JP2009031641A - 光拡散シート及び光拡散レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】電飾レンズを製造するための金型にローレット、シボ等の凹凸形状を設ける必要のない光拡散シート及びこれを成形した光拡散レンズを提供する。
【解決手段】電飾装置15の電飾レンズ12に用いられている光拡散シート10には光拡散パターンが設けられているので、ローレットやシボ等と同様の光拡散効果が得られる。その光拡散パターンが予め光拡散シート10に設けられているので、これを金型に入れて成形すれば、所望の形状の電飾レンズ12を容易に成形できる。その成形金型に、光拡散パターンを設けるための凹凸を必要としないので金型コストを低減できる。同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シート10に設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
【選択図】図5
【解決手段】電飾装置15の電飾レンズ12に用いられている光拡散シート10には光拡散パターンが設けられているので、ローレットやシボ等と同様の光拡散効果が得られる。その光拡散パターンが予め光拡散シート10に設けられているので、これを金型に入れて成形すれば、所望の形状の電飾レンズ12を容易に成形できる。その成形金型に、光拡散パターンを設けるための凹凸を必要としないので金型コストを低減できる。同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シート10に設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
【選択図】図5
Description
本発明は、電飾装置において光を拡散させるための光拡散シートに関する。
LED等の発光体を備える電飾装置においては、ローレット、シボ等のレンズにて光を拡散させることがある。
特開2002−95798号公報
ローレットやシボ等のレンズは、金型を使用する射出成形で製造されるのが普通である。従って、こうしたレンズの場合は、キャビティ面にローレット、シボ等の凹凸形状を設けた金型が必要になる。
請求項1記載の光拡散シートは、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレン(PE)製の透明シートの片面又は両面に凸又は凹の条線で形成された光拡散パターンが設けられている。
従って、この光拡散シートを用いれば、ローレットやシボ等と同様の光拡散効果が得られる。
しかも、光を拡散させるための光拡散パターンが予めシートに設けられているので、このシートに真空成形、圧空成形、真空圧空成形、プレス成形等を施せば、所望の形状の光拡散レンズを容易に成形できる。また、このシートを用いてのインサート成形も可能である。
しかも、光を拡散させるための光拡散パターンが予めシートに設けられているので、このシートに真空成形、圧空成形、真空圧空成形、プレス成形等を施せば、所望の形状の光拡散レンズを容易に成形できる。また、このシートを用いてのインサート成形も可能である。
そうした成形に使用される金型は、光拡散パターンを設けるための凹凸を必要としないので金型コストを低減できる。
また同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シートに設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
また同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シートに設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
さらには、LED等の点光源を用いても、この光源からの光が十分に拡散されるために、光源の個数を減らすことができる。また、光が拡散されて観察されるので、点光源を用いても、観察者には点光源とは認識されない。
請求項2記載の光拡散シートは、該シートの片面にハーフミラー層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光拡散シートであるから、電飾の光源を点灯したときには上述のような電飾効果が得られ、消灯したときにはメッキ状の金属色になる。これにより、消灯時でも装飾効果が高まる。
請求項3記載の光拡散シートは、前記光拡散パターンは前記凸又は凹の条線で形成された基本構造の繰り返しパターンであることを特徴とする請求項1又は2記載の光拡散シートである。このような繰り返しパターンは、プレス加工(型押し)によって容易に製造できる。
請求項4記載の光拡散レンズは、請求項1、2又は3記載の光拡散シートを立体形状に成形してなることを特徴とする。光拡散シートを立体形状に成形するには、上述した真空成形、圧空成形、真空圧空成形、プレス成形等を採用すればよく、これらの成形手法により所望の形状の光拡散レンズを容易に成形できる。
これらの成形に使用される金型は、光拡散パターンを設けるための凹凸を必要としないので金型コストを低減できる。
また同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シートに設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
また同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シートに設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
さらには、LED等の点光源を用いても、この光源からの光が十分に拡散されるために、光源の個数を減らすことができる。また、光が拡散されて観察されるので、点光源を用いても、観察者には点光源とは認識されない。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
本実施例の光拡散シート10は、透明な硬質合成樹脂(ポリカーボネート、アクリル、PET、PP又はPE)製のシート(板厚は0.1〜1mm)の片面に、図1、2、3に例示するような光拡散パターンを設けたものである。
[実施例]
本実施例の光拡散シート10は、透明な硬質合成樹脂(ポリカーボネート、アクリル、PET、PP又はPE)製のシート(板厚は0.1〜1mm)の片面に、図1、2、3に例示するような光拡散パターンを設けたものである。
図1に示す光拡散パターンは、直線状の凸条11を縦、横、斜めの格子状に配置した構造、図2に示す光拡散パターンは、直線状の凸条11を平行に配置した構造、図3に示す光拡散パターンは、凸条11を大小の同心円状に配置した基本パターンを繰り返す構造である。また、図4に示すのは、光拡散パターンを構成する凸条11の断面形状の例であり、三角形(a、b)、台形(c、d)、円弧(e)等にできる。
この光拡散シート10を例えば真空圧空成形して、図5に例示するような形状の電飾レンズ12(光拡散レンズに該当)にする。そして、LED13が実装されたプリント基板14と組み合わせて電飾装置15を組み立てて、これを例えばパチンコ機などの遊技機に取り付ける(取り付けた状態の図示は省略)。
この電飾装置15の電飾レンズ12に用いられている光拡散シート10には、図1〜3に例示するような光拡散パターンが設けられているので、ローレットやシボ等と同様の光拡散効果が得られる。
しかも、光を拡散させるための光拡散パターンが予め光拡散シート10に設けられているので、これを金型に入れて、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、プレス成形等を施せば、所望の形状の電飾レンズ12を容易に成形できる。また、この光拡散シート10を用いてのインサート成形も可能である。
そうした成形に使用される金型は、光拡散パターンを設けるための凹凸を必要としないので金型コストを低減できる。
また同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シート10に設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
また同じキャビティ形状の金型を使用しても、光拡散シート10に設けられる光拡散パターンを変更するだけで、光拡散の態様を容易に変更できる。
さらには、LED13等の点光源を用いても、この光源からの光が十分に拡散されるために、光源の個数を減らすことができる。また、光が拡散されて観察されるので、点光源を用いても、観察者には点光源とは認識されない。
実施例の光拡散シート10において、この光拡散シート10の片面(光拡散パターンが設けられていない面)にハーフミラー層を設けておけば、電飾装置15のLED13を点灯したときには上述のような電飾効果が得られ、消灯したときにはメッキ状の金属色になる。これにより、LED13の消灯時でも装飾効果が高まる。
10・・・光拡散シート、
11・・・凸条、
12・・・電飾レンズ、
13・・・LED、14・・・プリント基板、
15・・・電飾装置。
11・・・凸条、
12・・・電飾レンズ、
13・・・LED、14・・・プリント基板、
15・・・電飾装置。
Claims (4)
- ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレン(PE)製の透明シートの片面又は両面に凸又は凹の条線で形成された光拡散パターンが設けられた
ことを特徴とする光拡散シート。 - 該シートの片面にハーフミラー層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光拡散シート。
- 前記光拡散パターンは前記凸又は凹の条線で形成された基本構造の繰り返しパターンであることを特徴とする請求項1又は2記載の光拡散シート。
- 請求項1、2又は3記載の光拡散シートを立体形状に成形してなる
ことを特徴とする光拡散レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007197370A JP2009031641A (ja) | 2007-07-30 | 2007-07-30 | 光拡散シート及び光拡散レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101378909B1 (ko) | 2012-07-25 | 2014-03-31 | 임승모 | 확산렌즈가 장착된 led 조명장치 |
KR20180076690A (ko) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | 성주용 | 연꽃잎이 부착된 연등 |
CN108427206A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-08-21 | 信利光电股份有限公司 | 一种激光发射器及其倒置装配方法和光扩散组件 |
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2007
- 2007-07-30 JP JP2007197370A patent/JP2009031641A/ja active Pending
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