JP5326889B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、車両用のパワーステアリング装置には、モータを駆動源とした電動パワーステアリング装置(EPS)があり、このようなEPSは、レイアウト自由度が高く、且つエネルギー消費量が小さいという特徴を有している。そのため、近年では、小型車両から大型車両までの幅広い車種において、その採用が進められている。
さて、従来、EPSでは、そのパワーアシスト制御を実行する情報処理装置(マイコン等)において、数多くの異常判定処理(診断処理)が行なわれている。例えば、マイコンは、CPU及びメモリ(RAM及びROM)、並びに各種の電子回路(A/D変換等)により構成されるが、その起動時(イグニッションON時)には、実行プログラム及びその作業データの格納領域となるメモリが正常であることを確認するためのイニシャルチェックが行なわれる(例えば、特許文献1参照)。また、起動後においても、同マイコン及びその制御下にある各種電子回路が正常に機能しているか否かが監視される。そして、その異常判定処理において、何らかの異常を検知した場合には、速やかにフェールセーフを図ることにより、高い信頼性及び安全性を確保する構成となっている。
特開2006−331086号公報
しかしながら、近年、EPSにおいては、より優れた操舵フィーリングの実現を図るべく、様々な補償制御が実行されるようになっており、これに伴うメモリの大容量化によって、上記イニシャルチェックに要する時間が長くなっている。また、起動後の機能チェックは、例えば、パワーアシスト制御を実行するマイコン(メインマイコン)から独立した監視用マイコンを設けることで行なわれるが、この場合、メインマイコンは、その監視用マイコンから送られる試験演算をリアルタイムで実行しなければならない。そして、更に、このような監視用マイコンを含め、新たな監視回路(異常判定回路)を設けることで、メインマイコンには、その監視回路が正常に機能しているか否かを監視する必要性が生ずる等、その異常判定を実行するために要求される処理能力は増大の一途を辿っており、これが製造コストを押し上げる一因にもなっている。
加えて、数多くの監視回路を設けることで、その構成要素の増加に伴う故障発生率の上昇が顕著になるとともに、ひいては、その多岐にわたる異常判定の実行により、本来、EPSの運用上、何ら影響のない些細な事象をも異常と判定してしまう可能性がある。そして、これが故障としてカウントされることにより、その故障発生率が更に引き上げられる等といった問題を抱えており、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、構成簡素且つ信頼性の高い異常判定を行なうことのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータを駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置と、前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記アシスト力に対応したモータトルクを発生させるべくモータ制御信号を出力する制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づく駆動電力を前記モータに供給する駆動回路とを備えてなるとともに、前記制御信号出力手段は、検出される操舵トルクに基づき目標アシスト力に相当する電流指令値を演算し、該電流指令値に実電流値を追従させるべく電流フィードバック演算を実行することにより前記モータ制御信号を生成する電動パワーステアリング装置において、前記駆動回路は、前記モータ制御信号に基づきオン/オフする一対のスイッチング素子を直列に接続してなるスイッチングアームを二列並列に接続することにより形成されるものであって、前記制御信号出力手段は、同一の前記電流フィードバック演算を実行する独立した第1の制御信号出力手段及び第2の制御信号出力手段を備え、前記第1の制御信号出力手段が二列の前記スイッチングアームの一方のみにモータ制御信号を出力するとともに、第2の制御信号出力手段が他方の前記スイッチングアームにモータ制御信号を出力することにより、二列の前記各スイッチングアームが独立して作動して前記モータに対する前記駆動電力の供給を実行するとともに、前記各制御信号出力手段の少なくとも何れか一方において前記電流指令値及び実電流値の電流偏差が所定の閾値を超えた場合には異常が発生したものと判定する異常判定手段を備えたこと、を要旨とする。
上記構成によれば、各制御信号出力手段の実行する電流フィードバック演算は同一、且つその基礎となる状態量の検出対象物も共通である。従って、その二系統の制御系に異常がない限り、両者の演算結果もまた同一となる。そして、これら各制御信号出力手段の出力するモータ制御信号に基づいて各スイッチングアームが同期して作動することにより、当該各制御信号出力手段が単独で制御を行なうと仮定した場合と同様の電力供給が可能になる。
一方、各制御信号出力手段が形成する独立した二つの制御系の少なくとも一方に異常が発生した場合、その電流フィードバック演算の結果に相違が生ずる。その結果、モータの実電流は、その正誤を問わず、少ない通電量を示す方のモータ制御信号に従う。つまり、より大きな実電流を発生させるべき旨のモータ制御信号を出力した側に電流偏差が生ずることになる。従って、上記構成のように、その電流偏差を監視することによって、簡素な構成で信頼性の高い異常判定を行なうことができるようになる。
特に、各制御信号出力手段に生じた異常が、パワーアシスト制御の実行に影響を与えるような場合、その異常は、必ず、何れか一方の上記電流偏差に現れる。従って、その異常の検知後、パワーアシスト制御の実行を停止するならば、上述のような起動時におけるメモリのイニシャルチェック等、制御信号出力手段を構成する電子回路(電子制御装置)に関するその他の異常判定制御(監視回路)を廃して、この電流偏差に基づく異常判定に代えることも可能になる。そして、これにより、その起動時間の短縮化のみならず、制御信号出力手段に要求される処理能力が低下することによるコストダウン、及び回路規模の縮小による故障発生率の低減を図ることができる。
加えて、上記のように、異常発生時においても、モータの実電流値は、少ない通電量を示す方のモータ制御信号に従うことから、異常時における過大アシストの発生を防止することができる。更に、一方のモータ制御信号が、逆方向にアシスト力を付与させるべき旨を示すものとなった場合においても、各スイッチングアームの高電位側の各スイッチング素子、及び低電位側の各スイッチング素子が、それぞれ同時にオン/オフする、即ち、所謂「上段全オン」「下段全オン」となることで、その逆アシストの発生が防止される。その結果、より高い信頼性及び安全性を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、独立した二つの電流センサを備え、前記各制御信号出力手段は、対応する前記電流センサにより検出される実電流値に基づいて、前記電流フィードバック演算を実行すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段には、前記操舵トルクを検出可能な独立した二系統のセンサ信号が入力されるとともに、前記各制御信号出力手段は、対応する前記センサ信号により検出される操舵トルクに基づいて、それぞれが独立して前記電流指令値を演算すること、を要旨とする。
即ち、上記請求項2の構成によれば、各電流センサにおいて生じた異常も上記電流偏差として現れるようになる。従って、当該電流センサの異常判定についても、その電流偏差に基づく異常判定に代えることが可能となり、その結果、更なる構成の簡素化及び信頼性の向上を図ることができる。
また、上記請求項3の構成によれば、トルクセンサに生じた異常も上記電流偏差として現れるようになる。従って、当該トルクセンサの異常判定についても、その電流偏差に基づく異常判定に代えることが可能となり、その結果、更なる構成の簡素化及び信頼性の向上を図ることができる。
尚、上記のような電流偏差に基づく異常判定をもってシステムの異常判定とするならば、請求項2及び請求項3の構成を併せて適用する方がより好適である。即ち、これにより、アシスト力付与を実行する上で主要となる構成に生じた異常が、全て電流偏差として現れることになる。その結果、その他の異常判定制御(監視回路)を廃止して構成簡素を図りつつ、高い信頼性を確保することができるようになる。
本発明によれば、構成簡素且つ信頼性の高い異常判定を行なうことが可能な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 EPSの電気的構成を示すブロック図。 パワーアシスト制御の処理手順を示すフローチャート。 本実施形態のEPSにおけるモータ制御のブロック線図 異常判定の処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置(EPS)1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト3a、インターミディエイトシャフト3b、及びピニオンシャフト3cを連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド6を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪7の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
また、EPS1は、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ10と、該EPSアクチュエータ10の作動を制御する制御手段としてのECU11とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ10は、駆動源であるモータ12が減速機構13を介してコラムシャフト3aと駆動連結された所謂コラム型のEPSアクチュエータとして構成されている。尚、本実施形態では、減速機構13には、周知のウォーム&ホイールが採用されている。また、モータ12には、ブラシ付の直流モータが採用されており、同モータ12は、ECU11から供給される駆動電力に基づき回転する。そして、EPSアクチュエータ10は、モータ12の回転を減速してコラムシャフト3aに伝達することにより、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。
一方、ECU11には、トルクセンサ14及び車速センサ15が接続されている。本実施形態では、トルクセンサ14は、コラムシャフト3aの途中に設けられたトーションバー16と、同トーションバー16の捩れに基づいて、ステアリングシャフト3を介して伝達される操舵トルクτを検出可能なセンサ信号(Sa,Sb)を出力する独立した二つのセンサユニット14a,14bとを備えて構成されている。
尚、このようなトルクセンサは、例えば、トーションバー16の捩れに基づき磁束変化を生ずるセンサコア(図示略)の外周に、検出要素となる各センサユニット14a,14bとして、複数個のホールICを配置することにより形成可能である(例えば、特開2003−149062号公報参照)。そして、本実施形態のECU11は、このトルクセンサ14により検出される操舵トルクτ(τ1,τ2)、及び車速センサ15により検出される車速Vに基づいて、EPSアクチュエータ10の駆動源であるモータ12が発生するアシストトルクを制御することにより、そのパワーアシスト制御を実行する。
次に、本実施形態のEPSの電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPSの制御ブロック図である。同図に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段としてのマイコン17(17a,17b)と、同マイコン17の出力するモータ制御信号に基づいてモータ12に駆動電力を供給する駆動回路18とを備えている。
本実施形態の駆動回路18は、FET18a,18c及びFET18b,18dの各組の直列回路を並列に接続してなるともに、これらFET18a,18c及びFET18b,18dの各接続点が、それぞれ、その出力端子19a,19bを形成する周知のHブリッジ型PWMインバータとして構成されている。
即ち、駆動回路18は、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(スイッチングアーム)として二列のスイッチングアーム20a,20bを並列に接続してなるとともに、その二つの出力端子19a,19bは、それぞれ動力配線21a,21bを介して、対応する各モータ端子12a,12bに接続されている。そして、マイコン17(17a,17b)の出力するモータ制御信号は、駆動回路18を構成する各FET18a〜18dのスイッチング状態を規定するゲートオン/オフ信号となっている。
つまり、駆動回路18は、ゲートオン/オフ信号として入力されるモータ制御信号に応答して各FET18a〜18dがオン/オフすることにより、車載電源(バッテリ)22の電源電圧を、同モータ制御信号に示されたDUTY比に対応する電圧に変換して出力する。そして、その制御された電圧がモータ端子12a,12bに印加されることにより、所望の通電方向を有する駆動電力がモータ12に供給されるようになっている。
また、本実施形態のECU11には、制御信号出力手段として、独立した二つのマイコン17a,17bが備えられている。そして、上記駆動回路18を構成する各スイッチングアーム20a,20bは、その対応するマイコン17a,17bの出力するモータ制御信号に基づいて、それぞれが独立して作動する構成となっている。
詳述すると、各マイコン17a,17bは、先ず、上記トルクセンサ14及び車速センサ15により検出される操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、その操舵系に付与すべき目標アシスト力を演算する。
具体的には、本実施形態では、マイコン17aには、トルクセンサ14を構成する二つのセンサユニット14a,14bのうち、センサユニット14aの出力するセンサ信号Saが入力される一方、マイコン17bには、センサユニット14bの出力するセンサ信号Sbが入力される。そして、各マイコン17a,17bは、その対応するセンサユニット14a,14bから入力されるセンサ信号Sa,Sbに基づいて、それぞれ独立に操舵トルクτ1,τ2を検出する。
また、各マイコン17a,17bには、車速V及び操舵トルクτと目標アシスト力とが関連付けられたマップ(図示略)が備えられており、各マイコン17a,17bは、これを用いたマップ演算の実行により目標アシスト力を演算する。尚、本実施形態では、車速Vについては、共通の値が各マイコン17a,17bに入力されるようになっている。そして、各マイコン17a,17bは、検出される車速V及び操舵トルクτ(τ1,τ2)に基づいて、その車速Vが低いほど大となり、また、その操舵トルクτが大きいほど大となるような上記目標アシスト力を演算する。
また、ECU11には、モータ12の実電流値Iを検出するための電流センサ23が接続されている。そして、各マイコン17a,17bは、上記目標アシスト力に相当する電流指令値(I*)に、その検出される実電流値Iを追従させるべく、電流フィードバック演算を実行することにより、上記モータ制御信号を演算する構成となっている。
さらに詳述すると、本実施形態では、上記各スイッチングアーム20a,20bの各出力端子19aと各モータ端子12a,12bとを接続する二本の動力配線21a,21bには、それぞれ一つずつ、あわせて二つの電流センサ23a,23bが設けられている。そして、マイコン17aには、その二つの電流センサ23a,23bのうち、動力配線21aに設けられた電流センサ23aの出力信号が入力される一方、マイコン17bには、動力配線21bに設けられた電流センサ23bの出力信号が入力される。
即ち、本実施形態では、各マイコン17a,17bは、その対応する電流センサ23a,23bの出力信号に基づいて、それぞれ独立にモータ12の実電流値I1,I2を検出する。そして、各マイコン17a,17bは、上記パワーアシスト制御を実行すべく、その実電流値I1,I2に基づいて、それぞれが独立して、同一の電流フィードバック演算を実行する構成となっている。
具体的には、図3のフローチャートに示すように、マイコン17(17a,17b)は、先ず、操舵トルクτ(τ1,τ2)及び車速Vを取得し(ステップ101)、これらの車両状態量に基づいて、目標アシスト力の演算(ステップ102)、及び当該目標アシスト力に相当する電流指令値I*の演算を実行する(ステップ103)。そして、モータ12の実電流値Iを取得し(ステップ104)、後述する異常判定処理を実行する(ステップ105)。
次に、マイコン17は、目標アシスト力に相当する電流指令値I*に、検出される実電流値Iを追従させるべく、電流フィードバック演算を実行する(ステップ106)。尚、本実施形態では、この電流フィードバック演算は、上記ステップ103において演算された電流指令値I*と上記ステップ104において取得(検出)した実電流値Iとの電流偏差に対し比例ゲインを乗じた比例項、及びその積分値に積分ゲインを乗じた積分項に基づく比例・積分制御(PI制御)により行なわれる。そして、PWM制御演算の実行により(ステップ107)、上記電流フィードバック演算の結果(電圧指令値)に対応するDUTY比を算出し、そのDUTY比を有するゲートオン/オフ信号をモータ制御信号として出力する(ステップ108)。
このように、本実施形態の各マイコン17a,17bは、本来、それぞれ単独で、駆動回路18を構成する全てのFET18a〜18dにモータ制御信号を出力し、及びその作動を制御する能力を有している。
しかし、図2に示すように、本実施形態のEPS1では、マイコン17aは、駆動回路18を構成する二列のスイッチングアーム20a,20bのうち、スイッチングアーム20aの各FET18a,18cのみに、そのモータ制御信号を出力する。また、マイコン17bは、スイッチングアーム20bの各FET18b,18dのみに、そのモータ制御信号を出力する。即ち、本実施形態では、駆動回路18を構成する各スイッチングアーム20a,20bは、それぞれ、その対応する各マイコン17a,17bの出力するモータ制御信号に基づき独立して作動する。
つまり、図4のブロック線図に示すように、本実施形態のEPS1では、そのパワーアシスト制御を実行するための電流フィードバック演算に用いる主な状態量(τ,I)の検出及び同電流フィードバック演算の実行、並びに各モータ端子12a,12bへの電圧印加までの過程が独立した二重系となっている(同図中、破線L1,L2に囲まれた部分)。尚、同図中の各記号及び状態量は、モータ制御のブロック線図に用いられる一般的なものであることから、詳細な説明は省略する。
また、これら二つの制御系は、それぞれ独立ではあるものの、その基礎となる状態量の検出対象物(トーションバー16及びモータ12)が共通であり、且つその実行する電流フィードバック演算は同一である。
従って、その各制御系が正常である限り、各マイコン17a,17bの制御対象を、それぞれ、その対応する各スイッチングアーム20a,20b(各FET18a,18c、18b,18d)の一方のみに限定しても、各マイコン17a,17bが単独で制御を行なうと仮定した場合と同様に駆動回路18の作動を制御することが可能である。そして、本実施形態のECU11は、これにより、そのモータ12に対する駆動電力の供給を行なう構成となっている。
更に、このように二つのマイコン17a,17bにより各スイッチングアーム20a,20bの作動を独立して制御する構成では、当該各マイコン17a,17bが実行する電流フィードバック演算の結果に相違が生じた場合、モータ12の実電流値Iは、その正誤を問わず少ない通電量を示す方のモータ制御信号に従うことになる。そして、本実施形態のECU11は、これを利用したシステムの異常判定機能を有している。
詳述すると、例えば、モータ端子12a側からモータ端子12b側に通電する場合、マイコン17aは、スイッチングアーム20aにおける高電位側のFET18aをオンとするモータ制御信号を出力し、マイコン17bは、スイッチングアーム20bにおける低電位側のFET18dをオンとするモータ制御信号を出力する。尚、この場合、貫通電流の発生を防止すべく、スイッチングアーム20aの低電位側のFET18c及びスイッチングアーム20bの高電位側のFET18bはオフとされる。
ここで、上記のように、各マイコン17a,17bの実行する電流フィードバック演算は同一、且つその基礎となる状態量の検出対象物も共通である。従って、これら二つの制御系(図4参照)に異常がない限り、その演算結果は同一となる。そして、これら各マイコン17a,17bに対応する各スイッチングアーム20a,20bが、その入力されるモータ制御信号に基づき同期して作動することによって、当該各マイコン17a,17bが単独で制御を行なうと仮定した場合と同様の電力供給が行なわれる。
一方、これら二つの制御系の一方に何らかの異常が発生した場合、各マイコン17a,17bの実行する電流フィードバック演算の結果には相違が生ずることになる。そして、例えば、マイコン17aが、モータ12の実電流値Iとして「X」を発生させるべき旨のモータ制御信号を出力し、マイコン17bが、実電流値Iとして上記「Y」を発生させるべき旨を示すモータ制御信号を出力した場合(X>Y)、モータ12の実電流値Iは、より少ない方の「Y」に従うことになる。
つまり、高電位側のモータ端子12aに対応したスイッチングアーム20a側、即ちマイコン17aのモータ制御信号出力により作動するFET18aについては、上記「X」に相当するモータ電流の発生を許容するオン時間が確保される。しかしながら、他方、モータ端子12bに対応するスイッチングアーム20b、即ちマイコン17aのモータ制御信号出力により作動するFET18dのオン時間については、上記「X」よりも少ない「Y」相当のモータ電流の通電を許容する程度にしかならない。そして、本実施形態のECU11は、このように各マイコン17a,17bが実行する電流フィードバック演算の結果が相違した場合に、より大きな実電流値Iを発生させるべき旨のモータ制御信号を出力した側において発生する電流偏差に基づいて、システムの異常判定を実行する。
さらに詳述すると、本実施形態では、各マイコン17a,17bは、上記のように、それぞれ、独立して電流指令値I*を演算し、及びモータ12の実電流値I(I1、I2)を検出する。そして、これら電流指令値I*及び実電流値Iの電流偏差に基づいて、その異常判定処理を実行する(図3参照、ステップ104〜ステップ106)。
具体的には、図5のフローチャートに示すように、異常判定手段は、各マイコン17a,17bは、その電流指令値I*と実電流値I(I1、I2)との電流偏差(の絶対値)が所定の閾値Ithを超えるか否かを判定する(ステップ201)。そして、その電流偏差が閾値Ithを超える場合(|I*−I|>Ith、ステップ201:YES)には、他方のマイコンに対してシステムの異常を検知した旨を示す異常検知信号Strを出力し(ステップ202)、そのパワーアシスト制御の実行を停止する(ステップ203)。
また、上記ステップ201において、電流指令値I*と実電流値I(I1、I2)との電流偏差(の絶対値)が所定の閾値Ith以下であると判定した場合(|I*−I|≦Ith、ステップ201:NO)、マイコン17は、続いて、他方のマイコンから上記異常検知信号Strが入力された否かを判定する(ステップ204)。そして、当該異常検知信号Strの入力があった場合(ステップ204:YES)にも、そのパワーアシスト制御の実行を停止する(ステップ203)。
尚、上記ステップ204において、上記異常検知信号Strの入力がないと判定した場合(ステップ204:NO)には、正常と判定して、そのパワーアシスト制御を継続する(ステップ205)。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)ECU11は、モータ制御信号出力手段として、独立した二つのマイコン17a,17bを備えるとともに、該各マイコン17a,17bは、同一の電流フィードバック演算を実行する。そして、駆動回路18を構成する各スイッチングアーム20a,20bは、その対応するマイコン17a,17bが出力するモータ制御信号に基づいて、それぞれが独立して作動する。また、各マイコン17a,17bは、電流指令値I*と実電流値I(I1、I2)との電流偏差(の絶対値)が所定の閾値Ithを超えるか否かを判定する。そして、その電流偏差が閾値Ithを超える場合には、システムに何らかの異常が発生したものと判定する。
即ち、各マイコン17a,17bの実行する電流フィードバック演算は同一、且つその基礎となる状態量の検出対象物も共通である。従って、その二つの制御系に異常がない限り、その演算結果もまた同一となる。そして、これら各マイコン17a,17bのモータ制御信号出力に基づいて、各スイッチングアーム20a,20bが同期して作動することにより、当該各マイコン17a,17bが単独で制御を行なうと仮定した場合と同様の電力供給が可能となる。
一方、これらの各マイコン17a,17bが形成する独立した二つの制御系の少なくとも何れかに異常が発生した場合、その電流フィードバック演算の結果に相違が生ずる。その結果、モータ12の実電流値Iは、その正誤を問わず、少ない通電量を示す方のモータ制御信号に従うことになり、これにより、より大きな実電流値Iを発生させるべき旨のモータ制御信号を出力した側において電流偏差が生ずることになる。従って、上記構成によれば、その電流偏差を監視することで、簡素な構成にて、信頼性の高い異常判定を行なうことができる。
特に、各マイコン17a,17bにおいて生じた異常が、そのパワーアシスト制御の実行に影響を与えるような場合、その影響は、必ず、何れか一方の上記電流偏差に現れる。従って、その異常の検知後、パワーアシスト制御の実行を停止するならば、上述のような起動時におけるメモリのイニシャルチェック等、各マイコン17a,17bに関するその他の異常判定制御(監視回路)を廃して、この電流偏差に基づく異常判定に代えることが可能になる。そして、これにより、その起動時間の短縮のみならず、各マイコン17a,17bに要求される処理能力が低下することによるコストダウン、及び回路規模の縮小による故障発生率の低減を図ることができる。
加えて、上記のように、異常発生時においても、モータ12の実電流値Iは、少ない通電量を示す方のモータ制御信号に従うことから、異常時における過大アシストの発生を防止することができる。更に、一方のモータ制御信号が、逆方向にアシスト力を付与させるべき旨を示すものとなった場合においても、各スイッチングアーム20a,20bの高電位側の各FET18a,18b、及び低電位側の各FET18c,18dが、それぞれ同時にオン/オフする、即ち、所謂「上段全オン」「下段全オン」となることで、その逆アシストの発生が防止される。その結果、より高い信頼性及び安全性を確保することができる。
(2)各マイコン17a,17bは、それぞれ、その対応する電流センサ23a,23bの出力信号に基づいて、それぞれ独立にモータ12の実電流値I1,I2を検出する。
上記構成によれば、各電流センサ23a,23bにおいて生じた異常も上記電流偏差として現れるようになる。従って、当該電流センサ23a,23bの異常判定についても、その電流偏差に基づく異常判定に代えることが可能となり、その結果、更なる構成の簡素化及び信頼性の向上を図ることができる。
(3)各電流センサ23a,23bは、駆動回路18を構成する各スイッチングアーム20a,20bの各出力端子19aと各モータ端子12a,12bとを接続する二本の動力配線21a,21bに、それぞれ一つずつ配置される。
上記構成によれば、各動力配線21a,21bに生じた異常も上記電流偏差として現れるようになる。その結果、更なる構成の簡素化及び信頼性の向上を図ることができる。
(4)各マイコン17a,17bは、トルクセンサ14から入力される独立した二系統のセンサ信号Sa,Sbに基づいて、それぞれ独立に操舵トルクτ1,τ2を検出する。そして、その操舵トルクτ(τ1,τ2)に基づいて、目標アシスト力に相当する電流指令値I*を演算する。
上記構成によれば、トルクセンサ14に生じた異常も上記電流偏差として現れるようになる。従って、当該トルクセンサ14の異常判定についても、その電流偏差に基づく異常判定に代えることが可能となり、その結果、更なる構成の簡素化及び信頼性の向上を図ることができる。
(5)トルクセンサ14は、コラムシャフト3aの途中に設けられたトーションバー16と、同トーションバー16の捩れ、即ちステアリングシャフト3を介して伝達される操舵トルクτを検出可能なセンサ信号Sa,Sbを出力する独立した二つのセンサユニット14a,14bとを備える。
即ち、トーションバーを含むトルクセンサの機械的構成は、極めて堅牢である場合が多い。従って、その電気的構成のみを二重系としたトルクセンサを用いることで、信頼性を確保しつつ、その構成を簡素化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、本発明を所謂コラム型のEPSに具体化した。しかし、これに限らず、所謂ピニオン型やラックアシスト型のEPSに具体化してもよい。
・上記実施形態では、二本の動力配線21a,21bのそれぞれに一つずつ電流センサ23(23a,23b)を設け、各マイコン17a,17bが、それぞれ独立に、その対応する電流センサ23a,23bの出力信号に基づきモータ12の実電流値I1,I2を検出することとした。しかし、これに限らず、電流検出の信頼性が担保されるならば、各マイコン17a,17bが共通の実電流値Iを用いる構成としてもよく、また、その場合、電流センサは一つでもよい。さらに、電流センサの設置についても、各動力配線21a,21bに限らず、駆動回路18と直列接続する構成としてもよい。
・また、上記実施形態では、操舵トルクτを検出可能なセンサ信号Sa,Sbを出力する独立した二つのセンサユニット14a,14bとを備えたトルクセンサ14を使用し、各マイコン17a,17bは、その対応する各センサ信号Sa,Sbに基づいて、それぞれ独立に操舵トルクτ1,τ2を検出することとした。しかし、これに限らず、独立した二つのトルクセンサを設けて、それぞれの信号を対応する各マイコンに入力する構成としてもよい。更に、トルク検出の信頼性が担保されるならば、各マイコン17a,17bが操舵トルクτとして共通の値を用いる構成としてもよい。
尚、電流偏差に基づく異常判定をもってシステムの異常判定とするならば、上記実施形態に示されるように、二つの独立した電流センサ23a,23bを設け、各マイコン17a,17bのそれぞれに、その対応する出力信号、及び操舵トルクτを検出可能な独立した二系統のセンサ信号Sa,Sbが入力されるようにする。そして、各マイコン17a,17bが、それぞれ、そのセンサ信号Sa,Sbに基づき検出される操舵トルクτ1,τ2に基づき独立して電流指令値を演算し、及び各電流センサ23a,23bにより検出される実電流値I1,I2に基づいて独立して電流フィードバック制御を実行する構成とする方が望ましい。
即ち、このように、パワーアシスト制御を実行するための電流フィードバック演算に用いる主な状態量(τ,I)の検出、及びその実行、並びに各モータ端子12a,12bへの電圧印加までの過程を独立した二重系とすることで(図4参照)、アシスト力付与を実行する上で主要となる構成に生じた異常は、全て電流偏差として現れることになる。その結果、その他の異常判定制御(監視回路)を廃止して構成簡素を図りつつ、高い信頼性を確保することができるのである。
・上記実施形態では、各マイコン17a,17bが異常判定手段を構成することとしたが、当該異常判定手段を独立に設ける構成としてもよい。但し、構成の簡素化及びそれに伴う利益の享受(回路規模縮小による故障発生率の低減等)という観点からみた場合、上記実施形態に示される構成の方が、より好適であることはいうまでもない。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記各電流センサは、前記各モータ端子と前記各スイッチングアームとを接続する各動力配線の途中にそれぞれ設けられること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。これにより、各動力配線に生じた異常も上記電流偏差として現れるようになる。その結果、更なる構成の簡素化及び信頼性の向上を図ることができる。
(ロ)請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、ステアリングシャフトの途中に設けられたトーションバーの捩れに基づき前記操舵トルクを検出可能な独立した二系統のセンサ信号を出力するトルクセンサを備えること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。即ち、トーションバーを含むトルクセンサの機械的構成は、極めて堅牢である場合が多い。従って、その電気的構成のみを二重系としたトルクセンサを用いることで、信頼性を確保しつつ、その構成を簡素化することができる。
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、2…ステアリング、3…ステアリングシャフト、10…EPSアクチュエータ、11…ECU、12…モータ、12a,12b…モータ端子、14…トルクセンサ、14a,14b…センサユニット、16…トーションバー、17(17a,17b))…マイコン、18…駆動回路、18a〜18d…FET、19a,19b…出力端子、20a,20b…スイッチングアーム、21a,21b…動力配線、22…車載電源、23(23a,23b)…電流センサ、Sa,Sb…センサ信号、τ(τ1,τ2)…操舵トルク、I*(I1*,I2*)…電流指令値、I(I1,I2)…実電流値、Ith…閾値、Str…異常検知信号。

Claims (3)

  1. モータを駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置と、前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記アシスト力に対応したモータトルクを発生させるべくモータ制御信号を出力する制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づく駆動電力を前記モータに供給する駆動回路とを備えてなるとともに、前記制御信号出力手段は、検出される操舵トルクに基づき目標アシスト力に相当する電流指令値を演算し、該電流指令値に実電流値を追従させるべく電流フィードバック演算を実行することにより前記モータ制御信号を生成する電動パワーステアリング装置において、
    前記駆動回路は、前記モータ制御信号に基づきオン/オフする一対のスイッチング素子を直列に接続してなるスイッチングアームを二列並列に接続することにより形成されるものであって、
    前記制御信号出力手段は、同一の前記電流フィードバック演算を実行する独立した第1の制御信号出力手段及び第2の制御信号出力手段を備え、
    前記第1の制御信号出力手段が二列の前記スイッチングアームの一方のみにモータ制御信号を出力するとともに、第2の制御信号出力手段が他方の前記スイッチングアームにモータ制御信号を出力することにより、二列の前記各スイッチングアームが独立して作動して前記モータに対する前記駆動電力の供給を実行するとともに、
    前記各制御信号出力手段の少なくとも何れか一方において前記電流指令値及び実電流値の電流偏差が所定の閾値を超えた場合には異常が発生したものと判定する異常判定手段を備えたこと、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    独立した二つの電流センサを備え、
    前記各制御信号出力手段は、対応する前記電流センサにより検出される実電流値に基づいて、前記電流フィードバック演算を実行すること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御手段には、前記操舵トルクを検出可能な独立した二系統のセンサ信号が入力されるとともに、
    前記各制御信号出力手段は、対応する前記センサ信号により検出される操舵トルクに基づいて、それぞれが独立して前記電流指令値を演算すること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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