JP5267186B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき操舵補助用の電動モータを駆動制御する電動パワーステアリング装置に関し、さらに詳しくは1CPUによる制御系の診断に関するものである。
乗用車やトラック等の車両の操舵力を軽減するため、操舵補助モータによって操舵を補助する、いわゆる電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)装置がある。EPS装置では、操舵補助モータの駆動力を、減速機を介してギヤまたはベルト等の伝送機構により、ステアリングシャフトまたはラック軸に補助力を付与するようになっている。
EPS装置は、車両操舵という重要な役割を担うため、自動車を構成する部品のなかでも安全性、信頼性への配慮が特に必要であり、このため従来より制御装置を二重化するなどの対策がなされている。また、近年は、国際規約ISO26262にもある通り、組み込みシステムの安全性向上が求められ、片方のCPUが故障したなどの異常な状態に陥った場合でも正常に制御可能であれば、できるだけ制御を長く安全に継続することが求められている。
特許文献1では、自動車用電動パワーステアリングシステムにおいて、制御用のマイコンを二重化しかつ両マイコンの出力を切換えて出力する切換ロジックを設けるとともに、各マイコンは、相手の出力するウォッチドッグパルスを互いに監視し、相手の異常を検出したマイコンは自マイコンからの制御出力を制御停止時の状態に徐々に近づけかつこれが所定の範囲に達したとき制御停止の信号を出力し、切換ロジックは、各マイコンから出力されるウォッチドッグパルスを監視して一方のマイコンに異常があったときには正常な方のマイコンからの制御出力を選択し、両マイコンともに異常と判断したときあるいは少なくとも1つのマイコンから上記制御停止の信号が出力されたときに操舵アシストモータを駆動停止するようにしている。
特許文献2においては、パワーステアリング装置の電子制御ユニットに、同じプログラムに基づいて同じステアリング制御動作を行うCPUを2つ搭載し、ウォッチドッグパルスを各CPUに相互入力することにより相手側CPUを相互監視し、一方のCPUに異常が生じた場合は、異常でない他方のCPUによって制御を継続し、正常なCPUは異常CPUをリセットするとともに正常復帰のための所要の設定値をリセット後のCPUに与えて、一方のCPUに異常が生じた場合でも2つのCPUを正常状態に復帰させるようにしている。
これら特許文献1、2の技術では、2つのCPUを具備するために、コスト増が避けられず、コストダウンが要求されている車種用の電動パワーステアリングシステムとして採用することが難しい。このように1CPU構成においても、異常時にできるだけ制御を長く安全に継続することができるフェールセーフ機能を実現することが求められている。
特許文献3では、1CPU構成の車両の制御装置において、ROM診断プログラムをROMの2つの異なる第1および第2の記憶領域に記憶し、2つのROM診断プログラムを並列動作させることにより、ROMの故障が第1および第2の記憶領域のうちの一方に生じたものであったとしても、この故障を、故障していない他方の記憶領域に記憶されたROM診断プログラムに基づく診断によって検出し、ROM故障を検出した場合には、警告灯を点灯するなどのフェールセーフ処理を実行するようにしている。
特開平04−41960号公報 特開平11−53207号公報 特開2000−65692号公報
特許文献3の従来技術には、1CPU構成の車両の制御装置において、2つのROM診断プログラムを並列動作させてROM診断の故障検出の確実性を向上させることは示されているが、特許文献3には、ROM故障を検出した場合でも正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続するための手法については開示がない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続することが可能な1CPU構成の制御系を有する電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、操舵補助用の電動モータと、少なくとも操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき前記操舵補助用の電動モータを駆動制御するためのモータ駆動指令を生成する操舵制御を実行する操舵プログラムを格納するROMと、ワークメモリとして使用されるRAMと、該ROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する1つのCPUとを備える電動パワーステアリング装置において、前記ROMを第1ROM領域および第2ROM領域に分割し、前記第1ROM領域における異常を検出するための第1のROM異常診断プログラムおよび通常の前記操舵制御を実行させる通常操舵プログラムを第1ROM領域に格納し、前記第2ROM領域における異常を検出するための第2のROM異常診断プログラムおよび前記通常操舵プログラムより簡易な操舵制御を実行させる簡易操舵プログラムを第2ROM領域に格納し、前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、第2ROM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させ、前記RAMを第1RAM領域および第2RAM領域に分割し、前記ROMの第1ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第1RAM領域をワークメモリとして用い、前記ROMの第2ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第2RAM領域をワークメモリとして用い、前記第1ROM領域には、第1RAM領域における異常を検出するための第1のRAM異常診断プログラムを格納し、前記第2ROM領域には、第2RAM領域における異常を検出するための第2のRAM異常診断プログラムを格納し、前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第1のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断を含む第1の異常診断を実行し、該第1の異常診断により第1ROM領域または第1RAM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第2のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断を含む第2の異常診断を実行し、該第2の異常診断により第2ROM領域または第2RAM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、操舵補助用の電動モータと、少なくとも操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき前記操舵補助用の電動モータを駆動制御するためのモータ駆動指令を生成する操舵制御を実行する操舵プログラムを格納するROMと、ワークメモリとして使用されるRAMと、該ROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する1つのCPUとを備える電動パワーステアリング装置において、前記ROMを第1ROM領域および第2ROM領域に分割し、前記第1ROM領域における異常を検出するための第1のROM異常診断プログラムおよび通常の前記操舵制御を実行させる通常操舵プログラムを第1ROM領域に格納し、前記第2ROM領域における異常を検出するための第2のROM異常診断プログラムおよび前記通常操舵プログラムより簡易な操舵制御を実行させる簡易操舵プログラムを第2ROM領域に格納し、前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、第2ROM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させ、前記第1ROM領域および第2ROM領域には、ウォッチドッグタイマ処理のための第1および第2のウォッチドッグタイマプログラムをそれぞれさらに格納し、前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第1のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第1の異常診断を実行し、該第1の異常診断により異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第2のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第2の異常診断を実行し、該第2の異常診断により異常を検出した場合は、操舵制御を停止させることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、操舵補助用の電動モータと、少なくとも操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき前記操舵補助用の電動モータを駆動制御するためのモータ駆動指令を生成する操舵制御を実行する操舵プログラムを格納するROMと、ワークメモリとして使用されるRAMと、該ROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する1つのCPUとを備える電動パワーステアリング装置において、前記ROMを第1ROM領域および第2ROM領域に分割し、前記第1ROM領域における異常を検出するための第1のROM異常診断プログラムおよび通常の前記操舵制御を実行させる通常操舵プログラムを第1ROM領域に格納し、前記第2ROM領域における異常を検出するための第2のROM異常診断プログラムおよび前記通常操舵プログラムより簡易な操舵制御を実行させる簡易操舵プログラムを第2ROM領域に格納し、前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、第2ROM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させ、前記RAMを第1RAM領域および第2RAM領域に分割し、前記ROMの第1ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第1RAM領域をワークメモリとして用い、前記ROMの第2ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第2RAM領域をワークメモリとして用い、前記第1ROM領域および第2ROM領域には、ウォッチドッグタイマ処理のための第1のおよび第2のウォッチドッグタイマプログラムをそれぞれさらに格納し、前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断、第1のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断および第1のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第1の異常診断を実行し、該第1の異常診断により異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断、第2のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断および第2のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第2の異常診断を実行し、該第2の異常診断により異常を検出した場合は、操舵制御を停止させることを特徴とする。
本発明にかかる電動パワーステアリング装置によれば、CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に第1ROM領域に格納された第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵実行中に第2ROM領域に格納された第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行するようにしているので、安価な1CPU構成で、ROMのある特定アドレスまたは特定アドレス群が異常になった場合でも、正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続させるフェールセーフ機能を実現することができる。
以下に、本発明にかかる電動パワーステアリング装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、電動パワーステアリング(EPS)装置100の一般的な構成を示す図である。図1において、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4aおよび4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクTを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助する操舵補助モータ20が、減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。ここで、操舵補助モータ20は、例えば、ブラシレスモータやブラシモータである。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ14から内蔵の電源リレー13を経て電力が供給され、イグニションキー11からイグニション信号が供給される。また、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車両速度(車速)Vとに基づいて、操舵補助モータ20の電流指令値を演算し、操舵補助モータ20の電流検出値と電流指令値とに基づいて、操舵補助モータ20の電流検出値が電流指令値に追従するように操舵補助モータ20を駆動制御する。
図2は、図1のコントロールユニット30のハードウェア構成を示す図である。コントロールユニット30は、図2に示すように、電源リレー13と、MCU(マイクロコントロールユニット)110と、モータ駆動回路108と、電流検出回路120と、位置検出回路130等を備えている。
MCU110は、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM(不揮発性メモリ)104、インターフェース(I/F)105、A/D変換器106、PWM制御部107などを備え、これらがバス接続されている。CPU101は、ROM102に格納された各種プログラムを実行して電動パワーステアリング装置を制御する。
ROM102は操舵補助モータ20の制御プログラムおよびフェールセーフ機能のプログラムを記憶するためのメモリとして使用され、RAM103は当該プログラムを動作させるためのワークメモリとして使用される。EEPROM104は電源遮断後においても記憶内容を保持可能なメモリであり、故障診断結果等を記録することができる。
A/D変換器106は、トルクセンサ10からの操舵トルクT、電流検出回路120からの操舵補助モータ20の電流検出値Im、および位置検出回路130からのモータ回転角信号θ等を入力し、デジタル信号に変換する。インターフェース105は、CANなどの車載ネットワークに接続されており、車速センサ12からの車速信号V(車速パルス)などが入力される。
PWM制御部107は操舵補助モータ20の電流指令値に基づきUVW各相のPWM制御信号を出力する。モータ駆動回路108は、インバータ回路などにより構成され、PWM制御部107から出力された信号に基づき操舵補助モータ20を駆動する。電流検出回路120は操舵補助モータ20の電流値を検出し、電流検出値ImをA/D変換器106に出力する。位置検出回路130は、レゾルバなどの位置センサ25からの出力信号をモータ回転角信号θとして、A/D変換器106に出力する。
図3は、MCU110による操舵補助モータ20の駆動制御系の概略的な機能ブロック図を示すものである。図3に示す駆動制御系には、操舵トルクTと車速Vに基づいて操舵補助指令値を算出するトルク制御系200と、操舵補助指令値を補償することによりステアリング系のステアリング特性を補償する補償制御を行う補償制御系210と、操舵補助モータ20の駆動に関連した電流制御を行う電流制御系220とが含まれている。
トルク制御系200は、アシスト量演算部201と、位相補償部202とを備えている。アシスト量演算部201には、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと、車速センサ12で検出された車速Vが入力される。アシスト量演算部201は、車速Vをパラメータとして操舵トルクTに対応する操舵補助指令値Iを格納しており、入力される操舵トルクT及び車速Vに基いて、操舵補助モータ20に供給する電流の制御目標値である操舵補助指令値Iを決定して、位相補償部202に出力する。位相補償部202は、操舵系の安定性を高めるために、操舵補助指令値Iを位相補償し、位相補償した操舵補助指令値Iを加算部203に出力する。
位置検出回路130は、操舵補助モータ20に取り付けられた位置センサ25からの出力信号をモータ回転角信号θとして、補償制御系210に出力する。補償制御系210は、慣性補償部211、収斂性補償部212及びSAT(セルフアライニングトルク)補償部213などを有し、慣性補償部211、収斂性補償部212及びSAT補償部213は、モータ回転角信号θなどに基づいて算出された収斂性、慣性、SAT等の補償値を加算部203にそれぞれ入力する。加算部203は、位相補償部202からの操舵補助指令値Iに収斂性、慣性、SAT等の補償値を加算する。加算部203から出力される電流指令値Irefは電流制御部220に入力される。
電流制御系220は、PI(比例積分)制御部222、PWM制御部107などを備えている。PI制御部222は、電流指令値Irefと電流検出回路120から出力される操舵補助モータ20のモータ電流検出値Imとの偏差を求め、該偏差を比例積分処理した電圧補償量VrefをPWM制御部107に出力する。PWM制御部107は、電圧補償量VrefをPWM処理して、UVW各相のPWM制御信号(モータ駆動指令)をモータ駆動回路108に出力する。モータ駆動回路108は、インバータ回路などにより構成されており、PWM制御部107から出力された信号に基づき操舵補助モータ20を駆動する。
つぎに、本実施例の要部について説明する。図4は、図2に示したROM102の記憶領域および記憶内容を示すものである。図5は図2に示したRAM103の記憶領域を示すものである。ROM102は、図4に示すように、2つの領域(第1ROM領域102a、第2ROM領域102b)に分割されており、CPU101は、これら第1および第2ROM領域102a,102bのいずれかに記憶されたプログラムに従って動作する。RAM103も、図5に示すように、2つの領域(第1RAM領域103a、第2RAM領域103b)に分割されている。ここで、第1ROM領域102aに記憶されたプログラムに従ってCPU1が動作しているときには、第1RAM領域103aがワークメモリにして使用され、第2ROM領域102bに記憶されたプログラムに従ってCPU1が動作しているときには、第2RAM領域103bがワークメモリにして使用される。
図4に示すように、第1ROM領域102aには、CPU101に通常のアシスト制御を実行させるための通常アシスト機能プログラムPGas1と、第1ROM領域102aについてのROM異常を検出するためのROM異常検出プログラムPGrom1と、第1RAM領域103aについてのRAM異常を検出するためのRAM異常検出プログラムPGram1とが記憶されている。ROM異常検出プログラムPGrom1としては、この場合、CPU101に第1ROM領域102aについてのサムチェックを行わせるためのサムチェックプログラムPGsum1と、CPU101に内部ウォッチドッグタイマ(以下内部WDTと略す)機能を実現させるための内部WDTプログラムPGwdt1が記憶されている。RAM異常検出プログラムPGram1は、第1RAM領域103aの異常を検出するためのプログラムであり、このプログラムPGram1としては、たとえば、第1RAM領域103aに所定のデータを書き込んで、書き込んだデータを読み出し、読み出したデータが書き込んだ所定のデータと一致するかを判定するライト/リード検査が採用される。
また、第2ROM領域102bには、故障を検出した場合でも正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続するフェールセーフ機能を実現するためのプログラムが記憶されている。すなわち、第2ROM領域102bには、操舵フィーリングを良くするための制御は行わずに最低限のアシスト機能を実現させる簡易版アシスト機能プログラムPGas2と、第2ROM領域102bについてのROM異常を検出するためのROM異常検出プログラムPGrom2と、第2RAM領域103bについてのRAM異常を検出するためのRAM異常検出プログラムPGram2とが記憶されている。ROM異常検出プログラムPGrom2としては、この場合、CPU101に第2ROM領域102bについてのサムチェックを行わせるためのサムチェックプログラムPGsum2と、CPU101に内部ウォッチドッグタイマ(以下内部WDTと略す)機能を実現させるための内部WDTプログラムPGwdt2が記憶されている。RAM異常検出プログラムPGram2は、第2RAM領域103bの異常を検出するためのプログラムであり、このプログラムPGram2としては、たとえば、第2RAM領域103bに所定のデータを書き込んで、書き込んだデータを読み出し、読み出したデータが書き込んだ所定のデータと一致するかを判定するライト/リード検査が採用される。
図6は、本EPS装置100で行われる制御手順を示すものである。車両の電源が投入されると、まず、CPU101は、ROM102の第1ROM領域102aに記憶されているプログラム(通常アシスト機能プログラムPGas1、ROM異常検出プログラムPGrom1、RAM異常検出プログラムPGram1)の実行を開始する(ステップS10)。まず、CPU101は、ROM異常検出プログラムPGrom1のサムチェックプログラムPGsum1によってROM102の第1ROM領域102aについてのサムチェックを行うとともに、RAM異常検出プログラムPGram1によってRAM103の第1RAM領域103aについての異常チェックを実行する(ステップS20,S30)。これらのチェックの結果、異常が検出されない場合は、CPU101は、通常アシスト機能プログラムPGas1による通常のアシスト操舵制御を実行する(ステップS40)。しかし、ステップS20,S30におけるROMチェック,RAMチェックの結果、少なくともいずれかのチェックに異常が検出された場合は、CPU101は手順をステップS80に移行して、ハードウェアの初期化処理を実行する。
ステップS40における通常アシスト操舵制御の最中に、ROM異常検出プログラムPGrom1に含まれる内部WDTプログラムPGwdt1によって内部WDT処理が実行されており(ステップS50)、内部WDTのオーバーフローが検出された場合は、CPU101は手順をステップS80に移行して、ハードウェアの初期化処理を実行する。また、CPU101は、ステップS40における通常アシスト操舵制御の最中にも、定期的にROM異常検出プログラムPGrom1に含まれるサムチェックプログラムPGsum1によってROM102の第1ROM領域102aについてのサムチェックを行うとともに、RAM異常検出プログラムPGram1によってRAM103の第1RAM領域103aについての異常チェックを実行する(ステップS60,S70)。これらのチェックの結果、異常が検出されない場合は、CPU101は、通常アシスト機能プログラムPGas1による通常のアシスト操舵制御を続行する(ステップS40)。しかし、ステップS60,S70におけるROMチェック,RAMチェックの結果、少なくともいずれかのチェックに異常が検出された場合は、CPU101は手順をステップS80に移行して、ハードウェアの初期化処理を実行する。
ステップS80によるハードウェアの初期化処理の後、CPU101は、ROM102の第2ROM領域102bに記憶されているプログラム(簡易アシスト機能プログラムPGas2、ROM異常検出プログラムPGrom2、RAM異常検出プログラムPGram2)の実行を開始する(ステップS90)。まず、CPU101は、ROM異常検出プログラムPGrom2のサムチェックプログラムPGsum2によってROM102の第2ROM領域102bについてのサムチェックを行うとともに、RAM異常検出プログラムPGram1によってRAM103の第2RAM領域103bについての異常チェックを実行する(ステップS100,S110)。これらのチェックの結果、異常が検出されない場合は、CPU101は、簡易アシスト機能プログラムPGas2による簡易アシスト操舵制御を実行する(ステップS120)。しかし、ステップS100,S110におけるROMチェック,RAMチェックの結果、少なくともいずれかのチェックに異常が検出された場合は、CPU101は手順をステップS160に移行して、アシスト操舵制御を停止する。
ステップS120における簡易アシスト操舵制御の最中に、ROM異常検出プログラムPGrom2に含まれる内部WDTプログラムPGwdt2によって内部WDT処理が実行されており(ステップS130)、内部WDTのオーバーフローが検出された場合は、CPU101は手順をステップS160に移行して、アシスト操舵制御を停止する。また、CPU101は、ステップS120における通常アシスト操舵制御の最中に、定期的に、ROM異常検出プログラムPGrom2に含まれるサムチェックプログラムPGsum2によってROM102の第2ROM領域102bについてのサムチェックを行うとともに、RAM異常検出プログラムPGram2によってRAM103の第2RAM領域103bについての異常チェックを実行する(ステップS140,S150)。これらのチェックの結果、異常が検出されない場合は、CPU101は、簡易アシスト機能プログラムPGas2による通常のアシスト操舵制御を続行する(ステップS120)。しかし、ステップS140におけるROMチェック,RAMチェックの結果、少なくともいずれかのチェックに異常が検出された場合は、CPU101は手順をステップS160に移行して、アシスト操舵制御を停止する。
このように本実施例では、ROM102を2領域に分割し、第1および第2ROM領域の双方にアシスト制御機能(片方は簡易アシスト制御機能)を搭載し、さらに第1および第2ROM領域の双方にROM異常検出プログラム、RAM異常検出プログラム、WDTプログラムを搭載し、CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された通常アシスト制御プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に、ROM異常、RAM異常、WDT異常が検出された場合は、第2ROM領域に格納された簡易アシスト制御プログラムに切り替えて簡易アシスト制御を実行し、この簡易アシスト制御実行中に、ROM異常、RAM異常、WDT異常が検出されまでは、簡易アシスト制御を続行するようにしているので、安価な1CPU構成で、正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続させるフェールセーフ機能を実現することができる。
また、第1ROM領域102aに記憶したサムチェックプログラムPGsum1は、現在実際に使用されているプログラムが格納されている第1ROM領域102aのみのサムチェックを行い、第2ROM領域102bに記憶したサムチェックプログラムPGsum2は、現在実際に使用されているプログラムが格納されている第2ROM領域102bのみのサムチェックを行うようにしているので、現在使用されていないプログラムが格納されているROM領域のある特定アドレスまたは特定アドレス群が異常になった場合には、異常を検出しないので、安価な1CPU構成で、正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続させるフェールセーフ機能を実現することができる。
なお、上述した異常検出処理に外部WDT処理を追加するようにしてもよい。また、内部WDT処理に変えて外部WDT処理を実行させるようにしてもよい。また、上記では、ROMの異常検出処理として、サムチェックを採用するようにしたが、他の任意の異常検出処理を採用するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる電動ステアリング装置は、1CPU構成において、正常に制御可能であればできるだけ制御を長く安全に継続することが要求される場合に有用である。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示す図である。 図2は、コントロールユニットのハードウェア構成を示す図である。 MCUによる操舵補助モータの駆動制御系の機能ブロック図である。 ROMの記憶領域、記憶内容を示す図である。 RAMの記憶領域を示す図である。 本電動パワーステアリング装置の全体的動作手順を示すフローチャートである。
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
4a,4b ユニバーサルジョイント
5 ピニオンラック機構
6 タイロッド
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
13 電源リレー
14 バッテリ
20 操舵補助モータ
25 位置センサ
30 コントロールユニット
100 EPS装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
108 モータ駆動回路
120 電流検出回路
130 位置検出回路

Claims (3)

  1. 操舵補助用の電動モータと、少なくとも操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき前記操舵補助用の電動モータを駆動制御するためのモータ駆動指令を生成する操舵制御を実行する操舵プログラムを格納するROMと、ワークメモリとして使用されるRAMと、該ROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する1つのCPUとを備える電動パワーステアリング装置において、
    前記ROMを第1ROM領域および第2ROM領域に分割し、前記第1ROM領域における異常を検出するための第1のROM異常診断プログラムおよび通常の前記操舵制御を実行させる通常操舵プログラムを第1ROM領域に格納し、前記第2ROM領域における異常を検出するための第2のROM異常診断プログラムおよび前記通常操舵プログラムより簡易な操舵制御を実行させる簡易操舵プログラムを第2ROM領域に格納し、
    前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、第2ROM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させ、
    前記RAMを第1RAM領域および第2RAM領域に分割し、前記ROMの第1ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第1RAM領域をワークメモリとして用い、前記ROMの第2ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第2RAM領域をワークメモリとして用い、
    前記第1ROM領域には、第1RAM領域における異常を検出するための第1のRAM異常診断プログラムを格納し、前記第2ROM領域には、第2RAM領域における異常を検出するための第2のRAM異常診断プログラムを格納し、
    前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第1のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断を含む第1の異常診断を実行し、該第1の異常診断により第1ROM領域または第1RAM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第2のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断を含む第2の異常診断を実行し、該第2の異常診断により第2ROM領域または第2RAM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 操舵補助用の電動モータと、少なくとも操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき前記操舵補助用の電動モータを駆動制御するためのモータ駆動指令を生成する操舵制御を実行する操舵プログラムを格納するROMと、ワークメモリとして使用されるRAMと、該ROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する1つのCPUとを備える電動パワーステアリング装置において、
    前記ROMを第1ROM領域および第2ROM領域に分割し、前記第1ROM領域における異常を検出するための第1のROM異常診断プログラムおよび通常の前記操舵制御を実行させる通常操舵プログラムを第1ROM領域に格納し、前記第2ROM領域における異常を検出するための第2のROM異常診断プログラムおよび前記通常操舵プログラムより簡易な操舵制御を実行させる簡易操舵プログラムを第2ROM領域に格納し、
    前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、第2ROM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させ、
    前記第1ROM領域および第2ROM領域には、ウォッチドッグタイマ処理のための第1および第2のウォッチドッグタイマプログラムをそれぞれさらに格納し、
    前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第1のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第1の異常診断を実行し、該第1の異常診断により異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断および第2のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第2の異常診断を実行し、該第2の異常診断により異常を検出した場合は、操舵制御を停止させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 操舵補助用の電動モータと、少なくとも操舵トルクおよび車両速度を用いて演算した操舵補助指令に基づき前記操舵補助用の電動モータを駆動制御するためのモータ駆動指令を生成する操舵制御を実行する操舵プログラムを格納するROMと、ワークメモリとして使用されるRAMと、該ROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する1つのCPUとを備える電動パワーステアリング装置において、
    前記ROMを第1ROM領域および第2ROM領域に分割し、前記第1ROM領域における異常を検出するための第1のROM異常診断プログラムおよび通常の前記操舵制御を実行させる通常操舵プログラムを第1ROM領域に格納し、前記第2ROM領域における異常を検出するための第2のROM異常診断プログラムおよび前記通常操舵プログラムより簡易な操舵制御を実行させる簡易操舵プログラムを第2ROM領域に格納し、
    前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、この異常診断により第1ROM領域の異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断を実行し、第2ROM領域の異常を検出した場合は、操舵制御を停止させ、
    前記RAMを第1RAM領域および第2RAM領域に分割し、前記ROMの第1ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第1RAM領域をワークメモリとして用い、前記ROMの第2ROM領域に格納されたプログラムが実行されている際には、RAMの第2RAM領域をワークメモリとして用い、
    前記第1ROM領域および第2ROM領域には、ウォッチドッグタイマ処理のための第1のおよび第2のウォッチドッグタイマプログラムをそれぞれさらに格納し、
    前記CPUは、起動時は、第1ROM領域に格納された前記通常操舵プログラムを実行して通常の操舵制御を実行し、この通常の操舵制御の実行中に前記第1のROM異常診断プログラムを用いた異常診断、第1のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断および第1のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第1の異常診断を実行し、該第1の異常診断により異常を検出した場合は、第2ROM領域に格納された簡易操舵制御プログラムに切り替えて簡易操舵制御を実行し、この簡易操舵制御実行中に前記第2のROM異常診断プログラムを用いた異常診断、第2のRAM異常診断プログラムを用いた異常診断および第2のウォッチドッグタイマプログラムによるウォッチドッグタイマ処理による異常診断を含む第2の異常診断を実行し、該第2の異常診断により異常を検出した場合は、操舵制御を停止させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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