JP5397273B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、さらに詳しくは操舵制御を行うコンピュータが搭載する記憶装置の診断に関するものである。
乗用車やトラック等の車両の操舵力を軽減するため、電動機によって操舵を補助する、いわゆる電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)装置がある。電動パワーステアリング装置は、電動機が発生する動力を、減速機を介してステアリングシャフト又はラック軸に付与するようになっている。電動パワーステアリング装置は、車両の操舵という役割を担うため、車両を構成する装置の中でも特に高い安全性、信頼性が要求される。このため、電動パワーステアリング装置を制御するコンピュータが有するROM及びRAM等の一次記憶装置についても、不具合をいち早く検出できるように、随時不具合の診断を実行して一次記憶装置そのものや一次記憶装置に保持されている情報に不具合が発生していないかを診断している。
例えば、特許文献1には、制御対象を制御するための処理を行うコンピュータがその処理に用いるメモリの記憶領域の全部又は一部を診断対象として、該診断対象の領域を複数に分割した各分割領域毎に診断するメモリ診断装置であって、前記各分割領域を、その分割領域に記憶されるデータの種類に応じた頻度で診断する技術が開示されている。
また、特許文献2には、電動パワーステアリング装置に用いる制御用コンピュータが有するROMの診断技術が開示されている。この技術は、ROM領域を複数の所定数のビットからなるセルによって構成し、診断用期間毎に複数のセルのうち、一部のセルのデータの加算を行い、前回診断用期間に得られた一部のセルのデータの加算値に今回診断用期間に他の一部のセルのデータを加算して、ROM領域のすべてのセルについてのデータの加算値が得られたとき、加算値の合計と規定値とを比較するものである。
特開2003−323353号公報 特開2004−133635号公報
特許文献2に開示される技術では、マイクロコンピュータ起動からアシスト制御開始前に一般的に行われる不具合診断であるメモリ初期診断でメモリ不具合が検出された場合、又はアシスト制御中に実施されるメモリ常時診断でメモリ不具合が検出された場合、フェールセーフ処理として、アシスト制御を停止、又はモータへの通電を遮断、又はマイクロコンピュータをリセットし、電動パワーステアリング装置が重大な不具合モードに至ることを防止している。
しかしながら、中型車や大型車への電動パワーステアリング装置の採用拡大に伴い、メモリ不具合時にアシスト制御を停止、又はモータへの通電を遮断、又はマイクロコンピュータをリセットすることが、必ずしも得策とは言えなくなって来ている。これは、中型車や大型車ではタイヤが大きいためにタイヤの反力が大きくアシストが停止すると人間の負担が大きくなることや、ISO26262(機能安全規格)によるソフトウェアの安全規定など自動車部品の機能安全に対する要求が高まっていること等による。特に、操舵中にメモリ不具合を検出した場合は、突然アシストが停止して運転者に不安感を与えてしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電動パワーステアリング装置を制御する装置が有する記憶装置の不具合発生時にアシスト可能な不具合である場合にはアシストを継続することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング機構に補助操舵力を付与する電動機を有し、前記ステアリング機構に対する操舵トルクと車速とを少なくとも用いて演算した操舵補助指令値に基づいて前記電動機を駆動制御する電動パワーステアリング装置において、前記電動パワーステアリング装置の制御における複数の機能を実現する処理装置と、前記電動パワーステアリング装置の制御に使用される情報を格納する記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される第1の領域と、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域と、に分割されており、前記処理装置は、前記第1の領域及び前記第2の領域を領域毎に診断し、前記第1の領域の不具合を検出した場合、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換え、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記安全性に関しない機能を停止させることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング機構に補助操舵力を付与する電動機を有し、前記ステアリング機構に対する操舵トルクと車速とを少なくとも用いて演算した操舵補助指令値に基づいて前記電動機を駆動制御する電動パワーステアリング装置において、前記電動パワーステアリング装置の制御における複数の機能を実現する処理装置と、前記電動パワーステアリング装置の制御に使用される情報を格納する記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される第1の領域と、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域と、に分割されており、前記処理装置は、前記第1の領域及び前記第2の領域を領域毎に診断し、前記第1の領域の不具合を検出した場合、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換え、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記安全性に関しない機能が前記第2の領域に書き込むことを停止することを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
このように、第1の領域及び第2の領域を領域毎に診断し、領域毎に不具合が発生したか否かが判定される。その結果、第2の領域に不具合があると判定されても、第1の領域を使用する電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を継続して実行することができ、電動パワーステアリング装置の安全性を向上させることができる。
本発明の望ましい態様としては、前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記第1の領域の内容を前記第2の領域にコピーすることが好ましい。これにより、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用されていたデータが第2の領域にコピーされ、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能の実行の継続をスムーズに行うことができるので、電動パワーステアリング装置の安全性をより向上させることができる。
本発明の望ましい態様としては、前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記第2の領域に0を書き込む初期化を行うことが好ましい。これにより、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用されていたデータに誤りが発生していても、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を安全に継続することができる。
本発明の望ましい態様としては、前記処理装置は、前記第2の領域の不具合を検出した場合、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を停止させないことが好ましい。これにより、電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域に不具合があっても、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を継続して実行することができるので、電動パワーステアリング装置の安全性がより向上する。
本発明の望ましい態様としては、前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能を停止させることが好ましい。これにより、電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能の誤動作を防止することができる。
本発明の望ましい態様としては、前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能の前記第2の領域への書き込みを停止させることが好ましい。これによって、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能が第2の領域を安全に使用することができるので、電動パワーステアリング装置の安全性がより向上する。
本発明は、電動パワーステアリング装置を制御する装置が有する記憶装置の不具合発生時にアシスト可能な不具合である場合にはアシストを継続することができる。
図1は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニットのハードウェア構成を示す模式図である。 図3は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニットの機能的な構成を示す機能ブロック図である。 図4は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置のRAMの領域を示す図である。 図5は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置のRAMに不具合がない場合における各機能部間のデータの流れを示す図である。 図6は、電動パワーステアリング装置の制御の手順を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るRAMの診断の処理手順例を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置のRAMに不具合がある場合における各機能部間のデータの流れを示す図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す図である。本実施形態に係る電動パワーステアリング装置は、電動パワーステアリング装置の制御に使用される情報を格納するとともに、電動パワーステアリング装置の制御における複数の機能の内の電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される第1の領域と、複数の機能の内の電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域と、に分割された記憶装置と、電動パワーステアリング装置の制御における複数の機能を実現するとともに、記憶装置に不具合が発生しているか否かを判定する処理装置とを有する。そして、処理装置は、第1の領域及び第2の領域を領域毎に診断する。
電動パワーステアリング装置100は、車両に搭載されて、前記車両の運転者によるハンドルホイール1の操作を補助するものである。ハンドルホイール1のコラム軸2は、減速ギヤ3、ユニバーサルジョイント4a、4b、ラックアンドピニオン機構5を介して、操舵輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、ハンドルホイール1の操舵トルクTを検出するトルクセンサ10が設けられている。また、コラム軸2には減速ギヤ3が取り付けられている。減速ギヤ3は、モータ20の発生するトルクを増加させてコラム軸2へ伝達する。このような構造によって、モータ20が発生するトルクにより、ハンドルホイール1の操舵力が補助される。
本実施形態において、電動パワーステアリング装置100は、コラム軸2にモータ20のトルクを伝達するコラムアシスト型の装置であるが、電動パワーステアリング装置の形式はこれに限定されるものではない。例えば、電動パワーステアリング装置100は、ピニオンアシスト型やラックアシスト型等であってもよい。
モータ20は、例えば、ブラシレスモータやブラシモータである。電動パワーステアリング装置100を制御するECU(Electronic Control Unit、以下コントロールユニットという)30には、自身に内蔵された電源リレー13を介してバッテリ14から電力が供給されるとともに、イグニッションスイッチ11からイグニッション信号が送信される。また、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車両速度(車速)Vとに基づいて、モータ20の電流指令値を演算する。そして、コントロールユニット30は、電動パワーステアリング装置100を制御する装置(電動パワーステアリング装置の制御装置)である。コントロールユニット30は、モータ20に供給される電流の値(電流検出値)と電流指令値とに基づいて、モータ20の電流検出値が電流指令値に追従するようにモータ20を駆動制御する。
図2は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニットのハードウェア構成を示す模式図である。コントロールユニット30は、図2に示すように、電源リレー13と、制御用コンピュータ110と、モータ駆動回路15と、モータ電流検出回路16と、位置検出回路17等とを備えている。電動パワーステアリング装置100の制御用コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)104、インターフェース(I/F)105、A/D(Analog/Digital)変換器106、PWM(Pulse Width Modulation)コントローラ107等を備え、これらがバスに接続されている。CPU101は処理装置であり、ROM102に格納された、電動パワーステアリング装置100の制御用コンピュータプログラム(以下、制御プログラムという)を実行して、電動パワーステアリング装置100を制御する。
ROM102は制御プログラムや、ROM102及びRAM103を診断するための診断用コンピュータプログラム(以下、診断プログラムという)、あるいは電動パワーステアリング装置100の制御や診断に用いるデータを格納する。また、RAM103は、制御プログラムや診断プログラムを動作させるためのワークメモリとして使用される。EEPROM104には、制御プログラムが入出力する制御データ等が格納されている。制御データは、コントロールユニット30に電源が投入された後にRAM103に展開された制御プログラム上で使用され、所定のタイミングでEEPROM104に上書きされる。
ROM102、RAM103、及びEEPROM104等は情報を格納する記憶装置であって、CPU101が直接アクセスできる記憶装置(一次記憶装置)である。ROM102、RAM103、及びEEPROM104等は、制御プログラム及び制御データが格納されているため、CPU101によって不具合の有無の診断が実行される。このとき、ROM102、RAM103、及びEEPROM104のすべてを記憶装置として診断するように構成してもよいが、本実施形態では、記憶装置のうち、電動パワーステアリング装置100の制御中において使用頻度が高いRAM103を診断するものとする。
本実施形態における記憶装置の診断は、電動パワーステアリング装置を制御する装置が有する記憶装置の不具合発生時にアシスト可能な不具合である場合にはアシストを継続することができるという効果が得られる。このため、本実施形態における記憶装置の診断を、電動パワーステアリング装置100の制御中において使用頻度が高いRAM103に対して使用することにより、電動パワーステアリング装置を制御する装置が有する記憶装置の不具合発生時にアシスト可能な不具合である場合にはアシストを継続することができる。なお、RAM103以外の記憶装置(例えば、EEPROM104)に対する本実施形態における記憶装置の診断を除外するものではない。
A/D変換器106は、トルクセンサ10からの操舵トルクT、モータ電流検出回路16からのモータ20の電流検出値Im、及び位置検出回路17からのモータ20の回転角θの信号等を入力し、ディジタル信号に変換する。インターフェース105は、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークに接続されている。インターフェース105は、車速センサ12からの車速Vの信号(車速パルス)を受け付けるためのものである。
PWMコントローラ107は、モータ20に対する電流指令値に基づいてUVW各相のPWM制御信号を出力する。モータ駆動回路15は、インバータ回路等により構成され、PWMコントローラ107から出力された信号に基づいてモータ20を駆動する。モータ電流検出回路16は、モータ20に供給される電流の値(電流検出値)Imを検出してA/D変換器106に出力する。位置検出回路17は、位置センサ25(例えば、レゾルバ等)の出力信号をモータ20の回転角θとして、A/D変換器106に出力する。
図3は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニットの機能的な構成を示す機能ブロック図である。図3を用いて、電動パワーステアリング装置100の制御を説明する。図3に示すように、コントロールユニット30には、アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35、機能停止部36、RAM領域初期化・切換え部37が設けられている。
アシスト機能部31は、電流指令値算出部31a、電流制御部31bを備える。電流指令値算出部31aは、操舵トルクT及び車速Vに対応した電流指令値Iを算出する。電流制御部31bは、電流指令値Iと電流検出値Imとの偏差が0に近づくように、比例制御と微分制御と積分制御とのうち少なくとも一つを実行し、電流指令値Iに近づくように制御された電流Imが生成されるように、モータ駆動回路15のゲート駆動信号のデューティ比Dを演算する。モータ駆動回路15は、電流制御部31bが演算したデューティ比DにしたがってPWM制御された電流をモータ20に出力する。モータ電流検出回路16は、モータ20に流れる電流Imを検出する。
診断機能部32は、トルク不具合検出、モータ駆動回路15の不具合検出等を行う。診断機能部32は、メモリ不具合検出部32aを備え、メモリ不具合検出部32aは、メモリ(RAM103)の不具合検出を行う。
デバイス機能部33は、デバイス駆動部33aを備える。デバイス駆動部33aは、モータ駆動回路15のオン/オフ、電源リレー13のオン/オフ等を行う。
ダイアグ通信機能部34は、車載LANを介してダイアグテスターと接続され、ダイアグテスターとの通信を行う。
データフリーズ機能部35は、不具合解析のために、RAMデータ(車速、操舵トルク等)を記憶する。
機能停止部36は、後で詳細に説明するように、メモリ不具合検出部32aによってメモリ(RAM103)の不具合が検出された場合に、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35を停止させるとともに、RAM領域初期化・切換え部37にRAM103の領域の初期化、切換えを行わせる。
RAM領域初期化・切換え部37は、RAM103の領域の初期化、切換えを行う。
なお、図3のアシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35、機能停止部36、RAM領域初期化・切換え部37は、図2に示す制御用コンピュータ110によって実現される。
図4は、RAM103の領域を示す図(メモリマップ)である。RAM103は、領域1及び領域2の2つの領域に分割されており、領域1は、安全性に関する機能で使用され、領域2は、安全性に関しない機能で使用される。
安全性に関する機能としては、アシスト機能部31で実現される機能、デバイス機能部33で実現される機能、診断機能部32で実現される機能が挙げられる。アシスト機能部31で使用されるRAMエリアに不具合が発生した場合には適切なアシストができなくなるので、アシスト機能部31で実現される機能は安全性に関する。デバイス機能部33で使用されるRAMエリアに不具合が発生した場合には電源リレー13等をオフできなくなるので、デバイス機能部33で実現される機能は安全性に関する。診断機能部32で使用されるRAMエリアに不具合が発生した場合には正しい診断ができなくなるので、診断機能部32で実現される機能は安全性に関する。
アシスト機能部31で使用するRAMエリアとしては、アシスト機能で使用するA/D変換値に影響するRAMエリア、補償値に影響するRAMエリア、電流指令値Iに影響するRAMエリア、PWMのデューティ比Dに影響するRAMエリア等が挙げられる。
診断機能部32で使用するRAMエリアとしては、診断で使用するA/D変換値に影響するRAMエリア、不具合判定に影響するRAMエリア、不具合時間判定に影響するRAMエリア、不具合回数判定に影響するRAMエリア等が挙げられる。
デバイス機能部33で使用するRAMエリアとしては、モータ駆動回路15のオン/オフに影響するRAMエリア、電源リレー13やモータリレーのオン/オフに影響するRAMエリア等が挙げられる。
安全性に関しない機能としては、ダイアグ通信機能部34で実現される機能、データフリーズ機能部35で実現される機能が挙げられる。
図5は、RAM103に不具合がない場合における、アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35、機能停止部36、RAM領域初期化・切換え部37、RAM103間のデータの流れを示す図である。アシスト機能部31、診断機能部32及びデバイス機能部33は、RAM領域初期化・切換え部37を介して、RAM103の領域1にリード/ライトを行い、RAM103の領域1をワークエリアとして使用する。ダイアグ通信機能部34及びデータフリーズ機能部35は、機能停止部36を介して、RAM103の領域2にリード/ライトを行い、RAM103の領域2をワークエリアとして使用する。なお、ダイアグ通信機能部34は、車載LANを介してダイアグテスター38に接続されている。
図6は、電動パワーステアリング装置の制御の手順を示すフローチャートである。電動パワーステアリング装置100を制御するにあたって、ステップS1において、コントロールユニット30の制御用コンピュータ110を構成するCPU101は、イグニッション(IG)がONであるか否かを判定する。イグニッションがONであるか否かは、図1に示すイグニッションスイッチ11から送信されるイグニッション信号の有無に基づいてCPU101が判定する。
ステップS1でNoと判定された場合、すなわち、CPU101がイグニッションはOFFであると判定した場合、CPU101は処理を終了する。ステップS1でYesと判定された場合、すなわち、CPU101がイグニッションはONであると判定した場合、CPU101は、ROM102に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、CPU101内にアシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35、機能停止部36及びRAM領域初期化・切換え部37を実現して、電動パワーステアリング装置100の制御機能を所定のタイミングで実行することにより、電動パワーステアリング装置100を制御する。ステップS2において、アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35、機能停止部36及びRAM領域初期化・切換え部37の初期化処理が行われる。
電動パワーステアリング装置100の制御において、本実施形態では、アシスト制御機能を実行する前に、RAM103の診断が実行される。ステップS3において、診断機能部32は、RAM不具合診断を行う。次に、このRAM不具合診断の手順を説明する。
図7は、電動パワーステアリング装置のRAM不具合診断の手順を示すフローチャートである。ステップS11において、診断機能部32は、RAM103の不具合検出を行う。なお、RAM103の不具合検出の手法として、例えば、リード/ライトチェックを用いることができる。
次に、診断機能部32は、ステップS12において、RAM103に不具合があるか否かを第1の領域及び第2の領域の領域毎に判定する。ステップS12でRAM103に不具合がないと判定された場合、診断機能部32は、RAM不具合診断を終了する。
ステップS12でRAM103に不具合があると判定された場合、診断機能部32は、ステップS13において、不具合箇所がどの領域であるか判定する。
ステップS13でRAM103の領域2(安全性に関しない機能で使用される領域)にのみ不具合があると判定された場合、診断機能部32は、ステップS14において、安全性に関しない機能(本実施形態においては、ダイアグ通信機能部34及びデータフリーズ機能部35)を停止するように機能停止部36に指示する。機能停止部36は、安全性に関しない機能のRAM103の領域2への書き込みを停止させ、安全性に関しない機能を停止し、RAM不具合診断は終了する。
ステップS13でRAM103の領域1(安全性に関する機能で使用される領域)にのみ不具合があると判定された場合、診断機能部32は、ステップS15において、安全性に関しない機能を停止するように機能停止部36に指示する。機能停止部36は、安全性に関しない機能のRAM103の領域2への書き込みを停止させ、安全性に関しない機能を停止する。次に、診断機能部32は、ステップS16において、RAM103の領域2を初期化するようにRAM領域初期化・切換え部37に指示する。RAM領域初期化・切換え部37は、RAM103の領域1の内容をRAM103の領域2にコピーする。なお、RAM領域初期化・切換え部37は、RAM103の領域2全体に0を書き込んで(ゼロフィル)初期化するようにしても良い。そして、診断機能部32は、ステップS17において、安全性に関する機能のアクセス先をRAM103の領域1からRAM103の領域2に切換えるようにRAM領域初期化・切換え部37に指示する。RAM領域初期化・切換え部37は、安全性に関する機能のアクセス先をRAM103の領域1からRAM103の領域2に切換え、RAM不具合診断は終了する。
図8は、RAM103の領域1にのみ不具合があり、安全性に関する機能のアクセス先をRAM103の領域2に切換えた場合における、アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35、機能停止部36、RAM領域初期化・切換え部37、RAM103間のデータの流れを示す図である。アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33は、RAM領域初期化・切換え部37を介して、RAM103の領域2にリード/ライトを行い、RAM103の領域2をワークエリアとして使用する。このとき、アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33とRAM103の領域1との間は遮断され、アシスト機能部31、診断機能部32、デバイス機能部33は、RAM103の領域1にリード/ライトを行うことは出来ない。ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35は、機能停止部36によって機能停止され、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35とRAM103の領域2との間は遮断され、ダイアグ通信機能部34、データフリーズ機能部35は、RAM103の領域2へのリード/ライトを行うことは出来ない。
再び図7を参照すると、ステップS13でRAM103の領域1と領域2の両方に不具合があると判定された場合、診断機能部32は、ステップS18において、アシスト機能を停止し、RAM不具合診断は終了する。
以上によって、図6に示すステップS3における、RAM不具合診断は終了する。次に、ステップS4において、アシスト機能部31は、アシスト制御を行う。但し、RAM103の領域1と領域2の両方に不具合があった場合は、アシスト機能部31は、アシスト制御を行わない。
次に、ステップS5において、コントロールユニット30の制御用コンピュータ110を構成するCPU101は、イグニッション(IG)がOFFであるか否かを判定する。
ステップS5でNoと判定された場合、すなわち、CPU101がイグニッションはONであると判定した場合、CPU101は処理をステップS3に進める。ステップS5でYesと判定された場合、すなわち、CPU101がイグニッションはOFFであると判定した場合、CPU101は、ステップS6で停止処理を実行し、処理を終了する。
以上、本実施形態では、記憶装置の記憶領域を、電動パワーステアリング装置の複数の機能の内の電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される第1の領域と、複数の機能の内の電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域と、に分割し、第1の領域及び第2の領域を領域毎に診断する。これによって、第2の領域に不具合があると判定されても、第1の領域を使用する電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を継続して実行することができ、電動パワーステアリング装置の安全性を向上させることができる。さらに、第1の領域に不具合が発生した場合には、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を第1の領域から第2の領域に切換える。これによって、第2の領域を使用して電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を継続して実行することができるので、電動パワーステアリング装置の安全性がより向上する。また、電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能が第1の領域の代わりに使用するための記憶領域を別途用意しておく必要がないので、コストダウンを実現することができる。
以上のように、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、電動パワーステアリング装置を制御する装置が有する記憶装置の診断に有用であり、特に、使用頻度の高い記憶装置の診断に適している。
1 ハンドルホイール
2 コラム軸
3 減速ギヤ
4a、4b ユニバーサルジョイント
10 トルクセンサ
11 イグニッションスイッチ
12 車速センサ
13 電源リレー
14 バッテリ
15 モータ駆動回路
16 モータ電流検出回路
17 位置検出回路
20 モータ
25 位置センサ
30 ECU(コントロールユニット)
31 アシスト機能部
31a 電流指令値算出部
31b 電流制御部
32 診断機能部
32a メモリ不具合検出部
33 デバイス機能部
33a デバイス駆動部
34 ダイアグ通信機能部
35 データフリーズ機能部
36 機能停止部
37 RAM領域初期化・切換え部
100 電動パワーステアリング装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 EEPROM
105 インターフェース
106 A/D変換器
107 PWMコントローラ
110 制御用コンピュータ

Claims (7)

  1. 車両のステアリング機構に補助操舵力を付与する電動機を有し、前記ステアリング機構に対する操舵トルクと車速とを少なくとも用いて演算した操舵補助指令値に基づいて前記電動機を駆動制御する電動パワーステアリング装置において、
    前記電動パワーステアリング装置の制御における複数の機能を実現する処理装置と、
    前記電動パワーステアリング装置の制御に使用される情報を格納する記憶装置と、
    を備え、
    前記記憶装置は、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される第1の領域と、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域と、に分割されており、
    前記処理装置は、前記第1の領域及び前記第2の領域を領域毎に診断し、前記第1の領域の不具合を検出した場合、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換え、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記安全性に関しない機能を停止させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 車両のステアリング機構に補助操舵力を付与する電動機を有し、前記ステアリング機構に対する操舵トルクと車速とを少なくとも用いて演算した操舵補助指令値に基づいて前記電動機を駆動制御する電動パワーステアリング装置において、
    前記電動パワーステアリング装置の制御における複数の機能を実現する処理装置と、
    前記電動パワーステアリング装置の制御に使用される情報を格納する記憶装置と、
    を備え、
    前記記憶装置は、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される第1の領域と、前記複数の機能の内の前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能で使用される第2の領域と、に分割されており、
    前記処理装置は、前記第1の領域及び前記第2の領域を領域毎に診断し、前記第1の領域の不具合を検出した場合、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換え、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記安全性に関しない機能が前記第2の領域に書き込むことを停止することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記第1の領域の内容を前記第2の領域にコピーすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能で使用される領域を前記第1の領域から前記第2の領域に切換える前に、前記第2の領域に0を書き込む初期化を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記処理装置は、前記第2の領域の不具合を検出した場合、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関する機能を停止させないことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能を停止させることを特徴とする請求項に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記処理装置は、前記電動パワーステアリング装置の安全性に関しない機能の前記第2の領域への書き込みを停止させることを特徴とする請求項に記載の電動パワーステアリング装置。
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