JP4252047B2 - モータ装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータフレーム上にモータ本体が搭載されたモータ装置およびその製造方法に関するものである。
カメラのレンズ駆動装置などでは、ステータ部およびこのステータ部から延びた回転軸を備えたモータ本体と、底板部、この底板部から起立してステータ部において回転軸が延びている側の端面が固着されたステータ支持板部、およびステータ支持板部に対向するように底板部から起立して回転軸の先端を支持する回転軸支持板部を備えた断面コの字形状のモータフレームとを有するモータ装置が用いられ、ステータ支持板部には、回転軸が挿通する丸穴からなる回転軸挿通穴が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−135562号公報
しかしながら、従来の回転軸挿通穴は、閉じた丸穴で形成されているため、モータ装置を組み立てる際には、ステータ部の端面をステータ支持板部に固着した後、ステータ部の基端部からステータ部の内側に回転軸を挿入して回転軸を回転軸挿通穴に通し、回転軸の先端を回転軸支持板部の所定位置に到達させる必要がある。その際、回転軸がわずかに傾いただけでも回転軸の先端が回転軸支持板部の所定位置に到達しないので、組立作業に多大な手間がかかり、作業効率が低いという問題点がある。また、モータ本体を組み立てた後、回転軸を回転軸挿通穴に通す方法を採用した場合も、回転軸がわずかに傾いただけでも回転軸の先端が回転軸支持板部の所定位置に到達しないので、組立作業に多大な手間がかかり、作業効率が低いという問題点がある。さらに回転軸を回転軸挿通穴に通した際に回転軸と回転軸挿通穴が接触し回転軸に傷がついてしまう可能性がある。
また、回転軸がモータ軸にスクリュー、ギア、ウォームなどが固着された構造の場合、回転軸の外径の最大寸法が回転軸挿通穴の内径寸法や環状のステータの内径寸法よりも部分的に大きくなる場合があり、このような場合には、回転軸を回転軸挿通穴やステータの内側に通すことができないので、スクリューなどを取り付ける前にモータ軸のみを回転軸挿通穴やステータの内側に通し、その後、モータ軸にスクリューなどを固着する必要があり、組立作業の効率が著しく低いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、モータフレーム上にモータ本体を搭載したモータ装置およびその製造方法において、その組立作業の効率を向上可能な構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、ステータ部および該ステータ部から延びた回転軸を備えたモータ本体と、底板部と、該底板部の一方側端部から起立して前記ステータ部において前記回転軸が延びている側の端面が固着されたステータ支持板部、および該ステータ支持板部に対向するように前記底板部の他方側端部から起立して前記回転軸の先端を支持する回転軸支持板部を備えたモータフレームとを有するモータ装置において、
前記ステータ支持板部には、前記回転軸支持板部において前記回転軸の先端を支持する位置と対向する位置で前記回転軸が挿通する回転軸挿通穴と、当該ステータ支持板部の外周縁から前記回転軸挿通穴に到るスリットとが形成されており、前記スリットの幅は、前記回転軸挿通穴の内径寸法よりも狭くなっており、前記回転軸は、少なくとも前記スリットの幅よりも狭い外径寸法の小径部分を備えているとともに、当該小径部分から前記モータ本体に至る部分の外径の最大寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法よりも小さくなっており、前記モータ本体は、前記回転軸が延びている側に突出して前記回転軸挿通穴に嵌る第1の位置決め突起を備え、前記回転軸が前記スリットを経由して前記回転軸挿通穴の内側に通され、前記第1の位置決め突起が前記回転軸挿入穴に嵌ることにより、前記モータフレームに対して前記モータ本体の芯出しが行なわれた状態で前記モータフレームに搭載されていることを特徴とする。
本発明では、ステータ部および該ステータ部から延びた回転軸を備えたモータ本体と、底板部と、該底板部の一方側端部から起立して前記ステータ部において前記回転軸が延びている側の端面が固着されたステータ支持板部、および該ステータ支持板部に対向するように前記底板部の他方側端部から起立して前記回転軸の先端を支持する回転軸支持板部を備えたモータフレームとを有するモータ装置の製造方法において、前記ステータ支持板部には、前記回転軸支持板部において前記回転軸の先端を支持する位置と対向する位置で前記回転軸を挿通させる回転軸挿通穴と、当該回転軸挿通穴の内径寸法よりも狭い幅で当該ステータ支持板部の外周縁から前記回転軸挿通穴に到るスリットとを形成しておき、前記回転軸には、少なくとも前記スリットの幅よりも狭い外径寸法の小径部分を形成するとともに、当該小径部分から前記モータ本体に至る部分の外径の最大寸法を前記回転軸挿通穴の内径寸法よりも小さく形成しておき、前記モータ本体には、前記回転軸が延びている側に突出して前記回転軸挿通穴に嵌る第1の位置決め突起を形成しておき、前記スリットを経由して前記回転軸を前記回転軸挿通穴の内側に通し、前記第1の位置決め突起を前記回転軸挿入穴に嵌めることにより前記モータフレームにする前記モータ本体の芯出しを行い、前記モータ本体を前記モータフレームに搭載することを特徴とする。
本発明に係るモータ装置では、ステータ支持板部には、回転軸を挿通させる回転軸挿通穴と、ステータ支持板部の外周縁から回転軸挿通穴に到るスリットとが形成されているため、モータ本体をモータフレームに搭載する際、スリットを介して回転軸を回転軸挿通穴に通せばよい。従って、ステータ部の端面をステータ支持板部に固着した後、ステータ部の端部からステータ部の内側に回転軸を挿入して回転軸の先端を回転軸支持板部の所定位置に到達させる作業や、モータ本体を組み立てた後、回転軸の先端側を回転軸挿通穴に通して回転軸の先端を回転軸支持板部の所定位置に到達させる作業などといった多大な手間がかかる作業を行う必要がないので、組立作業の効率を向上することができる。さらに、回転軸を回転軸挿通穴に通した際に回転軸と回転軸挿通穴が接触し回転軸に傷がついてしまうのを防止することができる。また、回転軸が延びている側に突出して回転軸挿通穴に嵌る第1の位置決め突起を備え、第1の位置決め突起が前記回転軸挿通穴に嵌ることによりモータ本体の芯出しが行なわれるので、ステータ部の端面をステータ支持板部に固着するだけで、ステータ部の中心、すなわち、回転軸の中心軸線の位置を、回転軸支持板部において回転軸を支持する部分に合わせることができる。また、別部品を用いて、このような芯出しを行う必要がないので、部品点数を削減できる。
本発明において前記回転軸支持板部には、前記回転軸挿通穴と対向する位置に丸穴が形成され、当該丸穴にピボット軸受が装着されている構成を採用することができる。本発明において、前記ステータ部には前記回転軸の基端部をスラスト方向に付勢するスラスト加重バネが配置されている構成を採用することができる。
本発明において前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側に突出して前記スリットに嵌る第2の位置決め突起を備えていることが好ましい。このように構成すると、ステータ部の端面をステータ支持板部に固着するだけで、ステータ部および回転軸の軸線周りの位置出しを行うことができる。また、別部品を用いて、このような位置決めを行う必要がないので、部品点数を削減できる。
本発明において、前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側でステータコアに固着された取り付け板を備えている場合、前記第1の位置決め突起は、当該取り付け板に形成されていることが好ましい。また、本発明において、前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側でステータコアに固着された取り付け板を備えている場合、前記第1位置決め突起は、前記取り付け板に対するバーリング加工により円筒状に突出している構成を採用することができる。本発明において、前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側でステータコアに固着された取り付け板を備えている場合、前記第2位置決め突起は、前記取り付け板の上端部分が前記回転軸が延びている側に折り曲がっている部分であることが好ましい。
本発明は、前記回転軸の基端側にはロータマグネットが固着され、前記ステータ部は、前記ロータマグネットの周りを囲む環状のステータを備え、前記回転軸の少なくとも一部の外径寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法および前記ステータの内径寸法のうちの少なくとも一方より大きい場合に適用すると効果的である。すなわち、本発明は、前記回転軸は、少なくとも一部の外径寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法より大きい場合や、前記回転軸の少なくとも一部の外径寸法が前記ステータの内径寸法のうちの少なくとも一方より大きい場合に適用すると効果的である。すなわち、回転軸が回転軸挿通穴の内径寸法よりも大きい場合には、回転軸を回転軸挿通穴に通すことができない一方、回転軸がステータの内径寸法よりも大きい場合には、回転軸をステータ部の基端側から通すことができないが、本発明では、モータ装置を組み立てる際、スリットを介して回転軸を回転軸挿通穴に通せばよいので、回転軸に外径寸法の大きな部分があっても、モータ装置を容易にかつ効率よく組み立てることができる。
本発明に係るモータ装置およびその製造方法では、ステータ支持板部には、回転軸を挿通させる回転軸挿通穴と、ステータ支持板部の外周縁から回転軸挿通穴に到るスリットとが形成されているため、モータ本体をモータフレームに搭載する際、スリットを介して回転軸を回転軸挿通穴に通せばよい。従って、回転軸の先端を回転軸支持板部の所定位置に到達させるのに多大な手間がかかる作業を行う必要がないので、組立作業の効率を向上することができる。さらに、回転軸を回転軸挿通穴に通した際に回転軸と回転軸挿通穴が接触し回転軸に傷がついてしまうのを防止することができる。また、回転軸が回転軸挿通穴の内径寸法よりも大きい場合には、回転軸を回転軸挿通穴に通すことができない一方、回転軸がステータの内径寸法よりも大きい場合には、回転軸をステータ部の基端側から通すことができないが、本発明では、モータ装置を組み立てる際、スリットを介して回転軸を回転軸挿通穴に通せばよいので、回転軸に外径寸法の大きな部分があっても、モータ装置を容易にかつ効率よく組み立てることができる。
図面を参照して、本発明を適用したモータ装置を説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1および図2はそれぞれ、本発明を適用したモータ装置の正面図および縦断面図である。図3は、図1に示すモータ装置に用いたモータ本体の正面図である。図4(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図3に示すモータ本体において、ステータ部の端面に取り付けた取り付け板の正面図、右側面図、平面図および下面図である。
図1および図2に示すように、本形態のモータ装置1は、モータフレーム20上にモータ本体10が搭載されており、モータ本体10は、ステータ部11と、このステータ部11の一方側端面から延びた回転軸19とを備えている。モータフレーム20は、断面コの字形状を備えており、詳しくは後述するが、底板部21の一方側端部でステータ支持板部23が起立し、底板部21の他方側端部では、ステータ支持板部23と対向するように回転軸支持板部25が起立している。
ステータ部11は、一方側端面がステータ支持板部23にレーザ溶接などにより固着され、回転軸19の先端部は、回転軸支持板部25に保持されたピボット軸受16により支持されている。
回転軸19は、ステータ部11から突出するモータ軸191と、モータ軸191に固着されたギア192とから構成され、回転軸19の長手方向の途中位置には、ギア192によって外径寸法の大きな部分が構成されている。
図2および図3に示すように、モータ本体10は、ステッピングモータであり、ステータ部11は、環状のコイル、およびこのコイルの軸線方向の両側に配置された一対のステータコアを備えたステータ組121、122が軸線方向に2段に積層された環状のステータ12を備えている。ステータコアは、コイルの内周面に沿って多数の極歯を備えており、一対のステータコアの各々に形成された極歯は、コイルの周方向に交互に配置されている。軸線方向の最も外側に位置する2つのステータコアは、コイルの外周側に位置する部分がモータケースを構成している。ステータ12において、回転軸19が延びている側とは反対側には、ラジアル軸受142が配置されているとともに、回転軸19の基端部を付勢するスラスト荷重バネ143が配置されている。
ステータ12の内側には、回転軸19の基端側に固着されたロータマグネット18が位置しており、ロータマグネット18の外周面には、S極とN極が周方向において交互に配置されている。
ステータ部11は、回転軸19が延びている側の一方側に取り付け板13を備え、この取り付け板13は、レーザ溶接などによりステータコアに固着されてステータ部11の一方側端面を構成している。
図3および図4(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、取り付け板13の中央には、バーリング加工により、回転軸19を通す穴132が形成されており、この穴132の周りには、バーリングにより、回転軸19が延びている方に向けて突出した円筒部131(第1の位置決め突起)が形成されている。
また、取り付け板13の上端部分は、その一部が上方に延び、かつ、その一部は、回転軸19が延びている方に向かって折れ曲がって突起133(第2の位置決め突起)を構成している。
(モータフレームの構成)
図5(a)、(b)はそれぞれ、図1に示すモータ装置に用いたモータフレームの正面図および側面図である。本形態のモータ装置1において、モータフレーム20は、底板部21の一方側端部でステータ支持板部23が起立し、底板部21の他方側端部では、ステータ支持板部23と対向するように回転軸支持板部25が起立し、断面コの字形状に構成されている。
前記のとおり、取り付け板13の中央には、バーリング加工により円筒部131が形成されており、モータフレーム20のステータ支持板部23には、ステータ支持板部23にステータ部11の一方側端面(取り付け板13)を固着したときに円筒部131が嵌る回転軸挿通穴231が形成されている。ここで、回転軸挿通穴231の内径寸法D1は、円筒部13の外径寸法D2(図4(a)参照)と略等しく設定されている。
また、ステータ支持板部23には、その上端縁から回転軸挿通穴231に到るスリット233が形成されている。ここで、スリット233は、ステータ支持板部23にステータ部11の一方側端面(取り付け板13)を固着したときに突起133が嵌るように構成され、スリット233の幅寸法W1は、突起133の幅寸法W2(図4(c)参照)と略等しく設定されている。また、スリット233の幅寸法W1は、回転軸挿通穴231の内径寸法D1よりも小さく設定されている。
なお、回転軸支持板部25には、ステータ支持板部23の回転軸挿通穴231と対向する位置に、ピボット軸受16を装着するための丸穴251が形成されている。
(製造方法)
このように構成したモータ装置1を製造するには、予め、一枚の金属板の両端部を略垂直に起立させることにより、底板部21の両端部でステータ支持板部23および回転軸支持板部25が起立するモータフレーム20を製造しておく。その際、金属板には、回転軸挿通穴231、スリット233、丸穴251を形成しておく。また、金属板には、ステータ支持板部23および回転軸支持板部25をプレス加工により起立させやすいように、折り曲げ部分の両端(ステータ支持板部23および回転軸支持板部25の根元部分)には、切り欠き27を形成しておく。
次に、回転軸支持板部25の丸穴251にピボット軸受16を装着する。
次に、モータ本体10の組立工程では、ステータ部11を組み立てるとともに、モータ出力軸191にギア192を固着して回転軸19を構成しておく。また、回転軸19にはロータマグネット18を固着しておく。そして、回転軸19を基端側(ロータマグネット18の側)からステータ部11の内側に通してモータ本体10を完成させる。なお、モータ出力軸191にギア192を固着する前の回転軸19をステータ部11の基端側から内側に通した後、モータ軸191にギア192を固着してもよい。
次に、モータフレーム20にモータ本体10を搭載するが、図2、図4および図5に示すように、モータ軸191の外径寸法D11は、スリット233の幅寸法W1、回転軸挿通穴231の内径寸法D1、ステータ12の内径寸法D3よりも小さいが、ギア192の外径寸法D12は、スリット233の幅寸法W1、回転軸挿通穴231の内径寸法D1、ステータ12の内径寸法D3よりも大きい。
そこで、モータフレーム20にモータ本体10を搭載する工程では、スリット233を経由して回転軸19の細い根元部分(モータ軸191)を回転軸挿通穴231の内側に通し、しかる後に、ステータ支持板部23にステータ部11の一方側端面(取り付け板13)を当接させる。
その結果、円筒部131が回転軸挿通穴231に嵌るので、モータフレーム20に対してモータ本体10の芯出しが行われ、回転軸19の先端部は、ピボット軸受16に支持される。また、突起133がスリット233に嵌るので、モータフレーム20に対してモータ本体10の角度位置が規定される。
しかる後には、ステータ支持板部23と取り付け板13とをレーザ溶接などの方法で固着する。その結果、モータフレーム20にモータ本体10が搭載される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、モータフレーム20のステータ支持板部23には、回転軸19を挿通させる回転軸挿通穴231と、ステータ支持板部23の外周縁から回転軸挿通穴231に到るスリット233とが形成されているため、モータ本体10をモータフレーム20に搭載する際、スリット233を介して回転軸19を回転軸挿通穴231に通せばよい。従って、ステータ12の端面をステータ支持板部23に固着した後、ステータ12の端部からステータ12の内側に回転軸19を挿入して回転軸19の先端を回転軸支持板部25の所定位置に到達させる作業や、モータ本体10を組み立てた後、回転軸19の先端側を回転軸挿通穴231に通して回転軸19の先端を回転軸支持板部25の所定位置に到達させる作業などといった多大な手間がかかる作業を行う必要がないので、組立作業の効率を向上することができる。さらに、回転軸19を回転軸挿通穴231に通した際に回転軸19と回転軸挿通穴231が接触し回転軸19に傷がついてしまうのを防止することができる。
また、回転軸19の外径寸法が部分的に回転軸挿通穴231の内径寸法よりも大きい場合には、回転軸19を回転軸挿通穴231に通すことができない一方、回転軸19がステータ12の内径寸法よりも大きい場合には、回転軸19をステータ部11の基端側から通すことができないが、本形態では、スリット233を介して回転軸19を回転軸挿通穴231に通せばよいので、回転軸19に外径寸法の大きな部分があっても、モータ装置1を容易にかつ効率よく組み立てることができる。
さらに、ステータ部11の取り付け板13には、回転軸19が延びている側に突出して回転軸挿通穴231に嵌る円筒部131が形成されているので、ステータ部11の端面をステータ支持板部23に固着するだけで、ステータ部11の中心、すなわち、回転軸19の中心軸線の位置を、回転軸支持板部23において回転軸19を支持するピボット軸受16に合わせることができ、組立作業の効率を向上することができる。
さらにまた、ステータ部11の取り付け板13は、回転軸19が延びている側に突出してスリット233に嵌る突起133が形成されているので、ステータ部11の端面をステータ支持板部23に固着するだけで、ステータ部11および回転軸19の軸線周りの位置出しを行うことができる。
[その他の実施の形態]
なお、上記形態では、モータ軸191にギア192が固着された回転軸19を例に説明したが、モータ軸191にスクリューやウォームなどが固着されたために大径部分が構成された場合でも本発明を適用できる。また、上記形態では、回転軸19に大径部分が構成されている場合を例に説明したが、回転軸19の外径寸法がいずれの部分でも回転軸挿通穴231の内径寸法やステータ12の内径寸法より小さい場合に本発明を適用してもよい。さらに、第1の位置決め突起については、バーリングにより形成された円筒部131に代えて、曲げ加工や絞り加工により形成された突起を利用してもよい。さらにまた、第2の位置決め突起については、曲げにより形成された突起133に代えて、半抜きのプレスにより形成された突起を利用してもよい。
本発明を適用したモータ装置の正面図である。 図1に示すモータ装置の縦断面図である。 図1に示すモータ装置に用いたモータ本体の正面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図3に示すモータ本体において、ステータ部の端面に取り付けた取り付け板の正面図、右側面図、平面図および下面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、図1に示すモータ装置に用いたモータフレームの正面図および側面図である。
符号の説明
1 モータ装置
10 モータ本体
11 ステータ部
12 ステータ
13 取り付け板
16 ピボット軸受
19 回転軸
20 モータフレーム
21 底板部
23 ステータ支持板部
25 回転軸支持板部
131 円筒部(第1の位置決め突起)
133 突起(第2の位置決め突起)
231 回転軸挿通穴
233 スリット

Claims (12)

  1. ステータ部および該ステータ部から延びた回転軸を備えたモータ本体と、
    底板部と、該底板部の一方側端部から起立して前記ステータ部において前記回転軸が延びている側の端面が固着されたステータ支持板部、および該ステータ支持板部に対向するように前記底板部の他方側端部から起立して前記回転軸の先端を支持する回転軸支持板部を備えたモータフレームとを有するモータ装置において、
    前記ステータ支持板部には、前記回転軸支持板部において前記回転軸の先端を支持する位置と対向する位置で前記回転軸が挿通する回転軸挿通穴と、当該ステータ支持板部の外周縁から前記回転軸挿通穴に到るスリットとが形成されており、
    前記スリットの幅は、前記回転軸挿通穴の内径寸法よりも狭くなっており、
    前記回転軸は、少なくとも前記スリットの幅よりも狭い外径寸法の小径部分を備えているとともに、当該小径部分から前記モータ本体に至る部分の外径の最大寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法よりも小さくなっており、
    前記モータ本体は、前記回転軸が延びている側に突出して前記回転軸挿通穴に嵌る第1の位置決め突起を備え、前記回転軸が前記スリットを経由して前記回転軸挿通穴の内側に通され、前記第1の位置決め突起が前記回転軸挿入穴に嵌ることにより、前記モータフレームに対して前記モータ本体の芯出しが行なわれた状態で前記モータフレームに搭載されていることを特徴とするモータ装置。
  2. 請求項1において、
    前記回転軸支持板部には、前記回転軸挿通穴と対向する位置に丸穴が形成され、
    当該丸穴にピボット軸受が装着されていることを特徴とするモータ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記ステータ部には前記回転軸の基端部をスラスト方向に付勢するスラスト加重バネが配置されていることを特徴とするモータ装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項において、
    前記第1の位置決め突起は、外径寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法と略等しい円筒部であることを特徴とするモータ装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項において、
    前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側に突出して前記スリットに嵌る第2の位置決め突起を備えていることを特徴とするモータ装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項において、
    前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側でステータコアに固着された取り付け板を備え、
    前記第1の位置決め突起は、当該取り付け板に形成されていることを特徴とするモータ装置。
  7. 請求項1乃至4の何れか一項において、
    前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側でステータコアに固着された取り付け板を備え、
    前記第1位置決め突起は、前記取り付け板に対するバーリング加工により円筒状に突出していることを特徴とするモータ装置。
  8. 請求項5において、
    前記ステータ部は、前記回転軸が延びている側でステータコアに固着された取り付け板を備え、
    前記第2位置決め突起は、前記取り付け板の上端部分が前記回転軸が延びている側に折り曲がっている部分であることを特徴とするモータ装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項において、
    前記回転軸の基端側にはロータマグネットが固着され、
    前記ステータ部は、前記ロータマグネットの周りを囲む環状のステータを備え、
    前記回転軸は、少なくとも一部の外径寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法および前記ステータの内径寸法のうちの少なくとも一方より大きいことを特徴とするモータ装置。
  10. 請求項1乃至8の何れか一項において、
    前記回転軸は、少なくとも一部の外径寸法が前記回転軸挿通穴の内径寸法より大きいことを特徴とするモータ装置。
  11. 請求項1乃至8の何れか一項において、
    前記回転軸の基端側にはロータマグネットが固着され、
    前記ステータ部は、前記ロータマグネットの周りを囲む環状のステータを備え、
    前記回転軸は、少なくとも一部の外径寸法が前記ステータの内径寸法より大きいことを特徴とするモータ装置。
  12. ステータ部および該ステータ部から延びた回転軸を備えたモータ本体と、底板部と、該底板部の一方側端部から起立して前記ステータ部において前記回転軸が延びている側の端面が固着されたステータ支持板部、および該ステータ支持板部に対向するように前記底板部の他方側端部から起立して前記回転軸の先端を支持する回転軸支持板部を備えたモータフレームとを有するモータ装置の製造方法において、
    前記ステータ支持板部には、前記回転軸支持板部において前記回転軸の先端を支持する位置と対向する位置で前記回転軸を挿通させる回転軸挿通穴と、当該回転軸挿通穴の内径寸法よりも狭い幅で当該ステータ支持板部の外周縁から前記回転軸挿通穴に到るスリットとを形成しておき、
    前記回転軸には、少なくとも前記スリットの幅よりも狭い外径寸法の小径部分を形成するとともに、当該小径部分から前記モータ本体に至る部分の外径の最大寸法を前記回転軸挿通穴の内径寸法よりも小さく形成しておき、
    前記モータ本体には、前記回転軸が延びている側に突出して前記回転軸挿通穴に嵌る第1の位置決め突起を形成しておき、
    前記スリットを経由して前記回転軸を前記回転軸挿通穴の内側に通し、
    前記第1の位置決め突起を前記回転軸挿入穴に嵌めることにより前記モータフレームにする前記モータ本体の芯出しを行い、
    前記モータ本体を前記モータフレームに搭載することを特徴とするモータ装置の製造方法。
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