JP2010017359A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ部材に対して光拡散シートを適正な状態に長期に亘って保持することができる遊技機を提供する。
【解決手段】発光装置28は、カバー部材30と、カバー部材30に収容される発光基板32および光拡散シート34を有する。カバー部材30は、レンズ部材36と、レンズ部材36の外周縁から後方に延出する外壁38とから後方に開放する箱状に形成される。レンズ部材36には、複数のボス40が後方に向けて突設される。カバー部材30には、レンズ部材36の裏面に光拡散シート34が当接するように収容される。ボス40に外嵌された押圧部材52の前端面が、光拡散シート34の裏面に当接する。ボス40に発光基板32をネジ止めすることで、該発光基板32により押圧部材52が光拡散シート34をレンズ部材36に押圧する状態に保持される。
【選択図】図2

Description

この発明は、発光演出を行なう発光装置を備える遊技機に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機では、機内にセットされる遊技盤に形成された可視表示部に、機裏側に配設した液晶表示装置の表示部を臨ませ、この表示部で図柄組み合わせゲームやリーチ演出等の主たる遊技演出を表示するようになっている。またパチンコ機は、前記可視表示部の外周囲に、多数の発光ダイオード(LED)、ランプ、7セグメント等の発光部品を有する発光装置を配設し、液晶表示装置での表示演出に応じて発光装置で発光演出を行なうことで、興趣の向上を図るようにしている。更に、発光装置に立体的なレンズ部材を設け、パチンコ機のデザイン性を向上させて遊技者の注意を惹いたり、遊技の興趣を高める発光演出を行ない得るようにしている。更には、点光源である発光部品(LED,ランプ)の光が、前方に配置したレンズ部材の全面に均一に広がるようにするために、該レンズ部材の裏面に光拡散シートを貼り付けることが実施されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−37484号公報
しかし、特許文献1に開示のパチンコ機のように、光拡散シートをレンズ部材に接着剤で貼り付ける構成では、該光拡散シートが発光部品の熱や該発光部品から照射される光の熱に長時間に亘って晒されるため、経時的に接着剤が溶け出し、やがては光拡散シートがレンズ部材から剥離することがあった。また、経年変化によって接着剤の接着力が低下した場合も、同様に光拡散シートが剥がれることがあった。そして、レンズ部材から光拡散シートが剥離すると、該シートによる適正な光拡散効果が得られなくなる問題を招く。
ここで、前記光拡散シートとしては、貼着面に予め接着剤層を形成した貼着シール形態のものが多く採用されているが、裏面にダイヤカットやローレット加工等の光乱反射加工が施されたレンズ部材では裏面が平坦ではないため、光拡散シートを貼り付けたときに所望の接着力を得ることが困難となる場合があった。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、レンズ部材に対して光拡散シートを適正な状態に長期に亘って保持することができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
発光演出を行なう発光装置(28)を備える遊技機であって、
前記発光装置(28)は、
レンズ部材(36)と、
前記レンズ部材(36)の裏面側に離間して配設され、該レンズ部材(36)の裏面に対向する前面に発光部品(50)を設けた発光基板(32)と、
前記レンズ部材(36)および発光基板(32)の間に配置された光拡散シート(34)と、
前記光拡散シート(34)および発光基板(32)の間に介在し、該発光基板(32)を定位置に支持した状態で前記光拡散シート(34)をレンズ部材(36)の裏面に押付けるよう保持する押圧部材(52)とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光拡散シートおよび発光基板の間に介在する押圧部材によって該光拡散シートをレンズ部材の裏面に押付けて保持するよう構成することで、発光部品の熱や該発光部品から照射される光の熱の影響によって光拡散シートがレンズ部材の裏面から剥離することはなく、該光拡散シートを適正な位置に長期に亘って保持することができる。これにより、光拡散シートによる光拡散効果を長期に亘って維持し得る。また、光拡散シートを保持する押圧部材によって発光基板を定位置に支持することができるから、該発光基板を支持する専用の手段を省略できる。
前記光拡散シートを接着剤で貼り付けるものではないから、レンズ部材の裏面の形状によって光拡散シートが適正な位置に保持できなくなることはなく、レンズ部材の裏面にダイヤカットやローレット加工等の光乱反射加工を施して発光演出を向上させ得る。また、接着剤による光の屈折等がなく、光拡散シートによる均一な光の拡散効果が得られる。更に、光拡散シートをレンズ部材の裏面に対して配置する際に位置ズレ等の不具合があったとしても、貼り付けるわけではないので、適正な位置に簡単に修正することが可能である。更にまた、光拡散シートを貼り付ける構成では該光拡散シートの再利用は困難であるが、請求項1の発明によれば、光拡散シートを同一機種に再利用することや、同一部材を使用した他の機種に再利用することも容易となる。
請求項2に係る発明では、前記レンズ部材(36)の裏面に、前記発光基板(32)がネジ止めされるボス(40)が後方に向けて突設され、前記押圧部材(52)は前記ボス(40)に外嵌可能に構成され、該ボス(40)に押圧部材(52)を外嵌した状態で、ボス(40)にネジ止めされる前記発光基板(32)によって押圧部材(52)が前記光拡散シート(34)に押付けられることを要旨とする。
請求項2に係る発明では、前記押圧部材を、発光基板がネジ止めされるボスに外嵌可能に構成することで、該押圧部材をレンズ部材の定位置に簡単に組み付けることができる。また、ボスに外嵌した押圧部材は、ボスにネジ止めされる発光基板によって光拡散シートに押付けられるよう構成したから、該押圧部材を光拡散シートに押付けるための専用の手段を省略できる。
請求項3に係る発明では、前記レンズ部材(36)の裏面に、前記発光基板(32)を位置決めする位置決め突起(44)が後方に向けて突設され、前記押圧部材(52)は前記位置決め突起(44)に外嵌可能に構成され、該位置決め突起(44)に押圧部材(52)を外嵌した状態で、位置決め突起(44)で位置決めされる前記発光基板(32)によって押圧部材(52)が前記光拡散シート(34)に押付けられることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、前記押圧部材を、発光基板が位置決めされる位置決め突起に外嵌可能に構成することで、該押圧部材をレンズ部材の定位置に簡単に組み付けることができる。また、位置決め突起に外嵌した押圧部材は、位置決め突起に位置決めされる発光基板によって光拡散シートに押付けられるよう構成したから、該押圧部材を光拡散シートに押付けるための専用の手段を省略できる。
本発明に係る遊技機によれば、レンズ部材に対して光拡散シートを適正な状態に長期に亘って保持することができ、光拡散シートによる光拡散効果を維持し得る。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機の遊技盤10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、図1に示すように、略正方形に形成されたアクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材からなる平板状の透明板12と、該透明板12の裏面に組み付けられる裏セット盤14とから構成される。裏セット盤14の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な液晶表示装置(図示せず)が着脱自在に取付けられるよう構成されると共に、裏セット盤14に形成された前後に開口する可視表示部を介して液晶表示装置の表示面を前面側から視認し得るようになっている。
図1に示すように、前記透明板12の前面には、内レール16と外レール18が半円弧状に配設されて、両レール16,18によりパチンコ球が流下可能な遊技領域12aが透明板前面に画成され、図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域12a内に打ち出されるようになっている。なお、内レール16は、透明板12の左側の上部に開放端を臨ませるよう構成され、打球発射装置から発射されたパチンコ球は、透明板12の下側から左側に両レール16,18で案内され、内レール16の開放端から遊技領域12aの上部に打ち出される。
前記透明板12の前面には、前記液晶表示装置において主に図柄変動ゲームが展開される領域を囲むセンター役物20が配設されている。このセンター役物20の上縁部には、円弧状の庇部20aが形成され、前記遊技領域12aに打ち出されたパチンコ球が液晶表示装置における図柄変動ゲームが展開される領域を横切って流下するのを該庇部20aで規制するよう構成される。また透明板12の前面には、前記センター役物20の配設位置より下方位置に、図1に示す如く、前記遊技領域12aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置22や特別入賞装置24が配設されており、該始動入賞装置22にパチンコ球が入賞することで、前記液晶表示装置において図柄変動ゲームが展開され、該図柄変動ゲームの結果、液晶表示装置に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されると、前記特別入賞装置24の入賞口が開放して所謂大当りが発生し、多数の賞球を獲得し得るよう構成されている。
前記センター役物20は、略全体が透明な材料を材質として、図1に示す如く、左右方向の中央を上下に通る中央線を挟んで左右対称の形状に形成される。このセンター役物20には、前記庇部20aの下側に大型の上部装飾体26が配設され、該上部装飾体26は、前記裏セット盤14に配設された発光装置28によって裏側から照明されるようになっている。
前記発光装置28は、図2に示す如く、光透過性の合成樹脂材から対象設置部に適合する形状・サイズに成形されたカバー部材30と、このカバー部材30内に収容し得る形状・サイズに成形された発光基板32および光拡散シート34を基本的に有する。カバー部材30は、所定幅の略弓状に形成された平板状のレンズ部材36と、該レンズ部材36の外周縁から後方に延出するよう形成された外壁38とから、後方に開放する箱状に形成されている。レンズ部材36の前面および裏面には、大小様々な寸法の突部をランダムなパターンで突設した乱反射加工が施され、発光基板32の後述する発光部品50から照射される光を乱反射してレンズ部材36の全体を明輝させるよう構成してある。前記レンズ部材36の前面および裏面に形成される突部のパターンは異なるように設定され、前面の突部と裏面の突部との重なる位置や領域が一定とならないようにすることで、乱反射効果を高めるようになっている。また、外壁38におけるレンズ部材36の下側に臨む下外壁部38bの内面には、内側に突出する多数の山を連続して形成した乱反射加工を施してある(図2参照)。なお、外壁38におけるレンズ部材36の上側に臨む上外壁部38aの外面前部に、前記裏セット盤14に配設される図示しない他の発光装置等の装飾部材に対する位置決めのための位置決め凹部38cが形成されると共に、該位置決め凹部38cに対応して上外壁部38aの内面前部(レンズ部材36との連設基部)には、内側に突出する段部38dが形成されている(図5参照)。
前記レンズ部材36の裏面には、前記発光基板32がネジ止めされる複数のボス40が後方に向けて突設されている。実施例では、レンズ部材36の上側の外周縁に沿って延在する外壁38の上外壁部38aの長手方向に離間して4つのボス40が、該上外壁部38aに近接して夫々突設されると共に、該レンズ部材36の下側の外周縁に沿って延在する外壁38の下外壁部38bの長手方向に離間して2つのボス40が、該下外壁部38bに近接して突設される。各ボス40は、略円柱状に形成されると共に、後端に開口するネジ孔40aが形成されている。また、各ボス40には、近接する対応の上外壁部38aまたは下外壁部38bとの間にリブ42が連設されて、ボス40を補強している。なお、ボス40の突出寸法は、外壁38の突出寸法よりは小さく設定してある(図5参照)。
前記レンズ部材36の裏面には、前記発光基板32を位置決めする複数の位置決め突起44が後方に向けて突設されている。実施例では、前記上外壁部38aに近接して突設された各ボス40に対しては近接する位置に夫々位置決め突起44が突設されると共に、下外壁部38bに近接して突設された各ボス40に対しては下外壁部38bの長手方向に大きく離間して夫々位置決め突起44が突設されている。各位置め突起44は、略円柱状に形成された本体部44aと、該本体部44aの後端面から後方に向けて突設された小径のピン部44bとから構成される。また、各位置決め突起44の本体部44aには、近接する対応の上外壁部38aまたは下外壁部38bとの間にリブ42が連設されて、位置決め突起44を補強している。更に、位置決め突起44の本体部44aの突出寸法は、前記ボス40の突出寸法と同一に設定してある。なお、上外壁部38aに近接して配置されて長手方向の中央近傍に配設される2つの位置決め突起44,44の位置は、長手方向の中央を挟んで左右対称とならないように設定されている。
前記光拡散シート34は、図3および図4に示す如く、前記カバー部材30に収容されて、前記レンズ部材36の裏面の略全体を覆い得る形状および寸法に設定される。この光拡散シート34は、合成樹脂材から形成された可撓性を有する薄板状で、一方の面(前面)に光拡散処理が施されており、該処理面を前記レンズ部材36の裏面に対向するように配置することで、高い光拡散効果が得られるよう構成されている。また、光拡散シート34の外周縁部には、前記ボス40および位置決め突起44と対応する夫々の位置に、該ボス40および位置決め突起44が挿通可能な挿通凹部34aが、外方に向けて開口するように形成されている(図2参照)。すなわち、各挿通凹部34aに対応するボス40または位置決め突起44を挿通した状態でカバー部材30に光拡散シート34を収容することで、前記処理面をレンズ部材36の裏面に対向する姿勢で、該光拡散シート34のレンズ部材36の裏面に沿う方向の位置決めがなされるようになっている。
前記発光基板32は、図2に示す如く、左右に分割された一対の基板部46,46で構成され、各基板部46が、前記ボス40を介してカバー部材30の内部にネジ止め固定されるようになっている。すなわち、各基板部46には、各ボス40に対応する位置に第1通孔46aが穿設されており、基板部46の前面をボス40の後面に当接した状態で、該第1通孔46aに後方から挿通したネジ48をボス40のネジ孔40aに螺挿することで、当該基板部46はレンズ部材36から後方に一定長離間した位置に固定される(図5参照)。また各基板部46には、各位置決め突起44に対応する位置に、前記ピン部44bが嵌入可能な第2通孔46bが穿設されており、基板部46の前面が位置決め突起44における本体部44aの後端面に当接した状態で、ピン部44bが第2通孔46bに嵌入されることで、当該基板部46は、前記第1通孔46aがネジ孔40aに整合する位置に位置決めされるようになっている。
前記各基板部46におけるレンズ部材36(光拡散シート34)の裏面と対向する前面には、LEDやランプ等の発光部品50(実施例ではLED)が所定のパータンで複数配設されており、該発光部品50からの光を光拡散シート34に向けて照射することで、当該発光装置28で発光演出を行ない得るよう構成される。なお、前記光拡散シート34には、各基板部46の所定位置に配置した所定数の発光部品50に対応する位置に通孔34bが形成されており(図2参照)、該通孔34bに対応する発光部品50からの光は、レンズ部材36に直接照射されて、該レンズ部材36における該当部分の前面側は他の部位より明るく照明されるようにしてある。また通孔34bは、前記上部装飾体26に設けられたレンズ体や前後に貫通する開口に対応するように位置し、レンズ部材36を通った強い光をレンズ体に照射して装飾性を向上したり、開口から強い光を遊技者側に照射してインパクトのある発光演出を行ない得るようになっている。
前記光拡散シート34と発光基板32の間に、該光拡散シート34をレンズ部材36の裏面に押圧して位置決め保持する押圧部材52を介在してある。この押圧部材52は、図6に示す如く、前記ボス40および位置決め突起44の何れにも外嵌可能な略円筒状に形成されており、該押圧部材52の貫通孔52aにボス40または位置決め突起44を挿通するように外嵌することで、押圧部材52がカバー部材30に取付けられるようになっている。押圧部材52には、前記ボス40および位置決め突起44と対応する上外壁部38aおよび下外壁部38bとの間に設けられた前記リブ42の挿通を許容する切欠部52bが軸方向に沿って形成されており、該押圧部材52をボス40または位置決め突起44に外嵌した際に、切欠部52bにリブ42が入り込むことで押圧部材52の前端面を光拡散シート34の裏面に当接させ得るように構成される(図5参照)。また押圧部材52には、前記外壁38の上外壁部38aに形成された前記段部38dとの干渉を防止する干渉防止部52cが、前部側の周方向の所定位置に形成されている。そして、前記切欠部52bにリブ42が入り込む状態で押圧部材52は、外嵌したボス40または位置決め突起44が近接する上外壁部38a側または下外壁部38b側に干渉防止部52cが向く姿勢に位置決めされるようになっている。
前記押圧部材52における軸方向の寸法は、前記ボス40または位置決め突起44の本体部44aのレンズ部材36からの突出寸法から前記光拡散シート34の厚みを差し引いた長さに設定されている。すなわち、ボス40または位置決め突起44に押圧部材52を外嵌し、前端面を光拡散シート34の裏面に当接した状態で、図5に示す如く、該押圧部材52の後端面がボス40または位置決め突起44の本体部44aの後端面と略一致するようにしてある。従って、ボス40または位置決め突起44に外嵌された押圧部材52は、ボス40にネジ止めされる前記発光基板32によって光拡散シート34に押付けられるよう構成される。なお、前記押圧部材52は、透明な合成樹脂材で形成されて、前記レンズ部材36の前面側から見た場合に目立たないようにしてある。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記発光装置28を組立てる際には、前記カバー部材30に対して裏側から前記光拡散シート34を、前記各挿通凹部34aに対応するボス40および位置決め突起44を挿通した状態で収容する(図3参照)。前記上外壁部38aに近接して配置されて長手方向の中央近傍に臨む2つの位置決め突起44,44の位置は、長手方向の中央を挟んで左右対称となっていないので、全てのボス40および位置決め突起44が対応する挿通凹部34aに挿通されていれば、光拡散シート34は、光拡散処理が施されている処理面が前記レンズ部材36の裏面に対向する向きでカバー部材30に収容される。すなわち、光拡散シート34の処理面とは反対の面をレンズ部材36の裏面に対向する向きでカバー部材30に収容しようとしても、所定位置の位置決め突起44は挿通凹部34aに挿通されないから、カバー部材30に対する光拡散シート34の収容向きを間違えることはない。
前記カバー部材30に光拡散シート34を収容した後、図4に示す如く、前記全てのボス40の夫々に押圧部材52を外嵌し、該押圧部材52の前端面を光拡散シート34の裏面に当接させる。この場合に、前記上外壁部38aの内面には段部38dが形成されるのに対し、前記下外壁部38bの内面には段部38dが形成されていないが、前記押圧部材52には段部38dとの干渉を防止する干渉防止部52cが形成されているから、押圧部材52の前端面を確実に光拡散シート34の裏面に当接させ得る。また、押圧部材52の前記切欠部52bに前記リブ42が入り込む状態で押圧部材52は、前記上外壁部38a側または下外壁部38b側に干渉防止部52cが向く姿勢となるよう位置決めされるので、押圧部材52を外嵌する位置のボス40に応じて干渉防止部52cの向きを気にしなくても済む。すなわち、押圧部材52の前端面が前記段部38dに干渉して、光拡散シート34に当接しない状態で押圧部材52がカバー部材30に取付けられるのを防止し得る。
次いで、前記発光基板32の各基板部46を、前面側を光拡散シート34に向けた姿勢で該前面を前記ボス40の後端面に当接させるように位置する。このとき、前記位置決め突起44のピン部44bを、基板部46の対応する第2通孔46bに嵌挿することで、該基板部46は、前記第1通孔46aがボス40のネジ孔40aに整合する位置に位置決めされる。このとき、基板部46の前面は、ボス40の後端面、位置決め突起44における本体部44aの後端面およびボス40に外嵌されている押圧部材52の後端面に当接し、これら3種類の部材により基板部46は定位置に支持される。この状態で、第1通孔46aに後側から挿通したネジ48を対応するボス40のネジ孔40aに螺挿することで、基板部46がネジ止め固定されると共に、押圧部材52は前端面が光拡散シート34をレンズ部材36の裏面に押付けるようにして位置決め保持される。
前述したようにして組立てられた発光装置28は、前記裏セット盤14に配設される。そして、前記発光基板32に配設した発光部品50を点灯することで、前記光拡散シート34に向けて照射される光はシート全面に拡散し、前記レンズ部材36の全体を照明することができる。この場合に、前記光拡散シート34は、光拡散処理が施されている処理面が前記レンズ部材36の裏面に対向する向きでカバー部材30に収容されているから、当該光拡散シート34が有する光の拡散能力を充分に発揮し得る。また、前記レンズ部材36は、前面と裏面とで乱反射加工のパターンを異ならせていることで、レンズ部材36の全体が同じように明輝することなく、面白みのある発光演出ができる。
実施例の発光装置28は、前記光拡散シート34を押圧部材52で位置決め保持するよう構成してあるから、前記発光部品50の熱や該発光部品50から照射される光の熱の影響によって光拡散シート34がレンズ部材36の裏面から剥離することはなく、該光拡散シート34を適正な位置に長期に亘って保持して、光拡散シート34による光拡散効果を長期に亘って維持し得る。また実施例では、光拡散シート34の前面が当接するレンズ部材36の裏面は、光乱反射加工が施されて凹凸形状となっているが、前記押圧部材52で光拡散シート34は適正な位置に保持される。すなわち、光乱反射加工をレンズ部材36に施して発光装置28による発光演出の興趣を向上したもとで、光拡散シート34を押圧部材52で長期に亘って適正な位置に保持し得る。
また前記押圧部材52は、前記発光基板32をカバー部材30にネジ止めするボス40に外嵌することで定位置に組み付けられると共に、発光基板32によって光拡散シート34に押付けられるよう構成したから、該押圧部材52を定位置に組み付けるための専用の手段や光拡散シート34に押付けるための専用の手段を省略することができ、構成を簡略化し得る。また、ボス40から発光基板32を取外すことで、光拡散シート34もカバー部材30から取外すことが可能となるから、該光拡散シート34を再利用することが容易である。
ここで、前記押圧部材52は、前述したようレンズ部材36に配設した発光基板32の位置決め用の位置決め突起44にも外嵌可能に構成してあるから、前述した態様ではボス40にのみ押圧部材52を外嵌して光拡散シート34を保持するよう構成したが、全ての位置決め突起44にのみ押圧部材52を外嵌するようにしてもよい。この場合も、前記段落〔0029〕および〔0030〕で述べた同様の作用効果を奏する。また、押圧部材52を、ボス40と位置決め突起44の全てに外嵌したり、あるいは必要箇所のボス40および位置決め突起44にのみ外嵌することもできる。なお、ボス40に外嵌された押圧部材52については、該ボス40のネジ孔40aに螺挿されるネジ48によって発光基板32を介して直接押圧されるから、該押圧部材52はより強固に光拡散シート34に押圧した状態に保持される。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、カバー部材に発光基板をネジ止めするためのボスまたは位置決めするための位置決め突起を利用して押圧部材を定位置に組付ける構成で説明したが、該押圧部材を定位置に組付ける手段を別途設けることが可能である。
(2) 実施例では、カバー部材に突設したボスに発光基板をネジ止めする構成を採用したが、カバー部材にネジ孔を直に設け、該ネジ孔に貫通孔を整合させるように押圧部材を配置した状態で、発光基板の第1通孔に後側から挿通したネジを押圧部材に挿通した後にネジ孔に螺挿してネジ止めする構成を採用し得る。この場合には、押圧部材が、光拡散シートをレンズ部材の裏面に押付ける機能と、カバー部材(レンズ部材)に対して発光基板を定位置に支持する機能とを有し、前記ボスを省略することが可能となる。
(3) 実施例では、押圧部材の長さを、光拡散シートに前端面が当接した状態で後端面が、ボスの後端面および位置決め突起における本体部の後端面と同一位置となる場合で説明したが、当該状態で光拡散シートの後端面がボスの後端面および位置決め突起における本体部の後端面より後方に突出するものでもよく、押圧部材は、ボスにネジ止めされる発光基板に後端面が当接して光拡散シートに押付けられるものであればよい。
(4) 実施例では、押圧部材を略円形の筒状に形成した場合で説明したが、該押圧部材の形状は角筒状等、その他の形状であってもよく、ボスや位置決め突起に外嵌可能な形状であればよい。
(5) 実施例では、レンズ部材に位置決め突起を設けた場合で説明したが、該位置決め突起が設けられていない構成であってもよい。
(6) 実施例では、ボスおよび位置決め突起の両方にリブを設けた場合で説明したが、ボスおよび位置決め突起の何れか一方にのみリブが設けられた構成であってもよい。
(7) 実施例では、発光基板が2つの基板部に分割されている場合で説明したが、1枚あるいは3枚以上の基板で構成されているものであってもよい。
(8) レンズ部材に設けられるボスおよび位置決め突起の数は、実施例に限定されるものではない。また押圧部材についても、光拡散シートを安定して保持し得る数であればよく、実施例の数に限定されない。
(9) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やスロットマシン、あるいはパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
また、本発明の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
〔付記1〕
請求項1記載の遊技機に関して、前記レンズ部材の裏面には、前記発光基板がネジ止めされるボスおよび発光基板を位置決めする位置決め突起が離間して夫々後方に向けて突設され、前記押圧部材は、前記ボスおよび位置決め突起の何れにも外嵌可能に構成されて、ボスまたは位置決め突起に外嵌された押圧部材は、位置決め突起で位置決めされた状態でボスにネジ止めされる前記発光基板によって光拡散シートに押付けられるよう構成する。
付記1によれば、押圧部材は、発光基板がネジ止めされるボスおよび発光基板を位置決めする位置決め突起の何れにも外嵌可能に構成されているから、押圧部材をボスまたは位置決め突起に外嵌するだけで、該押圧部材をレンズ部材の定位置に簡単に組み付けることができる。また、ボスまたは位置決め突起に外嵌した押圧部材は、何れの場合も発光基板によって光拡散シートに押付けられるよう構成したから、該押圧部材を光拡散シートに押付けるための専用の手段を省略できる。
〔付記2〕
付記1記載の遊技機に関して、前記レンズ部材の外周縁には後方に延出する外壁が設けられ、該外壁に近接して前記ボスおよび位置決め突起が設けられると共に、ボスと外壁および位置決め突起と外壁とは夫々リブで連設され、前記押圧部材には、リブの挿通を許容する切欠部が形成されるよう構成する。
付記2によれば、リブと切欠部とによって押圧部材の位置決めができる。
〔付記3〕
請求項1〜3、付記1,2の何れか一項に記載の遊技機に関して、前記レンズ部材の裏面には、乱反射加工が施される。
付記3によれば、レンズ部材の裏面に乱反射加工を施して発光演出を向上したもとで、光拡散シートを適正な位置に保持することができる。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る発光装置を分解して後方から視た状態を示す概略斜視図である。 実施例に係る発光装置に一方の基板部を収容すると共に、一部の押圧部材をボスに外嵌する前の状態を後方から視た概略斜視図である。 実施例に係る発光装置に一方の基板部を収容すると共に、ボスに押圧部材が外嵌されている状態を後方から視た概略斜視図である。 実施例に係る発光装置の要部断面図である。 実施例に係る押圧部材の斜視図である。
符号の説明
28 発光装置
32 発光基板
34 光拡散シート
36 レンズ部材
40 ボス
44 位置決め突起
50 発光部品
52 押圧部材

Claims (3)

  1. 発光演出を行なう発光装置を備える遊技機であって、
    前記発光装置は、
    レンズ部材と、
    前記レンズ部材の裏面側に離間して配設され、該レンズ部材の裏面に対向する前面に発光部品を設けた発光基板と、
    前記レンズ部材および発光基板の間に配置された光拡散シートと、
    前記光拡散シートおよび発光基板の間に介在し、該発光基板を定位置に支持した状態で前記光拡散シートをレンズ部材の裏面に押付けるよう保持する押圧部材とを備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記レンズ部材の裏面に、前記発光基板がネジ止めされるボスが後方に向けて突設され、前記押圧部材は前記ボスに外嵌可能に構成され、該ボスに押圧部材を外嵌した状態で、ボスにネジ止めされる前記発光基板によって押圧部材が前記光拡散シートに押付けられる請求項1記載の遊技機。
  3. 前記レンズ部材の裏面に、前記発光基板を位置決めする位置決め突起が後方に向けて突設され、前記押圧部材は前記位置決め突起に外嵌可能に構成され、該位置決め突起に押圧部材を外嵌した状態で、位置決め突起で位置決めされる前記発光基板によって押圧部材が前記光拡散シートに押付けられる請求項1または2記載の遊技機。
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