JP4628825B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用操舵装置に関するものである。
運転者の操舵に関する負担を軽減する装置として、運転者がステアリングホイールを操作したときに操舵力をアシストする周知のパワーステアリング装置(以下、EPSと略す場合もある)が知られている。このパワーステアリング装置ではステアリングモータによって補助操舵力を発生させており、操舵トルク(操舵入力)に応じてステアリングモータの目標電流を算出してステアリングモータを制御している。
ところで、前記ステアリングモータの駆動回路を4個の電界効果トランジスタ(以下、FETと略す)からなるブリッジ回路で構成したものがある。図3はその一例であり、駆動回路35は、バッテリ(例えば、12V)36の高電位側にドレインが接続される2つのFET91,92と、バッテリの低電位側(接地:GND)にソースが接続される2つのFET93,94を備えたブリッジ回路で構成されており、アームの高電位側FET91,92と低電位側FET93,94との間にそれぞれモータ用の端子A1,A2が設けられ、この端子A1,A2にステアリングモータ10が接続され、さらに、端子A1にプルアップ回路37が接続されている。
このように駆動回路を構成したときには、FET91〜94がON故障しておらず駆動回路が正常に作動していることを確認するため、適宜のタイミングでFET91〜94のON故障診断を行っている(特許文献1参照)。ここで、FETのON故障とは、FETをOFFにすることができずON状態を継続してしまう故障状態をいい、ON故障診断は全てのFET91〜94にOFF指令を出して行われ、電圧検出手段43,44によりOFF指令中におけるモータ端子A1,A2の電位をそれぞれ検出し、故障判定手段45は、検出した各電位が所定値以上のときはFETが正常と判定し、所定値未満のときはFETがON故障であると判定する。
したがって、全てのFET91〜94にOFF指令を出して行うFETのON故障診断は、ステアリングモータを駆動していないときに行わなければならない。そのため、従来は、操舵トルクがゼロである時は操舵アシストの必要がなくステアリングモータは駆動されていないと判断し、このときにFETのON故障診断を行っていた。すなわち、操舵トルクがゼロを、FETのON故障診断を許可する条件(以下、FETの故障診断許可条件という)としていた。なお、ON故障診断の許可判定に操舵トルクを用いるのは、電動パワーステアリングでは操舵トルクに基づいてステアリングモータを制御しているからである。
また、運転者の操舵に関する負担を軽減する別の装置として、車両進行方向道路の車線を検知し該車線に沿って車両が走行するように操舵を補助する操舵装置(以下、レーンキープ・アシストシステム、略してLKASと称す)がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−152691号公報 特許第3314866号公報
レーンキープ・アシストシステムを備えた車両では、前記パワーステアリング装置のステアリングモータをレーンキープ・アシスト用アクチュエータとして兼用する場合がある。この場合には、レーンキープ・アシストシステムを作動させるときには、車両と車線の位置関係に応じて算出された補正値に基づいてステアリングモータの目標電流を補正する。
このように構成した場合には、従来の電動パワーステアリング装置のときのようにFETの故障診断許可条件を操舵トルクがゼロのときとすると、以下のような不具合が生じる。
レーンキープ・アシストシステムの作動時には、運転者がステアリングホイールを軽く握っていて操舵トルクが殆どゼロの状態であっても、車両と走行車線との位置関係が適正な関係から外れると、車両を適正な位置関係に戻すようにステアリングモータの目標電流が補正されるため、操舵トルクがゼロであってもステアリングモータに対する目標電流はゼロには設定されず、ステアリングモータを駆動するように指令が出される。したがって、操舵トルクがゼロであっても、ステアリングモータを駆動させなければならない状況が発生する。このようなときに、操舵トルクがゼロがだからといって全てのFETにOFF指令を出してFETのON故障診断を実行すると、レーンキープアシストができなくなってしまう。
そこで、この発明は、レーンキープモードのときにも、モータを作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断が可能な車両用操舵装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数のスイッチング素子(例えば、後述する実施例におけるFET91〜94)からなる駆動回路(例えば、後述する実施例における駆動回路35)により駆動されるモータ(例えば、後述する実施例におけるステアリングモータ10)と、操舵入力検出手段(例えば、後述する実施例における操舵トルクセンサ16)で検出された操舵入力(例えば、後述する実施例における操舵トルク)に応じて目標電流を算出し前記モータを制御するモータ制御手段(例えば、後述する実施例におけるEPSアシストトルク算出部41)と、前記スイッチング素子のON故障を診断する故障診断手段(例えば、後述する実施例におけるステップS101〜S105)と、前記車両と車両進行方向車線との位置関係を認識し該位置関係に応じて前記目標電流を補正するレーンキープモードと、前記レーンキープモードか否かを判定するレーンキープモード判定手段と、を備える車両用操舵装置において、前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中だと判定した時には、前記モータ回転数が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行し、前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中ではないと判定した時には、前記操舵入力が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行することを特徴とする。
このように構成することにより、レーンキープモードのときにも、モータを作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断を実行することが可能となる。なお、FETのON故障とは、FETをOFFにすることができずON状態を継続してしまう故障状態をいう。
請求項2に係る発明は、複数のスイッチング素子(例えば、後述する実施例におけるFET81〜86)からなる駆動回路(例えば、後述する実施例における駆動回路35)により駆動される多相ブラシレスモータ(例えば、後述する実施例におけるステアリングモータ10)と、操舵入力検出手段(例えば、後述する実施例における操舵トルクセンサ16)で検出された操舵入力(例えば、後述する実施例における操舵トルク)に応じて目標電流を算出し前記モータを制御するモータ制御手段(例えば、後述する実施例におけるEPSアシストトルク算出部41)と、前記スイッチング素子のON故障を診断する故障診断手段(例えば、後述する実施例におけるステップS101〜S105)と、前記車両と車両進行方向車線との位置関係を認識し該位置関係に応じて前記目標電流を補正するレーンキープモードと、前記レーンキープモードか否かを判定するレーンキープモード判定手段と、を備える車両用操舵装置において、前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中だと判定した時には、前記モータ回転数が所定値以下で且つ前記目標電流が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行し、前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中ではないと判定した時には、前記操舵入力が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行することを特徴とする。
このように構成することにより、レーンキープモードのときにも、多相ブラシレスモータを作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断を実行することが可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記故障診断手段によるON故障診断は、全ての前記スイッチング素子にOFF指令を出し、前記駆動回路を構成するブリッジ回路のアームの高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子との間に設けられたモータ端子(例えば、後述する実施例における端子A1,A2、A11〜A13)の電位が所定範囲内にあるかを否かにより行われることを特徴とする。
このように構成することにより、FETがON故障しているか否かの診断を適正に下すことが可能になる。
請求項1に係る発明によれば、レーンキープモードのときに、モータを作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断を実行することができるので、FETのON故障診断中にレーンキープアシスト機能が損なわれるのを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、レーンキープモードのときに、多相ブラシレスモータを作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断を実行することができるので、FETのON故障診断中にレーンキープアシスト機能が損なわれるのを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、FETがON故障しているか否かの診断を適正に下すことが可能になる。
以下、この発明に係る車両用操舵装置の実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。
この車両用操舵装置は、運転者がステアリングホイールを操作したときに操舵力をアシストする所謂パワーステアリング装置としての機能(以下、パワーアシスト機能という)と、車両進行方向道路の車線に沿って車両が走行するように操舵を補助する機能(以下、レーンキープアシスト機能という)を備えている。
図1に示すように、この車両用操舵装置は手動操舵力発生機構1を備えており、この手動操舵力発生機構1は、ステアリングホイール(操作子)3に一体結合されたステアリングシャフト4が、ユニバーサルジョイントを有する連結軸5を介してラック&ピニオン機構のピニオン6に連結されて構成されている。ピニオン6は、車幅方向に往復動し得るラック軸7のラック7aに噛合し、ラック軸7の両端には、タイロッド8,8を介して転舵輪としての左右の前輪9,9が連結されている。この構成により、ステアリングホイール3の操舵時に通常のラック&ピニオン式の転舵操作が可能であり、前輪9,9を転舵させて車両の向きを変えることができる。ラック軸7とタイロッド8,8は転舵機構を構成する。
また、ラック軸7と同軸上に、パワーアシスト用モータとレーンキープアシスト用モータを兼ねたステアリングモータ10が配設されている。ステアリングモータ10はブラシモータで構成されており、ステアリングモータ10により供給される補助操舵力は、ラック軸7に対してほぼ平行に設けられたボールねじ機構12を介して推力に変換され、ラック軸7に作用せしめられる。そのために、ラック軸7を挿通させたステアリングモータ10のロータに駆動側ヘリカルギヤ11を一体的設け、この駆動側ヘリカルギヤ11に噛合する従動側ヘリカルギヤ13を、ボールねじ機構12のスクリューシャフト12aの一端に設け、ボールねじ機構12のナット14をラック7に固定している。
ステアリングモータ10はモータ回転数を検出するためのモータ回転数センサ24を備えている。モータ回転数センサ24は正回転のときにプラス値を、逆回転のときにマイナス値を出力する。ステアリングシャフト4には、ステアリングシャフト4の操舵角を検出するための操舵角センサ15が設けられ、前記ラック&ピニオン機構(6,7a)を収容するステアリングギアボックス(図示略)内には、ピニオン6に作用する操舵トルクを検出するための操舵トルクセンサ(操舵入力検出手段)16が設けられている。
また、車体の適所には、各前輪9の車輪速を検出するための車輪速センサ17、車両のヨーレートを検出するためのヨーレートセンサ18、アクセルペダルの踏み込み量を検出するためのアクセルセンサ19、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するためのブレーキセンサ20、車両前方を撮影するCCDカメラ21、車両前方に変調波を発進するミリ波レーダ装置22、レーンキープ・アシストシステムの作動(ON)と非作動(OFF)を選択するためのモード切替スイッチ23が取り付けられている。
モータ回転数センサ24は検出値に対応する電気信号をステアリング制御装置32に出力し、操舵角センサ15とヨーレートセンサ18とアクセルセンサ19とブレーキセンサ20は各検出値に対応する電気信号をレーンキープアシスト制御装置(LKAS ECU)31に出力し、操舵トルクセンサ16と車輪速センサ17は各検出値に対応する電気信号をレーンキープアシスト制御装置31とステアリング制御装置32に出力する。CCDカメラ21は撮像信号を画像処理制御装置(画像処理ECU)33に出力し、画像処理制御装置33は撮像信号に基づいて道路上の道路区分線(白線)を抽出し、車線情報としてレーンキープアシスト制御装置31に出力する。ミリ波レーダ装置22の出力はレーダ出力処理制御装置(レーダ出力処理ECU)34に送られ、レーダ出力処理制御装置34は、アンテナ(図示略)で受信した受信波とミキシングされて車両進行方向に位置する立体物の有無を判断し、立体物の有無情報としてレーンキープアシスト制御装置31に出力する。モード切替スイッチ23はそのON,OFF信号をレーンキープアシスト制御装置31とステアリング制御装置32に出力する。
なお、レーンキープアシスト制御装置31、ステアリング制御装置32、画像処理制御装置33、レーダ出力処理制御装置34はいずれもマイクロコンピュータで構成されており、レーンキープアシスト制御装置31とステアリング制御装置32は相互に必要な情報を通信可能に接続されている。
次に、この車両用操舵装置におけるステアリングモータ10の出力制御を図2のブロック図を参照して説明する。
EPSアシストトルク算出部41は、運転者がステアリングホイール3を操作したときの操舵力を補助するために必要なステアリングモータ10の制御量を算出するものであり、操舵トルクセンサ16と車輪速センサ17の各出力信号に基づいて、運転者の操舵力を補助するアシストトルクに対応する目標電流(以下、EPSアシスト目標電流という)Iaを算出する。このEPSアシスト目標電流Iaの算出方法は従来の電動パワーステアリングと同じであるので詳細説明は省略するが、概略、操舵トルクが大きくなるにしたがってEPSアシスト目標電流Iaが大きくなり、車速が大きくなるにしたがってEPSアシスト目標電流Iaが小さくなるように設定される。なお、車速は車輪速センサ17の出力信号に基づいて算出される。
LKASアシストトルク算出部42は、車両進行方向道路の車線に沿って車両が走行するように操舵を補助するために必要なステアリングモータ10の制御量を算出するものであり、車両が車線の中央を走行するためのアシストトルクに対応する目標電流(以下、レーンキープアシスト目標電流という)ILを算出する。レーンキープアシスト目標電流ILの算出方法は従来のレーンキープ・アシストシステムと同じであるが、簡単に説明すると、画像処理制御装置33によりCCDカメラ21の出力信号が画像処理され、車両進行方向車線から目標点列が求められる。この目標点列から目標ヨーレートを求め、ヨーレートセンサ18で検出される実ヨーレートが目標ヨーレートとなるように、車線中央からの偏位に応じてアシストトルクを算出し、レーンキープアシスト目標電流ILを算出する。
そして、EPSアシスト目標電流Iaをレーンキープアシスト目標電流ILで補正して目標電流Itが算出される。なお、実質的には、ステアリングモータ10の回転方向を含めてEPSアシスト目標電流Iaにレーンキープアシスト目標電流ILを加算して目標電流Itを算出する(It=Ia+IL)。
そして、ステアリングモータ10に流れる実電流が目標電流と一致するようにステアリングモータ10への出力電流を制御し、駆動回路35を介してステアリングモータ10に供給することにより、ステアリングモータ10の出力トルクを制御する。
この実施例において、EPSアシストトルク算出部41は、操舵入力検出手段(操舵トルクセンサ16)で検出された操舵入力(操舵トルク)に応じて目標電流(EPSアシスト目標電流Ia)を算出しモータ(ステアリングモータ10)を制御するモータ制御手段を構成する。
駆動回路35は図3に示す従来のものと同じであり、バッテリ(例えば、12V)36の高電位側にドレインが接続される2つのFET(スイッチング素子)91,92と、バッテリ36の低電位側(接地:GND)にソースが接続される2つのFET(スイッチング素子)93,94を備えたブリッジ回路で構成されている。アームの高電位側FET91,92と低電位側FET93,94との間にはそれぞれモータ用の端子A1,A2が設けられ、この端子A1,A2にステアリングモータ10が接続され、さらに、端子A1にプルアップ回路37が接続されている。
ステアリングモータ10を正回転する場合には、FET91のゲートG1をパルス幅変調駆動(以下、PWM駆動と略す)すると同時にQ4のゲートG4をオン駆動し、FET92,93のゲートG2,G3をオフ駆動する。これにより電流が、バッテリ36→FET91→端子A1→ステアリングモータ10→端子A2→FET94→GNDの経路で流れ、ステアリングモータ10は正回転する。
また、ステアリングモータ10を逆回転する場合には、FET92のゲートG2をPWM駆動すると同時にFET93のゲートG3をオン駆動し、FET91,94のゲートG1,G4をオフ駆動する。これにより電流が、バッテリ36→FET92→端子A2→ステアリングモータ10→端子A1→FET93→GNDの経路で流れ、ステアリングモータ10は逆回転する。
なお、ステアリングモータ10に流す電流は、PWM駆動のデューティ比を制御することにより変更することができる。
また、ステアリングモータ10の各端子A1,A2はそれぞれ電圧検出手段43,44に接続され、各端子電圧が検出可能になっている。故障判定手段45は、これら電圧検出手段43,44で検出された端子電圧に基づいて、FET91〜94がON故障しているか否か判定する。
FET91〜94のON故障診断処理を図4のフローチャートを参照して説明する。 まず、全てのFET91〜94にOFF指令を出し(ステップS101)、このOFF指令中に端子A1,A2の電位を電圧検出手段43,44で検出する(ステップS102)。
次に、検出された端子電圧A1,A2が所定値よりも低いか否かを判定する(ステップS103)。
全てのFET91〜94が正常(ON故障なし)の場合には、両端子A1,A2の電位は所定値以上になるはずなので、ステップS103における判定結果が「NO」(端子電圧≧所定値)である場合は、FET91〜94が正常であると判定する(ステップS104)。
一方、ステップS130における判定結果が「YES」である場合は、FET91〜94のいずれかがON故障していると判定する(ステップS105)。例えば、電圧検出手段43で検出された端子A1の電位は前記所定値以内にあるが、電圧検出手段44で検出された端子A2の電位が前記所定値よりも低い場合には、FET94がON故障していることが考えられる。
前述したように、この車両用操舵装置ではモード切替スイッチ23によってレーンキープ・アシストシステムの作動・非作動を選択可能になっている。
モード切替スイッチ23をOFFにしてレーンキープ・アシストシステム非作動を選択した場合には、LKASアシストトルク算出部42はレーンキープアシスト目標電流ILをゼロとし、EPSアシストトルク算出部41で算出されるEPSアシスト目標電流Iaによりステアリングモータ10の出力制御が実行される。
一方、モード切替スイッチ23をONにしてレーンキープ・アシストシステム作動を選択した場合には、基本的にレーンキープアシストを実行するのであるが、操舵トルクセンサ16で検出された操舵トルクが予め設定された所定のレーンキープアシスト許可範囲内にあるとき(以下、これをレーンキープモードという)には、EPSアシスト目標電流Iaをレーンキープアシスト目標電流ILで補正した目標電流Itによりステアリングモータ10の出力制御を実行し、操舵トルクセンサ16で検出された操舵トルクが前記レーンキープアシスト許可範囲から外れたときにはレーンキープアシストを停止(レーンキープアシスト目標電流ILをゼロ)して、EPSアシストトルク算出部41で算出されるEPSアシスト目標電流Iaによりステアリングモータ10の出力制御を実行する。これにより、レーンキープ・アシストシステム作動中であっても運転者の意志による車線変更や緊急回避などを可能にしている。
次に、FET−ON故障診断の許可処理について、図5のフローチャートにしたがって説明する。なお、図5のフローチャートに示すON故障診断許可処理ルーチンは、ステアリング制御装置32により一定時間毎に繰り返し実行される。
まず、ステップS201においてレーンキープモードか否かを判定する。ステップS201における判定結果が「NO」(非レーンキープモード)の場合は、ステップS202に進み、操舵トルクセンサ16で検出された操舵トルクセンサの絶対値が所定値(ゼロに近い所定トルク値)以下か否かを判定する。
ステップS202における判定結果が「YES」(|操舵トルク|≦所定値)である場合はステップS203に進み、図4に示すフローチャートにしたがってON故障診断処理を実行する。
つまり、レーンキープモードでないときには、操舵トルクだけに基づいてステアリングモータ10を駆動しているか否かを判定することができ、操舵トルクがゼロ近傍の所定範囲内のときにはステアリングモータ10を駆動していないと判定して、FET−ON故障診断を許可する。なお、ステップS202の処理は、一定時間における操舵トルクの積算値が所定値以下か否かの判定に置き換えてもよい。
一方、ステップS201における判定結果が「YES」(レーンキープモード)である場合は、ステップS204に進み、モータ回転数センサ24で検出されたステアリングモータ10の回転数の絶対値が所定値(ゼロに近い所定回転数)以下か否かを判定する。
ステップS204における判定結果が「YES」(|モータ回転数|≦所定値)である場合はステップS203に進み、図4に示すフローチャートにしたがってON故障診断処理を実行する。
つまり、レーンキープモードのときには、前述したように運転者がステアリングホイールを軽く握っていて操舵トルクが殆どゼロの状態であっても、レーンキープアシスト機能により走行車線に対する車両の位置関係を適正にするためにステアリングモータ10を駆動している場合があるので、操舵トルクに基づいてステアリングモータ10を駆動しているか否かを判定することができない。そこで、レーンキープモードのときには、ステアリングモータ10の回転数に基づいてステアリングモータ10を駆動しているか否かを判定する。そして、ステアリングモータ10の回転数がゼロ近傍の所定範囲内のときにはステアリングモータ10を駆動していないので、FET−ON故障診断を許可する。
ON故障診断処理を実行した後、ステップS205に進み、ON故障診断処理における診断結果に基づいてFET91〜94がON故障か否かを判定する。
ステップS205における判定結果が「NO」(正常)である場合は、ステップS206に進み通常モードとして、本ルーチンの実行を一旦終了する。なお、ステップS202における判定結果が「NO」(|操舵トルク|>所定値)である場合、および、ステップS204における判定結果が「NO」(|モータ回転数|>所定値)である場合も、ON故障診断処理を実行すべきではないので、ステップS206に進み通常モードにして、本ルーチンの実行を一旦終了する。ここで、通常モードとは、規定通りに算出された目標電流Itにしたがってステアリングモータ10の出力制御を実行するモードである。
一方、ステップS205における判定結果が「YES」(ON故障)である場合は、ステップS207に進んでフェールモードとして、本ルーチンの実行を一旦終了する。フェールモードでは、警告灯を点灯するとともに、目標電流Itを通常モードのときよりも低減させてステアリングモータ10の出力制御を実行する。なお、目標電流Itの低減には目標電流Itをゼロにする場合も含まれるものとする。
このようにFET−ON故障診断を許可・禁止することにより、レーンキープモードのときにも、ステアリングモータ10を作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断を実行することが可能となる。その結果、FETのON故障診断中にレーンキープアシスト機能が損なわれるのを防止することができる。
ところで、前述した実施例はステアリングモータ10をブラシモータで構成した車両用操舵装置の態様であるが、ステアリングモータ10を多相ブラシレスモータで構成することも可能である。
図6は三相ブラシレスモータからなるステアリングモータ10の駆動回路35の一例であり、バッテリ(例えば、12V)36の高電位側にドレインが接続される3つのFET(スイッチング素子)81,82,83と、バッテリ36の低電位側(接地:GND)にソースが接続される3つのFET(スイッチング素子)84,85,86を備えたブリッジ回路で構成されている。アームの高電位側FET81,82,83と低電位側FET84,85,86との間にはそれぞれモータ用の端子A11,A12,A13が設けられ、この端子A11,A12,A13にステアリングモータ10が接続され、さらに、端子A11,A12,A13にプルアップ回路37が接続されている。なお、図6では、電圧検出手段、故障判定手段を省略している。
ところで、三相ブラシレスモータでは、モータが停止するのは、モータに電流を流さないときだけでなく、電流を流していてもUVWの各相が釣り合っているときにもモータは停止する。したがって、ブラシレスモータでステアリングモータ10を構成した場合には、ステアリングモータ10の回転数だけに基づいてステアリングモータ10を駆動しているか否かを判定することができない。
そこで、ステアリングモータ10をブラシレスモータで構成した場合には、モータ回転数だけでなく、ステアリングモータ10に対する目標電流Itに基づいて、ステアリングモータ10を駆動しているか否かを判定し、FET−ON故障診断の許可・禁止を判定する。なお、目標電流Itに代わりに、ステアリングモータ10の実電流やFETの駆動デューティに基づいて、ステアリングモータ10を駆動しているか否かを判定することもできる。
ブラシレスモータでステアリングモータ10を構成した場合のFET−ON故障診断の許可処理について、図7のフローチャートにしたがって説明する。なお、図7のフローチャートに示すON故障診断許可処理ルーチンは、ステアリング制御装置32により一定時間毎に繰り返し実行される。
ブラシレスモータでステアリングモータ10を構成した場合には、ステップS204における判定結果が「YES」(|モータ回転数|≦所定値)である場合に、ステップS208に進み、ステアリングモータ10の目標電流Itの絶対値が所定値(ゼロに近い所定電流値)以下か否かを判定する。
ステップS208における判定結果が「YES」(|It|≦所定値)である場合は、ステップS203に進み、図4に示すフローチャートにしたがってON故障診断処理を実行する。すなわち、そして、ステアリングモータ10の回転数がゼロ近傍の所定範囲内で、且つ、目標電流Itがゼロ近傍の所定範囲内のときには、ステアリングモータ10を駆動していないと判定して、FET−ON故障診断を許可する。
一方、ステップS208における判定結果が「NO」(|It|>所定値)である場合は、例えステアリングモータ10の回転数がゼロ近傍の所定範囲内であってもステアリングモータ10を駆動している可能性があり、FET−ON故障診断を許可すべきでないので、ステップS206に進み通常モードにする。
これ以外の処理については図5に示すフローチャートにおける各処理と同じであるので、同一ステップに同一符号を付してその説明を省略する。
このようにFET−ON故障診断を許可・禁止することにより、ステアリングモータ10をブラシレスモータで構成した場合にも、レーンキープモードのときに、ステアリングモータ10を作動させる必要のない適正なタイミングでFETのON故障診断を実行することが可能となる。その結果、FETのON故障診断中にレーンキープアシスト機能が損なわれるのを防止することができる。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、この発明に係る車両用操舵装置は、前述した実施例の電動パワーステアリング装置への適用に限るものではなく、ステア・バイ・ワイヤ・システムの操舵装置(SBW)にも適用可能である。SBWは、操作子と転舵機構とが機械的に分離されていて、操作子に反力を作用させる反力モータと、転舵機構に設けられて転舵輪を転舵させる力を発生させるステアリングモータとを備えた操舵システムである。そして、その場合、複数のスイッチング素子からなる駆動回路により駆動されるモータは、ステアリングモータであってもよいし、反力モータであってもよいし、あるいは両方であってもよい。
この発明に係る車両用操舵装置の実施例における概略構成図である。 前記実施例の車両用操舵装置におけるステアリングモータの出力制御ブロック図である。 前記実施例の車両用操舵装置におけるステアリングモータ(ブラシモータ)の駆動回路図である。 前記実施例におけるFET−ON故障診断処理を示すフローチャートである。 前記実施例におけるFET−ON故障診断許可処理を示すフローチャートである。 他の実施例の車両用操舵装置におけるステアリングモータ(ブラシレスモータ)の駆動回路図である。 前記他の実施例におけるFET−ON故障診断許可処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ステアリングモータ
16 操舵トルクセンサ(操舵入力検出手段)
35 駆動回路
41 EPSアシストトルク算出部(モータ制御手段)
81〜86、91〜94 FET(スイッチング素子)
A1,A2,A11〜A13 端子(モータ端子)

Claims (3)

  1. 複数のスイッチング素子からなる駆動回路により駆動されるモータと、
    操舵入力検出手段で検出された操舵入力に応じて目標電流を算出し前記モータを制御するモータ制御手段と、
    前記スイッチング素子のON故障を診断する故障診断手段と、
    前記車両と車両進行方向車線との位置関係を認識し該位置関係に応じて前記目標電流を補正するレーンキープモードと、
    前記レーンキープモードか否かを判定するレーンキープモード判定手段と、
    を備える車両用操舵装置において、
    前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中だと判定した時には、前記モータ回転数が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行し、
    前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中ではないと判定した時には、前記操舵入力が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行することを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 複数のスイッチング素子からなる駆動回路により駆動される多相ブラシレスモータと、
    操舵入力検出手段で検出された操舵入力に応じて目標電流を算出し前記モータを制御するモータ制御手段と、
    前記スイッチング素子のON故障を診断する故障診断手段と、
    前記車両と車両進行方向車線との位置関係を認識し該位置関係に応じて前記目標電流を補正するレーンキープモードと、
    前記レーンキープモードか否かを判定するレーンキープモード判定手段と、
    を備える車両用操舵装置において、
    前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中だと判定した時には、前記モータ回転数が所定値以下で且つ前記目標電流が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行し、
    前記レーンキープモード判定手段が、前記レーンキープモード中ではないと判定した時には、前記操舵入力が所定値以下のときに前記故障診断手段によるON故障診断を実行することを特徴とする車両用操舵装置。
  3. 前記故障診断手段によるON故障診断は、全ての前記スイッチング素子にOFF指令を出し、前記駆動回路を構成するブリッジ回路のアームの高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子との間に設けられたモータ端子の電位が所定範囲内にあるかを否かにより行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用操舵装置。
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