JP2008295831A - 遊技機 - Google Patents

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JP2008295831A JP2007146246A JP2007146246A JP2008295831A JP 2008295831 A JP2008295831 A JP 2008295831A JP 2007146246 A JP2007146246 A JP 2007146246A JP 2007146246 A JP2007146246 A JP 2007146246A JP 2008295831 A JP2008295831 A JP 2008295831A
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Abstract

【課題】少なくとも発光源や該発光源を支持する部材を共通化し、該発光源の照射光を用いる照明構造を、機種ごとに異なる絵柄に簡便に対処し得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】LED56を一体に有するケース部材59と、遊技盤3におけるセルシート55の背面側にてケース部材59を収容する空間部54aと、該空間部に収容された該ケース部材59の前側に位置してLED56の照射光を所定の絵柄状に透過させる絵柄透光部62a〜62dとを設け、セルシート55における少なくとも該絵柄透光部に対応する部位が光透過性を有し、所定の絵柄をセルシート55の前側から視認可能に構成している。これにより、前面部59aに絵柄透光部62a〜62dを設ける場合、異なる絵柄の絵柄透光部をケース部材59の前面部59aに設けるだけで機種ごとに対応させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、特に、遊技盤の少なくとも一部を発光させるタイプの遊技機に用いて好適な絵柄表示構造に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時(つまり、特別遊技状態の抽選に当選した時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
ところで、上記遊技盤は、木材等の盤面基板上にセルシートが貼着されて製造される。このような遊技盤を有するパチンコ機では、以下のような照明構造を備えたものが知られている。すなわち、該パチンコ機では、盤面基板における所定部分に貫通孔が形成され、盤面基板の遊技領域面に、絵柄等が描かれたセルシートが貼着され、更に、遊技盤の背面側に発光ダイオード(以下、LEDという)が設けられ、該LEDからの照射光がセルシートをその背面側から照明し、かつ該照射光が上記貫通孔を透過することで、絵柄等を遊技盤面上に浮かび上がらせるように構成されている。
また、このようなパチンコ機に対し、盤面基板の前面側にて上記貫通孔の開口を塞ぐ部位に、絵柄が描かれた着色セルシートを設け、かつ遊技盤の遊技領域面の裏面側に、LEDからの照射光を拡散させてセルシートの被照射箇所に射出する拡散部材を配置し、LEDの照射光を該拡散部材で拡散してセルシートの被照射箇所に射出し、該被照射箇所全体を均等に光らせるようにしたパチンコ機が案出されている(特許文献1参照)。当該パチンコ機では、セルシートの更に前側に、表面に種々の遊技部品や障害釘を有する透明樹脂板が設けられている。
特開2006−217948号公報
しかし、特許文献1に記載されるようなパチンコ機では、遊技盤面の絵柄が異なるものを機種ごとに作製しようとする場合、それに応じて、LEDを有する照明部の構造そのものを変更しなければならず、遊技盤面の絵柄が異なるものであっても僅かな変更で簡便に対処するようなことは困難であった。このため、遊技盤面の絵柄が異なる場合の照明構造の製造工程が煩雑になると共に、それに伴うコストアップを招く虞もあった。
そこで本発明は、少なくとも発光源や該発光源を支持する部材を共通化し、該発光源の照射光を用いる照明構造を、機種ごとに異なる絵柄に簡便に対処し得るようにし、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、盤面基板(54)と、該盤面基板(54)の前面に貼着されたセルシート(55)と、を有する遊技盤(3)を備え、該遊技盤(3)の遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
発光源(56)を一体に有するケース部材(59)と、前記遊技盤(3)における前記セルシート(55)の背面側にて前記ケース部材(59)を収容する空間部(54a)と、該空間部(54a)の前側に位置して前記発光源(56)の照射光(L)を所定の絵柄状(例えば「GOGO」の文字状)に透過させる絵柄透光部(62a,62b,62c,62d、又は62′a,62′b,62′c,62′d)と、を設け、
前記セルシート(55)における少なくとも前記絵柄透光部(62a,62b,62c,62d、又は62′a,62′b,62′c,62′d)に対応する部位が光透過性を有し、
前記所定の絵柄(例えば「GOGO」の文字)を前記セルシート(55)の前側から視認可能に構成した、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における上記「絵柄」は、文字や模様など、遊技機に付与されたテーマに関連した形状等を広く意味する概念である。
請求項2に係る本発明は(例えば図2ないし図5参照)、前記絵柄透光部(例えば62a,62b,62c,62d)が、前記ケース部材(59)の前面部(59a)に形成されてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図6及び図7参照)、前記絵柄透光部(例えば62′a,62′b,62′c,62′d)が、前記セルシート(55)に形成されてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図2ないし図7参照)、前記絵柄透光部(62a,62b,62c,62d、又は62′a,62′b,62′c,62′d)が、前記所定の絵柄(例えば「GOGO」の文字)を透過させるように該所定の絵柄の周囲を遮光処理されてなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、発光源を一体に有するケース部材と、遊技盤におけるセルシートの背面側にてケース部材を収容する空間部と、該空間部の前側に位置して発光源の照射光を所定の絵柄状に透過させる絵柄透光部とを設け、セルシートにおける少なくとも絵柄透光部に対応する部位が光透過性を有し、所定の絵柄をセルシートの前側から視認可能に構成したので、例えばケース部材の前面部に絵柄透光部を設ける場合には、異なる絵柄の絵柄透光部をケース部材前面部に設けるだけで機種ごとに対応させることができ、また、例えばケース部材前方のセルシートに絵柄透光部を設ける場合には、異なる絵柄の絵柄透光部をセルシートに設けるだけで機種ごとに対応させることができる。このように、少なくともケース部材及び発光源を、異なる機種に共通して使用可能な兼用タイプとすることができるので、機種ごとに絵柄が異なってもそれに応じて照明構造全体を設計変更する必要がなく、製造工程を簡略化し、それに伴うコストダウンも期待することができる。また、セルシートにおける絵柄透光部に対応する部位が光透過性を有するので、絵柄透光部を透過する絵柄状の光を、遊技者に十分な光量で視認させることができる。
請求項2に係る本発明によると、絵柄透光部がケース部材の前面部に形成されるので、付与されたテーマが互いに異なる遊技機に対応する絵柄を遊技盤面上で光らせる場合に、前面部の絵柄形状を機種ごとに変更するだけで対処でき、従って、変更に要する工程が簡略化する。
請求項3に係る本発明によると、絵柄透光部がセルシートに形成されるので、付与されたテーマが互いに異なる遊技機に対応する絵柄を遊技盤面上で光らせる場合に、セルシートの絵柄形状を機種ごとに変更するだけで対処でき、従って、変更に要する工程が簡略化する。
請求項4に係る本発明によると、絵柄透光部が、所定の絵柄を透過させるように該所定の絵柄の周囲を遮光処理されているので、例えば、ケース部材前面部やセルシート裏面に遮光処理を施すだけで、所定の絵柄形状を明瞭に光透過させ得る構造を簡単に実現することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する実施の形態では、本発明の遊技機をいわゆる第1種特別電動役物を使用したパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、いわゆる第2種若しくは第3種特別電動役物等を使用したパチンコ機、又は他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による不図示の発射装置の作動で遊技球(いわゆるパチンコ玉)を遊技盤3前面の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、いわゆる確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。
上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が、前扉7の遊技盤保持枠(図示せず)に対して開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図1中の符号14は、不図示の発射装置によって打ち出された遊技球を遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。また、本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下した遊技球をパチンコ機背面側に導く不図示のアウト口及びアウト球通路が設けられている。
そして、前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を、皿ユニット16下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21及び傾斜部15が配設され、該傾斜部15には遊技者参加ボタン(いわゆるチャンスボタン)22が配設されている。
また、遊技領域3aの中央部分には、ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左右下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の直下方には、始動チャッカー27と、アタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。該始動チャッカー27の直上方には、いわゆる命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、設計に応じて適宜変更され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31が配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左側に、普通図柄作動ゲート32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3a右上部には、遊技盤3から遊技中の遊技者に向けて光を発する盤面発光装置62が配設されている。この盤面発光装置62について詳しくは後述する。なお、本実施の形態では、図1に示すような遊技盤3の正面視右上部に位置するものを特に盤面発光装置62として説明するが、遊技盤3上には、図示はしないがこれ以外にも同様の盤面発光装置62が設けられる。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、一般入賞口25,26及び始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘33を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、遊技盤3側に固定された画像表示装置35を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、該ワープ導入口37に連通する放出口4を左下部に、ステージSを開口36の下側に、球放出口49を該ステージSの中央下部にそれぞれ有している。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、ステージSを介して入球させ又は該ステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ついで、遊技盤3に配置した盤面発光装置62の構造及び該遊技盤3の構造について、図2ないし図5を参照して詳細に説明する。なお、図2は盤面発光装置62の構造を分解した状態を遊技盤3の斜め前方から見た状態で示す斜視図、図3は盤面発光装置62の構造を分解した状態を遊技盤3の斜め後方から見た状態で示す斜視図、図4は遊技盤3を盤面基板54とセルシート55とに分解した状態で示す斜視図、図5は遊技盤3の側面断面図である。
本実施形態のパチンコ機1は、図2ないし図5に示すように、複数のLED(発光源)56を一体に有するケース部材59と、遊技盤3におけるセルシート55の背面側にてケース部材59を収容する空間部54aと、該空間部54aの前側に位置してLED56の照射光Lを所定の絵柄状(例えば「GOGO」の文字状)に透過させる絵柄透光部62a,62b,62c,62dと、を備え、セルシート55の前側から上記所定の絵柄を視認可能に構成されている。なお、本実施形態における「絵柄」という語句は、文字や模様など、パチンコ機1に付与されたテーマに関連した形状等を広く意味する概念である。
すなわち、上記絵柄透光部62a〜62dを有する盤面発光装置62は、図2及び図3に示すように、上記空間部54aを、遊技盤3の盤面基板54の厚さ方向に貫通して備え、ケース部材59を該空間部54aに嵌合した状態で備え、照明基板57を、該ケース部材59の背面側からネジ止めした形で備えている。上記空間部54aは、盤面基板54の表裏を貫通するように形成されており、該盤面基板54の前面側は遊技盤左右方向に長い楕円形状に開口され、遊技盤背面側は、空間部54aと凹部53とが連通した開口52とされている。ケース部材59及び照明基板57は、複数のLED56を支持する支持部材60を構成している。該LED56は、パチンコ機1に搭載された制御部(図示せず)により、発光強度や発光状態(点灯、点滅)等を制御されて発光駆動する。
上記ケース部材59は、図2に示すように、「GOGO」の絵柄を表示した絵柄透光部62a〜62dが設けられた前面部59aと、該前面部59aの後方に延びる壁部59bと、該壁部59bの後端から外方に平板状に張り出すように形成されたブラケット部59c及び鍔部61と、を有している。該ブラケット部59cの中央には、ネジ穴59dが形成されている。ケース部材59は、全体が合成樹脂材からなり、絵柄透光部62a〜62dのみに良好な光透過性を持たせるように、「GOGO」の絵柄状部以外の部分の裏面が、遮光性の高い材料を用いて遮光処理されている。これにより、後部側に装着される照明基板57に実装された複数のLED56の照射光が、絵柄透光部62a〜62dから効率良く射出される。
なお、上記遮光処理として、いわゆる銀止めを挙げることができる。銀止めは、スロットマシンの回胴リールそれぞれに絵柄を所定数(現行は21個)ずつ描くための技術である。この技術では、まず、回胴リールを形成する透明フィルムに上記絵柄を印刷するが、そのままでは、透明フィルムにその裏側から受ける光が上記絵柄の周囲からも表側に透過するため、絵柄以外の部分(透過させたくない部分)の背面に黒やグレー等の暗い色の特殊塗料を塗布し、その部分からは光が表側に漏れないようにして、絵柄だけを視認し易くする。また、銀止め以外にも、遮光処理として蒸着、アルミニウム等の金属めっき、遮光性インキの塗布、などを挙げることができる。
上記遊技盤3は、図5に示すように、盤面基板54と、該盤面基板54の前面に貼着されたセルシート55と、を有している。盤面基板54の該セルシート55の裏面に対向する位置には上記空間部54aが形成され、該空間部54aの内部後方には、照明基板57に実装されてケース部材59に一体化された複数のLED56が配置されている。セルシート55は、キャブロイド(R)等からなるフィルム材72と、該フィルム材72の裏面に貼着された紙材73と、から構成されている。該紙材73は、半透明状のトレーシングペーパー、或いは、半透明ではない白紙などから構成される。なお、上記「フィルム材」という語句は、薄い膜状のシート等を意味する概念である。
上記セルシート55は、絵柄透光部62a〜62dと対向する部位に光透過性を有している。すなわち、図4及び図5に示すように、該セルシート55は、紙材73における絵柄透光部62a〜62dに対向する部位に形成された貫通穴部73aと、フィルム材72における少なくとも該貫通穴部73aに対向する部位に形成された透明状部72aと、を有している。なお、本実施形態における上記「フィルム材」という語句は、薄い膜状のシート等を意味する概念である。
また、図3に示すように、ケース部材59が空間部54aに組み込まれる際、ブラケット部59cが、空間部54aに連なって形成された凹部63へと嵌合され、ブラケット部59cに設けられたネジ穴59dからネジ(図示せず)が螺入されてネジ止めされることで、ケース部材59が遊技盤3に固定される。なお、凹部63におけるネジ穴は図示を省略している。
ケース部材59が空間部54a内に挿入されて取り付けられると、鍔部61及び照明基板57は、凹部53に嵌合されて該凹部53を塞ぐようになる。鍔部61及び照明基板57は平板状に形成されているため、凹部53を塞ぐと、凹部53の内方に空間を形成して遊技盤3の背面と面一となる。また、壁部59bにおける鍔部61の前側には、切り欠き部67が形成されている。ケース部材59は、その背面側に照明基板57がネジ止め固定された状態で、LED56からの照射光L(図5参照)を遊技盤前側に透過させる。上記照明基板57は、複数のLED56がその前方の絵柄透光部62a〜62dの各形状に沿った配置で実装され、該複数のLED56に通電するためのハーネス(電気的接続ケーブル)69を有した状態で、ケース部材59の後部にネジ止め固定される。
また、上述した支持部材60が空間部54aに対応して配設されると、ケース部材59が空間部54aと略々同形状に形成されていることから、空間部54aを形作る遊技盤3の内側面に接した状態に配設され、空間部54aを内方から支持するものとなる。上記照明基板57は、ケース部材59の後部に固定されることから、支持部材60として空間部54aに配設されると、該空間部54aの背面側の開口52を塞ぎ、遊技盤3の背面と略々面一の状態となる。
次に、本パチンコ機1による作用について説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると、不図示の発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や一般入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3の背面側に排出される。
つまり、遊技領域3aに向けて打ち出された多数の遊技球Baは、その一部がワープ導入口37から導入されて放出口4からステージS上に放出される。そして、更にその一部が球放出口49から放出されて始動チャッカー27に向けて落下し、この始動チャッカー27に高確率で入賞する。この際、障害釘30への当接状況によっては、始動チャッカー27に入賞できないこともある。一方、球放出口49からではなくステージSから直接に落下する遊技球もあり、このような遊技球は始動チャッカー27と異なる方向に向かう。この際、当該遊技球は、始動チャッカー27上の一対の障害釘30の方向に落下せずとも、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)にて弾き返されることにより、障害釘30に絡んで始動チャッカー27に入球することもある。
ところで、上述のように始動チャッカー27に遊技球が入賞すると、入賞判定に基づいて大当たり抽選が行われる。該抽選で当選した場合には、画像表示装置35の画面上に、装飾図柄の組み合わせによる大当り抽選結果の報知がなされると共に、アタッカー5が開放され、該アタッカー5への入賞に応じた多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出される。
上述のように大当りが決定した後、或いは、該大当たりが決定するまでの遊技の過程において、盤面発光装置62は、制御部の制御に応じて、LED56の発光強度や発光状態(点灯、点滅)等を変更させつつ発光駆動して、所定の発光演出を実行する。
以上説明したように、本実施の形態では、LED56を一体に有するケース部材59と、遊技盤3におけるセルシート55の背面側にてケース部材59を収容する空間部54aと、該空間部54aの前側に位置してLED56の照射光Lを所定の絵柄状に透過させる絵柄透光部62a〜62dとを設け、セルシート55における絵柄透光部62a〜62dに対応する部位が光透過性を有し、所定の絵柄をセルシート55の前側から視認可能に構成した。このため、ケース部材59の前面部59aに絵柄透光部62a〜62dを設ける場合に、異なる絵柄の絵柄透光部をケース部材59の前面部59aに設けるだけで機種ごとに対応させることができる。このように、少なくともケース部材59及びLED56を、異なる機種に共通して使用可能な兼用タイプとすることができるので、機種ごとに絵柄が異なってもそれに応じて照明構造全体を設計変更する必要がなく、製造工程を簡略化し、それに伴うコストダウンも期待することができる。そして、セルシート55における絵柄透光部62a〜62dに対応する部位が光透過性を有するので、該絵柄透光部62a〜62dを透過した絵柄状の光を、遊技者に十分な光量で視認させることができる。
また、本実施の形態では、絵柄透光部62a〜62dがケース部材59の前面部59aに形成されるので、付与されたテーマが互いに異なるパチンコ機に対応する絵柄を遊技盤面上で光らせる場合に、前面部59aの絵柄形状を機種ごとに変更するだけで対処することができる。これにより、変更に要する工程が簡略化する。また、絵柄透光部62a〜62dが、所定の絵柄を透過させるように該所定の絵柄の周囲を遮光処理されているので、ケース部材59の前面部59aに遮光処理を施すだけで、所定の絵柄形状を明瞭に光透過させ得る構造が簡単に実現する。
<第2の実施形態>
ついで、第1の実施形態を一部変更した第2の実施形態について図6及び図7を参照して説明する。図6は、第2の実施形態における盤面発光装置の構造を分解した状態を遊技盤の斜め前方から見た状態で示す斜視図、図7は、第2の実施形態におけるセルシート55の一部を背面側から見た状態で示す背面図である。なお、本第2の実施形態において第1の実施形態と同様な部分は、同一符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本第2の実施形態では、図6に示すように、ケース部材59の前面部59aには開口部59eのみが形成され、第1の実施形態における絵柄透光部62a〜62dに相当する絵柄透光部62′a,62′b,62′c,62′dは、セルシート55に形成されている。つまり、セルシート55における絵柄透光部62′a〜62′dに対応する部位は、光透過性を有する。
本第2の実施形態は、盤面基板54に空間部54aが形成される点と、該空間部54aに対向して貫通穴部73aが形成される点とは第1の実施形態と同様であるが、本第2の実施形態にあっては、フィルム材72には透明状部72aに代えて、所定の絵柄形状(例えば「GOGO」の文字状)に光透過する光透過部62′a〜62′dが、前述した銀止め等の遮光処理の技術を用いて形成されている。つまり、図7に示すように、光透過部62′a〜62′dの周囲を囲繞するように、遮光処理で遮光部64が形成されている。
以上の本第2の実施形態によると、先の第1の実施形態と略々同様の効果を得ることができ、更に、ケース部材59前方のセルシート55に絵柄透光部62’a〜62’dを設けるため、異なる絵柄の絵柄透光部をセルシート55に設けるだけで機種ごとに対応させることができるという効果も得ることができる。つまり、付与されたテーマが互いに異なるパチンコ機に対応する絵柄を遊技盤面上で光らせる場合に、セルシート55の絵柄形状を機種ごとに変更するだけで対処できるという効果が得られる。これにより、変更に要する工程が簡単になる。また、絵柄透光部62′a〜62′dが、所定の絵柄を透過させるようにセルシート55における該所定の絵柄の周囲を遮光処理されるので、セルシート55の例えば裏面に遮光処理を施すだけで、所定の絵柄形状に光透過する本構成を実現することができる。
なお、前述した第1及び第2の実施形態では、セルシート55における絵柄透光部62a〜62dに対応する部位、並びにセルシート55における絵柄透光部62′a〜62′dに対応する部位にそれぞれ光透過性を有していたが、セルシート55のこれらの部位以外に光透過性を有していても良いことは勿論である。
なお、図2に示した第1の実施形態と第2の実施形態の盤面発光装置を混合させた構成とすることも可能である。すなわち、例えば図2において、盤面基板54の一部に、図6に示したような空間部54aを形成すると共に、セルシート55の該空間部54aに対向する位置に、前述の銀止め等の遮光処理の技術を用いて光透過部62′a〜62′dを形成し、更にこれらの背面側に、開口部59eのみを形成したケース部材59を配置するのである。つまり、図3に示すように、照明基板57で後部を閉塞されたケース部材59は、そもそも遊技盤3の背面に複数個設けられるので、それらの何れかを第1の実施形態の構成とし、他を第2の実施形態の構成とするのである。或いは、図6において図2の構成を混在させることでも良い。これにより、互いの構成による利点を混在させた盤面発光装置が実現する。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係るパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態における盤面発光装置の構造を分解した状態を遊技盤の斜め前方から見た状態で示す斜視図である。 第1の実施形態における盤面発光装置の構造を分解した状態を遊技盤の斜め後方から見た状態で示す斜視図である。 第1の実施形態における遊技盤を盤面基板とセルシートとに分解した状態で示す斜視図である。 第1の実施形態における遊技盤の側面断面図である。 本発明の第2の実施形態における盤面発光装置の構造を分解した状態を遊技盤の斜め前方から見た状態で示す斜視図である。 第2の実施形態におけるセルシートの一部を背面側から見た状態で示す背面図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
54 盤面基板
54a 空間部
55 セルシート
56 発光源(LED)
59 ケース部材
59a 前面部
62a,62b,62c,62d 絵柄透光部
62′a,62′b,62′c,62′d 絵柄透光部
Ba 遊技球
L 照射光

Claims (4)

  1. 盤面基板と、該盤面基板の前面に貼着されたセルシートと、を有する遊技盤を備え、該遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    発光源を一体に有するケース部材と、前記遊技盤における前記セルシートの背面側にて前記ケース部材を収容する空間部と、該空間部の前側に位置して前記発光源の照射光を所定の絵柄状に透過させる絵柄透光部と、を設け、
    前記セルシートにおける少なくとも前記絵柄透光部に対応する部位が光透過性を有し、
    前記所定の絵柄を前記セルシートの前側から視認可能に構成した、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記絵柄透光部が、前記ケース部材の前面部に形成されてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記絵柄透光部が、前記セルシートに形成されてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  4. 前記絵柄透光部が、前記所定の絵柄を透過させるように該所定の絵柄の周囲を遮光処理されてなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
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