りヘッダ4の原液戻り枝管4aに取り付けるための接続
部の構成等は前記第1実施形態と同様に構成され同様な
効果を得ることが出来る。
【0054】次に図6及び図7を用いて本発明に係るダ
ミーケースの取付構造の第3実施形態について説明す
る。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一
の符号を付して説明を省略する。本実施形態においてダ
ミーケース1の下部を原液供給ヘッダ2の原液枝管2a
に取り付けるための接続部の構成は、図6に示すよう
に、原液供給ヘッダ2の原液枝管2aに取り付けられた
継手部材31によりダミーケース1の直管1aの下端部の
外周に嵌挿圧接して該ダミーケース1を接続して支持す
ることにより、ダミーケース1を原液供給ヘッダ2に取
り付けたものである。
【0055】継手部材31は図2に示す継手部材Aの上半
分を構成するパッキン7、パッキンカバー8及び袋ナッ
ト9aを有しており、前述した継手部材Aの筒状本体6
が原液枝管2aにより構成されたものである。
【0056】これにより、前述の継手部材Aと略同様に
して原液供給ヘッダ2の原液枝管2aに取り付けられた
継手部材31によりダミーケース1の直管1aの下端部の
外周に嵌挿圧接して該ダミーケース1を接続支持するこ
とが出来る。
【0057】上記構成によれば、原液供給ヘッダ2に連
通して固着された原液枝管2aの端部に設けられた継手
部材31によりダミーケース1の下端部を接続して支持さ
せて固定することによりダミーケース1を原液供給ヘッ
ダ2に取り付けたことで図10に示して前述した従来例の
構成と比較して取付構造が簡単で且つダミーケースを安
定して支持出来、部品点数及び組み付け工数を削減して
コストダウンを図ると共に組み付け作業を容易にするこ
とが出来る。
【0058】尚、本実施形態においてダミーケース1の
上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及び原液戻りヘ
ッダ4の原液戻り枝管4aに取り付けるための接続部の
構成等は前記第1実施形態と同様に構成され同様な効果
を得ることが出来る。
【0059】次に図7を用いて第3実施形態においてダ
ミーケース1を取り外して濾過膜モジュール10を取り付
ける様子について説明する。先ず、図6に示す継手部材
31を直管1aから取り外すと共に直管1b,1dと濾液
枝管3a、原液戻り枝管4aとの間の継手部材Aを夫々
取り外してダミーケース1を取り外す。
【0060】一方、濾過膜モジュール10の下端部には図
7に示すようにケース10aの下端面10cにOリング15を
介して下端部に継手部材31に挿通される管32aを有する
接続部材32が当接され、袋ナット11aをケース10aの外
周下端部に形成されたネジ溝10dに螺合締着して該接続
部材32が濾過膜モジュール10の下端部に固定される。
【0061】そして、図7に示すように、内部に中空糸
状膜を収納した複数の濾過膜モジュール10を等間隔で起
立して配置し、原液枝管2aの端部に設けられた継手部
材31を濾過膜モジュール10の下端部に固定した接続部材
32の管32aの外周に嵌挿圧接して該濾過膜モジュール10
を接続支持することにより濾過膜モジュール10の下部を
原液供給ヘッダ2の原液枝管2aに取り付ける。
【0062】尚、本実施形態において濾過膜モジュール
10の上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及び原液戻
りヘッダ4の原液戻り枝管4aに取り付けるための接続
部の構成等は前記第1実施形態と同様に構成され同様な
効果を得ることが出来る。
【0063】次に図8及び図9を用いて本発明に係るダ
ミーケースの取付構造の第4実施形態について説明す
る。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一
の符号を付して説明を省略する。本実施形態においてダ
ミーケース1の下部を原液供給ヘッダ2の原液枝管2a
に取り付けるための接続部の構成は、図8に示すよう
に、原液供給ヘッダ2の原液枝管2aとダミーケース1
の直管1aの下端部との外周に継手部材Aを嵌挿圧接し
て該ダミーケース1を接続支持することにより、ダミー
ケース1を原液供給ヘッダ2に取り付けたものである。
【0064】上記構成によれば、ダミーケース1の直管
1aと原液供給ヘッダ2から分岐した原液枝管2aとを
継手部材Aにより接続してダミーケース1を原液供給ヘ
ッダ2に取り付けたことで図10に示して前述した従来例
の構成と比較して取付構造が簡単で部品点数及び組み付
け工数を削減してコストダウンを図ると共に組み付け作
業を容易にすることが出来る。
【0065】尚、本実施形態においてダミーケース1の
上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及び原液戻りヘ
ッダ4の原液戻り枝管4aに取り付けるための接続部の
構成等は前記第1実施形態と同様に構成され同様な効果
を得ることが出来る。
【0066】次に図9を用いて第3実施形態においてダ
ミーケース1を取り外して濾過膜モジュール10を取り付
ける様子について説明する。先ず、図8に示す直管1a
と原液枝管2a、直管1b,1dと濾液枝管3a、原液
戻り枝管4aとの間の継手部材Aを夫々取り外してダミ
ーケース1を取り外す。
【0067】そして、図9に示すように、内部に中空糸
状膜を収納した複数の濾過膜モジュール10を等間隔で起
立して配置し、原液供給ヘッダ2の原液枝管2aと、濾
過膜モジュール10のケース10aに袋ナット11aにより固
定されたキャップ11の管11bとの外周に継手部材Aを嵌
挿圧接して該濾過膜モジュール10を接続支持することに
より濾過膜モジュール10の下部を原液供給ヘッダ2の原
液枝管2aに取り付ける。
【0068】尚、本実施形態において濾過膜モジュール
10の上部を濾液排出ヘッダ3の濾液枝管3a及び原液戻
りヘッダ4の原液戻り枝管4aに取り付けるための接続
部の構成等は前記第1実施形態と同様に構成され同様な
効果を得ることが出来る。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、単純形状管からなるダミーケースを使用する
ことで該ダミーケースの製造コストが安価になり、構造
が簡単で部品点数及び組み付け工数を削減してコストダ
ウンを図ると共に組み付け作業を容易にすることが出来
るダミーケースの取付構造を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダミーケースの取付構造の第1実
施形態を示す正面図である。
【図2】継手部材の構成を示す組立部品図である。
【図3】第1実施形態においてダミーケースを取り外し
て濾過膜モジュールを各ヘッダに取り付ける様子を示す
図である。
【図4】本発明に係るダミーケースの取付構造の第2実
施形態を示す正面図である。
【図5】第2実施形態においてダミーケースを取り外し
て濾過膜モジュールを各ヘッダに取り付ける様子を示す
図である。
【図6】本発明に係るダミーケースの取付構造の第3実
施形態を示す正面図である。
【図7】第3実施形態においてダミーケースを取り外し
て濾過膜モジュールを各ヘッダに取り付ける様子を示す
図である。
【図8】本発明に係るダミーケースの取付構造の第4実
施形態を示す正面図である。
【図9】第4実施形態においてダミーケースを取り外し
て濾過膜モジュールを各ヘッダに取り付ける様子を示す
図である。
【図10】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
A…継手部材 1…ダミーケース 1a,1b…直管 1c…T形ジョイント 1d…直管 1e…エルボ 1f…直管 1g…キャップ 1h…下端面 1i…ネジ溝 1j…鍔部 2…原液供給ヘッダ 2a…原液枝管 2b…鍔部 3…濾液排出ヘッダ 3a…濾液枝管 4…原液戻りヘッダ 4a…原液戻り枝管 5…袋ナット 6…筒状本体 6a,6b…ネジ溝 7…パッキン 8…パッキンカバー 9a,9b…袋ナット 10…濾過膜モジュール 10a…ケース 10b…通路 10c…下端面 10d…ネジ溝 11…キャップ 11a…袋ナット 11b…管 12…袋ナット 13…平パッキン 14…エルボ 15…Oリング 21…Vバンド 22…鍔部材 22a…鍔部 31…継手部材 32…接続部材 32a…管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過膜モジュールの配管系統の試運転や
    洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用されるダ
    ミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造におい
    て、 ダミーケースである第1の管の一端と、前記ヘッダから
    分岐した第2の管とを前記第1、第2の管の夫々の外周
    に嵌挿圧接して接続する継手部材により前記ダミーケー
    スを前記ヘッダに取り付けたことを特徴とするダミーケ
    ースの取付構造。
  2. 【請求項2】 濾過膜モジュールの配管系統の試運転や
    洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用されるダ
    ミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造におい
    て、 ダミーケースである第1の管の下端部に該第1の管に連
    通して一体的に形成されたキャップの下端面に当接して
    該ダミーケースを支持する鍔部を一端部に有し、他端部
    が前記ヘッダに連通して固着され、前記第1の管に連通
    し得る第2の管と、 前記第2の管の前記鍔部と前記ヘッダとの間に嵌挿さ
    れ、前記キャップの外周下端部に形成されたネジ溝と螺
    合締着し得る袋ナットとを有し、 前記第2の管の一端部に設けられた鍔部に前記キャップ
    の下端面を当接して前記ダミーケースを支持させると共
    に、前記第2の管の前記鍔部と前記ヘッダとの間に嵌挿
    された袋ナットを前記キャップの外周下端部に形成され
    たネジ溝と螺合締着して固定することにより前記ダミー
    ケースを前記ヘッダに取り付けたことを特徴とするダミ
    ーケースの取付構造。
  3. 【請求項3】 濾過膜モジュールの配管系統の試運転や
    洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用されるダ
    ミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造におい
    て、 ダミーケースである第1の管の下端部に該第1の管に連
    通して一体的に形成された第1の鍔部に当接して該ダミ
    ーケースを支持する第2の鍔部を一端部に有し、他端部
    が前記ヘッダに連通して固着され、前記第1の管に連通
    し得る第2の管と、 前記第1の管の第1の鍔部と前記第2の管の第2の鍔部
    とを抱き合わせて接続する接続部材とを有し、 前記第2の管の一端部に設けられた第2の鍔部に前記第
    1の管の下端部に設けられた第1の鍔部を当接して前記
    ダミーケースを支持させると共に前記接続部材により該
    第1の鍔部と第2の鍔部とを抱き合わせて接続すること
    により前記ダミーケースを前記ヘッダに取り付けたこと
    を特徴とするダミーケースの取付構造。
  4. 【請求項4】 濾過膜モジュールの配管系統の試運転や
    洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用されるダ
    ミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造におい
    て、 一端部に設けられた継手部材によりダミーケースである
    第1の管の下端部の外周に嵌挿圧接して該ダミーケース
    を支持して接続すると共に他端部が前記ヘッダに連通し
    て固着され、前記第1の管に連通し得る第2の管を有
    し、 前記第2の管の一端部に設けられた継手部材により前記
    第1の管の下端部を接続して前記ダミーケースを支持し
    て固定することにより前記ダミーケースを前記ヘッダに
    取り付けたことを特徴とするダミーケースの取付構造。
  5. 【請求項5】 濾過膜モジュールの配管系統の試運転や
    洗浄時等に該濾過膜モジュールの代わりに使用されるダ
    ミーケースをヘッダに取り付けるための取付構造におい
    て、 ダミーケースの上部が請求項1に記載の取付構造により
    取り付けられ、前記ダミーケースの下部が請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の取付構造により取り付けられた
    ことを特徴とするダミーケースの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記ダミーケースは単純形状管により構
    成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載のダミーケースの取付構造。
JP11896698A 1998-04-28 1998-04-28 ダミーケースの取付構造 Pending JPH11309348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11896698A JPH11309348A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 ダミーケースの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11896698A JPH11309348A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 ダミーケースの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11309348A true JPH11309348A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14749694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11896698A Pending JPH11309348A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 ダミーケースの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11309348A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009038010A1 (ja) * 2007-09-18 2009-03-26 Asahi Kasei Chemicals Corporation 膜洗浄用流体供給継手及び濾過装置
JP2009092239A (ja) * 2007-09-21 2009-04-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造
JP2021500219A (ja) * 2017-10-19 2021-01-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 一体型膜モジュールラック

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009038010A1 (ja) * 2007-09-18 2009-03-26 Asahi Kasei Chemicals Corporation 膜洗浄用流体供給継手及び濾過装置
JP5132684B2 (ja) * 2007-09-18 2013-01-30 旭化成ケミカルズ株式会社 膜洗浄用流体供給継手及び濾過装置
JP2009092239A (ja) * 2007-09-21 2009-04-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 継手構造及びそれを用いた濾過膜モジュールの設置構造
JP2021500219A (ja) * 2017-10-19 2021-01-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 一体型膜モジュールラック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3008886B2 (ja) 中空糸型選択透過膜モジュール
JP4533539B2 (ja) 膜濾過用マニホールドシステム
AU762091B2 (en) Membrane filtration manifold system
US7329310B2 (en) Filter module
EP0777521B1 (en) Apparatus for processing fluid and method for producing separated fluid
KR100417444B1 (ko) 모듈 여과 시스템 및 방법
JP3797875B2 (ja) 濾過膜モジュールの接続構造
KR101364344B1 (ko) 여과장치
JP2680855B2 (ja) 中空糸膜モジュールの運転方法
JPH11309348A (ja) ダミーケースの取付構造
KR101464831B1 (ko) 여과장치
JP3638791B2 (ja) 中空糸状膜の膜切れ検知構造
CN112624266B (zh) 净水装置及其过滤模块
HUP9902277A2 (hu) Rendszer keresztáramú eljárással működő membránszűrésre, valamint az ebben alkalmazott membránmodul
JPH08131782A (ja) チューブ型膜モジュール
CN113490646B (zh) 液体净化系统
JPS6010645Y2 (ja) 膜分離装置
CN220878390U (zh) 一种反渗透机构
CN221619071U (zh) 一种药液浓缩纳滤设备
JP4069246B2 (ja) 濾過膜モジュール束用多分岐管
JPH0615145A (ja) 逆浸透装置
JPH10225625A (ja) 液体分離装置および膜エレメントの接続方法
JPH0425216Y2 (ja)
JPS5812044B2 (ja) 液体分離装置における分離管の連結部
JPH11197463A (ja) スパイラル型膜エレメント用ベッセルおよびスパイラル型膜モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040414

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060725

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060921

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02