JP2017226216A - 金属板及び表示部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔の大きさ及びピッチを調整した孔を有する金属板を使用し、その表面に装飾を施すことによって、透過性と表面視認性を変化させることができ、表面側の視認性を利用可能な金属板を提供する。【解決手段】本発明にかかる金属板1は、直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の貫通孔10と、幅1.0mm以下の凹凸による線、点及び面の少なくともいずれ1つ又はこれらの組み合わせで形成されている記号、模様、文字又は絵その他の装飾20が表面に施された装飾面と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、金属板及び表示部材に関する。
複数の細孔を形成した金属板として、例えば、液体、粉体及び各種の流動体内に含まれる金属異物、プラスチック、ゴム、虫類、毛髪等の要除去物を除去するためのフィルタであって、該フィルタは各種形状の板材にこの板厚よりも小さい多数の細孔を設けたものからなることを特徴とする異物除去用フィルタが提案されている。
しかしながら、かかる細孔を有する金属板は、主にフィルタとして使用されているものである。
実用新案登録第3164151号
本発明は、細孔を有する金属板を利用して、表面の装飾の視認性を変化させることができる金属板及びこの金属板を使用した表示部材を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために、以下の手段を採った。
本発明にかかる金属板は直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の貫通孔を有し、厚さが5.0mm以下の平面又は曲面からなる金属板において、
2.0mm以下の凹凸による線、点、面、外周の境界の段差による凹面又は凸面及び着色から選択される1又は2以上の組み合わせで形成されている記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を有する装飾が表面に施されていることを特徴とする。
本発明にかかる金属板は、金属板の厚さ、貫通孔の大きさ、貫通孔同士のピッチを調整することによって貫通孔の存在をそれほど認識させることなく、表面に施された装飾を視認させることができる。かかる金属板によれば、装飾が施された面側(以下「正面側」という。)に対して反対の面側(以下「背面側」という。)から光を照射しない場合には装飾が視認でき、背面側から光を照射した場合には、表面の装飾の視認性を低減又は視認できなくすることができる。さらに、背面側に物体又は表示体が存在する場合には、背面側から光を照射しない場合には、背面側の物体を視認しづらいか又は視認することができず、背面側から光を照射した場合には、背面側の物体又は表示体を視認可能とすることができる。
また、本発明にかかる金属板において、複数の前記貫通孔によって、記号、模様、文字又は絵等からなる情報表示の形状に形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することにより、前述した効果に加え、背面側から光を照射した場合に、貫通孔によって形成された情報表示が光って明瞭に貫通孔による情報表示を視認させることができる。
また、本発明にかかる金属板において、前記装飾はレーザー加工痕であることを特徴とするものであってもよい。前記装飾をレーザー加工痕によって金属板の表面に記号、模様、文字又は絵等の情報を表示させることで、より効果的に、背面側から光を照射しない場合には装飾が視認でき、背面側から光を照射した場合には、表面の装飾の視認性を低減又は視認できなくすることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記装飾は、ヘアライン加工痕、スピン加工痕、彫刻加工痕、プレス加工痕、ブラスト加工痕その他の切削加工痕であることを特徴とするものであってもよい。装飾を切削加工痕とすることで、より効果的に背面側から光を照射しない場合には装飾が視認でき、背面側から光を照射した場合には、表面の装飾の視認性を低減又は視認できなくすることができる。なお、表面研磨加工の場合には、必要に応じてマスキングにより所定の模様等を表現するマスクブラスト、マスクスピン又はマスクヘアライン等を使用してもよい。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記装飾は、エッチング加工痕であることを特徴とするものであってもよい。装飾をエッチング加工痕とすることで、より効果的に背面側から光を照射しない場合には装飾が視認でき、背面側から光を照射した場合には、表面の装飾の視認性を低減又は視認できなくすることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記装飾は、印刷、酸化発色等の電解発色処理、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)による発色部等の着色により形成されていることを特徴とするものであってもよい。これにより、装飾に使用する金属板として意匠性を向上させることができる。着色には、印刷の他、酸化発色等の電解発色処理、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)等の種々の方法を使用することができる。また、必要に応じてマスキングにより、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を装飾として表示させることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記表面は、全体又は一部にブラスト処理痕が形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、表面全体の質感を変更させることができ、背面側から光を照射した場合にブラスト処理痕を視認できなくする効果を有する。ブラスト処理痕は、金属板全体又は一部にブラストをかけることによって表面全体の質感を変更させるものであり、一部に情報表示を有する装飾として加工するブラスト加工痕とは異なる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記金属板は、全体が着色されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、金属板全体の意匠性を向上させることができる。かかる着色も、印刷の他、酸化発色等の電解発色処理、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)等の種々の方法を使用することができる。また、必要に応じてマスキングにより、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を装飾として表示させることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記金属板は、アルミニウムからなり、ダイレクト印刷面又はアルマイト処理面を有することを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、アルマイト処理によって表面を着色(ダイレクト印刷を含む。)することによって、装飾性の向上に加えて、表面の耐久性の向上も図ることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記金属板は、ステンレスであり、表面が酸化発色等の電解発色処理、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)による発色部を有することを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、電解発色等によって表面を着色することによって、装飾性の向上に加えて、表面の耐久性の向上も図ることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記金属板の正面又は背面若しくはその両方に、前記貫通孔を覆うように被覆層又はカバー部材を備えていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、貫通孔が塵、ダスト等によって目詰まりする可能性を低減することができる。被覆層としては、例えば、樹脂を塗布したり又は樹脂インサート成形等により金属板に樹脂が被覆された状態、ガラスインサート成形により表面にガラスが被覆された状態等が含まれる。カバー部材としては、例えば、成形された樹脂板やガラス板を後工程で接着して合わせ板とする場合が含まれる。インサート成形においては、樹脂又はガラスの内部だけでなく、表面に配置された状態も含む。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記被覆層又は前記カバー部材は、透明なプラスチック、ガラス、透明なフィルム又は透明なシートであることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、背面側から光を照射した際に光がプラスチック板又はガラス板の表面で反射によって拡散されたり、内部に入射された後に拡散されたりするため、金属板表面の記号、模様、文字又は絵等からなる情報表示をより効果的に視認しづらくすることができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記被覆層又は前記カバー部材の表面は、ブラスト加工痕、スピン加工痕、彫刻加工痕、プレス加工痕、ブラスト加工痕その他の切削加工痕、レーザー加工痕又は着色で装飾されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、金属板の正面側又は背面側に配置されたカバー部材に情報表示を表示することができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前記金属板の背面に着色又は情報表示が施された背面側装飾部材が設けられていることを特徴とするものであってもよい。例えば、着色又は情報表示が施された光透過性シート、フィルム、紙を金属板に接着したり、樹脂インサート成形又はガラスインサート成形された成形品に印刷を施したり、若しくは着色又は情報表示が施された光透過性シート、フィルム等をフィルムインサートする方法等が考えられる。かかる構成を採用することによって、背面側から光を照射していないときは、金属板の情報表示を表示することができ、背面側から光を照射しているときは、背面側装飾部材の情報表示を表示することができる。
さらに、本発明にかかる金属板において、前述した金属板の背面に、直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の貫通孔を有する厚さ5.0mm以下の第2金属板が重ねられていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、モアレ効果を有する金属板とすることができる。
また、本発明は前述した金属板を使用した表示部材を提供する。本発明にかかる表示部材は、前述した金属板と、背面側に配置された照明器具と、を備えたことを特徴とする。かかる構成を採用することによって、照明器具の点灯、消灯又は点滅によって、意図的に装飾の視認性を低減させたり視認できなくさせたり、又ははっきりと視認できるようにしたりといった演出ができる表示部材を提供することができる。
さらに、本発明にかかる表示部材において、前記金属板と前記照明器具との間に着色又は情報表示が施された背面側装飾部材が配置されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、照明器具の点灯、消灯又は点滅によって背面側装飾部材を視認させたり、視認できないようにしたりすることができる。
さらに、本発明にかかる表示部材において、前記背面側装飾部材は、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を有する装飾が施されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、照明器具の点灯、消灯又は点滅によって金属板の装飾を表示させたり、金属板の装飾の視認性を低減して背面側装飾部材の情報表示を表示させたりすることができる。
さらに、本発明にかかる表示部材において、前記金属板は、筒状に形成されてなり、かつ筒状内側に配置された照明器具を備えたことを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、360°すべての方向に対して、表示機能を有する表示部材とすることができる。
また、本発明は、
直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の貫通孔を有する厚さ5.0mm以下の金属板と、
背面側に配置された照明器具と、
を備えたことを特徴とする表示部材を提供する。
かかる構成を採用することによって、背面側から光を照射しない場合には、背面側の照明器具の視認性を低減又は視認できなくし、背面側から光を照射した場合には、背面側の照明器具を視認可能とする表示部材を提供することができる。
さらに、本発明にかかる表示部材において、前記金属板と前記照明器具との間に着色又は情報表示が施された背面側装飾部材が配置されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、背面側から光を照射しない場合には、背面側の背面側装飾部材の視認性を低減又は視認できなくし、背面側から光を照射した場合には、背面側の背面側装飾部材を視認可能とすることができる。
さらに、本発明にかかる表示部材において、前記背面側装飾部材は、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を有する装飾が施されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、照明器具の点灯、消灯又は点滅によって背面側装飾部材の情報表示を表示させたり、表示させなかったりすることができる。
図1は、第1実施形態にかかる金属板1の正面模式図である。 図2は、第1実施形態にかかる金属板1に対して背面側から光を照射していない場合の状態を示す正面模式図である。 図3は、第1実施形態にかかる金属板1に対して背面側から光を照射した場合の状態を示す正面模式図である。 図4は、第1実施形態にかかる金属板1の1例を示す正面写真である。 図5は、第1実施形態にかかる金属板1に背面から光を照射した状態を示す正面写真である。 図6は、第2実施形態にかかる金属板1を示す正面模式図である。 図7は、第2実施形態にかかる金属板1の別実施形態を示す斜視図及び断面図である。 図8は、第3実施形態にかかる金属板1の正面模式図である。 図9は、第4実施形態にかかる金属板1に背面から光を照射した状態を示す正面写真である。 図10は、第5実施形態にかかる金属板1の断面図である。 図11は、第6実施形態にかかる表示部材100を表す側面概念図である。 図12は、第6実施形態にかかる別実施形態の表示部材100を表す側面概念図である。 図13は、第7実施形態にかかる表示部材100を表す側面概念図である。 図14は、第8実施形態にかかる表示部材100を表す概念斜視図である。
本発明にかかる金属板1及び表示部材100の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。なお、図1及び図2を除き、金属板1の貫通孔10は省略されている。また、図1又は図2にかかる金属板1の貫通孔10は、図面上の視認性向上のため、実際の金属板の貫通孔より大きく、かつピッチも広く描かれている。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる金属板1が図1に示されている。図1は、第1実施形態にかかる金属板1の正面模式図である。第1実施形態にかかる金属板1は、主として、金属板1に複数の貫通孔10が形成されており、任意に表面に装飾20が施されている。
金属板1は、金属であれば特に限定するものではない。しかしながら、加工性、装飾容易性、保存性等を考慮すると、ステンレス、アルミニウム、チタン、真鍮、ニッケル、コバール、スチール等からなる金属板1を使用するとよい。使用される板の厚さは5.0mm以下であり、好ましくは1.0mm以下、より好ましくは0.3mm以下であり、さらに好ましくは0.15mm以下である。0.15mm以下であると斜めから視認した場合であっても、貫通孔の内壁によって視界が妨げられる可能性が低いため、より背面側を視認しやすくなるからである。0.10mm又は0.05mmのものを使用してもよい。なお、金属板1は、平面であっても湾曲していてもよい。
貫通孔10は、直径が1.0mm以下の大きさであり、好ましくは0.5mm以下、より好ましくは0.2mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下である。背面側から光を照射しなくても背面側が透けて見えてしまう可能性を低減し、また表面の装飾に孔が形成されていることを容易に認識しづらくするためには1.0mm以下に形成することが好ましい。それぞれ隣接する貫通孔10とのピッチは、貫通孔10の直径に対して2倍以下のピッチであることが好ましい。また、絶対的距離として隣接する貫通孔10との間隔は0.5mm以下、より好ましくは0.2mm以下であることが好ましく、0.15mm又は0.1mm以下であってもよい。直径の下限については明らかではないが、少なくとも0.06mmの直径でかつ0.12のピッチでも効果を有することが実験により確かめられている。なお、隣接する貫通孔10のピッチとは、貫通孔10の中心間の距離をいい、隣接する貫通孔10との間隔とは、図1のαの距離をいう。かかる範囲に貫通孔10のピッチ又は間隔を設定することによって、光を照射しない場合には、背面側の物体は視認することができず、背面側から光を照射した場合に背面側の物体全体が透けて視認できるようにすることができる。貫通孔10の形態は特に限定するものではなく、円形、楕円形、四角形、三角形の他、星形等いずれの形態であってもよい。この円形以外の場合、直径とは、内径で最も広い幅を有する部分の長さを指す。また、貫通孔の配列は、必ずしも格子状である必要はなく、縦の一列に対して隣接する縦の一列が縦方向に1/4〜1/2ピッチずらして配置したりしてもよい。また、複数の列のそれぞれの間隔が異なるものであってもよい。また、前述したピッチ又は間隔を保持している限り、ランダムに配置してもよい。また、孔の加工方法は、限定するものではなく、パンチング加工、マシニング加工、エッチング加工、放電加工、電子ビーム加工、レーザー加工その他の加工方法を使用することができる。貫通孔10は、装飾が施された装飾面と重なりあうように少なくとも一部が形成される。
表面の装飾20は、金属板1の表面に、凹凸による面、線又は点、又は外周の境界の段差による凹面又は凸面の1つ又は2つ以上の組み合わせで形成されている。凹凸の組み合わせによる装飾とすることにより、背面から光が照射されていない場合には、はっきりと装飾を確認することができ、背面から光を照射することによって装飾の視認性を低減し、又は視認できなくすることができる。装飾としては、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示等、金属板1の表面に凹凸が形成されていれば、その形態は限定するものではない。凹凸の加工方法としては、プレス加工、レーザー加工、切削加工等の物理的処理であっても、化学研磨、エッチング等の化学的処理であってもよい。切削等の加工の例としては、例えば、ヘアライン加工、スピン加工、バイブレーション加工、ブラスト加工等の切削痕による加工痕によって金属表面に凹凸を設けて装飾を施す方法を採用することができる。表面研磨加工による加工痕により装飾20を形成する場合には、マスキングにより所定の模様等を表現するマスクブラスト、マスクスピン又はマスクヘアライン等によって行っても良い。また、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)等に必要に応じてマスキングにより、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を装飾として表示させることができる。また、面による凹凸により装飾を施す場合は、図7に示すように、プレス、パンチやエンボス加工によって加工する方法を採用してもよい。外周の境界の段差とは、装飾部とそれ以外の部分との境界における高さの差を示す。凹凸の凹部と凸部の段差の差は、2.0mm以下、より好ましくは1.0mm以下であることが好ましい。1.0mm以下であれば、ほぼ完全に視認できなくすることができる。エッチング加工においては凹凸の差が0.3mm以下程度に作製することが好ましい。図1においては、ヘアライン加工21、スピン加工22及びエッチング加工23を組み合わせた例を示している。また金属プレスやエンボスロールによって凹凸を作製して装飾を施しても良い。例えば、文字Aを象った部分のみプレスし、Aの文字が浮き出るようなエンボス加工を行うといった具合である。なお、表面の装飾加工と貫通孔の穿設加工のいずれを先に加工するかは限定するものではなく、それぞれの加工方法に応じていずれを先に加工するかが決定される。
さらに、金属板1に様々な質感を与えるために、金属板1の一部又は全部にブラスト処理を施したり、着色してもよい。ブラスト処理は、金属板1の広い範囲にブラスト処理したブラスト処理面を形成することによって、表面全体の質感を変更させることができる。また、金属板1の表面には、全体に様々な着色や処理を行ってもよい。着色方法としては、金属の種類によって、染色、ダイレクト印刷、印刷、塗装、転写、カラーアルマイト処理、酸化被膜処理、酸化着色、レーザー加工、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)等のメッキ処理等の種々の手段を採用することができる。
また、装飾及び貫通孔の加工が終了した金属板に、物理蒸着処理(Physical Vapor Deposition)、又は化学蒸着処理(Chemical Vapor Deposition)を行っても良い。
以上のようにして作製された金属板1は、背面側から光を照射した場合としていない場合とで全く異なる視認性を与える金属板1とすることができる。なお、光の光源は、蛍光灯、LED等の人工光源であってもよいし、太陽等の自然光源であってもよい。金属板1の背面に情報表示を有する背面側装飾部材を配置した状態で背面から光を照射していない場合には、図2に示すように、表面の装飾をはっきり視認することができ、金属板1の背面側の物体は視認することができない。一方で、背面側から光が照射されると、図3に示すように、装飾は視認できなくなるか、又は装飾の視認性が低減され、非常に見難くなるとともに、背面側の物体を視認することができるようになる。
第1実施形態の参考写真を図4及び図5に示す。図4は、金属板1の背面に背面側装飾部材30を配置し、背面側から光を照射してない状態を示す。図5は、金属板1の背面に背面側装飾部材30を配置し、背面側から光を照射している状態を示す。図4によれば、背面側の背面側装飾部材30を全く視認することができず、表面の模様は視認することができることがわかる。図5によれば、背面側の背面側装飾部材30を視認することができ、表面の模様は視認することができなくなっていることがわかる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる金属板1が図6に示されている。第2実施形態にかかる金属板1は、図6Aに示すように、第1実施形態にかかる金属板1と同様の貫通孔(図示しない。)が形成されている金属板1と、その背面に配置される背面側装飾部材30とを備えている。金属板1には、情報表示としてロゴからなる文字情報等の装飾20(本実施形態においては、「Vacancy」)が第1実施形態と同様の加工法によって形成されている。文字情報等を形成するために、例えば、ブラスト加工、ヘアライン・スピン加工においてはマスク加工を行なうことで容易に作製することができる。よって、全体が金属調でありながら、装飾20がされている部分は反射率等の違いにより周囲と識別可能なロゴとして認識することができる。
背面側装飾部材30には、金属板1に形成されている文字情報とは異なる情報表示が施された背面側装飾31(本実施形態においては、「Occupied」)で形成されている。背面側装飾部材30は、光が透過可能な透明なプラスチックシート、フィルム、紙、和紙又は乳半板、文字抜き金属板(例えば、エッチング加工による文字抜き)、ガラス等に印刷、カッティングシートの貼付等を施したもの等を使用することができる。なお、ロゴ等の場合は、切り文字であっても、抜き文字であってもよい。また、背面側装飾部材30として、それ自体が発光する電飾表示板や、表示や装飾形状が変化する可動電飾装置等を使用してもよい。かかる金属板1は、図6Bに示すように、前面側に金属板1、背面側に背面側装飾部材30が重ねて配置される。金属板1と背面側装飾部材30は、当接して配置してもよいし、一定の間隔を有するように配置してもよい。
こうして作製された金属板1は、金属板1の背面にロゴを有する背面側装飾部材30を配置した状態において、背面から光を照射していない場合には、図6Bに示すように、表面の金属板1のロゴ(Vacancy)をはっきり視認することができ、背面側のロゴ(Occupied)を認識することはできない。また、背面側から光を照射している場合には、図6Cに示すように、背面側の背面側装飾部材30のロゴ(Occupied)を視認することができ、表面の金属板1のロゴ(Vacancy)は認識することができなくなる。
なお、第2実施形態において、図7に示すように、パンチやエンボス加工によって、面による凹凸により装飾を施した金属板1を使用してもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態にかかる金属板1が図8に示されている。図8は、第3実施形態にかかる金属板1の正面模式図である。
金属板1及び貫通孔10の形態は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。第3実施形態にかかる金属板は、貫通孔10自体の配列で記号、模様、文字又は絵その他の情報表示等を形成している。図8では、「E」の文字を貫通孔10で形成し、視認する者にEの文字を視認させることができる。
かかる構成を採用する金属板1によれば、背面から光を照射していない場合には、金属板1の背面側の物体を視認することができず、Eの文字も視認できないか、非常に見づらい状態である一方、表面の装飾をはっきり視認することができる。一方で、背面側から光が照射されると、表面の装飾が視認しずらくなるとともに、背面側の物体を視認することができるようになるとともに、Eの文字を明瞭に視認させることができるようになる。
(第4実施形態)
第4実施形態にかかる金属板1が図9に示されている。第4実施形態にかかる金属板1は、第1実施形態〜第3実施形態にかかる金属板1の背面に、第1実施形態で説明した貫通孔10が形成された第2金属板1aを背面に配置したものである。背面に配置される第2金属板1aには、装飾は施されていても、施されていなくてもいずれでも良い。このように2枚の金属板1、1aを重ねることによって、図9に示したように、モアレ模様を表面に視認させることができ、装飾効果をより向上させることができる。このモアレ模様は、2枚の金属板の角度を変更することで変化させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態にかかる金属板1が図10に示されている。図10は、第5実施形態にかかる金属板1の断面図である。第5実施形態にかかる金属板1は、第1実施形態から第4実施形態にかかる金属板1の正面又は背面に貫通孔10を覆うように、透明な樹脂やガラスで被覆した被覆層を形成したり、ガラス又はプラスチック等の板からなるカバー部材を設けたりしたものである。
図10Aには、金属板1に透明な樹脂やガラスで被覆した被覆層90が設けられた例が示されている。被覆層90を形成するには、例えば、樹脂を塗布又はスプレーしたり、又は金属板をインサートとして樹脂インサート成形やガラスインサート成形をしたりすることによって金属板に樹脂やガラスを被覆することができる。インサート成形においては、樹脂又はガラスの内部だけでなく、表面に配置された状態も含む。
図10Bには、金属板1に成形された樹脂板やガラス板を金属板1が積層された状態に形成されたものが示されている。カバー部材91を形成するには、成形された樹脂板やガラス板を貼着したり、フィルムやシートを貼付することによって、カバー部材91とすることができる。
このような被覆層90やカバー部材91を設けることによって、貫通孔が塵やダストによって目詰りする可能性を低減することができる。また、金属板1から樹脂やガラス等に出射した光が反射したり、被覆層90やカバー部材91に入射した光が内部で拡散したりすることで、金属板1の表面の装飾をさらに見えづらくすることができる。
この被覆層90又はカバー部材91には、有色透明な素材を用いてもよい。また、印刷や装飾シートを貼付したり、スピン加工、レーザー加工、彫刻加工等の切削加工痕によって情報表示を施してもよい。正面側の被覆層90又はカバー部材91に情報表示を施すことによって、背面側に光の照射にかかわらず、常に表示可能な情報表示を設けることができる。一方、背面側の被覆層90又はカバー部材91に情報表示を施すことによって、背面側装飾部材として機能させることができる。
さらに、図10Cに示すように、樹脂インサートやガラスインサートの際に、情報表示が施されたシートやフィルム93を同時にインサートして背面側装飾部材としてもよい。
(第6実施形態)
第6実施形態にかかる表示部材100が図11に示されている。図11は、第6実施形態にかかる表示部材100の断面図である。第6実施形態にかかる表示部材100は、主として、第1実施形態〜第5実施形態にかかる金属板1と照明器具50と、を備えている。金属板1に関しては、第1実施形態〜第5実施形態で説明したので、説明を省略する。
照明器具50は、光を出射可能なものであれば、特に限定するものではない。例えば、照明器具50には、可動電飾品や映像機器等も含む。また、光源も限定するものではなく、蛍光灯、LED等いかなるものであってもよい。また、点光源であっても、面光源であってもよい。照明器具50は、金属板1の背面に配置される。
かかる構成を有する表示部材100によれば、第1実施形態にかかる金属板1を使用した場合には、消灯時には金属板1の装飾等によって、視認した人間に表面の装飾を認識させる表示部材100として使用することができる。一方で、点灯時には照明器具50の光が金属板1を介して正面側に出射するので照明として使用することができる。
また、図12に示すように、照明器具50と金属板1との間に間隔を設けて物体60を配置すれば、照明器具50の点灯時には、内部の物体60を視認させることができる。例えば、店舗の商品等を物体60として配置しておいて、閉店時には消灯して表面の模様を人間に視認させ、店が開店した場合には照明器具50を点灯して内部の商品を視認可能にするといった使用方法をすることができる。
(第7実施形態)
第7実施形態にかかる表示部材100が図13に示されている。第7実施形態は、主として、第1実施形態〜第5実施形態にかかる金属板1と任意に配置される背面側装飾部材80と、照明器具50と、を備えている。金属板1は第1実施形態と同様であり、照明器具50は第5実施形態と同様であるので、説明を省略する。
背面側装飾部材80は、例えば、光が透過可能な透明なプラスチックシート、フィルム、紙、和紙又は乳半板、文字抜き金属板(例えば、エッチング加工による文字抜き)、ガラス等が含まれる。プラスチックシート、フィルム、紙、和紙又は乳半板、文字抜き金属板(例えば、エッチング加工による文字抜き)、ガラス等は、記号、模様、文字又は絵その他の情報を表示しておいてもよい。また、不透明な素材のシート、フィルム、紙又は板を使用し、記号、模様、文字又は絵その他の情報を切り出して、背面から光を照射することによって切り出した部分が光透過性となるような光透過性シート、フィルム、紙又は板であってもよい。背面側装飾部材80は金属板1と照明器具50の間に配置される。
かかる表示部材によれば、消灯時には金属板1の装飾等によって、視認した人間に表面の装飾を認識させる表示部材100として使用することができ、点灯時には、照明器具50の光が背面側装飾部材80及び金属板1を介して視認されるので、背面側装飾部材80を視認することができる。
従って、例えば赤色の有色透明なプラスチックシートを使用した場合には、点灯によって全体が赤い色の照明装置として使用することができる。また、例えば、プラスチックシートに絵や切り文字抜き文字等からなる広告の情報表示を施しておけば点灯することによって、広告の情報表示を視認させるといった使用方法が考えられる。
なお、背面側装飾部材80と照明器具50に代えて、背面側装飾部材としての機能を有し、装飾自体が発光する電飾表示板や、表示や装飾形状が発光するとともに変化する可動電飾装置等を設けても良い。かかる構成を採用することによって、装飾機能と照明機能の両方の機能を有するので、電飾表示板又は可動電飾装置のみを設置することで同様の効果を得ることができる。
(第8実施形態)
第8実施形態にかかる表示部材100が図14に示されている。第8実施形態は、主として、第1実施形態〜第5実施形態にかかる金属板1と任意に配置される背面側装飾部材80と照明器具50と、を備えている。金属板1は第1実施形態に対して、円筒状に形成されている点が異なる。その他の構成は同様である。
背面側装飾部材80は、例えば、光が透過可能な透明なプラスチックシート、フィルム、紙、和紙又は乳半板、文字抜き金属板(例えば、エッチング加工による文字抜き)、ガラス等が含まれる。プラスチックシート、フィルム、紙、和紙又は乳半板、文字抜き金属板(例えば、エッチング加工による文字抜き)、ガラス等は、記号、模様、文字又は絵その他の情報を表示しておいてもよい。また、不透明な素材のシート、フィルム、紙又は板を使用し、記号、模様、文字又は絵その他の情報を切り出して、背面から光を照射することによって切り出した部分が光透過性となるような光透過性シート、フィルム、紙又は板であってもよい。光透過性シート、フィルム、紙又は板は金属板1と照明器具50の間に配置される。
照明器具50は、円筒状の金属板1の略中心に配置され、電球、蛍光灯又はLED等が挙げられる。照明器具50は、360°に光を照射可能なものであってもよいし、一定方向のみに光を照射可能なものを内部で回転させてもよい。
かかる表示部材によれば、消灯時には金属板1の装飾等によって、視認した人間に表面の装飾を認識させる表示部材100として使用することができ、点灯時には、照明器具50の光が背面側装飾部材80及び金属板1を介して視認されるので、背面側装飾部材80を視認することができる。
従って、例えば赤色の有色透明なプラスチックシートを使用した場合には、点灯によって360°方向に点灯可能であって、かつ全体が赤い色の照明装置として使用することができる。また、例えば、プラスチックシートに絵や切り文字抜き文字等からなる広告の情報表示を施しておけば点灯することによって、360°の方向に広告の情報表示を視認させることができる。
なお、本第8実施形態においても、背面側装飾部材80と照明器具50に代えて、装飾としての機能を有し、装飾自体が発光する電飾表示板や、表示や装飾形状が発光するとともに変化する可動電飾装置等を設けても良い。かかる構成を採用することによって、装飾と照明機能のいずれの機能も有するので、電飾表示板又は可動電飾装置のみを設置することで同様の効果を得ることができる。
(第9実施形態)
前述した第5実施形態から第8実施形態にかかる表示部材においては、金属板1に装飾が施されている金属板を用いたが、表面に装飾が施されていない金属板1を使用してもよい。金属板1のみが変更するだけで、それぞれ図12から図14と同様に現れるので図12及び図14を利用して説明する。かかる金属板1を使用することによって、背面に配置された照明器具50が点灯していない場合には、金属板1の表面のみが視認でき、背面の照明器具50が点灯された場合には、背面側を視認することができる。すなわち、第5実施形態において表面に装飾が施されていない金属板1を使用した場合には、図12に示すように、照明器具50と金属板1との間に間隔を設けて物体60を配置すれば、照明器具50の点灯時には、内部の物体60を視認させることができる。例えば、店舗の商品等を物体60として配置しておいて、閉店時に消灯すれば単なる金属表面のみが視認できる。第6実施形態において表面に装飾が施されていない金属板1を使用した場合には、図13に示すように、消灯時には金属板1の表面のみが視認でき、点灯時には、照明器具50の光が背面側装飾部材80及び金属板1を介して視認されるので、背面側装飾部材80を視認することができる。従って、例えば赤色の有色透明なプラスチックシートを使用した場合には、点灯によって全体が赤い色の照明器具として使用することができる。また、例えば、プラスチックシートに絵や切り文字抜き文字等からなる広告の情報表示を施しておけば点灯することによって、広告の情報表示を視認させることができる。第7実施形態において表面に装飾が施されていない金属板1を使用した場合には、図14に示すように、消灯時には金属板1の表面のみを認識させる表示部材100として使用することができ、点灯時には、照明器具50の光が背面側装飾部材80及び金属板1を介して視認されるので、背面側装飾部材80を360°方向に点灯可能であって、かつ全体が赤い色の照明器具として使用することができる。また、例えば、プラスチックシートに絵や切り文字抜き文字等からなる広告の情報表示を施しておけば点灯することによって、360°の方向に広告の情報表示を視認させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施の形態で示すように、表示部材として利用することができる。
10…貫通孔、20…装飾、21…ヘアライン加工、22…スピン加工、23…エッチング加工、30…背面側装飾部材、31…背面側装飾、50…照明器具、60…物体、80…背面側装飾部材、90…被覆層、91…カバー部材、93…フィルム、100…表示部材

Claims (24)

  1. 直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の貫通孔を有し、厚さが5.0mm以下の平面又は曲面からなる金属板において、
    2.0mm以下の凹凸による線、点、面、外周の境界の段差による凹面又は凸面及び着色から選択される1又は2以上の組み合わせで形成されている記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を有する装飾が表面に施されていることを特徴とする金属板。
  2. 複数の前記貫通孔によって、記号、模様、文字又は絵等からなる情報表示の形状が形成されていることを特徴とする請求項1記載の金属板。
  3. 前記装飾がされた面とは反対側の面から光を照射しない場合には装飾が視認でき、
    前記装飾がされた面とは反対側の面から光を照射した場合には、表面の装飾の視認性を低減することを特徴とする請求項1又は2に記載の金属板。
  4. 前記装飾がされた面とは反対側の面から光を照射しない場合には、背面側の物体を視認することができず、
    前記装飾がされた面とは反対側の面から光を照射した場合には、背面側の物体を視認可能となることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属板。
  5. 前記装飾は、レーザー加工痕であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の金属板。
  6. 前記装飾は、ヘアライン加工痕、スピン加工痕、彫刻加工痕、プレス加工痕、ブラスト加工痕その他の切削加工痕であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の金属板。
  7. 前記装飾は、エッチング加工痕であることを特徴とする1から6のいずれか1項に記載の金属板。
  8. 前記装飾は、印刷、酸化発色等の電解発色処理、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)による発色部等の着色により形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の金属板。
  9. 前記表面は、全体又は一部にブラスト処理痕が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の金属板。
  10. 前記金属板は、全体が着色されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の金属板。
  11. 前記金属板は、アルミニウムからなり、ダイレクト印刷面又はアルマイト処理面を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の金属板。
  12. 前記金属板は、ステンレスであり、表面が酸化発色等の電解発色処理、イオンプレーディング、蒸着、スパッタリング等の物理気相成長法(PVD)、プラズマCVD等の化学気相成長法(CVD)による発色部を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の金属板。
  13. 前記金属板の正面又は背面若しくはその両方に、前記貫通孔を覆うように被覆層又はカバー部材を備えていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の金属板。
  14. 前記被覆層又は前記カバー部材は、透明なプラスチック、ガラス、透明なフィルム又は透明なシートであることを特徴とする請求項13に記載の金属板。
  15. 前記被覆層又は前記カバー部材の表面は、ブラスト加工痕、スピン加工痕、彫刻加工痕、プレス加工痕、ブラスト加工痕その他の切削加工痕、レーザー加工痕又は着色で装飾されていることを特徴とする請求項13又は14に記載の金属板。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の金属板において、
    前記金属板の背面に着色又は情報表示が施された背面側装飾部材が設けられていることを特徴とする金属板。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載の金属板の背面に、直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の前記貫通孔を有する厚さ5.0mm以下の第2金属板が重ねられていることを特徴とする金属板。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載の金属板と、
    背面側に配置された照明器具と、
    を備えたことを特徴とする表示部材。
  19. 前記金属板と前記照明器具との間に着色又は情報表示が施された背面側装飾部材が配置されていることを特徴とする請求項18に記載の表示部材。
  20. 前記背面側装飾部材は、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を有する装飾が施されていることを特徴とする請求項19に記載の表示部材。
  21. 前記金属板は、筒状に形成されてなり、
    筒状内側に配置された照明器具と、
    を備えたことを特徴とする請求項18から20のいずれか1項に記載の表示部材。
  22. 直径が1.0mm以下であってピッチが2.0mm以下に配置された複数の貫通孔を有する厚さ5.0mm以下の金属板と、
    背面側に配置された照明器具と、
    を備えたことを特徴とする表示部材。
  23. 前記金属板と前記照明器具との間に着色又は情報表示が施された背面側装飾部材が配置されていることを特徴とする請求項22に記載の表示部材。
  24. 前記背面側装飾部材は、記号、模様、文字又は絵その他の情報表示を有する装飾が施されていることを特徴とする請求項23に記載の表示部材。


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