JP6142315B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技領域または遊技機の枠体などに設けられる装飾装置、及び、その装飾装置を搭載した遊技機に関する。
従来、遊技機の装飾装置(電飾装置)は、装飾カバーの透明部に関してはほぼ均一に照明することができるように構成されている(特許文献1参照)。具体的には、装飾装置の装飾カバーは光を透過させる透明部と光を反射させる不透明部を備え、遊技者等が正面から見た場合に、不透明部によって隠れる位置に光源が配置されている。
特開2011−78466号公報
しかしながら、特許文献1のような遊技機の場合、透明部と不透明部を装飾カバーに設けているため、透明部が光を通すことにより発光しても不透明部は光を通さない。従って、装飾カバー自体に明るい箇所と暗い箇所ができてしまうと言う問題があった。
本発明は上記の課題に鑑みなされたもので、前方から視認した状態で明暗ができないように均一に発光する装飾カバーを備える遊技機を提供することを目的とする。
本発明の代表的な一形態では、後方に配置された光源からの光を拡散可能な装飾カバーを有する遊技機において、前記装飾カバーの内側に前記装飾カバー側に向かって配置される凹凸部と、前記装飾カバーの内側に、頂部に模様が付いた少なくとも一つの柱状突起部と、を有し、前記凹凸は、前記装飾カバーの複数の面が交わる稜部に合せて配置され、前記柱状突起部は、前記光源に対向する位置に設けられる。
本発明の一形態によれば、凹凸部と柱状突起部とを装飾カバーの内側に備えるため光源からの光を拡散でき、装飾カバーから均一に光が放出され易くなる
本発明の第1の実施の形態の遊技機の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の遊技機に備えられる遊技盤の正面図である。 本発明の第1の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の斜視図である。 (A)本発明の第1の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の正面図である。(B)本発明の第1の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の側面図である。 本発明の第1の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の分解図である。 本発明の第1の実施の形態の装飾装置に備えられる装飾カバーを示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は側面図であり、(C)は上面図であり、(D)は正面図である。 本発明の第1の実施の形態の装飾装置に備えられる装飾部材を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は側面図であり、(C)は上面図であり、(D)は正面図である。 本発明の第1の実施の形態の装飾カバーと装飾部材が前後方向に重ねられる様子を示す図である。(A)は装飾カバーの正面図であり、(B)は装飾カバーの背面図であり、(C)は装飾部材の背面図であり、(D)は重なった状態の装飾カバーと装飾部材の背面図である。 本発明の第1の実施の形態の装飾カバーと装飾部材が前後方向に重ねられる様子を示す図である。(A)は装飾部材が取付けられた装飾カバーの正面図であり、(B)はその上下方向内の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の分解図である。 本発明の第2の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の拡散部材を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は側面図であり、(C)は底面図であり、(D)は正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、拡散部材と装飾部材が組合わされた組立体(アセンブリ)を示す図である。(A)は正面図であり、(B)は上下方向における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、拡散部材と装飾部材が組合わされた組立体(アセンブリ)を示す図である。(A)は左上からの斜視図であり、(B)は右上からの斜視図であり、(C)は上面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、拡散部材と装飾部材が組合わされた組立体(アセンブリ)を示す図である。(A)は左下からの斜視図であり、(B)は右下からの斜視図であり、(C)は下面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る装飾カバーの背面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る装飾装置の上下方向の断面図である。(A)は、LED基板が前方に位置する場合を示し、(B)はLED基板が後方に位置する場合を示す。 本発明の第4の実施の形態に係る装飾装置の上下方向の他の断面図である。(A)は、装飾部材が後方に位置する場合を示し、(B)は装飾部材が前方に位置する場合を示す。 本発明の第5の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の分解図である。 本発明の第5の実施の形態の遊技機に備えられる装飾装置の(A)正面図と(B)背面図である。
以下、図面を参照して、本発明による遊技機の実施形態について説明する。
(第1の実施の形態)
〔遊技機の構成〕
図1は、本発明の第1の実施の形態の遊技機1の斜視図である。
遊技機1は、島設備に固定される本体枠2にヒンジ3を介して右側部が開閉回動自在に取り付けられる開閉枠4を備える。開閉枠4は、前面枠5及びガラス枠(遊技枠)6によって構成される。
前面枠5には、遊技盤30(図2参照)が配設されるとともに、遊技盤30の前面を覆うカバーガラス6aを備えたガラス枠6が取り付けられる。前面枠5及びガラス枠6は、それぞれ個別に開放することが可能となっている。例えば、ガラス枠6のみを開放して遊技盤30の遊技領域31(図2参照)にアクセスすることができる。また、前面枠5をガラス枠6が開放されていない状態で開放することによって、遊技盤30の裏側に配置された既知の遊技制御装置(メイン基板)等にアクセスすることができる。
ガラス枠6のカバーガラス6aの周囲には、装飾部材7が配設されている。装飾部材7の内部にはLED(発光ダイオード、即ち光源)等が収容されている。
ガラス枠6の上部には照明ユニット8が配設され、照明ユニット8の左右両側には可動式照明9が配設される。照明ユニット8は、内部にLED等の照明部材を収容しており、遊技状態に応じて発光演出を行う。可動式照明9は、LED等の照明部材と、照明部材を駆動する照明駆動モータ等を備える。
遊技機1は、効果音や警報音、報知音等を発する上スピーカー10a及び下スピーカー10bを備える。上スピーカー10aはガラス枠6の上両側部に配置され、下スピーカー10bは上皿ユニット11を構成する上皿11aの下方に配置される。
左側部に配設される可動式照明9の右上方には、遊技機1における異常を報知するための遊技状態報知LED12が設けられている。遊技機1において異常が発生した場合には、遊技状態報知LED12が点灯又は点滅するとともに、上スピーカー10a及び下スピーカー10bから異常を報知するための報知音が出力される。
遊技機1で発生する異常には、遊技機1の故障及び不正行為の実施等が含まれる。不正行為には、例えば、発射された遊技球の軌道を磁石によって不正に操作する行為や遊技機1を振動させる行為等が含まれる。これらの不正行為は、磁気センサスイッチによって磁気を検出したり、振動センサスイッチによって振動を検出したりすることで検知される。
また、不正に開閉枠4を開放する行為も不正行為に含まれる。前面枠5の開閉状態は前面枠開放検出スイッチによって検出され、ガラス枠6の開閉状態はガラス枠開放検出スイッチによって検出される。
ガラス枠6の下部には、上皿11aを含む上皿ユニット11が備えられる。上皿11aに貯留された遊技球は、前面枠5の下部に設けられる球発射装置(図示省略)に供給される。
ガラス枠6の下方位置において前面枠5に固定される固定パネル13には、下皿14と、球発射装置を駆動するための操作部15とが備えられる。遊技者が操作部15を回動操作することによって、球発射装置は上皿11aから供給された遊技球を遊技盤30の遊技領域31(図2参照)に発射する。下皿14には、当該下皿14に貯留された遊技球を外部へ排出するための球抜き機構16が設けられる。
上皿ユニット11には、遊技者からの操作入力を受け付けるための演出ボタン17が上皿11aの手前側に配設されている。遊技者が演出ボタン17を操作することによって、変動表示装置(表示装置)35(図2参照)での変動表示ゲームにおいて遊技者の操作を介入させた演出を行うことができ、例えば通常遊技状態においては演出パターン(演出態様)を変更することができる。変動表示ゲームには、特図変動表示ゲームと普図変動表示ゲーム(普図ゲーム、特定変動表示ゲーム)が含まれるが、本明細書では単に変動表示ゲームとした場合には特図変動表示ゲームを指すものとする。
なお、通常遊技状態(通常状態)とは、特定の遊技状態が発生していない遊技状態である。特定の遊技状態とは、例えば変動表示ゲームの結果が大当りになる確率が高い確変遊技状態(高確率状態)、変動表示ゲームの単位時間当たりの実行数を向上させることが可能な時短遊技状態、大当り遊技状態(特別遊技状態)等である。また、高確率状態に対応して通常遊技状態を低確率状態ともいう。遊技状態は、第1始動入賞口37a又は第2始動入賞口37bへの遊技球の入賞時に、遊技制御装置の乱数による抽選によって決定される。
図示しない既知の演出制御装置(サブ基板)は、遊技状態に応じて、LEDの点灯点滅などの演出の制御を行う。また、演出制御装置は、遊技制御装置の各特図変動表示ゲームに対応して、変動表示装置35にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる飾り特図変動表示ゲームを実行する。また、変動表示装置35では、興趣向上のためにキャラクタの出現など多様な演出表示が行われる。
ガラス枠6の装飾部材7の下部には、遊技者が遊技球を借りる場合に操作する球貸ボタン18と、カードユニット(図示省略)からプリペイドカード等を排出させるために操作される排出ボタン19とが配設される。
〔遊技盤の構成〕
図2は、本発明の第1の実施の形態の遊技機1に備えられる遊技盤30の正面図である。
遊技盤30は、各種部材の取り付けベースとなる平板状の遊技盤本体32(木製又は合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体32の前面にガイドレール33で囲まれた略円形状の遊技領域31を有している。また、遊技盤本体32の前面であってガイドレール33の外側には、前面構成部材(サイドケース)が取り付けられている。さらに、遊技領域31の右下側の前面構成部材は、前面の中央部が黒色透明の証紙プレートで覆われている。そして、このガイドレール33で囲まれた遊技領域31内に打球発射装置から遊技球を発射して遊技を行うようになっている。遊技領域31には、打球方向変換部材としての風車や多数の障害釘(図示略)などが配設されており、発射された遊技球はこれらの打球方向変換部材により転動方向を変えながら遊技領域31を流下する。
遊技領域31の略中央には、変動表示ゲームの表示領域となる窓部を形成するセンターケース34が取り付けられている。センターケース34に形成された窓部の後方には、複数の識別情報を変動表示(可変表示)する変動表示ゲームの演出を実行可能な演出表示装置としての変動表示装置(表示装置)35が配置されている。変動表示装置35は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部35aを備え、センターケース34の窓部を介して遊技盤30の前面側から表示内容が視認可能となるように配置される。なお、変動表示装置35は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであってもよい。
変動表示装置35において、表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報(特別図柄)や変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される。その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像(例えば、大当り表示、ファンファーレ表示、エンディング表示等)が表示される。
遊技領域31の変動表示装置35の上側(上方)には、装飾装置70(電飾装置)が備えられている。装飾装置70は、LED、リフレクター、装飾部材、装飾カバーなどから構成される。装飾装置70は、内部のLEDが発光することによって、全体として光る演出を行う。なお、装飾装置70の詳細な構成は、後述される。
遊技領域31のセンターケース34の右側には、普通図柄始動ゲート(普図始動ゲート、所定領域)36が設けられている。普図始動ゲート36の内部には、該普図始動ゲート36を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(SW)が設けられている。そして、遊技領域31内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート36内を通過(所定条件の成立)すると、普図変動表示ゲーム(特定変動表示ゲーム)が実行される。なお、普通図柄始動ゲート(普図始動ゲート、所定領域)36を遊技領域31のセンターケース34の左側にも設けてもよい。
さらに、センターケース34の左下側には、三つの一般入賞口40が配置され、センターケース34の右下側には、一つの一般入賞口40が配置されている。また、一般入賞口40への遊技球の入賞は、一般入賞口40に備えられた入賞口スイッチ(SW)によって検出される。
また、センターケース34の下方には、特図変動表示ゲームの開始条件を与える第1始動入賞口(第1始動入賞領域、始動口1)37aが設けられ、その直下には上部に逆「ハ」の字状に開いて遊技球が流入し易い状態に変換する一対の開閉部材37cを備えるとともに内部に第2始動入賞口(第2始動入賞領域、始動口2)37bが配設されている。そして、遊技球が第1始動入賞口37a又は第2始動入賞口37bに入賞した場合には、補助遊技として特図変動表示ゲームが実行される。すなわち、第1始動入賞口37a又は第2始動入賞口37bに遊技球が入賞することが特図変動表示ゲームを開始するための始動条件となっており、第1始動入賞口37a及び第2始動入賞口37bが当該始動条件を発生させる変動始動入賞装置をなしている。
第2始動入賞口37bの一対の開閉部材37cは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいた閉じた閉状態(遊技者にとって不利な状態)を保持している。ただし、第2始動入賞口37bの上方には、第1始動入賞口37aが設けられているので、閉じた状態では遊技球が入賞できないように構成されている。
そして、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、開閉部材37cは、駆動装置としての普電ソレノイドによって、逆「ハ」の字状に開いて第2始動入賞口37bに遊技球が流入し易い開状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるように構成されている。
さらに遊技領域31の普通図柄始動ゲート36の下方には、大入賞口ソレノイドによって上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉41aを有する大入賞口を備えた特別変動入賞装置41が設けられている。特別変動入賞装置41は、特図変動表示ゲームの結果によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な閉塞状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態、特別遊技状態)に変換し、大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせることで、遊技者に所定の遊技価値(賞球)を付与するようになっている。なお、大入賞口の内部(入賞領域)には、当該大入賞口に入った遊技球を検出する検出手段としてのカウントスイッチが配設されている。
一般入賞口40、第1始動入賞口37a、第2始動入賞口37b、及び特別変動入賞装置41の大入賞口に遊技球が入賞すると、払出制御装置は、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球を払出装置から前面枠5の上皿11a又は下皿14に排出するように制御する。また、第2始動入賞口37bの下方には、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト口42が設けられている。
遊技機1では、球発射装置(図示省略)によって打ち出された遊技球は、ガイドレール33の内周壁に沿って区画された発射球案内通路43を通って遊技領域31内に発射され、方向変換部材(図示省略)によって落下方向を変えながら遊技領域31を流下する。発射球案内通路43はガイドレール33と内レール44とによって形成されており、発射球案内通路43の出口に位置する内レール44の端部には弁体46が設けられる。弁体46の下端は内レール44に固定され、弁体46は発射球案内通路43の出口を塞ぐように配設される。弁体46は、金属板からなる板ばね部材であり、発射球案内通路43から遊技領域31に発射される遊技球の通過を許容する一方、遊技領域31側から発射球案内通路43への遊技球の逆流を禁止する。
〔装飾装置〕
次に、装飾装置70について、詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態の遊技機1に備えられる装飾装置70の斜視図である。図4(A)は装飾装置70の正面図であり、図4(B)は装飾装置70の側面図である。
装飾装置70は、組み合わされた複数の部材から構成される。複数の部材は、LED基板71(LED基板)と、取付けベース72(取付け基部)と、リフレクター搭載部73(反射板搭載部)と、装飾部材74と、装飾カバー75と、支持部材76とを含む。例えば、複数の部材は、それぞれ樹脂(プラスチック)を主材料として形成される。LED基板71は、プリント配線基板でよい。装飾部材74(反射部74a以外の部分74b)と装飾カバー75は、基本的には光(可視光)の透過率が100%近傍で透明であるが、光の透過率が100%近傍になく半透明でもよい。装飾部材74と装飾カバー75は、装飾のために部分的又は全体的に透明度を大きく落とさない程度に着色されてもよい。装飾部材74と装飾カバー75の材料は、ガラスなどでもよい。
リフレクター搭載部73は前方(即ち遊技者側)から取付けベース72に取付けられ、装飾カバー75は前方(即ち遊技者側)からリフレクター搭載部73に取付けられる。なお、LED基板71は後方から取付けベース72に取付けられ、装飾部材74は装飾カバー75の後方で内側(装飾カバー75の内部)に取付けられ、これらは図3と図4では図示されていない。これら部材の取付(接続)は、螺子止め、嵌合、接着等の既知の接続方法によって行われる。装飾装置70は、LED基板71のLEDの光の進行方向を装飾カバー75内で拡散した後、装飾カバー75を通して前方に向けて光を発する。
取付けベース72がセンターケース34の裏側(遊技者側とは反対側)から螺子止め等によってセンターケース34に取付けられていることによって、装飾装置70は遊技盤30に取付けられる。このため、取付けベース72には、螺子穴72aが設けられている。リフレクター搭載部73の略半円状の凹部73aには、装飾カバー75が載置され、装飾カバー75の後方の端部が収容される。
装飾カバー75は、装飾用のカバーとして機能する。装飾カバー75は、前方で閉じ後方で開口した容器状の形状を有し、内部(内側)に装飾部材74を収容するとともにリフレクター搭載部73のリフレクター80の一部又は全部を覆う。装飾カバー75の多面体の正面(外面又は前面)は、略半分に分割したダイヤモンド形状(ブリリアントカットの形状)を模して華やか又は綺羅びやかな印象を与える装飾部となる。支持部材76は、リフレクター搭載部73に取付けられる基部76aと、基部76aから放射状に延びる四本の指部76bとを備え、下方及び前方から装飾カバー75を支持するとともに、装飾として機能する。指部76bは、装飾カバー75の前端の凸形状に適合するように屈曲している。
装飾装置70は、さらに、装飾カバー75の両側に配置された装飾部分77を備える。装飾部分77は、後述のように取付けベース72の二つの飾り部72bと、リフレクター搭載部73の二つの飾り枠部73bとが各々組み合わされることによって構成される。
図5は、本発明の第1の実施の形態の遊技機1に備えられる装飾装置70の分解図である。装飾装置70において、LED基板71、取付けベース72、リフレクター搭載部73、装飾部材74、装飾カバー75は、後方からこの順に積層され組み合わされている。
LED基板71は、本体部71aと、本体部71aの下方に延びる二つの延在部71b、71cを備え、光源として、本体部71a上に取付けられた複数のLED71dと、二つの延在部71b、71c上に取付けられたLED71eを備える。これらLEDは、前方の装飾カバー75側に向けて発光し、可視光であれば、赤、青、緑、白等何色の光を出してもよい。LED基板71は、複数のLED71d、71eに電流を供給するための電源71f(電源用のソケットでもよい)と配線を備える。LED71d、71eの点灯又は点滅の制御は、配線を介して、図示しない演出制御装置によって遊技状態に応じて行われる。演出制御装置は、遊技制御装置から送られる遊技状態を示す信号に基づいて演出の制御を行うもので、マイクロコンピュータ、メモリ、インターフェースなどから構成される。
本体部71aに設けられた複数のLED71dは、フルカラーLED、赤色LED、青色LED、緑色LEDの4種類のLEDを含むが、白色LEDを含めてもよい。4種類のLEDは、散りばめられて混在して本体部71a上に配置される。
なお、演出制御装置が、遊技状態に応じて、複数のLED71dの発光態様を変える演出を行える。例えば、大当りの期待度(信頼度)が高くなるに応じて、緑→青→赤のように発光させるLEDを順次的に変えてよい。その際はフルカラーLEDであっても単色発光する。演出制御装置は、点灯と消灯を高速で繰り返してずっと点灯している見せる際の点灯時間と消灯時間の比率であるデューティー比の調整も行う。演出制御装置は、遊技機1の客待ち時には、デューティー比を高くして発光する装飾カバー75の輝度を高めにしておき、遊技開始時には、遊技者にまぶしさを感じさせないよう、デューティー比を低くして発光する装飾カバー75の輝度を低下させる。
取付けベース72は、中央部72eにおいて、複数のレンズ72cを有する。LED基板71が取付けベース72に取付けられた装飾装置70において、複数のレンズ72cは、複数のLED71dのうち特定の色(ここでは赤色)のLEDに対応する位置に設けられる。即ち、レンズ72cは、LED71dのうち特定の色のLEDの位置を前方に移動させた位置にある。レンズ72cは、中央部72eに設けた開口に嵌め込まれた形で設置され、LED71dの狭い光の照射範囲(照射角度)を拡大して、前方にLED71dからの光を照射する。なお、一部のLED71hからの光は、中央部72eに設けた細長い開口72fを通って、前方へと進む。光の照射範囲(照射角度)を拡大するために、細長い開口72fに半円柱型のレンズが設置されてもよい。
取付けベース72は、LED基板71においてレンズ72cに対応していないLED71gからの光をそのまま通過させる孔部72dを中央部72eの両側に有する。取付けベース72は、装飾部分77を構成する飾り部72bを有する。装飾装置70において、LED基板71の二つの延在部71b、71c上のLED71eから照射された光は、透明または半透明の飾り部72b(色が付けられてもよい)を通過して前方を照らして、演出を行う。
リフレクター搭載部73には、略半円状の凹部73aの底を構成して概略で扇型を有するリフレクター(反射板)80が搭載される。リフレクター80は、装飾カバー75の開口を閉じるように、装飾カバー75の開口側の端部に接触し、装飾カバー75を載置する。リフレクター80の扇型形状は、装飾カバー75の後方端面の形状に合わせたものであり、これに限定されるものではない。なお、リフレクター搭載部73の前面73cには、他の装飾用の部材を取り付けるための螺子穴(係合部)を設けてもよい。
リフレクター80(第1のリフレクター)において、装飾カバー75に覆われる部分には、装飾部材74(第2のリフレクター)の反射部74a(図8(C))からの光を反射するための反射部80aが設けられている。反射部80aは、リフレクター80の本体(樹脂)の表面に反射材料を付着することによって形成できる。反射材料は、好ましくは金属(例えばアルミニウムなど)でありメッキや蒸着等によって付されるが、光(可視光)を反射するものであればこれに限定されるものではない。反射材料は、反射塗料などでもよい。なお、リフレクター(反射板)80全体を金属片で構成することもできる。また、リフレクター80の反射部80aにおいて凹凸が形成されているため、反射部80aは、装飾部材74の反射部74aからの光を前方に向けて乱反射(拡散反射)して、光の進行方向をより拡散でき、装飾カバー75の発光をより均一化できる。
リフレクター80には、複数の開口部80cが形成されている。装飾装置70において、複数の開口部80cは、中央部72eのレンズ72cや開口72fを通過する光を発するLED71dに対応する位置に設けられる。即ち、開口部80cは、LED71dの位置を前方にずらした位置にある。これにより、前後方向に沿って、LED71dと開口部80cは、並べて配置されることになる。そして、LED基板71の本体部71a上で前方側に設置された複数のLED71dからの光は、取付けベース72を通過した後に、リフレクター80の開口部80cから前方の装飾部材74側へ出射する。
装飾部材74は、少なくともリフレクター80側に向けて光(可視光)を反射する複数の反射部74aと、リフレクター80側の端(端面)74cで反射部74aが設置される本体部74bを備える。本体部74bは、樹脂等で形成され略透明である。例えば、反射部74aは、本体部74bの表面に反射材料を付着することによって形成できる。反射材料は、好ましくは金属(例えばアルミニウムなど)であり、反射部74aは、メッキや蒸着等によって付される金属箔であるが、反射材料は光(可視光)を反射するものであればこれに限定されるものではない。また、反射材料は、反射塗料などでもよい。なお、反射部74a全体を金属片や微小な鏡で構成することもできる。この場合には、反射部74aを本体部74bに埋め込んで形成することもできる。反射部74aは、後方の面(後面)において、リフレクター80側から来た光(LED71dからの光)をリフレクター80側に向けて反射するが、前方の面(前面)においては着色して反射しない構成としてもよい。LED基板71のLED71d、リフレクター80の開口部80c、及び、装飾部材74の反射部74aは、LED71dからの光が反射部74aに当たるように又LED71dが装飾カバー75の前方から隠れるように、前後方向に沿って並べて配置されてよい。反射部74aによってLED71dが装飾カバー75の前方から隠れると、LED71dからの強い光が装飾カバー75から出ず、装飾カバー75の発光がより均一化できる。
また、装飾部材74は、全体として前後方向(所定の方向)に延在するフレーム構造を有する。組み合わさることによって装飾部材74のフレーム構造を構成する各梁部91の幅方向は、前後方向(所定の方向)に略平行になる。装飾部材74は、装飾カバー75に嵌め込まれるように、装飾カバー75側の端(端面)74dが全体的に装飾カバー75の背面(内面)に形状的に適合する。装飾部材74は、反射部74a以外の部分(本体部74b)では略透明であり、後方からの光を前方に透過する。
装飾カバー75は、反射部80aと装飾部材74を覆い、後方からの光の少なくとも一部を前方に透過する略透明又は半透明な樹脂(プラスチック)などから形成される。LED基板71のLED71dから直接的に届いた直接光と、LED71dからの光が装飾部材74の反射部74aとリフレクター80の反射部80aで反射されて届いた反射光(間接光)は、装飾カバー75を通過して前方(遊技者側)に拡散して照射される。
なお、装飾カバー75の正面が多面体であることから、特に多面体の隣りあう面の境界の角部(即ち稜部)75a付近で、同一方向に装飾カバー75に入った光も屈折して種々の方向に進み拡散される。また、通常、装飾カバー75の表面に微小な凹凸があることや、装飾カバー75の内側の背面(内面)と外側の正面(外面)が完全に平行でないことから、装飾カバー75を透過する光は進行方向がある程度拡散されることになる。また、装飾カバー75の材料に光を拡散させる拡散剤(拡散粒子)を含ませてもよい。さらに、装飾カバー75が、所定の反射率を有しある程度光を反射する場合には、装飾カバー75の後側の背面(内面)に当たった光が、後方に戻って、リフレクター80の反射部80aで乱反射され再度前方に進み、装飾カバー75内でより光が拡散され得る場合もある。
支持部材76は、透明でも不透明でもよい。支持部材76の基部76aは、リフレクター搭載部73のリフレクター80の下部に位置する孔80gに挿入され、接着などにより固定される。支持部材76の四本の指部76bは、装飾カバー75を後方のリフレクター80に押すようにして支持する。
図6(A)−(D)は、各々、装飾カバー75の斜視図、側面図、上面図、正面図(前面図)を示す。装飾カバー75の正面(外面)は、略半分に分割したダイヤモンド形状(ブリリアントカットの形状)の多面体である。装飾カバー75の正面(外面)には、多面体の角部75aが表れており、装飾性を有する。なお、後述のように、装飾カバー75の背面(内面)も、略半分に分割したダイヤモンド形状(ブリリアントカットの形状)の多面体である。
図7(A)−(D)は、各々、装飾部材74の斜視図、側面図、上面図、正面図(前面図)を示す。装飾部材74は、前後方向に対して垂直に延在する端74c(ここでは、最もリフレクター80側にある端)を底部として有し、全体として装飾カバー75に適合する山型の形状を有する(図7(B)参照)。装飾部材74には、前後方向に関して、複数の凸部95と複数の凹部96が形成されている。リフレクター80側の端74cを基準とする凸部95の高さは、左右対称となる装飾部材74の対称中心面(前後方向に沿った中心面)から離れるに応じて低くなる(図7(B)(C)参照)。装飾部材74の各梁部91の幅方向が前後方向に略平行であることから、装飾部材74は前後方向に見て、複数の枠(囲い)からなる枠構造(囲い構造)を有している(図7(D)参照)。
複数の梁部91(壁部)により、網目状の枠構造が構成されることになる。装飾部材74の各梁部91において、装飾カバー75側の端(端面)91aには、前後方向において鋸の歯のようにギザギザの小さな凹凸93が設けられる一方、リフレクター80側の端91cには、複数の反射部74aが並べて設けられる。凹凸93は、後方からの光を種々の方向に屈折させて進行方向を拡散して前方へ射出する。なお、反射部74aは、全ての梁部91に設けられてもよいし、一部の梁部91に設けられてもよい(図8(C)参照)。
図8(A)−(D)と図9(A)(B)は、装飾カバー75と装飾部材74が前後方向に重ねられる様子を示す図である。図8(A)の装飾カバー正面(前面)の多面体形状(ブリリアントカット形状)に対応して、図8(B)の装飾カバー背面(後面)も略同型の多面体形状(ブリリアントカット形状)を有する。図8(A)の装飾カバー正面の角部75aに合せて、図8(B)の装飾カバー背面(後面)には畝部(リブ)75bが設けられる。即ち、装飾カバー75の正面の多面体における角部(即ち稜部)75aからなる稜線に合せて、装飾カバー75の背面に畝部75bが網目状に設けられている。この畝部75bによって光が拡散又は反射し易くなり、装飾装置70の装飾カバー75からの照明が均一になる。
図8(C)の装飾部材74が、図8(D)のように装飾カバー75に前後方向に重ねられる。この場合に、装飾部材74は、図9(A)(B)のように、装飾カバー75内に収容される。前後方向において、装飾部材74における装飾カバー75側の端74dは、装飾カバー75の角部(稜部)75a及び畝部75bに対向して配置されている。このため、装飾部材74のギザギザの小さな前後方向の凹凸93や、凸部95と凹部96からなる前後方向の大きな凹凸は、装飾カバー75の角部75aと前後方向で重なって配置される。従って、前方から見た場合には、装飾カバー75の角部75aからなる稜線が強調されて、装飾カバー75の装飾性が向上する。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によると、後方に配置された光源(例えばLED71d)からの光を拡散可能な装飾カバー75を有する遊技機において、装飾カバー75の内側に装飾部材74を備える。装飾部材74は、装飾カバー75側に凹凸(例えば凹凸93や凸部95と凹部96からなる凹凸)を有し、当該凹凸は、装飾カバー75の角部(稜部)75aに合せて配置される。
従って、凹凸を有する装飾部材74を装飾カバー75の内側に備えるため、装飾部材74によって光源からの光を拡散でき、装飾カバー75から均一に光が放出され易くなる。さらに、装飾カバー75の凹凸が装飾カバー75の角部(稜部)75aに合せて配置されるため、装飾カバー75を見た場合に角部(稜部)75aが強調されて、装飾カバー75の装飾性が向上する。
第1の実施の形態によると、装飾部材74は、光源(例えばLED71d)からの光を反射できる反射部74aを光源側に備えている。従って、光源から装飾部材74に届いた光がより拡散でき、装飾カバー75から均一に光が放出され易くなる。
(第2の実施の形態)
図10は、第2の実施の形態に係る装飾装置70の分解図である。第2の実施の形態において、装飾装置70は、リフレクター搭載部73と装飾部材74の間に、拡散部材101を備える。他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図11(A)−(D)は、各々、拡散部材101の斜視図、側面図、上面図、正面図(前面図)を示す。拡散部材101は、その輪郭が装飾カバー75の開口の形状に略一致して、装飾カバー75の開口を閉じる。拡散部材101は、段状の板状部102と、複数の多角柱状の柱状突起部103から構成される。板状部102は、中央部102aが両側部102c、102dに対して前方に延出しているため、段状となっている。さらに、各側部102c、102dも段状になっており、内側部分102c−1、102d−1が外側部分102c−2、102d−2(外側の端部)から前方に延出して段をなしている。
中央部102aと両側部102c、102dの前面(即ち、装飾部材74側の面)、及び、柱状突起部103の頂部103fには、全体的に凹凸状の模様が付けられている。従って、拡散部材101は、LED基板71のLED71dから直接的に届いた直接光と、LED71dからの光が装飾部材74の反射部74aで反射されて届いた反射光(間接光)を散乱・拡散することができ、装飾装置70の装飾カバー75からの照明が均一になる。
中央部102aの前面には、上側に三つの柱状突起部103aと下側に三つの柱状突起部103bが設けられる。三つの柱状突起部103a、103bにおいて、真ん中の柱状突起部が最も高く、左右の柱状突起部の高さは低くなっている。右側部102cの内側部分102c−1の前面には、二つの柱状突起部103cが設けられ、左側部102dの内側部分102d−1の前面には、二つの柱状突起部103dが設けられる。二つの柱状突起部103c、103dの高さは、中央部102aの段の高さに略等しい。両側部102c、102dからの柱状突起部103の高さは、左右対称となる拡散部材101の対称中心面(前後方向に沿った中心面)から離れるに応じて低くなる(図11(C)参照)。
なお、複数の多角柱状の柱状突起部103(103a、103b、102c、103d)に対向する位置に、複数のLED71dが設けられるようにすると、LED71dからの光が柱状突起部103に入って柱状突起部103が発光して、装飾装置70の装飾性をより向上できる。また、個々の柱状突起部103を電気モータ(アクチュエータ)によって回転するように構成すると、装飾装置70の装飾性をより向上できる。
図12(A)(B)、図13(A)−(C)、図14(A)−(C)は、拡散部材101が後方から装飾部材74に嵌め込まれて組立てられる様子を示す。図12(A)(B)は、拡散部材101と装飾部材74からなる組立体(アセンブリ)の正面図と断面図を示す。図13(A)−(C)は、この組立体の左上からの斜視図、右上からの斜視図、上面図を示す。図14(A)−(C)は、この組立体の左下からの斜視図、右下からの斜視図、下面図を示す。拡散部材101の多角柱状の柱状突起部103の頂部103fは、装飾部材74の梁部91のリフレクター80側の端91cに対向して配置される。また、拡散部材101の柱状突起部103は、装飾部材74の枠構造(囲い構造)の一部の枠に挟み込まれ、装飾部材74の隙間に嵌め込まれるように配置される。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によると、後方に配置された光源(例えばLED71d)からの光を拡散可能な装飾カバー75を有する遊技機1において、装飾部材74は、前後方向の凹凸(例えば凹凸93や凸部95と凹部96からなる凹凸)を有し、装飾カバー75の内側に設けられる。拡散部材101は、装飾部材74の後方に配置され、装飾を有して光源からの光を拡散可能に構成した。
従って、装飾カバー75の内側に凹凸を有する装飾部材74を備え、さらに装飾部材74の後方に光源からの光を拡散可能な拡散部材101を配置したため、光源からの光をよく拡散でき、装飾カバー75から均一に光が放出され易くなる。
(第3の実施の形態)
図15は、第3の実施の形態に係る装飾カバー75の背面図である。第3の実施の形態において、装飾カバー75の背面には、大きさの異なる凸部75c(盛上り)を並べて設けることによって、凹凸が付けられている。凸部と凸部の間が、凹部75d(谷部)となり連なって模様としてのライン(線)を形成している。なお、凸部75cは、装飾カバー75の背面において光を拡散させるレンズとして機能する。他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
装飾カバー75の背面において、水平方向の互いに平行な複数のライン75fが形成される。さらに、装飾カバー75の背面の多面体形状(ブリリアントカット形状)において、菱形面の対向する頂点を結ぶ折れ線が、略等角度間隔のライン75gとして設けれ、水平方向のライン75fと交差する。ライン75f、75gは、全体として網目状の模様を構成している。このように、装飾カバー75の背面において、大きさの異なる複数の凸部75cが、装飾カバー75の正面の角部(稜部)75aを枠として角部75aに合せて配列されることになり、装飾カバー75の装飾性が向上する。なお、菱形面は、二つの三角面からなる折れた菱形面の場合もある。
なお、代替として、装飾カバー75の背面に、凸部75c(盛上り)の代わりに大きさの異なる凹部(窪み)を同様に並べて設けることによって、凹凸が付けられてもよい。この場合には、凹部と凹部の間が、凸部(稜部)となり、網状に連なってラインを形成する。
(第3の実施の形態の効果)
第3の実施の形態によると、装飾カバー75の内面が、凹凸を備える。従って、装飾カバー75は光を拡散し易くなり、より均一に光を放出し易くなる。さらに、装飾カバー75の装飾性が向上する。
(第4の実施の形態)
図16と図17は、第4の実施の形態に係る装飾装置70の上下方向の断面図である。第4の実施の形態において、LED基板71(ひいてはLED71d(光源))と装飾部材74(ひいては反射部74a)が前後に移動可能に構成される。LED基板71と装飾部材74は、図示しない既知の駆動機構によって前後に移動できるように構成される。駆動機構は、電気モータやギアその他の機構(電気モータの回転を並進運動に変換する機構など)から構成できる。他の構成は、第1から第3の実施の形態と同様である。なお、装飾部材74が前後に移動可能に構成される場合には、拡散部材101は設置されない。
図16(A)は、LED基板71が取付けベース72の主面及びリフレクター80に最も近接する位置にある状況を示す。この場合に、LED基板71のLED71d(光源)は、リフレクター80の開口部80cに最も近接するため、装飾部材74に達したときのLED71dの光の幅(広がり)は、相対的に狭い。
図16(B)は、LED基板71が取付けベース72の主面及びリフレクター80から最も離れた位置にある状況を示す。この場合に、LED基板71のLED71d(光源)は、開口部80cから最も離れるため、装飾部材74に達したときのLED71dの光の幅(広がり)は、図16(A)の場合より相対的に広くなる。
図17(A)は、装飾部材74がリフレクター80に最も近接する位置にある状況を示す。この場合に、装飾部材74は、LED71d(光源)に最も近接するため、装飾部材74に達したときのLED71dの光の幅(広がり)は、相対的に狭い。
図17(B)は、装飾部材74がリフレクター80から最も離れた位置にある状況を示す。この場合に、装飾部材74は、LED71d(光源)から最も離れるため、装飾部材74に達したときのLED71dの光の幅(広がり)は、図17(A)の場合より相対的に広くなる。
なお、駆動機構からの並進力を装飾部材74に加わえられるように、装飾カバー75の下部等の一部を切欠いて駆動機構から装飾部材74に並進力を伝える構成としてもよい。即ち、装飾部材74の下部等を駆動機構で動かす構成としてもよい。
(第4の実施の形態の効果)
遊技機1の装飾装置70の前方にはカバーガラス6aが位置し、後方には入賞した遊技球を排出するための流路を備えていることがあるため、装飾装置70全体を前後に動かすことは困難である。しかし、本実施形態において、装飾装置70内でLED基板71のみを前後方向へ移動可能であるため、装飾装置70全体を前後方向に動かさなくても動かした場合と同等以上に装飾性が増す。即ち、LED基板71のLED71d(光源)を前後方向へ移動して、LED71dと装飾部材74との距離を調整することによって、LED71dの光が装飾部材74に到達するまでの光路の長さが変わり、装飾装置70の発光態様を変化させることができ、装飾装置70の装飾性が増す。
また、LED71dを後方へ動かした場合に、前方に位置した場合に比べて、LED71dから装飾カバー75までの直接光の光路が長くなるので、装飾カバー75内でより光が拡散する。なお、演出制御装置が、駆動機構の電気モータに指示することによって、遊技状態に応じて、LED71dを前後方向に移動させて装飾装置70の発光態様を変える演出も行える。
また、本実施形態において、装飾装置70内で装飾部材74のみを前後方向へ移動可能であるため、装飾装置70全体を前後方向に動かさなくても動かした場合と同等以上に装飾性が増す。即ち、装飾部材74の反射部74aを前後方向へ移動して、反射部74aとリフレクター80との距離を調整することによって、LED71dの光が反射部74aに到達するまでの光路の長さが変わり、装飾装置70の発光態様を変化させることができ、装飾装置70の装飾性が増す。
また、反射部74aを前方へ動かした場合に、後方に位置した場合に比べて、LED71dから装飾カバー75までの反射光の光路が長くなるので、装飾カバー75内でより光が拡散する。即ち、反射部74aとリフレクター80との距離を大きくするほど、装飾カバー75の発光の均一性が増加する。なお、演出制御装置が、駆動機構の電気モータに指示することによって、遊技状態に応じて、装飾部材74の反射部74aを前後方向に移動させて装飾装置70の発光態様を変える演出も行える。
(第5の実施の形態)
図18は、第5の実施の形態に係る装飾装置70の分解図である。第5の実施の形態において、第1から第4の実施の形態からLED基板71の二つの延在部71b、71cおよびその上に設けられるLED71eが削除されている。他の構成は、第1から第4の実施の形態と同様である。
取付けベース72に設けられた透明または半透明の飾り部72bは、LED基板71のLEDではなく、飾り部72bの後方にある変動表示装置(表示装置)35の液晶ディスプレイなどの表示部35aからの光を通過させて前方を照らして、演出を行う。表示部35aの表示態様又は発光態様に応じて、飾り部72bの発光態様が変更される。
(第5の実施の形態の効果)
第5の実施の形態によると、LED基板71のLEDを削除して装飾装置70の製造コストを削減するとともに、変動表示装置(表示装置)35の演出に応じて、飾り部72bの発光態様が変更でき、遊技の興趣が高まる。
なお、今回開示した上記の各実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は前述した発明の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 遊技機
30 遊技盤
70 装飾装置
71 LED基板
71d LED(光源)
72 取付けベース
73 リフレクター搭載部
74 装飾部材
74a 反射部
74b 本体部
74c 前端
74d 後端
75 装飾カバー
75a 角部(稜部)
75b 畝部
76 支持部材
77 装飾部分
80 リフレクター
80a 反射部
93 凹凸
95 凸部
96 凹部
101 拡散部材
103 柱状突起部

Claims (1)

  1. 後方に配置された光源からの光を拡散可能な装飾カバーを有する遊技機において、
    前記装飾カバーの内側に前記装飾カバー側に向かって配置される凹凸部と、
    前記装飾カバーの内側に、頂部に模様が付いた少なくとも一つの柱状突起部と、を有し、
    前記凹凸は、前記装飾カバーの複数の面が交わる稜部に合せて配置され
    前記柱状突起部は、前記光源に対向する位置に設けられることを特徴とする遊技機。
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