JP5272023B2 - 薬学的組成物および脳血管疾患の治療用医薬の調製におけるその使用 - Google Patents

薬学的組成物および脳血管疾患の治療用医薬の調製におけるその使用 Download PDF

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Description

本出願は、その全体が参照により本明細書に組み入れられる、2008年3月4日に出願された中国特許出願第200810020387.1号(表題「3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンを含む組成物」)の優先権を主張する。
技術分野
本発明は、薬学的組成物および脳血管疾患の治療用医薬の調製におけるその使用に関する。
背景技術
脳血管疾患(CVD)は、ヒトの健康に非常に有害で、現在ヒトの障害および死亡率の重大な因子の1つになっている1つの疾患群である。
脳血管疾患とは、脳血管異常による脳障害である。脳卒中とは、一般的に急性脳血管疾患である。
脳血管疾患は、簡単に2つの種類、すなわち(1)血流の低下もしくは閉塞によって引き起こされる虚血性脳血管疾患、および(2)血管の破損によって引き起こされる出血性脳血管疾患に分類できる。虚血性脳血管疾患は、主に脳梗塞(脳血栓および脳塞栓症を包含する)として発現する。さらに、虚血性脳血管疾患の別の徴候は、一過性虚血性発作(通常、医師等によってTIAと略記される)と呼ばれ、これは続発症がなく24時間以内に完全に回復し得る。出血性脳血管疾患は、さらに2つの種類、すなわち(1)血管が破損し、血液が脳実質中に流入する、脳出血、および(2)血管が破損し、脳を取り巻くクモ膜下腔に血液が流入する、くも膜下出血(医師等によりSAHと略記される)に分類できる。
3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンは、エダラボンとも呼ばれ、
Figure 0005272023

の構造式、分子式C1010Oおよび分子量174.19を有する。
3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンは、脳保護薬であり、フリーラジカルを除去し、脂質過酸化を抑制し、その結果、脳細胞、血管内皮細胞および神経細胞の酸化的損傷を抑制する。エダラボンを虚血/再灌流後のラットに静脈内投与すると、脳浮腫および脳梗塞の発症が抑制され、付随する神経学的症状が軽減され、遅発性神経死が抑制される。3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンは、成人に対する60mg/日の臨床用量で、程度は不明であるが急性腎不全、肝機能障害、血小板減少症、汎発性血管内血栓症などのある有害な副作用を有することが判明している。
ボルネオールは、漢方で一般的に用いられ、蘇生を誘発する芳香性漢方薬として知られ、他の薬物を刺激して上級にする。ボルネオールは、一般的に、他の薬物の有効性を促進するためのプライミング剤として使用される。Augmented Materia Medica(Bencao Yanyi)では、ボルネオールは単独で用いられる場合は不十分であるが、その代わり、助剤として用いられる場合は有意であることが記載されている。
発明の概要
本発明の目的は、3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンおよびボルネオールを含む薬学的組成物を提供することである。組み合わせられた薬学的組成物は、相乗効果を有し、脳血管疾患の治療に関する有効性が改善されている。
好ましくは、3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンのボルネオールに対する重量比は、4:1〜1:4であり、さらに好ましくは2:1〜1:2である。
前記ボルネオールは、天然ボルネオールおよび合成ボルネオールを含み、好ましくは天然ボルネオールが使用される。中華人民共和国薬局方(Pharmacopeia of People's Republic of China)2005年版で記載されている天然ボルネオール、すなわち、右旋性の竜脳(LongNao)を用いることができる。
前記薬学的組成物は、3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンとボルネオールとの混合を促進できる溶媒をさらに含んでもよい。溶媒は、水溶性有機溶媒または水溶性有機溶媒と水との混合物からなる群より選択することができる。一般的に使用される水溶性有機溶媒は、アルコール性溶媒、エーテル溶媒およびケトン溶媒を含むが、それらに限定されない。一般的に使用されるアルコール性溶媒は、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを含むが、それらに限定されない。一般的に使用されるエーテル溶媒は、エチレングリコールモノエチルエーテルおよびエチレングリコールモノブチルエーテルを含むが、それらに限定されない。一般的に使用されるケトン溶媒は、アセトンおよびN−メチル−2−ピロリドンを含むが、それらに限定されない。好ましくは、水溶性有機溶媒は、プロピレングリコールである。
本発明の別の目的は、脳血管疾患の治療用医薬の調製における前記薬学的組成物の使用を提供することである。
好ましくは、前記薬学的組成物は、虚血性脳血管疾患または脳梗塞の治療用医薬の調製において用いられる。
本明細書において提供される薬学的組成物は、3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンおよびボルネオールを含み、脳血管疾患の治療において相乗効果を有し、その結果、著しく改善された有効性を有する。したがって、薬学的組成物は、低用量3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンを有し得、それでも有効であり、その結果、毒性が減少する。
発明の詳細な説明
本発明を以下の実施例を参照してさらに説明する。実施例において記載されるエダラボンは3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンである。記載される天然ボルネオールは、中華人民共和国薬局方(2005年版)に記載されているもの、すなわち右旋性の竜脳である。
実施例1
2gのエダラボンを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例2
2gの合成ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例3
2gの天然ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例4
2gのエダラボンおよび1gの合成ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例5
2gのエダラボンおよび1gの天然ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例6
1gのエダラボンおよび2gの天然ボルネオールを、100gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例7
4gのエダラボンおよび1gの天然ボルネオールを、400gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例8
1gのエダラボンおよび1gの天然ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例9
1gのエダラボンおよび2gの天然ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例10
2gのエダラボンおよび0.5gの天然ボルネオールを、200gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例11
4.5gのエダラボンおよび0.5gの天然ボルネオールを、400gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例12
2gのエダラボンおよび1gの天然ボルネオールを、100gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例13
8gのエダラボンおよび4gの天然ボルネオールを、500gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例14
2gのエダラボンを、100gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例15
8gのエダラボンを、400gのプロピレングリコールの溶液に添加し、撹拌することによって完全に溶解させた。次いで、注射用水をゆっくりと添加し、混合物を溶解させて、1000mLの容積にした。
実施例16〜19は、有効性を比較するための実施例である。
実施例16
1 材料および方法
1.1 動物:体重280〜320gの健常な雄性Wistarラット。
1.2 薬物および試薬:実施例1の注射用エダラボン(2mg/mL)、実施例3の天然ボルネオール注射(2mg/mL)および実施例5のエダラボン+天然ボルネオール注射。
1.3 方法
1.3.1 限局性脳虚血再灌流モデルの調製
主な工程は以下に記載するとおりである。10%の抱水クロラール(350mg/kg)を腹腔内注射して、ラットを麻酔した。右外頸動脈を分離し、結紮し、切断した。末端が太くなったナイロン糸をゆっくりと右外頸動脈の残留末端中に深さ約18mmまで挿入し、総頸動脈および内頸動脈を通って、中大脳動脈の入口を塞ぐことによって虚血を誘発した。2時間の虚血後、24時間再灌流するためにナイロン糸を除去した。擬似群の動物は、動脈を分離するためだけにナイロン糸を使用する以外は、モデル群と同様に処置した。動物の蘇生後のホーマー症状の発現および反対側の側体運動障害は、モデル化が成功したことを意味する。
1.3.2 動物のグループ分けおよび投与
実験動物を、擬似群、対照群および薬物群を含む5つの群にランダムに分けた。薬物群の動物には、虚血30分前および再灌流12時間後の2回、薬物を腹腔内注射した。擬似群および対照群の動物には、そのかわりにそれぞれ等体積の生理食塩水を注射した。
1.3.3 神経学的欠損採点、脳梗塞の大きさおよび脳水分量の測定
神経学的欠損採点:挙動評価は、Longaの5ポイント採点システムにしたがって再灌流の24時間後に行った。
脳梗塞の大きさの測定:最終神経学的欠損採点後に、動物の首を切り脳を採取した。嗅脳、下部脳幹および小脳を除去し、残りの脳を直ちに秤量して、湿潤重量を得た。脳を氷上で冠状に切断して、実質的に同じ厚さの5枚の切片を得、次いで2,3,5−トリフェニルテトラゾリウムクロリド中、30分間37℃でインキュベートした。正常脳組織はバラ色に見えたが、梗塞部分は白色に見えた。次に、脳切片を10%ホルムアルデヒド中で固定し、白色組織を慎重に除去し、秤量した。全脳重量中の梗塞組織重量のパーセンテージによって梗塞の大きさを決定した。
脳水分量の測定:脳水分量を乾式および湿式法によって測定した。動物を屠殺して、全脳を採取した。嗅脳、下部脳幹および小脳を除去し、残りの脳の湿潤重量を直ちに測定した。約18時間、オーブン中、120℃で乾燥させた後、乾燥重量を得た。脳水分量を次の式にしたがって計算した:脳水分量(%)=(脳湿潤重量−脳乾燥重量)/脳湿潤重量×100。
2 結果
2.1 虚血/再灌流後の脳梗塞の大きさおよび神経学的欠損採点に対する影響
虚血灌流後の梗塞の大きさは、対照群と比較して、全ての薬物群のラットで有意に減少した(P<0.01)。エダラボン単独もボルネオール単独もどちらもラットにおいて神経学的欠損の症状に対して有意な影響を及ぼさなかった。しかし、エダラボンと天然ボルネオールとの組み合わせは、神経学的欠損の症状を有意に改善し、このことは、この2つの薬物が相乗効果を有することを意味する。結果を表1に示した。
Figure 0005272023
2.2 虚血/再灌流後の脳水分量に対する影響
虚血/再灌流によって誘発される脳浮腫は、全ての薬物群のラットにおいて有意に軽減された。エダラボン単独も、天然ボルネオール単独もどちらも、対照群と比較して脳水分量に対して有意な影響を及ぼした(P<0.05)。エダラボンと天然ボルネオールとの組み合わせは、対照群と比較して脳水分量に対して非常に有意な影響を及ぼし(P<0.01)、このことは、2つの薬物が相乗効果を有することを意味する。結果を表2に示した。
Figure 0005272023
実施例17
1 材料および方法
1.1 動物:体重280〜320gの健常な雄性Wistarラット。
1.2 薬物および試薬:実施例5、8および9の注射用のエダラボン+天然ボルネオール。
1.3 方法
1.3.1 限局性脳虚血/再灌流モデルの調製
中脳動脈閉塞(MCAO)、脳虚血/再灌流モデルを、内頸動脈スレッド法を用いて調製した。動物を10%抱水クロラール(3.5mL/kg)で麻酔し、次いで手術台上に腹臥位で固定した。皮膚を消毒し、頸部を正中線から切開した。右総頸動脈、外頸動脈および内頸動脈を分離し、迷走神経を注意深く分離した。外頸動脈を結紮し、切断した。内頸動脈に沿って前方に移動し、次いで翼口蓋動脈を結紮した。総頸動脈の隣接部分をクランプで固定し、外頸動脈結紮部の遠位端で切断した。外径0.285mmのナイロン糸を切断部に挿入し、総頸動脈の分岐を通り、次いで若干抵抗を受けるまで(分岐点から約20mmの距離)内頸動脈中にゆっくりと挿入した。中脳動脈中の血液供給はこれによって完全に阻止された。レーザードップラー脳流量測定法を用いて脳血流をモニタリングした。右脳において2.0時間虚血後、ナイロン糸をゆっくりと抜き取り、次いで再灌流するために血液供給を回復した。頭皮を縫合し、消毒した。擬似群では、ナイロン糸を挿入せずに、血管のみを分離した。手術中、ラット加熱プレートおよび60Wの電気スタンドを用いて、ラットの体温を37.0±0.5℃に保った。
1.3.2 動物のグループ分けおよび投与
実験動物を、擬似群、モデル群、陽性対照群および薬物群(エダラボン+天然ボルネオールの合計用量は0.75mg/kgであった)を含む6つの群にランダムに分けた。脳虚血を実験動物においてモデル化した後、全動物を同じ確率で単純盲検的にグループに分けた。各薬物を脳虚血後ただちに1回投与し、次いで連続して2時間後、4時間後、および24時間後に投与した。4回の投与は各動物に対して全体的に行った。モデル群のラットには、尾静脈から等容積の生理食塩水を注射した。擬似群のラットには、尾静脈から等容積の生理食塩水を注射した。陽性対照群のラットには、ニモジピン注射を投与した。陽性対照群における用量は、3回の投与については各動物につき1.2mg/kgであり、1回の投与は各動物につき0.4mg/kgであった。
1.3.3 神経学的欠損採点および脳梗塞の大きさの測定
神経学的欠損採点:神経学的欠損症状は、修飾Bederson5ポイント採点システムにしたがって評価した。ラットにおける脳外傷後の神経学的欠損症状を、単純盲検法を用いることによって評価した。すなわち、実験設計者は動物をグループに分け、神経学的欠損症状を採点する実験実施者は、動物のグループ分けについては知らされなかった。評価が完了した後、採点者は分類された動物の採点結果を設計者に提示した。設計者は実験を開示し、それぞれの群の各動物の採点を得た。
神経学的欠損採点:Benderson5ポイント採点システムの詳細な基準は次の通りである:
0:動物の尾をつかんでぶら下げた状態にした場合、動物の両前脚が床に向かって伸び、他の挙動欠陥は観察されない。
1:動物は損傷を受けた側と反対(左)の前脚で、手および肘関節屈曲、肩内転、肘外転および胸壁への密着を示す。
2:動物を平滑な板上に置き、損傷を受けた側の肩を反対側へ押した場合、抵抗が弱い。
3:自由に歩き回る場合、動物は損傷を受けた側と反対に円運動をする。
4:動物の四肢が弛緩し、麻痺し、活発に四肢を動かせない。
脳梗塞面積および脳病変の測定:動物を10%抱水クロラールで麻酔し、首を切断して脳を採取した。嗅脳、小脳および下部脳幹を除去した後、脳表面上の血液を生理食塩水で洗浄し、表面上に残った水を拭き取った。−80℃で7分間おいた後、脳を取り出し、直ちに視束交差から垂直かつ下方向に冠状に切断し、それによって、後方へ2mmごとに切片に切り出した。脳切片を、0.2モル/LのPBS(pH7.4〜7.8)中に新たに配合した20g/LのTTC染色溶液(37℃、90分)中に浸漬した。正常脳組織は深紅色に染まったが、虚血脳組織は白色に見えた。生理食塩水ですすいだ後、脳切片を連続して素早く一列に並べた。表面上に残る水を拭き取り、切片を写真撮影した。左および右脳組織を分離し、それぞれWleft(左脳の重量)およびWright(右脳の重量)として秤量した。15mLの新たに配合した抽出溶液(DMSO(ジメチルスルホキシド):エタノール=1:1)を左および右脳組織にそれぞれ添加した。組織を25℃、暗所で24時間抽出した。生成した赤色物質であるホルマザンを脳切片が白色になるまで十分に抽出した。
(1)画像分析ソフトウェアを用いて写真の分析を行った。右側虚血面積(白色)および右側全面積をマークし、梗塞面積のパーセンテージを次式によって計算した:
Figure 0005272023
(2)各抽出物(抽出物100μL+抽出溶液1900μL)の吸光度を485nmで測定し、4回の独立した測定を平均し、AleftとArightとした。脳病変のパーセンテージを次式によって計算した:
Figure 0005272023
1.3.4 統計分析
定量データを平均±SDで表した。脳梗塞面積および神経学的欠損採点を一元配置分散分析(one−way ANOVA)によって評価した。2群間の差の有意性を、Scheffe試験によって決定した。動物の死亡率をグループ間でX試験によって比較した。P<0.05を有意な差として定義した。
2 結果
2.1 神経学的欠損症状に対する影響
神経学的欠損症状の採点を表3に示した。モデル群と比較して、様々な割合のエダラボンおよび天然ボルネオールの配合物ならびにニモジピンは、神経学的欠損症状を有意に改善した(F4.35=14.59、P=0.000)。エダラボンおよび天然ボルネオールの組み合わせは、神経学的欠損症状を有意に改善できることが示された。
Figure 0005272023
2.2 脳梗塞面積に対する影響
様々な群における脳梗塞面積を表4に示した。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(2:1および1:1の割合)、ならびにニモジピンによる処置は、脳梗塞面積を有意に減少させた(F4.35=5.38、P=0.002)。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(1:2の割合)による処置は、脳梗塞面積を減少させる傾向を有していた(F4.35=5.38、P=0.358)。
Figure 0005272023
2.3 脳病変に対する影響
様々な群における脳病変を表5に示した。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(2:1および1:1の割合)による処置、ならびにニモジピンによる処置は、脳病変の重篤度を有意に減少させた(F4.35=5.36、P=0.002)。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(1:2の割合)による処置は、脳病変の重篤度を減少させる傾向を有していた(F4.35=5.36、P=0.239)。
Figure 0005272023
実施例18
1 材料および方法
1.1 動物:体重280〜320gの健常な雄性Wistarラット。
1.2 薬物および試薬:実施例1の注射用エダラボン(2mg/mL)、および実施例5、7および11の注射用エダラボン+天然ボルネオール。
1.3 方法
実験法および評価法は実施例13と同じである。
2 結果
2.1 神経学的欠損症状に対する影響
神経学的欠損症状の採点を表6に示した。モデル群と比較して、様々な割合のエダラボンおよび天然ボルネオールによる処置、ならびにニモジピンによる処置は、神経学的欠損症状を有意に改善した(F4.35=10.31、P=0.000)。エダラボンおよび天然ボルネオールの組み合わせは、神経学的欠損症状を有意に改善することが示された。
Figure 0005272023
2.2 脳梗塞面積に対する影響
様々な群における脳梗塞面積を表7に示した。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(2:1の割合)による処置、ならびにエダラボン3mg/kgによる処置は、脳梗塞面積を有意に減少させた(F4.35=4.62、P=0.03)。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(4:1および9.1の割合)による処置は、脳梗塞面積を減少させる傾向を有していた(F4.35=4.62、P=0.081)。
Figure 0005272023
2.3 脳病変に対する影響
様々な群における脳病変を表8に示した。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(2:1の割合)による処置、ならびにエダラボン3mg/kgによる処置は、脳病変の重篤度を有意に減少させた(F4.35=5.78、P=0.04)。モデル群と比較して、エダラボンおよび天然ボルネオール(4:1および9.1の割合)による処置は、脳病変の重篤度を減少させる傾向を有していた(F4.35=5.78、P=0.159)。
Figure 0005272023
実施例19
1 材料および方法
1.1 動物:36匹のNew Zealandウサギ、一般的等級、体重2.0〜3.0kg、それぞれ♀18匹および♂18匹(メスおよびオス)。
1.2 薬物および試薬:実施例12、13、14および15から得られる薬物;1,2−プロピレングリコール、0.9%塩化ナトリウム注射。
1.3 用量およびグループ分け
溶媒 0.9%塩化ナトリウム注射(重量基準) 10mL/kg
ビヒクル 40%プロピレングリコール溶液(容積基準) 10mL/kg
エダラボン 80mg/kg(プロピレングリコール含量:40%)
エダラボン 20mg/kg(プロピレングリコール含量:10%)
併用エダラボン 120mg/kg(プロピレングリコール含量:50%)
併用エダラボン 30mg/kg(プロピレングリコール含量:10%)
この実施例における併用エダラボンとは、エダラボン+天然ボルネオール(重量比=2:1)を意味する。
前記用量群において、ウサギ1匹につき1日あたりの投与量を、各ウサギの実際の体重にしたがって計算した。試験薬物を、各ウサギの体重にしたがって等容積で投与した。
2 方法
36匹のウサギに番号を付け、体重によって、4つの用量群、「エダラボン+天然ボルネオール(重量比=2:1)」120mg/kg、30mg/kg;「エダラボン」80mg/kg、20mg/kg;ならびにビヒクル群(40%プロピレングリコール溶液)および溶媒群(0.9%塩化ナトリウム注射)を含む6群にランダムに分けた。各群には、それぞれ3匹のオスおよび3匹のメスを含む6匹のウサギが含まれていた。ウサギを試験前3日間慣らし、観察した。試験の間、ウサギに、辺縁耳静脈注射によって毎朝同じ時間に1回投与した。高用量群のウサギには13日間連続して投薬し、低用量群、溶媒群およびビヒクル群には、20日間投与した。用量を体重の変動にしたがって調整した。動物の応答、注射部位での刺激ならびに腎臓および注射部位における組織病理学検査を用いて、併用エダラボンまたはエダラボンのいずれかのウサギに対する毒性を包括的に評価した。
3 結果
血尿:連続静脈内投与の間、エダラボン80mg/kgもしくは20mg/kg、併用エダラボン120mg/kgもしくは30mg/kg、または40%プロピレングリコール溶液10mL/kgで処置した群において、投与後30分〜2時間で一時的血尿が起こった。血尿の発生率は、エダラボン80mg/kg群では100%、エダラボン20mg/kg群では100%、併用エダラボン120mg/kg群では100%、併用エダラボン30mg/kg群では50%、40%プロピレングリコール溶液10mL/kg群では100%であった。しかし、0.9%塩化ナトリウム注射群では血尿は起こらなかった。
肉眼剖検および組織病理学検査:1)肉眼剖検:エダラボン80mg/kg群では、6匹のウサギのうち3匹がカーキ色で、表面が平らでない肥大した腎臓を有し、1匹のウサギは肝壊死になり、カーキ色で堅い肝臓を有していた。エダラボン20mg/kg群において、6匹のウサギのうち3匹は、肥大した腎臓を有していた。併用エダラボン120mg/kg群では、6匹のウサギのうち2匹は、淡色の肥大した腎臓を有していた。併用エダラボン30mg/kg群および40%プロピレングリコール溶液10mL/kg群では腎臓の明らかな変化は観察されなかった。2)組織病理学検査:エダラボン80mg/kgおよび20mg/kg群ならびに併用エダラボン120mg/kgおよび30mg/kg群では、刺激性変化、たとえば様々な程度の血管閉塞が注射部位で観察された。前記群では、ウサギの腎臓障害も観察され、その主な兆候は、進行性腎臓障害、たとえば尿細管障害、間充組織の炎症性浸潤、および糸球体障害であった。40%プロピレングリコール溶液10mL/kg群では、刺激性変化、例えば血管閉塞も注射部位で観察されるが、その腎臓からは軽度の尿細管肥大および空胞変性しか観察されなかった。
前記実験結果から、前記投与条件では、次のように結論づけられた。1:エダラボンおよび併用エダラボンはウサギの注射部位に対して実質的に同様の影響を示す。2:エダラボンは併用エダラボンよりもウサギにおいて高い発生率で血尿を誘発する。3:エダラボンは併用エダラボンよりもウサギの腎臓に対して高い毒性を有する。
本発明のいくつかの好適な実施形態のみを前述のように記載する。本発明の本質を逸することなく、当業者がさらなる改善および/または修飾を行うことができ、それらは本発明においてさらにクレームされることに注意すべきである。

Claims (10)

  1. 有効成分として、3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンおよびボルネオールを含む薬学的組成物。
  2. 3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンのボルネオールに対する重量比が4:1〜1:4であることを特徴とする、請求項1記載の薬学的組成物。
  3. 3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オンのボルネオールに対する重量比が2:1〜1:2であることを特徴とする、請求項2記載の薬学的組成物。
  4. ボルネオールが天然ボルネオールであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の薬学的組成物。
  5. 組成物が溶媒をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の薬学的組成物。
  6. 溶媒が、水溶性有機溶媒、または水溶性有機溶媒と水との混合物であることを特徴とする、請求項5記載の薬学的組成物。
  7. 水溶性有機溶媒がプロピレングリコールであることを特徴とする、請求項6記載の薬学的組成物。
  8. 脳血管疾患の治療用医薬の調製における、請求項1〜7のいずれか1項記載の薬学的組成物の使用。
  9. 脳血管疾患が虚血性脳血管疾患であることを特徴とする、請求項8記載の使用。
  10. 脳血管疾患が脳梗塞であることを特徴とする、請求項8記載の使用。
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