JP5345412B2 - 車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両搭載機器の制御装置において、各種データが記憶されるメモリの異常を診断するメモリの診断装置に関する。
従来、車両搭載機器、例えば電動パワーステアリング装置において、制御装置が利用するメモリが正常か異常かを診断する装置は、例えば特許文献1に記載のものが提案されていた。
特開2004−133635号公報
図12は特許文献1に記載の制御装置におけるマイクロコンピュータ10の構成図である。図12において、マイクロコンピュータ10は、CPU1、ROM2、RAM3、4、レジスタ5、入力部6および出力部7を有し、ROM2の中には、制御用プログラムと診断用プログラムであるROMチェックプログラムと、RAMおよびレジスタチェックプログラムと、ROM領域のセル全数の加算値の合計の規定値Dとが記憶されている。またRAM4はRAM3内のデータを一時退避するためのメモリである。
図13は前記マイクロコンピュータ10のアドレスマップである。マイクロコンピュータ10のROM2の領域は、複数の所定数のビットからなるセル(BANK1,BANK2,・・・BANKn)から成っている。
またRAM3の領域は、複数の所定数のビット(例えば8ビット)からなるセル(BANK1,BANK2,・・・BANKn)から成っており、また、レジスタ5は、レジスタ領域を形成している。
制御中のROM2の診断は、処理負荷軽減のため、および通常制御処理の実行を阻害しないために、ROM2の全領域の加算値(ROMSUM)が規定値となるか否かによって確認している。
すなわち、ROM領域を予め所定数のビット数から成るセル状態に分割し、定時間毎に分割されたセル状態の加算値を計算し、全領域の加算値(ROMSUM)が計算されたならば、規定値Dと比較し規定値Dが得られたことの確認を行っている。
図14は、前記ROM異常診断方法の概念を表しており、(a)は診断対象のROM内の全てのデータa0〜anを示し、(b)は定周期JOBおよびROM異常診断処理のタイムチャートを示している。
図14において、定周期JOB(例えば1ms)の空き時間(図中の黒塗り部分)に診断対象のROMデータを順番に全て加算する。
全てのROMデータa0〜anの加算値ROMSUMは、
Figure 0005345412
で求められる。
次に、診断対象のROMデータを全て加算し終わった時点で加算値(ROMSUM)と事前計算値(規定値D)が一致しているかどうかを判定してROMの異常を診断する(ステップS101)。
尚、前記加算値と事前計算値が一致しない場合は、ステップS102において所定のフェイルセーフ処理を行い、一致するときか又はステップS102実行後に加算値SUMをリセットし(ステップS103)た後、再びROMデータの加算処理を開始する。上記の診断方法では、全てのROMデータを加算し終わらないと異常判定ができないため、異常判定に時間がかかる。
例えば、最初のa0データを加算した直後にa0データが異常になると、ROM異常と判定する迄に2倍のROM診断時間を要してしまう。
前記電動パワーステアリング装置を含む車両搭載機器の制御装置は、メモリ内のデータを参照して各種制御を行うため、前記メモリの異常診断時間が長いと制御の応答性が悪くなってしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、短時間で診断を行うことができる車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置であって、車両搭載機器を制御する複数の制御プログラムを収納する制御プログラム収納部と、前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記億する参照データ記憶部と、車両の運転状態に基づき前記複数の制御プログラムのうちいずれかの制御プログラムが実行されるとき、この実行される前記制御プログラムの実行に必要なデータを前記参照データ記憶部の中から選択する参照データ選択部と、前記参照データ選択部によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータの異常の有無を診断するデータ異常診断部とを有し、前記データ異常診断部において前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行することを特徴としている。
また請求項10に記載の発明は、車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置であって、車両搭載機器を制御する複数の制御プログラムを収納する制御プログラム収納部と、前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記憶し、その記憶領域が複数個の分割領域に分割された参照データ記憶部と、車両の運転状態に基づき前記複数の制御プログラムのうちいずれかの制御プログラムが実行されるとき、この実行される前記制御プログラムの実行に必要なデータを前記参照データ記憶部の中から参照するデータを選択する参照データ選択部と、前記参照データ選択部によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータを含む分割領域の異常の有無を診断するデータ異常診断部とを有し、前記データ異常診断部において前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行することを特徴としている。
また請求項14に記載の発明は、車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置であって、前記車両搭載機器は、転舵輪に操舵アシスト力を付与する電動モータを有するパワーステアリング装置であって、前記パワーステアリング装置を制御する複数の制御プログラムを収納する制御プログラム収納部と、前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記憶する参照データ記億部と、車両の運転状態に基づき前記複数の制御プログラムのうちいずれかの制御プログラムが実行されるとき、この実行される前記制御プログラムの実行に必要なデータを前記参照データ記憶部の中から参照するデータを選択する参照データ選択部と、前記参照データ選択部によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータの異常の有無を診断するデータ異常診断部とを有し、前記データ異常診断部において前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行することを特徴としている。
(1)請求項1に記載の発明によれば、プログラムの実行に必要なデータを優先的にチェックするため、このデータのチェックに必要とする診断時間を削減することができる。
(2)請求項10に記載の発明によれば、プログラムの実行に必要なデータを含むモジュール(分割領域)を優先的にチェックするため、このデータのチェックに必要とする診断時間を削減することができる。
(3)請求項14に記載の発明によれば、プログラムの実行に必要なデータを優先的にチェックするため、このデータのチェックに必要とする診断時間を削減することができる。よって、データ診断に高い応答性が求められる電動パワーステアリング装置においては、装置の制御の応答性とデータの信頼性を確保することができる。
本発明が適用される電動パワーステアリング装置の構成図。 図1のコントロールユニットの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態における定周期JOBの実行順を示す説明図。 本発明の第1の実施形態におけるJOBスケジューラーの処理を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態を表し、(a)は図5のステップS4の処理の詳細を示すフローチャート、(b)は図5のステップS5の処理の詳細を示すフローチャート、(c)は図5のステップS6の処理の詳細を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態を表し、図5の各JOBの実行開始前に実施されるROM異常診断のフローチャート。 本発明の第1の実施形態の他の変形例における、同一ROM内の参照用マップと診断用マップを示す構成図。 本発明の第1の実施形態におけるアシストトルクマップの説明図。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図。 従来の電動パワーステアリング装置の制御装置の一例を示す構成図。 従来の電動パワーステアリング装置の制御装置の記憶領域を示す説明図。 従来のROM異常診断方法の一例を示す説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。図1は、本発明が適用される電動油圧パワーステアリング装置のシステム構成図である。
図1において、運転者により回転操作されるステアリングホイール11は、ステアリングシャフト12および中間シャフト13を介してピニオン軸14に連結され、そのピニオン軸14がラック軸15と噛合している。これらピニオン軸14とラック軸15をもっていわゆるラック&ピニオン機構を構成している。なお、ステアリングシャフト12と中間シャフト13はユニバーサルジョイント16をもって互いに連結され、中間シャフト13とピニオン軸14はユニバーサルジョイント17をもって互いに連結されている。
ラック軸15の両端部はタイロッド18を介して操舵輪19にそれぞれ接続され、ステアリングホイール11の回転に伴ってラック軸15が軸方向に移動することにより、左右の操舵輪19がそれぞれ操舵されるようになっている。
ピニオン軸14の中間部には、ステアリングホイール11からの操舵入力である操舵入力トルクを検出する周知のトルクセンサ20が設けられている。
また、ラック軸15はシリンダチューブ21を挿通していて、そのラック軸15に結合されたピストン15aによってシリンダチューブ21の内部空間を右側圧力室21aと左側圧力室21bに隔成している。すなわち、ラック軸15とシリンダチューブ21およびピストン15aをもって操舵アシスト用のパワーシリンダ22が構成されている。
パワーシリンダ22には、作動油を貯留するリザーバタンク23と、双方向ポンプ24と、その双方向ポンプ24を駆動する電動モータ25と、を主たる構成要素とするポンプユニット26が接続され、そのポンプユニット26をもってパワーシリンダ22の両圧力室21a,21bに作動油を給排することで操舵アシストを行うようになっている。なお、電動モータ25はいわゆる直流三相ブラシレスモータであって、その電動モータ25にはモータ回転センサ27が付設されている。
そして、制御装置としてのコントロールユニット28が、トルクセンサ20からの操舵トルク信号およびモータ回転センサ27からのモータ回転位置信号のほか図示省略の車速センサからの車速信号30に応じ、バッテリ40からの電流を電動モータ25へ通電して双方向ポンプ24を駆動制御することとなる。
尚、図中31、32はコントロールユニット28に入力される、イグニッション信号、エンジン回転信号を各々示している。
41は前記双方向ポンプ24と右側圧力室21aを結ぶ右側配管、42は双方向ポンプ24と左側圧力室21bを結ぶ左側配管である。
前記右側、左側配管41、42は、右側チェックバルブ43、左側チェックバルブ44を各々介してリザーバタンク23に接続されている。
45はポンプ駆動軸、46は右側切替バルブパイロット流路、47は左側切替バルブパイロット流路を各々示している。48は右側切替バルブ、49は左側切替バルブである。
50は、右側、左側切替バルブ48、49側から背圧バルブ51を介してリザーバタンク23に接続されたドレイン流路である。
次に、コントロールユニット28の具体的構成を図2に基づいて説明する。図2において図1と同一部分は同一符号をもって示している。
モータ回転角算出手段61は、モータ回転センサ27からのモータ回転信号に基づいて電動モータ25のモータ回転角θmをいわゆる電気角として算出する。
モータ回転数算出手段62は、モータ回転角算出手段61により算出されたモータ回転角θmの変化に基づいてモータ回転速度ωmを算出する。
アシストトルク算出手段63は、図1のトルクセンサ20からのトルク信号、図示省略の車速センサからの車速信号(図1の30)および前記モータ回転速度ωmに基づいて、後述するモータ指示電流Iq*,Id*算出の基礎となるアシストトルクTAを算出する。詳細には、アシストトルク算出手段63は、トルク信号および車速信号に基づいて基本アシストトルクを算出した上で、その基本アシストトルクにモータ回転速度ωmに基づくモータ回転速度補正トルクを必要に応じて加算または減算してアシストトルクTAを算出する。
モータ指示電流算出手段64は、アシストトルク値TAに基づいてq軸およびd軸のモータ指示電流Iq*,Id*を算出する。
電流制御手段65は、電流検出手段66が検出した電動モータ25の実電流Iu,Iv,Iwをモータ回転角θmに基づいて3相−2相変換してq軸およびd軸の実電流Iq,Idを算出し、その実電流Iq,Idとモータ指示電流Iq*,Id*との偏差に基づいてPID制御により電動モータ25駆動用のPWMデューティを決定する。
モータ駆動手段67は、例えばFET等のパワー素子から構成され、電流制御手段65によって決定されたPWMデューティに基づいてパワー素子をスイッチングすることで、モータ指示電流Iq*,Id*に応じた電流をバッテリ40から電動モータ25に通電する。
尚、図2において図1で述べたコントロールユニット28に入力されるイグニッション信号31およびエンジン回転信号32は図示省略している。
次に本発明の第1の実施形態(請求項1)の構成を図3とともに説明する。図3において100は、例えば図1、図2のパワーステアリング装置を含む車両搭載機器を制御する制御プログラムが収納された制御プログラム収納部である。
200は、前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記億する参照データ記憶部である。
300は、車両の運転状態に基づき、前記参照データ記憶部200内の複数のデータの中から参照するデータを選択する参照データ選択部である。
400は、前記参照データ選択部300によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータの異常の有無を診断するデータ異常診断部である。
前記制御プログラム収納部100、参照データ記憶部200、参照データ選択部300およびデータ異常診断部400の各機能は、例えばコンピュータにより達成される。
例えば図2のアシストトルク算出手段63がアシストトルクTAを算出するケースでは、トルク信号と車速信号から予め実車チューニング等によって用意したアシストトルクマップを参照データ記憶部200、例えばROMに参照データとして記憶しておき、制御プログラム実行時に、参照データ選択部300が前記参照データ記憶部200内の参照データ(アシストトルクマップ)の参照を決定してからデータの参照がなされるまでの間に、このデータの異常の有無をデータ異常診断部400が診断する。
制御プログラム収納部100に収納される制御プログラムは、例えば各種センサ信号入力モジュール、モータ制御モジュール、インバータ異常診断モジュール、制御信号出力モジュール、通信モジュール等機能毎に細かく作成されていて、スケジューラーによって実行周期と実行順が管理され、各JOBの実行開始前にそのモジュールが正常か異常かをデータ異常診断部400が診断する。
次にプログラムで管理された複数のJOBの実行および各JOBの実行開始前のデータ異常診断の具体例を図4〜図7とともに説明する。
図4は、JOBスケジューラーにより管理されている定周期JOBの実行順を表しており、1周期(本例では1ms)の間に、1ミリ秒毎のJOB(1msjob−1〜1msjob−4)、2ミリ秒毎のJOB(2msjob−1又は2msjob−2のいずれか)、10ミリ秒毎のJOB(10msjob−1〜10msjob−4のいずれか)および1ミリ秒毎のインターバルjobが図示黒塗り部分に沿ったタイミングで各々実行される。尚本例では、1周期内のJOBを、4個の1msjob、2個の2msjob、4個の10msjobおよび1個のインターバルjobとしたが、各々他の個数であってもよい。
図5は、JOBスケジューラーが管理している各処理のフロー(メインフロー)を表し、ステップS1において1msjob開始タイミングか否かを判定し、YESの場合は、2msタイマをインクリメントし(ステップS2)、10msタイマをインクリメントし(ステップS3)、1mjob(1msjob−1〜1msjob−4)を実行し(ステップS4)、2msjob(2msjob−1又は2msjob−2のいずれか)を実行し(ステップS5)、10mjob(10msjob−1〜10msjob−4のいずれか)を実行し(ステップS6)た後ステップS1に戻り、前記ステップS1の判定結果がNOの場合は、ステップS7においてインターバルjobを実行した後ステップS1に戻る。
図6(a)は、図5のステップS4(1msjobハンドラー)の処理フローを表し、ステップS41において1msjob−1を実行し、ステップS42において1msjob−2を実行し、ステップS43において1msjob−3を実行し、ステップS44において1msjob−4を実行した後、メインフロー(図5)の次のステップS5へ進む。
図6(b)は図5のステップS5(2msjobハンドラー)の処理フローを表し、ステップS51において2msタイマが1であるか否かを判定し、1である場合はステップS52において2msjob−1を実行した後、メインフロー(図5)の次のステップS6へ進み、ステップS51の判定結果がNOの場合は、2msjob−2を実行し(ステップS53)、2msタイマをリセットし(ステップS54)た後、メインフロー(図5)の次のステップS6へ進む。
図6(c)は、図5のステップS6(10msjobハンドラー)の処理フローを表し、ステップS61において10msタイマが1であるか否かを判定し、1である場合はステップS62において10msjob−1を実行した後、メインフロー(図5)の次のステップS1へ進む。
前記ステップS61の判定結果がNOの場合は、10msタイマが2であるか否かを判定し(ステップS63)、2である場合は10msjob−2を実行し(ステップS64)た後、メインフロー(図5)の次のステップS1へ進む。
前記ステップS63の判定結果がNOの場合は、10msタイマが3であるか否かを判定し(ステップS65)、3である場合は10msjob−3を実行し(ステップS66)た後、メインフロー(図5)の次のステップS1へ進む。
前記ステップS65の判定結果がNOの場合は10msjob−4を実行し(ステップS67)、10msタイマをリセットし(ステップS68)た後、メインフロー(図5)の次のステップS1へ進む。
図7は、各job(1msjob−1〜1msjob−4(ステップS41〜S44)、2msjob−1,2msjob−2(ステップS52,S53)、10msjob−1〜10msjob−4(ステップS62,S64,S66,S67)の実行開始前に各々実行されるデータ異常診断処理のフローを表し、本例では1msjob−1(ステップS41)の実行時のフローチャートを示している。
まずステップS81においてROM診断を行い、ステップS82においてROMが異常か否かを判定する。ROMが異常であると判定された場合はステップS83においてフェイルセーフ処理を実施した後、メインフローの次のステップへ進む。
ROMが正常であると判定された場合はステップS84において1msjob−1モジュールを実行した後、メインフローの次のステップへ進む。
次に図4の実行順に沿って各処理を説明する。尚、以下では各jobの実行毎に図7の処理が各々実行されることの説明は省略する。
まず最初に図5のステップS1において、1msjob開始タイミングであることが判定され、ステップS2,S3において2msタイマ、10msタイマが各々1とされる。
次にステップS4において、図6(a)のステップS41〜S44の1msjob−1〜1msjob−4が順次実行された後ステップS5に進む。
ステップS5では、まず図6(b)のステップS51において2msタイマが1であると判定されるので、2msjob−1を実行し(ステップS52)た後、ステップS6に進む。
ステップS6では、まず図6(c)のステップS61において10msタイマが1であると判定されるので、10msjob−1を実行し(ステップS62)た後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では1msjob開始タイミングではないと判定されるので、ステップS7においてインターバルjobを実行した後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では、1msjob開始タイミングであると判定されるので、ステップS2,S3において2msタイマ、10msタイマが各々2とされる。
次にステップS4において、図6(a)のステップS41〜S44の1msjob−1〜1msjob−4が順次実行された後ステップS5に進む。
ステップS5では、まず図6(b)のステップS51において2msタイマが1ではないと判定されるので、2msjob−2を実行し(ステップS53)、2msタイマをリセットし(ステップS54)た後、ステップS6に進む。
ステップS6では、まず図6(c)のステップS61において10msタイマが1ではなくステップS63において2であると判定されるので、10msjob−2を実行し(ステップS64)た後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では1msjob開始タイミングではないと判定されるので、ステップS7においてインターバルjobを実行した後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では1msjob開始タイミングであると判定されるので、ステップS2,S3において2msタイマが1とされ、10msタイマが3とされる。
次にステップS4において、図6(a)のステップS41〜S44の1msjob−1〜1msjob−4が順次実行された後ステップS5に進む。
ステップS5では、まず図6(b)のステップS51において2msタイマが1であると判定されるので、2msjob−1を実行し(ステップS52)た後、ステップS6に進む。
ステップS6では、まず図6(c)のステップS61、S63において10msタイマが1、2ではなく、ステップS65において3であると判定されるので、10msjob−3を実行し(ステップS66)た後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では1msjob開始タイミングではないと判定されるので、ステップS7においてインターバルjobを実行した後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では、1msjob開始タイミングであると判定されるので、ステップS2,S3において2msタイマが2とされ、10msタイマが4とされる。
次にステップS4において、図6(a)のステップS41〜S44の1msjob−1〜1msjob−4が順次実行された後ステップS5に進む。
ステップS5では、まず図6(b)のステップS51において2msタイマが1ではないと判定されるので、2msjob−2を実行し(ステップS53)、2msタイマをリセットし(ステップS54)た後、ステップS6に進む。
ステップS6では、まず図6(c)のステップS61、S63、S65において10msタイマが1、2、3ではないと判定されるので、10msjob−4を実行し(ステップS67)、10msタイマをリセットし(ステップS68)た後、ステップS1に戻る。
次にステップS1では1msjob開始タイミングではないと判定されるので、ステップS7においてインターバルjobを実行した後、ステップS1に戻る。
ここで、従来の異常診断方法を適用した場合、例えば図4に示す診断対象の1msjob−1〜1msjob−4、2msjob−1、2msjob−2、10msjob−1〜10msjob−4およびインターバルjobの各モジュールのROMデータを、設定されたROM診断時間内の周期分全て加算し終わった後に異常判定がなされるため、異常判定に非常に時間がかかる。
これに対し本実施形態によれば、1周期内の各jobの実行時に図7のデータ異常診断処理が各々実施され、各jobの実行開始前に各モジュールのROMデータの異常診断を行うことができ、異常判定時間が著しく短縮される。
この第1の実施形態によれば、データの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に当該参照データの異常診断を行うので、プログラムの実行に必要なデータを優先的にチェックするため、このデータのチェックに必要とする診断時間を削減することができる。
また、第1の実施形態の変形例としては、前記データ異常診断部400において、前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行するように構成した(請求項2)。
このように、参照データの異常が無いと判断された場合に次のステップに移行することにより、安全に車両を制御することができる。
また、第1の実施形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、複数のデータの異常を診断する場合、優先度の高いデータから異常診断を実行するように構成した(請求項3)。
このように、優先度の高いデータから順に異常診断を実行することにより、安全性の向上、参照データ異常時におけるプログラムの継続実行、または車両搭載機器の応答性の向上の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、前記選択されたデータの異常を検出した場合、この選択されたデータの異常判断を複数回繰り返すことにより、この選択されたデータの異常を決定するように構成した(請求項4)。
これによって、例えば車両に発生するノイズ等によりデータ異常診断部400が誤判断する場合があるが、異常判断を複数回繰り返しデータの異常と決定することにより、データの異常の検出精度が向上する。
また、第1の実施形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、前記選択されたデータの異常を検出した場合、この異常が検出されたデータのみ異常判断を複数回繰り返すことにより、この異常が検出されたデータの異常を決定するように構成した(請求項5)。
このように、異常が検出されたデータのみ異常判断を繰り返すことにより、早期に異常を検出することができる。
また、第1の実施形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、診断用データを備え、前記選択されたデータとこの診断用データとを比較することにより前記選択されたデータを診断するように構成した(請求項6)。
すなわち、例えば図1、図2に示す電動パワーステアリング装置のコントロールユニット28において、該コントロールユニット28内のROMを図8のROM2000とした場合、トルク信号と車速信号から予め実車チューニング等によって用意した図9の参照用のアシストトルクマップ(参照用マップ200m)をROM2000内の参照データ記憶エリアに格納し、ROM2000上の異なるエリアに前記参照用のアシストトルクマップと同じ診断用のアシストトルクマップ(診断用マップ400m)を格納しておく。
そして、図2のアシストトルク算出手段63によるアシストトルク算出時に、ROM2000内の参照用のマップ200mと診断用マップ400mを比較することで、ROM2000が正常か異常かを診断する。
このように、診断用データとの比較、例えば診断用データと選択されたデータとの一致、不一致を判断することによりデータの診断を行うことにより、短時間でデータの診断を行うことができる。
また第1の実施形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、前記複数のデータのビット反転されたデータを備え、前記選択されたデータと前記ビット反転されたデータとの論理積又は論理和に基づき、前記選択されたデータを診断するように構成した(請求項7)。
すなわち、参照データ記憶部200に記憶されるデータが例えば「01101001」であれば、そのデータをビット反転した「10010110」をデータ異常診断部400に備えておき(例えば記憶エリアに記憶しておく)、それら両方のデータの論理積又は論理和に基づいてデータ異常診断を行う。
例えば前記両方のデータ「01101001」と「10010110」の論理積データは「00000000」、又論理和データは「11111111」であるが、参照データ記憶部200に記憶されているデータが前記「01101001」ではなく「00101001」であったとするならば、データ異常診断部400の保有している前記データ「10010110」との論理和は「10111111」となり、前記論理和データ「11111111」とは異なるため、データ異常と判定することができる。
又、参照データ記憶部200に記憶されているデータが「11101001」であったとするならば、データ異常診断部400の保有しているデータとの論理積は「10000000」となり、前記論理積データ「00000000」とは異なり、データ異常判定できる。
このように本実施形態によれば、短時間でデータの診断を行うことができる。
また、第1の実施形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、前記参照データ選択部300によって選択されない参照データ記憶部200内のデータをサムチェックによりデータの診断を行うように構成した(請求項8)。
このように、診断の緊急性の低いデータをサムチェックすることにより、緊急性の高いデータを優先的に診断することができ、緊急性の低いデータの診断も網羅することができる。
また、第1の実施の形態の他の変形例としては、前記参照データ選択部300は、前記制御プログラムを実行することが決定されたとき、前記複数のデータから選択されたデータを参照することを決定するように構成した(請求項9)。
制御プログラムの実行が決定されると、その制御プログラムに必要なデータも決定されるため、制御プログラムの実行の決定をもってデータの参照を決定することにより、必要なデータの診断を早期に行うことができる。
また、第1の実施の形態の他の変形例としては、前記参照データ選択部300は、前記制御プログラムを実行することが決定された後から実際にデータが参照される前までに、前記複数のデータからデータを選択することを決定するように構成した(請求項10)。
データの異常診断は、データの参照が行われるまでに完了していればよいため、上記期間内にデータを選択し、診断することにより、制御プログラムの実行に支障を与えることが無く、且つ他の演算を優先させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態(請求項11)の構成を図10とともに説明する。図10において図3と同一部分は同一符号をもって示している。
図10において図3と異なる点は、参照データ記憶部を、記憶領域が複数個の分割領域(モジュール)に分割された参照データ記憶部210により構成し、データ異常診断部400が、参照されるデータを含む前記分割領域の異常の有無を診断するように構成したものである。
本実施形態によれば、プログラムの実行に必要なデータを含むモジュール(分割領域)を優先的にチェックするため、このデータのチェックに必要とする診断時間を削減することができる。
また、第2の実施の形態の変形例としては、前記データ異常診断部400は、前記参照データ記憶部210の分割領域をサムチェックすることにより、前記分割領域のデータの診断を行うように構成した(請求項12)。
このように、分割領域をサムチェックすることにより、分割領域全体の診断をまとめて行うことができる。
また、第2の実施の形態の変形例としては、前記参照データ選択部300は、前記制御プログラムを実行することが決定されたとき、前記複数のデータから選択されたデータを参照することを決定するように構成した(請求項13)。
制御プログラムの実行が決定されると、その制御プログラムに必要なデータも決定されるため、制御プログラムの実行の決定をもってデータの参照を決定することにより、必要なデータの診断を早期に行うことができる。
また、第2の実施の形態の他の変形例としては、前記参照データ選択部300は、前記制御プログラムを実行することが決定された後から実際にデータが参照される前までに、前記複数のデータからデータを選択することを決定するように構成した(請求項14)。
データの異常診断は、データの参照が行われるまでに完了していればよいため、上記期間内にデータを選択し、診断することにより、制御プログラムの実行に支障を与えることが無く、且つ他の演算を優先させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態(請求項15)の構成を図11とともに説明する。図11において、図3と同一部分は同一符号をもって示している。図11において、制御プログラム収納部100は、例えば前記図1、図2の電動パワーステアリング装置を制御する制御プログラムを収納しており、参照データ記憶部220には、前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータが記憶されている。
参照データ選択部300は、車両の運転状態に基づいて参照データ記憶部220内の複数のデータの中から参照するデータを選択し、データ異常診断部400は、参照データ選択部300によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータの異常の有無を診断する。
上記構成によれば、プログラムの実行に必要なデータを優先的にチェックするため、このデータのチェックに必要とする診断時間を削減することができる。よって、データ診断に高い応答性が求められる電動パワーステアリング装置においては、装置の制御の応答性とデータの信頼性を確保することができる。
また、第3の実施の形態の変形例としては、前記参照データ選択部300は、車両に搭載された操舵トルクセンサ(図1のトルクセンサ20)の出力信号が入力され、この出力信号に応じて参照するデータを選択するように構成した(請求項16)。
このように、電動パワーステアリング装置の操舵アシスト制御を操舵トルク感応とすることにより、より適切な操舵アシスト制御を行うことができる。また、制御プログラムでは操舵トルクに対応したデータが参照される。よって、操舵トルクに応じたデータを参照し、データの診断を行うことにより、走行状況に応じたデータの診断を行うことができる。
また、第3の実施の形態の変形例としては、前記参照データ選択部300は、車両に搭載された車速センサの出力信号(図1の車速信号30)が入力され、この出力信号に応じて参照するデータを選択するように構成した(請求項17)。
このように、電動パワーステアリング装置の操舵アシスト制御を車速感応とすることにより、より適切な操舵アシスト制御を行うことができる。また、制御プログラムでは車速に対応したデータが参照される。よって、車速に応じたデータを参照し、データの診断を行うことにより、走行状況に応じたデータの診断を行うことができる。
また、第3の実施の形態の変形例としては、前記参照データ選択部300は、車両に搭載されたバッテリ(図1、図2のバッテリ400)の電圧情報が入カされ、この電圧情報に応じて参照するデータを選択するように構成した(請求項18)。
上記構成によれば、バッテリの電圧変化によって制御プログラムの実行内容を変更する必要がある場合、適切なデータ選択と異常診断を行うことができる。
また、第3の実施の形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、複数のデータの異常を診断する場合、優先度の高いデータから異常診断を実行するように構成した(請求項19)。
このように、優先度の高いデータから順に異常診断を実行することにより、安全性の向上、参照データ異常時におけるプログラムの継続実行、または車両搭載機器の応答性の向上の効果を得ることができる。
また、第3の実施の形態の他の変形例としては、前記データ異常診断部400は、前記参照データ選択部300によって選択されないデータをサムチェックによりデータの診断を行うように構成した(請求項20)。
このように、診断の緊急性の低いデータをサムチェックすることにより、緊急性の高いデータを優先的に診断することができ、緊急性の低いデータの診断も網羅することができる。
11…ステアリングホイール
20…トルクセンサ
21…シリンダチューブ
22…パワーシリンダ
24…双方向ポンプ
25…電動モータ
26…ポンプユニット
27…モータ回転センサ
28…コントロールユニット
30…車速信号
40…バッテリ
61…モータ回転角算出手段
62…モータ回転数算出手段
63…アシストトルク算出手段
64…モータ指示電流算出手段
65…電流制御手段
66…電流検出手段
67…モータ駆動手段
100…制御プログラム収納部
200、210、220…参照データ記憶部
300…参照データ選択部
400…データ異常診断部

Claims (19)

  1. 車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置であって、車両搭載機器を制御する複数の制御プログラムを収納する制御プログラム収納部と、
    前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記億する参照データ記憶部と、
    車両の運転状態に基づき前記複数の制御プログラムのうちいずれかの制御プログラムが実行されるとき、この実行される前記制御プログラムの実行に必要なデータを前記参照データ記憶部の中から選択する参照データ選択部と、
    前記参照データ選択部によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータの異常の有無を診断するデータ異常診断部とを有し、
    前記データ異常診断部において前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  2. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、複数のデータの異常を診断する場合、優先度の高いデータから異常診断を実行することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  3. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、前記選択されたデータの異常を検出した場合、この選択されたデータの異常判断を複数回繰り返すことにより、この選択されたデータの異常を決定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  4. 請求項3に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、前記選択されたデータの異常を検出した場合、この異常が検出されたデータのみ異常判断を複数回繰り返すことにより、この異常が検出されたデータの異常を決定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  5. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、診断用データを備え、前記選択されたデータとこの診断用データとを比較することにより前記選択されたデータを診断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  6. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、前記複数のデータのビット反転されたデータを備え、前記選択されたデータと前記ビット反転されたデータとの論理積又は論理和に基づき、前記選択されたデータを診断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  7. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、前記参照データ選択部によって選択されないデータをサムチェックによりデータの診断を行うことを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  8. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、前記制御プログラムを実行することが決定されたとき、前記複数のデータから選択されたデータを参照することを決定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  9. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、前記制御プログラムを実行することが決定された後から実際にデータが参照される前までに、前記複数のデータからデータを選択することを決定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  10. 車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置であって、車両搭載機器を制御する複数の制御プログラムを収納する制御プログラム収納部と、
    前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記憶し、その記憶領域が複数個の分割領域に分割された参照データ記憶部と、
    車両の運転状態に基づき前記複数の制御プログラムのうちいずれかの制御プログラムが実行されるとき、この実行される前記制御プログラムの実行に必要なデータを前記参照データ記憶部の中から参照するデータを選択する参照データ選択部と、
    前記参照データ選択部によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータを含む分割領域の異常の有無を診断するデータ異常診断部とを有し、
    前記データ異常診断部において前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  11. 請求項10に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、前記分割領域をサムチェックすることにより、前記分割領域のデータの診断を行うことを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  12. 請求項10に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、前記制御プログラムを実行することが決定されたとき、前記複数のデータから選択されたデータを参照することを決定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  13. 請求項10に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、前記制御プログラムを実行することが決定された後から実際にデータが参照される前までに、前記複数のデータからデータを選択することを決定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  14. 車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置であって、
    前記車両搭載機器は、転舵輪に操舵アシスト力を付与する電動モータを有するパワーステアリング装置であって、
    前記パワーステアリング装置を制御する複数の制御プログラムを収納する制御プログラム収納部と、
    前記制御プログラムの実行中にこの制御プログラムによって参照される複数のデータを記憶する参照データ記億部と、
    車両の運転状態に基づき前記複数の制御プログラムのうちいずれかの制御プログラムが実行されるとき、この実行される前記制御プログラムの実行に必要なデータを前記参照データ記憶部の中から参照するデータを選択する参照データ選択部と、
    前記参照データ選択部によってデータの参照が決定されたときから実際にデータが参照されるまでの間に、この参照されるデータの異常の有無を診断するデータ異常診断部とを有し、
    前記データ異常診断部において前記選択されたデータの異常が無いと診断された場合、前記制御プログラムは、前記選択されたデータの参照後、次のステップに移行することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  15. 請求項14に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、車両に搭載された操舵トルクセンサの出力信号が入力され、この出力信号に応じて参照するデータを選択することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  16. 請求項14に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、車両に搭載された車速センサの出力信号が入力され、この出力信号に応じて参照するデータを選択することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  17. 請求項14に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記参照データ選択部は、車両に搭載されたバッテリの電圧情報が入カされ、この電圧情報に応じて参照するデータを選択することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  18. 請求項14に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、複数のデータの異常を診断する場合、優先度の高いデータから異常診断を実行することを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
  19. 請求項14に記載の車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置において、
    前記データ異常診断部は、前記参照データ選択部によって選択されないデータをサムチェックによりデータの診断を行うことを特徴とする車両搭載機器の制御装置のメモリ診断装置。
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