JP5309807B2 - シート折り装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート折り装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、折り加工を施されたシートをはじめとするシートの排出機構に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置により、いわゆる、プリントアウトされた記録紙などのシートは、画像形成装置から排出される場合の他に、画像形成装置に付設されている後処理装置を介して種々の折り加工を施される場合がある。
折り加工には、図31に示すように、折り線が一つで単純に二つに折る二つ折り、折り線が二つで内側に向けて折られた面を合わせる内三つ折り、Z字状に折るZ折り、二つ折りした面をさらに内側に向け折る単純四つ折り、二つ折りした面のそれぞれに折り線を付けて内側に折ることで観音開きができる観音四つ折りなどがある。
折り加工を行う構成としては、折り加工の対象となるシートを搬送する搬送ローラとシート先端を衝止する堰き止め部材とを備え、堰き止め部材に先端が突き当たった状態で継続してシートが搬送される際に生じる座屈変形部を搬送ローラによって搬送する際に折れ目を付ける工程を繰り返すようにした構成がある(例えば、特許文献1)。
一方、折り加工を施されたシートの排出部の構成として、折り加工を施す場合と折り加工を施さない場合とを区別して排出部を異ならせるようにした構成がある(例えば、特許文献2)。
特開2004−284742 特開2006−76779
折り加工を施されたシートは、折れ目の部分で元の形状に復元しようとする力が生じ、いわゆる、板金加工でのスプリングバックと同じ現象が発生し、その部分やその部分を支点として重ねられた端部側が膨らむ形態となることがある。
図32および図33は、観音四つ折りおよび単純四つ折りを対象としたシートの積層状態を示している。
図32に示すように、観音四つ折りの場合には3回目に折り畳んだ位置がせり上がる傾向となり、図33に示すように、単純四つ折りの場合には折り畳んだ位置の先端部がせり上がる傾向となる。
従って、排紙トレイなどのシート排出部に向けて折り畳んだ状態のシートが連続的に排出されると、積み重ねられたシートの膨らみによって次に排出されてくるシートが積載されると、その膨らみによる傾きによって滑落したり、端部が不揃いとなる虞がある。
排出部に導入されるシートの端部が不揃いとなってしまうと、後処理の一工程であるステープル処理などを行う場合にシートの一様な位置へのステープルの打ち込みができないなどの不具合が発生する。
本発明の目的は、上記従来のシート折り装置における問題に鑑み、シートの排出不良を防止して積載シートの滑落や端部の不揃いや異常な積載状態を防止できる構成を備えたシート折り装置およびこれを用いる画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)画像形成装置から排出されるシートを折りローラ対に挟持して折り加工するシート折り装置において、シートを撓ませることにより撓み部をローラに挟持させ搬送方向の折り位置を決定する複数の先端ストッパ手段と、ストッパ手段に突き当てることで撓みを形成させる搬送ローラ対と、シートを挟持し折り目を形成する1方向に回転する少なくとも4本の折りローラとを有し、前記折りローラ対は、互いに密接し第1折りローラ及び第2折りローラで形成される第1挟持部と、第2折りローラ及び第3折りローラで形成される第2挟持部と、第3折りローラ及び第4折りローラで形成される第3挟持部で構成され、前記第1・第2・第3の各挟持部によって、2つ折り、内3つ折り、外三つ折り、Z折り、4つ折り、観音折りのいずれかの折り加工を施されたシートを排出部に向け排出する構成を備えたシート折り装置において、前記折り加工後のシートが排出される位置には該シートを積載可能なスタック部が設けられ、該スタック部は、シート載置面が前記折り加工の種類に応じて、積載されるシートのうちで最上位側のシートがほぼ水平方向となる角度に傾斜可能であることを特徴とするシート折り装置。
(2)前記スタック部には、前記シートの幅方向サイズに応じて該幅方向端縁の位置を規定する手段を備えていることを特徴とする(1)に記載のシート折り装置。
(3)前記スタック部には、積載されたシートの折り加工完了後の長手方向端縁の位置を規定する手段が設けられていることを特徴とする(1)または(2)に記載のシート折り装置。
(4)(1)乃至(3)のいずれか一つに記載のシート折り装置を用いることを特徴とする画像形成装置
本発明によれば、折り加工の種類に応じてスタック部のシート載置面が傾斜するようになっているので、折り加工の種類によって積載されるシートが膨らみを生じている場合でも、最上位のシートの姿勢を、導入されるシートの滑落や端部の不揃いが生じないようにすることができる。
さらに本発明によれば、シートの幅方向および折り加工完了後の長手方向端縁の位置をそれぞれ規定する手段を設けることにより、折り加工を施されたシートの端縁不揃いをなくして積載状態が崩れたりする排出不良を防止することができる。
以下、図面により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明によるシート折り装置の要部構成を説明するための模式図である。
図1においてシート折り装置100は、図1においてシート受け入れ部IPから導入された記録紙などのシートをそのまま排出する排出路EPの途中に第1切替爪301を配置した分岐部が設けられており、分岐部を介して排紙路EPから分岐する位置には第1搬送路101が連続している。
第1搬送路101の途中には、第2切替爪302が配置されている第2搬送路102が連続している。
第1および第2の各搬送路101,102におけるシートの移動方向(図1中、矢印F1で示す方向)下流側は合流させてあり、その合流位置には、第2搬送路102に周面の一部が対面している第1折りローラ201およびこの第1折りローラ201と対峙してシートの挟持搬送が可能な第2折りローラ202が配置されている。
第1折りローラ201と第2折りローラ202とが対峙することで構成される第1挟持部に相当する第1ニップ部205において、シートが進入してくる側には第3搬送路103が連続して設けられており、第1ニップ部205からシートが排出される側には、第4搬送路104が連続して設けられている。
第2折りローラ202には、第4搬送路104から導入されるシートを挟持搬送可能な第3折りローラ203が対向当接されており、第2折りローラ202と第3折りローラ203とで構成される第2挟持部に相当する第2ニップ部206からシートが排出される側には第5搬送路105が連続して設けられている。
第3折りローラ203には、第4折りローラ204が対向当接されており、第3折りローラ203と第4折りローラ204とで構成される第3挟持部に相当する第3ニップ部207からシートが排出される側には、第6搬送路106および第7搬送路107が分岐した状態で連続して設けられている。
第2折りローラ202と第3折りローラ203とで構成される第2ニップ部206におけるシートの排出側には、第3折りローラ203と第4折りローラ204とで構成される第3ニップ部207に向けてシートをガイドする場合と第5搬送路105に向けてシートをガイドする場合とを選択可能な第2切替爪303が配置され、また、第6搬送路105と第7搬送路107との分岐位置にはこれら各搬送路に向けてシートをガイドするように選択される第3切替爪304が配置されている。
第1,第2搬送路101,102は、いずれも導入されたシートをガイドする部分であり、第3搬送路103は、折り加工を施す際に導入されたシート端部を衝止する部分である。このため、第3搬送路103には、シートの搬送方向に沿ってシートの折位置を決定するための先端位置を規定する摺動可能な第1ストッパ手段601が設けられている。
ストッパ手段としては、第4搬送路104、第5搬送路105にもそれぞれ同様な機能を持つ構成の第2ストッパ手段602,第3ストッパ手段603がそれぞれ設けられている。
各搬送路のうちで、第5搬送路105および第7搬送路107の末端は、その詳細を後で説明するスタック部700に対向し、折り加工完了後のシートを導入できるようになっている。
第4搬送路104と第6搬送路106において第2ニップ部206および第3ニップ部207からシートが排出される側の末端部は符号Aで示すように合流させてあり、この合流位置から用紙の排出路EPに向け搬送路が延長されている。なお、第1,第2搬送路101,102には、導入されたシートの斜行を矯正する第1,第2スキュー矯正ローラ400,401が設けられており、また、第1,第2搬送路101,102におけるシートの移動方向下流側には、第1搬送路101から第1ニップ部205に向けシートをガイドするガイド板402が設けられている。さらに、ガイド板402の近傍には、ガイド板402に向けシートを指向させる折ブレード403が、そして、第3搬送路103中には、叩きコロ404がそれぞれ設けられている。
第1〜第4切替爪301〜304の初期態位としては、図1において実線で示すように、第1および第2切替爪301,302が、シート受け入れ部IPから導入されたシートを第1搬送路101に向けてガイドする向きに設定され、第3切替爪303は、第4搬送路104から第2ニップ部206を通過したシートを第5搬送路1−5に向けガイドする向きに設定され、第4切替爪304は、第3ニップ部から排出されたシートを第6搬送路106に向けガイドする向きに設定されている。
以上のような構成を備えたシート折り装置100では、二つ折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り、観音四つ折りなどの各種折り加工が可能であり、これら各折り加工は、以下に説明する搬送路の選択および各折りローラを用いた搬送手順によって行われる。なお、以下の説明においてシート受け入れ部IPおよび排出部EPでのシートの移動方向を示す矢印は省略していることを前置きしておく。
(A)二つ折り
この折り加工は、図2〜図5に示す手順が用いられる。
(A−1)
図2において、第2切替爪302がシートを第2搬送路102に向けガイドする向きに設定され、シート受け入れ部IPから導入されたシートが第2搬送路102に搬送される。
(A−2)
図3に示すように、第2搬送路102に搬送されたシートは、第1折りローラ201を通過して第3搬送路103内に導入される。第3搬送路103では、導入されたシート折り長さに応じた位置にシート先端を規定するため、第1ストッパ手段601の位置が設定され、この第1ストッパ手段601によりシート先端が衝止される。
シートの搬送は継続され、これによって、第1ニップ部205の近傍でシートに撓み変形が生じて膨らみが形成される。
(A−3)
図4に示すように、第1ニップ部205の近傍でシートに膨らみが生じた状態が得られると、第2折りローラ202が第1折りローラ201と連れ回ることでシートの膨らみ部を第3ニップ部207に導入して折り目を付けて重ねられたシートが挟持搬送される。
なお、シート先端の衝止位置までの搬送量および膨らみを生じさせるための搬送量は、制御部において各搬送ローラおよび折りローラの回転量を制御することで設定されるようになっている。
(A−4)
図5に示すように、第1折りローラ201と第2折りローラ202とで折り目を付けられた状態で挟持搬送されるシートは、第4搬送路104に導入され、排出部EPに向けて搬送される。
(B)Z折り
この折り加工は、図6〜図10に示す手順が用いられる。
(B−1)
この場合には、第1切替爪301および第2切替爪302が図1に示した場合である初期態位に設定される。
シートは、図6に示すように、第1切替爪301および第2切替爪302の初期態位により第1搬送路101に導入され、その先端が、図7に示すように、第1折りローラ201と第2折りローラ202とで構成される第1ニップ部205を通過する状態となる。
(B−2)
第1ニップ部205を通過したシートは、シートの折り目位置を設定できる位置に移動している第2ストッパ602により先端が衝止された状態で搬送を継続されると、図8に示すように、第1ニップ部205を通過した位置近傍で膨らみが形成される。
(B−3)
シートの膨らみは、シートの搬送が継続されることにより、第2折りローラ202と第3折りローラ203とで構成される第2ニップ部206内に入り込み、その折り目部分が、図9に示すように、第3ストッパ603により衝止される。
(B−4)
図9に示した状態のシートは、さらに搬送が継続されると、図10に示すように、第2ニップ部206を通過した位置で膨らみを形成される。
図10に示した状態にあるシートは、搬送を継続されることにより、膨らみ部分が第3折りローラ203と第4折りローラ204とで構成される第3ニップ部207に入り込むことで先の折り目とは別に新たな折り目が形成されながら第6搬送路106に向け搬送される。これにより、シートは、最初に形成された折り目と相対する位置に折り目が付けられてZ折りされた状態で搬送されることになる。
(C)外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り
この折り加工の手順のうちで、1回目の折り目加工までの手順に関しては、(B−1)、(B−2)、(B−3)に示した手順と同様であり、この後の手順として、2回目の折り目可能が行われる。
(C−1)
つまり、図11に示すように、第2ストッパ602により1回目の折り目加工部分を衝止されているシートは、この状態で搬送が継続されると、図12に示すように、第1折りローラ201と第2折りローラ202とで構成される第1ニップ部205を通過した位置で膨らみが形成される。
(C−2)
膨らみが形成されたシートは、搬送が継続されることにより、図13に示すように、膨らみ部分が第2折りローラ202と第3折りローラ203とで構成される第2のニップ部206を通過することで2回目の折り目が形成され、第4切替爪304の態位設定により、第5搬送路106あるいは第6搬送路107を介してスタック部700のいずれかに向け搬送される。このとき、第3切替爪303は、シートを第3ニップ部207に向け搬送する態位(図13において実線で示す態位)に設定されている。
(D)観音折り
この折り加工は、図31に示すように3回の折り目加工が施される。このため、(B)に挙げたZ折りや、(C)に挙げた外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折りの場合と同じ手順により2回目までの折り目加工が施される。
2回目の折り目加工を施されたシートは、第3切替爪303が前述した場合と違って、図示しないが、第5搬送路107に向けシートをガイドする態位に設定されている。これにより、2回目の折り目加工を完了したシートは、第5搬送路105に配置されている第3ストッパ603によって2回目の折り目部分が衝止されて搬送が継続されると、第3折りローラ203と第4折りローラ204とで構成される第3ニップ部207近傍で膨らみが形成され、この膨らみ部分が第3ニップ部207を通過することにより3回目の折り目が形成されて第4切替爪304の切替方向の設定により第5搬送路106あるいは第6搬送路106を介してスタック部700のいずれかに搬送される。
以上のような折り加工を施されるシートの搬送形態を対象として、本実施形態の特徴について説明すると次の通りである。
本実施形態の特徴は、第6搬送路107を介してシートが搬送されるスタック部での積載制御にある。
すなわち、本実施形態においては、スタック部のシート載置面が折り加工の種類に応じて角度を変更して傾斜させる。
これにより、積載されるシートのうちで最上位のシートを、排出されてくるシートの移動を阻害しない姿勢に設定できるようにしている。この場合の移動を阻害しないとは、導入されたシートが滑落したり進行を邪魔されてしまうことがないことを意味している。また、この場合の導入されるシートは、図1に示した第6搬送路107から導入されるシートを対象としている。
図14は、スタック部700の構成を説明するための模式図であり、同図においてスタック部700は、シート収容部700Aの内部に設けられて昇降可能なシート載置部に相当するトレイ700Bと、昇降装置701と、紙面検知センサ702とを主要部として備えている。
シート載置部に相当するトレイ700Bは、底面側に位置するトレイベース700Cによって片持ち梁状に支持され、トレイベース700Cの基端側を支点として上下方向に揺動できる部材である。
トレイベース700Cは、昇降装置701に装備されている昇降ベルト701Aに基端を一体化されて昇降可能な部材である。
昇降装置701は、上下方向に並置されたローラ701Bを備え、これらローラには、昇降方向に移動する展張面を有する昇降ベルト701Aが掛け回されている。
トレイ700Bの基端は上下方向に揺動する支点部を構成すると共に、図示しないが、その支点に用いられる支軸がロータリソレノイドなどの駆動源に直結されて揺動態位を設定されるようになっている、トレイ700Bの揺動態位の変化は、シート載置面の傾斜角度を変える結果となる。
これらトレイ700Bの傾斜角度の設定および昇降装置701によるトレイ700Bの昇降位置の設定は、後で詳しく説明する制御部により制御される。
昇降装置701は、シート収容部700Aの内部に設けられたケーシング700D内に配置されており、ケーシング700Dにおけるトレイ700Bの基端側の壁面700D1は、積載されるシートの長手方向一端部、つまり、排出方向前端側を衝止するエンドフェンス(以下、エンドフェンス700D1ともいう)を構成している。
紙面検知センサ702は、検知フィラー702Aによってトレイ700B上でのシートの積載高さを検知してトレイ700Bの昇降駆動および停止を行わせるための部材である。
トレイ700Bの傾斜角度を変化させるのは次の理由による。
図33,図34に示したように、観音四つ折りや単純四つ折りなどのように折り加工の種類によってシート載置面に積載されるシートの積載状態が異なるため、最上位シートの上面での傾きが一様ではなく、次に導入されたシートの積載が正常に行われなくなるのを防止することが理由である。
すなわち、積載時に折り加工によって生じた膨らみ部分が重ねられると、図15に示すように、最上位に位置するシートほど傾きが大きくなり、単純にトレイ700Bの昇降だけを行うと、この傾きが原因して、導入されるシートが滑落したり、端部の不揃いを招く虞がある。
そこで、本実施形態においては、図16に示すように、トレイ700Bのシート載置面の傾斜角度を折り加工の種類に対応して変化させることで、最上位のシートによるシートの排出不良、換言すれば、導入されたシートがそれまでの積載されたシートの膨らみによる傾きによって滑落したり、端部が不揃いとなった状態で積載されるのを防止するようになっている。
図17は、折り加工の種類によるトレイ700Bの傾斜角の設定例を示している。
図17(A)は、単純四つ折りを対象とした場合であり、図17(B)は、観音折りを対象とした場合である。
図33,図34において説明したように、これら折り加工においては、重ねられた際のシート同士の傾きが異なる。そこで、これら積載シートの傾きに対応して最上位側のシートがほぼ水平方向となるようにシート載置面の角度、つまりトレイ700Bの傾斜角度を修正する。
図17では、トレイ700Bの傾斜角θに関し、図17(A)に示す単純四つ折りを対象とした傾斜角度(θ2)よりも、図17(B)に示す観音折りを対象とした傾斜角度(θ1)の方を大きく設定(θ1>θ2)している。
傾斜角度(θ)の違いは、積載されたシートの膨らみ状態により、後続して導入されるシートが滑落したり、端部の不揃いをなくすことが目的である。
つまり、単純四つ折りの場合には、エンドフェンス701D側が沈み込む傾向となり、次に導入されるシートの進行が邪魔されてしまう虞がある。また、観音四つ折りの場合には、単純四つ折りとは逆にエンドフェンス701D側の折り目部分が浮き上がる傾向となり、次に導入されるシートが積載されると滑落する虞がある。
このため、いずれの場合にも、次に導入されるシートがその進行を邪魔されたり滑落することがない態勢を、既に積載されているシート群に設定すること、つまり、傾斜角度を変化させることにより設定するようになっている。
図18〜図20は、観音折りを対象とした場合のトレイ700Bの動作を説明する図であり、図18において、一枚目のシートがトレイ700Bに導入される際にはトレイ700Bの傾斜角度は殆ど水平となる角度とされ、複数枚の積載が進行するに従って、図19,図20に示すように、トレイ700Bも傾斜角度を順次大きくする。これにより、最上位のシートは、その積載枚数に拘わらず、膨らみ部による傾きを水平となるように矯正され、次に導入されるシートが滑落するような事態を防がれることになる。
一方、本実施形態においては、導入されるシートの導入方向での傾きによる滑落や端部の不揃いを防止するだけでなく、シートの移動方向と直角な方向に相当するシートの幅方向端縁の規定およびシートの移動方向に沿った長手方向端縁の規定を行うことで滑落や端縁不揃いを防止するようにもなっている。以下、この構成について説明する。
図21において、トレイ700Bにおけるシートの幅方向両端近傍には、シートの幅方向に摺動可能なサイドフェンス70B1が設けられている。サイドフェンス700B1は、後述する制御部により、シートの幅サイズに応じてその端縁を規定する位置まで移動することができるようになっている。
サイドフェンス700B1の移動機構に関しては、図示しないが、サイドフェンスの底面の一部に設けられているネジ部と、シートの幅方向に延長されて延長方向中央を境にして相反する方向に形成されてサイドフェンス底面に有するネジと噛み合う駆動ネジ部を有する駆動軸(図22において符号700S1で示す部材)とこの駆動軸の回転駆動を行う駆動モータなどが用いられる。
サイドフェンス700B1は、トレイ700Bに搭載されるシートの幅方向サイズに基づきその端縁が規定できる位置に移動する。これにより、図21に示すように、仮に幅方向端縁が不揃いとなっているシートが存在していても、サイドフェンス700B1によって端縁位置が揃えられることになり、トレイ700Bを外部に引き出す際などに積載シートが崩れてしまうようなことが防止される。
このような幅方向サイズに応じた端縁揃えは、幅サイズに応じて行うことで、図23,図24に示すように、最大サイズを対象としたサイドフェンス70B1の位置決めを行った場合のように、最大サイズ以下のシートが積載された際に幅方向端縁が不揃いとなるのを防止して引き出し時での崩れ現象を防止できる利点がある。
一方、図25は後端規制を行う構成を示している。
同図において、昇降装置701が配置されているケーシング700Dの壁面で構成されているエンドフェンス700D1を基準端として、シートの長手方向デコの基準端と反対側には、シートの長手方向に沿って図示しない駆動源を介して移動可能な後端規制フェンス700B2が設けられている。
後端規制フェンス700B2は、図25に示すように、導入されるシートの端縁から離れた位置を初期位置、つまり待機位置とされ、この待機位置から規定すべき長手方向での端縁位置に向け移動することができる。
後端規制フェンス700B2は、後述する制御部からの指令により、図25に示すように、シートサイズおよび折り加工の種類によって得られるシートの長手方向端縁の位置に対応するように位置決めされる。
これにより、図25に示すように、仮にシートの長手方向端縁が不揃いとなっている場合でも、図26に示すように、その端縁が後端規制フェンス700B2によって規定されるので、不揃いによる滑落などを防止することができる。
以上のようなスタック部700を備えたシート折り装置100は、図27に示すように画像形成装置1000と、これに付属されることがある後処理装置1001との間に設置されて用いられることが可能である。
図27において、画像形成装置1000は、内部に画像形成処理のための像担持体をはじめとした各装置が装備されており、画像形成処理を終えたシートが排紙ローラ1000Aを介してシート折り装置100のシート受け入れ部IPに導入される。
後処理装置1001には、ステープル搬送路、ステープルトレイ、シートのスイッチバック路を構成するプルーフ搬送路、綴じ処理装置および叩きコロさらには排紙トレイがそれぞれ設けられている。
画像形成装置1000から排出されるシートのうちで、後処理が必要ないシートは、シート折り装置100内の折処理用搬送路には導入されず、シート折り装置100内のシート受け入れ部IPから排出部EPを通過してそのまま後処理装置1001内のストレート搬送路に導入されて排紙トレイに排出される。
次に、本実施形態におけるトレイ700Bの傾斜態位の設定に用いられる制御部について説明する。
図28は、制御部の構成を説明するためのブロック図である。
図28において制御部705は、画像形成装置1000側の制御部および後処理装置1001側の制御部と相互に接続されており、入力側には、紙面検知センサ702、画像形成装置1000側に設けられている操作パネル(図示されず)および各搬送路でのシートの検知手段(図28では経路の用紙検知手段と表記してある)700Lが接続され、出力側には傾斜角度を設定するための駆動源(図28ではスタック面角度可変手段と表記してある)700F、サイドフェンス700B1の駆動源(図28では用紙幅方向規制手段と表記してある)700G、後端規制フェンス700B2の駆動源(図28では用紙長さ方向規制手段と表記してある)700H、そして、各搬送路に設けらている搬送ローラ(図28では用紙搬送手段と表記してある)700J、各折り処理を行う折ローラ(図28では、用紙折り手段と表記してある)700Kが接続されている。なお、図28では、各駆動源がフィードバック制御されることを意味して通信ラインの矢印が双方向に付けられている。
制御部705では、画像形成装置1000側の操作パネルにおいて設定された印刷枚数などを含めた搬送形態および折り加工の種類に応じてトレイ700Bの傾斜角度θの設定およびトレイ700Bの昇降制御が行われるようになっている。
以下、図29〜図31により制御部705の作用について説明する。
図29は、画像形成装置100の使用開始時、つまり印刷開始時での処理を示しており、同図においては、シート折り加工が指定された場合を示している。
この処理では、折り加工の種類が判別され、折り加工の必要がない場合および折り加工される場合にその加工の種類に対応したトレイ700Bの傾斜角度設定が行われる。
図30は、折り加工処理時でのトレイ700Bの昇降動作処理を示しており、この処理には紙面検知センサ702からの信号が用いられる。
この処理では、トレイ700B上に導入されたシート検知が行われ、次にシートの導入があるかどうかを判別して導入される場合には、次のシートを導入できる高さにトレイ700Bが下降される。
折り加工の種類が判別され、その種類に対応してトレイ700Bの傾斜角度が設定されると、次に導入されるシートはその折り加工の種別によって最上位のものがほぼ水平状態となる態位を設定される。次に導入されるシートは紙面検知センサ702により検知され、以下、この動作が設定枚数に対応するまで繰り返されてトレイ700Bの下降動作が停止される。
図31は、画像形成装置1000側の操作パネルにおいて指定されたシートの折り加工および長さ方向の長さに基づき、後端規定フェンス700B2の位置決めを行う処理を示している。
この処理では、折り加工対象となるシートが導入されると、シートの長さ方向の長さ通り加工の種類によって折り目部分あるいはシート端部の位置が割り出されて後端規制フェンス700B2の位置決めが行われ、この状態で図29に示した処理と同様な処理が実行される。
本発明によるシート折り装置の構成を説明するための模式図である。 図1に示したシート折り装置による折り加工の一例を説明するための図である。 図2に示した折り加工の一工程を説明するための図である。 図3に示した一工程から継続して実行される工程を説明するための図である。 図4に示した工程の完了後におけるシートの搬送形態を説明するための図である。 図1に示したシート折り装置による別の折り加工での一工程を説明するための図である。 図6に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送形態を説明するための図である。 図7に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送過程を説明するための図である。 図8に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送過程を説明するための図である。 図9に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送過程を説明するための図である。 図10に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送過程を説明するための図である。 図11に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送過程を説明するための図である。 図12に示した折り加工から継続して実行される工程でのシートの搬送過程を説明するための図である。 図1に示したシート折り装置に用いられるスタック部の構成を説明するための模式図である。 図14に示したスタック部でのシートの積載状態の一例を説明するための模式図である。 本発明によるシート折り装置の特徴を説明するための模式図である。 図16に示したシート折り装置による折り加工の種類を対象とした特徴部の作用を説明するための模式図である。 図17に示した折り加工の種類の一つを対象とした積載手順の一工程を説明するための模式図である。 図17に示した折り加工の種類の一つを対象とした積載手順の一工程に連続して実行される積載手順を説明するための模式図である。 図19に示した折り加工の種類の一つを対象とした積載手順の一工程に連続して実行される積載手順を説明するための模式図である。 図14に示したスタック部に用いられるサイドフェンスの構成を説明するための模式的な平面図である。 図21に示したサイドフェンスの構成を示す模式的な正面図である。 図21に示したサイドフェンスの不具合を説明するための平面視的な模式図である。 図23に示したサイドフェンスの正面図である。 図14に示したスタック部に用いられる後端規制フェンスの構成を説明するための模式的な側面図である。 図25に示した後端規制フェンスの動作を説明するための図24相当の図である。 本発明によりシート折り装置を適用した画像形成装置を示す図である。 本発明によるシート折り装置に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図28に示した制御部で実行される処理内容を説明するためのフローチャートである。 図28に示した制御部で実行されるトレイの昇降制御処理を説明するためのフローチャートである。 図28に示した制御部で実行されるフェンスの位置決め処理を説明するためのフローチャートである。 折り加工の種類と内容を説明するための図である。 折り加工の一つである観音折りでの折状態および膨らみ現象を説明するための図である。 折り加工の一つである単純四つ折りでの折状態および膨らみ現象を説明するための図である。
符号の説明
100 シート折り装置
201 第1折りローラ
202 第2折りローラ
203 第3折りローラ
204 第4折りローラ
205 第1ニップ部
206 第2ニップ部
207 第3ニップ部
700 スタック部
700B トレイ
702 紙面検知センサ
705 制御部
1000 画像形成装置
1001 後処理装置
θ1,θ2 傾斜角度

Claims (4)

  1. 画像形成装置から排出されるシートを折りローラ対に挟持して折り加工するシート折り装置において、
    シートを撓ませることにより撓み部をローラに挟持させ搬送方向の折り位置を決定する複数の先端ストッパ手段と、
    ストッパ手段に突き当てることで撓みを形成させる搬送ローラ対と、
    シートを挟持し折り目を形成する1方向に回転する少なくとも4本の折りローラとを有し、
    前記折りローラ対は、互いに密接し第1折りローラ及び第2折りローラで形成される第1挟持部と、第2折りローラ及び第3折りローラで形成される第2挟持部と、第3折りローラ及び第4折りローラで形成される第3挟持部で構成され、
    前記第1・第2・第3の各挟持部によって、2つ折り、内3つ折り、外三つ折り、Z折り、4つ折り、観音折りのいずれかの折り加工を施されたシートを排出部に向け排出する構成を備えたシート折り装置において、
    前記折り加工後のシートが排出される位置には該シートを積載可能なスタック部が設けられ、該スタック部は、シート載置面が前記折り加工の種類に応じて、積載されるシートのうちで最上位側のシートがほぼ水平方向となる角度に傾斜可能であることを特徴とするシート折り装置。
  2. 前記スタック部には、前記シートの幅方向サイズに応じて該幅方向端縁の位置を規定する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
  3. 前記スタック部には、積載されたシートの折り加工完了後の長手方向端縁の位置を規定する手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート折り装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載のシート折り装置を用いることを特徴とする画像形成装置
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