JP2009124867A - モータ - Google Patents

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    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/081Structural association with bearings specially adapted for worm gear drives

Abstract

【課題】簡易な構成により、回転軸を軸線方向に付勢する付勢部材を精度よく取り付けることができるモータを提供すること。
【解決手段】軸受部は、フレームの出力側に形成された平板部501と平板部501から軸線方向に突出した筒状の突起部とを備え、付勢部材は、回転軸12を付勢するバネ部を備えた底面部と、底面部の側端部から屈曲した相対向する一対の側板部と、一対の側板部の各々の先端側から互いに内向きに屈曲し、筒状突起部の外周面に係合される一対のフック部761,762とを備えたモータとした。
【選択図】図7

Description

本発明は、モータに関し、更に詳しくは、モータの回転軸を支持する軸受を回転軸方向に付勢するための付勢部材を備えたモータに関するものである。
一般的に、軸受に支持されたモータの回転軸は、その軸端が板バネ等の付勢部材により軸線方向に付勢されている。このような構造とすることにより、軸受に支持された回転軸のがたつきや傾き等が防止される。
この付勢部材の取付構造としては、種々提案されている。例えば、特許文献1には、回転軸(リードスクリュー)を軸線方向に付勢する付勢部材の位置ずれ、脱落を防止することを目的とした付勢部材の取付構造が記載されている。
特開2005−269733号公報
しかしながら、この特許文献1の取付構造には以下のような問題がある。
第一に、特許文献1の構造では、付勢部材を所定位置に固定するため、回転軸の先端側を保持する先端保持部に、付勢部材に形成された爪部を嵌合するための凹部を設けなければならず、先端保持部の加工が困難であるという問題があった。特に、モータが小型になるほど、精密な加工がさらに困難となるため、付勢部材の取付精度の低下や、モータ製造コストが嵩んでしまうという問題がある。
第二に、付勢部材は、回転軸の端部を軸線方向に付勢するために設けられるものであるところ、上記のように、先端保持部(に形成された凹部)を基準として付勢部材が位置決めされるように構成されると、部品の寸法誤差等により、付勢部材による付勢位置が回転軸の軸線上からずれてしまう場合があった。その結果、回転軸への付勢の傾きや、与圧不足による回転軸のがたつきが生じ、モータ駆動中における振動や、トルクロスが大きくなってしまう等の問題がある。
上記問題に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成により、回転軸を軸線方向に付勢する付勢部材を精度よく取り付けることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るモータは、回転軸を備えたロータと、該ロータの外周側に配置されるステータと、該ステータに取り付けられて前記回転軸の出力側を回転可能に支持する軸受部を備えたフレームと、前記軸受部に対して装着されて前記回転軸を軸線方向の反出力側に向けて付勢するための付勢部材を有するモータにおいて、前記軸受部は、前記フレームの出力側に形成された平板部と、該平板部から軸線方向に突出した筒状の突起部とを備え、前記付勢部材は、前記回転軸を付勢するバネ部を備えた底面部と、該底面部の側端部から屈曲した相対向する一対の側板部と、該一対の側板部の各々の先端側から互いに内向きに屈曲し、前記突起部の外周面に係合される一対のフック部とを備えていることを要旨とするものである。
本発明に係るモータによれば、回転軸を軸線方向に付勢する付勢部材は、その側板部から屈曲して設けられた一対のフック部が、回転軸を支持するフレームの平板部から突出した突起部に係合されることで固定される。つまり、付勢部材を固定するためにフレームの平板部に突起部を設けるだけで良く、部品加工が容易となり、モータ製造コスト削減、付勢部材の取付精度向上につながる。
この場合、前記軸受部は、前記平板部に形成された貫通孔と、該貫通孔に嵌合され前記回転軸を支持する軸受とからなり、該軸受に前記突起部が形成されていれば好適である。このように構成すれば、回転軸を支持する軸受を基準として付勢部材が固定されることとなるため、付勢部材の回転軸に対する相対位置のずれ量が小さくなり、付勢位置が回転軸の軸線から大きくずれてしまうのを防止することができる。その結果、回転軸への付勢の傾きや回転軸のがたつきが抑えられ、モータ駆動中における振動やトルクロスの低減につながる。
さらに、この場合、前記軸受は、前記回転軸の軸端が挿通される軸受孔と、該軸受孔から径方向に拡径するフランジ部とを備え、前記付勢部材の底面部は前記フランジ部の端面に当接していると共に、前記バネ部は、前記回転軸の軸端に当接していればなおよい。このような構成とすることで、軸受のフランジ部が付勢部材と平板部との間保持されることとなり、モータ駆動中の軸受のがたつきを防止することができる。また、付勢部材のバネ部によって直接回転軸が付勢されるため、回転軸の付勢の傾きや回転軸のがたつき等をさらに抑えることができる。
また、前記突起部は、円筒状に形成されていると共に、前記一対のフック部には、前記付勢部材の抜け止めとなる凸部が形成されていれば好適である。さらに、前記一対のフック部には、前記突起部の外周面を挟み込む湾曲部が形成されていればさらに好ましい。このような構成とすることで、凸部が取り外し方向への付勢部材の移動を規制することとなるため、固定された付勢部材の脱落を防止することができる。また、付勢部材を安定した状態で取り付けることができる。
また、前記一対のフック部は、前記側板部から前記底面部側に鋭角に屈曲していると共に、前記平板部に当接していれば、フック部が板バネとなって働いた状態でフック部と底面部の間に平板部が挟み込まれるため、付勢部材をより強固に固定することができる。また、軸受に上述のフランジ部が形成されている場合には、このフランジ部もフック部と底面部に挟み込まれるため、軸受のがたつき等も防止することができる。
また、前記付勢部材に前記付勢部材を装着させた方向における後端側で前記軸受部に当接するストッパ部が形成されていれば、付勢部材の装着作業の効率が向上する。また、付勢部材の位置ずれ等が防止される。
さらに、前記バネ部は、前記付勢部材の装着方向における後側に先端を向けて切り起こされていれば、付勢部材を(スライドさせて)装着する際に、底面部から切り起こされているバネ部の先端が軸受等に引っ掛かることがないため、付勢部材の装着作業の作業性が大きく向上する。
本発明に係るモータによれば、回転軸を軸線方向に付勢する付勢部材は、その側板部から屈曲して設けられた一対のフック部が、回転軸を支持するフレームの平板部から突出した突起部に係合されることで固定される。したがって、部品加工が容易となり、モータ製造コスト削減、付勢部材の取付精度向上につながる。
また、この場合に、上記突起部が軸受に形成されていれば、付勢部材は軸受を基準としてフレームに位置決め固定されることとなる。すなわち、回転軸を支持する軸受を基準として付勢部材が固定されることとなるため、付勢部材の回転軸に対する相対位置のずれ量が小さくなり、付勢部材による付勢位置が回転軸の軸線から大きくずれてしまうのを防止することができる。
以下、本発明に係るモータの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は、本実施形態に係るモータ1の構成を説明するための図である。ここで、図1(a)は、モータ1の短手方向における出力側の側面図、図1(b)は、モータ1の長手方向における側面図(一部断面図)、図1(c)は、モータ1の長手方向における上面図(一部断面図)である。また、図2は、図1(c)におけるロータ10およびステータ20(モータ本体)を拡大して示した図である。
本実施形態に係るモータ1は、回転軸12を備えたロータ10と、ロータ10の外周側に配置されるステータ20と、ステータ20に取り付けられたフレーム50と、フレーム50に固定された軸受部60に対して装着される付勢部材70とを備える。
ロータ10は、回転軸12と永久磁石14とから構成される。具体的には、回転軸12の反出力側の外周面に、N極とS極とが周方向で交互に着磁された永久磁石14が固定されることで構成されている。回転軸12は、その出力側(ステータ20から突出した部分)の外周面にリードスクリュー12aが形成されている(ただし、出力側軸端121を除く。)。この回転軸12は、フレーム50に支持された第一軸受38a(本発明における軸受に相当する。)に出力側軸端121が支持され、同じくフレーム50に支持された第二軸受38bに中央支持部122(リードスクリュー12aが形成された部分と永久磁石14が固定された部分の間の部分)が支持され、側板36に固定された第三軸受38cに反出力側軸端123が支持されている。
ステータ20は、永久磁石16に対して外周側で対向する位置に、回転軸12の軸線方向に重ねて配置された第一ステータ組201および第二ステータ組202により構成されている。
第一および第二ステータ組201,202は、図2に示すように、各々、内ステータコア241,242と、駆動コイル261,262が巻回されたコイルボビン281,282と、コイルボビン281,282を内ステータコア241,242との間に挟む外ステータコア251,252とから構成されている。
内ステータコア241,242と外ステータコア251,252のそれぞれには、その内周縁に等間隔で軸線方向に起立形成された極歯29が複数本、形成されている。コイルボビン281,282の内周側には、内ステータコア241と外ステータコア251、内ステータコア242と外ステータコア252のそれぞれに形成された複数の極歯29が交互に入り組むように形成されている。したがって、本実施形態では、第一ステータ組201の内ステータコア241と外ステータコア251における各極歯29の外周には、コイルボビン281を介して円環状の駆動コイル261が配置されている。同様に第二ステータ組202の内ステータコア242と外ステータコア252における各極歯29の外周には、コイルボビン282を介して円環状の駆動コイル262が配置されている。これら駆動コイル261,262の表面全体には、絶縁膜が形成されている。
また、外ステータコア251,252の外周縁は、折り曲げられて駆動コイル261,262の外周を覆うように起立形成されており、それぞれがモータケースとして機能している。以下、この外ステータコア251,252を覆う部分をそれぞれ第一モータケース301、第二モータケース302とする。これら第一モータケース301および第二モータケース302は、絞り加工により円筒形状に形成されている。また、第一モータケース301および第二モータケース302の側壁面には、所定の大きさに切り欠かれた開口部32が形成されている。
内ステータコア241,242の外周縁には、給電のための端子ピン40a〜40dが設けられた端子台34が固定されている。この端子台34は、内ステータコア241の外周縁にインサート成形や圧入等により固定されている。このように構成される端子台34は、第一モータケース301および第二モータケース302の側面に形成された上述の開口部32より突出した状態で位置している。また、端子ピン40a〜40dには、駆動コイル261,262の巻線端末が絡げられている。
また、外ステータコア252の反出力側端面には、側板36が固定されている。この側板36には、回転軸12の反出力側軸端123をラジアル方向に支持するラジアル軸受としての第三軸受38cが圧入等の手段により取り付けられている。さらに、第三軸受38cを覆うようにしてカバー37が溶接等により固定されている。このカバー37は、第三軸受38cの脱落防止部材として働くだけでなく、回転軸12の反出力側軸端123を支持する部材としても働く。すなわち、回転軸12の反出力側軸端123は、ラジアル方向が第三軸受38cに、スラスト端面がカバー37によって回転可能に支持されている。
フレーム50は、金属板の両端が略直角に折り曲げられてコの字型に形成された部材である。ここで、出力側の起立形成された部分を平板部501、反出力側の起立形成された部分を取付部502という。この平板部501には、第一貫通孔501aが形成されており、取付部502には、第二貫通孔502aが形成されている。第一貫通孔501aと第二貫通孔502aは、その中心が回転軸12の軸線上に位置するように形成されている。
フレーム50は、取付部502が外ステータコア251にスポット溶接されることによってステータ20に固定されている。この取付部502の第二貫通孔502aには、回転軸12の中央支持部122をラジアル方向で支持する第二軸受38bが圧入等の手段により固定されている。
一方、平板部501の第一貫通孔501aには、回転軸12の出力側軸端121を支持する第一軸受38aが固定されている。本実施形態では、この第一軸受38aが固定されている個所を軸受部60という。第一軸受38aは、軸受部60に取り付けられる回転軸12を付勢する付勢部材70により、平板部501に固定されている。以下、この軸受部60の構成について説明する。
図3は、第一軸受38aの拡大断面図であり、図4は、付勢部材70の外観図(図4(a)は上面図、図4(b)は長手方向の側面図、図4(c)は下面図、図4(d)は短手方向の側面図)である。
第一軸受38aは、樹脂製または金属製のラジアル軸受である。第一軸受38aは、その直径(外径)がフレーム50の平板部501に形成された第一貫通孔501aと略同一に形成された本体部381(本実施形態では、本発明における突起部に相当する。)と、本体部381より直径が大きいフランジ部382とからなる。フランジ部382には、本体部381側に向けて断面テーパ形状の窪み382aが形成されている。また、第一軸受38aの中央には、回転軸12の出力側軸端121がラジアル方向に回転可能に支持される軸受孔383が形成されている。
付勢部材70は、弾性変形可能なステンレス等の薄い金属板により形成されたプレス加工品であり、底面部72、側板部741,742、フック部761,762、およびストッパ部78とから構成される。
底面部72は、付勢部材70のベースとなる部分である。その中央には、回転軸12を反出力側に付勢するためのバネ部721が形成されている。このバネ部721は、後述する付勢部材70の装着方向(図4(a)における左方向)における後側に先端部721aが、前側に基端部721bが位置するようにフック部761,762側に向けて起立形成されている。
側板部741,742は、底面部72の長手方向における側端から直角に屈曲した部分であり、互いに対向して平行に位置している。この側板部741,742の間隔は、フレーム50の平板部501の幅寸法より若干大きく形成されている。
フック部761,762は、側板部741,742のそれぞれから内向きに屈曲した部分である。図4(c)から分かるように、その端部は、曲線形状に形成されている。具体的には、基端部721b付近には、フック部761,762同士の間隔を小さくする凸部761a,762aが形成されている。また、凸部761a,762aからストッパ部78側にかけては、なだらかな湾曲形状に形成されている。この部分を湾曲部761b,762bという。また、凸部761a,762aから後述する開放端79側にかけては、フック部761,762同士の間隔が徐々に大きくなるテーパ形状に形成されており、フック部761,762の角部Cは、それぞれがR形状に形成されている。
ここで、凸部761a,762a同士の間隔は、第一軸受38aの本体部381の直径寸法よりも小さくなるように設定されている。また、湾曲部761b,762bは、その間に本体部381が嵌り込むことができような湾曲形状に形成されている。
また、図4(d)から分かるように、フック部761,762は、側板部741,742から底面部72側に垂直よりやや深く曲げられており、側板部741,742とフック部761,762がなす角θ1が鋭角になるよう形成されている。
ストッパ部78は、底面部72の長手方向における一方の側端(バネ部721の先端部721a側の側端)から直角に屈曲した部分である。なお、底面部72の他方の側端には、何も形成されておらず、図4(b)から分かるように、大きく開口している(この他方の側端を開放端79という。)。ストッパ部78は、付勢部材70をフレーム50の平板部501に取り付ける際に、位置決め用のストッパとして働く。
本実施形態では、このように構成される付勢部材70によって、回転軸12が出力側から反出力側に付勢されると共に、第一軸受38aが平板部501に取り付けられる。図5および図6は、その取付手順(取付構造)を説明するための図である。
まず、図5に示すように、フレーム50の平板部501の第一貫通孔501aに、第一軸受38aの本体部381を挿通する。これと同時に、第一軸受38aの軸受孔383に回転軸12の出力側軸端121を挿通する。これにより、第一軸受38aは、フランジ部382を平板部501の出力側に、本体部381の一部を平板部501の反出力側に突出させた状態で、第一貫通孔501a内に保持される。この時、図5から分かるように、回転軸12の出力側軸端121は、フランジ部382の出力側端面より突出することはないが、フランジ部382の中央に形成された窪み382aの底面より突出した状態となる。
次いで、図6に示すように、付勢部材70を、開放端79側から平板部501に差し込む。具体的には、付勢部材70を、平板部501の先端側から、回転軸12と直交する方向(ラジアル方向)にスライドさせながら差し込む。ここで、本実施形態では、図4(c)に示すように、フック部761,762の開放端79側の角部CがR形状に形成されているため、平板部501に付勢部材70をスムーズに進入させることが可能である。
そして、平板部501の先端にストッパ部78が当接する位置まで付勢部材70をスライドする。すると、図7(図6におけるA矢視図)に示すように、フック部761,762が弾性変形することによって、平板部501の反出力側から突出した第一軸受38aの円筒状の本体部381(突起部)が凸部761a,762aの間を通過し、湾曲部761b,762bの間に嵌り込む。これにより、付勢部材70は、第一軸受38aを基準として所定の位置に位置決めされることとなる。
この時、バネ部721は、窪み382aの底面より突出した回転軸12の出力側軸端121に当接した状態で位置するため、回転軸12がバネ部721により直接、出力側から反出力側方向に付勢された状態となる。これにより、第一軸受38aの固定および付勢部材70の取付が完了する。
なお、フランジ部382に形成される窪み382aの形状は、バネ部721が窪み382aに入り込み、回転軸12を直接付勢できる形状であればよい。ただし、本実施形態のように、窪み382aの形状を断面テーパ形状に形成することで、付勢部材70を装着する際、弾性変形が解除されたバネ部721が回転軸12に強く当たり、バネ部721が変形してしまうのを防止することができる。
(実施の形態の効果)
このように、本実施形態に係るモータ1によれば、回転軸12を反出力側に付勢するための付勢部材70は、第一軸受38aの本体部381に湾曲部761b,762bが係合することにより、所定の位置に位置決めされる。つまり、従来型のモータのように、フレーム50(平板部501)を基準として位置決め固定されるものでないから、回転軸12と付勢部材70の相対位置の位置ずれが発生しにくく、付勢部材70のバネ部721による与圧位置が、回転軸12の軸線上から大きくずれてしまうことがない。ゆえに、与圧位置の中心からのずれによる回転軸12への付勢の傾きや、与圧量の不足による回転軸12のがたつきの発生を抑えることができる。
また、付勢部材70および第一軸受38aが取り付けられるフレーム50の平板部501には、その略中央に貫通孔(第一貫通孔501a)を形成するのみでよいため、モータ1の製造コスト(部品加工コスト)を大幅に低減することができる。
また、回転軸12は、付勢部材70のバネ部721が出力側軸端121に当接することにより反出力側に付勢されている。つまり、第一軸受38aのフランジ部382に形成された窪み382aにより、バネ部721によって直接回転軸12が付勢されるため、回転軸12への付勢の傾きや回転軸12のがたつきや等がさらに抑えられる。
また、付勢部材70を所定位置までスライドさせると、第一軸受38aのフランジ部382および平板部501は、付勢部材70の底面部72とフック部761,762の間に挟み込まれる。ここで、上述のように、フック部761,762は、側板部741,742から底面部72に側に鋭角に屈曲させることで形成されている。したがって、本実施形態によれば、図8(a)の軸受部60付近の拡大図に示すように、フック部761,762が板バネとなって働いた状態で、底面部72とフック761,762との間に平板部501、フランジ部382が挟み込まれるため、付勢部材70および第一軸受38aがより強固に固定されることとなる。ゆえに、このような構造とすることで、付勢部材70や第一軸受38aの脱落や、がたつき等の発生を抑えることができる。また、このような方法で第一軸受38aがフレーム50の平板部501に固定されるから、第一軸受38aは、第一貫通孔501aに圧入される必要がない。つまり、本実施形態によれば、圧入により第一軸受38aが変形することがないため、回転軸12を精度よく支持することができる。
なお、付勢部材70における側板部741,742が、底面部72から内側に鋭角に屈曲させることにより形成されていれば、付勢部材70および第一軸受38aがさらに強固に固定される。すなわち、図8(b)に示されるように、フック部761,762のみならず、側板部741,742が板バネとなって働いた状態で、底面部72とフック761,762との間に平板部501、フランジ部382が挟み込まれるため、付勢部材70および第一軸受38aがより強固に固定されることとなる。
また、本実施形態では、付勢部材70にはストッパ部78が形成されているため、付勢部材70をスライド装着させる組付作業の効率が向上する。また、付勢部材70の位置決め精度が向上すると共に、付勢部材70の取付状態を安定したものとすることができる。また、付勢部材70を平板部501の先端からスライド装着させることができるような構成とすることで、例えば付勢部材70を回転軸12の軸線方向から装着する場合のように、フレーム50(平板部501)に曲げ荷重が負荷され、フレーム50の形状が大きく変形してしまうといったおそれが低減される。
また、上述のように、バネ部721は、付勢部材70の装着方向における後側に先端部721aが位置し、前側に基端部721bが位置するように起立形成されている。そのため、付勢部材70をスライド装着する際に、底面部72から切り起こされているバネ部721の先端部721aが第一軸受38aに引っ掛かることがなく、付勢部材70の装着作業の作業性が良好なものとなる。また、バネ部721が第一軸受38aに引っ掛かることにより変形してしまい、回転軸12に対する与圧が不足してしまうのを防止することができる。
さらに、回転軸12は、出力側軸端121、中央支持部122、および反出力側支持部123が、それぞれ第一軸受38a〜第三軸受38cによって支持された状態で、出力側から反出力側へ付勢されている。すなわち、回転軸12は、3点で支持された状態で付勢されているため、付勢による回転軸12の傾きや、モータ駆動中における回転軸12のがたつき等を防止することができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、図9に示すように、フック部761,762において、凸部761a,762aとは別に、第二の凸部761c,762cをストッパ部78側に設けてもよい。このように構成すれば、第一軸受38aの本体部381を、付勢部材70のスライド方向における前後で挟み込むように支持することができるため、衝撃による第一軸受38aや付勢部材70の脱落、位置ずれ等の防止効果をさらに高めることができる。
また、上記実施形態では、第一軸受38aの本体部381が、本発明における突起部に相当することを説明したが、その他の軸受部60を構成する部材に形成されていてもよい。例えば、フレーム50の平板部501に突起部が設けられていてもよい。
さらに、上記実施形態では、付勢部材70は、回転軸12の出力側軸端121を付勢し、出力側軸端121を支持する第一軸受38aを固定するものとして説明したが、反出力側軸端123に対して同様の構成を適用することも可能である。したがって、フレーム50を使用せず、出力側軸端が軸受に支持されていないモータにも同様の構成を適用することができる。
また、上記実施形態では、フレーム50は、取付部502が外ステータコア251にスポット溶接されることによってステータ20に固定されていることを説明したが、レーザ溶接や接着剤を用いてもよい。また、溶接と接着剤を併用してもよい。
本発明の実施形態に係るモータの構成を説明するための図であり、図1(a)は短手方向における出力側の側面図、図1(b)は長手方向における側面図、図1(c)は長手方向における上面図である。 図1に示したモータが備えるロータおよびステータの拡大図である。 図1に示したモータが備える第一軸受の拡大断面図である。 図1に示したモータが備える付勢部材の構成を説明するための図であり、図4(a)は上面図、図4(b)は長手方向の側面図、図4(c)は下面図、図4(d)は短手方向の側面図である。 図3に示した第一軸受をフレーム(平板部)に取り付ける手順を説明するための断面図である。 図4に示した付勢部材をフレーム(平板部)に取り付ける手順を説明するための断面図である。 第一軸受の本体部をフック部(湾曲部)が挟み込んだ状態で付勢部材が取り付けられている状態を示した拡大図(図6におけるA矢視図)である。 図4に示した付勢部材がフレーム(平板部)に取り付けられた状態を説明するための拡大断面図であり、図8(a)はフック部が側板部から底面部側に鋭角に屈曲形成されている場合、図8(b)はさらに側板部が底面部から内側に鋭角に屈曲形成されている場合を説明するための図である。 第二の凸部が形成された付勢部材が取り付けられている状態を示した拡大図(図6におけるA矢視図)である。
符号の説明
1 モータ
10 ロータ
12 回転軸
121 出力側軸端
20 ステータ
38a (第一)軸受
381 本体部(突起部)
382 フランジ部
50 フレーム
501 平板部
70 付勢部材
72 底面部
721 バネ部
741,742 側板部
761,762 フック部
761a,762a 凸部
761b,762b 湾曲部
78 ストッパ部

Claims (8)

  1. 回転軸を備えたロータと、該ロータの外周側に配置されるステータと、該ステータに取り付けられて前記回転軸の出力側を回転可能に支持する軸受部を備えたフレームと、前記軸受部に対して装着されて前記回転軸を軸線方向の反出力側に向けて付勢するための付勢部材を有するモータにおいて、
    前記軸受部は、前記フレームの出力側に形成された平板部と、該平板部から軸線方向に突出した筒状の突起部とを備え、前記付勢部材は、前記回転軸を付勢するバネ部を備えた底面部と、該底面部の側端部から屈曲した相対向する一対の側板部と、該一対の側板部の各々の先端側から互いに内向きに屈曲し、前記突起部の外周面に係合される一対のフック部とを備えていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1において、前記軸受部は、前記平板部に形成された貫通孔と、該貫通孔に嵌合され前記回転軸を支持する軸受とからなり、該軸受に前記突起部が形成されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2において、前記軸受は、前記回転軸の軸端が挿通される軸受孔と、該軸受孔から径方向に拡径するフランジ部とを備え、前記付勢部材の底面部は、前記フランジ部の端面に当接していると共に、前記バネ部は、前記回転軸の軸端に当接していることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記突起部は、円筒状に形成されていると共に、前記一対のフック部には、前記付勢部材の抜け止めとなる凸部が形成されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4において、前記一対のフック部には、前記突起部の外周面を挟み込む湾曲部が形成されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項において、前記一対のフック部は、前記側板部から前記底面部側に鋭角に屈曲していると共に、前記平板部に当接していることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項において、前記付勢部材には、前記付勢部材を装着させた方向における後端側で前記軸受部に当接するストッパ部が形成されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項1から7のいずれか1項において、前記バネ部は、前記付勢部材の装着方向における後側に先端を向けて切り起こされていることを特徴とするモータ。
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