JP2007325488A - ステッピングモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分に切り欠きを設けた場合でも、さらなる薄型化を図ることのできるステッピングモータを提供すること。
【解決手段】ステッピングモータ1のステータ組4A、4Bの第1のステータコア41および第2のステータコア42において、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯411、421の先端部が各々位置する部分を端板部のロータ挿入穴から半径方向外側に向かう切り欠き414、424として形成するが、これらの切り欠き414、424のうち、長辺近傍に位置する切り欠き414、424についてはロータ挿入穴413、425から長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠き414a、424aとして形成する。このため、端板部410、420の幅を狭くすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステッピングモータに関するものである。
ステッピングモータは各種の機器に用いられているが、それを搭載する機器によっては薄型化についての強い要求がある。このような要求に対応可能なステッピングモータとしては、ロータの回転軸を水平においた状態でステータの上部および下部を取り除き、ロータマグネットを挟む両側位置にコイルを配置した構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成したステッピングモータでも、通常のステッピングモータと同様、ステータ組では、ロータ挿入穴を備えた端板部同士が対向する第1のステータコアと第2のステータコアとが用いられており、一方の端板部のロータ挿入穴の内周縁から起立した複数の極歯と他方の端板部のロータ挿入穴の内周縁から起立した複数の極歯とが周方向で交互に配列している。
特開平1−99466号公報
ノート型パーソナルコンピュータなどに搭載されるステッピングモータについては、特許文献1に開示の構成よりもさらなる薄型化が要求されている。また、モータを小型化するにあたって、マグネットの磁束をできるだけ確保するためマグネットに対向する極歯の長さを極力長くする必要があるが、一方の端板部から起立した極歯と他方の端板部とが近接しすぎると、磁気的ショートが発生するため、このような磁気的ショートを回避する方法として、第1のステータコアおよび第2のステータコアにおいて、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分を端板部のロータ挿入穴から半径方向外側に向かう切り欠きとして形成する方法が採用されることが多い。しかしながら、このような構成を採用した場合、切り欠きに対して所定の距離を隔てた位置まで端板部の幅を狭くできるだけであり、これ以上、ステッピングモータを薄型化するのは困難であった。
また、本願発明者は、第1のステータコアおよび第2のステータコアが有する端板部の外周側に各々ヨークを配置したステッピングモータを提案する。この場合、ステータコアの端板部とヨークとの接触面積が小さいと、磁路も小さくなるため、これにより磁気飽和が発生し、ステッピングモータにおいて十分なトルク特性が得られなくなってしまうという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分に切り欠きを設けた場合でも、さらなる薄型化を図ることのできるステッピングモータを提供することにある。
また、本発明の課題は、磁気飽和の発生を防ぐとともに、十分なトルク特性を得ることの可能なステッピングモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、ロータマグネットを備えたロータと、前記ロータマグネットを挟む両側位置に第1のコイルおよび第2のコイルが配置されたステータ組とを有するステッピングモータにおいて、前記ステータ組は、ロータ挿入穴を備えた端板部同士が対向する第1のステータコアと第2のステータコアとを備えているとともに、一方の端板部のロータ挿入穴の内周縁から起立した複数の極歯と他方の端板部のロータ挿入穴の内周縁から起立した複数の極歯とが周方向で交互に配列し、前記第1のステータコアおよび前記第2のステータコアでは、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分は、前記ロータ挿入穴から半径方向外側に向かう切り欠きとして形成され、前記端板部は、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルが配置されている方向に向けて一対の長辺が相対向して延びた矩形形状を有し、かつ、当該一対の長辺のうちの少なくとも一方の長辺では、前記複数の切り欠きのうち、当該長辺近傍に位置する切り欠きが前記ロータ挿入穴から当該長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠きとして形成されていることを特徴とする。
本発明では、一方の端板部から起立した極歯と他方の端板部とが近接しすぎると、磁気的ショートが発生するため、第1のステータコアおよび第2のステータコアにおいて、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分を端板部のロータ挿入穴から半径方向外側に向かう切り欠きとして形成するが、これらの切り欠きのうち、長辺近傍に位置する切り欠きについて、少なくとも一方側についてはロータ挿入穴から長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠きとして形成する。このため、長辺近傍に位置する切り欠きに対して所定の距離を隔てた位置まで端板部の幅を狭くした場合と比較して端板部の幅を狭くすることができる。
本発明において、前記複数の切り欠きのうち、前記第1の切り欠き以外の切り欠きは、前記ロータ挿入穴から前記複数の極歯に外接する仮想外接円よりも半径方向外側に到る第2の切り欠きとして形成されている場合でも適用することができる。
本発明において、前記第1の切り欠きの周方向の両端部のうちの一方の端部は、前記ロータ挿入穴と前記長辺との間に挟まれた部分の幅寸法が最も狭くなる部分あるいはその近傍に位置していることが好ましい。このように構成すると、第1の切り欠きの側方に位置する極歯の根元と長辺との間に形成される隙間の幅は、コイルが配置されている側に向けて広がっていくため、極歯で受けたマグネットからの磁束は、ヨークを通してコイルに鎖交した後、隣接する極歯に流れるループの磁路に十分な断面積を確保できる。それ故、磁気飽和が発生しないので、大きなトルクを確保することができる。
本発明において、前記端板部では、前記一対の長辺のいずれにおいても、当該長辺の近傍に位置する切り欠きが各々、前記第1の切り欠きとして形成されている構成を採用してもよい。この場合、前記第1のステータコアおよび前記第2のステータコアは、前記第1の切り欠きによってコア片として分割されるが、分割されたコア片同士をヨークを介して連結して一体化すれば、モータの組み立ての効率を高めることができる。
本発明においては、前記第1のステータコアの前記端板部に第1のヨークを重ねるとともに、前記第1のステータコアの前記端板部と前記第1のヨークとを互いに面接触させることにより前記端板部と前記第1のヨークとの間で磁路を確保するように形成することが好ましい。また、本発明では、前記第1のステータコアの前記端板部は、前記第1の切り欠きによって分割されたコア片として形成されているとともに、前記分割されたコア片は前記第1のヨークによって連結されていることが好ましい。一般的に、ステータコアの端板部も第1のヨークも、平板から構成されるから、前記端板部と前記第1のヨークとを互いに面接触させることは容易であり、面接触、具体的には平面同士を面接触させれば、第1のステータコアと第1のヨークとの接触面積を大きくすることができる。これにより、磁路を大きく形成することができ、磁気飽和をしにくくさせることができる。また、この構成は第2のステータコアの端板部と第2のヨークとにも適用することが好ましい。なお、本発明における「平面の面接触」とは、「面」と「面」の密着状態を指すことはもちろんであるが、磁路を形成するための構成であるので、必要とする特性の磁路が形成できるのであれば、接触する面同士の間で多少のギャップが形成されていてもよい。
本発明においては、前記第1のヨークは、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対の第3のヨークを備える構成とし、前記第1のステータコアの前記端板部を前記第3のヨークと係合させるようにすれば、前記第1のステータコアの前記端板部を2分割した構成としても、2分割された前記第1のステータコアの前記端板部を容易に一体化することができる。
本発明において、前記ステータ組は、モータ軸線に沿ってA相のステータ組およびB相のステータ組として配置されている構成を採用できる。この場合、前記ロータマグネットのうち、前記A相のステータ組の内周面に対向する部分と、前記B相のステータ組の内周面に対向する部分とでは、着磁の位相をずらしてある構成を採用してもよい。
本発明では、ロータマグネットを備えたロータと、前記ロータマグネットを挟む両側位置に第1のコイルおよび第2のコイルが配置されたステータ組とを有するステッピングモータにおいて、前記ステータ組は、ロータ挿入穴を備えた端板部同士が対向する第1のステータコアと第2のステータコアとを備えているとともに、前記第1のステータコアの端板部と前記第2のステータコアの端板部とは、それぞれ前記第1のコイルおよび前記第2のコイルが配置されている方向に相対向するように2分割されるとともに、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対のヨークを介して互いに連結されていることを特徴とする。この場合、前記2分割された第1のステータコアの端板部は、該端板部に重ねられる第1のヨークによって一体化されて前記第1のステータコアを構成するとともに、前記2分割された第2のステータコアの端板部は、該端板部に重ねられる第2のヨークによって一体化されて前記第2のステータコアを構成するように構成すれば、それぞれ2分割された前記第1のステータコアの端板部と前記第2のステータコアの端板部とを確実に一体化することができる。
上記した構成においても、前記第1のステータコアの端板部と前記第1のヨークとは、互いに面接触させることにより前記端板部と前記第1のヨークとの間で磁路を形成しているとともに、前記第2のステータコアの端板部と前記第2のヨークとは、互いに面接触させることにより前記端板部と前記第2のヨークとの間で磁路を形成していることが望ましい。また、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する前記一対のヨークは、前記第1のヨークと一体形成されているとともに、前記第1のステータコアの端板部は、前記一対のヨークと係合することにより、位置決めされていることが望ましい。さらに、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対のヨークを、前記2分割された第1のステータコアの端板部に重ねられて前記2分割された第1のステータコアの端板部を一体化する第1のヨークと、前記2分割された第2のステータコアの端板部に重ねられて前記2分割された第2のステータコアの端板部を一体化する第2のヨークとのいずれかと一体形成するようにすれば、構成部品を減少させることができる。
本発明では、第1のステータコアおよび第2のステータコアにおいて、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分を端板部のロータ挿入穴から半径方向外側に向かう切り欠きとして形成するが、これらの切り欠きのうち、長辺近傍に位置する切り欠きについてはロータ挿入穴から長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠きとして形成する。このため、長辺近傍に位置する切り欠きに対して所定の距離を隔てた位置まで端板部の幅を狭くした場合と比較して端板部の幅をさらに狭くすることができるので、ステッピングモータをさらに薄型化することができる。
また、本発明では、第1のステータコアの端板部と第2のステータコアの端板部とは、それぞれ第1のコイルおよび第2のコイルが配置されている方向に相対向するように2分割されるとともに、第1のコイルおよび第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対のヨークを介して互いに連結されている。このような構成においては、第1のステータコアおよび第2のステータコアの端板部と一対のヨークとを互いに面接触させることにより、ステータコアの端板部とヨークとの接触面積を大きくすることができる。これにより、端板部とヨークとの間で磁路が確保されるため、磁路をより大きく形成することができ、磁気飽和も発生しにくくなる。これにより十分なトルク特性を得ることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したステッピングモータを説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は、本発明を適用したステッピングモータの上半部を切り欠いて示す側面図、および縦断面である。図2(a)、(b)は、図1に示すステッピングモータのステータ組に用いたステータコアの平面図であり、2つのステーアコアのうちの一方を太線で示し、他方については極歯のみを細線で示してある。図3(a)、(b)、(c)は、図1に示すステッピングモータのステータ組の分解斜視図、ステータコアの製造方法を示す説明図、およびステッピングモータをステータ組とロータとに分解した斜視図である。
図1(a)、(b)に示すように、本形態のステッピングモータ1は、ロータマグネット56、57を備えたロータ5と、コイル48を備えたステータ組4A、4Bとを有するPM型ステッピングモータであり、A相のステータ組4AおよびB相のステータ組4Bはモータ軸線Lに沿って重ねて配置されている。このため、ロータ5では、A相のステータ組4Aの内周面に対向する第1のマグネット56と、B相のステータ組4Bの内周面に対向する第2のマグネット57が回転軸51に固着されている。
回転軸51は、基端側の軸端が鋼球71を介して軸受72によって支持され、鋼球71は、回転軸51の軸端において凹錐面を備えた凹部510と、軸受72において凹錐面を備えた凹部720とによって保持されている。ステータ組4Aの反出力側端部には、ステータ組4Aと少なくとも一部が重なるように、金属の焼結体などからなる板状の軸受ホルダ70が配置されており、軸受72は、軸受ホルダ70の貫通穴700に装着されている。軸受ホルダ70よりさらに反出力側には、金属板からなる与圧付与部材9が軸受ホルダ70と少なくとも一部が重なるように配置されており、与圧付与部材9は、外周縁から軸受ホルダ70の側に延びた4つの爪部91が軸受ホルダ70の外周縁に係合することにより、軸受ホルダ70に固定されている。与圧付与部材9では、板バネ部90が軸受72の側に切り起こされており、板バネ部90は、貫通穴700内の軸受72を回転軸51に向けて付勢し、回転軸51に対して先端側に向かう与圧を付与している。
(ステータ組の構成)
ステータ組4A、4Bはいずれにおいても、モータ軸線Lを挟む両側が取り除かれた長方形の平面形状をしており、それに伴って、コイル48は、長辺が延びている方向でロータマグネット56、57を挟む両側位置の各々に配置されている。なお、本形態では、A相およびB相のステータ組4A、4Bは、基本的な構成が同一であるため、以下、A相のステータ組4Aのみを説明し、必要に応じて、B相のステータ組4Bの説明を加えることにする。
図1(a)、(b)、図2(a)、および図3(a)に示すように、A相のステータ組4Aは、ロータ挿入穴413、423を備えた平板形状の端板部410、420同士が対向する第1のステータコア41と第2のステータコア42とを備えており、一方の端板部のロータ挿入穴413、423の内周縁から起立した複数の極歯411、421と、他方の端板部のロータ挿入穴413、423の内周縁から起立した複数の極歯411、421とが周方向で交互に配列している。
また、第1のステータコア41および第2のステータコア42では、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯411、421の先端部が各々位置する部分は、ロータ挿入穴413、423から半径方向外側に向かう切り欠き414、424として形成されている。ここで、平板形状の端板部410、420は、コイル48が配置されている方向に向けて一対の長辺が相対向して延びた矩形形状を有しており、これら一対の長辺のいずれにおいても、複数の切り欠き414、424のうち、長辺近傍に位置する切り欠きについては、ロータ挿入穴413、423から長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠き414a、424aとして形成されている。このため、第1のステータコア41および第2のステータコア42は各々、2つの第1の切り欠き414a、424aによって各々がコア片として2分割されている。このように構成したステータ組4Aでは、一方の端板部から第1の切り欠き414a、424aに向けて起立した極歯411、421については、第1の切り欠き414a、424aが大きく切り欠かれているため、他方の端板部と近接することに起因する磁気的ショートが発生しない。
このようにして第1のステータコア41および第2のステータコア42を第1の切り欠き414a、424aでコア片に分割するにあたって、本形態では、図2(a)に示す構成を採用している。すなわち、第1のステータコア41において、第1の切り欠き414aの周方向の両端部のうちの一方の端部415は、ロータ挿入穴413と長辺との間に挟まれた部分の幅寸法が最も狭くなる部分、あるいはその近傍に位置している。このため、第1の切り欠き414aの側方に位置する極歯411の根元と長辺との間に形成される隙間Gの幅は、コイル48が配置されている側に向けて広がっている。第2のステータコア42においても同様であるため、説明を省略する。
再び図1(a)、(b)、図2(a)、および図3(a)において、第1のステータコア41および第2のステータコア42に形成された複数の切り欠き414、424のうち、第1の切り欠き414a、424a以外の切り欠きは、ロータ挿入穴413、423から所定の半径位置まで形成された第2の切り欠き414b、424bとして形成され、長辺までは届いていない。但し、第2の切り欠き414b、424bは、複数の極歯411、421に外接する仮想外接円よりも半径方向外側に到る位置まで形成されており、一方の端板部から起立した極歯411、421と他方の端板部とが近接することに起因する磁気的ショートが発生しない。
このような構成の第1のステータコア41および第2のステータコア42は、例えば、図3(b)に示すように、一枚の磁性板419、429をプレス加工してロータ挿入穴413、423、極歯411、421、切り欠き414、424などを形成する際、第1の切り欠き414a、424aを構成すべき切り欠きの外側にフランジ部418、428を形成しておき、その後、フランジ部418、428を点線L11、L21で示す位置で切断し、除去することにより形成できる。
再び図1(a)、(b)および図3(a)において、本形態では、第1のステータコア41と第2のステータコア42は、角筒状の胴部にコイル48が巻回されたボビン49を間に挟むように配置される。ここで、ボビン49は、端子495を一体成形した樹脂成形品により構成されており、胴部の両端部には矩形のフランジ部が形成されている。なお、コイル48同士の接続に関しては、巻き方向を同一にして直列に接続すればバイポーラ駆動が可能であり、巻き方向を反対にして直列に接続し、その接続点からも給電するようにすればユニポーラ駆動が可能である。
第1のステータコア41の端板部410の外側には平板状の第1のヨーク45を、第1のヨーク45の上面が端板部410の外側、即ち下面と面接触するように重ね、第1のステータコア41と第1のヨーク45との接触面積を大きくすることにより、磁路を大きく形成するようにしてある。また、第2のステータコア42の端板部420の外側には平板状の第2のヨーク46を、第2のヨーク46の下面を端板部420の外側、即ち、上面と面接触するように重ねるようにし、第2のステータコア42と第2のヨーク46との接触面積も大きくすることにより、磁路を大きく形成するようにしてある。ここで、第1のヨーク45においてロータ挿入穴453を挟む両側位置には、コイル48に対する内ヨークとして機能する一対の第3のヨーク47が起立している。また、第2のステータコア42の端板部420には、ロータ挿入穴423を挟む両側に第3のヨーク47の先端部が嵌り、第3のヨーク47と面接触する矩形穴420aが形成され、第1のステータコア41の端板部410の両端部には第3のヨーク47の根元部分が嵌り、第3のヨーク47と面接触する矩形凹部410aが形成されている。従って、第1のステータコア41の端板部410に形成された矩形凹部410aも、第1のヨーク45から一体折り曲げ形成された第3のヨーク47の根元部分と面接触することになるから、第1のステータコア41と第1のヨーク45との接触面積を大きく確保することができ、磁路を大きく形成することができる。さらに、第3のヨーク47の先端部には、幅方向の中央部に小突起471が形成され、第2のヨーク46にはロータ挿入穴463の両側に小突起471が嵌る小穴461が形成されている。このため、第1のヨーク45の上に第1のステータコア41、ボビン49、第2のステータコア42および第2のヨーク46を重ね、第2のヨーク46の小穴461に第3のヨーク47の小突起471を嵌めれば、図3(c)に示すA相のステータ組4Aを構成できる。従って、第1のステータコア41および第2のステータコア42が第1の切り欠き414a、414bによって各々がコア片として分割されている場合でも、第1のヨーク45、第2のヨーク46および第3のヨーク47を介しての連結により一体化することができる。このように、第1のステータコア41と、第2のステータコア42と、第1のヨーク45と、第2のヨーク46と、第3のヨーク47とは面接触を介して確実に連結され、それぞれの部材は磁路を形成する機能を有しているので、ステータ組4Aには充分な磁路が形成される。
B相のステータ組4Bについても同様であり、A相のステータ組4AとB相のステータ組4Bをモータ軸線Lに沿って重ねた状態において、第1のヨーク45、第1のステータコア41、第2のステータコア42および第2のヨーク46の各々に形成されたロータ挿入穴453、413、423、463が重なるので、その内側にロータ5を挿入するだけでステッピングモータ1を組み立てることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ステータ組4A、4Bの第1のステータコア41および第2のステータコア42において、一方の端板部から起立した極歯411、421と他方の端板部とが近接しすぎると、磁気的ショートが発生するため、第1のステータコア41および第2のステータコア42において、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯411、421の先端部が各々位置する部分を端板部のロータ挿入穴413、423から半径方向外側に向かう切り欠き414、424として形成するが、これらの切り欠き414、424のうち、長辺近傍に位置する切り欠き414、424についてはロータ挿入穴413、423から長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠き414a、424aとして形成する。このため、長辺近傍に位置する切り欠き414、424に対して所定の距離を隔てた位置まで端板部410、420の幅を狭くした場合と比較して端板部410、420の幅をさらに狭くすることができる。それ故、ステッピングモータ1の薄型化を図ることができる。
また、一方の端板部から第1の切り欠き414a、424aに向けて起立した極歯411、421については、第1の切り欠き414a、424aが大きく切り欠かれているため、他方の端板部と近接することに起因する磁気的ショートが発生しない。また、複数の切り欠き414、424のうち、第1の切り欠き414a、424a以外の切り欠きについては、ロータ挿入穴413、423から複数の極歯411、421に外接する仮想外接円よりも半径方向外側に到る第2の切り欠き414b、424bとして形成されているため、一方の端板部から第2の切り欠き414b、424bに向けて起立した極歯411、421についても、他方の端板部と近接することに起因する磁気的ショートが発生しない。
さらに本形態では、図2(a)を参照して説明したように、第1の切り欠き414aの周方向の両端部のうちの一方の端部415は、ロータ挿入穴413と長辺との間に挟まれた部分の幅寸法が最も狭くなる部分の近傍に位置している。このため、第1の切り欠き414a、414bの側方に位置する極歯411、421の根元と長辺との間に形成される隙間Gの幅は、コイル48が配置されている側に向けて広がっていく。従って、極歯411、421で受けたロータマグネット56、57からの磁束は、第1のヨーク45、第2のヨーク46、第3のヨーク47を通してコイル48に鎖交した後、隣接する極歯411、421に流れるループの磁路に十分な断面積を確保できる。このとき、極歯411の根元部である第1のステータコア41の端板部410には平板状の第1のヨーク45が面接触しているから、端板部410と第1のヨーク45との間の接触面積は大きく、磁路を大きく形成するようになっている。また、第1のヨーク45に第3のヨーク47が一体に形成されており、この第3のヨーク47は、第1のステータコア41の端板部410に形成された矩形凹部410aにその根元部分が嵌り、端板部410と面接触しているから、この構成によっても端板部410と第3のヨーク47との間の磁路が形成される。従って、極歯411を有する端板部410とコイル48が配置されている第3のヨーク47との間の磁路は、端板部410と第1のヨーク45との面接触を介して、また、端板部410と第3のヨーク47との面接触を介して形成され、その結果、磁路を大きく形成することができるので、磁気飽和の発生を防止することができる。極歯421を備えた端板部420と第2のヨーク46との間においても、端板部420と第2のヨーク46との面接触を介して磁路が確保され、また、端板部420は、第3のヨーク47の先端部が嵌り、第3のヨーク47と面接触する矩形穴420aを介して磁気的に接続されてもいるから、極歯411、421で受けたロータマグネット56(57)からの磁束は、第1のヨーク45、第2のヨーク46、第3のヨーク47を通してコイル48に鎖交した後、隣接する極歯411、421に流れるループの磁路を十分な断面積として確保することができる。それ故、磁気飽和が発生しないので、大きなトルクを確保することができる。すなわち、第1の切り欠き414a、424aの位置については、図2(b)に示すように、ロータ挿入穴413、423と長辺との間に挟まれた部分の幅寸法が最も狭くなる部分から離れた位置に形成してもよいが、この場合、第1の切り欠き414a、424aの側方に位置する極歯411、421の根元と長辺との間が極めて狭い。このため、極歯411、421で受けたロータマグネット56、57からの磁束に対するループの磁路の断面積が、図2(a)に示す構成と比して小さい。それ故、図2(a)に示す構成を採用した方が磁気飽和が発生しないので、大きなトルクを確保することができる。
さらに、本形態では、第1のステータコア41および第2のステータコア42は、第1の切り欠き414a、424aによってコア片として2分割されるが、分割されたコア片同士を第1のヨーク45、第2のヨーク46、第3のヨーク47を介して連結して一体化しているので、ステッピングモータ1の組み立ての効率を高めることができる。
[実施の形態2]
図4(a)、(b)は、本発明の実施の形態2に係るステッピングモータの上半部を切り欠いて示す側面図、および縦断面図である。図5(a)、(b)は、図4に示すステッピングモータのステータ組の分解斜視図、およびステータコアの製造方法を示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
図4(a)、(b)に示すステッピングモータ1も、実施の形態1と同様、ロータマグネット56、57を備えたロータ5と、コイル48を備えたステータ組4A、4Bとを有するPM型ステッピングモータであり、A相のステータ組4AおよびB相のステータ組4Bはモータ軸線Lに沿って重ねて配置されている。このため、ロータ5では、A相のステータ組4Aの内周面に対向する第1のマグネット56と、B相のステータ組4Bの内周面に対向する第2のマグネット57が回転軸51に固着されている。ステータ組4A、4Bはいずれにおいても、モータ軸線Lを挟む両側が取り除かれた長方形の底面形状(平面形状)をしており、それに伴って、コイル48は、長辺が延びている方向でロータマグネット56、57を挟む両側位置の各々に配置されている。また、第1のステータコア41および第2のステータコア42では、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯411、421の先端部が各々位置する部分は、ロータ挿入穴413、423から半径方向外側に向かう切り欠き414、424として形成されている。ここで、端板部410、420は、コイル48が配置されている方向に向けて一対の長辺が相対向して延びた矩形形状を有しており、これらの2つの長辺のいずれにおいても、複数の切り欠き414、424のうち、長辺近傍に位置する切り欠きについては、ロータ挿入穴413、423から長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠き414a、424aとして形成されている。このため、第1のステータコア41および第2のステータコア42は各々、2つの第1の切り欠き414a、424aによって各々がコア片として2分割されている。
このような構成の第1のステータコア41および第2のステータコア42も、例えば、図5(b)に示すように、一枚の磁性板419、429をプレス加工してロータ挿入穴413、423、極歯411、421、切り欠き414、424を形成する際、切り欠き414、424のうち、第1の切り欠き414a、424aを構成すべき切り欠きの外側にフランジ部418、428を形成しておき、その後、フランジ部418、428を点線L11、L21で示す位置で切断し、除去することにより形成できる。
再び図4(a)、(b)および図5(a)において、本形態では、A相のステータ組4Aでは、第1のステータコア41の端板部410の外側には平板状の第1のヨーク45を重ね、第2のステータコア42の端板部420の外側には平板状の第2のヨーク46を重ねるようになっており、端板部410と平板状の第1のヨーク45とを面接触させ、また、端板部420と平板状の第2のヨーク46とを面接触させている。また、B相のステータ組4Bでも、第1のステータコア41の端板部410の外側には平板状の第1のヨーク45を重ねるが、A相のステータ組4Aで用いた第1のヨーク45は、B相のステータ組4Bでも、第1のヨークとしての機能を担っている。
本形態では、コイル48に対する内ヨークとして機能する第3のヨーク47が用いられているが、本形態において、第3のヨーク47は、実施の形態1と違って、第1のヨーク45と別体である。ここで、第1のステータコア41においてロータ挿入穴413を挟む両側には第3のヨーク47が嵌り、第3のヨーク47が面接触する矩形凹部410aが形成され、第2のステータコア42の端板部420においてロータ挿入穴423を挟む両側には第3のヨーク47が嵌り、第3のヨーク47が第2のステータコア42の端板部420と面接触する矩形穴420aが形成されている。
また、第1のヨーク45の両端部には第3のヨーク47が嵌る矩形凹部450aが形成されている。また、第3のヨーク47の両端部には幅方向の中央部に小突起476、477が形成され、A相のステータ組4Aの第2のヨーク46、およびB相のステータ組4Bの第2のヨーク46には、第3のヨーク47の小突起476、477が嵌る小穴461が形成されている。このため、第3のヨーク47を第1のヨーク45の矩形凹部450aに嵌めて面接触させるとともに、その両側から第1のステータコア41、ボビン49、第2のステータコア42、第2のヨーク46を装着し、しかる後に第2のヨーク46の小穴461に第3のヨーク47の小突起476、477を嵌めれば、ステータ組4A、4Bを構成できるので、第1のステータコア41および第2のステータコア42が第1の切り欠き414a、424aによって各々がコア片として分割されている場合でも、第1のヨーク45、第2のヨーク46および第3のヨーク47を介しての連結により一体化することができ、ステッピングモータ1を容易に組み立てることができる。また、第1のステータコア41と、第2のステータコア42と、第1のヨーク45と、第2のヨーク46と、第3のヨーク47とは面接触を介して確実に結合し、それぞれの部材は磁路を形成する機能を有しているので、ステータ組には十分な断面積を有するループの磁路を確実に形成することができる。
(その他の実施の形態)
上記のステッピングモータ1において、A相のステータ組4AとB相のステータ組4Bとの間で極歯411、421の位置関係については同一とし、A相のステータ組4Aの内周面に対向する第1のマグネット56と、B相のステータ組4Bの内周面に対向する第2のマグネット57において、着磁の位相をずらしてもよい。このように構成すると、各相の励磁を調整することにより、ロータ5を正逆方向に自在に回転制御することができる。なお、着磁の位相のずらし方については、4極であれば45°、8極であれば22.5゜、16極であれば11.25゜ずらせばよい。
また、上記形態では、端板部410、420の相対向する2つの長辺の双方に第1の切り欠き414a、424aを配置したが、相対向する2つの長辺の一方だけにおいて第1の切り欠き414a、424aを配置した場合でも端板部410、420の幅を狭くでき、ステッピングモータ1の薄型化を図ることができる。また、上記形態では、第1のヨーク45側のみに一対の第3のヨーク47が起立されているが、第2のヨーク46側のみに一対の第3のヨーク47を起立させてもよいし、第1のヨーク45と第2のヨーク46とにそれぞれ一対の第3のヨーク47の一方を形成するようにしてもよい。また、第1のヨーク45側のみに一対の第3のヨーク47が起立されている場合、第2のステータコア42の端板部420の保持と強度的に問題が生じなければ、第2のヨーク46を省略してもよい。
(a)、(b)は、本発明を適用したステッピングモータの上半部を切り欠いて示す側面図、および縦断面図である。 (a)、(b)は、図1に示すステッピングモータのステータ組に用いたステータコアの平面図である。 (a)、(b)、(c)は、図1に示すステッピングモータのステータ組の分解斜視図、ステータコアの製造方法を示す説明図、およびステッピングモータをステータ組とロータとに分解した斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態2に係るステッピングモータの上半部を切り欠いて示す側面図、および縦断面図である。 (a)、(b)は、図4に示すステッピングモータのステータ組の分解斜視図、およびステータコアの製造方法を示す説明図である。
符号の説明
1 ステッピングモータ
4A、4B ステータ組
5 ロータ
41 第1のステータコア
42 第2のステータコア
45、46、47 ヨーク
48 コイル
49 ボビン
51 回転軸
56、57 ロータマグネット
410、420 端板部
411、421 極歯
413、423 ロータ挿入穴
414、424 切り欠き
414a、424a 第1の切り欠き
414b、424b 第2の切り欠き

Claims (16)

  1. ロータマグネットを備えたロータと、前記ロータマグネットを挟む両側位置に第1のコイルおよび第2のコイルが配置されたステータ組とを有するステッピングモータにおいて、
    前記ステータ組は、ロータ挿入穴を備えた端板部同士が対向する第1のステータコアと第2のステータコアとを備えているとともに、一方の端板部のロータ挿入穴の内周縁から起立した複数の極歯と他方の端板部のロータ挿入穴の内周縁から起立した複数の極歯とが周方向で交互に配列し、
    前記第1のステータコアおよび前記第2のステータコアでは、他方側の端板部から起立してくる複数の極歯の先端部が各々位置する部分は、前記ロータ挿入穴から半径方向外側に向かう切り欠きとして形成され、
    前記端板部は、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルが配置されている方向に向けて一対の長辺が相対向して延びた矩形形状を有し、かつ、当該一対の長辺のうちの少なくとも一方の長辺では、前記複数の切り欠きのうち、当該長辺近傍に位置する切り欠きが前記ロータ挿入穴から当該長辺に到るまで切り欠かれた第1の切り欠きとして形成されていることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 請求項1において、前記複数の切り欠きのうち、前記第1の切り欠き以外の切り欠きは、前記ロータ挿入穴から前記複数の極歯に外接する仮想外接円よりも半径方向外側に到る第2の切り欠きとして形成されていることを特徴とするステッピングモータ。
  3. 請求項1または2において、前記第1の切り欠きの周方向の両端部のうちの一方の端部は、前記ロータ挿入穴と前記長辺との間に挟まれた部分の幅寸法が最も狭くなる部分あるいはその近傍に位置していることを特徴とするステッピングモータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記端板部では、前記一対の長辺のいずれにおいても、当該長辺の近傍に位置する切り欠きが各々、前記第1の切り欠きとして形成されていることを特徴とするステッピングモータ。
  5. 請求項4において、前記第1のステータコアおよび前記第2のステータコアは、前記第1の切り欠きによって分割されたコア片同士がヨークを介しての連結により一体化されていることを特徴とするステッピングモータ。
  6. 請求項1において、前記第1のステータコアの前記端板部には第1のヨークが重ねられるとともに、前記第1のステータコアの前記端板部と前記第1のヨークとは互いに面接触させることにより前記端板部と前記第1のヨークとの間で磁路を形成するようにしたことを特徴とするモータ。
  7. 請求項6において、前記第1のステータコアの前記端板部は、前記第1の切り欠きによって分割されたコア片として形成されているとともに、前記分割されたコア片は前記第1のヨークによって連結されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項6において、前記第1のヨークは、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対の第3のヨークを備えており、前記第1のステータコアの前記端板部は、前記第3のヨークと係合していることを特徴とするモータ。
  9. 請求項6において、前記第2のステータコアの前記端板部には、第2のヨークが重ねられるとともに、前記第2のステータコアの前記端板部と前記第2のヨークとは互いに面接触させることにより前記端板部と前記第2のヨークとの間で磁路を形成するようにしたことを特徴とするモータ。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、前記ステータ組は、モータ軸線に沿ってA相のステータ組およびB相のステータ組として重ねて配置されていることを特徴とするステッピングモータ。
  11. 請求項10において、前記ロータマグネットのうち、前記A相のステータ組の内周面に対向する部分と、前記B相のステータ組の内周面に対向する部分とでは、着磁の位相をずらしてあることを特徴とするステッピングモータ。
  12. ロータマグネットを備えたロータと、前記ロータマグネットを挟む両側位置に第1のコイルおよび第2のコイルが配置されたステータ組とを有するステッピングモータにおいて、
    前記ステータ組は、ロータ挿入穴を備えた端板部同士が対向する第1のステータコアと第2のステータコアとを備えているとともに、
    前記第1のステータコアの端板部と前記第2のステータコアの端板部とは、それぞれ前記第1のコイルおよび前記第2のコイルが配置されている方向に相対向するように2分割されるとともに、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対のヨークを介して互いに連結されていることを特徴とするステッピングモータ。
  13. 請求項12において、前記2分割された第1のステータコアの端板部は、該端板部に重ねられる第1のヨークによって一体化されて前記第1のステータコアを構成するとともに、
    前記2分割された第2のステータコアの端板部は、該端板部に重ねられる第2のヨークによって一体化されて前記第2のステータコアを構成するものであることを特徴とするステッピングモータ。
  14. 請求項13において、前記第1のステータコアの端板部と前記第1のヨークとは、互いに面接触させることにより前記端板部と前記第1のヨークとの間で磁路を形成しているとともに、前記第2のステータコアの端板部と前記第2のヨークとは、互いに面接触させることにより前記端板部と前記第2のヨークとの間で磁路を形成していることを特徴とするモータ。
  15. 請求項14において、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する前記一対のヨークは、前記第1のヨークと一体形成されているとともに、前記第1のステータコアの端板部は、前記一対のヨークと係合することにより、位置決めされていることを特徴とするモータ。
  16. 請求項12において、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに対する内ヨークとして機能する一対のヨークは、前記2分割された第1のステータコアの端板部に重ねられて前記2分割された第1のステータコアの端板部を一体化する第1のヨークと、前記2分割された第2のステータコアの端板部に重ねられて前記2分割された第2のステータコアの端板部を一体化する第2のヨークとのいずれかと一体形成されているものであることを特徴とするステッピングモータ。
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