JPH0698522A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

Info

Publication number
JPH0698522A
JPH0698522A JP27087792A JP27087792A JPH0698522A JP H0698522 A JPH0698522 A JP H0698522A JP 27087792 A JP27087792 A JP 27087792A JP 27087792 A JP27087792 A JP 27087792A JP H0698522 A JPH0698522 A JP H0698522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
stepping motor
frame
sub
lead screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27087792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuichi Nanae
裕一 名苗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP27087792A priority Critical patent/JPH0698522A/ja
Publication of JPH0698522A publication Critical patent/JPH0698522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響ノイズの発生を防止することができ、且
つ両軸受間の同芯度を良くして、連結部の送り精度を向
上させることができると共にトルクアップを図ることが
できるステッピングモータを提供する。 【構成】 ロータ37からフレーム32へと延出された
シャフト38が、そのリードスクリュー38aの両端部
で、上記フレーム32の軸方向両端部に装着されたメタ
ル軸受34a,34bにより回転自在に支承されている
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータに係
り、特にロータから延出されたシャフトの支承構造及び
スラスト圧負荷構造を改良したステッピングモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、OA機器やビデオカメラのズー
ムレンズ,フォーカスレンズの駆動手段としては、ステ
ッピングモータが採用されている。これは、ステッピン
グモータがディジタル信号により位置制御や速度制御を
容易に成し得、かつ安価で小型化も容易であるという特
性を有するからである。
【0003】図9は、従来のPM型ステッピングモータ
の一例を示すものである。図示されているように、ステ
ッピングモータ1のフレーム2は、当該モータの軸方向
に延出されており、その軸方向断面は図において上方が
開放された略コ字状を呈している。このフレーム2の軸
方向一端部には、有底筒体状を呈するケース体3が取り
付けられている。このケース体3内には、円筒体状を呈
するヨークアセンブリ4(ステータ)が収納されてい
る。このヨークアセンブリ4は、例えば、4組の極歯ヨ
ークを樹脂により一体成形して形成されている。そし
て、このヨークアセンブリ4には、例えば、2個のコイ
ル5a,5bが形成され、その外周は上記ケース体3に
より覆われている。
【0004】また、このヨークアセンブリ4内には、シ
ャフト6の基端部側の外周上にマグネット7が取り付け
られて成るロータ8が配設されている。マグネット7の
周囲には、上記ヨークアセンブリ4の内周面との間に所
定のギャップGが設けられている。従って、上記コイル
5a,5bに流す電流を順番に切り換えることにより、
発生する回転磁界によって上記シャフト6が回転される
ことになる。このシャフト6はロータ8から上記フレー
ム2へと延出されており、該シャフト6の延出側外周部
にはリードスクリュー6aが形成されている。そしてシ
ャフト6は、そのリードスクリュー6aの両端部で軸受
9a,9bにより、回転自在に支承されている。これら
軸受9a,9bは上記フレーム2の軸方向両端部に装着
されており、上記シャフト6の基端部側を支承する軸受
9aは、円筒体状を呈するメタル軸受によって形成され
ている。即ち、上記シャフト6は、メタル軸受9a内に
回転自在に挿通されている。一方、上記シャフト6の延
出端部を支承する軸受9bは、ピポット軸受によって形
成されている。このピポット軸受9bは上記シャフト6
の延出端部を細径に形成し、該延出端部の周囲に複数の
球体10を配置して、これら球体9を凹状の軸受ケース
11内に収容したものである。
【0005】さらに、上記シャフト6のリードスクリュ
ー6aには連結部12のギア部12a,12bが噛合し
ており、当該シャフト6の回転により連結部12が上記
軸方向に移動するようになっている。そして、上記フレ
ーム2には、この連結部12の移動を案内すべく上記シ
ャフト6に沿ってサブガイド軸13が掛け渡され、その
挿通部がフレーム2に接着固定されている。
【0006】そして、上記シャフト6の基端部にはスラ
スト受け14が当接され、スラストバネ15を介して押
え板16で上記ケース体3の開口部を閉成することによ
り、スラスト圧がケース体3内で負荷されている。
【0007】また図10は、従来のPM型ステッピング
モータの他の例を示すものである。図示されているよう
に、このステッピングモータ21は、図9に示したステ
ッピングモータ1と、シャフト6の延出端部を支承する
軸受29bの構造が異なっている。即ち、軸受27bが
樹脂軸受にて形成され、該樹脂軸受29bには上記シャ
フト6の延出端部に位置された1個の球体10が当接さ
れている。上記シャフト6の延出端部には、この球体1
0を保持するため円錐状の凹部6bが形成されている。
【0008】そして、このステッピングモータ21のス
ラスト圧は、図9に示したステッピングモータ1と同様
に、ヨークアセンブリ4を覆うケース体3内で上記シャ
フト6の基端部にスラストバネ15により負荷されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のステ
ッピングモータ1,21には、以下のような解決すべき
課題があった。まず、図9に示すピポット軸受7bを具
備したステッピングモータ1にあっては、上記シャフト
6の延出端部の周囲に複数の球体10を配置している。
このため、シャフト6の回転により、大きな音響ノイズ
を発生するという問題があった。
【0010】一方、図10に示す樹脂軸受29bを具備
したステッピングモータ21にあっては、球体10が1
個であるので、上記音響ノイズの発生防止策として有効
な構造である。しかし、このステッピングモータ21
は、上記樹脂軸受29b内で球体10のズレが生じ易
く、且つフレーム2に軸受9a,29bを装着するため
の孔精度に両軸受間の同芯度が依存するため、該同芯度
が悪くなり易い。その結果、上記シャフト6のリードス
クリュー6a上を移動する連結部12の送り精度が低下
するという問題があった。
【0011】さらに、両軸受間の同芯度が悪くなると、
上記ヨークアセンブリ4とロータ8との間に設けられる
ギャップGを狭くすることができず、ステッピングモー
タ21のトルクアップを図ることができないという問題
があった。
【0012】そして、上記ステッピングモータ1,21
は、ヨークアセンブリ4を覆うケース体3内で上記シャ
フト6の基端部にスラストバネ14によりスラスト圧が
負荷されている。従って、ケース体3を開放しなければ
バネ圧調整を行うことができないので、バネ圧管理が困
難であるという問題があった。
【0013】加えて、上記フレーム2にこれに掛け渡さ
れるサブガイド軸13の挿通部を接着固定していたの
で、該サブガイド軸13に案内されて移動する連結部1
2が磨耗しても、その交換が困難であるという問題があ
った。
【0014】本発明の目的は、上記課題に鑑み、音響ノ
イズの発生を防止することができ、且つ両軸受間の同芯
度を良くして、連結部の送り精度を向上させることがで
きると共にトルクアップを図ることができるステッピン
グモータを提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、バネ圧管理を
容易に行うことができ、磨耗し易い連結部の交換を容易
に行うことができるステッピングモータを提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に係
るステッピングモータによれば、モータの軸方向に延出
されたフレームと、このフレームの軸方向一端部に配設
された筒体状のステータと、このステータ内に配設され
たロータと、このロータから延出されたシャフトと、こ
のシャフトに形成されたリードスクリューに噛合して上
記軸方向に移動する連結部と、この連結部の移動を案内
すべく上記フレームに掛け渡されたサブガイド軸とを備
えたステッピングモータにおいて、上記シャフトがその
リードスクリューの端部で、上記フレームの軸方向端部
に装着されたメタル軸受により回転自在に支承されてい
ることにより、達成される。
【0017】上記構成において、好ましくは、上記シャ
フトの延出端部に、スラストバネが当接されているもの
である。
【0018】また、好ましくは、上記スラストバネが、
上記サブガイド軸の延出端部を支持しているものであ
る。
【0019】さらに、好ましくは、上記シャフトの延出
端部が、曲率面を有するように形成されているものであ
る。
【0020】
【作用】上記構成によれば、上記フレームの軸方向両端
部にそれぞれ装着されたメタル軸受が上記シャフトに形
成されたリードスクリューの両端部を回転自在に支承し
ている。即ち、シャフトが球体を使用しない円筒体状の
メタル軸受内に挿通され、該メタル軸受内周面と回転接
触するだけであるので、音響ノイズが発生することはな
い。また、メタル軸受のサイジングが容易であるので、
両軸受間の同芯度が良くなり、連結部の送り精度が向上
するものである。さらに、メタル軸受の内径を基準とし
た棒状治具をこれらに挿通させれば、該治具を利用して
ヨークアセンブリとロータの芯出し固定が容易に成し
得、これらの間に設けるギャップを狭くすることができ
るので、ステッピングモータのトルクアップが図られる
ものである。
【0021】また、上記スラストバネがシャフトの延出
端部に当接されて、これにスラスト圧が負荷されてい
る。従って、スラストバネを上記ケース体外に露出させ
ることができ、バネ圧調整が簡単で、バネ圧管理が容易
に行われるものである。
【0022】さらに、このスラストバネは、上記サブガ
イド軸の延出端部を支持している。即ち、このスラスト
バネをサブガイド軸の抜け止め用固定手段として使用す
ることができ、その挿通部の接着固定が不要になる。従
って、このスラストバネを解除すれば上記フレームから
サブガイド軸を抜き出すことができ、これに案内されて
移動する連結部が磨耗しても、その交換が容易に行われ
るものである。
【0023】そして、上記シャフトの延出端部は、曲率
面を有するように形成されている。従って、シャフトの
延出端部に形成された曲率面が上記スラストバネと接触
することになるので、上記シャフトの回転が円滑にな
り、これとも相まって音響ノイズの発生が防止されるも
のである。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0025】図1(a)(b)は、本実施例のPM型ス
テッピングモータを示すものである。図示されているよ
うに、ステッピングモータ31のフレーム32は、当該
モータの軸方向がその長手方向となるように延出されて
いる。このフレーム32は板金を成形したものであり、
図2(a)(b)に示されているように、その軸方向断
面は上方に向かって開口したコ字状を呈している。そし
て、このフレーム32の軸方向両端部に位置された折曲
げ片32a,32bには、当該軸方向に芯出しされた装
着孔32c,32eがそれぞれ穿設されている。これら
装着孔32c,32e内には、円筒状のメタル軸受34
a,34bがそれぞれ圧入サイジングされている。
【0026】また、このフレーム32の軸方向一端部に
位置された折曲げ片32aには、円筒体状を呈するケー
ス体33の一端部が当接されている。
【0027】さらに、上記ケース体33内には、図3
(a)(b)(b)に示されているように、円筒体状を
呈するヨークアセンブリ35(ステータ)が収納されて
いる。このヨークアセンブリ35は、例えば、4組の極
歯ヨークのインシュレータ部を樹脂により一体成形して
形成されている。そして、このヨークアセンブリ35に
は、例えば、2個のコイル36a,36bが形成され、
その外周はこれを覆うように上述したケース体33が接
着されている。
【0028】具体的には、ヨークアセンブリ35は図4
に示すように成形される。まず、図4(a)に示されて
いるような4組の極歯ヨーク35aに対して、例えば、
図4(b)に示されているように金型K1,K2を用い
て保持する。金型K1は矢印A方向に開閉し、また金型
K2は矢印B方向にスライドするように成っている。こ
こで、金型K1,K2 は、巻線が施されてコイル36
a,36bと成る部分と、後述するロータ37が挿通さ
れることになる内周面部分とに、樹脂注入スペースS
1,S2が得られるように形成されている。そして、こ
の状態で、アウトサート成形を行う。つまり、所定位置
に設けられた樹脂注入ゲートから樹脂注入スペースS1
,S2に対して樹脂を注入する。これによって、図4
(c)及びその拡大縦断面図である図4(d)に示され
ているように、樹脂注入スペースS1に形成される樹脂
層は、コイル巻線に対する絶縁層F1として形成され
る。一方、樹脂注入スペースS2に形成される樹脂層
は、ヨークアセンブリ35の最内周面F2として形成さ
れる。このようにアウトサート成形が施された後、図4
(e)(f)に平面図及び断面図に示されているように
端子ピンPTを圧入してヨークアセンブリ35が完成さ
れる。その後、巻線が施されて上記コイル36a,36
bが形成されることになる。
【0029】そして、このヨークアセンブリ35内に
は、ロータ37が配設されている。このロータ37は、
シャフト38の基端部側の外周上に複数のマグネット3
9を取り付けて形成されている。具体的には、図5
(a)(b)に示されているように、シャフト38の基
端部側に、2個の円筒状マグネット39が軸方向に所定
間隔を隔てて芯出し・高さ決めされた後接着固定され、
12極着磁されている。一方、このシャフト38の延出
端部は、例えば、切削加工等により、球面等の曲率面R
を有するように形成されている。
【0030】上記マグネット39の周囲には、上記ヨー
クアセンブリ35の内周面との間に所定のギャップGが
設けられている。従って、上記コイル36a,36bに
流す電流を順番に切り換えることにより、発生する回転
磁界によって上記シャフト38が回転されることにな
る。
【0031】そして、このシャフト38はロータ37か
ら上記フレーム32へと延出されており、該シャフト3
8の延出側外周部にはリードスクリュー38aが形成さ
れている。そしてシャフト38は、そのリードスクリュ
ー38aの両端部で上記メタル軸受34a,34bによ
り、回転自在に支承されている。即ち、上記シャフト3
8は、メタル軸受34a,34b内に回転自在に挿通さ
れている。尚、これらメタル軸受34a,34bには、
例えば、粉末冶金法により焼結成形したものを使用す
る。
【0032】また、上記シャフト38の延出側にはリー
ドスクリュー38aが形成されており、このリードスク
リュー38aには連結部40のギア部40a,40bが
噛合している。そして、上記フレーム32には、シャフ
ト38と平行にサブガイド軸41が挿通されて掛け渡さ
れている このサブガイド軸41は、フレーム32に設
けられている孔部32e,32fに軽圧入されることに
より取り付けられている。また、このサブガイド軸41
は、上記連結部40に挿通されている。従って、シャフ
ト38の回転に伴って、連結部40はサブガイド軸41
に沿って案内され、軸方向にリードスクリュー38a上
をスライド移動されることになる。尚、図1中40c
は、ギヤ部40a,40bとリードスクリュー38aの
噛合状態を良好に保つために取り付けられているバネ材
である。
【0033】上記連結部40は、ステッピングモータ3
1によって駆動される可動部と連結される部分である。
例えば、ビデオカメラに本実施例のステッピングモータ
31が装備される場合には、この連結部40にレンズホ
ルダーが連結され、ズームレンズやフォーカスレンズを
移動させるものである。
【0034】さらに、上記シャフト36の基端部には、
スラスト受け42が当接されている。そして、このスラ
スト受け42を蓋体として上記ケース体33の開口部が
閉成されている。
【0035】一方、図6に示されているように、上記シ
ャフト36の延出端部には、上記フレーム32の折曲げ
片32bに取り付けられたスラストバネ43が当接され
ている。具体的には、図7(a)(b)(c)に示され
ているように、スラストバネ43は、上記シャフト36
の延出端部に当接する舌状のバネ部43aと、該バネ部
43aを支持するバネ枠部43bと、該バネ枠部43b
を上記フレーム32の折曲げ片32bに取り付けるため
のクリップ部43cとから成っている。即ち、スラスト
圧は、このスラストバネ43がフレーム32の折曲げ片
32bに取り付けられることにより、上記ケース体33
外でシャフト38に負荷されている。
【0036】そして、このスラストバネ43は、上記フ
レーム32の折曲げ片32bに取り付けられた状態で、
上記サブガイド軸41の延出端部をも支持固定してい
る。具体的には、このサブガイド軸41を挿通するため
にフレーム32に穿設された孔部32fをスラストバネ
43が閉塞することにより、該孔部32fからサブガイ
ド軸41が抜け出るのを防止している。
【0037】次に、上記実施例のステッピングモータの
組立手順を説明しながら、その作用を述べる。まず、図
2に示したように、上記フレーム32に穿設された装着
孔32c,32d内に、メタル軸受34a,34bを圧
入サイジングする。そして、これらメタル軸受34a,
34b内に、両軸受の内径D,dを基準とした棒状治具
Tを挿通させて、これらの芯出しを行う。また、図8
(a)(b)(c)に示されているように、X面からの
所定距離Lを定めながら、上記フレーム32にヨークア
センブリ35の一端部をレーザ溶接Wにより固定する。
このヨークアセンブリ35には、図3に示したように、
予めケース体33が接着されており、これによりその外
周部が覆われている。
【0038】次に、上記メタル軸受34a,34b内に
上記ロータ37のシャフト38を挿通させると共に、上
記ヨークアセンブリ35内にロータ37を挿入配置す
る。従って、上記フレーム32の折曲げ片32a,32
bにそれぞれ装着されたメタル軸受34a,34bが、
上記シャフト38に形成されたリードスクリュー38a
の両端部を回転自在に支承することになる。即ち、シャ
フト38が球体を使用しない円筒体状のメタル軸受34
a,34b内に挿通され、該メタル軸受34a,34b
の内周面と回転接触するだけであるので、音響ノイズの
発生を防止することができる。また、メタル軸受34
a,34bのサイジングが容易であるので、両軸受間の
同芯度が良くなり、連結部の送り精度を向上することが
できる。
【0039】その際、上記棒状治具Tを使用して、両軸
受34a,34bの内径を基準としてヨークアセンブリ
35とロータ37の芯出し固定を行うことにより、これ
らの間に設けるギャップGをより狭くすることが可能に
なり、トルクアップを図ることができる。
【0040】そして、上記シャフト38の基端部にスラ
スト受け42を当接させると共に、これを蓋体として上
記ケース体33の開口部を閉成固定する。
【0041】その後、上記サブガイド軸41を連結部4
0に挿通させながら上記フレーム32に挿通させ、該連
結部40のギヤ部40a,40bを上記シャフト38の
リードスクリュー38aに噛合させる。
【0042】最後に、上記フレーム32の折曲げ片32
bに上記スラストバネ43を取り付け、このスラストバ
ネ43によりサブガイド軸41の延出端部が固定され
て、図1のようにステッピングモータ31が完成され
る。
【0043】このように上記折曲げ片32bにスラスト
バネ43が取り付けられると、該スラストバネ43がシ
ャフト38の延出端部に当接され、これにスラスト圧が
負荷されることになる。即ち、スラストバネ43が上記
ケース体33外に露出しているので、バネ圧調整が簡単
になり、バネ圧管理を容易に行うことができる。また、
このスラストバネ43は、上記サブガイド軸41の延出
端部をも支持固定しており、サブガイド軸41の抜け止
め用固定手段としても機能する。従って、このスラスト
バネ43を上記折曲げ片32bから解除すれば、上記フ
レーム32の孔部32dからサブガイド軸41を簡単に
抜き出すことができる。よって、このサブガイド軸41
に案内される連結部40が磨耗しても、その交換を極め
て容易に行うことができるものである。
【0044】また、上記シャフト38の延出端部は球面
等の曲率面Rを有するように形成されているので、該曲
率面Rが上記スラストバネ43と接触することになる。
従って、上記シャフトの回転が円滑になり、音響ノイズ
の発生を有効に防止することができるものである。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るステッ
ピングモータによれば、軸受による音響ノイズの発生を
防止することができ、且つ、シャフトに形成されたリー
ドスクリューの両端部を支承する両軸受間の同芯度を良
くして、連結部の送り精度を向上させることができると
共にトルクアップを図ることができる。また、シャフト
にスラスト圧を負荷するスラストバネのバネ圧管理を容
易に行うことができ、サイドガイド軸に案内されて移動
する連結部が磨耗しても、その交換を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステッピングモータの一実施例を
示し、(a)はその縦断面図、(b)は左側面図。
【図2】本実施例のステッピングモータのフレームにメ
タル軸受を圧入した状態を示し、(a)はその平面図、
(b)はその縦断面図。
【図3】本実施例のステッピングモータのケース及びヨ
ークアセンブリを示し、(a)はその左側面図、(b)
はその縦断面図、(c)はその右側面図。
【図4】本実施例のステッピングモータのヨークアセン
ブリの成形方法及び構造を示し、(a)は4組の極歯ヨ
ークの分解斜視図、(b)は金型による保持状態の縦断
面図、(c)は樹脂層成形状態の斜視図、(d)樹脂層
成形状態の拡大縦断面図、(e)は完成したヨークアセ
ンブリの平面図、(f)は完成したヨークアセンブリの
縦断面図。
【図5】本実施例のステッピングモータのロータを示
し、(a)はその縦断面図、(b)はその斜視図。
【図6】本実施例のステッピングモータのスラストバネ
の取付状態を示す要部縦断面図。
【図7】本実施例のステッピングモータのスラストバネ
を示し、(a)はその左側面図、(b)はその正面図、
(c)はその右側面図。
【図8】本実施例のステッピングモータにおけるフレー
ムとヨークアセンブリとのレーザ溶接状況を示し、
(a)はその平面図、(b)はその左側面図であり、
(c)は溶接位置決め状況を示す説明図。
【図9】従来のステッピングモータの一例を示す縦断面
図。
【図10】従来のステッピングモータの他例を示す縦断
面図。
【符号の説明】
31 ステッピングモータ 32 フレーム 33 ケース体 34a,34b メタル軸受 35 ヨークアセンブリ(ステータ) 37 ロータ 38 シャフト 38a リードスクリュー 40 連結部 41 サブガイド軸 43 スラストバネ R 曲率面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの軸方向に延出されたフレーム
    と、該フレームの軸方向一端部に配設された筒体状のス
    テータと、該ステータ内に配設されたロータと、該ロー
    タから延出されたシャフトと、該シャフトに形成された
    リードスクリューに噛合して上記軸方向に移動する連結
    部と、該連結部の移動を案内すべく上記フレームに掛け
    渡されたサブガイド軸とを備えたステッピングモータに
    おいて、 上記シャフトがそのリードスクリューの端部で、上記フ
    レームの軸方向端部に装着されたメタル軸受により回転
    自在に支承されていることを特徴とする、ステッピング
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記シャフトの延出端部に、スラストバ
    ネが当接されていることを特徴とする、請求項1に記載
    のステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 前記スラストバネが、上記サブガイド軸
    の延出端部を支持していることを特徴とする、請求項1
    または請求項2に記載のステッピングモータ。
  4. 【請求項4】 前記シャフトの延出端部が、曲率面を有
    するように形成されていることを特徴とする、請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のステッピングモータ。
JP27087792A 1992-09-14 1992-09-14 ステッピングモータ Pending JPH0698522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27087792A JPH0698522A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27087792A JPH0698522A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ステッピングモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0698522A true JPH0698522A (ja) 1994-04-08

Family

ID=17492217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27087792A Pending JPH0698522A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ステッピングモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0698522A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741065B1 (en) * 1999-08-03 2004-05-25 Tokyo R & D Co., Ltd. Electric device and method for charging and discharging battery unit of the same
JP2005269733A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Canon Electronics Inc モータ保持装置
US7023115B2 (en) 2002-12-24 2006-04-04 Minebea Co., Ltd. Motor with built-in bearing
JP2008051242A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Canon Inc 流体動圧軸受の軸の加工方法、及び軸の加工方法を用いた流体動圧軸受装置及び回転多面鏡駆動装置
US8018101B2 (en) 2008-07-01 2011-09-13 Nidec Sankyo Corporation Motor
US8026646B2 (en) 2008-07-01 2011-09-27 Nidec Sankyo Corporation Motor with urging member comprising a flat spring

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741065B1 (en) * 1999-08-03 2004-05-25 Tokyo R & D Co., Ltd. Electric device and method for charging and discharging battery unit of the same
US7023115B2 (en) 2002-12-24 2006-04-04 Minebea Co., Ltd. Motor with built-in bearing
JP2005269733A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Canon Electronics Inc モータ保持装置
JP4523783B2 (ja) * 2004-03-17 2010-08-11 キヤノン電子株式会社 モータ保持装置
JP2008051242A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Canon Inc 流体動圧軸受の軸の加工方法、及び軸の加工方法を用いた流体動圧軸受装置及び回転多面鏡駆動装置
US8018101B2 (en) 2008-07-01 2011-09-13 Nidec Sankyo Corporation Motor
US8026646B2 (en) 2008-07-01 2011-09-27 Nidec Sankyo Corporation Motor with urging member comprising a flat spring

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007189824A (ja) マグネットロータ及びこれを用いた電磁駆動装置並びにこの光量調整装置を備えた光学機器
US4378146A (en) Automatic control device for controlling the iris diaphragm in an optical system
US4079277A (en) Flat miniature dynamoelectric machine
JP2006333606A (ja) 電磁駆動装置及びこれを用いた光量調整装置
JPH0698522A (ja) ステッピングモータ
JP3886097B2 (ja) モータ
US6926454B1 (en) Electromagnetic driving unit and light quantity regulating apparatus using the same
JPH07241065A (ja) リードスクリュー型ステッピングモータ
JPH0698523A (ja) ステッピングモータ
JP4703291B2 (ja) ステッピングモータ
JPH07234435A (ja) 光量調節装置
JPH0698524A (ja) ステッピングモータ
JPH0642778B2 (ja) ステツピングモ−タ
JP3963901B2 (ja) 光量調節装置
JPH05176518A (ja) リードスクリュー付きステッピングモータ
JPS6118731B2 (ja)
JPH1066302A (ja) 回転駆動機構における小型モータ装置
JPH02259618A (ja) 光偏向装置
JP2589078Y2 (ja) カメラ用レンズシャッタの駆動装置
JPH0228504Y2 (ja)
KR0141786B1 (ko) 광픽업 구동장치
JPH1066296A (ja) 小型モータ装置
JPH0363938A (ja) 光学的スキャナ用コイル配置
JPS58182462A (ja) コアレスモ−タ
JPH0998563A (ja) ステッピングモータ