JP6211134B1 - 照光式表示板及び照光式表示板の製造方法 - Google Patents

照光式表示板及び照光式表示板の製造方法 Download PDF

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【課題】光の非照射時に照光式表示板の表面から文字や図形が視認されることを防止することができる照光式表示板を提供すること。【解決手段】透光性の基材4と、基材の一面側を覆うめっき層6と、めっき層を覆う透光性の着色層8とを備え、めっき層6は、めっき層6が除去された表示部61と、表示部61の周縁部のめっき層6が平面視で円弧状に除去された複数の凹部62よりなる境界部9とを有し、基材2の他面側から光を照射すると着色層8の表面が表示部61の形状に発光する照光式表示板1。【選択図】図2

Description

本発明は、裏面から光を照射することにより表面に文字や図形等を浮かび上がらせる照光式表示板及び照光式表示板の製造方法に関するものである。
照光式表示板は、裏面から光が照射されることで光の照射前には視認できなかった文字や図形等が上面に浮かび上がる表示板であり、自動車の内装等に用いられているものである。
図9に一例を示す従来の照光式表示板10は、透光性の基材40の一面側に下地層50、めっき層60、保護層70をこの順に形成した後、レーザーでめっき層60と保護層70の一部を除去し、これらの層に文字や図形等である表示部601を形成し、更に一面側に着色層80を形成することで形成されている。
このような照光式表示板10は、裏面側に設置した光源Lから光を照射することで表面に表示部601に対応した文字や図形等を表示させることができ、かつこれらの文字や図形が光り、更に光の色や強さを変化させることにより文字や図形の表示の態様を変化させることができるという美的な加飾効果を有するものである。
ところで従来の照光式表示板10の製造方法においては、めっき層60は連続照射されるレーザーにより除去されていたため出力の調整が難しく、めっき層60のみを除去することにより表示部601を形成することができず、保護層70を形成した上で保護層70とともにめっき層60を除去する必要があった。そのためこれらの層の除去により生じる段差602が大きく、表面に着色層80を形成しても着色層80の表面に視認可能な段差81が形成されてしまっていた。
そして段差81が視認可能であるため、従来の製造方法により形成される照光式表示板10では光を照射していない非照光時においても表示部601とその周辺部分との境界線を視認できてしまい、非照光時の表示部601に対応する文字や図形等の隠蔽を十分に行うことはできなかった。
また、表示部601の輪郭が直線状であると、表示部601とその周辺部分との境界線が更に視認しやすくなっていたことも隠蔽を十分に行えなかった原因となっていた。
このように従来の照光式表示板10では非照光時の表示部601に対応する文字や図形等の隠蔽が不十分であったため、照光式表示板の美的な効果を十分に発揮することができなかった。
そこで本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、非照光時に表面から表示部601に対応する文字や図形等が視認されることを防止することのできる照光式表示板及び照光式表示板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、透光性の基材と、基材の一面側を覆うめっき層と、めっき層を覆う透光性の着色層とを備え、めっき層は、めっき層が除去された表示部と、表示部の周縁部のめっき層が平面視で円弧状に除去された複数の凹部よりなる境界部とを有し、基材の他面側から光を照射すると着色層の表面が表示部の形状に発光する照光式表示板であることを特徴とする。
平面視が円弧状の複数の凹部により境界部が形成されているため、表示部とその周辺部分との境界線を不明瞭にすることができ、光源からの光の非照光時に表示部に対応する文字や図形等が外観上視認されることを効果的に防止することができる。他方、照光時には、光源からの光が基材と、表示部と、着色層を透過することで、表示部が着色層の色彩で発光する。よって本発明によれば、照光時には表示部が照光する加飾性を発揮しつつ、非照光時には表示部に対応する文字や図形等を確実に隠蔽することができ、非照光時には何も見えないところから照光時には表示部が突然現れる意外性のある照光式表示板を実現することができる。
前記発明においては、凹部の径を0.06mm〜0.12mm、隣接する凹部間の距離を0.016mm〜0.04mmとすることができる。
境界部の凹部の径が大きすぎたり凹部間の距離が大きすぎたりすると表示部の輪郭が荒くなり表示される文字や図形等の外観に影響を与えてしまうが、凹部の径が0.12mm以下でありかつ隣接する凹部間の距離が0.04mm以下であればこうした問題の発生を防止することができ、照光時における表示部に対応する文字や図形等の外観を良好に保つことができる。また、凹部の径が0.06mm以上でありかつ隣接する凹部間の距離が0.016mm以上であることで境界部が非照光時に直線と認識されることがない。これにより表示部とその周辺部分との境界線を不明瞭にすることができ、非照光時に照光式表示板の表面から表示部に対応する文字や図形が視認されることを効果的に防止することができる。
前記発明においては、凹部の厚さを1μm以下とすることができる。
凹部の厚さが十分に薄いことで、凹部の段差により着色層の表面に段差が生じ文字や図形の輪郭が視認しうる状態になることを防止することができ、光の非照光時における表示部に対応する文字や図形等の隠蔽を更に効果的に行うことができる。
本発明はまた、透光性の基材の一面側にめっき層を形成する工程と、めっき層の一部をレーザーで除去し表示部を形成するとともに表示部の周囲のめっき層を除去し平面視が円弧状の複数の凹部よりなる境界部を形成する工程と、めっき層、表示部及び境界部を覆う透光性の着色層を形成する工程とを備える照光式表示板の製造方法であることを特徴とする。
平面視が円弧状の複数の凹部により境界部が形成されているため、表示部とその周辺部分との境界線を不明瞭にすることができ、非照光時に表示部に対応する文字や図形等が外観上視認されることを効果的に防止することができる照光式表示板を製造することができる。そして、表示部の縁を形成する円弧状の複数の凹部はレーザーによって容易に除去して形成することが可能である。
前記発明においては、凹部の径を0.06mm〜0.12mm、隣接する凹部間の距離を0.016mm〜0.04mmとすることができる。
境界部の凹部の径が大きすぎたり凹部間の距離が大きすぎたりすると表示部の輪郭が荒くなり表示される文字や図形等の外観に影響を与えてしまうが、凹部の径が0.12mm以下でありかつ隣接する凹部間の距離が0.04mm以下であればこうした問題の発生を防止することができ、照光時における表示部に対応する文字や図形等の外観を良好に保つことができる。また、凹部の径が0.06mm以上でありかつ隣接する凹部間の距離が0.016mm以上であることで境界部が非照光時に直線と認識されることがない。これにより表示部とその周辺部分との境界線を不明瞭にすることができ、非照光時に照光式表示板の表面から表示部に対応する文字や図形が視認されることを効果的に防止することができる。
前記発明においては、凹部の厚さを1μm以下とすることができる。
凹部の厚さが十分に薄いことで、凹部の段差により着色層の表面に段差が生じ文字や図形等の輪郭が視認しうる状態になることを防止することができ、光の非照光時における文字や図形等の隠蔽を更に効果的に行うことができる。
前記発明においては、レーザーが15kW〜120kWのYAGレーザー又はYVOレーザーとすることができる。
各レーザーの出力を15kW以上とすることでめっき層の除去を十分に行うことができるとともに、出力を120kW以下とすることで下地層や基材の焼け焦げや、これらの層まで除去してしまうことを効果的に防止することができる。
本発明の照光式表示板によれば、非照光時に照光式表示板の外観として表示部に対応する文字や図形等が視認されることを防止することができる一方で、照光時には文字や図形等が照光しながら突然現れる意外性のある照光加飾を実現することができる。これにより照光式表示板による文字や図形等の表示をより印象的で美観に優れたものとすることができ、照光式表示板が用いられる場所や機器等の美的な照光加飾を効果的に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る照光式表示板の斜視図であり、分図(A)は照光前の斜視図、分図(B)は照光した状態の斜視図。 図1(B)のA−A断面図。 図1の照光式表示板の拡大斜視図であり、分図(A)は図1(B)の領域R1について保護層と着色層を除いた状態の拡大斜視図、分図(B)は分図(A)の領域R2の拡大斜視図。 図1の照光式表示板の製造方法の第1工程を示す断面図。 図4に続く第2工程を示す断面図。 図5に続く第3工程を示す断面図。 図6に続く第4工程を示す断面図。 図7に続く第5工程を示す断面図。 一従来例による照光式表示板を示す断面図。
以下、本発明の実施形態に係る照光式表示板と照光式表示板の製造方法について図面を参照しつつ説明する。
照光式表示板の構成[図1〜図3]
照光式表示板1は、図1に示すように、その裏面2から光を照射すると表面3に文字Sが浮かび上がる加飾が施された表示板である。なお、本実施形態においては文字Sが浮かび上がる態様を例に説明するが、本発明は文字だけに限らず、図形、模様又はこれらの組み合わせが浮かび上がる態様であってもよい。
照光式表示板1は、図2に示すように、基材4と、基材4の表面を覆う下地層5と、下地層5の表面を覆うめっき層6と、めっき層6を覆う保護層7と、保護層7を覆う着色層8とを備えて構成されている。
基材4は透光性の樹脂よりなる平板状の樹脂板や樹脂フィルムである。こうした基材4の材料として、PC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂材料を用いることができる。基材4は無色透明のものの他、有色透明や、乳白色等、透光性を有するものであれば色彩を有するものであってもよい。基材4となる樹脂板や樹脂フィルムは変形不能な硬質樹脂でも、変形可能な柔軟性を有する軟質樹脂であってもよい。また基材4は平板状に限らず、湾曲させた形状であってもよい。このように様々な形状の基材4を使用可能とすることで、多様な表示を行うことが可能となる。
下地層5は透光性の層であり、基材4とめっき層6とを密着させる機能を有する層である。下地層5の厚さは7μm〜20μmである。下地層5の厚さが7μm未満であるとめっき層6を密着させる性能が低下し、またゆず肌が発生したり異物による影響が目立ったりする等の問題が生じ、照光式表示板1の外観が悪化してしまう。一方、下地層5の厚さが20μmを超えると塗装の厚いたまり部分が発生したり、気泡が発生したりする等の問題が生じ、照光式表示板1の外観が悪化してしまう。
めっき層6は蒸着により形成される遮光性の層である。めっき層6としては、アルミめっき、錫めっき、クロムめっき等を用いることができる。めっき層6の厚さは1μm以下である。これはめっき層6の厚さが1μm以下であっても十分な遮光性を有する一方、めっき層6を1μmを超える厚さに形成しても遮光性は向上しないためである。
めっき層6には、文字Sに対応する形状にめっきが除去された表示部61が形成されている。また、めっき層6には、表示部61の周縁部にあるめっき層6を平面視で円弧状に除去した複数の凹部62よりなる境界部9が形成されている。表示部61及び境界部9は、レーザーによりめっき層6を部分的に除去することにより形成される。めっき層6の厚さが1μm以下であることにより、これを除去して形成される表示部61及び境界部9の厚さも1μm以下となる。
凹部62の径W1は0.06mm〜0.12mmである。凹部62の径W1が0.06mm未満であると文字Sの境界部分の隠蔽を十分に行うことができない。また凹部62の径W1が0.12mmを超えると表示される文字Sの輪郭が荒くなってしまい美観を損ねる。
また、隣接する凹部62の間には、表示部61の周縁部であり凹部62として除去されずに残存した部分である突出部63が形成されている。突出部63の幅W2はすなわち隣接する凹部62間の距離W2となる。
凹部62間の距離W2は0.016mm〜0.04mmである。凹部62間の距離W2が0.016mm未満であると文字Sの境界部分の隠蔽を十分に行うことができない。また距離W2が0.04mmを超えると表示される文字Sの輪郭が荒くなってしまい美観を損ねる。
保護層7は、透光性の層であり、めっき層6に密着しこれを保護するとともに、文字Sの隠蔽のため文字Sとその周辺部分との境界線を更に不明瞭にするための層である。
保護層7の厚さは20μm〜40μmである。保護層7の厚さが20μm未満であると文字Sの隠蔽を十分に行うことができない。また、保護層7の厚さが40μmを超えると照光式表示板1の外観が悪化してしまう。
着色層8は、透光性の層であり、下地である下地層5及び保護層7の色彩と相互作用しつつ照光式表示板1の色彩を決定する層である。
着色層8の厚さは5μm〜30μmである。着色層8の厚さが5μm未満であると塗装としての機能が不十分となり、肌目等が悪化してしまう。また着色層8の厚さが30μmを超えると照光式表示板1の外観が悪化したり、透光性が劣化したりしてしまう。
照光式表示板の効果
上述した構成を備える照光式表示板1は、その裏面2側に設けられた光源Lから光を照射すると、表示部61を通過した光により着色層8の表面が表示部61の形状に発光し、文字Sが表示される。こうした照光式表示板1は、自動車の内装、住宅用の表札や内装、広告資材、看板資材、インテリア用置物等、様々な用途に使用することができる。
本実施形態に係る照光式表示板1によると、平面視が円弧状の複数の凹部62よりなる境界部9が形成されていることにより、表示部61とその周辺部分との境界線を不明瞭にすることができ、非照光時の文字Sの隠蔽を効果的に行うことができる。
また、表示部61及び境界部9とその周辺部分との段差はめっき層6の上に更に保護層7と着色層8が形成された際の表示部61の隠蔽に影響し、段差が大きいと着色層8上にも段差が形成されてしまい隠蔽をすることができない。しかしながら本実施形態に係る照光式表示板1のように1μm以下の段差であれば着色層8上に形成される段差は1μmよりも更に微細なものとなり、文字Sの隠蔽を更に効果的に行うことができる。
照光式表示板の製造方法[図4〜図8]
次に、照光式表示板1の製造方法について説明する。
まず、図4に示すように、基材4の表面を覆う下地層5を形成する。下地層5の形成は、刷毛やへら、スプレー等の手段により基材4の表面にアクリル系塗料を塗布して塗層を形成した後、70℃〜80℃で30分以上熱乾燥させつつ、紫外線を800〜1300mJ/cm照射することで行われる。こうして形成された下地層5の厚さは7μm〜20μmとなる。
次に、図5に示すように、下地層5の表面を覆うめっき層6を形成する。めっき層6の形成は真空蒸着を用いて行われる。めっき層6の厚さは1μm以下となる。
次に、図6に示すように、めっき層6をレーザーで部分的に除去し、表示部61が形成されるとともに境界部9が形成される。
表示部61及び境界部9の形成はYAGレーザーやYVO4レーザーを照射することで行われる。このうち境界部9の形成は、平面視が円形のスポット状のレーザーを隣接する凹部62間の幅W2が0.016mm〜0.04mmとなるように断続的に照射することにより行われる。レーザーの径は凹部62間の径W1に対応した0.06mm〜0.12mmとなる。そして境界部9は平面視が弧状の凹部62として形成される。
レーザーの出力は15kW〜120kWに設定される。レーザーの出力が15kW未満であるとめっき層6の除去を十分に行うことができず、表示部61や境界部9にめっき層6が残存してしまう。一方、レーザーの出力が120kWを超えると下地層5や基材4が焼け焦げたり、下地層5や基材4まで除去してしまったりする。
表示部61と境界部9の厚さはめっき層6の厚さ、すなわち1μm以下となる。
次に、図7に示すように、めっき層6、表示部61及び境界部9を覆う保護層7が形成される。保護層7の形成は、刷毛やへら、スプレー等の手段によりめっき層6、表示部61及び境界部9の表面にアクリル系塗料を塗布して塗層を形成した後、70℃〜80℃で30分以上熱乾燥させつつ、紫外線を800〜1300mJ/cm照射することで行われる。保護層7の厚さは20μm〜40μmとなる。
次に、図8に示すように、保護層7の表面を覆って着色層8が形成される。着色層8の形成は、刷毛やへら、スプレー等の手段により保護層7の表面にアクリル系塗料を塗布して塗層を形成した後、70℃〜80℃で30分以上熱乾燥させつつ、紫外線を800〜1300mJ/cm照射することで行われる。着色層8の厚さは5μm〜30μmとなる。
照光式表示板の製造方法の効果
上述した照光式表示板1の製造方法によると、境界部9が径W1が0.06mm〜0.12mmであり、隣接する凹部間の距離W2が0.016mm〜0.04mmとなる平面視が弧状の凹部62により形成されることで、文字Sとその周辺部分との境界線を不明瞭にすることができる。
また、表示部61及び境界部9とその周辺部分との段差を1μm以下となるように形成することで、着色層8上に形成される段差は1μmよりも更に微細なものとなり、文字Sとその周辺部分との境界線を更に不明瞭にすることができる。
そのため光の照射前に照光式表示板1の表面3において文字Sが視認されることを効果的に防止することができる。
また、境界部9を形成する円弧状の複数の凹部62はレーザーによって容易に除去して形成することが可能である。
実施形態の変形例
上述した実施形態に係る照光式表示板1は、基材4を透光性の樹脂により形成し、基材4の下方に位置する光源Lから光を照射することで表面に文字Sを浮かび上がらせる態様であった。しかし本発明においてはこれに限らず、基材4を導光性の材料により形成し、基材4の側方に位置する光源Lから光を照射することで表面に文字Sを浮かび上がらせる態様としてもよい。
また、上述した照光式表示板1の製造方法の実施形態では、下地層5、保護層7、着色層8を塗層により形成する例を示したが、スクリーン印刷、ポット印刷等の印刷により形成した印刷層として構成してもよい。
1 照光式表示板
2 裏面
3 表面
4 基材
5 下地層
6 めっき層
7 保護層
8 着色層
9 境界部
61 表示部
62 凹部
63 突出部
S 文字

Claims (7)

  1. 透光性の基材と、
    前記基材の一面側を覆うめっき層と、
    前記めっき層を覆う透光性の着色層と
    を備え、
    前記めっき層は、前記めっき層が除去された表示部と、前記表示部の周縁部の前記めっき層が平面視で円弧状に除去された複数の凹部よりなる境界部とを有し、
    前記基材の他面側から光を照射すると前記着色層の表面が前記表示部の形状に発光する照光式表示板。
  2. 前記凹部の径は0.06mm〜0.12mmであり、隣接する前記凹部間の距離は0.016mm〜0.04mmである請求項1記載の照光式表示板。
  3. 前記凹部の厚さが1μm以下である請求項1又は2記載の照光式表示板。
  4. 透光性の基材の一面側にめっき層を形成する工程と、
    前記めっき層の一部をレーザーで除去し表示部を形成するとともに前記表示部の周囲の前記めっき層を除去し平面視が円弧状の複数の凹部よりなる境界部を形成する工程と、
    前記めっき層、前記表示部及び前記境界部を覆う透光性の着色層を形成する工程と
    を備える照光式表示板の製造方法。
  5. 前記凹部の径は0.06mm〜0.12mmであり、隣接する前記凹部間の距離は0.016mm〜0.04mmに形成される請求項4記載の照光式表示板の製造方法。
  6. 前記凹部の厚さが1μm以下に形成される請求項4又は5記載の照光式表示板の製造方法。
  7. 前記レーザーは出力が15kW〜120kWのYAGレーザー又はYVOレーザーである請求項4乃至6の何れか1項記載の照光式表示板の製造方法。
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