JP5264323B2 - モータ - Google Patents

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    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/081Structural association with bearings specially adapted for worm gear drives

Description

本発明は、回転軸の出力側の端部を支持するように構成されたモータに関する。
従来から、CD、DVDプレーヤ等に用いられる光ピックアップ装置やカメラに用いられるレンズ群等を移動させるモータとして、ステータから突出する回転軸の先端側にリードスクリューが形成されたステッピングモータが使用されている。この種のステッピングモータとして、回転軸の先端部を軸受と板バネとによって支持するステッピングモータが知られている(たとえば、特許文献1から3参照)。
特許文献1から3に記載のステッピングモータでは、ステータに固定されたフレームに保持される軸受が回転軸の先端部をラジアル方向(径方向)で支持している。また、このステッピングモータでは、板バネが回転軸の先端に当接して回転軸を反出力側に付勢しており、この板バネが回転軸の先端部をスラスト方向(軸方向)で支持している。このステッピングモータでは、軸受は圧入等によってフレームに固定されている。また、このステッピングモータでは、板バネにはフレームに係合する係合部が形成されており、この係合部の弾性変形を利用して、板バネがフレームに取り付けられている。
特開2007−104849号公報 特開2005−269733号公報 特開平6−98522号公報
近年、ステッピングモータの用途は多様化している。たとえば、小型のノート型パソコンやデジタルカメラ等の携帯用機器にステッピングモータが使用されており、市場では、耐衝撃性に優れたステッピングモータが求められている。しかしながら、特許文献1から3に記載のステッピングモータでは、板バネに形成された係合部の弾性変形を利用して、板バネがフレームに取り付けられているため、衝撃によって、フレームに対する板バネの取付位置がずれたり、フレームから板バネが外れてしまうおそれがある。
そこで、本発明の課題は、耐衝撃性を向上させることが可能なモータを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のモータは、回転軸を有するロータと、ロータの外周側に配置されるステータと、ステータに固定されるフレームと、回転軸の出力側の端部を反出力側へ付勢するための金属製の付勢部材とを備え、フレームは、底面部と、底面部から起立するように形成されステータに固定されるステータ固定部と、底面部から起立するように形成されるとともにステータ固定部に対向配置され回転軸の出力側の端部を支持する軸支持部とを備え、付勢部材には、回転軸の出力側の端部を反出力側へ付勢する付勢部と、貫通孔とが形成され、付勢部は、貫通孔の縁から貫通孔の中心側に向かって突出するように、かつ、付勢部の根元部分の両側に貫通孔の一部が配置されるように形成され、付勢部材は、付勢部の根元部分の両側で、軸支持部の出力側の面である出力側面に溶接で固定されるとともに、付勢部材と出力側面との溶接箇所と、付勢部との間には、貫通孔の一部が配置されていることを特徴とする。
本発明のモータでは、付勢部材が、軸支持部の出力側面に溶接で固定されている。そのため、回転軸の出力側の端部を付勢するための付勢部材をフレームへ強固に固定することが可能になる。したがって、衝撃によって生じ得るフレームに対する付勢部材の取付位置のずれや、フレームからの付勢部材の外れを防止することが可能になる。その結果、本発明のモータでは、耐衝撃性を向上させることが可能になる。
また、本発明では、フレームに対する付勢部材の位置ずれを防止することが可能になるため、付勢部材の作用点が変動するのを防止することが可能になり、回転軸の付勢力を安定させることが可能になる。さらに、本発明では、従来のようなフレームへの係合部を付勢部材に形成する必要がなくなるため、付勢部材の構成を簡素化することができる。
本発明において、軸支持部は、出力側面から軸支持部の反出力側の面である反出力側面に向かって打ち抜くプレス打ち抜き加工で形成されていることが好ましい。このように構成すると、出力側面にカエリ(バリ)が発生しないため、溶接時に付勢部材と出力側面とを適切に密着させることが可能になる。したがって、付勢部材とフレームとをより強固に固定することが可能となり、モータの耐衝撃性を確実に向上させることが可能になる。
本発明において、付勢部材は、板バネであることが好ましい。このように構成すると、回転軸の出力側の端部を反出力側へ付勢するための構成を簡素化することが可能になる。
本発明において、板バネは、プロジェクション溶接で出力側面に固定され、板バネと出力側面との間には、板バネと出力側面とを固定する複数のプロジェクション溶接部が形成されていることが好ましい。プロジェクション溶接の場合、溶接用の電極の配置を変えることなく溶接用の突起部がある複数の箇所で溶接を行うことができるため、このように構成すると、モータの製造工程を簡素化することができる。
本発明において、板バネには、プロジェクション溶接の際に出力側面に当接する溶接用突起部の形成跡が形成されていることが好ましい。すなわち、溶接前の軸支持部にプロジェクション溶接用の突起部が形成されるのではなく、溶接前の板バネにプロジェクション溶接用の突起部が形成されていることが好ましい。軸支持部には、たとえば、回転軸を支持する軸受が配置される軸受孔等が形成されるため、このように構成すると、たとえば、溶接用突起部を形成することに起因して生じ得る軸受孔等の変形等を防止することが可能になる。
本発明において、モータは、回転軸の出力側の端部を径方向および軸方向で支持する出力側軸受を備え、軸支持部には、軸支持部を貫通するとともに出力側軸受が配置される軸受孔が形成され、板バネは、出力側軸受を反出力側へ付勢するとともに、出力側軸受は、回転軸の軸方向へ移動可能な状態で軸受孔に配置され、板バネには、軸受孔からの出力側軸受の抜けを防止する抜止め部が形成され、板バネと出力側面とを固定する溶接部が少なくとも、抜止め部の近傍に形成されていることが好ましい。このように構成すると、力の作用点となる抜止め部の近傍で板バネを固定することができる。したがって、板バネに出力側軸受の抜止め部が形成されている場合であっても、板バネの固定強度を上げることが可能になる。
以上のように、本発明のモータでは、耐衝撃性を向上させることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(モータの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるモータ1を示す側面断面図である。
本形態のモータ1は、いわゆるPM型のステッピングモータである。このモータ1は、図1に示すように、回転軸2と円筒状の永久磁石3とを有するロータ4と、永久磁石3の径方向の外側に対向配置される極歯5を有するステータ6と、回転軸2の出力側でステータ6に取り付けられたフレーム7とを備えている。また、モータ1は、回転軸2の出力側の端部2a(図1の左端部)を支持する出力側軸受8と、回転軸2の反出力側の端部2b(図1の右端部)を支持する反出力側軸受9と、回転軸2を反出力側へ付勢するための付勢部材としての板バネ10とを備えている。
なお、以下の説明では、回転軸2の出力側となる図1の左側を「先端側」、回転軸2の反出力側となる図1の右側を「後端側」とする。また、以下の説明では、図1の上下方向を「上下方向」、図1の紙面垂直方向を「左右方向」とする。また、以下では、回転軸2の出力側の端部2aを「先端部2a」、回転軸2の反出力側の端部2bを「後端部2b」とする。
回転軸2は、ステンレス鋼、アルミニウムあるいは黄銅等の金属で形成されている。この回転軸2の先端部2aの先端および後端部2bの後端は、半球面状に形成されている。また、先端部2aおよび後端部2bの径は、回転軸2の他の部分の径よりも小さくなっている。回転軸2の後端部2b側には、永久磁石3が固定されている。また、回転軸2の先端部2a側は、ステータ6から突出する突出部2cとなっている。この突出部2cには、リードスクリュー2dが形成されている。リードスクリュー2dは、たとえば、光ピックアップ装置等の被移動体と螺合して、被移動体を移動させる。
ステータ6は、第1のステータ組12と第2のステータ組13とを備えている。第1のステータ組12と第2のステータ組13とは、軸方向で重なるように配置されている。
第1のステータ組12は、第1の外ステータコア14と、コイル15が巻回された第1のボビン16と、第1のボビン16を第1の外ステータコア14との間に挟む第1の内ステータコア17とを備え、永久磁石3の先端側部分の外周側に配置されている。第1のボビン16の内周側には、第1の外ステータコア14および第1の内ステータコア16のそれぞれに形成された複数の極歯5が周方向に隣接するように配置されている。また、第1のボビン16の内周側には、第1の外ステータコア14に形成された極歯5と、第1の内ステータコア16に形成された極歯5とが交互に入り込むように配置されている。
第2のステータ組13は、第2の外ステータコア18と、コイル15が巻回された第2のボビン19と、第2のボビン19を第2の外ステータコア18との間に挟む第2の内ステータコア20とを備え、永久磁石3の後端側部分の外周側に配置されている。第2のボビン19の内周側には、第2の外ステータコア18及び第2の内ステータコア20のそれぞれに形成された複数の極歯5が周方向に隣接するように配置されている。また、第2のボビン19の内周側には、第2の外ステータコア18に形成された極歯5と、第2の内ステータコア20に形成された極歯5とが交互に入り込むように配置されている。
本形態では、第1の外ステータコア14の外周がコイル15の外周を覆うケース部として機能している。同様に、第2の外ステータコア18の外周がコイル15の外周を覆うケース部として機能している。
軸方向における第1のボビン16と第2のボビン19との間の一部には、径方向外側に張り出す端子台21が第1のボビン16および第2のボビン19と一体で形成されている。端子台21には、コイル15に電流を供給するための端子ピン22が固定されている。端子ピン22には、コイル15の端部が巻回されている。
反出力側軸受9は、樹脂で形成されるとともに、後端側に配置される鍔部9aを有する有底円筒状に形成されている。この反出力側軸受9には、回転軸2の後端部2bが挿入される軸受凹部9bが反出力側軸受9の先端から後端側に向かって窪むように形成されている。軸受凹部9bは、軸方向から見たときの形状が円形状となるように形成されている。軸受凹部9bの内径は、後端部2bの径よりもわずかに大きくなっており、後端部2bの外周面と軸受凹部9bの内周面との間にわずかな隙間が形成されている。また、軸受凹部9bの底面9cは、円錐状あるいは角錘状に形成されている。
図1に示すように、板バネ10によって後端側に付勢された回転軸2の後端(具体的には、半球面状に形成された後端部2bの後端)は、軸受凹部9bの底面9cに接触しており、回転軸2の後端は、底面9cによって径方向および軸方向で反出力側軸受9に支持されている。また、軸受凹部9bの底面9cは、円錐状あるいは角錘状に形成されているため、反出力側軸受9は回転軸2の調芯機能を有する。すなわち、本形態のモータ1では、反出力側軸受9によって回転軸2の調芯が行われている。なお、本形態では、軸受凹部9bの底面9cが、円錐状あるいは角錘状に形成されており、回転軸2の後端は、底面9cに対して線接触している。そのため、回転軸2の後端と反出力側軸受9との間の摺動ロスを軽減することが可能となっている。
ステータ6の後端面(具体的には、第2のステータコア18の後端面)には、ステンレス鋼板等の薄い金属板によって形成された端板23が固定されている。たとえば、端板23は溶接でステータ6の後端面に固定されている。この端板23によって、反出力側軸受9はステータ6に固定されている。具体的には、第2の外ステータコア18の後端面の一部と端板23とによって鍔部9aの一部が軸方向で挟まれることで、反出力側軸受9がステータ6に固定されている。
(フレーム、出力側軸受および板バネの構成)
図2は、図1のE−E方向からモータ1を示す図である。図3は、図1に示すフレーム7の側面断面図である。図4は、図3のF−F方向からフレーム1を示す図である。図5は、図3のG部の拡大図である。図6は、図1に示す出力側軸受8を示す図であり、(A)は正面図、(B)は(A)のH−H断面の断面図、(C)は背面図、(D)は底面図である。図7は、図1に示す板バネ10を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は(A)のJ−J断面の断面図である。図8は、図2の中心部分の拡大図である。図9は、図2に示す溶接用突起部10pの形成跡26を説明するための模式図であり、(A)は溶接前の状態を示す図、(B)は溶接後の状態を示す図である。
フレーム7は、電気亜鉛メッキ鋼板(SECC)あるいは冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属の薄板によって形成された金属フレームである。フレーム7の厚さは、たとえば、0.6mmであり、フレーム7の厚さは非常に薄くなっている。このフレーム7は、底面部7aと、底面部7aから起立するように形成され互いに対向配置される2枚の側面部7b、7cとを備える角溝形状(断面コの字形状)に形成されている。なお、フレーム7は、ステンレス鋼板等の他の金属の薄板によって形成されても良い。
側面部7bは後端側に配置され、ステータ6に固定されている。すなわち、本形態の側面部7bは、ステータ6に固定されるステータ固定部である。また、側面部7cは先端側に配置され、回転軸2の先端部2aを支持している。具体的には、側面部7cは、回転軸2の先端部2aを支持する出力側軸受8を保持している。すなわち、側面部7cは、回転軸2の先端部2aを支持する軸支持部であり、また、出力側軸受8を保持する軸受保持部でもある。なお、側面部7bは、プロジェクション溶接、スポット溶接あるいはレーザ溶接等の溶接によって、ステータ6に固定されている。
側面部7bには、図1に示すように、回転軸2が挿通される挿通孔7dが側面部7bを貫通するように形成されている。挿通孔7dの径は、回転軸2の径よりも大きく形成されており、挿通孔7dの内周面と回転軸2との間には隙間が形成されている。
側面部7cには、図3、図4に示すように、出力側軸受8が配置される円形の軸受孔7eが側面部7cを貫通するように形成されている。軸受孔7eの径は、出力側軸受8の径よりもわずかに大きく形成されており、軸受孔7eに配置された出力側軸受8は、軸受孔7eの内周面7fに沿って軸方向に移動可能となっている。本形態では、軸受孔7eの内周面によって出力側軸受8が支持されている。すなわち、出力側軸受8は、軸方向において側面部7cの板厚分だけ支持されている。
また、側面部7cには、図4に示すように、側面部7cに対する板バネ10の位置決めを行うための位置決め用凹部7gが形成されている。具体的には、左右方向における側面部7cの両端から左右方向内側に向かって窪む2個の位置決め凹部7gが側面部7cに形成されている。位置決め凹部7gの左右方向の内側端は、半円の曲面状に形成されている。
本形態のフレーム7は、プレス加工で形成されている。具体的には、プレス打ち抜き加工とプレス曲げ加工とによってフレーム7が形成されている。たとえば、プレス打ち抜き加工によって、底面部7aと側面部7b、7cの外形が形成され、その後に、プレス曲げ加工によって、側面部7b、7cが底面部7aに対して略90°折り曲げられて、フレーム7が形成されている。なお、本形態では、側面部7bの挿通孔7dおよび側面部7cの軸受孔7eは、底面部7aと側面部7b、7cの外形を形成する際のプレス打ち抜き加工で形成されている。
フレーム7のプレス打ち抜き加工では、フレーム7の曲げ方向外側から曲げ方向内側(すなわち、図3のフレーム7の外側から内側)に向かってフレーム7が打ち抜かれる。すなわち、プレス打ち抜き加工時に、側面部7cは、出力側に配置される出力側面7hから反出力側に配置される反出力側面7jに向かって打ち抜かれて形成される。そのため、図5に示すように、出力側面7hの端部(具体的には、出力側面7hの上端部、左右両端部および軸受孔7eの縁部)は、プレス打ち抜き加工時に形成されるダレ部7kとなっている。また、反出力側面7jの端部(具体的には、反出力側面7jの上端部、左右両端部および軸受孔7eの縁部)は、プレス打ち抜き加工時に形成されるカエリ部(バリ部)7mとなっている。なお、図5では、便宜上、ダレ部7kおよびカエリ部7mを誇張して図示している。
また、本形態の軸受孔7eの内周面7fでは、図5に示すように、プレス打ち抜き加工時に形成されるせん断面7pの長さ(軸方向(側面部7cの板厚方向)における長さ)は、破断面7qの長さ(軸方向(側面部7cの板厚方向)における長さ)よりも長くなっている。たとえば、せん断面7pの長さは、側面部7cの板厚の70%以上となっており、具体的には、側面部7cの板厚の90%以上となっている。また、本形態の軸受孔7eの内周面7fでは、せん断面7pの面積が破断面7qの面積よりも広くなっている。たとえば、せん断面7pの面積は、内周面7f全体の面積の70%以上となっており、具体的には、内周面7f全体の面積の90%以上となっている。なお、軸受孔7eは、たとえば、下穴をあけてから仕上げの打ち抜き加工を行ういわゆるシェービング加工によって形成されている。
出力側軸受8は、樹脂で形成されている。たとえば、出力側軸受8は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、LCP(液晶ポリマー)、POM(ポリアセタール)あるいはPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂で形成されている。また、出力側軸受8は、反出力側(後端側)が開口する有底円筒状に形成されている。この出力側軸受8は、軸方向へ移動可能な状態で、フレーム7の軸受孔7eに挿入されている。具体的には、軸方向における出力側軸受8の両端側が側面部7cの出力側面7hおよび反出力側面7jから突出した状態で、出力側軸受8は、軸受孔7eに配置されている。すなわち、本形態では、出力側軸受8の軸方向の長さは、フレーム7の板厚よりも長くなっている。なお、出力側軸受8は、摺動性に優れた金属材料(たとえば、銅系の焼結金属材料)で形成されても良い。
出力側軸受8には、図6に示すように、回転軸2の先端部2aが挿入される軸受凹部8aが出力側軸受8の後端面8bから先端側に向かって窪むように形成されている。また、出力側軸受8には、板バネ10が配置される配置凹部8cが先端面8dから後端側に向かって窪むように形成されている。
軸受凹部8aは、図6(C)に示すように、軸方向から見たときの形状が円形状となるように形成されており、軸受凹部8aの内径は、先端部2aの径よりもわずかに大きくなっている。また、軸受凹部8aの底面8eは、平面状に形成されている。本形態では、軸受凹部8aの内周面8fが回転軸2の先端部2aを径方向で支持している。また、本形態では、板バネ10によって出力側軸受8が後端側に付勢されており、底面8eが回転軸2の先端部2aを軸方向で支持している。
配置凹部8cは、図6(A)に示すように、略T形状に形成されている。すなわち、出力側軸受8の先端側の外周部分には、先端側に向かって突出する3個の突起部8g、8h、8jが円周方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。具体的には、略120°ピッチで、3個の突起部8g〜8jが形成されている。また、円周方向における突起部8g〜8hの間には、軸方向に直交する平面部8x、8y、8zが形成されている。なお、突起部8g〜8jの外周面は、出力側軸受8の外周面の一部を構成している。
図6(A)に示すように、突起部8gは、左右対称に形成され、出力側軸受8の上端側に配置されている。この突起部8gの円周方向の両端8kは、曲面状に形成されている。また、突起部8hは、出力側軸受8の下端側の左側に配置されている。この突起部8hの時計方向端8mは、曲面状に形成され、反時計方向端8nは、軸方向と上下方向とから形成される平面に平行な平面状に形成されている。さらに、突起部8jは、出力側軸受8の下端側の右側に配置されている。この突起部8jの反時計方向端8pは、曲面状に形成され、時計方向端8qは、軸方向と上下方向とから形成される平面に平行な平面状に形成されている。本形態では、突起部8hと突起部8jとは左右対称に形成されている。
平面部8xは、突起部8gと突起部8hとの間に形成され、平面部8yは、突起部8gと突起部8jとの間に形成されている。また、平面部8zは、突起部8hと突起部8jとの間に形成されている。
配置凹部8cの径方向の中心位置には、板バネ10が当接するバネ当接部8rが先端側に向かって膨らむように形成されている。具体的には、先端側に向かって略円錐状に膨らむバネ当接部8rが配置凹部8cの径方向の中心位置に形成されている。バネ当接部8rの膨らみ量は、突起部8g〜8jの突出量よりも小さくなっている。たとえば、図6(B)に示すように、バネ当接部8rの膨らみ量は、突起部8g〜8jの突出量の略半分となっている。また、バネ当接部8rの先端8sは、滑らかな曲面状に形成されている。
なお、本形態では、軸方向において、平面部8x〜8zおよびバネ当接部8rと、出力側軸受8の先端8dとの間に形成された空間が配置凹部8cとなっている。
また、図6(B)、(C)に示すように、出力側軸受8の後端面8bには、有底円筒状に形成された出力側軸受8のフレーム7への装着方向を確認するための確認用凹部8tが形成されている。
板バネ10は、ステンレス鋼板等の金属の薄板によって形成されている。たとえば、板バネ10の厚さは、0.1mmである。本形態の板バネ10は、プレス加工で形成されている。具体的には、プレス打ち抜き加工とプレス曲げ加工とによって板バネ10が形成されている。板バネ10のプレス打ち抜き加工では、図7(B)の右側から左側に向かって板バネ10が打ち抜かれる。すなわち、モータ1に板バネ10が組み込まれたときに、ダレ部が後端側に配置され、カエリ部(バリ部)が先端側に配置されるように(すなわち、板バネ10の、出力側面7hに対向する面にバリ部が配置されないように)、板バネ10はプレス打ち抜き加工で打ち抜かれている。
図7(A)に示すように、板バネ10は略円形に形成されるとともに、板バネ10の中心側には貫通孔10aが形成されている。また、板バネ10には、出力側軸受8のバネ当接部8rに当接して出力側軸受8を反出力側(後端側)へ付勢する付勢部としての軸受当接部10bと、フレーム7の軸受孔7eからの出力側軸受8の抜けを防止する抜止め部としての2個の突出部10cとが形成されている。
軸受当接部10bは、貫通孔10aの下端側の縁10dから貫通孔10aの中心側に向かって突出するように形成されている。また、軸受当接部10bは、図7(B)に示すように、下端側を支点として先端側に撓むように形成されている。軸受当接部10bの左右両端側では、軸受当接部10bの付勢力を確保するため、貫通孔10aは、下方向に向かってスリット状に広がっている。すなわち、軸受当接部10bの左右両端側には、貫通孔10aの一部を構成するスリット部10eが形成されている。
また、軸受当接部10bは、図7(C)に示すように、後端側に向かって2箇所で折り曲げられており、下端側に配置される下端部10fと、上端側に配置される上端部10gと、下端部10fと上端部10gとの間に配置される中間部10hとから構成されている。本形態では、モータ1に板バネ10が組み込まれると、図1に示すように、下端部10fが撓んで、中間部10hがバネ当接部8rの先端8sに当接する。また、上端部10gの上端は、先端8sよりも後端側に配置される。
突出部10cは、貫通孔10aの左右両端側の縁10jから貫通孔10aの中心側に向かって突出するように形成されている。突出部10cは、図7(A)に示すように、略台形状に形成されている。また、2個の突出部10cは左右対称に配置されている。本形態では、板バネ10は、フレーム7の出力側面7hに固定されており、突出部10cは、軸受孔7eからの先端側への出力側軸受8の抜けを防止している。
貫通孔10aの、2個の突出部10c間の縁10kは、円弧状に形成されている。また、貫通孔10aの、突出部10cとスリット部10eとの間の縁10mも、円弧状に形成されている。
本形態の板バネ10は、溶接によって、フレーム7の出力側面7hに固定されている。具体的には、プロジェクション溶接で、板バネ10は出力側面7hに固定されている。本形態では、板バネ10に、プロジェクション溶接を行うための溶接用突起部10pが形成されている。すなわち、出力側面7hに固定される前の板バネ10には、溶接用突起部10pが形成されている。
具体的には、後端側に向かって突出する溶接用突起部10pが出力側面7hに固定される前の板バネ10に形成されている。図7(A)に示すように、本形態では、4箇所に溶接用突起部10pが形成されている。具体的には、2個の突出部10cのそれぞれの根元部分の近傍と、スリット部10eの左右方向外側とに溶接用突起部10pが形成されている。なお、溶接用突起部10pは、プレス加工時に形成される。また、軸受当接部10bによる安定した付勢力を確保するため、少なくともスリット部10eの左右方向外側(すなわち、軸受当接部10bの根元部分)には、溶接用突起部10pが形成されていることが好ましい。
また、板バネ10の外周側には、フレーム7に形成された位置決め用凹部7gとともに、側面部7cに対する板バネ10の位置決めを行うための位置決め用凹部10rが形成されている。具体的には、左右方向における板バネ10の両端から左右方向内側に向かって窪む2個の位置決め凹部10rが板バネ10に形成されている。この位置決め凹部10rは、図2に示すように、フレーム7に形成された位置決め凹部7gの左右方向の内側端と同様の半円の曲面状に形成されている。
上述のように、板バネ10は、溶接によって、フレーム7の出力側面7hに固定されている。図2に示すように、出力側面7hに固定された板バネ10の軸受当接部10bおよび突出部10cは、フレーム7の軸受孔7eに配置された出力側軸受8の配置凹部8cに配置されている。具体的には、配置凹部8cの、突起部8gと突起部8hとの間、および、配置凹部8cの、突起部8gと突起部8jとの間に各々の突出部10cが配置され、配置凹部8cの、突起部8hと突起部8jとの間に軸受当接部10b(具体的には、中間部10hおよび下端部10fの一部)が配置されている。また、出力側面7hに固定された板バネ10の軸受当接部10b(具体的には、中間部10h)は、出力側軸受8のバネ当接部8rの先端8sに当接している。
本形態では、図8に示すように、円周方向における突起部8hまたは突起部8jと突起部8gとの間隔G1と、円周方向における突出部10cの幅H1との差(すなわち、円周方向における突起部8gと突出部10cとの隙間S1と、円周方向における突起部8hまたは突起部8jと突出部10cとの隙間S2との和)が、円周方向における突起部8hと突起部8jとの間隔G2と、円周方向における軸受当接部10b(具体的には、下端部10f)の幅H2との差(すなわち、円周方向における突起部8hと軸受当接部10bとの隙間S3と、円周方向における突起部8jと軸受当接部10bとの隙間S4との和)よりも小さくなっている。
なお、配置凹部8cに配置された軸受当接部10bおよび突出部10cは、出力側軸受8の先端8dよりも後端側に配置されており、軸方向において、出力側軸受8の先端8dから突出していない。
また、上述のように、板バネ10は、プロジェクション溶接によって、フレーム7の出力側面7hに固定されている。すなわち、図9(A)に示すように、板バネ10の溶接用突起部10pを所定の圧力で出力側面7hに当接させた状態で、電極を配置して通電を行い、板バネ10を出力側面7hに固定する。そのため、溶接で固定された板バネ10と出力側面7hとの間には、図9(B)に示すように、板バネ10と出力側面7hとを固定する溶接部(プロジェクション溶接部)25が形成されている。また、図2、図9(B)に示すように、溶接で固定された板バネ10には、溶接用突起部10pの形成跡26が形成されている。本形態では、溶接部25および形成跡26が、2個の突出部10cのそれぞれの根元部分の近傍と、スリット部10eの左右方向外側との4箇所に形成されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、板バネ10が、フレーム7の出力側面7hに溶接で固定されている。そのため、回転軸2の先端部2aを付勢するための板バネ10をフレーム7へ強固に固定することができる。したがって、本形態では、衝撃によって生じ得るフレーム7に対する板バネ10の取付位置のずれや、フレーム7からの板バネ10の外れを防止することが可能になる。その結果、本形態では、モータ1の耐衝撃性を向上させることが可能になる。
また、本形態では、フレーム7に対する板バネ10の位置ずれを防止することができるため、板バネ10の作用点が変動するのを防止することができる。したがって、回転軸2の付勢力を安定させることができる。さらに、本形態では、板バネ10に、フレーム7への係合部を形成する必要がないため、板バネ10の構成を簡素化することができる。また、本形態では、板バネ10の外周側に、フレーム7に形成された位置決め用凹部7gとともに、側面部7cに対する板バネ10の位置決めを行うための位置決め用凹部10rが形成されているため、板バネ10をフレーム7の適切な位置へ強固に固定することができる。
本形態では、側面部7cは、出力側面7hから反出力側面7jに向かって打ち抜くプレス打ち抜き加工で形成されており、出力側面7hの端部は、プレス打ち抜き加工時に形成されるダレ部7kとなっている。そのため、出力側面7hにカエリが発生しない。したがって、溶接時に板バネ10の溶接用突起部10pと出力側面7bとを適切に密着させることができる。特に、本形態では、モータ1に板バネ10が組み込まれたときに、板バネ10の、出力側面7hに対向する面にバリ部が配置されないように板バネ10がプレス打ち抜き加工で打ち抜かれている。したがって、溶接時に板バネ10の溶接用突起部10pと出力側面7bとをより確実に密着させることができる。その結果、板バネ10とフレーム7とをより強固に固定することが可能になり、モータ1の耐衝撃性を確実に向上させることが可能になる。
また、本形態では、出力側面7hにカエリが発生しないため、板バネ10と出力側面7bとを適切に密着させること(面で接触させること)も可能になる。なお、本形態では、板バネ10の貫通孔10aは、フレーム7の軸受孔7eよりも大きく形成されており、軸受孔7eの縁部分に、板バネ10が接触しないようになっている。したがって、たとえ、出力側面7hの縁部分にカエリが発生していたとしても、板バネ10がこのカエリに引っかかることはない。
本形態では、板バネ10は、プロジェクション溶接で出力側面7hに固定され、板バネ10と出力側面7hとの間には複数の溶接部25が形成されている。プロジェクション溶接の場合、溶接用の電極の配置を変えることなく溶接用突起部10pが配置される複数の箇所で溶接を行うことができるため、本形態では、モータ1の製造工程を簡素化することができる。
本形態では、溶接前の側面部7cにプロジェクション溶接用の突起部が形成されるのではなく、溶接前の板バネ10にプロジェクション溶接用の溶接用突起部10pが形成されている。そのため、側面部7cに溶接用突起部を形成することに起因して生じ得る軸受孔7eの変形を防止することができる。したがって、出力側軸受8を軸方向へスムーズに移動させることが可能になる。
本形態では、板バネ10と出力側面7hとを固定する溶接部25が2個の突出部10cのそれぞれの根元部分の近傍と、スリット部10eの左右方向外側とに形成されている。そのため、力の作用点となる軸受当接部10bの根元部分および突出部10cの根元部分で板バネ10を固定することができる。したがって、板バネ10の固定強度を上げることができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、プロジェクション溶接によって、板バネ10がフレーム7の出力側面7hに固定されている。この他にもたとえば、板バネ10と出力側面7hとが電極で加圧された状態で電極に通電が行われることで、板バネ10と出力側面7hとが溶接されるスポット溶接で、板バネ10が出力側面7hに固定されても良い。また、レーザ光の熱によって、板バネ10と出力側面7hとが溶接されるレーザ溶接で、板バネ10が出力側面7hに固定されても良い。
上述した形態では、回転軸2の先端部2aが出力側軸受8の軸受凹部8aの中に配置されており、出力側軸受8によって回転軸2の先端部2aが軸方向に支持されている。この他にもたとえば、上述した特許文献1から3に記載されているように、板バネ10を回転軸2の先端部2aに直接、当接させて、板バネ10によって回転軸2の先端部2aが軸方向に支持されても良い。
上述した形態では、出力側軸受8は、板バネ10によって反出力側へ付勢されている。この他にもたとえば、出力側軸受8は、圧縮コイルバネや皿バネ等によって反出力側へ付勢されても良い。この場合には、バネ当接部8rの先端8sに当接するように圧縮コイルバネや皿バネ等が配置されれば良い。また、この場合にはたとえば、圧縮コイルバネや皿バネ等を保持する保持部材がフレーム7の出力側面7hに溶接で固定されれば良い。なお、この場合には、圧縮コイルバネまたは皿バネと、圧縮コイルバネまたは皿バネを保持する保持部材とによって、回転軸2の出力側の端部を反出力側へ付勢するための付勢部材が構成されている。
上述した形態では、板バネ10に2個の突出部10cが形成されているが、板バネ10に形成される突出部10cの数は、1個でも良いし、3個以上でも良い。
本発明の実施の形態にかかるモータを示す側面断面図である。 図1のE−E方向からモータを示す図である。 図1に示すフレームの側面断面図である。 図3のF−F方向からフレームを示す図である。 図3のG部の拡大図である。 図1に示す出力側軸受を示す図であり、(A)は正面図、(B)は(A)のH−H断面の断面図、(C)は背面図、(D)は底面図である。 図1に示す板バネを示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は(A)のJ−J断面の断面図である。 図2の中心部分の拡大図である。 図2に示す溶接用突起部の形成跡を説明するための模式図であり、(A)は溶接前の状態を示す図、(B)は溶接後の状態を示す図である。
符号の説明
1 モータ
2 回転軸
2a 先端部(出力側の端部)
4 ロータ
6 ステータ
7 フレーム
7a 底面部
7b 側面部(ステータ固定部)
7c 側面部(軸支持部)
7e 軸受孔
7h 出力側面
7j 反出力側面
7k ダレ部
8 出力側軸受
10 板バネ
10c 突出部(抜止め部)
10p 溶接用突起部
25 溶接部(プロジェクション溶接部)
26 形成跡

Claims (6)

  1. 回転軸を有するロータと、前記ロータの外周側に配置されるステータと、前記ステータに固定されるフレームと、前記回転軸の出力側の端部を反出力側へ付勢するための金属製の付勢部材とを備え、
    前記フレームは、底面部と、前記底面部から起立するように形成され前記ステータに固定されるステータ固定部と、前記底面部から起立するように形成されるとともに前記ステータ固定部に対向配置され前記回転軸の出力側の端部を支持する軸支持部とを備え、
    前記付勢部材には、前記回転軸の出力側の端部を反出力側へ付勢する付勢部と、貫通孔とが形成され、
    前記付勢部は、前記貫通孔の縁から前記貫通孔の中心側に向かって突出するように、かつ、前記付勢部の根元部分の両側に前記貫通孔の一部が配置されるように形成され、
    前記付勢部材は、前記付勢部の根元部分の両側で、前記軸支持部の出力側の面である出力側面に溶接で固定されるとともに、前記付勢部材と前記出力側面との溶接箇所と、前記付勢部との間には、前記貫通孔の一部が配置されていることを特徴とするモータ。
  2. 前記軸支持部は、前記出力側面から前記軸支持部の反出力側の面である反出力側面に向かって打ち抜くプレス打ち抜き加工で形成されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記付勢部材は、板バネであることを特徴とする請求項1または2記載のモータ。
  4. 前記板バネは、プロジェクション溶接で前記出力側面に固定され、
    前記板バネと前記出力側面との間には、前記板バネと前記出力側面とを固定する複数のプロジェクション溶接部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のモータ。
  5. 前記板バネには、前記プロジェクション溶接の際に前記出力側面に当接する溶接用突起部の形成跡が形成されていることを特徴する請求項4記載のモータ。
  6. 前記回転軸の出力側の端部を径方向および軸方向で支持する出力側軸受を備え、
    前記軸支持部には、前記軸支持部を貫通するとともに前記出力側軸受が配置される軸受孔が形成され、
    前記板バネは、前記出力側軸受を反出力側へ付勢するとともに、前記出力側軸受は、前記回転軸の軸方向へ移動可能な状態で前記軸受孔に配置され、
    前記板バネには、前記軸受孔からの前記出力側軸受の抜けを防止する抜止め部が形成され、
    前記板バネと前記出力側面とを固定する溶接部が少なくとも、前記抜止め部の近傍に形成されていることを特徴とする請求項3から5いずれかに記載のモータ。
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