JP2007185344A - 遊技機における電飾装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のレンズによって光の屈折と拡散作用を高めることにより電飾効果を向上させた遊技機における電飾装置を提供すること。
【解決手段】遊技盤50側に取り付けられるケース2内に、光源ランプ9を備えたプリント基板7と、大きさが同一若しくは異なる多数の小形凹凸レンズ部を所定のパターンにて配列した凹凸レンズ体15と、透光性を有する中間枠部材20とを順に配置し、その中間枠部材20に形成された平坦な表面(平坦部20a)と、光を拡散させるダイヤカット加工が表面の周縁部30aに施されたロックレンズ30との間に透光性及び光拡散性を有する偏光フィルム25を挟持するように介装してロックレンズ30をケース2に固定した。
【選択図】図2
【解決手段】遊技盤50側に取り付けられるケース2内に、光源ランプ9を備えたプリント基板7と、大きさが同一若しくは異なる多数の小形凹凸レンズ部を所定のパターンにて配列した凹凸レンズ体15と、透光性を有する中間枠部材20とを順に配置し、その中間枠部材20に形成された平坦な表面(平坦部20a)と、光を拡散させるダイヤカット加工が表面の周縁部30aに施されたロックレンズ30との間に透光性及び光拡散性を有する偏光フィルム25を挟持するように介装してロックレンズ30をケース2に固定した。
【選択図】図2
Description
本発明は、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機における電飾装置に関するものである。
例えば、パチンコ機においては、遊技盤に設置される図柄表示装置の液晶表示部や入賞装置等の装飾性を高めるために、それらの透光性を有する装飾カバー体やレンズ部材に発光ダイオードや小形ランプ等の光源から発する光を照射させて照明を施すようにした電飾装置が設けられている。
特開2005−204797号公報には、遊技機の前面側に設けられた光源ランプと、光源ランプの前面側に設けられる光透過性を有するカバー部材と、カバー部材の表裏に貼付される光透過性及び光拡散性を有する一対の偏光フィルムと、カバー部材の表側の偏光フィルムを覆うようにカバー部材に取付けられるレンズ部材とから構成された発光飾り装置が開示されている。
また、特開2002−306688号公報には、発光ダイオード等の光源を内部に備えた光拡散用レンズの周囲を覆うように透光性カバー体を設けた遊技機の電飾装置が開示されている。
上記何れの公報に記載された電飾装置においても、偏光フィルムをレンズ部材内に配置し若しくは光拡散用レンズを透光性カバー体内に配置した単純な構成とされているため、光の拡散作用に自ずと限界があってインパクトのある電飾効果に欠けると言えよう。
特開2005−204797号公報
特開2002−306688号公報
本発明の目的は、複数のレンズによって光の屈折と拡散作用を高めることにより電飾効果を向上させた遊技機における電飾装置を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、遊技盤の前面側に配置されて光源ランプから発する光をレンズ部に照射させるように設けられた遊技機における電飾装置であって、遊技盤側に取り付けられるケース内に、前記光源ランプを備えたプリント基板と、大きさが同一若しくは異なる多数の小形凹凸レンズ部を所定のパターンにて配列した凹凸レンズ体と、透光性を有する中間枠部材とを順に配置し、その中間枠部材に形成された平坦な表面と光を拡散させる加工が所定箇所に施されたロックレンズとの間に透光性及び光拡散性を有する偏光フィルムを挟持するように介装して当該ロックレンズを前記ケースに固定したことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の遊技機における電飾装置において、前記凹凸レンズ体は、表面と裏面に形成される前記凹凸レンズ部のパターンを同一とされ、かつ、表面と裏面における凹レンズ部と凸レンズ部の位置を異なるように設けられていることを特徴とするものである。
(請求項1の発明)
この遊技機における電飾装置は、凹凸レンズ体と偏光フィルムとロックレンズからなるレンズ群によって光源ランプから発せられる光の屈折と拡散作用を高める構成とすることにより、遊技者に対してインパクトのある光の演出を行うことができて優れた電飾効果を得ることができる。
この遊技機における電飾装置は、凹凸レンズ体と偏光フィルムとロックレンズからなるレンズ群によって光源ランプから発せられる光の屈折と拡散作用を高める構成とすることにより、遊技者に対してインパクトのある光の演出を行うことができて優れた電飾効果を得ることができる。
(請求項2の発明)
この遊技機における電飾装置は、凹凸レンズ体の表面と裏面に形成される小形凹凸レンズ部の位置を異ならせて光源ランプから発せられる光の屈折と拡散作用を高めるようにしているので、電飾効果が一層向上する。
この遊技機における電飾装置は、凹凸レンズ体の表面と裏面に形成される小形凹凸レンズ部の位置を異ならせて光源ランプから発せられる光の屈折と拡散作用を高めるようにしているので、電飾効果が一層向上する。
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る遊技機における電飾装置の正面図、図2は電飾装置の中央縦断側面図、図3は電飾装置の分解斜視図、図4は本発明にかかる遊技機における電飾装置を設置した遊技盤の正面図である。
図1に示す本発明に係る遊技機における電飾装置1は、後述する遊技盤50の前面側に配置されて光源ランプ9から発する光を凹凸レンズ体15と偏光フィルム25とロックレンズ30からなるレンズ群に照射させて演出効果に優れた電飾を施す概要構成とされている。
上記電飾装置1のケース2は、ABS樹脂等のプラスチック材料によりハート形に形成され、外周面2aのほぼ中間高さに複数の取付片3を設けると共に開口部2bの下方に高さの低いほぼV字形の位置決め用突片4を一体に設けている。5はケース2の底部2cに形成された配線のための穴である。また、その底部2cの左右上方位置には、図示しないネジ孔が形成されている。
7は発光ダイオードや豆ランプ等の多数の光源ランプ9を適宜配設したプリント基板である。図3に示すように、このプリント基板7は、取付穴8に通される図示しないビスによりケース2の底部2c側に固定される。プリント基板7のコネクター10はケース2の穴5に臨むように設けられている。なお、光源ランプ9としての発光ダイオードについては、赤色、緑色等の単色のもの又は赤色・緑色・青色の3種類のものを内蔵した多色発光ダイオードを演出効果を考慮して用いるのが好ましい。
15はポリカーボネイト樹脂等のプラスチック材料によりハート形に形成された凹凸レンズ体である。この凹凸レンズ体15は、正面から見てハート形のレンズ部分15aの周縁に後方に延びる所定高さの脚片15bが一体に形成されている。そのレンズ部分15aの表面と裏面には、大きさの異なる多数の凹レンズ部16aと凸レンズ部16bを所定のパターンにて同様に配列し、かつ、表面と裏面における凹レンズ部16aと凸レンズ部16bの位置を異ならせるように設けられている。17,17は凹凸レンズ体15の左右上部に形成された後記ビス35を通すための溝である。
20はポリカーボネイト樹脂等の無色透明のプラスチック材料によりハート形に形成された透光性を有する中間枠部材である。この中間枠部材20は、正面から見てハート形の平坦部20aの周縁に後方に延びる所定高さの脚片20bが一体に形成され、その平坦部20aの下方に、前記ケース2の位置決め用突片4の内面に係合可能とされたほぼV字形の突片21が一体に設けられている。22,22は中間枠部材20の左右上部に形成されたビス35を通すための溝である。
25はハート形に形成された透光性及び光拡散性を有する偏光フィルムである。この偏光フィルム25は、光拡散性を高めるために複数のフレネルレンズ(図示せず)を近接させて配設している。26,26は偏光フィルム25の左右上部に形成されたビス35を通すための溝である。
なお、偏光フィルムについては、上記フレネルレンズに限定されることなく光拡散作用を生じさせる他のレンズ形態等とすることもできるので、偏光フィルムを交換することにより装飾効果を変えることが可能である。ところで、光の拡散作用に変化を与えるためにプラスチック製レンズを変更する場合には、新たに金型を製作しなければならないので製造コストが高くつくが、偏光フィルムの場合には、各種偏光フィルム素材を打抜き加工するだけで様々な光の拡散パターンを容易に製作することができる利点がある。
30はアクリル樹脂等の無色透明のプラスチック材料によりハート形に形成された透光性を有する所定厚さのロックレンズである。このロックレンズ30には、表面の周縁部30aに光を拡散させるためのダイヤカット形状の加工を施している。31,31はロックレンズ30の左右上部に形成されたビス35を通すための溝である。
しかして、ケース2内に取付けられたプリント基板7の上から凹凸レンズ体15、中間枠部材20を順に収めて中間枠部材20の平坦部20aとロックレンズ30との間に偏光フィルム25を挟持するように介装した状態にて、ロックレンズ30の溝31から通したビス35を締付けてロックレンズ30をケース2に固定することにより本発明にかかる電飾装置1が構成される。
つぎに、かかる構成になる本発明の遊技機における電飾装置1の作用について述べる。
パチンコ機側のランプ制御信号がプリント基板7に設けられた電子回路に出力されることによって多数の光源ランプ9が点灯し、光源ランプ9から発せられる光は凹凸レンズ体15に照射されてレンズ部分15aにより屈折・拡散しつつ透過し、偏光フィルム25のフレネルレンズによってさらに四方へ拡散しつつ透過してロックレンズ30を通過する。しかして、凹凸レンズ体15と偏光フィルム25とロックレンズ30からなるレンズ群によって光源ランプ9から発せられる光の屈折と拡散作用が大いに高められるので、演出効果に優れた電飾を施すことができる。
パチンコ機側のランプ制御信号がプリント基板7に設けられた電子回路に出力されることによって多数の光源ランプ9が点灯し、光源ランプ9から発せられる光は凹凸レンズ体15に照射されてレンズ部分15aにより屈折・拡散しつつ透過し、偏光フィルム25のフレネルレンズによってさらに四方へ拡散しつつ透過してロックレンズ30を通過する。しかして、凹凸レンズ体15と偏光フィルム25とロックレンズ30からなるレンズ群によって光源ランプ9から発せられる光の屈折と拡散作用が大いに高められるので、演出効果に優れた電飾を施すことができる。
図4に示すように、本発明に係る遊技機における電飾装置1は、遊技盤50の誘導レール51で囲まれる遊技領域rに設置される図柄表示装置52の飾り枠部材53等に取付けられて装飾の一部を担うように設けられる。図中、55は障害釘、56は入賞装置、57は可変入賞装置、58は飾り部材である。
以上に述べた通り、この遊技機における電飾装置は、凹凸レンズ体と偏光フィルムとロックレンズからなるレンズ群によって光源ランプから発せられる光の屈折と拡散作用を高める構成とすることにより、遊技者に対してインパクトのある光の演出を行うことができて優れた電飾効果を得ることができる。
1・・・電飾装置
2・・・ケース
7・・・プリント基板
9・・・光源ランプ
15・・・凹凸レンズ体
16a・・・凹レンズ部
16b・・・凸レンズ部
20・・・中間枠部材
25・・・偏光フィルム
30・・・ロックレンズ
50・・・遊技盤
2・・・ケース
7・・・プリント基板
9・・・光源ランプ
15・・・凹凸レンズ体
16a・・・凹レンズ部
16b・・・凸レンズ部
20・・・中間枠部材
25・・・偏光フィルム
30・・・ロックレンズ
50・・・遊技盤
Claims (2)
- 遊技盤の前面側に配置されて光源ランプから発する光をレンズ部に照射させるように設けられた遊技機における電飾装置であって、
遊技盤側に取り付けられるケース内に、前記光源ランプを備えたプリント基板と、大きさが同一若しくは異なる多数の小形凹凸レンズ部を所定のパターンにて配列した凹凸レンズ体と、透光性を有する中間枠部材とを順に配置し、その中間枠部材に形成された平坦な表面と光を拡散させる加工が所定箇所に施されたロックレンズとの間に透光性及び光拡散性を有する偏光フィルムを挟持するように介装して当該ロックレンズを前記ケースに固定したことを特徴とする遊技機における電飾装置。 - 前記凹凸レンズ体は、表面と裏面に形成される前記凹凸レンズ部のパターンを同一とされ、かつ、表面と裏面における凹レンズ部と凸レンズ部の位置を異なるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機における電飾装置。
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2006
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