図1〜図3に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技領域5に遊技球を発射させるために操作する発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図2〜図4に示すように、遊技盤4には、遊技領域5に、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の普通入賞口14、画像表示器15、役物装置16、センタ役物17が装着され、遊技領域5外に遊技表示盤18が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物17のステージ下側に配置され、所謂電チューを含む構成で、上始動入賞口11a、下始動入賞口11b、下始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球を検出する始動口SW11d、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11eを有する。開閉部材11cは、左右対称の2つの短い羽根部材が盤面直角方向の軸回りに動作するように構成され、閉塞位置で下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開放位置で下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。図2の開閉部材11cは開放位置にある。
ゲート12はセンタ役物17の左側に配置され、このゲート12を通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。ゲート12を遊技球が通過することを契機に行われる補助遊技抽選により当選した場合に、補助遊技が発生し、始動入賞口装置11が作動して、通常は閉塞の下始動入賞口11bが開放するように開閉部材11cを開閉動作させる。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、盤面平行方向の軸回りに動作するように構成され、閉塞位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開放位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。図2の開閉部材13bは開放位置にある。
始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選で当選した場合に、大当り遊技が発生し、大入賞口装置13が作動して、通常は閉塞の大入賞口13aが開放するように開閉部材13bを開閉動作させる。各普通入賞口14には入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW14aが付設されている。
画像表示器15は、液晶ディスプレイからなり、センタ役物17に大きく設けられている。この画像表示器15には、始動入賞口10a,10bへの遊技球の入賞を契機に大当り抽選演出が表示され、その大当り抽選演出では、演出図柄を用いて図柄変動や大当り抽選の結果が表示され、また、大当り遊技中には大当り演出が表示される。
役物装置16は、本願特有のものであり、その固定役物35と可動役物40がセンタ役物17の上部から右部に亙って設けられている。この役物装置16については後で詳述する。尚、センタ役物17には、役物装置16以外に種々の電飾が設けられている。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口19から遊技領域5外へ排出される。
図4に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、メイン制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成され、サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成されている。
メイン制御基板22が、始動口SW11d、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、普通入賞口SW14aからの検出信号と、払出制御基板26からの制御情報を受けて、電チューソレノイド11e、大入賞口ソレノイド13d、特別図柄表示器18a、普通図柄表示器18b、特別図柄保留表示器18c、普通図柄保留表示器18dを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27に制御情報を出力する。
払出制御基板26は、メイン制御基板22からの制御情報を受けて、払出駆動モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払い出し、メイン制御基板22に制御情報を出力する。演出制御基板27は、メイン制御基板22からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン31からの操作信号を受けて、役物装置16を制御し、画像制御基板28とランプ制御基板29に制御情報を出力する。
画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、画像表示器15とスピーカ32を制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ33と盤ランプ34を制御する。スピーカ32と枠ランプ33は開閉扉3に設けられ、盤ランプ34は遊技盤4に設けられている。
役物装置16について詳しく説明する。
図2〜図20に示すように、役物装置16は、固定役物35、可動役物40、装飾灯50、役物主駆動機構60、役物副駆動機構65、主駆動機構接続分離機構70(主駆動機構接続分離手段70)、副駆動機構接続分離機構75(副駆動機構接続分離手段75)、ワンウェイダンパ100、緩衝ゴム部材110等を備えている。
ここで、センタ役物17には、遊技盤4に取付けられた合成樹脂製の機枠17aが設けられ、この機枠17aに役物装置16が装着され、機枠17aの矩形中央穴に画像表示器15が後側から臨むように取付けられている。
図2、図3、図5〜図11、図14〜図18に示すように、固定役物35と可動役物40は、前記のように、センタ役物17の上部から右部に亙って設けられ、関連のある1つのキャラクタからなる役物を構成している。
固定役物35が、顔35aと左上腕35bとを形成し、可動役物40が、細長く構成され、左下腕40aと左手の指40bと左手で持たれた火玉40cとを形成している。固定役物35と可動役物40は機枠17aよりも前側に配置され、固定役物35は機枠17aに固定され、可動役物40は図2に示す待機位置(第1位置、上限位置)と図3、図5に示す作動位置(第2位置、下限位置)とに亙って回動自在に基端部が支軸41を介して機枠17aに支持されている。
ここで、機枠17aの上部前面に合成樹脂製の電飾カバー45が取付けられ、この電飾カバー45に電飾文字46(「MUSCL!!」)が設けられている。そして、可動役物40が待機位置のときに、左下腕40aが斜め上方へ挙げられて、指40bと火玉40cの略全体が画像表示器15よりも上方に位置し、この左下腕40aと指40bと火玉40cにより電飾文字46が隠蔽される。また、可動役物40が作動位置のときに、左下腕40aが略水平になって、指40bと火玉40cの略全体が画像表示器15の前側に位置し、電飾文字46が露出する。
可動役物40は、左下腕40aと指40bと火玉40cの形状に対応する形状の合成樹脂製のベース部材42を有し、このベース部材42が支軸41に固定的に連結されて、その支軸41が機枠17aに回動自在に支持され、このベース部材42に、左下腕40aと指40bと火玉40cがベース部材42から前方へ膨出するように取付けられている。
図2、図3、図5〜図10、図17、図18に示すように、装飾灯50は、可動役物40の先端側部分に設けられ、ベース部材42、LED基板51(プリント基板51)、複数のLED52(光源52)、光透過カバー53、光拡散シート54、図柄表示部材55、複数(例えば、4つ)の突起部56、表示駆動機構57を備えている。
ベース部材42の先端側部分の前面部に基板取付部42aが形成されている。LED基板51は火玉40cの正面視形状と略同じ形状に形成され、このLED基板51がベース部材42の基板取付部42aに取付けられている。複数のLED52は、夫々、フルカラーLEDからなり、LED基板51の前面に実装されている。
光透過カバー53は、光透過性のある合成樹脂製のカバーであり、厚さ数mm(例えば、1mm程度)で全体的に前方凸となる形状に形成されている。光透過カバー53は、その後端部の複数箇所がベース部材42にビス止めされて取付けられ、火玉40cを形成するとともに、LED基板51(複数のLED52)の前側を覆っている。
光透過カバー53の後側内面部は複数のカバー側内面凹凸部53a(カバー側凹凸部53a)を有し、光透過カバーの前側外面部は複数のカバー側内面凹凸部53aに夫々対応する複数のカバー側外面凹凸部53bを有する。尚、複数の凹凸部53a,53bは不規則に形成されている。
光拡散シート54は、光透過カバー53の複数のカバー側内面凹凸部53aに夫々合致する複数のシート側凹凸部54aを有する形状(光拡散シート54とオフセット形状)に成形されて、光透過カバー53の後側内面部に全体が近接状(略接触する状態)に取付けられている。この光拡散シート54は、光拡散性のある合成樹脂製のシートであり、例えば、前後両面に多数の微細な網目を形成したものである。
光拡散シート54は、平滑な光拡散シートをブロー成形することで形成されている。ここで、光拡散シート54は、その外周部に一体成形された複数(例えば、2つ)の取付片54bを有し、この複数の取付片54bが、ベース部材42と光透過カバー53との間に挟持状に取付けられている。
図柄表示部材55は、LED基板51と光拡散シート54との間において光拡散シート54に接近させた状態でベース部材51に前後の軸心回りに回動可能に装着されている。図柄表示部材55は、複数のLED52の光を前方へ透過する図柄部55aと、図柄部55aと一体的に設けられたベース部55bとを有する。図柄部55aの前面が光拡散シート54に接近し、ベース部55bは図柄部55aの後端側に設けられている。
図柄部55aは、立体的に形成され、具体的には、前後に厚みがある図柄(文字「肉」)を形成して、その図柄部55aの前面が部分球面状に形成され、ベース部55bは正面視にて図柄部55aよりも多少大きな円板状に形成され、図柄部55aとベース部55bの中心軸が略一致する位置関係にある。ベース部55bの後面全体が鉛直平滑面をなし、即ち、ベース部55bの後面に環状平滑面55cが形成されている。
図柄部55aとベース部55bは、夫々、基材として、光透過性のある合成樹脂製の別部材にて構成され、図柄部55aは、その後面をベース部55bの前面に当接させた状態で、図柄部55aの立体的な図柄(文字「肉」)を形成する部分以外の底部が、ベース部55bにビス止めにて固着されている。
そして、図柄部55aの前後両面以外の側面に遮光膜が形成され、また、ベース部55bの外周面と、ベース部55bの前面のうち図柄部55aが固着された部分以外に遮光膜が形成されている。つまり、複数のLED52の光は、ベース部55bを透過して図柄部55aを透過し、図柄部55aの前面を発光させる。尚、遮光膜については、図柄部55aとベース部55bに着色材を塗布して形成され、この場合、先ず、黒色塗膜を形成し、その黒色塗膜の表面に白色塗膜を形成したものである。
ベース部55bの中心部には後方へ突出するボス部55dが一体的に形成され、このボス部55dに軸部材58の前端部が内嵌固着されている。ボス部55dと軸部材58は、LED基板51とベース部材42の基板取付部42aに形成された穴51a,42bを挿通し、軸部材58の後端部がベース部材42に回動自在に支持されている。
複数の突起部56は、LED基板51よりも前方へ突出するように、軸部材58を中心に周方向等間隔(例えば、90度間隔)おきに設けられ、図柄表示部材55のベース部55bの環状平滑面55cに摺動自在に当接して図柄表示部材55をLED基板51の複数のLED52を含む実装部品に接触させないように支持している。複数の突起部56は、ベース部材42の基板取付部42aに前方突出状に一体形成され、LED基板51に形成された複数の孔を挿通して、LED基板51よりも前方へ突出している。
表示駆動機構57は、図柄表示部材55を動作させるものであり、図柄表示部材55を前後の軸心回りに回動駆動するように構成されている。表示駆動機構57は、図8〜図10に示すように、駆動源となる表示駆動ソレノイド57aと、表示駆動ソレノイド57aによる直線運動を図柄表示部材55の回動運動に変換する変換機構57bとを備えている。表示駆動ソレノイド57aは、ベース部材42の後面部に、前後方向と直交し且つ軸部材58から偏心した点を通る向きに配置固定されている。
変換機構57bにおいては、円板部材57cが、その中心を軸部材58と一致させた状態で、ベース部材42の後面部に後方突出状の周壁を形成することで形成された凹部42cに回動自在に収容されている。この円板部材57cに軸部材58が貫通状に固着され、円板部材57cの外周近傍部には後方へ突出するピン部57dが一体形成されている。
また、変換機構57bにおいて、表示駆動ソレノイド57aのプランジャ57eの先端部に可動部材57fが連結され、ベース部材42の後面部に設けられたケース部42dに収容されて、表示駆動ソレノイド57aの配置方向と同方向へ移動自在にガイドされている。可動部材57fには軸部材58と略直交する向き長孔57gが形成され、この長孔57gに円板部材57cのピン部57dが係合している。プランジャ57eには、可動部材57fを付勢する圧縮コイルバネ57hが外装されている。
表示駆動機構57は、基本的に、図柄表示部材55(文字「肉」)を正面視にして正規姿勢に維持するために、図柄表示部材55を回動させるものである。図10は、可動役物40が待機位置にある状態を示しており、このとき、圧縮コイルバネ57hにより、図柄表示部材55(文字「肉」)が正規姿勢に保持される。可動役物40が待機位置から作動位置に回動されると、表示駆動ソレノイド57aが作動し、圧縮コイルバネ57hの付勢力に抗して可動部材40を引き付けるように駆動して、円板部材57cと共に図柄表示部材55(文字「肉」)が回動され正規姿勢に保持される。
複数のLED52については、可動役物40が待機位置で図柄表示部材55が正規姿勢のときに、第1の一部複数のLED52が、図柄表示部材55の図柄部55aの後側に略全体的に分散して位置するように配置され、可動役物40が作動位置で図柄表示部材55が正規姿勢のときにも、第2の一部複数のLED52が、図柄表示部材55の図柄部55aの後側に略全体的に分散して位置するように配置され、また、第1,第2のLED52の中に共通に使用する複数のLEDが設けられるように配置構成されている。
ここで、固定役物35と可動役物40と機枠17aの他の電飾について説明する。
固定役物35においては、図2、図3、図5、図6、図20に示すように、左上腕35bに、第1,第2固定役物電飾部35c,35d(左上腕35bから膨出する部分環状的な意匠部)が設けられ、この第1,第2固定役物電飾部35c,35dの後側に第1,第2固定役物LED35c1,35d1が設けられている。第1,第2固定役物LED35c1,35d1は、夫々、1又は複数設けられ、LED基板35eの前面に実装され、そのLED基板35eは機枠17aの前面部に取付けられている。
可動役物40においては、図2、図3、図5〜図7、図17、図18、図20に示すように、左下腕40aに、第1,第2,第3可動役物電飾部40d,40e,40f(左下腕40aから膨出する部分環状的な意匠部)が設けられ、この第1,第2,第3可動役物電飾部40d,40e,40fの後側に第1,第2,第3可動役物LED40d1,40e1,40f1が設けられている。第1,第2,第3可動役物LED40d1,40e1,40f1は、夫々、複数設けられ、LED基板40g,40hの前面に実装され、そのLED基板40g,40hはベース部材42の前面部に取付けられている。
機枠17aにおいては、図3、図5、図20に示すように、前記のように、機枠17aの上部前面に取付けられた電飾カバー45に電飾文字46が設けられ、この電飾文字46の後側に機枠LED46aが設けられている。機枠LED46aは複数設けられ、LED基板(図示略)の前面に実装され、そのLED基板は機枠17aの前面部に取付けられている。
図11〜図15、図20に示すように、役物主駆動機構60は、可動役物40の基端側部分を支持して、可動役物40を、可動役物40の回動範囲の下端側の作動位置から可動役物40の回動範囲の上端側の待機位置へ回動駆動する。
役物主駆動機構60は、支軸41から偏心した位置に配設された主駆動軸61と、この主駆動軸61を回動させる主電動モータ62と、主駆動軸61に固着された主アーム部材63とを有し、この主アーム部材63が可動役物40の基端側部分に設けられた主係合部64に係合解除可能に係合して、可動役物40に回動駆動力を入力する。
支軸41の上側に駆動ユニット80が設けられ、この駆動ユニット80は機枠17aに後側から取付けられている。駆動ユニット80において、ユニットケース81の後面部に主電動モータ62が前向きに取付けられ、ユニットケース81の内部にギヤ機構(図示略)が設けられている。主駆動軸61は、支軸41の上方近傍において前後方向に延びるように配設され、ベース部材42に形成された軸挿通孔42eを挿通している。
主駆動軸61の後端部が前記ギヤ機構の従動ギヤに固着支持され、このギヤ機構を介して主電動モータ62の出力が主駆動軸61に伝達される。軸挿通孔42eは、可動役物40が待機位置と作動位置とに亙って回動可能に、主駆動軸61がベース部材42と干渉しないように支軸41を中心とする略円弧状に形成されている。ベース部材42には、軸挿通孔42eを形成した部分を含む部分に前側から後側へ凹む凹部42fが形成され、この凹部42fの上部側壁が主係合部64を形成している。
主アーム部材63は、主駆動軸61の前端部に一体形成され、主駆動軸61と直交する方向へ延び凹部42fに収容されている。ユニットケース81の内部には、主アーム部材63の原点位置を検出する主アーム部材原点SW63aが設けられている。主アーム部材63は、主駆動軸61から左方へ延びる略水平姿勢で原点位置となり、この原点位置の主アーム部材63には、主係合部64を含むベース部材42が干渉することなく、可動役物40が待機位置と作動位置とに亙って回動可能になる。
可動役物40が作動位置のとき、主アーム部材63が原点位置から正面視にて時計回り方向に回動されると、主アーム部材63の先端部が主係合部64に係合して、この役物主駆動機構60と可動役物40が連動連結された状態になり、可動役物40を作動位置から待機位置へ回動させる。尚、符号82は、主電動モータ62をカバーするユニット外側ケースである。
図17、図18、図20に示すように、役物副駆動機構65は、可動役物40の回動範囲に含まれる所定回動範囲内であって、待機位置を含む所定回動範囲内において、可動役物40の先端側部分を支持して、可動役物40を回動駆動し、可動役物40を上下に往復回動させる。
役物副駆動機構65は、可動役物40の先端側に配設された副駆動軸66と、この副駆動軸66を回動させる副電動モータ67と、副駆動軸66に固着された副アーム部材68とを有し、この副アーム部材68が可動役物40の先端側部分に設けられた副係合部69に係合解除可能に係合して、可動役物40に回動駆動力を入力して可動役物40を往復回動させる。
機枠17aの上部左部に駆動ユニット85が取付けられ、この駆動ユニット85に役物副駆動機構65が設けられている。駆動ユニット85に、副電動モータ67が前向きに取付けられ、また、駆動ギヤ67aと従動ギヤ67bを有するギヤ機構が設けられている。副駆動軸66は、待機位置の可動役物40の先端部の左方近傍において前後方向に延びるように配設されている。
副駆動軸66の後端部が従動ギヤ67bに固着支持され、駆動ギヤ67aと従動ギヤ67bを介して副電動モータ67の出力が副駆動軸66に伝達される。副アーム部材68は、副駆動軸66の前端部に一体形成されて、副駆動軸66と直交する方向へ延びている。
駆動ユニット85には、副アーム部材68の原点位置を検出する副アーム部材原点SW68aが設けられている。この副アーム部材原点SW68は、発光部と受光部とを有する光学センサ(フォトインタラプタ)からなり、副アーム部材68に一体的に設けられた遮蔽バー68bが発光部と受光部とを遮蔽することで、副アーム部材68の原点位置を検出する。副アーム部材68は、副駆動軸66から下方へ延びる略鉛直姿勢で原点位置となり、この原点位置の副アーム部材68には、副係合部69を含むベース部材42が干渉することなく、可動役物40が待機位置と作動位置とに亙って回動可能になる。
副係合部69は、ベース部材42の先端部から後方へ延びて、ベース部材42に前後の軸心回りに回動自在に支持されたローラ部材からなる。可動役物40が待機位置のとき、副アーム部材68が原点位置から正面視にて反時計回り方向へ回動されると、副アーム部材68の先端部が副係合部69に係合して、この役物副駆動機構65と可動役物40が連動連結された状態になり、可動役物40を待機位置を含む所定回動範囲内において上下に往復回動させる。
ここで、図11、図14、図15、図16に示すように、可動役物40を待機位置と作動位置とに亙って回動可能にガイド支持するガイド機構90が設けられている。このガイド機構90は、ベース部材42に設けられ支軸41を中心とする円弧状に形成されたガイド部材91と、機枠17aに回転自在に支持されてガイド部材91の前面を転動するガイドローラ92とを有する。
ベース部材42には後側から前側へ凹む円弧凹部42gが形成され、この円弧凹部42gの約半分を塞ぐように、ガイド部材91がベース部材42の後面部にビス止めされている。ガイドローラ92は円弧凹部42gに収容され、ローラ支持部材93に回転自在に支持されている。ローラ支持部材93にはガイド部材91の後面に摺動自在に当接可能な当接部93が形成され、このローラ支持部材93が支持脚94を介して機枠17aにビス止めされている。
図11〜図15、図20に示すように、主駆動機構接続分離機構70は、役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を接続・分離可能なものである。この主駆動機構接続分離機構70は、役物主駆動機構60と、役物主駆動機構60を制御する演出制御基板27を含み、少なくとも役物副駆動機構65による可動役物40の駆動中、役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を分離する。
主駆動機構接続分離機構70は、可動役物40を待機位置に係止解除可能に係止する役物係止機構71を有し、この役物係止機構71により可動役物40を待機位置に係止した状態で役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を分離するとともに、役物係止機構71による可動役物40の係止を解除して可動役物40を作動位置へ落下させる。
役物係止機構71は、可動役物40の基端側に上下動可能に配設された係止部材72と、この係止部材72を上方へ駆動する係止解除モータ73とを有し、係止部材72に待機位置の可動役物40のベース部材42の基端側部分に形成された係合アーム42hが係合解除可能に係合して、可動役物40を待機位置に係止解除可能に係止する。
この役物係止機構71は、役物主駆動機構60と共通の駆動ユニット80に設けられ、この駆動ユニット80において、ユニットケース81の後面部に係止解除モータ73が前向きに取付けられ、係止部材72が下方位置と上方位置とに亙ってユニットケース81に移動自在に支持されて、ユニットケース81から前方へ突出している。ユニットケース81の内部に、係止解除モータ73で駆動され係止部材72を下方位置から上方位置へ押上げる押上機構(図示略)が設けられている。
また、ユニットケース81の内部には、前記押上機構の原点位置を検出する押上機構原点SW73aが設けられている。押上機構が原点位置のとき、係止部材72が下方位置になり、押上機構に連動連結されることなく、上方位置へ移動可能になる。そして、押上機構が原点位置から駆動されることで、係止部材72に連動連結されて、係止部材72を上方位置へ移動させ、その後、押上機構が原点位置へ駆動される過程で、係止部材72との連動連結が解除され、係止部材72が下方位置へ移動する。
係止部材72は正面視3角形状に形成され、その下部に、右方程下方へ移行する僅かに凸に湾曲した傾斜面72aが形成されている。押上機構が原点位置で係止部材72が下方位置のとき、役物主駆動機構60により可動役物40が作動位置から待機位置へ回動されると、ベース部材42の係合アーム42hの先端部が、係止部材72の傾斜面72aに当接して、係止部材72を上方位置へ押し上げ、係止部材72の右側まで移動したところで、係止部材72が下方位置へ移動して、係合アーム42hの先端部を係止する。この状態で、係止解除モータ73により係止部材72が上方位置へ駆動されることで、係合アーム42hの先端部との係止を解除する。
図17、図18、図20に示すように、副駆動機構接続分離機構75は、役物副駆動機構65の可動役物40に対する連動連結を接続・分離可能なものである。この副駆動機構接続分離機構70は、役物副駆動機構65と、役物副駆動機構65を制御する演出制御基板27を含み、少なくとも役物主駆動機構60による可動役物40の駆動中、役物副駆動機構65の可動役物40に対する連動連結を分離する。
図12、図19に示すように、ワンウェイダンパ100は、支軸41に作動可能に連結され、可動役物40が待機位置から作動位置へ回動する際にのみ作動して可動役物40を制動する。このワンウェイダンパ100は、コイル式ダンパからなり、機枠17aの後面部に取付けられている。
このワンウェイダンパ100は、機枠17aの後面部に固定される取付板101と、取付板101の後面に固定されたダンパケース102とを有するとともに、このダンパケース102に収容された回動部材103とコイルバネ104とを有する。支軸41はダンパケース102を回動自在に挿通し、支軸41の後端部にOリング105が装着され、このOリング105によりダンパケース102に対して支軸41が抜け止めされている。
回動部材103はダンパケース102に回動自在に収容支持され、この回動部材103に支軸41が貫通状に固着されている。コイルバネ104は、その両端部がダンパケース102と回動部材103に形成された係止部102a,103aに係止されている。ダンパケース102と回動部材103には、略連続する同径の締付外周面102b,103bが形成され、この締付外周面102b,103bにコイルバネ104が外装されている。
図19は可動役物40が待機位置にあるときのワンウェイダンパ100の状態を示しており、コイルバネ104の大部分と締付外周面102b,103bとの間に適度な隙間がある。そして、可動役物40が待機位置から作動位置へ回動するに従って、コイルバネ104が縮径して、締付外周面102b,103bへ密着していく。これにより、可動役物40を制動する制動力が発生し、更に、その制動力は、コイルバネ104が縮径する程、つまり、可動役物40が作動位置へ近づく程大きくなる。
図14、図15に示すように、緩衝ゴム部材110は、可動役物40を下限位置で受け止め可能に機枠17aに取付けられている。具体的に、緩衝ゴム部材110は、可動役物40のベース部材42の後方位置において、機枠17aに上向きに取付けられている。そして、ベース部材42の後面部には被受部111が一体的に形成され、この被受部111が緩衝ゴム部材110に上方から当接して受け止められる。
以上説明した役物装置16の効果について説明する。
装飾灯50によれば、光透過カバー53の後側内面部は複数のカバー側内面凹凸部53aを有するので、この光透過カバー53を立体的に形成して、立体感を出すことができる。光拡散シート54は、光透過カバー53の複数のカバー側内面凹凸部53aに夫々合致する複数のシート側凹凸部54aを有する形状に成形されて、光透過カバー53の後側内面部に近接状に取付けられたので、光拡散シート54の前記状態での取付けを簡単確実に行うことができ、この光拡散シート54により、複数のLED52が点光りするのを抑制することができ、また、LED基板51の前面(複数のLED52を含む)を前方から見えにくくして見栄えの悪化を防止することができる。
複数のLED52の光を前方へ透過する図柄部55aを有する図柄表示部材55が、LED基板51と光拡散シート54との間において光拡散シート54に接近させた状態でベース部材42に装着されたので、複数のLED52により図柄部55aを内側から光らせて表示し、光透過カバー53の後側内面部に光拡散シート54が近接状に取付けられたことによって、図柄表示部材55の発光する図柄を明瞭に表示することができる。光透過カバー53の後側内面部に光拡散シート54が近接状に取付けられたことで、LED基板51と光拡散シート54との間の間隔を広くすることができ、故に、図柄表示部材55を比較的大型にした場合でも、図柄表示部材55の装着スペースを確保することができる。
光透過カバー53の前側外面部は複数のカバー側内面凹凸部53aに夫々対応する複数のカバー側外面凹凸部53bを有するので、この光透過カバー53を全体的に立体的に形成して、立体感を高めることができる。表示駆動機構57により図柄表示部材55を動作させるので、その図柄を可動に表示することができる。その結果、装飾性を高めることができる。図柄表示部材55は、その図柄部55aが立体的に形成されたので、発光する図柄を立体的に表示して、全体的な立体感を高めることができる。
図柄表示部材55は、その図柄部55aと一体的に設けられ且つ後面に環状平滑面55cが形成されたベース部55bを有し、表示駆動機構57は、図柄表示部材55を回動駆動するように構成され、複数の突起部56がLED基板51よりも前方へ突出するように設けられ、ベース部55bの環状平滑面55cに摺動自在に当接して図柄表示部材55をLED基板51の複数のLED52を含む実装部品に接触させないように支持するので、ベース部55bをLED基板51に接近させ、図柄部55aを光拡散シート54に近接させて、立体的な図柄部55aを有する比較的大型の図柄表示部材55をLED基板51と光拡散シート54との間に確実に装着し、LED基板51の実装部品が図柄表示部材55との接触により損傷するのを確実に防止することができる。
図柄部55aの前面が部分球面状に形成されたので、発光する図柄を立体的に確実に表示することができる。光拡散シート54は、平滑な光拡散シートをブロー成形することで形成されたので、光透過カバー53の複数のカバー側内面凹凸部53aに夫々合致する複数のシート側凹凸部54aを有する光拡散シート54を容易に形成することができる。光拡散シート54は、その外周部に一体成形された複数の取付片54bを有し、この複数の取付片54bが、ベース部材42と光透過カバー53との間に挟持状に取付けられたので、この複数の取付片54bにより、光拡散シート54を光透過カバー53の後側内面部に近接状に確実に位置決めして取付けることができる。
役物装置16によれば、役物主駆動機構60により、可動役物40の基端側部分を支持して、可動役物40を作動位置から待機位置へ回動駆動し、役物副駆動機構65により、可動役物40の回動範囲に含まれる所定回動範囲内において、可動役物40の先端側部分を支持して、可動役物40を回動駆動するので、可動役物40の回動駆動を役物主駆動機構60と役物副駆動機構65とで分担することができる。
可動役物40を回動させる際、役物主駆動機構60の負荷は役物副駆動機構65の負荷よりも大きいが、可動役物40を作動位置から待機位置へ、可動役物40の回動範囲の略全域に亙って回動させる場合には、役物主駆動機構60を利用して行うことができる。そして、可動役物40を所定回動範囲内で回動させる場合には、役物副駆動機構65を利用して行い、役物副駆動機構65の負荷は役物主駆動機構60の負荷よりも小さいため、可動役物40を機敏に往復回動させることができる。つまり、可動役物40の大型化(重量増大)に伴い特に可動役物を細長く構成した場合に、可動役物40を回動させる負荷、特に、可動役物40を所定回動範囲内で機敏に往復回動させる負荷を軽減し、演出効果を高めることができる。
主駆動機構接続分離機構70により、役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を接続・分離可能になり、副駆動機構接続分離機構75により、役物副駆動機構65の可動役物40に対する連動連結を接続・分離可能になるため、可動役物40の回動駆動を役物主駆動機構60と役物副駆動機構65とで確実に分担することができる。
主駆動機構接続分離機構70は、少なくとも役物副駆動機構65による可動役物40の駆動中、役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を分離するので、役物主駆動機構60を休止させて、役物副駆動機構65の負荷にならないようにすることができ、副駆動機構接続分離機構75は、少なくとも役物主駆動機構60による可動役物40の駆動中、役物副駆動機構65の可動役物に対する連動連結を分離するので、役物副駆動機構65を休止させて、役物主駆動機構60の負荷にならないようにすることができる。
可動役物40の待機位置は、可動役物40の回動範囲の上端側の位置であり、可動役物40の作動位置は、可動役物40の回動範囲の下端側の位置であり、役物副駆動機構65は、待機位置を含む所定回動範囲内において可動役物40を上下に往復回動させるので、可動役物40を上方へ回動駆動する負荷が略最大となる所定回動範囲内において、役物副駆動機構65を利用して、可動役物40を機敏に往復回動させることができる。
役物主駆動機構60は、可動役物40を作動位置から待機位置へ回動駆動し、主駆動機構接続分離機構70は、可動役物40を待機位置に係止解除可能に係止する役物係止機構71を有し、この役物係止機構71により可動役物40を待機位置に係止した状態で役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を分離するとともに、役物係止機構71による可動役物40の係止を解除して可動役物40を作動位置へ落下させるので、役物主駆動機構60による駆動と可動役物40の落下を利用して、可動役物40をその回動範囲の略全域に亙って回動させることができ、特に、可動役物40を落下により待機位置から作動位置へ迅速且つ大胆に回動させることができる。
役物主駆動機構60は、支軸41から偏心した位置に配設された主駆動軸61と、この主駆動軸61を回動させる主電動モータ62と、主駆動軸61に固着された主アーム部材63とを有し、この主アーム部材63が可動役物40の基端側部分に設けられた主係合部64に係合解除可能に係合して、可動役物40に回動駆動力を入力するので、可動役物40の基端側部分を確実に支持して、可動役物40を作動位置から待機位置へ確実に回動駆動し、そして、主駆動機構接続分離機構70の機能を確実に発揮させることができる。
役物副駆動機構65は、可動役物40の先端側に配設された副駆動軸66と、この副駆動軸66を回動させる副電動モータ67と、副駆動軸66に固着された副アーム部材68とを有し、この副アーム部材68が可動役物40の先端側部分に設けられた副係合部69に係合解除可能に係合して、可動役物40に回動駆動力を入力して可動役物40を往復回動させるので、可動役物40の先端側部分を確実に支持して、可動役物40を確実に回動駆動し、そして、副駆動機構接続分離機構75の機能を確実に発揮させることができる。
可動役物40が細長く構成されたので、それに伴って可動役物40を回動させる負荷が増大するが、前記のように、可動役物40を回動させる負荷、特に、可動役物40を所定回動範囲内で機敏に往復回動させる負荷を軽減し、可動役物40の落下を利用して可動役物40を迅速且つ大胆に下方へ回動させるのに有効になる。
ワンウェイダンパ100が支軸41に作動可能に連結され、可動役物40が待機位置から作動位置へ回動する際にのみ作動して可動役物40を制動するので、可動役物40の大型化に伴い特に可動役物を細長く構成した場合に、可動役物40を待機位置へ付勢するバネを設けることなく、ワンウェイダンパ100により可動役物40を作動位置にて機枠17aで受け止める際の衝撃を軽減し、可動役物40や機枠17aが損傷することを防止し、故に、可動役物40を待機位置から作動位置へ迅速且つ大胆に回動させることができ、これにより、演出効果を高めることができ、しかも、これを実現する為の構成の大型化を抑制し、つまり、ワンウェイダンパ100をコンパクトに設け配置することができる。
故に、可動役物40が待機位置にあるときに、主駆動機構接続分離機構70により役物主駆動機構60の可動役物40に対する連動連結を分離した状態で、可動役物40を待機位置から作動位置に迅速且つ大胆に落下させることができ、この場合、役物係止機構71による可動役物40の係止を解除して可動役物40を作動位置へ落下させるので、可動役物40を待機位置から作動位置へ確実に落下させることができる。
可動役物40を作動位置で受け止め可能に機枠17aに取付けられた緩衝ゴム部材110を備えたので、可動役物40を作動位置にて機枠17aで受け止める際の衝撃をより確実に軽減することができる。ワンウェイダンパ100がコイルバネ式ダンパからなるので、このコイルバネ式ダンパ100を支軸41に作動可能に連結して、コンパクトに設け配置することができ、しかも、可動役物40が待機位置から作動位置へ近づくに連れて、可動役物40を制動する制動力を大きくすることができ、依って、可動役物40を待機位置から作動位置へ迅速に確実に回動させ得るように構成することができる。
可動役物40が細長く構成されたので、前記のように、ワンウェイダンパ100により可動役物40を作動位置にて機枠17aで受け止める際の衝撃を軽減し、可動役物40や機枠17aが損傷することを防止し、可動役物40を待機位置から作動位置へ迅速且つ大胆に回動させるのに有効になる。
前記実施例を次のように部分的に変更してもよい。
(1)装飾灯50
(a)図柄表示部材55を動作させず、ベース部材42に固定的に設ける。即ち、表示駆動機構57を省略する。この場合、複数の突起部56も省略可能である。
(b)光透過カバー53の前側外面部の複数のカバー側外面凹凸部53bを省略する。即ち、光透過カバー53には、その後側内面部にのみ複数のカバー側内面凹凸部53aを設ける。
(c)表示駆動機構57は、図柄表示部材55を回動させる以外、直線的な往復移動等、種々の動作を実行可能に構成する。
(d)光拡散シート54として、前後両面に多数の微細な網目を形成したもの他に、種々の光拡散シートを採用する。
(e)可動役物40以外の部位に設ける。
(2)可動役物40
(a)細長く構成することを必須としない。
(b)可動役物40を回動させる以外に種々の動作を実行可能に構成する。
(c)可動役物の待機位置(第1位置)と作動位置(第2位置)については、前記位置に限定されるのもではなく、種々の位置を設定してもよい。
(3)役物主駆動機構60
可動役物40を作動位置から待機位置へ回動駆動するとともに、待機位置から作動位置への回動するように構成する。
(4)ワンウェイダンパ100
流体式ダンパを採用する。この場合も、この流体式ダンパを支軸41に作動可能に連結して、コンパクトに設け配置することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、本発明は、種々のパチンコ遊技機、或いは、パチンコ遊技機以外のスロットマシン等の種々の遊技機に適用することができる。