JP2014195349A - モータ - Google Patents

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五明  正人
Katsuhide Yajima
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Abstract

【課題】モータ軸線方向の端部に軸受部材および付勢部材が配置されたモータにおいて、耐衝撃性を向上させることのできる構成を提供すること。
【解決手段】モータ1において、反出力側L2の端部に回転軸50を回転可能に支持する軸受部材70が配置されているとともに、軸受部材70に対して回転軸50とは反対側には、回転軸50をモータ軸線方向Lの出力側L1に向けて付勢する板バネ部85を備えた付勢部材8が配置されている。付勢部材8に対して回転軸50とは反対側には端板90が設けられ、かかる端板90は、ステータ40に固定されて軸受部材70の反出力側L2への抜けを防止する。また、端板90は、板バネ部85を反出力側L2で覆って板バネ部85の反出力側L2への変形を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ軸線方向の端部に軸受部材および付勢部材が配置されたモータに関するものである。
デジタルカメラのフォーカス用レンズ駆動装置や、光ディスク駆動装置でのコリメートレンズシフト用には、ステッピングモータ等のモータが用いられている。かかるモータにおいては、ステータに対してモータ軸線方向の一方側に回転軸を回転可能に支持する軸受部材や、回転軸を付勢する板バネ部を有する付勢部材が配置されている(特許文献1参照)。
特開2004−140924号公報
レンズ駆動装置をデジタルカメラ、携帯電話機、携帯型情報端末等の携帯機器に搭載するにあたっては、落下時等を想定して、モータに対してさらなる耐衝撃性が求められる。しかしながら、特許文献1のモータでは、耐衝撃性のさらなる向上が困難である。具体的には、回転軸に反出力側への衝撃が加わると、板バネ部が反出力側に変形する。その際、衝撃が大きくて板バネ部が過度に変形すると、板バネ部が塑性変形してしまう。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、モータ軸線方向の端部に軸受部材および付勢部材が配置されたモータにおいて、耐衝撃性を向上させることのできる構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、回転軸を備えたロータと、前記ロータの周りに配置された筒状のステータと、モータ軸線方向の一方側で前記回転軸を回転可能に支持する軸受部材と、前記軸受部材に対して前記回転軸とは反対側に配置され、前記回転軸を前記モータ軸線方向の他方側に向けて付勢する板バネ部を備えた付勢部材と、前記付勢部材に対して前記回転軸とは反対側で前記ステータに直接あるいは別部材を介して固定されて前記軸受部材の前記モータ軸線方向の前記一方側への抜けを防止するとともに、前記板バネ部を前記モータ軸線方向の前記一方側で覆って当該板バネ部の前記モータ軸線方向の前記一方側への変形を制限する端板と、を有することを特徴とする。
本発明では、モータ軸線方向の一方側では、回転軸を回転可能に支持する軸受部材が配置されているとともに、軸受部材に対して回転軸とは反対側には、回転軸をモータ軸線方向の他方側に向けて付勢する板バネ部を備えた付勢部材が配置されている。このため、回転軸は、モータ軸線方向の他方側に設けられた軸受部材等に弾性をもって押し付けられているので、回転軸にモータ軸線方向のガタつきが発生しない。また、付勢部材に対して回転軸とは反対側には端板が設けられ、かかる端板は、ステータに直接あるいは別部材を介して固定されて軸受部材のモータ軸線方向の一方側への抜けを防止する。また、端板は、板バネ部をモータ軸線方向の一方側で覆って板バネ部のモータ軸線方向の一方側への変形を制限している。このため、回転軸にモータ軸線方向の一方側への衝撃が加わっても、板バネ部の変形が制限されるので、板バネ部の過剰な変形を抑制することができる。それ故、モータの耐衝撃性を向上させることができる。
本発明において、前記端板と前記付勢部材とは、重なった状態で接合されて支持部材を構成していることが好ましい。かかる構成によれば、モータを組み立てる際、端板と付勢部材とを一体の部品として扱うことができるので、端板を追加しても、モータの組み立てを効率よく行うことができる。
本発明において、前記モータ軸線方向からみたとき、前記端板と前記付勢部材とは、外縁同士が重なっている箇所で前記ステータの前記モータ軸線方向の前記一方側の端面に溶接されていることが好ましい。かかる構成によれば、端板と付勢部材とをステータの端面に同時に溶接することができる。従って、端板を追加しても、モータの組み立てを効率よく行うことができる。
本発明において、前記端板と前記付勢部材とはプロジェクション溶接により一体化されていることが好ましい。かかる構成によれば、端板と付勢部材とを効率よく重なった状態で接合することができる。
本発明において、前記端板の側にプロジェクション溶接用の突起が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、付勢部材にプロジェクション溶接用の突起を設ける必要がないので、付勢部材全体を板状とすることができる。従って、付勢部材の構成を簡素化することができる。また、付勢部材の厚さが薄いので、モータのモータ軸線方向の寸法を短くすることができる。
本発明において、前記端板は、前記付勢部材より厚いことが好ましい。かかる構成によれば、端板の剛性が大きいので、回転軸にモータ軸線方向の一方側への衝撃が加わった際、かかる衝撃を端板で受けることができるとともに、端板の変形を緩和することができる。
本発明において、前記軸受部材は、前記ステータの内側に前記回転軸の外周面を支持する筒部を備えている構成を採用することができる。
この場合、前記軸受部材は、前記筒部から前記モータ軸線方向の前記一方側に突出するとともに径方向外側に突出して前記ステータの前記モータ軸線方向の前記一方側の端面に重なる係合部を備え、前記付勢部材および前記端板には、前記係合部と前記モータ軸線方向で重なる位置に前記係合部が内側に嵌った開口部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、軸受部材の係合部に対して付勢部材および端板がモータ軸線方向で重ならないので、端板を設けてもモータのモータ軸線方向の寸法を短くすることができる。
本発明では、モータ軸線方向の一方側では、回転軸を回転可能に支持する軸受部材が配置されているとともに、軸受部材に対して回転軸とは反対側には、回転軸をモータ軸線方向の他方側に向けて付勢する板バネ部を備えた付勢部材が配置されているため、回転軸は、モータ軸線方向の他方側に設けられた軸受部材等に弾性をもって押し付けられているので、ガタつきが発生しない。また、付勢部材に対して回転軸とは反対側には端板が設けられ、かかる端板は、ステータに直接あるいは別部材を介して固定されて軸受部材のモータ軸線方向の一方側への抜けを防止する。また、端板は、板バネ部をモータ軸線方向の一方側で覆って板バネ部のモータ軸線方向の一方側への変形を制限している。このため、回転軸にモータ軸線方向の一方側への衝撃が加わっても、板バネ部の変形が制限されるので、板バネ部の過剰な変形を抑制することができる。それ故、モータの耐衝撃性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係るモータの説明図である。 本発明の実施の形態1に係るモータの付勢部材および端板の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るモータの軸受部材等の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るモータの外ステータコア等の説明図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係るモータの説明図である。 本発明の実施の形態2に係るモータの説明図である。
図面を参照して、本発明を適用したモータの一例を説明する。なお、以下の説明において、モータ軸線方向Lのうち、回転軸50がステータ40から突出している側を出力側L1とし、回転軸50がステータ40から突出している側とは反対側を反出力側L2として説明する。
[実施の形態1]
本形態では、「モータ軸線方向Lの一方側」が反出力側L2であり、「モータ軸線方向Lの他方側」が出力側L1である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータの説明図であり、図1(a)、(b)は、モータ全体の断面図、および反出力側L2の部分を拡大して示す断面図である。図1に示すモータ1は、デジタルカメラ等の携帯機器においてレンズ駆動用等に用いられるステッピングモータであり、円筒状のステータ40を有している。ステータ40では、A相用のステータとB相用のステータとがモータ軸線方向Lに重ねて配置された構造を有している。このため、ステータ40では、コイル線41が巻回された環状の2つのコイルボビン42(コイルボビン42Aとコイルボビン42B)がモータ軸線方向Lに重ねて配置されており、かかるコイルボビン42には各々、内ステータコア43および外ステータコア44が重ねて配置されている。より具体的には、コイルボビン42Aにおいてモータ軸線方向Lの両側には、環状の内ステータコア43A、および断面U字形状の外ステータコア44Aが重ねて配置され、コイルボビン42Bにおいてモータ軸線方向Lの両側には、環状の内ステータコア43B、および断面U字形状の外ステータコア44Bが重ねて配置されている。コイルボビン42Aおよびコイルボビン42Bの内周面では、内ステータコア43A、43Bおよび外ステータコア44A、44Bの複数の極歯45(極歯45A、45B)が周方向に並んだ構成となっている。
このようにして、ロータ配置穴を備えた円筒状のステータ40が構成されており、ステータ40の径方向内側にはロータ5が同軸状に配置されている。本形態では、外ステータコア44A、44Bの円筒部49A、49Bが各々、コイルボビン42Aおよびコイルボビン42Bの径方向外側まで延在しており、外ステータコア44A、44Bによってモータケース10が構成されている。また、ステータ40の出力側L1の端面47は、外ステータコア44Aの円環部からなり、ステータ40の反出力側L2の端面48は、外ステータコア44Bの円環部46からなる。
ロータ5では回転軸50がモータ軸線方向Lに延在し、回転軸50は、ステータ40の出力側L1の端面47から突出している。回転軸50の反出力側L2寄りの位置には円筒状の永久磁石59が接着剤56によって固着されている。永久磁石59は、ステータ40の内側(ロータ配置穴)において、外周面が径方向の内側でステータ40の極歯45と所定の間隔を介して対向している。回転軸50は、ステンレス、真鍮、アルミニウム等の金属材料からなり、回転軸50の外周面のうち、ステータ40の出力側L1の端面47から突出している部分の外周面57には螺旋溝58が形成されている。回転軸50において、螺旋溝58が形成されている部分は、永久磁石59が固着されている部分より大径である。本形態において、コイルボビン42(コイルボビン42Aおよびコイルボビン42B)は樹脂製であり、コイルボビン42には端子2を保持する端子台420が一体に形成されている。端子台420は、外ステータコア44A、44Bの円筒部49A、49Bに形成された切り欠き490A、490Bから径方向外側に突出している。
(フレーム3の構成)
ステータ40に対して出力側L1にはフレーム3が設けられている。フレーム3は、ステータ40の出力側L1の端面47に溶接等の方法で固定された第1板部31と、第1板部31に出力側L1で対向して回転軸50の出力側L1の端部51を支持する第2板部32と、モータ軸線方向Lに延在して第1板部31と第2板部32とを連結する連結部33とを備えている。第1板部31には、回転軸50を貫通させる穴30が形成されている。
(出力側L1の軸受構造)
フレーム3において第2板部32には、回転軸50の出力側L1の端部51をモータ軸線方向Lおよび径方向で回転可能に支持する出力側L1の軸受機構6が構成されている。かかる軸受機構6では、フレーム3の第2板部32に出力側L1の軸受部材60が保持されており、回転軸50の出力側L1の端部51は、軸受部材60の筒部65において反出力側L2に向けて開口する有底の凹部61の内側に嵌って、ラジアル方向およびスラスト方向で回転可能に支持されている。軸受部材60は、フレーム3の第2板部32に形成された穴329を貫通した状態で第2板部32の反出力側L2の面に当接する大径部64を有しており、軸受部材60は、大径部64によって出力側L1への移動が規制されている。回転軸50において、出力側L1の端部51は、螺旋溝58が形成されている部分より小径であり、かつ、半球状に加工されている。
(反出力側L2の軸受機構7の概略構成)
本形態のモータ1において、回転軸50の反出力側L2には、回転軸50の反出力側L2の端部52をモータ軸線方向Lおよび径方向で回転可能に支持する反出力側L2の軸受機構7が構成されている。本形態において、永久磁石59の反出力側L2の端面には、出力側L1に向けて凹む凹部595が形成されており、回転軸50の反出力側L2の端部52は、凹部595の内側から反出力側L2に突出している。回転軸50において、反出力側L2の端部52は半球状に加工されている。
反出力側L2の軸受機構7では、回転軸50の反出力側L2の端部52の周りに軸受部材70が配置されており、回転軸50の端部52は、軸受部材70の円筒状の筒部71の内側に嵌って、端部52の外周面が筒部71に回転可能に支持されている。軸受部材70に対して反出力側L2(軸受部材70に対して回転軸50とは反対側)には、付勢部材8が配置されている。かかる付勢部材8には、ステータ40の反出力側L2の端面48に重なる環状部81と、環状部81の中央部分で出力側L1に向けて斜めに切り起こされた板バネ部85とを備えており、板バネ部85は、回転軸50を出力側L1に向けて付勢している。ここで、回転軸50の出力側L1には、回転軸50の出力側L1の端部51をモータ軸線方向Lおよび径方向で回転可能に支持する出力側L1の軸受機構6が構成されている。従って、回転軸50は、出力側L1の端部51が軸受機構6に当接するように付勢された状態にあるため、回転軸50が回転した際、回転軸50のモータ軸線方向Lでのがたつきが防止されている。
また、本形態では、付勢部材8に対して反出力側L2(付勢部材8に対して回転軸50とは反対側)には、端板90が配置されている。端板90は、付勢部材8に重なった状態で、直接あるいは付勢部材8(別部材)を介してステータ40の反出力側L2の端面48に固定されている。本形態では、後述するように、端板90と付勢部材8とにおいて、互いに重なる外縁がステータ40の反出力側L2の端面48に溶接されている。
この状態で、端板90は、軸受部材70の反出力側L2への抜けを防止するとともに、板バネ部85に対して反出力側L2で板バネ部85から所定の距離を隔てた位置で板バネ部85を覆い、板バネ部85の反出力側L2への変形を制限する。ここで、付勢部材8は薄い金属板からなるのに対して、端板90は、付勢部材8より厚い金属板からなる。
また、本形態では、端板90と付勢部材8とは、重なった状態で接合されて支持部材9として一体化されている。本形態では、端板90と付勢部材8とはプロジェクション溶接により一体化されており、その際のプロジェクション溶接用の突起は、後述するように、端板90の出力側L1の面に形成されている。
また、詳しくは後述するように、軸受部材70は、筒部71から反出力側L2に突出するとともに径方向外側に突出してステータ40の反出力側L2の端面48に重なる係合部を有しており、付勢部材8の環状部81および端板90には、係合部等が内側に嵌る開口部が形成されている。
(反出力側L2の軸受機構7の詳細構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係るモータ1の付勢部材8および端板90の説明図であり、各分図には、以下の構成
図2(a−1)=付勢部材8の断面図
図2(a−2)=付勢部材8を出力側L1からみた正面図
図2(b−1)=端板90の断面図
図2(b−2)=端板90を反出力側L2からみた背面図
図2(c−1)=支持部材9の断面図
図2(c−2)=支持部材9を出力側L1からみた正面図
図2(c−3)=支持部材9を反出力側L2からみた背面図
が表されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係るモータ1の軸受部材70等の説明図であり、各分図には、以下の構成
図3(a−1)=軸受部材70の断面図
図3(a−2)=軸受部材70を出力側L1からみた正面図
図3(a−3)=軸受部材70を反出力側L2からみた背面図
図3(b)=支持部材9の断面図
図3(c−1)=軸受機構7の断面図
図3(c−2)=軸受機構7を出力側L1からみた正面図
図3(c−3)=軸受機構7を反出力側L2からみた背面図
が表されている。
図4は、本発明の実施の形態1に係るモータ1の外ステータコア44B等の説明図であり、各分図には、以下の構成
図4(a−1)=外ステータコア44Bの断面図
図4(a−2)=外ステータコア44Bを出力側L1からみた正面図
図4(a−3)=外ステータコア44Bを反出力側L2からみた背面図
図4(b)=軸受機構7の断面図
図4(c−1)=外ステータコア44Bに軸受機構7を固定した状態の断面図
図4(c−2)=外ステータコア44Bに軸受機構7を固定した状態を反出力側L2 からみた背面図
が表されている。
(付勢部材8の構成)
図2(a−1)、(a−2)に示すように、付勢部材8は、環状部81と、環状部81の中央部分で斜めに切り起こされた帯状の板バネ部85とを有する薄い金属板であり、板バネ部85の周りのうち、板バネ部85の根元部分を除く三方に開口部82が形成されている。付勢部材8には、板バネ部分85がバネとして機能できる厚さの金属板が用いられている。ここで、開口部82は、板バネ部85の先端側に位置する開口部821と、板バネ部85を両側で挟む領域に位置する開口部822、823と、板バネ部85の根元部分を両側から挟む領域に形成されたスリット部824とを含んでいる。また、付勢部材8は、全体としては円形の外形形状を有しているが、外縁には、凹状に浅く切り込まれた2つの切り欠き86a、86bが形成され、板バネ部85に対して切り欠き86a、86bとは反対側には直線的に切り欠かれた切り欠き86cが形成されている。
(端板90の構成)
図2(b−1)、(b−2)に示すように、端板90は、全体としては円形の外形形状を有する金属板からなり、付勢部材8より厚い。端板90の外縁には、付勢部材8と同様、凹状に浅く切り込まれた2つの切り欠き96a、96bが形成され、切り欠き96a、96bに対して反対側には直線的に切り欠かれた切り欠き96cが形成されている。かかる端板90は、付勢部材8と同一の外形形状を有している。
このため、図2(c−1)、(c−2)、(c−3)に示すように、端板90と付勢部材8とを重ねると、端板90との外縁と付勢部材8の外縁とは完全に重なる。従って、付勢部材8の切り欠き86aは端板90の切り欠き96aと重なり、付勢部材8の切り欠き86bは端板90の切り欠き96bと重なり、付勢部材8の切り欠き86cは端板90の切り欠き96cと重なる。
また、端板90には、周方向の三箇所に矩形の開口部91a、91b、91cが形成されており、端板90と付勢部材8とを重ねると、端板90の開口部91aは、付勢部材8の開口部82のうち、開口部821と重なり、端板90の開口部91bは、付勢部材8の開口部82のうち、開口部822と重なり、端板90の開口部91cは、付勢部材8の開口部82のうち、開口部823と重なる。
本形態では、モータ1を製造する際、端板90と付勢部材8とを重ねた状態で、端板90と付勢部材8とを接合し、端板90と付勢部材8とが一体の支持部材9を構成しておく。この状態で、端板90は、付勢部材8に対して反出力側L2で、付勢部材8のうち、板バネ部85を除く部分と接するように重なり、端板90の中央部分は、付勢部材8の板バネ部85を反出力側L2で覆った状態となる。本形態では、端板90と付勢部材8とはプロジェクション溶接により一体化されており、その際のプロジェクション溶接用の突起99a、99b、99cは、端板90の出力側L1の面に略等角度間隔に形成されている。また、突起99cは、切り欠き96cと端板90の中心との間に形成されており、付勢部材8の板バネ部85の根元付近では、突起99cを利用したプロジェクション溶接が行われる。ここで、支持部材9の外形寸法(端板90および付勢部材8の外形寸法)は、ステータ40の反出力側L2の端面48の外形寸法よりわずかに小である。
かかる支持部材9を用いてモータ1を組み立てる際、支持部材9(端板90および付勢部材8)は、端板90と付勢部材8の外縁同士が重なっている箇所(切り欠き86a、96aの重なり部分、切り欠き86b、96bの重なり部分、切り欠き86c、96cの重なり部分)でステータ40の反出力側L2の端面48(外ステータコア44Bの円環部46)に溶接により固定される。その結果、付勢部材8は、切り欠き86a、86b、86cでステータ40に直接固定されるとともに、端板90は、切り欠き96a、96b、96cでステータ40に直接固定された状態となる。
(軸受部材70の詳細構成)
図3(a−1)、(a−2)、(a−3)に示すように、軸受部材70は、回転軸50の端部52を内側で支持する穴79を有する筒部71と、筒部71の反出力側L2の端部で拡径する円盤部72とを有する樹脂製部品である。軸受部材70において、円盤部72の反出力側L2の面には、円盤部72から径方向外側に延在する係合部73、74、75を有している。従って、係合部73、74、75は、筒部71から円盤部72を経由して反出力側L2に突出するとともに径方向外側に突出した形状になっている。本形態では、係合部73、74、75は、略等角度間隔に形成されており、係合部73、74、75はいずれも、略矩形形状を有している。また、円盤部72の外周面には、径方向外側に突出した小さな突部77a、77b、77c、77dが等角度間隔に形成されている。
ここで、軸受部材70の外形寸法は、ステータ40の反出力側L2の端面48の外形寸法より小であり、ステータ40の内径寸法よりわずかに大になっている。このため、係合部73、74、75は、ステータ40の反出力側L2の端面48に重なることになる。また、突部77a、77b、77c、77dを除く円盤部72の外径寸法は、ステータ40の内径寸法よりわずかに小になっているため、円盤部72は、ステータ40の内側に入り込むことになり、径方向の位置決めとなっている。また、軸受部材70の外形寸法は、支持部材9の外形寸法(端板90および付勢部材8の外形寸法)よりわずかに小である。
かかる構成の軸受部材70は、モータ1を製造する際、図3(c−1)、(c−2)、(c−3)に示すように、図3(b)に示す支持部材9(図2(c−1)、(c−2)、(c−3)に示す支持部材9)の出力側L1の面に重ねた状態で、ステータ40の反出力側L2の端面48(外ステータコア44Bの環状部)に重ねられる。この状態で、付勢部材8は、軸受部材70と端板90との間に挟まれた状態となり、板バネ部85の先端部分は、筒部71の内側に進入する。
また、軸受部材70の係合部73、74、75は、付勢部材8の開口部82および端板90の開口部91a、91b、91cに嵌る。より具体的には、軸受部材70の係合部73は、付勢部材8の開口部821および端板90の開口部91aに嵌り、軸受部材70の係合部74は、付勢部材8の開口部822および端板90の開口部91bに嵌り、軸受部材70の係合部75は、付勢部材8の開口部823および端板90の開口部91cに嵌る。従って、軸受部材70と支持部材9とを重ねた状態での厚さ(モータ軸線方向Lの寸法)は、軸受部材70の厚さ、付勢部材8の厚さ、および端板90の厚さの和より小となる。また、軸受部材70の係合部73、74、75が付勢部材8の開口部82および端板90の開口部91a、91b、91cに嵌ることにより、軸受部材70と支持部材9との回り止めが行われる。
(外ステータコア44Bの構成)
図4(a−1)、(a−2)、(a−3)に示すように、外ステータコア44Bは、モータケースを構成するケース部材として構成されていることから、断面U字形状を有している。より具体的には、外ステータコア44Bは、円環部46と、円環部46の内周縁から出力側L1に切り起こされた複数枚の極歯45Bと、円環部46の外周縁から出力側L1に延在する円筒部49Bとを有しており、円環部46の反出力側L2の面によって、ステータ40の反出力側L2の端面48が構成されている。かかる外ステータコア44Bは、コイル線41が巻回されたコイルボビン42Bに重ねて配置され、その結果、極歯45Bと円筒部49Bとの間にコイルボビン42Bが配置された状態となる。ここで、円環部46の内周縁には、周方向で隣り合う極歯45Bで挟まれた部分が径方向外側に向けて切り欠かれた凹部461a、461b、461c、461dになっている。
従って、図4(b)に示すように支持部材9を重ねた軸受部材70を、図4(c−1)、(c−2)に示すように、外ステータコア44Bの円環部46の出力側L1の面(ステータ40の反出力側L2の端面48)に重ねると、支持部材9(端板90および付勢部材8)の外縁は、外ステータコア44Bの円環部46に重なる。従って、端板90と付勢部材8の外縁同士が重なっている箇所(切り欠き86a、96aの重なり部分、切り欠き86b、96bの重なり部分、切り欠き86c、96cの重なり部分)に対して溶接Pa、Pb、Pcを行えば、外ステータコア44Bに支持部材9(端板90と付勢部材8)が固定される。その結果、軸受部材70は、外ステータコア44Bと支持部材9との間で保持される。その際、外ステータコア44Bの凹部461a、461b、461c、461dには、軸受部材70の突部77a、77b、77c、77dが嵌るので、外ステータコア44Bと軸受部材70との回り止めが行われる。また、軸受部材70の係合部73、74、75は、外ステータコア44Bの円環部46の反出力側L2の面(ステータ40の反出力側L2の端面48)に重なるため、軸受部材70の出力側L1への変位が阻止される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1においては、反出力側L2の端部では、回転軸50を回転可能に支持する軸受部材70が配置されているとともに、軸受部材70に対して回転軸50とは反対側には、回転軸50をモータ軸線方向Lの出力側L1に向けて付勢する板バネ部85を備えた付勢部材8が配置されている。このため、回転軸50は、出力側L1に設けられた軸受部材60に弾性をもって押し付けられているので、回転軸50にモータ軸線方向Lにガタつきが発生しない。
また、付勢部材8に対して回転軸50とは反対側(反出力側L2)には端板90が設けられ、かかる端板90は、ステータ40に固定されて軸受部材70の反出力側L2への抜けを防止する。また、端板90は、板バネ部85を反出力側L2で覆って板バネ部85の反出力側L2への変形を制限している。このため、回転軸50に反出力側L2への衝撃が加わっても、板バネ部85の変形が制限されるので、板バネ部85の過剰な変形を抑制することができる。それ故、モータ1の耐衝撃性を向上させることができる。
また、端板90と付勢部材8とは、重なった状態で接合されて支持部材9を構成している。このため、モータ1を組み立てる際、端板90と付勢部材8とを一体の部品として扱うことができるので、端板90を追加しても、モータ1の組み立てを効率よく行うことができる。また、端板90と付勢部材8とはプロジェクション溶接により一体化されているため、端板90と付勢部材8とを効率よく重なった状態で接合することができる。また、端板90の側にプロジェクション溶接用の突起99a、99b、99cが形成されているため、付勢部材8にプロジェクション溶接用の突起を設ける必要がない。それ故、付勢部材8全体を板状とすることができる。従って、付勢部材8の構成を簡素化することができる。また、付勢部材8の厚さが薄いので、モータ1のモータ軸線方向Lの寸法を短くすることができる。
また、モータ軸線方向Lからみたとき、端板90と付勢部材8とは、外縁同士が重なっている箇所でステータ40の端面48に溶接されている。このため、端板90と付勢部材8とをステータ40の端面48に同時に溶接することができる。従って、端板90を追加しても、モータの組み立てを効率よく行うことができる。
また、端板90は、付勢部材8より厚く、剛性が大である。従って、回転軸50に反出力側L2への衝撃が加わった際、かかる衝撃を端板90で受けることができるとともに、端板90の変形を緩和することができる。
さらに、軸受部材70は、筒部71から反出力側L2突出するとともに径方向外側に突出してステータ40の端面48に重なる係合部73、74、75を備えている。このため、軸受部材70の出力側L1への変位が阻止される。また、付勢部材8および端板90には、係合部73、74、75とモータ軸線方向Lで重なる位置に係合部73、74、75が内側に嵌った開口部82(821、822、823)および開口部91a、91b、91cが形成されている。このため、軸受部材70の係合部73、74、75に対して付勢部材8および端板90がモータ軸線方向Lで重ならないので、端板90を設けてもモータ1のモータ軸線方向Lの寸法を短くすることができる。また、軸受部材70の係合部73、74、75が付勢部材8および端板90の開口部82(821、822、823)および開口部91a、91b、91cに嵌っているので、軸受部材70が付勢部材8および端板90に対して不用意に回らない。
[実施の形態1の変形例]
図5は、本発明の実施の形態1の変形列に係るモータ1の説明図であり、各分図には、以下の構成
図5(a−1)=付勢部材8の断面図
図5(a−2)=付勢部材8を出力側L1からみた正面図
図5(b−1)=端板90の断面図
図5(b−2)=端板90を反出力側L2からみた背面図
図5(c−1)=支持部材9の断面図
図5(c−2)=支持部材9を出力側L1からみた正面図
図5(c−3)=支持部材9を反出力側L2からみた背面図
が表されている。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図5(a−1)、(a−2)に示すように、本形態でも、実施の形態1と同様、付勢部材8は、環状部81と、環状部81の中央部分で斜めに切り起こされた帯状の板バネ部85とを有する薄い金属板である。付勢部材8には、板バネ部85の周りのうち、板バネ部85の根元部分を除く三方に開口部82が形成されている。開口部82は、板バネ部85の先端側に位置する開口部821と、板バネ部85を両側で挟む領域に位置する開口部822、823と、板バネ部85の根元部分を両側から挟む領域に形成されたスリット部824とを含んでいる。また、付勢部材8は、全体としては円形の外形形状を有しているが、外縁には、凹状に浅く切り込まれた2つの切り欠き86a、86bが形成され、板バネ部85に対して切り欠き86a、86bとは反対側には直線的に切り欠かれた切り欠き86cが形成されている。
図5(b−1)、(b−2)に示すように、端板90は、実施の形態1と同様、全体としては円形の外形形状を有する金属板からなり、付勢部材8より厚い。端板90の外縁には、付勢部材8と同様、凹状に浅く切り込まれた2つの切り欠き96a、96bが形成され、切り欠き96a、96bに対して反対側には直線的に切り欠かれた切り欠き96cが形成されている。かかる端板90は、付勢部材8と同一の外形形状を有している。
ここで、端板90は、付勢部材8の開口部82と同一形状の開口部92が形成されている。より具体的には、端板90は、付勢部材8の環状部81と重なる形状の環状部98と、環状部91の中央部分で付勢部材8の板バネ部85と重なる形状の帯状の受け部97とを有しており、受け部97の周りには、受け部97の根元部分を除く三方に開口部92が形成されている。開口部92は、受け部97の先端側に位置する開口部921と、受け部97を両側で挟む領域に位置する開口部922、923と、受け部97の根元部分を両側から挟む領域に形成されたスリット部924とを含んでいる。
このため、図5(c−1)、(c−2)、(c−3)に示すように、端板90と付勢部材8とを重ねると、端板90と付勢部材8とは完全に重なる。より具体的には、付勢部材8の切り欠き86aは端板90の切り欠き96aと重なり、付勢部材8の切り欠き86bは端板90の切り欠き96bと重なり、付勢部材8の切り欠き86cは端板90の切り欠き96cと重なる。また、端板90の環状部98は付勢部材8の環状部81と重なり、端板90の受け部97は、付勢部材8の板バネ部85を反出力側L2で覆い、端板90の開口部92は付勢部材8の開口部82と重なる。
なお、本形態でも、実施の形態1と同様、モータ1を製造する際、端板90と付勢部材8とを重ねた状態で、端板90と付勢部材8とを接合し、端板90と付勢部材8とが一体の支持部材9を構成しておく。また、本形態でも、実施の形態1と同様、端板90の出力側L1の面に形成されたプロジェクション溶接用の突起99a、99b、99cを利用して、端板90と付勢部材8とをプロジェクション溶接により一体化する。
かかる支持部材9を用いてモータ1を組み立てる際、支持部材9(端板90および付勢部材8)は、端板90と付勢部材8の外縁同士が重なっている箇所(切り欠き86a、96aの重なり部分、切り欠き86b、96bの重なり部分、切り欠き86c、96cの重なり部分)でステータ40の反出力側L2の端面48(外ステータコア44Bの円環部46)に溶接により固定される。その際、ステータ40と支持部材9との間には、図3等を参照して説明した軸受部材70が保持される。
[実施の形態2]
本形態では、「モータ軸線方向Lの一方側」が出力側L1であり、「モータ軸線方向Lの他方側」が反出力側L2である。
図6は、本発明の実施の形態2に係るモータの説明図であり、図6(a)、(b)は、モータ全体の断面図、および出力側L1の部分を拡大して示す断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図6に示すように、本形態のモータ1では、反出力側L2の軸受機構7xでは、軸受部材70xがステータ40に固定されており、軸受部材70xは、ラジアル軸受およびスラスト軸受を兼用している。ここで、反出力側L2には付勢部材が設けられていない。
これに対して、出力側L1の軸受機構6xでは、フレーム3の第2板部32に形成された穴329に軸受部材60xがモータ軸線方向Lに移動可能に配置されている。かかる軸受部材60xの筒部65xにおいて反出力側L2に向けて開口する有底の凹部61xの内側では、回転軸50の出力側L1の端部51がラジアル方向およびスラスト方向で回転可能に支持されている。なお、軸受部材60xの出力側L1の端部の中心部分は突部66xになっている。
軸受部材60xに対して回転軸50とは反対側には、回転軸50をモータ軸線方向Lの反出力側L2に向けて付勢する板バネ部85xを備えた付勢部材8xが配置されており、付勢部材8xは、フレーム3の第2板部32に固定されている。このため、回転軸50は、反出力側L2に設けられた軸受部材70xに弾性をもって押し付けられているので、回転軸50にモータ軸線方向Lにガタつきが発生しない。
また、付勢部材8xに対して回転軸50とは反対側には端板90xが設けられ、かかる端板90xは、径方向外側で付勢部材8xに重なる接合板部95xと、付勢部材8xに対して出力側L1で離間する位置で板バネ部85xと対向する対向板部94xとを備えている。ここで、付勢部材8xと端板90xとは接合板部95xで接合されて支持部材9xを構成している。また、支持部材9x(付勢部材8xと端板90x)は、外縁で互いに重なる部分がフレーム3の第2板部32に溶接され、フレーム3の第2板部32に固定されている。従って、端板90xは、別部材(付勢部材8xおよびフレーム3)を介してステータ40に固定されている。かかる構成によれば、端板90xは、軸受部材60xの出力側L1への抜けを防止することができる。また、端板90xの対向板部94xは、所定の隙間を介して板バネ部85xを出力側L1で覆い、板バネ部85xの出力側L1への変形を制限することができる。このため、回転軸50に出力側L1への衝撃が加わっても、板バネ部85xの変形が制限されるので、板バネ部85xの過剰な変形を抑制することができる。それ故、本形態でも、実施の形態1と同様、モータ1の耐衝撃性を向上させることができる。
また、本形態でも、実施の形態1と同様、端板90xと付勢部材8xとは、重なった状態で接合されて支持部材9xを構成している。このため、モータ1を組み立てる際、端板90xと付勢部材8xとを一体の部品として扱うことができるので、端板90xを追加しても、モータ1の組み立てを効率よく行うことができる。また、モータ軸線方向Lからみたとき、端板90xと付勢部材8xとは、外縁同士が重なっている箇所でフレーム3の第2板部32に溶接されている。このため、端板90xと付勢部材8xとをフレーム3の第2板部32に同時に溶接することができる。従って、端板90を追加しても、モータの組み立てを効率よく行うことができる。
上記実施の形態2では、端板90xと付勢部材8xとが一緒にフレーム3の第2板部32に溶接されていたが、付勢部材8xのみがフレーム3の第2板部32に溶接され、付勢部材8xに端板90xが溶接等により固定されている構成であってもよい。また、付勢部材8xがフレーム3の第2板部32に溶接され、端板90xがフレーム3の第2板部32に溶接などにより固定されている構成であってもよい。
[他の実施の形態]
また、上記実施の形態では、ステッピングモータを例示したが、ステッピングモータ以外のモータ1に本発明を適用してもよい。上記実施の形態1では、付勢部材8の板バネ部85が直接、回転軸50を付勢していたが、軸受部材70が回転軸50をラジアル方向およびスラスト方向で回転可能に支持する場合、付勢部材8の板バネ部85が軸受部材70を介して回転軸50を付勢する構成としてもよい。また、上記実施の形態2では、付勢部材8xの板バネ部85xが軸受部材60xを介して回転軸50を付勢していたが、軸受部材60xが回転軸50をラジアル方向のみで回転可能に支持する場合、付勢部材8xの板バネ部85xが回転軸50を直接、付勢する構成としてもよい。
また、上記実施の形態1では、端板90と付勢部材8とが一緒に外ステータコア44Bに溶接されていたが、付勢部材8のみが外ステータコア44Bに溶接され、付勢部材8に端板90が溶接等により固定されている構成や、外ステータコア44Bに端板90が溶接等により固定されている構成であってもよい。前者の場合、端板90は、ステータ40に別部材(付勢部材8)を介して固定された構造となり、後者の場合、端板90は、ステータ40に直接、固定された構造となる。
1 モータ
5 ロータ
8、8x 付勢部材
9、9x 支持部材
40 ステータ
44、44A、44B 外ステータコア
47 ステータの出力側の端面
48 ステータの反出力側の端面
50 回転軸
60、60x 軸受部材
70、70x 軸受部材
73、74、75 係合部
82、821、822、823 付勢部材の開口部
85、85x 板バネ部
90、90x 端板
91a、91b、91 端板の開口部
99a、99b、99c プロジェクション溶接用の突起

Claims (8)

  1. 回転軸を備えたロータと、
    前記ロータの周りに配置された筒状のステータと、
    モータ軸線方向の一方側で前記回転軸を回転可能に支持する軸受部材と、
    前記軸受部材に対して前記回転軸とは反対側に配置され、前記回転軸を前記モータ軸線方向の他方側に向けて付勢する板バネ部を備えた付勢部材と、
    前記付勢部材に対して前記回転軸とは反対側で前記ステータに直接あるいは別部材を介して固定されて前記軸受部材の前記モータ軸線方向の前記一方側への抜けを防止するとともに、前記板バネ部を前記モータ軸線方向の前記一方側で覆って当該板バネ部の前記モータ軸線方向の前記一方側への変形を制限する端板と、
    を有することを特徴とするモータ。
  2. 前記端板と前記付勢部材とは、重なった状態で接合されて支持部材を構成していることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記モータ軸線方向からみたとき、前記端板と前記付勢部材とは、外縁同士が重なっている箇所で前記ステータの前記モータ軸線方向の前記一方側の端面に溶接されていることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記端板と前記付勢部材とはプロジェクション溶接により一体化されていることを特徴とする請求項2または3に記載のモータ。
  5. 前記端板の側にプロジェクション溶接用の突起が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  6. 前記端板は、前記付勢部材より厚いことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のモータ。
  7. 前記軸受部材は、前記ステータの内側に前記回転軸の外周面を支持する筒部を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載モータ。
  8. 前記軸受部材は、前記筒部から前記モータ軸線方向の前記一方側に突出するとともに径方向外側に突出して前記ステータの前記モータ軸線方向の前記一方側の端面に重なる係合部を備え、
    前記付勢部材および前記端板には、前記係合部と前記モータ軸線方向で重なる位置に前記係合部が内側に嵌った開口部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のモータ。
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