JP2009254210A - 電動機制御装置および電動機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動機の制御における信頼性を向上する技術を提供する。
【解決手段】電動機制御装置90は、同じ回転軸を駆動する複数の入力系統36、37を備えるモータ38と、複数の入力系統36、37のそれぞれを流れる電流を制御するEPS−ECU32と、電流を検出する第1の電流センサ44および第2の電流センサ46と、入力系統36、37に流れる電流を遮断する第1のリレー48および第2のリレー50と、を備える。EPS−ECU32は、第1の電流センサ44および第2の電流センサ46が検出した電流値に基づいて入力系統36と入力系統37との間が短絡していると判定した場合、入力系統37に流れる電流を遮断するように第2のリレー50を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】電動機制御装置90は、同じ回転軸を駆動する複数の入力系統36、37を備えるモータ38と、複数の入力系統36、37のそれぞれを流れる電流を制御するEPS−ECU32と、電流を検出する第1の電流センサ44および第2の電流センサ46と、入力系統36、37に流れる電流を遮断する第1のリレー48および第2のリレー50と、を備える。EPS−ECU32は、第1の電流センサ44および第2の電流センサ46が検出した電流値に基づいて入力系統36と入力系統37との間が短絡していると判定した場合、入力系統37に流れる電流を遮断するように第2のリレー50を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動機制御装置および電動機の制御方法に関する。
従来、電動機に流れる零相電流の所定周波数成分の変化に基づいて電動機の異常を判定する電動機絶縁監視システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、異常を検出すると、それまで駆動されていた電動機に代えて予備の電動機に電力を供給することで、システムの信頼性を確保している。
特開2003−287557号公報
ところで、電動機を例えば車両に用いる場合、用いる場所によってはより高い信頼性が求められる。そこで、上述のシステムのように電動機を複数備えることも考えられるが、車両コストの上昇や搭載スペースの増大、車両重量の増加等を引き起こしてしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電動機の制御における信頼性を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動機制御装置は、同じ回転軸を駆動する複数の入力系統を備える電動機と、前記複数の入力系統のそれぞれを流れる電流を制御する制御手段と、前記電流を検出する検出手段と、前記複数の入力系統のそれぞれに流れる電流を遮断する電流遮断手段と、を備える。前記制御手段は、前記検出手段が検出したそれぞれの入力系統の電流値に基づいていずれかの入力系統間が短絡していると判定した場合、短絡している2つの入力系統のうち一方の入力系統に流れる電流を遮断するように前記電流遮断手段を制御する。
この態様によると、複数の入力系統を備えているため、一つの入力系統に異常があっても、他の入力系統により電動機を駆動することができる。しかしながら、入力系統間が短絡した場合、そのまま電流を流し続けても短絡した両方の入力系統による駆動が不能になってしまう。そこで、短絡している2つの入力系統のうち一方の入力系統に流れる電流を遮断することで、他方の入力系統による駆動が可能となり、電動機の制御の信頼性を向上することができる。
前記入力系統は、位相がずれた電流がそれぞれ流れる一組の巻き線を有してもよい。前記制御手段は、前記検出手段により検出した一組の巻き線に流れる相電流の和が0でない入力系統が複数ある場合、相電流の和が0でない入力系統間が短絡していると判定してもよい。これにより、一組の巻き線に流れる相電流の和が0であるか否かで入力系統間の短絡が判定できるので、検出手段の構成を簡便化できるとともに、短絡の有無の判定精度を高めることができる。
前記制御手段は、短絡していた前記2つの入力系統のうち電流が遮断されていない他方の入力系統に異常があった場合、前記他方の入力系統に流れる電流が遮断されるように、かつ、電流が遮断されていた前記一方の入力系統に電流が流れるように、前記電流遮断手段を制御してもよい。これにより、短絡している2つの入力系統のうち駆動を行っていた他方の入力系統に異常があった場合には、それまで電流を遮断していた一方の入力系統に再度電流を流すことで、一方の入力系統による駆動が可能となる。
前記電動機は、三相の交流モータであってもよい。
本発明の別の態様は、電動機の制御方法である。この方法は、同じ回転軸を駆動する複数の入力系統を備える電動機の制御方法であって、前記複数の入力系統に流れるそれぞれの電流値に基づいて入力系統間が短絡しているか否かを判定し、入力系統間が短絡している場合には、短絡している2つの入力系統の一方に流れる電流を遮断する。
この態様によると、複数の入力系統により駆動しているため、一つの入力系統に異常があっても、他の入力系統により電動機を駆動することができる。しかしながら、入力系統間が短絡した場合、そのまま電流を流し続けても短絡した両方の入力系統による駆動が不能になってしまう。そこで、短絡している2つの入力系統のうち一方の入力系統に流れる電流を遮断することで、他方の入力系統による駆動が可能となり、電動機の制御の信頼性を向上することができる。
本発明によれば、複数の入力系統間が短絡しても電動機を駆動し続けることが可能となり、電動機の制御における信頼性を向上することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。本発明は、電動機により駆動される機構や装置等であれば適用することが可能であり、特に信頼性の確保が要求される機構や装置等に好適である。以下では、その一例としてステアバイワイヤ式の車両操舵装置に本発明を適用した場合について説明する。ステアバイワイヤ式の車両操舵装置では、通常、操舵軸と転舵軸が連結されていないため、転舵軸を動かすモータの信頼性の確保は重要である。
なお、ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本実施の形態に係る車両用操舵装置のシステム構成の概略を示すブロック図である。
本実施の形態に係る車両用操舵装置10は、運転者によって操作される操舵操作装置12と、左右前輪14,14を運転者の操作により転舵させる転舵装置16と、を機械的に分離したステアバイワイヤ式の装置である。
操舵操作装置12は、運転者によって回転操作される操作部としてのステアリングホイール18と、一端がステアリングホイール18に連結され、他端が車両本体100に回転可能に取付けられる操舵軸20と、を有している。
ところで、ステアバイワイヤ式を用いた車両用操舵装置10は、運転者によって操作される操舵操作装置12と、左右前輪14,14を運転者の操作により転舵させる転舵装置16と、が機械的に分離している。したがって、操舵時に、擬似的ではあるが適度な操舵反力が操舵軸20に付与されるように、ステアリングホイールの操舵操作(操舵入力)に応じて操舵軸20に操舵反力を付加する反力モータ(不図示)が設けられている。そのため、あたかも操舵操作装置12と転舵装置16とが機械的に結合しているような操舵感を与えている。これにより、運転者は適度な操舵の手応えを得ることができる。なお、操舵軸20には、操舵軸20の操舵角度を検出する操舵角センサ22が取り付けられている。
転舵装置16は、車両幅方向に延びて配置された転舵軸24を有している。この転舵軸24の両端部には、タイロッド26およびナックルアーム28を介して、転舵輪としての左右前輪14,14が転舵可能に連結されている。
左右前輪14,14は、転舵軸24の軸線方向の変位により左右に転舵される。転舵軸24の外周上には、図示しないハウジングに組み付けられたアクチュエータ30が配設されている。アクチュエータ30は、電動モータを有し、電動モータの回転は、ねじ送り機構により減速されるとともに転舵軸24の軸線方向の変位に変換される。したがって、電動モータの駆動により転舵軸24はその軸線方向へ変位し、左右前輪14,14が転舵する。
アクチュエータ30には、後述する各種のセンサからの信号に基づいて、電動モータの制御を行うEPS−ECU(Electronic Control Unit、電子式パワーステアリング電子制御装置)32が接続されている。
なお、EPS−ECU32は、マイクロコンピュータから構成されており、制御、演算プログラムに従って各種処理を実行するとともに、当該装置の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)、CPUの実行プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算結果等を格納する読書き可能なRAM(Random Access Memory)、タイマ、カウンタ、入出力インターフェイス(I/O)等を有している。
EPS−ECU32には、上述の操舵角センサ22と、左右前輪14,14の転舵角度を検出する転舵角センサ34とが接続されている。EPS−ECU32は、例えば、操舵角センサ22により検出された操舵角度と、転舵角センサ34により検出された転舵角度とに基づいて、電動モータを制御し左右前輪14,14を転舵させる。
上述のようなステアバイワイヤ式の車両用操舵装置10では、操舵軸20と転舵軸24が連結されていない。そのため、電動モータによる転舵制御の信頼性を向上するため、本実施の形態に係る電動モータは入力系統が二重化されている。図2は、本実施の形態に係る電動機制御装置のブロック図である。
電動機制御装置90は、アクチュエータ30とそれを制御するEPS−ECU32とを備える。アクチュエータ30は、同じ回転軸を駆動する複数の入力系統36、37を備えるモータ38と、2つの入力系統36、37のそれぞれを流れる電流を制御する第1のECU40、第2のECU42と、それぞれの入力系統36、37に接続され電流を検出する第1の電流センサ44、第2の電流センサ46と、2つの入力系統36、37のそれぞれに流れる電流を遮断する電流遮断手段としての第1のリレー48、第2のリレー50と、を備える。
つまり、本実施の形態に係るモータ38は、第1の電流センサ44および第1のリレー48が接続された入力系統36から入力された、第1のECU40により制御された電流により駆動される。また、同様にモータ38は、第2の電流センサ46および第2のリレー50が接続された入力系統37から入力された、第2のECU42により制御された電流により駆動される。このように、電動機制御装置90は、複数の入力系統を備えているため、一つの入力系統に異常があっても、他の入力系統によりモータを駆動することができる。
図3は、アクチュエータ30の概略構成を示す模式図である。なお、図3では、モータ38のうち巻き線の部分のみを図示している。
本実施の形態に係るモータ38は、3相の交流モータである。モータ38は、2つの入力系統36、37のそれぞれに、電流が流れる一組の巻き線52、54とが接続されている。ここで、巻き線52、54は、Δ結線されている。正常時、巻き線52、54は互いに絶縁されており、巻き線52、54には、それぞれ交流電流が供給される。そのため、巻き線52を含む入力系統36および巻き線54を含む入力系統37の一方に断線や短絡等の異常が生じても、他方の入力系統から供給されている電流によりモータ38の駆動が可能となる。
ところで、モータ38は、一つの回転軸を異なる入力系統のそれぞれにより駆動できるように巻き線を多重化しているため、巻き線52と巻き線54とが近接して設けられている。このような場合、巻き線52と巻き線54とが何らかの原因で短絡すると、入力系統36、37のそれぞれに電流が正常に流れなくなり、モータ38を駆動できなくなってしまう。このような場合、入力系統36、37のそれぞれを単独でみると異常がないこともある。
そこで、本実施の形態に係るEPS−ECU32は、第1の電流センサ44や第2の電流センサ46が検出したそれぞれの入力系統36、37の電流値に基づいて入力系統36、37の間が短絡していると判定した場合、短絡している2つの入力系統36、37のうち一方の入力系統37に流れる電流を遮断するように第2のリレー50を制御している。このように、短絡している2つの入力系統のうち一方の入力系統に流れる電流を遮断することで、他方の入力系統による駆動が可能となり、モータ38の制御の信頼性を向上することができる。
本実施の形態に係る入力系統36、37は、位相がずれた電流が流れるU相、V相、W相が結線されて、巻き線52、54が構成されている。そのため、正常時における入力系統36の巻き線52に流れる相電流の和は、
ua+va+wa=0・・・式(1)
となる。同様に、正常時における入力系統37の巻き線54に流れる相電流の和は、
ub+vb+wb=0・・・式(2)
となる。
ua+va+wa=0・・・式(1)
となる。同様に、正常時における入力系統37の巻き線54に流れる相電流の和は、
ub+vb+wb=0・・・式(2)
となる。
ところが、入力系統36と入力系統37との間が短絡すると、上述の式(1)、(2)の関係が変化する。そこで、本実施の形態に係るEPS−ECU32は、第1の電流センサ44および第2の電流センサ46により検出した巻き線52、54に流れる相電流の和が互いに0でない場合、入力系統36と入力系統37との間が短絡していると判定する。これにより、一組の巻き線に流れる相電流の和が0であるか否かで入力系統間の短絡が判定できるので、第1の電流センサ44や第2の電流センサ46の構成を簡便化できるとともに、短絡の有無の判定精度を高めることができる。
図4および図5は、本実施の形態に係るモータにおける入力系統間の短絡検出処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態に係る電動機制御装置90は、フェールセーフの観点からシステムが二重化されており、入力系統毎にECUが接続されている。なお、各ECUにおいて同様の処理が行われているため、以下では、第1のECU40の処理について説明し、第2のECU42の処理については第1のECU40と異なる点について適宜説明する。
アクチュエータ30が正常な場合、この処理は所定のタイミングで繰り返し実行されている。図4に示すように、第1のECU40は、処理が開始されると、第1の電流センサ44で検出した電流の値から相電流の和(ua+va+wa)が0か否かを判定する(S10)。相電流の和が0の場合(S10のYes)、第1のECU40は、入力系統36と入力系統37との間の短絡はないと判定し、次の処理に進む。
相電流の和が0でない場合(S10のNo)、入力系統間の短絡があると判定され、入力系統36(以下、A系統という)に入力系統間の短絡を含む異常があることを示す異常フラグが第2のECU42に送信される(S12)。また、第1のECU40は、同様の処理が行われている第2のECU42から入力系統37(以下、B系統という)の状態を示す情報を取得する(S14)。
次に、第1のECU40は、第2のECU42から取得した情報にB系統の異常フラグがあるか否かを判定する(S16)。B系統の異常フラグがある場合(S16のYes)、入力系統間が短絡している可能性が高く、A系統、B系統のいずれか一方の系統の電流を遮断することで、他方の系統によりモータ38を駆動できる。ここで、いずれの系統を遮断してもモータ38の駆動は可能であるが、本実施の形態に係るEPS−ECU32では、A系統による駆動の優先順位が一番高く設定されている。つまり、第1のECU40においては、自系統であるA系統の優先順位が高いため(S18のYes)、A系統である入力系統36に流れる電流を遮断せず、次の処理に進む。
一方、B系統の異常フラグがない場合(S16のNo)、A系統単独の異常が考えられるため、第1のECU40は、A系統単独異常フラグをたて(S20)、第1のリレー48を制御しA系統の電流を遮断する(S22)。なお、A系統の優先順位が高く設定されていない場合(S18のNo)、第1のECU40は、第1のリレー48を制御しA系統の電流を遮断する(S22)。
次に、図5に示すように、第1のECU40は、A系統が遮断されているか否かを判定する(S24)。A系統が遮断されていない場合(S24のNo)、A系統自体が故障しているか否かが判定される(S26)。例えば、第1のECU40におけるA系統への指示電流値と第1の電流センサ44による検出値とが大きく異なっている場合や、B系統が遮断されているにもかかわらず巻き線52内の短絡や断線等により相電流の和が0とならない場合等に故障と判定される。
A系統が故障と判定された場合(S26のYes)、A系統が遮断され(S28)、A系統故障フラグが第2のECU42に送信される(S30)。A系統に故障がない場合(S26のNo)、第1のECU40はこの処理を一度終了する。
一方、A系統が遮断されている場合(S24のYes)、第1のECU40は、第2のECU42からB系統の状態を示す情報を必要に応じて取得する(S32)。次に、取得した情報に基づいてB系統が故障しているか否かが判定される(S34)。B系統が故障していないと判定された場合(S34のNo)、第1のECU40はこの処理を一度終了する。取得した情報に、例えば、B系統故障フラグが含まれている場合(S34のYes)、第1のECU40は、それまで遮断していたA系統の第1のリレー48を制御し、A系統に再度電流を供給する(S36)。
上述のように本実施の形態に係るEPS−ECU32は、短絡していた2つの入力系統のうち電流が遮断されていない他方の入力系統に異常があった場合、他方の入力系統に流れる電流が遮断されるように、かつ、電流が遮断されていた一方の入力系統に電流が流れるように、第1のリレー48や第2のリレー50を制御する。これにより、短絡している2つの入力系統のうちモータ38の駆動を行っていた他方の入力系統に異常があった場合には、それまで電流を遮断していた一方の入力系統に再度電流を流すことで、一方の入力系統によるモータ38の駆動が可能となる。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、これは例示であり、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
上述の実施の形態では、入力系統が二系統の場合について説明したが、もちろん三系統以上の場合であっても同様の制御が可能である。
10 車両用操舵装置、 12 操舵操作装置、 14 左右前輪、 16 転舵装置、 18 ステアリングホイール、 20 操舵軸、 22 操舵角センサ、 24 転舵軸、 30 アクチュエータ、 32 EPS−ECU、 36 入力系統、 37 入力系統、 38 モータ、 40 第1のECU、 42 第2のECU、 44 第1の電流センサ、 46 第2の電流センサ、 48 第1のリレー、 50 第2のリレー、 52 巻き線、 54 巻き線、 90 電動機制御装置。
Claims (5)
- 同じ回転軸を駆動する複数の入力系統を備える電動機と、
前記複数の入力系統のそれぞれを流れる電流を制御する制御手段と、
前記電流を検出する検出手段と、
前記複数の入力系統のそれぞれに流れる電流を遮断する電流遮断手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記検出手段が検出したそれぞれの入力系統の電流値に基づいていずれかの入力系統間が短絡していると判定した場合、短絡している2つの入力系統のうち一方の入力系統に流れる電流を遮断するように前記電流遮断手段を制御する、
ことを特徴とする電動機制御装置。 - 前記入力系統は、位相がずれた電流がそれぞれ流れる一組の巻き線を有し、
前記制御手段は、前記検出手段により検出した一組の巻き線に流れる相電流の和が0でない入力系統が複数ある場合、相電流の和が0でない入力系統間が短絡していると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動機制御装置。 - 前記制御手段は、短絡していた前記2つの入力系統のうち電流が遮断されていない他方の入力系統に異常があった場合、前記他方の入力系統に流れる電流が遮断されるように、かつ、電流が遮断されていた前記一方の入力系統に電流が流れるように、前記電流遮断手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電動機制御装置。
- 前記電動機は、三相の交流モータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動機制御装置。
- 同じ回転軸を駆動する複数の入力系統を備える電動機の制御方法であって、
前記複数の入力系統に流れるそれぞれの電流値に基づいて入力系統間が短絡しているか否かを判定し、入力系統間が短絡している場合には、短絡している2つの入力系統の一方に流れる電流を遮断することを特徴とする電動機の制御方法。
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